2024-12-03 Tue 07:40
大分県中津市の観光名所、青の洞門で、先月30日、岩盤が崩落して洞内を通る市道が通行止めになっていることを受けて、きのう(2日)、中津市が現場付近の状況を調査し、岩盤の風化した部分に木の根が入り込んで崩れた可能性があることがわかりました。というわけて、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1999年2月1日、ふるさと切手(大分県)として発行された“青の洞門”の切手で、秋の競秀峰の遠景(上)と、現在通行止めになっている洞門内の市道の春の風景(下)を描く切手の連刷形式になっています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 12月10日(火) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 12月13日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★ 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します! * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2024-03-06 Wed 07:12
厚生労働省は、きのう(5日)、新型コロナウイルス感染症の診療体制について、4月以降は公費負担を全廃して通常の医療提供体制に移行することを正式に発表しました。というわけで、こんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2021年9月3日にふるさと切手(三重県)として発行予定だったものの、コロナ禍で大会そのものが中止になったため、不発行に終わった“第76回国民体育大会”の切手シートの画像です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 なお、新型コロナ禍がわが国の切手・郵便に与えた影響については、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』でも1章を設けてまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 3月6日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 3月8日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『今日も世界は迷走中』 オーディオブックに! ★ 拙著『今日も世界は迷走中』がAmazonのオーディオブック“Audible”として配信されました。会員登録すると、最初の1冊は無料で聴くことができます。お申し込みはこちらで可能です。 ★ 『龍とドラゴンの文化史』 好評発売中!★ 辰年にちなんで、中国 の龍を皮切りに、 日本 、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について、そのベースとなる文化史や興味深いエピソードなどを切手とともにご紹介します。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2024-02-05 Mon 08:41
きょう(5日)からあす(6日)午前中にかけて、南岸低気圧の影響で関東の広い範囲で雪が降ることが予想されています。雪のピークは今夜で、夕方以降は平野部でも大雪となるおそれがあり、東京23区でも10cm前後の積雪の可能性があるとか。すでに、全日空が羽田空港を発着する30便の欠航を発表しているほか、国交省は不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。というわけで、江戸・東京の雪景色を取り上げた切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2007年8月1日、ふるさと切手(東京都)として発行された「江戸名所と粋の浮世絵」シリーズ第1集のうち、廣重の「名所江戸百景 淺草金龍山」を取り上げた1枚で、金龍山浅草寺雷門の大提灯越しの雪景色が描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 2月8日(木) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 2月9日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『龍とドラゴンの文化史』 好評発売中!★ 辰年にちなんで、中国 の龍を皮切りに、 日本 、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について、そのベースとなる文化史や興味深いエピソードなどを切手とともにご紹介します。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2024-01-06 Sat 00:07
潮流社の雑誌『カレント』の2024年1月号が発行されました。僕の連載「切手から見る世界と歴史」は、今回は、ことし最初の掲載ということで、干支の龍にちなんでこの1枚をご紹介しました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1996年8月1日にふるさと切手(沖縄県)として発行された首里城正殿の切手で、首里城正殿と龍柱が描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、沖縄の龍柱については、拙著『龍とドラゴンの文化史』でも詳しくご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手にとってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 2024年1月10日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 1月12日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『龍とドラゴンの文化史』 好評発売中!★ 辰年にちなんで、中国 の龍を皮切りに、 日本 、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について、そのベースとなる文化史や興味深いエピソードなどを切手とともにご紹介します。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-08-26 Sat 05:12
1993年8月26日にレインボーブリッジが開通してから、ちょうど30年になりました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2000年1月12日に発行された“ふるさと切手(東京都)”の「21世紀に伝えたい東京の風物」のうち、「東京の夜景」(冬)の切手で、お台場付近から見たレインボーブリッジ等が描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 昨日(25日)の文化放送「おはよう寺ちゃん」の僕の出番は、無事、終了いたしました。リスナーの皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。次回は9月8日に登場の予定です。引き続きよろしくお付き合いください。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 9月8日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『今日も世界は迷走中』 好評発売中!★ ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは!内藤節炸裂。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-08-10 Thu 06:57
2003年8月10日、沖縄県で第二次大戦後初の鉄道となる“沖縄都市モノレール線(ゆいレール)”が那覇空港駅-首里駅間で開業してから、ちょうど20年になりました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2003年8月8日、沖縄都市モノレールの開業を前に、ふるさと切手(沖縄県)として発行された“沖縄都市モノレール”の切手で、開通区間をイメージして、首里城とモノレール、那覇空港とモノレールの二種連刷となっています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 8月11日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 8月13日(日) 21:55~ 拉致被害者全員奪還ツイキャス 8月13日(日)、拉致被害者全員奪還ツイキャスのゲストで内藤が出演しますので、よろしかったら、ぜひ、こちらをクリックしてお聴きください。 ジョン・F・ケネディとその時代 毎月第4土曜日開催のよみうりカルチャー北千住での講座です。今から60年前の1963年11月に暗殺されたケネディ大統領とその時代について、様々な角度から解説をします。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『今日も世界は迷走中』 好評発売中!★ ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは!内藤節炸裂。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-05-20 Sat 11:14
きのう(19日)午前、G7広島サミットが原爆ドームのある平和記念公園で始まり、岸田文雄首相がG7首脳らを出迎える公式行事で、初めてG7首脳がそろって平和記念資料館を視察し、原爆慰霊碑の前で一列に並んで献花・黙祷しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2005年4月22日、ふるさと切手(広島県)として発行された“平和記念公園・広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)”の切手です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 5月26日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-05-13 Sat 07:27
1573年5月13日(元亀4年4月12日)に武田信玄が亡くなってから、きょうで450年になりました。というわけで、きょうはこんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2010年11月15日に発行された地方自治法施行60周年記念シリーズ・青森県のうち、八戸市の三社大祭を取り上げた1枚で、祭りに登場する山車のうち、虎にまたがる信玄をかたどったものが取り上げられています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、記念コインとのコラボ企画として発行された地方自治法施行60周年記念シリーズについては、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』でも解説しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 * 昨日(12日)の文化放送「おはよう寺ちゃん」の僕の出番は、無事、終了いたしました。リスナーの皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。次回は5月26日に登場の予定です。引き続きよろしくお付き合いください。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 5月26日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-05-06 Sat 06:57
きのう(5日)午後2時半すぎ、石川県能登地方を震源とする地震があり、石川県珠洲市で震度6強の揺れを観測。その後、同地方では余震が続いており、午後9時58分ごろにも珠洲市で震度5強の揺れを観測する地震がありました。さらに、本日(6日)未明、2時47分頃には、青森県で最大震度4を観測する地震がありました。能登地方の最初の地震では、珠洲市ではしごから転落した男性1人が亡くなったほか、22人が重軽傷を負い、4棟の家屋が倒壊しています。能登・青森ともにこの記事を書いている時点ですでに雨が降っていますが、特に能登地方では今夜以降、雨が強まるおそれもあるとして、気象庁は土砂災害にも注意するよう呼びかけています。というわけで、亡くなられた方のご冥福と、被害がこれ以上大きくならないことをお祈りしつつ、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2014年11月26日に発行された地方自治法施行60周年記念シリーズ・石川県のうち、珠洲市の景勝地“見附島(みつけじま)”のを取り上げた1枚です。見附島は、昨年6月に同市を襲った最大震度6弱の地震でも斜面の一部が崩落する被害が出ていますが、今回の地震でも一部が崩落しています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、記念コインとのコラボ企画として発行された地方自治法施行60周年記念シリーズについては、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』でも解説しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 5月12日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-01-29 Sun 05:45
きのう(28日)夜、奈良の伝統行事、若草山の山焼きが行われました。昨年までは、新型コロナウイルスの影響で見物客の観覧を制限していましたが、今年は3年ぶりの通常開催で、17万人が訪れたそうです。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1996年11月15日、ふるさと切手(奈良県)として発行された“若草山山焼き”の切手です。原画は、上村松園の孫で、父の松篁とあわせて親子三代で文化勲章を受章した日本画家の上村淳之が制作しました。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 昨日(28日)、アクセスカウンターが255万PVを超えました。いつも閲覧していただいている皆様には、あらためてお礼申し上げます。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 2月5日(日) 13:00~ 「現代日中関係史」 2月4・5日(土・日)に東京・目白の切手の博物館で開催される「第14回テーマティク研究会切手展」にあわせて、下記の通り、拙著『現代日中関係史』の刊行記念トークイベントを開催します。切手展の参観と合わせて、ぜひ、ご参加ください。(切手展の詳細はこちら) 【日時】 2月5日(日) 13:00~14:30 【会場】切手の博物館3階会議室 【参加費】無料 ※先着順・最大20名 【問合先】(公財)日本郵趣協会 TEL:03-5951-3311 2023年2月10日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 北千住 エリザベス女王の現代史 原則毎月第4土曜日 13:00~14:30 エリザベス女王の描かれた切手を手掛かりに、現代史を読み解く講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第1部 1945-1972』 好評発売中! ★ 日本郵趣出版の新レーベル「郵便×歴史シリーズ」の第一弾の企画として、切手という切り口から第二次大戦後の日中関係を読み解く『現代日中関係史』。その第1巻となる本書は、第二次大戦後、わが国が中華人民共和国と国交を樹立(いわゆる国交正常化)する1972年9月以前を取り扱っています。なお、1972年の国交”正常化”以降については、2023年3月に刊行予定の第2巻でまとめる予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページのリンクがあるほか、主要書店の店頭在庫も確認できます。また、販売元の郵趣サービス社のサイト、スタマガネットの特設サイトサイトでは、本書の内容見本をご覧いただけます。 |
2023-01-14 Sat 06:32
きょう(14日)は、1895年1月14日、日本政府が尖閣諸島の日本領への編入を閣議決定したことにちなむ“尖閣諸島開拓の日(尖閣の日)”です。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1992年5月20日、那覇から“中国領・尖閣諸島”宛に差し出されたものの、差出人戻しとなった葉書です。返戻の理由は「宛先不十分」ですが、これは、「“尖閣諸島”はあくまでも日本名で、かの島々は“釣魚群島”であり、尖閣という地名表示は認められない」というニュアンスを含んでいるのかもしれません。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、尖閣諸島問題については、拙著『現代日中関係史 第1部 1945-1972』でも詳しくご説明しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧ください。 * 昨日(13日)の文化放送「おはよう寺ちゃん」の僕の出番は、無事、終了いたしました。 リスナーの皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。次回は1月27日に登場の予定です。引き続きよろしくお付き合いください。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 2023年1月27日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 1月28日(土)開講! よみうりカルチャー 北千住 エリザベス女王の現代史 毎月第4土曜日 13:00~14:30 エリザベス女王の描かれた切手を手掛かりに、現代史を読み解く講座です。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第1部 1945-1972』 好評発売中! ★ 日本郵趣出版の新レーベル「郵便×歴史シリーズ」の第一弾の企画として、切手という切り口から第二次大戦後の日中関係を読み解く『現代日中関係史』。その第1巻となる本書は、第二次大戦後、わが国が中華人民共和国と国交を樹立(いわゆる国交正常化)する1972年9月以前を取り扱っています。なお、1972年の国交”正常化”以降については、2023年3月に刊行予定の第2巻でまとめる予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページのリンクがあるほか、主要書店の店頭在庫も確認できます。また、販売元の郵趣サービス社のサイト、スタマガネットの特設サイトサイトでは、本書の内容見本をご覧いただけます。 |
2022-08-23 Tue 00:13
夏の甲子園(全国高等学校野球選手権)は、きのう(22日)、決勝戦が行われ、仙台育英(宮城)が下関国際(山口)を8-1で下し、初優勝を飾りました。東北勢が甲子園大会で頂点に立つのは、春の選抜大会を含めてこれが最初です。というわけで、きょうは仙台関連の切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2013年5月15日に発行された地方自治法施行60周年記念シリーズ・宮城県のうち“伊達政宗と慶長遣欧使節船”の切手です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、記念コインとのコラボ企画として発行された地方自治法施行60周年記念シリーズについては、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』でも解説しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 8月26日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『本当は恐ろしい! こわい切手』 好評発売中!★ 怨霊、ゾンビ、鬼、そして人間の闇 … 古今東西の奇妙な切手を集めた一冊。 それぞれの切手には、いずれも世に出るだけの理由が必ずある。 その理由を求めて、描かれた題材の歴史的・文化的・社会的背景を探っていくと、そこからさまざまなドラマが浮かび上がってくる。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-05-23 Mon 01:26
きょう(23日)は“世界カメの日”です。というわけで、毎年恒例、世界のカメの切手の中からこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2015年6月2日に発行された地方自治法施行60周年記念シリーズ・徳島県のうち“大浜海岸とうみがめ”の切手です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、記念コインとのコラボ企画として発行された地方自治法施行60周年記念シリーズについては、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』でも解説しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 5月27日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 武蔵野大学のWeb講座 4月6日-7月12日 鏑木清方と江戸の残り香 詳細はこちらをご覧ください。 4月13日-7月19日 日本の郵便150年の歴史2 占領時代(1945年の終戦から1952年) 詳細はこちらをご覧ください。 5月18日-8月23日 日本の歴史を学びなおす― 近現代編その2― 幕末 詳細はこちらをご覧ください。 ★『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』5月25日刊行!★ 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの最終巻。平成以降、郵政省が郵政事業庁、日本郵政公社を経て、株式会社化され現在に至るまでを扱っています。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★ 最新作 『アフガニスタン現代史』 好評発売中!★ 出版社からのコメント 混迷のアフガニスタン情勢の理解に必須の通史! 911同時多発テロ事件とその後のアフガニスタン空爆から20年。西側が支援した新共和国が崩壊し、再びタリバンが実効支配下に置いたアフガニスタン。英国、ソ連、米国…介入してきた大国の墓場と呼ばれてきたこの国の複雑極まりない現代史を、切手や郵便資料も駆使しながら鮮やかに読み解く。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-01-24 Mon 03:03
大相撲初場所は、千秋楽のきのう(23日)、関脇・御嶽海が横綱・照ノ富士を破り、13勝2敗で13場所ぶり3度目の優勝を決めるとともに、大関昇進を確実にしました。長野県出身の大関は江戸時代の雷電為右衛門以来227年ぶりです。というわけで、御嶽海の四股名の由来にして、彼の地元、長野県木曽郡上松村にちなむ切手として、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1999年4月9日、ふるさと切手(長野県)として発行された“東大基礎観測所と御嶽山”の切手です。 続きはこちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方、記事の全文(一部、調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 1月24日(月) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 2月15日(火) 19:00~ 内藤陽介×掛谷英紀オンライントークイベント 掛谷英紀先生と2022年の“世界”を語る『読書人』のオンラインイベントです。お申し込みなどの詳細は、こちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 2021年12月1日~2022年2月8日 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編その1 ― 黒船来航」 12月1日から2月8日まで、計7.5時間(30分×15回)の講座です。お申し込みなどの詳細は、こちらをご覧ください。 ★ 『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』 好評発売中! ★ 2530円(本体2300円+税) 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの第2巻。まずは、1945年の第二次大戦終戦までの時代を扱った第1巻に続き、第二次大戦後の1946年から昭和末の1989年までを扱っています。なお、2022年3月刊行予定の第3巻では平成以降の時代を取り扱う予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★★ 書籍無料ダウンロードを装った違法サイトにご注意ください!★★ 最近、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史』をPDF化して、無料でダウンロードできるかのように装い、クレジットカード情報を盗み取ろうとする違法サイトの存在が確認されました。 この種のサイトは多種多様な出版物を無許可で取り扱っているものと思われます。 内藤および拙著の出版元・販売元ではこのような行為は一切認めておらず、フィッシング詐欺等に巻き込まれる可能性もありますので十分ご注意ください。 |
2020-08-07 Fri 02:28
佐賀県の唐津神社の秋季例大祭で、長崎くんち、博多おくんちと並ぶ日本三大くんちのひとつ、“唐津くんち”を統括する唐津曳山取締会は、きのう(6日)、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし11月2-4日に予定されていた曳山巡行を中止し、3日に神社で祭典のみ実施することを決定しました。200年に及ぶ唐津くんちの歴史の中で曳山巡行が中止になるのは初めてのことです。というわけで、きょうはこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1995年10月2日、ふるさと切手(佐賀県)として発行された“唐津くんち”の切手です。 唐津神社は、三韓征伐から帰国した神功皇后が、出征の際に航海の安全を祈願した住吉三神に感謝して松浦の海浜に宝鏡を縣けて祀ったのが起源とされています。 例大祭での神輿の御神幸が始まったのは寛文年間(1661-73年)のことですが、現在のように曳山が祭りに登場するのは、1819年、一番曳山の“赤獅子”が奉納されたのが最初で、以後、1876年までに、獅子、兜、鯛などを模した15台の漆の一閑張りという技法が用いた曳山が製作されました。ただし、このうち、紺屋町が製作した“黒獅子”は現存していないため、現在の曳山は14台です。なお、今回ご紹介の切手に取り上げられているのは、1845年に作られた魚屋町の“鯛ヤマ”で、厳木町出身の画家・中島潔が原画を制作しました。 もともと、唐津神社のくんち旧暦9月29日の本祭を中心として営まれていましたが、1913年、本祭が新暦10月29日に、町廻りが翌30日に変更されます。先の大戦中は、徴兵により男性の曳き手が足りなくなったため、残された女性が曳山を曳いて祭りは維持されました。 戦後の1962年には10月28日の“前夜祭(現・宵曳山)”が加わり、1968年以降は本祭のうち本殿祭のみを10月29日に残して、神幸祭(御旅所神幸)は祝日の11月3日に変更され、これにあわせて、宵曳山は同2日に、町廻りは同4日に変更されました。 1980年、“唐津くんちの曳山行事”として国の重要無形民俗文化財に指定された後、昭和天皇が病床に伏していた1988年には、自粛ムードの中で祭りの中止を迫られることもありましたが、逆に、天皇の病気平癒祈念という点で開催を継続。2015年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されています。 今回の中止の決定について、取締会の山内啓慈総取締は「希望を持って協議を続けてきたが再び感染が拡大しており、参加者の命を危険にさらすわけにはいかない。断腸の思いだ」と述べたそうですが、一日も早くコロナウイルスの状況が落ち着き、来年は無事に開催されることをお祈りしております。 ★ 文化放送「おはよう寺ちゃん 活動中」 出演します!★ 8月7日(金)05:00~ 文化放送の「おはよう寺ちゃん 活動中」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時のスタートですが、僕の出番は6時台になります。皆様、よろしくお願いします。 ★ 内藤陽介の最新刊 『みんな大好き陰謀論』 ★ 本体1500円+税 出版社からのコメント 【騙されやすい人のためのリテラシー入門】 あなたは大丈夫?賢い人ほどダマされる! 無自覚で拡散される負の連鎖を断ち切ろう まずは定番、ユダヤの陰謀論を叱る! ! 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2020-07-09 Thu 01:26
ことしは新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいましたが、例年であれば、きょう・あす(9・10日)は、浅草寺のほおずき市の日です。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2002年6月28日にふるさと切手(東京都)として発行された「東京の市」のうち“ほおずき市”の切手で、雷門を背景にほおずきの鉢が描かれています。 伝承によると、628年、宮戸川(現在の隅田川)で檜前浜成・竹成の兄弟が漁をしていたところ、その網に仏像がかかりました。兄弟はこれを持ち帰り、土地の長である土師中知(名前には諸説あり)に見てもらうと、聖観世音菩薩の尊像であるとわかったため、翌日、里の童子たちが草でつくったお堂に、この像を祀りました。その後、中知は私邸を寺に改め、この観音像を本尊として、礼拝供養に生涯を捧げました。これが浅草寺の始まりとされています。 その後、平安時代頃から、毎月18日が観世音菩薩の縁日とされてきましたが、16世紀半ば頃から、1日の参拝で100日分、1000日分の功徳が得られる“功徳日”の縁日が設けられるようになります。 浅草寺では、月に1度、年に12回の功徳日を設けていますが、そのうちの最大のものが7月10日で、4万6000日分の功徳があるとされることから“四万六千日”と呼ばれています。4万6000という数字の根拠については諸説ありますが、米の一升が米粒4万6000粒にあたることから、一升と一生をかけたとものと説明されることが多いようです。 江戸時代には、四万六千日の縁日には多くの参拝客が浅草寺を訪れ、前日の9日から境内は参拝者で賑わうようになったため、9・10日の両日が縁日とされるようになりました。 四万六千日の縁日にあわせてほおずき市が行われるようになったのは、江戸時代の明和年間(1764-72)のことで、当時の民間信仰では、ほおずきの実は、「水で鵜呑み(丸飲み)すれば、大人は癪(なかなか治らない持病)を切り、子供は虫気(腹の中にいると考えられた虫による腹痛など)を去る」と考えられてしました。 ちなみに、浅草寺の本尊でもある観世音菩薩の観世音は、サンスクリットの“アヴァロキテシバラ”の漢訳で、一切の人々の声や願い事を良く見抜くという意味で、観世音菩薩は、苦しみの中にいる衆生が一心に観世音の名を念じると、直ちにその“音”を“観”じて救うとされています。 僕は特に信心の篤い人間ではないのですが、今年に入ってからのコロナ禍やここ数日、九州と岐阜・長野両県での水害などのニュースに接すると、やはり、観音様のご加護で一日も早く平穏な日々が戻ってほしいですね。来年は無事にほおずき市が開催されることをお祈りしております。 ★★ 内藤陽介の最新刊 『みんな大好き陰謀論』 ★★ 本体1500円+税 出版社からのコメント 【騙されやすい人のためのリテラシー入門】 あなたは大丈夫?賢い人ほどダマされる! 無自覚で拡散される負の連鎖を断ち切ろう まずは定番、ユダヤの陰謀論を叱る! ! 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2020-06-23 Tue 00:06
きょう(23日)は、1945年6月25日に沖縄戦の組織的戦闘が終結したことにちなむ“沖縄慰霊の日”です。というわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2001年6月22日に発行された“平和の礎”のふるさと切手(沖縄県)です。 1945年5月、米軍の攻撃により、日本の陸軍第32軍総司令部は首里城の地下壕から沖縄本島南端部(島尻)に撤退。その後、島尻では狭隘な地形に敵味方が入り乱れる激しい戦闘が展開されましたが、6月23日(ただし、異説もあります)、司令官・牛島満中将が摩文仁の司令部壕で自決したことにより日本軍による組織的な抵抗は終了しました。 米施政権下の琉球政府は、1965年、最後の激戦地となった摩文仁の丘一帯を“沖縄戦跡政府立公園”に指定。その後、1972年の沖縄の祖国復帰に伴い、同公園は“沖縄戦跡国定公園”に指定されました。現在、同公園は、摩文仁地区の沖縄平和祈念公園、糸満市米須霊域(平和祈念公園から2.5km 南西)、ひめゆりの塔(糸満市米須霊域の北)の3地域の計81.3平方キロ(陸域31.27平方キロ、海域50.03平方キロ)から構成されており、多くの慰霊施設・慰霊碑・慰霊塔が設置されています。 今回ご紹介の切手に取り上げられた“平和の礎”は、太平洋戦争・沖縄戦終結50周年記念事業の一環として、「沖縄戦などで亡くなられた全ての戦没者を追悼し、恒久平和の希求と悲惨な戦争の教訓を正しく継承するとともに、平和学習の拠点とする」ことを目的として、1995年6月、平和祈念公園内に建立されました。なお、礎の読み方は、一般には“いしずえ”ですが、“平和の礎”に関しては、沖縄の方言での発音に従い“いしじ”となっています。 そのデザインは、“平和の波永遠なれ”とのコンセプトの下、刻銘碑を屏風状に並べることで、鉄の暴風の波濤が平和の波となって、わだつみに折り返し行く様を表現するものとして、んだ刻銘碑を世界に向けて平和の波が広がるようにとの願いをデザイン化したものです。 また、平和祈念公園から平和の広場に通ずるメイン通路は、その中心線が、慰霊の日の6月23日の日の出の方位に合わせて設置されており、平和の広場の中央には“平和の火”(切手では右側中ほどに描かれています)が設置されています。 ★ 文化放送「おはよう寺ちゃん 活動中」 出演します!★ 6月26日(金)05:00~ 文化放送の「おはよう寺ちゃん 活動中」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時のスタートですが、僕の出番は6時台になります。皆様、よろしくお願いします。 ★★ 『みんな大好き陰謀論』 7月4日刊行! ★★ 本体1500円+税 出版社からのコメント 【騙されやすい人のためのリテラシー入門】 あなたは大丈夫?賢い人ほどダマされる! 無自覚で拡散される負の連鎖を断ち切ろう まずは定番、ユダヤの陰謀論を叱る! ! 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★★ 内藤陽介の最新刊 『日韓基本条約』 ★★ 本体2000円+税 出版社からのコメント 混迷する日韓関係、その原点をあらためて読み直す! 丁寧に読むといろいろ々発見があります。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2020-04-01 Wed 00:47
受動喫煙による健康被害を未然に防止するための改正健康増進法と東京都受動喫煙防止条例が、きょう(1日)から施行され、都内では、公共施設はもとより、一般の飲食店でも原則として屋内は禁煙となります。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2009年のふるさと切手(東京都)の「江戸名所と粋の浮世絵」のうち、喜多川歌麿の「錦織歌麿形新模様 文読み」を取り上げた1枚です。 “南蛮人”を通じて喫煙の習慣がわが国にもたらされたのは、16世紀中頃から17世紀初頭にかけてのことで、女性の喫煙は、おそらく、長崎・丸山当たりの遊女の間で最初に流行し、それが各地の遊里にも広まったと考えられています。 1650年に亡くなった岩佐又兵衛の作とされる「松浦屏風」の右端には煙管に煙草を詰める女性が描かれており、日本女性の喫煙に関する資料としてはかなり初期のものとして知られています。「松浦屏風」に描かれている女性は遊女ですが、手にしている煙管が、後の吉原のように朱羅宇の煙管ではないのも興味深いところです。 一方、江戸の吉原では、“張り見世”といって、通りに面した表側に格子をつけた座敷があり、その奥に花魁が打掛を着て並び、客に姿を見せていました。 客は張り見世を格子ごしに覗き、好みの遊女を品定めするのですが、遊女の膝元には朱塗りの煙草盆に朱羅宇(朱色の胴)の煙管が置かれるのが常でした。 彼女たちは外を歩く客たちの中から、気に入った男がいたら、煙管に煙草をつめて、自らくわえて火をつけて、すぐに据える状態にした“吸い付けたばこ”を格子越しに差し出します。これは、厭な客がついてしまう前に、気に入った男を今宵の相手にしようというもので、道行く男が格子の中から出てきた煙管を受け取れば、交渉成立。彼が煙管の遊女の客になります。そして、格子の中に上がった客は、まずは出された煙草盆で一服吸い、遊女が出てくるのを待つというのが段取りでした。 歌舞伎の「助六由縁江戸桜」では、主人公の助六が吉原を歩くと、四方八方から煙管が伸びてくるさまを「煙管の雨が降るやうだ」とのセリフで表現していますが、これは、彼のすさまじいまでのモテっぷりがわかる表現というわけで、当時の言葉で煙草のことを“相思草”と呼んだのも、こうした習慣と無縁ではないでしょう。 もっとも、女性の煙管というと、遊女が連想されることも多いのですが、実際には、江戸も中期以降になると、農家や商家の女性も煙管で煙草を楽しんでいました。 今回ご紹介の切手に取り上げられた歌麿の錦絵はその証拠ともいうべきもので、この絵は「文読み」以外に、「煙管を持つ女」という題名で呼ばれることもあります。その名の通り、煙管をくゆらせながら手紙を読む女性の姿が描かれたものですが、その髪型や紫の渋い色味の着物、暗い色の煙管などからして、明らかに、彼女は堅気の女性です。前帯にしているのは、彼女が労働の必要のない身分であるためで、大店の女房といったところでしょうか。 ところで、この絵は背景に書かれている詞書が面白いので、引用してみます。 夫れ吾妻にしき絵は江都の名産なり。然るを近世この葉画師専ら蟻のごとくに出生し、只紅、藍の光沢をたのみに怪敷形を写して、異国迄も其恥を伝る事の嘆かはしく、美人画の実意を書て世のこの葉どもに与ることしかり その大意は「浮世絵は江戸の名産だが、最近は質の悪い絵師がうじゃうじゃ蟻のように湧いてきて、ただ単に紅や紺を塗りたくった絵を出しているが、デッサンはでたらめ。海外まで恥をさらしているのは実に嘆かわしい。だから、自分がまっとうな美人画を描いて、そういう連中にを教育してやるために、絵を描いてやった」というこ風になりましょうか。美人画の第一人者だった歌麿の、他の連中とは一緒にしてもらっては困るという強烈な自負がうかがえる文章です。 なお、この切手については、かつて拙著『日の本切手 美女かるた』でも取り上げたことがありますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★★ 内藤陽介の最新刊 『日韓基本条約』 ★★ 本体2000円+税 出版社からのコメント 混迷する日韓関係、その原点をあらためて読み直す! 丁寧に読むといろいろ々発見があります。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2019-08-01 Thu 01:36
中国・大連市に住む人物が“香川小豆島”という商標の登録を中国商標局に申請していることが、きのう(31日)までに明らかになりました。申請が認められると、“香川小豆島”の名が付いた日本の商品を中国で販売できなくなることから、香川県や業界団体などは8月中に異議申し立てを行う方針です。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1993年5月21日に発行されたふるさと切手(香川県)の「二十四の瞳」で、小豆島・土庄港の入口にある“平和の群像”が取り上げられています。小豆島が香川県に属する島であることを示すものとして、持ってきました。 さて、壺井栄の小説『二十四の瞳』は、“瀬戸内海べりの一寒村”の岬の分教場を舞台に、1928年春に赴任してきた若い女性教師(おなご先生)と12人の教え子のふれあいと戦争の悲劇を描いた小説で、1952年に発表された原作には、小豆島の具体的な地名は登場しません。しかし、壷井の生まれ故郷が小豆島であることから、1954年、木下恵介監督・高峰秀子主演により映画化された際には、物語の舞台を小豆島に設定し、撮影も小豆島で行われました。そして、この映画が大ヒットしたことから、小豆島は『二十四の瞳』の舞台というイメージが定着しました。 切手に取り上げられた“平和の群像”は、『二十四の瞳』の原作と映画をモデルに、映画公開から2年後の1956年、地元のバス事業者だった小豆島バスが資金を提供し、香川県丸亀市出身の彫塑家、矢野秀徳が制作し、同年11月10日に除幕式が行われました。 作品名は、戦争での教訓から、平和を願う気持ちを込めて命名されたもので、分教場へ通う12名の生徒たちが、おなご先生を取り囲むもの構図となっています。また、像の正面には、「平和の群像 内閣総理大臣 鳩山一郎」との題字が揮毫されています。今回ご紹介の切手では、切り絵作家として知られる大西良介が原画を担当しています。 さて、今回の“香川小豆島”の商標登録申請は、香川県によるインターネットの定期チェックで判明したもので、申請者は、麺類、しょうゆ、調味料などの商品に"香川小豆島”の商標を付けようとしているのだとか。 日本の地名に関する商標登録をめぐっては、これまでにも、2002年に中国・廣州の企業が“青森”を申請して却下されたことがあるものの、2016年に江蘇省の個人が行った“弘前”の登録申請は受理されてしまい、2018年には弘前市側の異議申し立てが却下されたことがあります。ちなみに、中国商標法は「一般に知られた外国地名は商標登録できない」と定めていますが、“弘前”は一般に知られていない、というのがその理由だそうで…。 また、2004年には福建省の業者が“有田焼”を商標登録してしまったため、2010年に上海市で開かれた佐賀県の物産展では“有田焼”の名称が使えなくなるということがありました。ちなみに、中国の登録者は、自らは全く陶器を製造しておらず、日本からライセンス料をせしめることが目的でした。このため、佐賀県陶磁器工業協同組合は中国では“ARITA JAPAN”などの表記で対応し、登録者が“(商標を)長期間使用しなかった”状態を作り出すことで、中国の商標法に基づいて登録の抹消を申請。2013年にはこれが認められ、あらためて、同組合として“有田焼”の商標登録を行うという経緯をたどっています。 中国以外でも、2015年には、北海道や十勝地方とは全く無関係の韓国人が北海道十勝地方のローマ字表記“TOKACHI”を商標登録出願し、韓国特許庁がこれを却下するという事件が起きています。 いやはや、まったく油断も隙もないものですな。 ★ 8月2日(金) 文化放送「おはよう寺ちゃん 活動中」 出演します!★ 8月2日(金)05:00~ 文化放送で放送の「おはよう寺ちゃん 活動中」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時のスタートですが、僕の出番は6時台になります。皆様、よろしくお願いします。なお、番組の詳細はこちらをご覧ください。 ★★ 内藤陽介の最新刊 『チェ・ゲバラとキューバ革命』 好評発売中!★★ 本体3900円+税 【出版元より】 盟友フィデル・カストロのバティスタ政権下での登場の背景から、“エルネスト時代”の運命的な出会い、モーターサイクル・ダイアリーズの旅、カストロとの劇的な邂逅、キューバ革命の詳細と広島訪問を含めたゲバラの外遊、国連での伝説的な演説、最期までを郵便資料でたどる。冷戦期、世界各国でのゲバラ関連郵便資料を駆使することで、今まで知られて来なかったゲバラの全貌を明らかする。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2019-06-30 Sun 10:11
わが国は、本日(30日)付で国際捕鯨委員会(IWC)から脱退しました。これに伴い、あす(1日)、わが国の領海と排他的経済水域(EEZ)内で、31年ぶりに商業捕鯨が再開されます。といわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2002年4月25日、ふるさと切手(山口県)として発行された「第54回国際捕鯨委員会(年次総会)」の切手で、開催地下関の風景とシロナガスクジラが描かれています。 歴史的に鯨肉を食してきた日本と異なり、多くの西洋人にとって、捕鯨とはあくまでも鯨油を採取するための手段でしかなく、鯨油価格の動向こそが最大の関心事でした。それゆえ、ある年代までの“鯨の保護”には、捕鯨産業を維持するために鯨の乱獲を制限すると同時に、鯨油の生産過剰による値崩れを防ぐという意味あいが強く、じっさい、1948年に発足したIWCも、当初は、鯨油価格維持のための国際カルテルという性格が濃厚な組織でした。 ちなみに、19世紀には主として照明用に用いられていた鯨油は、第二次大戦後は、低温でも凍らず、高温でも粘性を失わない特性を活かして、自動車や飛行機の潤滑油あるいは潜水艦用の不凍液が主たる用途になりました。米国がながらく世界一の捕鯨国であったのも、このためです。 しかし、1960年前後から、潤滑油や不凍液は化学合成によって安価で高性能の商品がつくられるようになり、西側世界での鯨油価格は暴落。鯨油採取のみを目的とした捕鯨業者は相次いで廃業に追い込まれることになりました。 一方、1970年代に入ると、いわゆる環境保護運動が社会的な影響力を持つようになってきます。彼らは、鯨類資源の枯渇した状況を“人類による環境破壊のシンボル”として、「鯨を救え」とする運動を展開。このため、彼らの活動が盛んな米国やオーストラリア、ニュージーランドなどでは、国内法で鯨類製品の輸入を禁止する規制が導入されました。ただし、これらの国では鯨肉は食用とされていなかったため、この規制は国内産業になんら影響を及ばすものではなく、あくまでも象徴的なものでした。 ところが、1972年にストックホルムで開催された国連人間環境会議で、商業捕鯨の10年モラトリアムが提案されたことで、日本の食糧市場がにわかに注目を集めるようになります。それまでのように、日本が鯨肉で国民の蛋白源をまかなえなくなれば、その代わりの蛋白源の市場が経済大国・日本に生まれるからで、この市場は、オーストラリアやニュージーランドの牛肉や羊肉の生産者にとって非常に魅力的なものと映りました。 かくして、鯨が以前とは全く異なる政治的・経済的な意味を持つようになると、1976年、非捕鯨国はIWCに再加盟します。ただし、この時点では、オーストラリアなど世界有数の畜産国が、捕鯨は残酷だが、牛や羊の屠殺は認められるという荒唐無稽な主張を政府として支持していたわけではありません。 さらに、こうした状況の下で台頭してきたのが、現在、環境保護を騙り、世界各地で卑劣なテロ行為や詐欺まがいの集金活動を繰り返している環境テロリスト集団として、全世界に悪名をとどろかせているグリーンピースです。 すなわち、1970年代前半まで、反戦運動を活動の中心に据えていたグリーンピースは“広くさまざまな自然保護問題について行動する組織”へと脱皮すべく、反捕鯨運動に接近。1975年以降、捕鯨船の前にゴムボートを繰り出して捕鯨を妨害するという環境テロを開始します。グリーンピースや彼らに影響を受けた環境NGOの活動はエスカレートし、農水産省や政府関係者に対して、左派系の教員や活動家が児童生徒を動員して「鯨を救え」と題する抗議文書を大量に送り付け、業務を妨害するという戦術が展開されていきます。そして、こうした恫喝に屈したり、あるいは、そのプロパガンダに洗脳される国民の多かった国々は、急速に反捕鯨国として過激化していったわけです。 なお、反捕鯨国の急先鋒として知られるオーストラリアが執拗なまでに日本による南氷洋の捕鯨に反対する背景には、かの国にとっては、オーストラリア連邦の結成以来、オーストラリアは常に日本を恐れ、日本の脅威を取り除くことに最大の関心を払ってきたという事情があった(ある)ことも見逃してはなりません。 実際に日本が戦争によって壊滅的な打撃を受け、去勢されたといっても過言ではないほどまでに徹底して武装解除された後でさえ、いずれ「優秀な日本人」は復興を果たし、再び自分たちにとって深刻な脅威となるはずだというのが、日本との苛烈な戦争を戦った経験を持つオーストラリア人たちの共通認識でした。大戦中のダーウィン空襲はオーストラリア北西のティモール海を飛び立った日本軍機によるものでしたが、南氷洋捕鯨に出漁する日本船(しかも、旧海軍の元軍艦が使われていました)の航路は、オーストラリア大陸により接近したものとなることは確実です。 このため、日本の船が自国の近海を通過することに強い恐怖感を覚えたオーストラリアは、1946年の時点で、戦時賠償として日本の捕鯨母船を没収しようという、どう見ても無理な主張を持ち出して、なんとしても日本の捕鯨再開を妨害しようとしています。 結局、この件に関しては、西側世界の盟主にして、日本占領を実質的に仕切っていた米国が「(日本の捕鯨再開に)反対する国は日本向けに1000万ドルの食糧援助をしてもらいたい」と一喝したことで決着。オーストラリアも矛を収めざるを得ませんでした。 ちなみに、日本の南氷洋出漁にあたっては、「敗戦国が負けて1年も経たないのに1万トン以上の大型船を建造するのは早すぎる」との反対意見がオーストラリアやノルウェー、英国、ニュージーランドなどから出されました。なかでも、英国とノルウェーは1951年の平和条約締結まで毎年抗議を行い、オーストラリアは第一次南氷洋捕鯨に出漁した2隻の捕鯨母船を戦時賠償として要求して物理的に日本の捕鯨を妨害しようとさえしています。 いずれにせよ、反捕鯨国が、環境テロリスト団体とも良好な関係を保ちつつ、IWCを通じて頑なに日本の商業捕鯨に反対してきた背景には、上記のような歴史的背景があったことは十分に留意しておかねばなりますまい。 ★★★ 全日本切手展のご案内 ★★★ 7月13-15日(土-月・祝) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)ならびにポーランド切手展が開催されます。全日本切手展のフェイスブック・サイト(どなたでもご覧になれます)にて、随時、情報をアップしていきますので、よろしくお願いいたします。 *画像は実行委員会が制作したポスターです。クリックで拡大してご覧ください。 ★★ 内藤陽介の最新刊 『チェ・ゲバラとキューバ革命』 好評発売中!★★ 本体3900円+税 【出版元より】 盟友フィデル・カストロのバティスタ政権下での登場の背景から、“エルネスト時代”の運命的な出会い、モーターサイクル・ダイアリーズの旅、カストロとの劇的な邂逅、キューバ革命の詳細と広島訪問を含めたゲバラの外遊、国連での伝説的な演説、最期までを郵便資料でたどる。冷戦期、世界各国でのゲバラ関連郵便資料を駆使することで、今まで知られて来なかったゲバラの全貌を明らかする。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
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