2022-01-21 Fri 07:56
海底火山の噴火と津波で被害を受けた南太平洋の島国トンガに、きのう(20日)、水などの救援物資を積んだニュージーランドの軍用機が災害発生後初めて到着しました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1939年10月23日、トンガのヌクアロファからニュージーランドのオークランド宛に差し出されたトンガ最初のエアメールです。 1939年半ば、英国はタスマン海の定期航空路を開拓するため、飛行艇ショート S.30 エンパイア“アオテアロア(機体番号:ZK-AMH)”をニュージーランドに送ります。ちなみに、“アオテアロア”は、ニュージーランドの先住民の言語、マオリ語で“長く白い雲”の意味で、ポリネシア人が初めてニュージーランドを見つけた際の雲の形から、ニュージーランドの北島ないしはニュージーランド全体を指す言葉として使われます。 飛行艇アオテアロアは、1939年9月、フィジーのスヴァ発の初飛行として、ニュージーランド経由でオーストラリア行きのフライトを行いました。このときのフライトでは、ニュージーランド宛およびオーストラリア宛の郵便物が1000通ずつ搭載されていました。 ついで、10月21日、アオテアロアはスヴァからヌクアロファまでの初飛行を行い、1日置いて23日にはヌクアロファからオークランドまでの初飛行を行います。この時のフライトでは約2000通の郵便物が搭載されていましたが、その大半はニュージーランド宛(またはオークランド経由でそこから英本国やアフリカなど宛も含む)で、スヴァからヌクアロファ宛は25通で、今回ご紹介の郵便物のように、ヌクアロファから積み込まれてオークランドに届けられたのは250通でした。これがトンガ発着のエアメールとしては最初の事例となります。 さて、トンガへの救援物資を積んだニュージーランド軍の輸送機、C-130ハーキューリーズは、20日午後4時過ぎ、首都ヌクアロファ近郊のファアモツ国際空港に到着。滑走路上の火山灰は救援隊や多数のボランティアらによって除去され、水、一時的なシェルターのキット、発電機、衛生・家庭用キット、通信機器を届けました。また、トンガではこれまで新型コロナウイルスの感染者が1名しか確認されていないことを踏まえ、軍用機は90分間空港に留まり、乗員は全員が個人用防護具(PPE)を着用し、地上の誰とも接触せずに物資を降ろして帰還したそうです。 なお、わが国からは、航空自衛隊のC130輸送機2機が、昨晩(20日夜)、国際協力機構(JICA)が準備した支援物資の飲料水を積み込み、愛知県の小牧基地から出発して現地調整所を置くオーストラリアに向かっています。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内★ 1月24日(月) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 2月15日(火) 19:00~ 内藤陽介×掛谷英紀オンライントークイベント 掛谷英紀先生と2022年の“世界”を語る『読書人』のオンラインイベントです。お申し込みなどの詳細は、こちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 2021年12月1日~2022年2月8日 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編その1 ― 黒船来航」 12月1日から2月8日まで、計7.5時間(30分×15回)の講座です。お申し込みなどの詳細は、こちらをご覧ください。 ★ 『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』 好評発売中! ★ 2530円(本体2300円+税) 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの第2巻。まずは、1945年の第二次大戦終戦までの時代を扱った第1巻に続き、第二次大戦後の1946年から昭和末の1989年までを扱っています。なお、2022年3月刊行予定の第3巻では平成以降の時代を取り扱う予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★★ 書籍無料ダウンロードを装った違法サイトにご注意ください!★★ 最近、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史』をPDF化して、無料でダウンロードできるかのように装い、クレジットカード情報を盗み取ろうとする違法サイトの存在が確認されました。 この種のサイトは多種多様な出版物を無許可で取り扱っているものと思われます。 内藤および拙著の出版元・販売元ではこのような行為は一切認めておらず、フィッシング詐欺等に巻き込まれる可能性もありますので十分ご注意ください。 |
2022-01-16 Sun 08:37
きのう(15日)、南太平洋の島国、トンガの首都ヌクアロファから北に60キロ余り離れた海底火山、フンガトンガ・フンガ・ハアパイで大規模な噴火が発生。気象庁は日本列島に津波警報や津波注意報を発しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1994年、トンガ・ニウアフォオウ島が発行した“1946年の大噴火”の切手です。 ニウアフォオウ島はトンガ最北の火山島(首都ヌクアロファのあるトンガタプ島からは北に574キロ)のひとつで、今回ご紹介の切手の耳紙に描かれているように、海底火山の頂が水上に出ています。陸地部分の面積は15平方キロ。島の周囲は切り立つ崖や岩場で占められており、船の接岸が難しいため、かつては、ブリキの缶に入れた郵便物を島の沖に投げ込み、それを小型のボートなどで回収して島まで運ぶ“ティン・キャン・メイル”が行われていたことでも知られています。 さて、ニウアフォオウ島では、20世紀以降でも、1912年、1929年、1935年、1936年、1943年、1946年に大規模な噴火が発生しています。このうち、1946年9月9日に発生した大噴火では、島の役場や無線施設が破壊されただけでなく、多くの島民が犠牲となりました。その後も火山活動が収まらなかったため、10月中旬、トンガ政府は住民の強制退去を決定し、12月21日までに全島民が島から脱出。とりあえず、島民は首都ヌクアロファ市内のトンガ女王が提供した土地に落ち着き、1948年、そこからエウア島に移住しました。 その後、火山活動が収まったことから、1958年、島民のニウアフォオウ島への復帰が認められましたが、実際に島に戻ったのは約半数で、残りはそのままエアウ島への定住を選び、現在に至っています。 今回の噴火と津波で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈りしております。また、今後、津波の接近に備えて警報・注意報などが発せられている地域の皆様は、十分ご注意の上、安全な場所への避難などの対応をお願いいたします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内★ 1月17日(月) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 武蔵野大学のWeb講座 2021年12月1日~2022年2月8日 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編その1 ― 黒船来航」 12月1日から2月8日まで、計7.5時間(30分×15回)の講座です、お申し込みなどの詳細は、こちらをご覧ください。 ★ 『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』 好評発売中! ★ 2530円(本体2300円+税) 明治4年3月1日(1871年4月20日)にわが国の近代郵便が創業され、日本最初の切手が発行されて以来、150年間の歴史を豊富な図版とともにたどる3巻シリーズの第2巻。まずは、1945年の第二次大戦終戦までの時代を扱った第1巻に続き、第二次大戦後の1946年から昭和末の1989年までを扱っています。なお、2022年3月刊行予定の第3巻では平成以降の時代を取り扱う予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★★ 書籍無料ダウンロードを装った違法サイトにご注意ください!★★ 最近、拙著『切手でたどる郵便創業150年の歴史』をPDF化して、無料でダウンロードできるかのように装い、クレジットカード情報を盗み取ろうとする違法サイトの存在が確認されました。 この種のサイトは多種多様な出版物を無許可で取り扱っているものと思われます。 内藤および拙著の出版元・販売元ではこのような行為は一切認めておらず、フィッシング詐欺等に巻き込まれる可能性もありますので十分ご注意ください。 |
2020-06-04 Thu 03:02
1970年6月4日にトンガが英連邦内の独立国となってから、ちょうど50年になりました。というわけで、きょうはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1886年8月27日に発行されたトンガ最初の切手のうちの1シリング切手です。 トンガにおける郵便は、1826年に来島したメソジストの宣教師たちがロンドンおよびシドニーとの間で通信のやり取りを行ったのが最初とされています。 当時、トンガは3つに分かれていましたが、タウファアフ・トゥポウ王は1831年に洗礼を受け、ジョージ・トゥポウと改名。1845年にジョージ・トゥポウ1世として即位し、メソジストを広げる“聖戦”を展開して、1852年に全トンガを平定しました。その際、カトリックを含む非メソジストの住民に改宗を強制したため、現在でも、トンガではメソジストが国民の多数派を占めています。 国王は、メソジストの牧師であるシャーリー・ベイカーを王国顧問として近代化政策を進め、1875年にはハワイ憲法とニュージーランド憲法を参考にした新憲法を導入します。これは、わが国の大日本帝国憲法よりも早く、現在でも、当時の憲法を改訂したものが使われています。 ところで、1857年以降、ドイツはサモアを拠点に南洋各地との貿易を行っていましたが、1876年、ドイツがトンガに艦隊を派遣し、友好条約の締結を要求。このため、トンガはドイツに石炭貯蔵設備の利用権を与えると、ドイツの進出を恐れた英国は、1879年、トンガと同様の条約を締結しました。 これに対して、王国顧問のベイカーはトンガの国益を理由に英国との条約に反対したため、英国はメソジスト教会に圧力をかけ、1880年、ベイカーをオーストラリアに召還させました。ところが、これを不服とするベイカーは、あろうことか、ドイツの軍艦でトンガに帰国。すると、トゥポウ1世はベイカーを首相、外相に任命し、トンガに有利な法律の改正を進め、英国を牽制しました。 このため、トンガへのドイツの進出を阻止するためにも、1885年、英国はトンガに西洋式の郵便局を開設し、フィジー切手を持ち込んで使用を開始しました。これに対して、翌1886年、トンガとして独自に発行されたのが今回ご紹介の切手です。なお、切手の製造は、ニュージーランド・ウェリントンの政府印刷局で行われました。 1893年2月18日にトゥポウ1世が崩御すると、後継のトゥポウ2世は、1900年に英国と友好条約を結び、外交権を放棄してトンガは保護領となります。ただし、その後も、内政の自治は保証されていたため、オセアニアとしては唯一植民地にならず、潜在主権、内政自治権を維持し続けたというのがトンガ人の理解です。 第二次大戦後の1958年、トンガは英国との条約によって自治を確立。さらに、1968年の条約により、保護領として留まりながら、さらに権利が拡大し、1970年6月4日に英連邦内で独立。現在に至っています。 ★ 文化放送「おはよう寺ちゃん 活動中」 出演します!★ 6月5日(金)05:00~ 文化放送の「おはよう寺ちゃん 活動中」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時のスタートですが、僕の出番は6時台になります。皆様、よろしくお願いします。 ★★ 内藤陽介の最新刊 『日韓基本条約』 ★★ 本体2000円+税 出版社からのコメント 混迷する日韓関係、その原点をあらためて読み直す! 丁寧に読むといろいろ々発見があります。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2015-07-04 Sat 14:36
きょう(4日)早朝、トンガの首都ヌクアロファのフリーウェズリアン・センテナリー教会で、国王トゥポウ6世の戴冠式が行われ、わが国からは、皇太子殿下・同妃殿下が参列されました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、今回、戴冠式を行ったトゥポウ6世の肖像を取り上げた2013年のトンガ切手です。 19世紀初頭、それまで3つに分裂していたトンガはタウファアフ・トゥポウ王によって統一されました。王は1831年に洗礼を受け、ジョージ・トゥポウと改名。1845年にジョージ・トゥポウ1世として、正式に統一トンガの国王となりました。現在の王家はその子孫で、今回の戴冠式が教会で行われたというのもそういう事情によるものです。 トゥポウ6世は、元国王タウファアハウ・トゥポウ4世とハラエバル・マタアホ王太后の3男で、前国王ジョージ・トゥポウ5世の弟に当たります。2000年から2006年まで、トゥポウ4世の下で首相を務め、2012年3月18日、ジョージ・トゥポウ5世の崩御に伴い王位を継承しました。 さて、トンガでは、前国王の崩御に伴い、国家として100日間の服喪期間が設定されましたが、今回の戴冠式まで3年以上の月日がかかった理由については公式には明らかにされていません。ただし、今回の戴冠式とその関連行事(戴冠式そのものに加え、宮中晩餐会、パレードや各種の祝祭行事などが数週間にわたって行われるそうです)には190万ドル以上の経費が必要とされており、現在のトンガの経済力では、その費用を捻出するために時間が必要だったとの報道もあります。 なお、意外と知られていませんが、トンガは日本向けに毎年1万5000-2万トンのカボチャを輸出しています。トンガにはもともとカボチャを食べる習慣はなかったのですが、気候がカボチャ栽培に適していることにくわえ、冬至などで需要の多い12月に収穫シーズンとなるため(わが国では、一般的なカボチャの収穫時期は6月中旬から9月下旬ごろで、12月には収穫できません)、1990年代に日本の商社がカボチャ栽培を持ち込み、それが定着したためです。 まぁ、現在は国産のカボチャが旬で、トンガ産のカボチャを食べるのは難しいのですが、今夜は、ニュースで流れる戴冠式の映像でも見ながら、カボチャの天麩羅をつまみに、遠く日本から国王陛下にお祝いの乾杯を捧げることにしましょうかね。 ★★★ 全日本切手展+韓国切手展のご案内 ★★★ 7月17-19日(金ー日) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)ならびに日韓国交正常化50周年記念・韓国切手展が開催されます。詳細は、主催団体の一つである日本郵趣連合のサイト(左側の“公式ブログ”をクリックしてください)のほか、フェイスブックのイベントページ(全日展はこちら、韓国切手展はこちら)にて、随時、情報をアップしていきますので、よろしくお願いいたします。 *画像は全日展実行委員会が制作したチラシです。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 『日の本切手 美女かるた』 好評発売中! ★★★ 税込2160円 4月8日付の『夕刊フジ』に書評が掲載されました! 【出版元より】 “日の本”の切手は美女揃い! ページをめくれば日本切手48人の美女たちがお目見え! <解説・戦後記念切手>全8巻の完成から5年。その著者・内藤陽介が、こんどは記念切手の枠にとらわれず、日本切手と“美女”の関係を縦横無尽に読み解くコラム集です。切手を“かるた”になぞらえ、いろは48文字のそれぞれで始まる48本を収録。様々なジャンルの美女切手を取り上げています。 出版元のサイトはこちら、内容のサンプルはこちらでご覧になれます。ネット書店でのご購入は、アマゾン、boox store、e-hon、honto、YASASIA、紀伊國屋書店、セブンネット、ブックサービス、丸善&ジュンク堂、ヨドバシcom.、楽天ブックスをご利用ください。 ★★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★★ 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。 |
2010-06-04 Fri 09:26
1970年6月4日にトンガがイギリス連邦内の独立国となってから、きょうでちょうど40年です。というわけで、きょうはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1886年8月27日に発行されたトンガ最初の切手です。なお、トンガでは切手発行以前の1885年に西洋式の郵便局が設けられ、フィジー切手が持ち込まれて使用された記録があります。 19世紀諸島のトンガは3つに分かれていましたが、これを統一したのがタウファアフ・トゥポウ王です。王は1831年に洗礼を受け、ジョージ・トゥポウと改名。1845年にジョージ・トゥポウ1世として、正式に統一トンガの国王となりました。国王は、メソジストの牧師であるシャーリー・ベイカーを王国顧問として近代化政策を進め、1875年にはハワイ憲法とニュージーランド憲法を参考にした新憲法を導入します。これは、わが国の大日本帝国憲法よりも早く、現在でも、当時の憲法を改訂したものが使われています。 その後、1900年にトンガはイギリスと友好条約を結び、外交権を放棄して保護領となりますが、内政の自治は保証されており、いわゆる植民地とは一線を画していたというのがトンガ人の理解です。 トンガというと、郵便史的には、トンガ北部の離島ニウア・フォー島まで、沖合に停泊している船からブリキ缶に入れた郵便物を泳いで(またはカヌーで)島に届けていたという“ティン・キャン・メール”が有名です。ティン・キャン・メイルの大半はフィラテリックなもので入手も困難ではないのですが、それだけにかえって、いままで買わずに済ませて来てしまいました。今後、このブログでトンガのことを取り上げるかどうかは別として、やはり、話のタネに1通くらいは持っていたほうがよさそうですな。 ★★★ 欧米人も実は捕鯨が大好き ★★★ 鯨を追い、七つの海へと旅立った男たちの歴史と文化 キュリオマガジン6月号・巻頭特集 捕鯨浪漫主義 捕鯨は日本だけの特殊な文化・伝統なのか。否、そんなことは断じてない。むしろ、歴史的に見れば、欧米社会こそ、捕鯨を題材とした文学・演劇・音楽・絵画などさまざまな文化を残してきたではないか。 陸の西部劇と海の捕鯨は、カッコいい荒くれ男たちの物語の双璧である。知力・体力の限りを尽くし、命の危険を顧みずに大自然の中で奮闘する男たちの姿を見て、単純素朴に美しいと感じる人も多いはずだ。 そんな捕鯨のカッコよさを物語る欧米のコレクターズ・アイテム満載の『キュリオマガジン』2010年6月号、好評発売中!(なお、同誌についてのお問い合わせや入手方法などにつきましては、出版元のHPをご覧いただけると幸いです) ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ 総項目数552 総ページ数2256 戦後記念切手の“読む事典”(全7巻) ついに完結! 『昭和終焉の時代』 日本郵趣出版 2700円(税込) 2001年のシリーズ第1巻『濫造濫発の時代』から9年。<解説・戦後記念切手>の最終巻となる第7巻は、1985年の「放送大学開学」から1988年の「世界人権宣言40周年」まで、NTT発足や国鉄の分割民営化、青函トンネルならびに瀬戸大橋の開通など、昭和末期の重大な出来事にまつわる記念切手を含め、昭和最後の4年間の全記念・特殊切手を詳細に解説。さらに、巻末には、シリーズ全7巻で掲載の全記念特殊切手の発行データも採録。 全国書店・インターネット書店(amazon、bk1、JBOOK、livedoor BOOKS、7&Y、紀伊国屋書店BookWeb、ゲオEショップ、楽天ブックスなど)で好評発売中! |
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