2024-12-07 Sat 09:45
2019年4月の大火災で尖塔が崩れ落ちるなど、大きな被害に見舞われたパリのノートルダム大聖堂の再建工事が完了し、きょう(7日)、記念式典が行われます。というわけで、今日はこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2021年4月26日、ノートルダム大聖堂修復支援プロジェクトの一環としてフランスが発行した切手シートで、大聖堂のステンドグラスの「アダムとイヴ」の部分が取り上げられています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 さて、おかげさまで昨年末に刊行の拙著『龍とドラゴンの文化史』が予想外のご好評を頂いたことから、本年末、”干支の文化史”シリーズの第2弾として、拙著『蛇の文化史: 世界の切手と蛇のはなし』を上梓することになりました。同書では、今回ご紹介の切手シートを含め、アダムとイヴの楽園追放の物語とヘビの図像についても1章を設けております。 すでにアマゾンなどでは予約ページも出来ており、来週には表紙カバーのイメージも最終的に決定する予定です。今後、このブログでも同書についての情報を随時発信してまいりますので、よろしくお願いします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 12月10日(火) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 12月13日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★ 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します! * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2024-08-29 Thu 04:18
パリ・パラリンピックが、現地時間の28日夜(日本時間29日未明)、開幕しました。というわけで、きょうはストレートにこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2024年4月5日、開催国のフランスが発行した今回の“パリ2024オリンピック・パラリンピック”の記念切手です。今回のオリンピック・パラリンピックでは同一エンブレムを採用しており、切手でも両者が並べて取り上げられています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 8月30日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 9月6日(金) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★ 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します! * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2024-07-25 Thu 06:28
国際オリンピック委員会(IOC)は、きのう(24日)、パリで総会を開き、冬季五輪・パラリンピックの開催地を2030年はフランスのアルプス地方の2地域圏(東部のオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏と南東部のプロヴァンス・アルプ・コートダジュール地域圏)、2034年は米ユタ州ソルトレイクシティに決めました。フランスでの冬季五輪開催は、1992年のアルベールヴィル大会以来4度目ですというわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1977年1月22日、フランスが発行した“フランスの地域圏”の切手のうち、ローヌ・アルプ地域圏(当時)を取り上げた1枚です。リヨンを首府とする旧ローヌ=アルプ地域圏は、2016年1月1日、オーヴェルニュ地域圏と統合し、現在のオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏となりました。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 昨日(24日)のニッポンジャーナルの内藤出演回は無事に終了しました。次回は8月2日(金)に登場の予定です。引き続きよろしくお願いします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 7月26日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 8月2日(金) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 8月10日(土) 13:30~ 本当は恐ろしい!こわい切手 よみうりカルチャー荻窪にて、拙著『本当は恐ろしい!こわい切手』からの選りすぐりのエピソードを中心にお話しします。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★ 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します! * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2024-07-19 Fri 07:19
パリのイゴルダ市長と大会組織委員会のエスタンゲ会長が、17日、パリ五輪でトライアスロンのスイムなどが行われるセーヌ川を遊泳し、水質悪化が懸念される川の安全性をアピールしました。セーヌ川は水質悪化を理由に1923年に遊泳が禁止されており、遊泳が許されたのは101年ぶりのことです。というわけで、セーヌ川を描いた切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2014年3月28日にフランスが発行した“中国との国交樹立50年”の記念切手で、パリのセーヌ川の風景が描かれています。中仏国交樹立50周年の切手は、今回ご紹介のデザインのものと、中国の象徴として南京の秦淮河の風景を描く切手の2種セットで、中国とフランスで同図案のものが同時に発行されています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ちなみに、中仏関係は日本にも少なからず影響を及ぼしていますが、そのあたりについては、拙著『現代日中関係史』(全2巻)でもいろいろまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひお手にとってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 7月19日(金) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 7月20日(土) 13:30~ 栃木「正論」友の会 第22回講演会 7月20日 (土) 13:30-15:00(開場13:00)、栃木県護国神社・護国会館(宇都宮市陽西町1-37)で開催の栃木「正論」友の会 第22回講演会にて、「迷走する国際情勢の背景を読み解く」と題してお話しします。会費は2000円。お申し込みは、下記画像のチラシをプリントアウトして、03-3241-4281までFAXでご送信いただくか、 seiron.k★sankei.co.jp (スパム防止のため★を@に変えてご利用ください)に必要事項をお送りください。 皆様のご参加をお待ちしております。 7月26日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★ 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します! * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2024-04-02 Tue 03:50
フランスの元大統領で、パリのポンピドゥ―・センター(ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター)にその名を遺すジョルジュ・ポンピドゥーが大統領在任中の1974年4月2日に亡くなってから、ちょうど50年になりました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2011年6月23日にフランスが発行したポンピドゥー生誕100周年の記念切手で、彼の肖像とポンピドゥー・センターが描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 昨日(1日)のニッポンジャーナルの内藤出演回は無事に終了しました。今週は出番が2回あり、次回は4月5日(金)に登場の予定です。引き続きよろしくお願いします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 4月5日(金) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 4月12日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 4月26-28日(金-日) スタンプショウ 2024 毎年恒例、東京・浅草で開催の世界切手祭り・スタンプショウの会期中、以下の日程でトークイベントを行います。事前予約不要・参加費無料ですので、ぜひご参加ください。なお、スタンプショウの詳細は主催者サイトをご覧ください。 4月26日(金) 14:30-15:30 「セント・ジョージの龍退治:ソヴリン金貨と切手」 4月27日(土) 11:00-12:00 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』出版記念講演 4月27日(土) 12:30-13:30 「加賀・能登と戦後の記念切手」 4月29日(月・祝) 謀略の世界史 特別編~リヒャルト・ゾルゲ 毎月第1土曜日に開催している講座、「謀略の世界史」の特別編として、戦前の日本を震撼させたソ連のスパイ、リヒャルト・ゾルゲについてお話しします。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『今日も世界は迷走中』 オーディオブックに! ★ 拙著『今日も世界は迷走中』がAmazonのオーディオブック“Audible”として配信されました。会員登録すると、最初の1冊は無料で聴くことができます。お申し込みはこちらで可能です。 ★ 『龍とドラゴンの文化史』 好評発売中!★ 辰年にちなんで、中国 の龍を皮切りに、 日本 、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について、そのベースとなる文化史や興味深いエピソードなどを切手とともにご紹介します。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-10-20 Fri 08:04
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、18日(現地時間)、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と電話で会談し、ハマース(ハマスとも)・イスラエル戦争が、フランスとEUの対ウクライナ支援に影響することはないと約束しました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2022年7月27日、フランスが発行した“ウクライナ支援への団結”と題して発行された赤十字切手(郵便料金1ユーロ16セントに84セントの寄付金を上乗せして2ユーロで販売)です。切手のシートは15面構成で、耳紙にはオリーブをくわえるハトやウクライナ国旗などが描かれていて、なかなかおしゃれな感じなので、シート全体の画像も下に貼っておきます。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 10月23・30日(月) 18:10~18:20 私の正論 ニッポン放送の「私の正論」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 10月25日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 10月27日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 11月3~5日 ウクライナ切手展 於・都立産業貿易センター台東館 11月3~5日(金・祝~日)、東京・浅草の都立産業貿易センター台東館で開催の全国切手展<JAPEX 2023>と併催のイベントです。内藤も、1918年に発行されたウクライナ最初の切手の小コレクションと、最初の切手の原画作者、ヘオルヒー・ナルブートの画業を紹介する小コレクションを展示するほか、会期中、以下のトークを行います。 11月3日(金・祝) 15:00~15:30 ウクライナ切手展・展示解説 11月4日(土) 13:00~14:00 記念講演「ウクライナと切手・郵便」 イベントそのものは事前予約不要・参加費無料ですが、会場の切手展へは入場料が必要です。詳細は全国切手展の主催者サイトをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 11/11、12/9、1/6、2/3、3/2 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『今日も世界は迷走中』 好評発売中!★ ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは!内藤節炸裂。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-07-01 Sat 02:22
フランス・パリ郊外ナンテールで、先月27日、交通検問中の警察官が車の停止命令に応じなかった北アフリカ系の17歳の少年を射殺。その後、警察の行き過ぎに抗議する大規模なデモがフランス全土で発生し(現在も継続中)、暴徒化した参加者による放火などが多発したため、この記事を書いている時点で、警察は875人を拘束しました。というわけで、ナンテールに関する切手として、この1枚をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2012年11月12日にフランスが発行した“フランス史の偉大な瞬間”のうち、パリに食料をもたらす聖ジュヌヴィエーヴ(ナンテール出身)を題材にした1枚です。 詳細につきましては、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★★★ 全日本切手展のご案内 ★★★ 7月15-17日(土-月・祝) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)が開催されます。今回は、会期中3日連続で、内藤が併催の韓国切手展の展示解説を行うほか、トークイベントも行う予定です。時間等は現在、最終調整中ですが、展覧会の情報は全日本切手展のオフィシャルサイトなどで、随時アップしていきますので、よろしくお願いいたします。 *招待券(裏面押印なきものは無効)の画像です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 7月14日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 ジョン・F・ケネディとその時代 7月22日(土)から、毎月第4土曜日開催のよみうりカルチャー北千住での講座です。今から60年前の1963年11月に暗殺をされたケネディ大統領とその時代について、様々な角度から解説をします。詳細はこちらをご覧ください。 切手・郵便物でみる 朝鮮半島現代史 7月25日開講! 武蔵野大学の新たな講座(対面式)「切手・郵便物でみる 朝鮮半島現代史」が7月25日にスタートします。詳細はこちらをご覧ください。 新講座「龍の文化史」 8月9日配信開始! 武蔵野大学の新たなWeb講座「龍の文化史」が8月9日から配信開始になります。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。今回の講座では、日本の龍を皮切りに、中国、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-05-28 Sun 09:34
第76回カンヌ国際映画祭授賞式が、現地時間の27日に行われ、コンペティション部門出品作『パーフェクト・デイズ(原題) / Perfect Days』で主演を務めた役所広司が男優賞を獲得しました。日本人のカンヌ男優賞受賞は、2004年の是枝裕和監督作『誰も知らない』の柳楽優弥以来、19年ぶり2人目の快挙です。というわけで、今日はこんなものを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1982年5月15日、フランスが発行した“第35回カンヌ国際映画祭”の記念切手のドキュマン(ドキュマン・フィラテリーク。銅版画用の特製紙に原版の出来を確かめる凹版の単色プルーフ、切手に関連する絵や解説文を記載し、切手を貼って初日印を押した、フランス郵政発行の郵趣品)です。上部にはカンヌの街並みと参加各国の国旗が描かれており、日章旗もしっかりと確認できますので“日本人の男優賞”をたたえるにはふさわしいマテリアルかと思って取り上げてみました。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 6月9日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-04-11 Tue 11:18
フランスの マクロン大統領が、9日発表の声明で、欧州は台湾を巡る対立を激化させることに関心がなく、米中両政府から独立した“第3の極”になるべきだと述べたことについて、欧米各国から中国に配慮し過ぎた発言だとして批判が噴出しています。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2014年3月28日にフランスが発行した“中国との国交樹立50年”の記念切手で、南京の秦淮河の風景が描かれています。中仏国交樹立50周年の切手は、今回ご紹介のデザインのものと、フランスの象徴としてのパリのセーヌ川を描く切手の2種セットで、中国とフランスで同図案のものが同時に発行されています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ちなみに、中仏関係は日本にも少なからず影響を及ぼしていますが、そのあたりについては、拙著『現代日中関係史』(全2巻)でもいろいろまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひお手にとってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 4月12日(水) 19:00~ 林修のニッポンドリル フジテレビ系で放送の「林修のニッポンドリル」の“学者とめぐるシリーズ・日本郵便”に内藤が登場します。よろしかったら、ご覧ください。番組の公式サイトはこちらです。 4月14日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 4月22日(土) スタンプショウ 2023 於・都立産業貿易センター台東館 毎年恒例、東京・浅草で開催の世界切手祭り・スタンプショウで、22日(土) 11:00から拙著『現代日中関係史 第2部 1972-2022』の出版記念イベントやります。事前予約不要・参加費無料です。親イベントとなる切手展、スタンプショウの詳細は主催者サイトをご覧ください。 4月30日(日) 英秘密情報部(MI6)入門 4月30日(日) 13:00~14:30 よみうりカルチャー荻窪での公開講座です。 映画「007シリーズ」などにも名前が出てくる英秘密情報部(MI6)について、実際の歴史的事件とのかかわりなどを中心にお話します。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 北千住 エリザベス女王の現代史 原則毎月第4土曜日 13:00~14:30 エリザベス女王の描かれた切手を手掛かりに、現代史を読み解く講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-08-05 Fri 06:54
1962年8月5日、マリリン・モンローが自宅の寝室で亡くなっているのを発見されてから、ちょうど60年になりました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2003年11月10日にフランスが発行した「アンディ・ウォーホルの『マリリン・モンロー』」の切手です。 詳細につきましては、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * きのう(4日)、アクセスカウンターが251万PVを超えました。いつも閲覧していただいている皆様には、あらためてお礼申し上げます。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 8月12日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『本当は恐ろしい! こわい切手』 好評発売中!★ 怨霊、ゾンビ、鬼、そして人間の闇 …… 古今東西の奇妙な切手を集めた一冊。 それぞれの切手には、いずれも世に出るだけの理由が必ずある。 その理由を求めて、描かれた題材の歴史的・文化的・社会的背景を探っていくと、 そこからさまざまなドラマが浮かび上がってくる。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-07-02 Sat 01:36
きょう(2日)は夏至から数えて11日目の半夏生。関西や瀬戸内地方では、稲の根がタコの足のようにしっかりと張って豊作になるようにとのゲン担ぎで、タコを食べる習慣のある日です。というわけで、タコを描く切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2005年5月30日にフランスが発行した“ジュール・ヴェルヌ没後100年”の記念切手のうち、『海底二万里』を題材にした1枚で、主人公でフランスの海洋学者、ピエール・アロナックス博士と助手のコンセイユ、カナダ人で銛打ちの名手ネッド・ランドの3人が海の魔物、クラーケンと格闘する場面が描かれています。 現在では巨大なイカの姿で表現されることの多いクラーケンですが、ヴェルヌの時代の一般的なフランス人にはタコを食べる習慣のなく、ヴェルヌ本人もタコとイカの区別がつかなかったようで、『海底二万里』に登場するクラーケンには両者を混同した記述も散見されます。ただし、『海底二万里』の原文では、クラーケンについて“タコ(poulpe)”の語が用いられていることもあり、今回ご紹介の切手のように、『海底二万里』に登場するクラーケンは巨大なタコとして描かれるのが一般的です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、海の魔物・クラーケンについては、7月20日刊行予定の拙著『本当は恐ろしい! こわい切手』でも1章を設けてまとめております。同書につきましては、一般販売に先立ち、7月16-18日に東京・錦糸町で開催の全日本切手展会場内で先行販売を行うほか、会期中の17日15:00からは、会場内にて出版記念のトークイベントも行いますので、よろしくお願いします。 ★★★ 全日本切手展のご案内 ★★★ 7月16-18日(土-月・祝) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)が開催されます。全日本切手展のオフィシャルサイトおよびフェイスブックの特設ページ(どなたでもご覧になれます)にて、随時、情報をアップしていきますので、よろしくお願いいたします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 7月8日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 7月17日(日) 全日本切手展2022でのトークイベント 11:00~ 「切手でたどる郵便創業150年の歴史」 *5月に第3巻の平成・令和編を刊行し、シリーズとして完結した拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史』について、第3巻の内容を中心にお話するイベントです。 15:00~ 「本当は恐ろしい! こわい切手」 *7月20日にビジネス社から刊行予定の『本当は恐ろしい! こわい切手』の出版記念のトークイベントです。一般販売に先駆け、会場内では先行販売も行います。 両イベントとも、事前予約不要・参加費無料(全日本切手展への入場料は必要)です。親イベントとなる切手展、全日本切手展の詳細は同展のオフィシャルサイトまたはフェイスブックの特設ページ(どなたでもご覧になれます)をご覧ください。 読書人Web 「切手がつなげた人と時代」 6月24日に『切手でたどる 郵便創業150年の歴史』シリーズ完結を記念して、田中秀臣先生と行ったトークイベントのアーカイブ配信のご案内です。7月24日まで、こちらでチケット(1500円)を販売しておりますので、よろしくお願いします。 武蔵野大学のWeb講座 4月6日-7月12日 鏑木清方と江戸の残り香 詳細はこちらをご覧ください。 4月13日-7月19日 日本の郵便150年の歴史2 占領時代(1945年の終戦から1952年) 詳細はこちらをご覧ください。 5月18日-8月23日 日本の歴史を学びなおす― 近現代編その2― 幕末 詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』 好評発売中!★ 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの最終巻。平成以降、郵政省が郵政事業庁、日本郵政公社を経て、株式会社化され現在に至るまでを扱っています。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-06-12 Sun 11:04
きょう(12日)は、最悪の形態の児童労働の撤廃を呼びかけるため、2002年に国際労働機関(ILO)が制定した“児童労働反対世界デー”です。というわけで、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2002年にフランスで制作された“アフガニスタン復興支援”の宣伝絵葉書(私製)で、学校に通うフランスの少女と学校に通えず水汲みをしているアフガニスタンの少女を対比させたイラストが描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 なお、2001年以降のアフガニスタンへの西側諸国への関与については、拙著『アフガニスタン現代史』でもまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 6月24日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 6月24日(金) 19:00~ 読書人Web 「切手がつなげた人と時代」 『切手でたどる 郵便創業150年の歴史』シリーズ完結を記念して、『読書人』で田中秀臣先生とトークイベントをやります。イベントの詳細とご来場チケット(1500円)の販売はこちら、オンラインのライブ配信チケット(1500円)の販売はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 4月6日-7月12日 鏑木清方と江戸の残り香 詳細はこちらをご覧ください。 4月13日-7月19日 日本の郵便150年の歴史2 占領時代(1945年の終戦から1952年) 詳細はこちらをご覧ください。 5月18日-8月23日 日本の歴史を学びなおす― 近現代編その2― 幕末 詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』 好評発売中!★ 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの最終巻。平成以降、郵政省が郵政事業庁、日本郵政公社を経て、株式会社化され現在に至るまでを扱っています。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2021-12-29 Wed 08:34
フランス国王ルイ15世の公妾で、大手べ-カリー・チェーン“ポンパドウル”の名前の由来にもなったポンパドゥール夫人ことポンパドゥール侯爵夫人ジャンヌ=アントワネット・ポワソンが1721年12月29日に生まれてから、ちょうど300年になりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2014年(夫人の没後250年の年)にフランスで発行されたポンパドゥール夫人の切手で、彼女とも親交のあった画家、フランソワ・ブーシェによる彼女の肖像画を基にしたデザインとなっています。 ポンパドゥール夫人は、1721年12月29日、パリの銀行家の娘として生まれました。当時のフランス社会では、身分としては平民の出身でしたが、生家の豊富な資金力を背景に当時の一流の教育を受け、幼少期から非常に優秀な成績でした。 1741年、徴税請負人のシャルル=ギヨーム・ル・ノルマン・デティオールと結婚。これを機に、上流階級のサロンに出入りするようになり、その美貌と教養ゆえに大いに話題となりました。1744年、ルイ15世の公妾、シャトールー公爵夫人ことマリー・アンヌ・ド・マイイ=ネールが亡くなると、ルイ15世はしばらく悲しみに打ちひしがれていましたが、すぐに新しい愛妾を探すようになり、彼女が選ばれます。このため、彼女はポンパドゥール侯爵夫人の称号を与えられて夫と別居し、1745年9月14日正式に公妾として認められました。 国王の公妾となったポンパドゥール夫人は、政治に関心の薄いルイ15世に代わって権勢を振るい、1756年には、それまで宿敵とされてきたオーストリアのマリア・テレジアと同盟を結び(いわゆる外交革命)、ロシアのエリザヴェータとともに反プロイセン包囲網の結成を実現しました。1764年没。なお、外交革命に伴う仏墺和解の象徴として、夫人が亡くなった後の1770年にハプスブルク家からフランス王室に嫁いだのがマリー・アントワネットです。 また、夫人はサロンを開いてヴォルテールやディドロなどの啓蒙思想家や芸術家を支援し、ロココ様式隆盛の流行の中心となっています。今回ご紹介の切手の元になった肖像画を描いたブーシェは、彼女のお気に入りの画家だっただけでなく、彼女に素描とエッチングを教えていたほか、相談役としても彼女の美術品収集のアドバイザーも務めました。 ちなみに、ベーカリーチェーンのポンパドウルのロゴは、ブーシェの肖像画ではなく、シャルル=アンドレ・ヴァン・ルによる「女庭師姿のポンパドゥール夫人」の左右を反転させたイメージでデザインを作ったのではないかと思います。(下に画像を貼っておきます) ★ 放送出演・講演・講座などのご案内★ 12月30日(木) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 武蔵野大学のWeb講座 2021年12月1日~2022年2月8日 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編その1 ― 黒船来航」 12月1日から2月8日まで、計7.5時間(30分×15回)の講座です、お申し込みなどの詳細は、こちらをご覧ください。 ★ 『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』 11月20日刊行! ★ 2530円(本体2300円+税) 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの第2巻。まずは、1945年の第二次大戦終戦までの時代を扱った第1巻に続き、第二次大戦後の1946年から昭和末の1989年までを扱っています。なお、2022年3月刊行予定の第3巻では平成以降の時代を取り扱う予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★★ 書籍無料ダウンロードを装った違法サイトにご注意ください!★★ 最近、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史』をPDF化して、無料でダウンロードできるかのように装い、クレジットカード情報を盗み取ろうとする違法サイトの存在が確認されました。 この種のサイトは多種多様な出版物を無許可で取り扱っているものと思われます。 内藤および拙著の出版元・販売元ではこのような行為は一切認めておらず、フィッシング詐欺等に巻き込まれる可能性もありますので十分ご注意ください。 |
2021-12-22 Wed 01:13
1991年12月22日、アフガニスタンでの第一次タリバン政権の崩壊を受けて、ハーミド・カルザイを議長とする暫定政府“アフガニスタン暫定行政機構”が発足してからちょうど20年になりました。というわけで、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2001年10月10日、フランスのストラスブールからカブールに郵便局留で送られたカバーで、“FREE KABUL/ INTERIM ADMINISTRATION OF AFGHANISTAN(自由カブール アフガニスタン暫定統治機構)”の印が押されています。 2001年10月7日、911同時多発テロ事件の首謀者、ウサーマ・ビンラーディンの身柄拘束とタリバン政権の壊滅を目標にアフガニスタンへの空爆を開始した米国は、戦後のアフガニスタン国家の再建や平和維持についての確たるプランがあったわけではなく、相応の打撃を与えればタリバンは自然消滅するだろうとの楽観的な見通しに立っていました。 このため、タリバン政権崩壊後の戦後処理については国連が主導せざるを得ず、戦闘継続中の2001年11月、国連は、ドイツのボン近郊のケーニヒスヴィンターに北部同盟のほか、ローマ(元国王ザーヒル・シャー周辺)、ペシャーワル、キプロスの各地で活動している反タリバン派を招集。12月5日、①暫定政府の成立、②ローヤ・ジルガの招集、③国際治安支援部隊 (ISAF:International Security Assistance Force)の成立と国連アフガニスタン支援ミッション (UNAMA:United Nations Assistance Mission in Afghanistan:)の設立などを決めたボン合意が成立します。 これを受けて、12月22日には元外務次官のハーミド・カルザイを議長として、正式な政府発足までの暫定政府として“アフガニスタン暫定行政機構”が発足しました。 今回ご紹介のカバーは、タリバン政権への攻撃が始まった直後の2001年10月10日、フランス・ストラスブールからカブール宛に差し出された郵便物ですが、裏面(下の画像)に“TRANSIT ABU DHABI”が押されていることから、しばらく経由地のアブダビに留め置かれ、タリバン政権が崩壊して状況がある程度安定した後にカブールに届けられ、 “FREE KABUL/ INTERIM ADMINISTRATION OF AFGHANISTAN(自由カブール アフガニスタン暫定行政機構)”の印が押されたものと思われます。なお、カバーが差し出された時点では、暫定行政機構の根拠となるボン合意は成立していませんので、差出時にこの印を押すことは不可能です。 また、アブダビ経由の印の下には、2002年3月11日付のカブール中央郵便局の引受印が押されている点にも注目したいところです。 1996年に9月にカブールを制圧したタリバンは、2001年10月の第一次政権崩壊まで、政権として官営の郵便事業を行わず、首都カブールに開設された民間組織、“バクタル・スピーディ・ポスト”が文書の送達を担当していたとの報告がなされています。このバクタル・スピード・ポストは、アフガニスタン国内の郵便物は原則として扱わず、外国宛の郵便物をパキスタンなどへ搬送し、そこから、宛先国へと郵便を送るという方式を取っていたとの報告があるものの、詳細はよくわかっていません。また、タリバン政権が独自の切手を発行することはなく、一部の欧米の業者が“アフガニスタン”名義の切手風のラベルを制作し、“アフガニスタン切手”として蒐集家向けに販売していましたが、アフガニスタン国家としてそれに抗議し、販売停止を求めるなどの措置もとられませんでした。 今回ご紹介のカバーでは、カブール中央郵便局の印が押されていることから、暫定行政機構の下で、タリバン政権下で停止されていた郵便の引受が復活したことがわかります。なお、この郵便物は局留め扱いになっていたことから、保管期間の後、中央郵便局が8月12日の印を押してフランス宛に返戻しており、この時までにアフガニスタン郵政の業務が完全に復活したこともわかります。 さて、現在、『アフガニスタン現代史(仮)』と題する書籍を刊行すべく、作業を進めています。なんとか年内に刊行したかったのですが、諸般の事情で作業が遅れ、実物ができあがるのは年明けになってしまい、申し訳ございません。近々、正式なタイトルや発売日、販売価格などの詳細が決まりましたら、このブログでもご案内いたしますので、よろしくお願いします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内★ 12月27日(月) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 武蔵野大学のWeb講座 2021年12月1日~2022年2月8日 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編その1 ― 黒船来航」 12月1日から2月8日まで、計7.5時間(30分×15回)の講座です、お申し込みなどの詳細は、こちらをご覧ください。 ★ 『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』 11月20日刊行! ★ 2530円(本体2300円+税) 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの第2巻。まずは、1945年の第二次大戦終戦までの時代を扱った第1巻に続き、第二次大戦後の1946年から昭和末の1989年までを扱っています。なお、2022年3月刊行予定の第3巻では平成以降の時代を取り扱う予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★★ 書籍無料ダウンロードを装った違法サイトにご注意ください!★★ 最近、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史』をPDF化して、無料でダウンロードできるかのように装い、クレジットカード情報を盗み取ろうとする違法サイトの存在が確認されました。 この種のサイトは多種多様な出版物を無許可で取り扱っているものと思われます。 内藤および拙著の出版元・販売元ではこのような行為は一切認めておらず、フィッシング詐欺等に巻き込まれる可能性もありますので十分ご注意ください。 |
2021-12-20 Mon 01:42
パリのジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター(ポンピドゥー・センター)など、世界的に有名な建築を手掛けた英国の建築家、リチャード・ロジャース氏(以下、敬称略)が、18日(現地時間)、亡くなりました。享年88歳。というわけで、謹んでご冥福をお祈りしつつ、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1977年2月5日、ロジャーズの出世作となったポンピドゥー・センターの落成に際してフランスが発行した記念切手で、建物の外観が描かれています。 ポンピドゥー・センター は、パリ4区のサン=メリ地区にある総合文化施設で、公共情報図書館、国立近代美術館・産業創造センター、映画館、多目的ホール、会議室、アトリエ・ブランクーシ、カンディンスキー図書館および国立音響音楽研究所 (IRCAM) などで構成されています。このうち、国立近代美術館は、ピカソ、カンディンスキー、マティス、シャガール、レジェ、ミロ、ダリ、デュビュッフェ、ウォーホル、モンドリアン、ニキ・ド・サンファルなどの作品をはじめとする10万点以上の作品を所蔵し、近現代美術のコレクションとしてはニューヨーク近代美術館 (MoMA) に次ぐ第二の規模を誇っています。 1969年6月20日、ド・ゴールの後継者としてフランス大統領に就任したジョルジュ・ポンピドゥーは、パリの中心部に造形芸術のほか、デザイン、音楽、映画関連の施設および図書館を含む近現代芸術拠点を設ける構想を発表しました。 第二次大戦後、フランスの国際的な地位は低下し、世界の芸術の中心もパリからニューヨークへシフトしていきました。このため、自身も現代芸術の愛好家だったポンピドゥーは、現在芸術の中心地としてのパリの地位を回復させるため、世界に開かれた芸術創造の場となるような施設を建設し、フランス政府が最新の芸術動向と一般大衆をつなぐ仲介役となることなどを目的に、芸術文化センターの建設を提案します。 これを受けて、国際建築設計コンペティションが開催され、1971年7月15日、681点の応募作品の中から、レンゾ・ピアノ、リチャード・ロジャースおよびジャンフランコ・フランキーニのプロジェクトが選ばれました。 ロジャーズの設計は、建物の内部空間をすっきりさせるため、水道管、冷暖房ダクト、電線管や電線ダクト、階段など建物の共用施設をすべてむき出しのまま建物外部に露出させるもので、建物の設備は、空気の流れ(空調)を意味する青、水の流れ(水道)を意味する緑、電気の流れを意味する黄色、人の流れ(階段、エスカレーター)を意味する赤、のカラーコードで示されています。このスタイルは、その後のロジャーズの建築の特色となりました。 1977年の完成当初、パリでは歴史街区の保存が課題になっていたこともあり、ポンピドゥ・センターのデザインに対しては、町の美観を損なうものとの批判も強く、“配管設備のノートルダム”、“芸術の倉庫”、“ガス工場”、“石油精製工場”、“文化のがらくた置き場”などと揶揄されました。しかし、センターの開館後、周辺には画廊、商店、レストランなどが進出して再開発が進み、現在では、ポンピドゥーセンターはパリのランドマークの一つとして定着しています。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内★ 12月20日(月) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 武蔵野大学のWeb講座 2021年12月1日~2022年2月8日 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編その1 ― 黒船来航」 12月1日から2月8日まで、計7.5時間(30分×15回)の講座です、お申し込みなどの詳細は、こちらをご覧ください。 ★ 『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』 11月20日刊行! ★ 2530円(本体2300円+税) 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの第2巻。まずは、1945年の第二次大戦終戦までの時代を扱った第1巻に続き、第二次大戦後の1946年から昭和末の1989年までを扱っています。なお、2022年3月刊行予定の第3巻では平成以降の時代を取り扱う予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★★ 書籍無料ダウンロードを装った違法サイトにご注意ください!★★ 最近、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史』をPDF化して、無料でダウンロードできるかのように装い、クレジットカード情報を盗み取ろうとする違法サイトの存在が確認されました。 この種のサイトは多種多様な出版物を無許可で取り扱っているものと思われます。 内藤および拙著の出版元・販売元ではこのような行為は一切認めておらず、フィッシング詐欺等に巻き込まれる可能性もありますので十分ご注意ください。 |
2021-08-03 Tue 04:54
現在開催中の東京五輪ですが、きのう(2日)は、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎が銀、体操女子種目別の“ゆか”で村上茉愛が銅(体操女子の個人メダルは初。団体でも1964年の東京五輪以来57年ぶり)、の各メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2020年9月21日にフランスが発行した“スポーツ 情熱の色”の切手のうち、体操女子を取り上げた1枚です。 “スポーツ 情熱の色”は、2019年から毎年1枚ずつ、各大陸の地図を背景に6種の競技の切手を収めた円形のシート形式で発行され、次回のパリ五輪前年の2023年には、シート周囲の枠で“五輪”が完成するという趣向になっています。ちなみに、今回ご紹介の切手が収められていたシートは赤枠で背景は南北アメリカ大陸(下の画像)、2019年のシートは青枠で背景は欧州大陸、2021年のシートは黄枠で背景はアジア大陸になっています。 さて、今回ご紹介の切手のシートの1枚として体操女子が取り上げられたのは、2020年が今回の東京五輪の当初の開催予定年だったことに加え、五輪の代表選考会として、同年の“体操女子ヨーロッパ選手権大会”が4月23日から5月3日までパリで開催される予定だったことを踏まえたものです。 しかし、新型コロナ禍により、東京五輪は開催が1年延期され、ヨーロッパ選手権も4-5月のパリでの開催は取りやめとなり、12月17-20日にアゼルバイジャンのバクーで規模を大幅に縮小して実施されることになりました。ところが、今度は、同年9月27日、ナゴルノ・カラバフをめぐりアゼルバイジャンとアルメニアの紛争が勃発したため、日程はそのままで開催地をバクーからトルコのメルシンに変更して実施されています。 ちなみに、メルシンでの大会には15ヵ国から90人の選手が参加しましたが、今回ご紹介の切手を発行したフランスをはじめ、ドイツ、イタリア、スペイン、英国など西側主要国は参加しませんでした。 * 昨日(2日)の文化放送「おはよう寺ちゃん」の僕の出番は、無事、終了いたしました。リスナーの皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。次回は来週月曜日・9日に登場の予定です。引き続きよろしくお付き合いください。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内★ 8月9日(月) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 ★ 『世界はいつでも不安定』 オーディオブックに! ★ 拙著『世界はいつでも不安定』がAmazonのオーディオブック“Audible”として配信されました。会員登録すると、最初の1冊は無料で聴くことができます。お申し込みはこちらで可能です。 ★ 『誰もが知りたいQアノンの正体』 好評発売中! ★ 1650円(本体1500円+税) * 編集スタッフの方が個人ブログで紹介してくれました。こちらをご覧ください。 ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2020-12-28 Mon 04:16
EU加盟国で、きのう(27日)から、新型コロナウイルスのワクチン接種が一斉に始まりました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1966年12月10日にフランスが発行した赤十字切手で、少女の腕に注射する看護師の女性が描かれています。 日本では、ワクチンの予防接種は本人の健康のためと考えられてるため、予防接種は義務ではなく、ワクチン接種を受けなくても社会的な不利益を被ることはありません。これに対して、フランスでは、予防接種は、他人に病気を移さないために必要な措置との考え方から、予防接種が義務化されています。特に、乳幼児に関しては、生後18か月までに11種類のワクチン接種を受けることとされているほか、成人後も接種が義務付けられているワクチンがあり、そのスケジュール管理のための“ワクチン・カレンダー”も作られています。 乳幼児がきちんとワクチン接種を受けたか否かは、保育園や幼稚園への入園の際にチェックされ、園長は予防接種を受けていない児童の入園を拒否することができます。また、小学校への入学時には、法律で定められた予防接種を子供に受けさせなかった親に対して罰金が科されることがあるほか、子育て支援金もカットされます。 さて、新型コロナウイルスのワクチンに関しては、12月21日、欧州委員会が欧州医薬品庁(EMA)の審査を経て、米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが共同開発したワクチンのEU域内での販売を承認しており、来年1月には、米バイオ企業モデルナのワクチンも承認される予定となっています。 ワクチンは欧州委が最大3億回分の接種量を調達して加盟27カ国に配分する仕組みで、26日、その第1陣が、ファイザーのベルギー工場からマイナス70度の超低温保管で各地に移送され、ドイツの一部地域とハンガリー、スロヴェニアでは、即日、先行しての接種がスタート。27日からは、フランス、イタリア、スペインなど各国でのワクチン接種が本格的に始まりました。各国は、まず、医療関係者や高齢者への接種を優先し、段階的に対象を広げていく予定です。ちなみに、EU域外では、すでに、中国、ロシア、英国、カナダ、米国、スイス、セルビア、シンガポール、サウジアラビアでコロナワクチンの大規模接種が始まっています。 なお、英国などでは新型コロナウイルスの変異種が発見されていますが、ビオンテックのウグル・サヒンCEOは、22日、「科学的には、このワクチン接種で得られる免疫応答で、変異種にも対応できる可能性は非常に高い」が、「必要であれば変異種に特化したワクチンも6週間以内に開発可能」と話しています。 ★ 内藤陽介の最新刊 『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』 ★ 本体1600円+税 出版社からのコメント 【中国の札束攻勢にソロモン諸島は陥落寸前!】 日本軍の撤退後、悲劇の激戦地は いかなる歴史をたどり、 中国はどのように浸透していったのか 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2020-02-10 Mon 00:30
柔道王者として、2010年に東京で開催の世界選手権無差別決勝で日本の上川大樹に敗れて以来(ただし、同大会でも100kg超級では優勝)、10年間無敗だったフランスのテディ・リネールが、きのう(9日)、柔道のグランドスラム・パリ大会3回戦で日本の影浦心に延長で技ありを奪われて黒星を喫し、連勝が154でストップしました。というわけで、フランスの柔道切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1964年の東京五輪を記念して発行された柔道の切手です。 フランスに柔道が紹介されたのは、1895年、雑誌『両世界評論(La Revue des Deux Mondes)』に柔術に関する記事が掲載されたのが最初とされており、1905年にはエドモン・デボネがフランス最初の道場を開設しました。 フランス柔道の歴史に決定的な影響を与えたのは、1935年、パリで日仏柔道倶楽部を創立した川石酒造之助です。 川石は、フランスでの指導に際して、技の名前を日本語ではなく、技毎に番号をつけ記号化したものとして外国人にも理解しやすいようにしたほか、指導内容の中にピストルやナイフなどで攻撃を受けた時の反撃方法や護身術も含めることで、外国人が柔道を学びやすくする“川石メソッド”を開発。その後の、柔道の国際化の基礎を築きました。 第二次欧州大戦が勃発すると、1940年6月、フランスはドイツに降伏して苦難の時期を迎えましたが、皮肉なことに、日独の同盟関係の影響もあったためか、フランスの柔道は発展。1942年にはフランス格闘技連盟の1部門としてフランス柔道柔術連盟が設立され、翌1943年5月30日にはドイツ占領下のパリで第1回フランス柔道選手権も開催されました。 第二次大戦後の1946年、フランス柔道連盟は格闘技連盟から独立。その後もフランスの柔道人口は順調に増加し、1936年に50人程度であった練習生の数は1956年に2万人を超え、2011年までに約56万人が連盟から免許を受けています。 ちなみに、柔道が五輪の正式種目となったのは1964年の東京大会ですが、フランス選手が初めてメダルを獲得したのは1972年のミュンヘン大会(結果は銅3)でした。以来、前回のリオデジャネイロ大会までに、フランスが獲得した柔道の五輪メダルは、男女合わせて金14、銀10、銅25の計49で、これは、日本の計82(内訳は、金37、銀19、銅26)に次ぐ第2位の記録です。 ★★ イベント等のご案内 ★★ 今後の各種イベント・講座等のご案内です。詳細については、イベント名・講座名をクリックしてご覧ください。 ・東アジア歴史文化研究会 2月13日(木) 18:30~ 於常圓寺祖師堂ホール 混迷を深める中東情勢を読み解く 参加費 2000円 詳細は、主催者(東アジア歴史文化研究会)まで、メール(アドレスは、e-asia★topaz.ocn.ne.jp スパム防止のため、ここでは、★を@に変えています)にてお問い合わせください。 ・よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 毎月第1火曜日 15:30~17:00 3/3(1回のみのお試し受講も可) ★★ 内藤陽介の最新刊 『日韓基本条約』 ★★ 本体2000円+税 出版社からのコメント 混迷する日韓関係、その原点をあらためて読み直す! 丁寧に読むといろいろ々発見があります。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2019-12-06 Fri 10:41
フランスでは、きのう(5日)から、マクロン大統領が進める年金改革に反対する大規模なストライキが始まりました。内務省の集計で参加者は全土で80万人を超えており、高速鉄道TGVの9割が運休し、パリ市内の地下鉄も大半の路線が止まるなど、交通網はマヒ状態で、病院職員や教員、警官、消防隊員もストに加わり、多くの学校も休校となりました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1968年5月27日、パリ五月革命下のフランス南西部リブルヌ郡からパリ宛に差し出された郵便物で、ゼネストで国営の郵便事業が事実上停止されていた中で、郡の商工会議所が一般市民向けに提供していた“郵便”を使って差し出されています。料金の50サンチームは、商工会議所の発行した証票により納付され、商工会議所のスタンプで消印されています。 1938年に6万人だったフランスの大学生は、1961年に24万人、1968年に60万5000人にまで膨れ上がりました。この結果、特権的なエリート教育・研究の場だった大学は大衆化したものの、新たに“知識人”の資格を得た(はずの)若者たちにはそれにふさわしい(と彼らが考える)社会的発言の場が与えられたわけではなく、彼らの不満が鬱積していました。 1966年、ストラスブール大学で、教授独占の位階体制に対する民主化要求の学生運動が発生。学生たちの矛先は、既存の学生運動組織だったフランス全国学生連盟(UNEF)や、ソ連との関係が深く“官僚主義的”なフランス共産党にも向けられ、1964年に創立されたばかりのパリ大学ナンテール分校(現パリ第十大学)へも波及。さらに、1968年3月22日、“ベトナム戦争反対を唱える国民委員会”のメンバーが逮捕されると、これに抗議する学生が校舎の一部を占拠し、ソルボンヌ(パリ大学)でも学生の自治と民主化を要求する運動が本格化。3月末にはナンテール分校の授業も中止されました。 こうした状況の下、1968年5月1日、反共を掲げる右派系の学生組織、“オキシデンタル・グループ”がナンテール校を攻撃しようとしているという噂が広まり、翌2日にはソルボンヌの学生組合ビルの一部が燃える事件が発生します。パリの大学を取り巻く情勢が急速に緊張する中で、5月3日、ナンテール校の学部長がキャンバスの閉鎖を決定すると、追放された学生約500名がソルボンヌを占拠。警察、保安機動隊との衝突で、100名以上が負傷し、数百名が逮捕され、ソルボンヌは閉鎖されました。 こうして、いわゆる“パリ五月革命”が始まります。 学生たちはパリ市街ラテン地区(カルティエ・ラタン)に拡散してパリ中心部で大規模なデモを敢行。これを警察が鎮圧しようとすると、さらに多くの学生がデモに参加するようになり、一般市民も巻き込んで騒乱が拡大します。さらに、5月6日にはフランスの各地で高校生や大学生による連帯ストライキが発生し、翌7日には4万人の大規模デモが発生して、カルティエ・ラタンは中央政府の統制が及ばない“解放区”の様相を呈しました。 さらに、学生運動は各国の左翼過激派の闘争とも連携して、大学占拠・街頭進出というかたちで地方にも爆発的に拡大。これに呼応して、労働組合は大規模なストライキを決行し、5月14日には、労働者が約50のルノー工場を占拠して工場責任者を拘束し、工場に紅旗を掲揚します。以後、ストライキは雪だるま式に拡大し、ピーク時にはフランス人労働者のおよそ3分の2に相当する約1000万人が参加し、5月20-21日には「労働者と学生の闘争は同じである」とのスローガンの下、銀行や繊維産業等も含めた大規模なゼネストが行われ、フランスの交通・流通システムは麻痺状態に陥りました。 こうした状況の下、ゼネストにより国営の郵便事業も事実上停止となったため、一部の地域では商工会議所などが一般市民向けの通信サービスを提供することもありました。今回ご紹介の郵便物もその一例です。 結局、5月27日に政府、労働組合、および雇用主連合間の交渉により、最低賃金を3分の1引き上げ、労働組合への公的権利が確立される「グルネル協定」が締結され、5月30日にド・ゴール大統領が国会の解散を宣言したことで事態は沈静化。6月に入ると労働者の大部分は職場復帰したが、その後も散発的な暴力は続きました。 ところで、五月革命当初、フランス共産党は影響下にある労働総同盟(CGT)を通じて労働者のストライキを組織し、“ソ連を非難する急進的な学生運動”をアナーキストないしはトロツキストと非難していましたが、革命全体を通して主導権を握っていたのは、反スターリン主義・反ソ連の新左翼グループでした。学生グループの指導者としては、たとえば、ドイツ系ユダヤ人で無政府主義者のダニエル・コーン=ベンディット、統一社会党のジャック・ソバジョ、毛沢東主義者のアラン・ジェスマル、トロツキストのアラン・クリヴィーヌ等がいました。 デモに参加した学生たちは、既存の左翼勢力を否定する新左翼の立場から、革命のシンボルとして、反ソ・反スターリン主義の象徴である毛沢東とチェ・ゲバラの落書きを壁に描いたり、プラカードとして掲げて街中を練り歩いたりしました。 このうち、ゲバラの肖像に関しては、コルダの「英雄的ゲリラ」とそれに由来するフィッツパトリックのイラストが好んで用いられています。 パリ五月革命は、西ドイツや日本、イタリアなど西側先進国の左翼学生たちに影響を与え、各国の学生運動を過激化させる結果をもたらしましたが、その副産物として、各種の「英雄的ゲリラ」を中心とするゲバラの肖像も、新左翼のシンボルとして、各国に拡散・浸透していくことになります。 この辺りの事情については、拙著『チェ・ゲバラとキューバ革命』でも詳しくご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★★ 講座のご案内 ★★ 12月以降の各種講座等のご案内です。詳細については、各講座名をクリックしてご覧ください。 ・東アジア歴史文化研究会 12月12日(木) 18:30~ 於常圓寺祖師堂ホール 朝鮮半島現代史の“原点”についてお話しします。 参加費 2000円 詳細は、主催者(東アジア歴史文化研究会)まで、メール(アドレスは、e-asia★topaz.ocn.ne.jp スパム防止のため、ここでは、★を@に変えています)にてお問い合わせください。 ・日本史検定講座(全8講) 12月13日(金)スタート! 内藤は、全8講のうち、2月20日の第6講に登場します。 ・武蔵野大学生涯学習秋講座 飛脚から郵便へ―郵便制度の父 前島密没後100年― 2019年12月15日(日) (【連続講座】伝統文化を考える“大江戸の復元” 第十弾 ) ・よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 毎月第1火曜日 15:30~17:00 1/7、2/4、3/3(1回のみのお試し受講も可) ★ 最新作 『アウシュヴィッツの手紙 改訂増補版』 11月25日発売!★ 本体2500円+税(予定) 出版社からのコメント 初版品切れにつき、新資料、解説を大幅100ページ以上増補し、新版として刊行。独自のアプローチで知られざる実態に目からウロコ、ですが淡々とした筆致が心に迫る箇所多数ありです。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2019-08-25 Sun 09:13
G7サミット=主要7か国の首脳会議“ビアリッツ・サミット”が、日本時間の本日(25日)未明、フランス南西部ビアリッツで開幕しました。フランスでのサミット開催は、2011年のドーヴィル・サミット以来7年ぶり。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1976年にフランスが発行した観光宣伝の切手で、今回のサミット開催地、ビアリッツの海岸が描かれています。 ビアリッツはスペインとの国境にも近いバスク地方の主要都市のひとつで、フランス地図を六角形に見立てた場合、左下角の部分に当たります。 ビアリッツは、もともと、捕鯨を中心とする漁村でしたが、18世紀以降、海に面した療養地として脚光を浴びるようになりました。特に、1855年、皇帝ナポレオン3世が皇后ウジェニー・ド・モンティジョのために別荘(今回、首脳たちが宿泊しているオテル・デュ・パレの前身)を建てたのを皮切りに欧州貴族が贅沢な館を競い合うようになり、カジノも作られました。英国のヴィクトリア女王、エドワード7世、スペイン国王のアルフォンソ13世らもこの地を頻繁に訪れています。 また、ヴィクトル・ユゴーが「私はビアリッツより魅力的でより素晴らしい場所をおよそ知らない」と絶賛したほか、ピカソは1918年に妻オルガとの新婚旅行でこの地に滞在し、『水浴』を描くなど、芸術家たちにも愛された土地です。ちなみに、日本の文化人切手に取り上げられた筝曲家の宮城道雄も1953年にビアトリッツに滞在しており、彼が宿泊していた家には、そのことを示すプレートがつけられています。 ★★ イベントのご案内 ★★ ・インド太平洋研究会 第3回オフラインセミナー 9月28日(土) 15:30~ 於・イオンコンパス東京八重洲会議室 内藤は、17:00から2時間ほど、“インド太平洋”について、郵便学的手法で読み解くお話をする予定です。 参加費など詳細は、こちらをご覧ください。 ★★ 講座のご案内 ★★ 武蔵野大学生涯学習秋講座で、以下の講座をやりますので、よろしくお願いします。(詳細は講座名をクリックしてご覧ください) ・2019年10月13日(日) 飛脚から郵便へ―郵便制度の父 前島密没後100年― (【連続講座】伝統文化を考える“大江戸の復元” 第十弾 全7回) ・2019年10月31日 ー11月21日 (毎週木曜・4回) 切手と浮世絵 ★★ 内藤陽介の最新刊 『チェ・ゲバラとキューバ革命』 好評発売中!★★ 本体3900円+税 【出版元より】 盟友フィデル・カストロのバティスタ政権下での登場の背景から、“エルネスト時代”の運命的な出会い、モーターサイクル・ダイアリーズの旅、カストロとの劇的な邂逅、キューバ革命の詳細と広島訪問を含めたゲバラの外遊、国連での伝説的な演説、最期までを郵便資料でたどる。冷戦期、世界各国でのゲバラ関連郵便資料を駆使することで、今まで知られて来なかったゲバラの全貌を明らかする。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
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