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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 バイデン米大統領、再選出馬を断念
2024-07-22 Mon 09:36
 米国のジョー・バイデン大統領は、11月の大統領選挙から撤退する考えを表明し、民主党の大統領候補にはカマラ・ハリス副大統領を支持すると表明しました。現職の米国大統領が再選出馬を断念するのは、リンドン・ジョンソンが1968年の大統領選への出馬を見送って以来、56年ぶりのことです。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      米・リンドンジョンソン追悼(1973)

 これは、1973年8月27日、米国が発行したジョンソン大統領追悼の切手です。

 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。


★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★

 7月24日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル
 インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。

 7月26日(金) 05:00~  おはよう寺ちゃん
 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。

 8月10日(土) 13:30~  本当は恐ろしい!こわい切手
 よみうりカルチャー荻窪にて、拙著『本当は恐ろしい!こわい切手』からの選りすぐりのエピソードを中心にお話しします。詳細はこちらをご覧ください。

 よみうりカルチャー 荻窪
 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00
 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。

 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30
 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。

 武蔵野大学のWeb講座 
 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 

 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。

 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★

      切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード

 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します!

 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

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 ボストン茶会事件250周年
2023-12-16 Sat 09:54
 米独立戦争の発端ともいわれる“ボストン茶会事件”が1773年12月16日に起きてから、ちょうど250年になりました。とういうわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      米国・ボストン茶会事件

 これは、1973年7月4日、米国が発行した独立200年シリーズの切手のうち、ボストン茶会事件を取り上げた田型連刷の切手です。この時代の米国切手には印刷漏れ・ズレなどの“エラー”が多く、僕の手元にも黒色の大きくずれたものがありますので、その画像も併せて下にご紹介しておきます。

      米国・ボストン茶会事件(ズレ)

 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。


★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★

 12月18日(月) 10:00~ ニッポンジャーナル
 インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。

 12月22日(金) 05:00~  おはよう寺ちゃん
 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。

 よみうりカルチャー 荻窪
 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00
 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。

 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30
 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。

 武蔵野大学のWeb講座 
 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 

 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。


★ 『龍とドラゴンの文化史』 12月26日発売!★

      龍とドラゴンの文化史・帯なし

 辰年にちなんで、中国 の龍を皮切りに、 日本 、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について、そのベースとなる文化史や興味深いエピソードなどを切手とともにご紹介します。

 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。


★ 『今日も世界は迷走中』 好評発売中!★

      今日も世界は迷走中

 ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは!内藤節炸裂。

 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

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 トランジスタの日
2023-06-30 Fri 08:37
 きょう(30日)は、いまから75年前の1948年6月30日、ウィリアム・ショックレー、ジョン・バーディーン、ウォルター・ブラッテンが発明したトランジスタが初めて公開されたことにちなむ“トランジスタの日”です。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      米・トランジスタ(1973)

 これは、1973年7月10日に米国が発行した“エレクトロニクスの進歩”の切手で、トランジスタ(を使った基盤)が描かれています。

 詳細につきましては、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。

 
★★★ 全日本切手展のご案内  ★★★ 

 7月15-17日(土-月・祝) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)が開催されます。今回は、会期中3日連続で、内藤が併催の韓国切手展の展示解説を行うほか、トークイベントも行う予定です。時間等は現在、最終調整中ですが、展覧会の情報は全日本切手展のオフィシャルサイトなどで、随時アップしていきますので、よろしくお願いいたします。

      全日展2023・招待券(ブログ用)
 
 *招待券(裏面押印なきものは無効)の画像です。

★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★

 7月14日(金) 05:00~  おはよう寺ちゃん
 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。

 ジョン・F・ケネディとその時代
 7月22日(土)から、毎月第4土曜日開催のよみうりカルチャー北千住での講座です。今から60年前の1963年11月に暗殺をされたケネディ大統領とその時代について、様々な角度から解説をします。詳細はこちらをご覧ください。

 切手・郵便物でみる 朝鮮半島現代史 7月25日開講!
 武蔵野大学の新たな講座(対面式)「切手・郵便物でみる 朝鮮半島現代史」が7月25日にスタートします。詳細はこちらをご覧ください。

 新講座「龍の文化史」 8月9日配信開始!
 武蔵野大学の新たなWeb講座「龍の文化史」が8月9日から配信開始になります。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。今回の講座では、日本の龍を皮切りに、中国、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。

 よみうりカルチャー 荻窪
 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00
 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。
 
 武蔵野大学のWeb講座 
 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 

★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★

      現代日中関係史2

 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。

 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

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 きょうからテーマティク研究会切手展
2022-03-12 Sat 03:10
      テーマの会切手展ポスター2022

 きょう・あす(13・14日)の2日間、東京・目白の切手の博物館で第13回テーマティク研究会(旧テーマティク出品者の会。JTPC:Japan Thematic Philatelists Club)の切手展が開催されます。(冒頭の画像は展覧会のポスター。以下、画像はクリックで拡大されます)

 今回は、宇宙開発を題材とした作品を御出品の中尾謹三さんの御尽力で、会場では初日限定で、下のデザインの小型印(陸域観測技術衛星“だいち”が描かれています)が使用されます。

      テーマティク出品者の会小型印(2018)

 ポスターに取り上げられているのは、やはり、中尾さんの作品の中から、1969年9月9日、同年7月20日のアポロ11号の月面着陸を記念して米国が発行した航空切手(下の画像)を、NASAの公式写真が印刷されたカードに貼り、初日印(7月20日の”月面着陸”の文言も入っています)を押印した記念品です。

      米国・・月面着陸(1969)

 さて、JTPCは、テーマティクならびにオープン・クラスでの競争展への出品を目指す収集家の集まりで、毎年、全国規模の切手展が開催される際には作品の合評会を行うほか、年に1度、切手展出品のリハーサルないしは活動成果の報告を兼ねて会としての切手展を開催しています。昨年は新型コロナ禍でオンライン開催となりましたが、今回は、2年ぶりにリアル展示が可能になりました。また、今回の切手展では、昨今の情勢に鑑み、会場内で販売するグッズの売上の一部をウクライナ人道危機救援金として寄附することにいたしました。

 なお、僕自身は出品できなかったのですが、あす(13日)の13:00から拙著『アフガニスタン現代史』の刊行を記念したトークイベントを行います。展覧会・トークイベント共に、入場は無料ですので、ぜひ、遊びに来てください。


★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★

 3月13日(日) 13:00~ 「アフガニスタン現代史」
 3月12・13日(土・日)に東京・目白の切手の博物館で開催される「第13回テーマティク研究会切手展」にあわせて、下記の通り、拙著『アフガニスタン現代史』の刊行記念トークイベントを開催します。切手展の参観と合わせて、ぜひ、ご参加ください。(切手展の詳細はこちら

 【日時】 3月13日(日) 13:00~14:30
 【会場】切手の博物館3階会議室
 【参加費】無料 ※先着順・最大20名
 【問合先】(公財)日本郵趣協会 TEL:03-5951-3311

 3月14日(月) 05:00~  おはよう寺ちゃん
 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。

 武蔵野大学のWeb講座
 4月6日-7月12日 鏑木清方と江戸の残り香
 詳細はこちらをご覧ください。
 
 4月13日-7月19日 日本の郵便150年の歴史2 占領時代(1945年の終戦から1952年)
 詳細はこちらをご覧ください。
 
 5月18日-8月23日 日本の歴史を学びなおす― 近現代編その2― 幕末
 詳細はこちらをご覧ください。

 5月4日(水・祝) 13:00~ よみうりカルチャー北千住 公開講座 
 よみうりカルチャー北千住にて、公開講座「アフガニスタン現代史」を行います。拙著『アフガニスタン現代史』の内容を90分にギュッと凝縮した内容をお届けいたします。お申込など詳細は、こちらをご覧ください。
 

★ 最新作 『アフガニスタン現代史』 3月5日発売!★

      アフガニスタン現代史・表紙帯付き
 
 出版社からのコメント
 混迷のアフガニスタン情勢の理解に必須の通史!
 911同時多発テロ事件とその後のアフガニスタン空爆から20年。西側が支援した新共和国が崩壊し、再びタリバンが実効支配下に置いたアフガニスタン。英国、ソ連、米国…介入してきた大国の墓場と呼ばれてきたこの国の複雑極まりない現代史を、切手や郵便資料も駆使しながら鮮やかに読み解く。

 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

★ 期間限定の無料サービス、ぜひご活用ください! ★

      世界はいつでも不安定・表紙カバー

 2月1日から3月31日まで、拙著『世界はいつでも不安定 国際ニュースの正しい読み方』(ワニブックス)が電子書籍版アマゾン・アンリミテッドの対象になっております。期間中、アマゾンKindle Unlimited会員限定ですが、無料で読み放題となりますので、この機会に、ぜひ、こちらをクリックしてご活用ください。

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 マッキンリー山、“デナリ”に改称
2015-08-31 Mon 12:46
 北米最高峰のマッキンリー山が、きょう(31日・現地時間)、オバマ大統領がアラスカ州アンカレジを訪れるのを機に、先住民による呼称の“デナリ”に名称変更するそうです。というわけで、きょうはストレートにこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      マッキンリー(1972)

 これは、1972年に米国で発行された“国立公園100年”の記念切手で、マッキンリー山ことデナリが大きく取り上げられています。米国の国立公園制度は、1872年に大統領のユリシーズ・S・グラントがイエローストーン公園法に署名したことに始まるとされていますので、切手はそこから起算して発行されたものです。

 マッキンリー山は南峰と北峰の二つの主要な頂きがあり、最高点の南峰は6168m、北峰は5934mです。

 もともと、この山は、先住民アサバスカンの言葉で、“偉大なもの”を意味するデナリの名で呼ばれていましたが、スワードによるアラスカ購入(1867年)後の1897年、地元の地方検事ウィリアム・A・ディッキーが当時の大統領ウィリアム・マッキンリーにちなんで“マッキンリー山”と命名しました。もっとも、マッキンリー本人はオハイオ州の出身で、政治家としても、特にアラスカに所縁があったわけではないため、地元ではこの命名に対する反発が、当初から根強かったようです。

 その後、人間が山中に出入りすることによって、地域固有種のドール・シープの生態が脅かされるのではないかと懸念したチャールズ・シェルダン は、アラスカ州民と議会に対し、ドール・シープのための禁猟地を創設するよう訴えたこともあって、1917年2月26日、“マッキンリー山国立公園”が設立されました。ただし、この時の国立公園の範囲は、山全体のごく一部でしかなく、山頂もその対象から外れていました。ちなみに、宣教師のハドソン・スタック、ウォルター・ハーパー、ハリー・カーステンス、ロバート・テータムの4名により、マッキンリー山への初登頂が達せられたのは、1913年6月7日のことでしたから、当時の当局の発想では、(特殊な例外を除き)誰も山頂になど行けはしないから、山頂を“国立公園”として管理する必要もないということだったのかもしれません。

 1976年、マッキンリー国立公園は生物圏保護区に指定されましたが、その範囲は従前どおりであったことから、1978年12月1日、ジミー・カーター大統領は、残りの地域をカバーすべく“デナリ国定公園”(地元に配慮してこの名前となりました)を布告します。さらに、1980年12月2日、アラスカ国家利益土地保護法 により、マッキンリー国立公園にデナリ国定公園を組み入れて、デナリ国立公園が設立されます。この時点でも、アメリカ地名委員会は、依然として山の名前を“マッキンリー”としていましたが、アラスカ州地名委員会は正式名称を”デナリ”に変更しており、今回の改称により、ようやく、地名が一本化されることなったというわけです。

 なお、山の名前の元になったマッキンリー大統領とその時代については、拙著『大統領になりそこなった男たち』では、主として、彼の対立候補であったウィリアム・ブライアンの視点からご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひご覧いただけると幸いです。


 ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★

 10月から毎月1回(原則第1火曜日:10月6日、11月3日、12月1日、1月5日、2月2日、3月1日)、よみうりカルチャー荻窪(読売・日本テレビ文化センター、TEL 03-3392-8891)で下記の一般向けの教養講座を担当します。(下の青い文字をクリックしていただくと、よみうりカルチャーのサイトに飛びます)

 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。

 初回開催は10月6日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『日の本切手 美女かるた』  好評発売中! ★★★ 

        税込2160円

 4月8日付の『夕刊フジ』に書評が掲載されました!

 【出版元より】
 “日の本”の切手は美女揃い!
  ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え!
 <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。

 出版元のサイトはこちら、内容のサンプルはこちらでご覧になれます。ネット書店でのご購入は、アマゾンboox storee-honhontoYASASIA紀伊國屋書店セブンネットブックサービス丸善&ジュンク堂ヨドバシcom.楽天ブックスをご利用ください。


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 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。

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 アームストロング船長亡くなる
2012-08-26 Sun 18:04
 人類で初めて月面に降り立った米宇宙飛行士のニール・アームストロングさんが、きのう(25日)、亡くなりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

       アポロ11号着陸カバー(ホーネット)

 これは、1969年7月24日、米空母ホーネットから差し出されたアポロ11号の地球帰還記念のカバーで、同年5月に発行されたばかりのアポロ8号の切手が貼られています。

 アポロ11号は、1969年7月16日、ニール・アームストロング船長、マイケル・コリンズ司令船操縦士、エドウィン・オルドリン月着陸船操縦士を乗せてケネディ宇宙センター第39複合発射施設から発射されました。7月20日、アームストロングとオルドリンは人類として初めて月面に降り立ち、コリンズは、その間司令船で月軌道上を周回。その際、アームストロングは、「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」との名言を残したことでも知られています。

 一行は、月面での調査・最終活動を終え、7月24日に地球に帰還。宇宙船はウェーク島から2660キロ東方、ジョンストン環礁から380キロ南方の米空母ホーネットから24キロの地点に無事着水し、およそ1時間後に、ヘリコプターによって救助されました。この着陸ンタイミングを狙って、世界各地に展開していたアメリカ海軍の艦船郵便局では記念カバーが作られましたが、今回はそのうち、着水地点から最短距離にいたホーネットのカバーをご紹介したという次第です。

 僕個人にとってのアポロ11号の思い出というと、大学受験の際、入試問題にアポロ11号の飛行士(たぶん、アームストロングだったと思いますが)のインタビュー記事が出題されていたことでしょうかねぇ。その文章がどういう基準で問題のネタになったのかはわからないのですが、同じ文章がその年の別の大学でも出題された後で聞きましたので、あるいは、入試業界では有名な文章なのかもしれません。

 問題文の細かい部分は忘れましたが、とにかく、宇宙のロマンを熱く語って質問をぶつける記者に対して、宇宙飛行士はいたって冷静で、無事に任務を終えて地球に帰還することが大事という姿勢を崩さず、話が噛み合わないという内容でした。「月に行けるのなら死んでもかまわない」という記者の気持ちもわからなくもないのですが、現実には「冗談じゃない。万に一つも帰ってこれない可能性があるのなら宇宙になんか行かない」という宇宙飛行士の発言のほうがリアリティがありますな。まぁ、いまもむかしも、マスコミというのはとかく情緒的になりがちで、冷静にモノを考えることは少ないということなのかもしれませんがね。


 ★★★ 内藤陽介・韓国進出! ★★★

   『韓国現代史』の韓国語訳、出ました
    
       韓国現代史・韓国語版
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    (切手で描き出した韓国現代史)

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    米国と20世紀を問い直す意欲作

       切手、歴史を送る(正面)
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       (切手、歴史を送る)

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 月から見た地球
2008-09-14 Sun 21:26
 今日は十五夜。月に関する切手は世界各国からたくさん発行されていますが、先日刊行したばかりの拙著『大統領になりそこなった男たち』のヒット祈願を兼ねて、きょうはアメリカ切手の中からこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      アポロ8号

 これは、1969年5月5日に発行された“アポロ8号”の切手です。アポロ8号は、ジョンソン政権末期の1968年12月21日、サターンVロケットで打ち上げられ、初めて月を10周して帰還しました。切手に取り上げられているのは、このとき撮影された“アース・ライズ”(地球の出)の写真です。切手に記されている“In the beginning, God”というのは、創世記の冒頭にある「初めに神が(天と地を創造した)」を踏まえたものと思われます。

 当時、米ソの宇宙開発競争は熾烈を極めていました。 CIAのスパイ衛星により、ソ連が新型ロケットを準備していることをつかんだアメリカは、急遽予定を変更してアポロ8号に月の周回軌道を廻らせることを決定します。じっさい、ソ連は12月9日にソユーズL1計画として2人乗り宇宙船の月往復を計画していました。ただし、1967年のソユーズ1号での墜落事故(コマロフ飛行士が死亡)を受けて及び腰になっていた政府から認可が下りず、12月9日の打ち上げは中止されています。

 さて、アメリカ側の計画の変更は突如行われたため、帰還する際の予備のロケットも準備されなかったため、万が一再点火しなければ、宇宙飛行士たちは永遠に月の軌道を廻っていた可能性もありました。このため、イギリスなど各国の天文学者は、アポロ8号の打ち上げは無謀であるとして中止を求める声も上がっていたそうです。

 それでも、打ち上げが強行された背景には、東西冷戦下で宇宙開発競争でソ連に負けてはならないという国家のメンツに加え、翌1969年1月には退陣する民主党のジョンソン政権の花道を飾るという面もあったのではないかと思います。

 1968年の大統領選挙は、当初、現職大統領のジョンソンがすんなりと再選される無風選挙と予想されていました。ところが、1968年1月30日、ベトナムでテトと呼ばれる旧正月の期間にあわせて、解放戦線が6万人以上の兵力を動員して南ベトナム全土で大規模な戦闘を展開。首都サイゴンでは市街戦が展開され、共産側の特攻隊がアメリカ大使館を一時的に占拠されてしまいます。

 純粋に軍事的な面からいうと、解放戦線側はテト攻勢により1週間で4万人もの死者を出したのに対して、アメリカ側の軍事的な損害はさほど大きなものではありませんでした。しかし、一連の戦闘の経過をメディアに訴えることで、共産側はアメリカと互角以上に戦っているとの印象を全世界に与えることに成功。共産側は政治的に大きな勝利を収めたことになります。

 また、テト攻勢での“敗北”は、アメリカの国際経済における威信にも大きく傷をつけ、1968年3月にはロンドン自由市場で金が暴騰。ついに、アメリカは民間金自由市場への金売却を停止せざるをえなくなりました。これは、第二次大戦後の金・ドル本位制による国際通貨体制が、事実上、崩壊したことを意味しています。

 このように、ベトナム戦争をめぐって、アメリカのおかれた状況が急速に悪化していく中で、3月12日、民主・共和両党の予備選挙が行われました。

 共和党は本命のリチャード・ニクソンが対抗馬のニューヨーク州知事、ネルソン・ロックフェラーの8倍もの票を獲得して貫録を示しましたが、民主党は、現職のジョンソンが2万6000票を獲得して1位となったものの、ジョンソン政権のベトナム政策を批判するユージン・マッカーシー上院議員も2万3000票を獲得してこれに肉薄。身内であるはずの民主党員の支持を失っていることを悟ったジョンソンは、3月31日、大統領選への不出馬とベトナム和平交渉の開始を表明しました。

 その後、民主党内では、現職大統領のヒューバート・ハンフリーに対して、ロバート・ケネディ上院議員が大統領候補指名をめぐって争う構図となりましたが、ロバート・ケネディは6月に暗殺され、ハンフリーが大統領候補となります。しかし、そのハンフリーは共和党のニクソンの前に敗れ去り、JFK以来の民主党政権は幕を下ろすことになりました。

 なお、拙著『大統領になりそこなった男たち』では、ロバート・ケネディを軸に、公民権運動とベトナム戦争に翻弄された1960年代のアメリカについても書いてみましたので、ぜひ、お手にとってご覧いただけると幸いです。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★     

  アメリカ史に燦然と輝く偉大な「敗者たち」の物語    
   『大統領になりそこなった男たち』 中公新書ラクレ(本体定価760円+税)       
 
 出馬しなかった「合衆国生みの親」、リンカーンに敗れた男、第二次世界大戦の英雄、兄と同じく銃弾に倒れた男……。ひとりのアメリカ大統領が誕生するまでには、落選者の累々たる屍が築かれる。そのなかから、切手に描かれて、アメリカ史の教科書に載るほどの功績をあげた8人を選び、彼らの生涯を追った「偉大な敗者たち」の物語。本書は、敗者の側からみることで、もう一つのアメリカの姿を明らかにした、異色の歴史ノンフィクション。好評発売中!

 もう一度切手を集めてみたくなったら 
 雑誌『郵趣』の2008年4月号は、大人になった元切手少年たちのための切手収集再入門の特集号です。発行元の日本郵趣協会にご請求いただければ、在庫がある限り、無料でサンプルをお送りしております。くわしくはこちらをクリックしてください。 
 
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 大統領になりそこなった男たち:マッカーサー
2008-01-12 Sat 11:54
 中央公論2月号が発売になりました。僕の連載「大統領になりそこなった男たち」では、今回は、ダグラス・マッカーサーを取り上げました。

      マッカーサー

 これは、1971年1月26日に発行されたマッカーサーの切手です。1月26日はマッカーサーの誕生日ですが、彼の生年は1880年、没年は1964年なので、1971年というのはちょっと半端な年回りになります。

 さて、マッカーサーといえば、日本占領の最高司令官として有名ですが、3回にわたって大統領選挙の脇役として登場したことは、日本では、案外知られていないようです。

 マッカーサーが大統領候補になりかけた最初は、太平洋戦争中の1944年。当時、リベラルなルーズベルト政権に不満を持っていた共和党右派の議員たちの間には、フィリピン奪還を目指して奮闘する“リンカーン以来の英雄”マッカーサーを担ぎ出す動きがあり、マッカーサー本人もそれなりに食指を動かしていました。しかし、ワシントンでの十分な根回しが行われないまま、マッカーサー出馬のうわさが先行したため、マッカーサー本人が戦場から出馬を否定せざるを得なくなりました。

 つづく1948年の選挙では、民主党の現職トルーマン(ルーズベルトの死により、1945年に副大統領から昇格)への対抗馬として、やはり共和党の保守派の中にはマッカーサーを推す声がありました。当時のマッカーサーは日本占領の総司令官であり、彼自身、占領の実績を元に真剣に大統領選挙への出馬を検討しています。

 “お膝元”の日本でもマッカーサー人気は絶頂に達しており、日本国内では「マッカーサー元帥を大統領に!」とする“国民運動”さえ行われています。ただし、こうした動きに対して、アメリカ人の中には、「日本人はマッカーサーを追い出したかったのか?」と“誤解”する者も少なくなかったようですが…。

 しかし、1930年代にアメリカを離れて以来、フィリピンと日本を拠点にしていたマッカーサーが“落下傘候補”のように本国で支持を得られるはずもなく、結局、緒戦のウィスコンシン州の予備選で彼が獲得した代議員は27名中8名。6月の共和党全国大会では第1回の投票1094票のうち11票という惨憺たる結果で、マッカーサーは選挙戦から撤退しました。ちなみに、占領下にあった当時の日本では、マッカーサーの選挙に関する報道は、検閲により、マッカーサーに有利な内容のものしか許されなかったため、共和党全国大会の結果(さすがに、これはGHQも隠すわけにいかなかったようです)を知った日本人は、マッカーサーの予想外の敗退に驚いたようです。

 こうした経緯もあって、1951年、トルーマンに解任されて帰国した彼は、日本占領の成果と太平洋戦争ならびに朝鮮戦争での戦果を自画自賛しながら全米各地を遊説して回り、1952年の大統領選挙で共和党の候補指名を得ようとしていました。しかし、すでに70歳を超える高齢であったことに加え、中国・北朝鮮との全面戦争も辞さずという過去の言動が明らかになるにつれ、軍人マッカーサーを政治家として支持しようとする声は急速にしぼんでいくことになります。

 結局、1952年の選挙で共和党から出馬して当選を果たしたのは、マッカーサーが参謀総長だった当時の副官で、欧州戦線での英雄、ドワイト・アイゼンハワーでした。

 なお、マッカーサーの切手としては、今回ご紹介したアメリカ発行のものの以前に、1948年にフィリピンで発行されたものがあります。その試刷については、以前の記事でご紹介したこともありますので、よろしかったら、比べてご覧ください。
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 ノーベル平和賞と温暖化問題
2007-10-13 Sat 11:27
 今年のノーベル平和賞は、記録映画「不都合な真実」などを通じて地球温暖化防止を訴えているアル・ゴア前アメリカ副大統領と、温暖化防止研究を政策決定に生かすための国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC、事務局・ジュネーブ)に授与されることが発表されました。というわけで、今日はこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      アメリカ・環境保護

 これは、1970年にアメリカが発行した環境保護キャンペーンの切手で、環境保護をアピールした切手としては古典的な1枚です。切手は田型連刷で、それぞれ、左半分に地球を描き、右側には、土壌・都市・水・空気のイメージが配されています。そして、切手の上部にはそれぞれ、「我々のXXを大切に」というスローガンが入っています。

 地球環境の保全というのは重要なことで、そのために我々一人一人ができることを考え、実行していかねばならないのは言うまでもありません。しかしながら、へそ曲がりの僕は、いわゆる環境保護派の人たちの議論や主張には、どうしても胡散臭さを感じずに入られません。

 たとえば、今回のノーベル平和賞の受賞理由にもなった映画「不都合な真実」ですが、温暖化防止を呼びかけるという趣旨は良いとしても、気候変動に関するデータが不正確で、地球温暖化の不安を過度にあおっているとの批判が根強いことは広く知られています。

 たとえば、映画では、この50年間で氷河が減ってきていることが強調されていますが、ナポレオン戦争の時代の19世紀初頭、つまり、産業革命が起こって工場による二酸化炭素排出が始まる以前から氷河が縮小し続けていることについては触れられていません。また、南極の2%が劇的に温暖化している図も出てきますが、残りの98%がこの35年間で大幅に寒冷化していることも無視されています。

 映画では海面が20フィート(7メートル)上昇した際の予想図もでてきますが、国連の委員会の予想では、今世紀中に海面が上昇する規模は1-2フィート(数十センチ規模)とされており、この数値はあまりにも危機を煽りすぎている嫌いがあります。ちなみに、前世紀の海面上昇はおよそ1フィートの上昇でした。  

 さらに、2003年のヨーロッパでの熱波を取り上げ、地球温暖化により今後多くの死者が出るとの警告も出てきますが、冷静に考えれば、温暖化の“恩恵”として寒波で亡くなる人が減少するということは考えられないのでしょうか。実際、寒波で亡くなる人と熱波で亡くなる人では、寒波で亡くなる人の方がはるかに多いわけで、イギリスを例にとっても、温暖化による暑さで亡くなる人は2050年までで2000人増えるものの、寒さによる死者は20000人減るとの試算も出されています。

 近年、温暖化のせいとされることの多い気候災害ですが、被害が拡大した要因は、都市部への人口集中や堤防などのインフラ設備の不備といった“人災”の側面が大きいことも見逃してはいけません。このことは、同じように集中豪雨に見舞われても、中国と韓国にくらべて北朝鮮(極端な森林伐採が行われていることで悪名高い)の被害が格段に大きいことを考えてみれば容易に想像がつくわけで、“人災”の部分を軽視してなんでもかんでも“温暖化”のせいにしてしまうのは、政治の責任放棄でしかありません。

 僕は、温暖化防止という理念に異議を唱えるつもりはありませんし、その意義も十分に認めているつもりですが、“温暖化防止”に注ぐ莫大なエネルギーとコストのなにがしかを、もっと別の問題解決のために費やす方が有益ではないかと思っています。たとえば、HIV、下痢、マラリアといった病気を予防すれば、熱波で亡くなるよりもはるかに多くの人の命(年間1500万人といわれている)が救われるわけですし、世界の半分以上の人が栄養不足に苦しんでいるということを見逃していいはずがありません。また、全世界では、基礎的な教育を受けられない人は8億人いるといわれており、10億人が綺麗な水を得られずにいるという数字もあります。こうした諸問題を解決するためのプログラムと、温暖化防止のために行われている試みとでは、コスト対効果という点で、どちらが有効なのでしょうか。

 今回のノーベル平和賞をきっかけに、一部のヒステリックな“環境保護派”や、グリーンピースのようなテロリスト(わが国の捕鯨船や海上保安庁の巡視船に船をぶつけたり、船のスクリューに鎖を巻くなどの彼らの行動については、日本政府も“テロリズムである”と認定しているものがあります)が勢いを得て、今まで以上に傍若無人な振る舞いが目立つようになるとしたら、非常に困ります。

 もっとも、ノーベル賞の選考委員会は「授賞が議論を呼ぶことは事前に分かっていた」と述べているわけですから、これをきっかけに、感情的ではない、冷静な議論が深まるようになれば、自然とおかしな人たちも淘汰されていくのではないかと期待したいところです。

 *今朝起きてきたら、カウンターが24万ヒットを超えていました。いつも遊びに来てくださっている皆様には、あらためてお礼申し上げます。
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