2021-01-01 Fri 00:05
あけましておめでとうございます。 旧年中は郵便学者・内藤陽介の活動にご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございました。本年もよろしくお付き合いください。 冒頭の画像は、昨年末に文化放送の「おはよう寺ちゃん 活動中」に出演した際、スタッフの方に撮影していただいたもので、僕の顔写真としては最新のものです。同番組のスタッフの方には、出演のたびに毎回写真を撮っていただいているのですが、いつもいい感じなので、昨年刊行の拙著『みんな大好き陰謀論』と『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』でも、それぞれ直近に撮影していただいた写真を著者近影として使わせていただいております。 その下には、1960年にソ連で制作された新年用のグリーティング絵葉書(私製)のうち、ロケットが飛ぶ月夜の下、元日の日めくりカレンダーを抱えて橇で滑走する子供を描いた1枚を置いてみました。実は、本年(2020年)は、ヴォストーク1号60年にしてソ連崩壊30年という年回りになりますので、昨年5月まで『本のメルマガ』に連載していた「スプートニクとガガーリンの闇」を元に、なにか書籍を1冊作ろうという企画が進んでおり、この葉書も、その準備の過程で入手した1枚です。絵柄がとても可愛らしくて、個人的にはお気に入りの1枚なのですが、いかんせん、印面のついていない私製葉書ということもあって普段ブログ記事では紹介しづらいので、この機会にご紹介してみた次第です。 さて、例年ですと、新年のご挨拶では冒頭、前年の全日本切手展の開催についてお礼申し上げるのですが、昨年(2020年)は新型コロナウイルスの影響で展覧会も中止のやむなきに至りました。また、国際展も軒並み開催が中止ないしは延期され、一度も開催されずに1年が過ぎるという異例の事態となりました。 全日本切手展につきましては、6月25-27日(金-日)の3日間、以前と同じ東京・錦糸町のすみだ産業会館を会場として開催すべく、実行委員会としては準備を進めており、競争出品作品の募集要項・特別規則など(大筋では従来と変わりませんが、部分的に修正する箇所もございます)が正式に確定しましたら、近々、専用のウェブサイト等で発表したしますので、今しばらくのご猶予をお願いいたします。何分にも先行き不透明な状況が続いておりますが、なにとぞ、本年も、皆様のご支援・ご協力をいただけると幸甚に存じます。 切手展ということでいえば、このほか、わが国の郵便創業150周年を記念して、8月に横浜でFIP展の開催が予定されており、また、海外でも11月には南アフリカ・ケープタウンでFIP展が予定されています。このうち、南ア展ではコミッショナーをお引き受けすることになりました。この両展についても、皆様にはいろいろお世話になるかと思われますが、よろしくお願いいたします。 一方、僕の本業である文筆活動に関しては、現在、ちゃんねるくららでの「内容陽介 世界を読む」でお話した内容を大幅に加筆修正した書籍の制作作業を中心に動いており、大晦日もその作業をしておりました。同書につきましては、2月末から3月初めの刊行を目指しておりますので、近々、このブログでも詳細をご案内できるかと思いますので、よろしくお願いします。 続いて、GWの前後には、昨年ご好評をいただいた『みんな大好き陰謀論』の続編と、郵便創業150周年の企画として、日本切手の歴史を概観する書籍の刊行を予定しております。後者につきましては、ことし(2021年)の春・秋、そして2022年の春の3回に分けて全3巻のシリーズとなる予定です。 そして、昨年11月、第16回河上肇賞をいただいた「東京五輪の郵便学」についても今夏の東京五輪開催にあわせての書籍化を目指しており、これに、時期は未定ですが、冒頭でご紹介した「スプートニクとガガーリンの闇」を元にした書籍を年内に刊行するのが今年の目標です。 これら書籍の企画は過去の仕事に加筆修正を施すタイプのものが中心なのですが、これまでは、2008年に4冊(『近代美術・特殊鳥類の時代:切手がアートだった頃 1979-1985』、『韓国現代史:切手でたどる60年』、『大統領になりそこなった男たち』、『年賀切手』)刊行したのが、自分にとっての年間最多記録でしたので、それを超える5冊というのはかなりハードルが高そうです。ただ、ことしは1996年1月に最初の著書を出してから25周年の節目の年でもありますので、なんとか、13年ぶりの自己最多記録更新に向けて奮闘したいと思っています。 なお、今年は年初からスタートの新連載はないのですが、「泰国郵便学」(『タイ国情報』)、「切手に見るソウルと韓国」(『東洋経済日報』)、「お菓子の切手」(『Shall we Lotte』)、「切手歳時記」(『通信文化』)、「日本切手の歴史」 (『キュリオマガジン』)、「日本切手150年の歩み~郵便創業150年に寄せて」(『郵趣』)、「沖縄切手モノ語り」(『本のメルマガ』)の各連載は、今年も継続いたしますので、引き続き、ご贔屓いただけると幸いです。 原則として、365日24時間営業の零細個人事業主の僕ですが、公の場で皆様にお目にかかる仕事としては、公の場で皆様にお目にかかる仕事としては、1月5日の東京・荻窪でのよみうりカルチャーの講座が最初の機会となります。 本年も引き続き、皆様よりのご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。 内藤陽介拝 ★ 文化放送「おはよう寺ちゃん 活動中」 出演します!★ 1月8日(金)05:00~ 文化放送の「おはよう寺ちゃん 活動中」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時のスタートですが、僕の出番は6時台になります。皆様、よろしくお願いします。 ★ 内藤陽介の最新刊 『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』 ★ 本体1600円+税 出版社からのコメント 【中国の札束攻勢にソロモン諸島は陥落寸前!】 日本軍の撤退後、悲劇の激戦地は いかなる歴史をたどり、 中国はどのように浸透していったのか 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
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