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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 夏至
2023-06-21 Wed 03:41
 きょう(21日)は夏至です。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      アンドラ・夏至(2018)

 これは、2018年6月5日、アンドラが発行した“世界文化遺産 ピレネーの夏至の火祭り”の切手です。

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 6月23日(金) 05:00~  おはよう寺ちゃん
 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。

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 お菓子の切手:アートになったキャンディ包み
2020-09-29 Tue 00:18
 ご報告がすっかり遅くなりましたが、大手製菓メーカー(株)ロッテのウェブマガジン『Shall we Lotte(シャル ウィ ロッテ)』での僕の連載記事、「お菓子の切手」の記事が2本(8月25日配信9月15日配信)がアップされました。そのうち、9月15日配信の記事は過去に紙版の雑誌に発表したものの再録ですが、8月25日配信の記事は書下ろしで、こんな切手を取り上げています。(画像はクリックで拡大されます)

      アンドラ・キャンディのオブジェ

 これは、フランスの造形作家、ローレンス・ジェンケルさんの作品群、“キャンディ・ネイションズ”のうち、アンドラ国旗をデザインしたオブジェを取り上げた2018年のアンドラ切手です。

 あるモノを包んで両端をキュッとねじってリボン留めするラッピング方法を“キャンディ包み”と言います。いうまでもなく、お菓子のキャンディの包装方法がもとになった言葉ですが、キャンディを一つずつ包装紙でくるむようになったのは、19世紀の産業革命の時代のことと考えられています。

 それ以前のキャンディは生産量も少なく、個々の製品が流通する地域も限られており、販売方法も街頭で瓶に入れて量り売りするのが一般的でした。これに対して、産業革命以降、さまざまな種類のキャンディが大量に生産・販売され、市場が急速に拡大すると、流通過程での品質の劣化を防ぐため、個包装が必要になったわけです。

 当初、キャンディの個包装は手作業で行われていましたが、かならずしも、現在の“キャンディ包み”ばかりだったわけではなく、角形のキャンディを包装紙の辺と平行になるように置き、両側から合わせるように包む“合わせ包み(キャラメル包みとも)”もかなりありました。

 これに対して、1914年、米国のネッコ社(NECCO:New England Confectionery Company)が自動包装機を導入。以後、“キャンディ包み”で個包装されたキャンディが、人間の手に触れることなく、衛生的に大量生産されるようになり、“キャンディ包み”がキャンディのイメージとして定着していくことになります。

 そんなキャンディ包みのイメージと世界各国の国旗を組み合わせた“キャンディ・ネイションズ”という現代アートの作品をご存じでしょうか。

 作者のローレンス・ジェンケルさんは、1965年、フランスのブールジュ生まれ。独学で美術を学び、1990年代にカンヌで創作活動を開始。現在は、イタリアとの国境に近いヴァロリスを拠点に活動する女性造形作家です。

 “キャンディ・ネイションズ”は、2011年、カンヌでG20サミットが開催されたことを記念して、参加各国の国旗をデザインした巨大なキャンディのオブジェとして作られたのが最初です。このオブジェが大いに評判になったことから、その後、“キャンディ・ネイションズ”はさまざまな国のバージョンが作られるようになり、彼女の代表作として知られるようになりました。

 ちなみに、わが国は2011年のカンヌ・C20サミットの参加国でもありますので、キャンディ・ネイションズの中には日の丸をデザインした作品も含まれています。仮に、各国の国旗をデザインした包み紙の中に、それぞれのお国柄がしのばれるキャンディを入れるとしたら、日本の場合は“小梅ちゃん”が一番じゃないでしょうかね。

 さて、今回ご紹介の切手は、2018年、フランス・スペイン国境のピレネー山脈中腹に位置するアンドラ公国(以下、アンドラ)が発行したもので、同国南部、エスカルデス=エンゴルダニ(アスカルダズ=アングルダーニとも)教区に置かれたアンドラ国旗のオブジェが取り上げられています。

 アンドラ公国は面積468平方キロ、人口約8万4000人の小さな国で、欧州最大規模の温泉遊園地のカルデアやスキーリゾートなどを擁する観光立国です。公用語はカタルーニャ語ですが、スペイン語、フランス語、ポルトガル語も話されています。

 国の起源は、839年にウルヘル大聖堂の聖別証書でアンドラ人が自治権を得たことに求められており、1278年以降は、ウルヘル司教とフォア伯爵が共同領主となりました。その後、フォア伯爵家の当主が、フランス王アンリ4世として即位したことから、アンドラはウルヘル司教とフランスの共同統治となります。そして、1993年3月、新憲法が住民投票で承認されたことで、アンドラはウルヘル司教とフランス大統領を共同元首とする立憲君主国として正式に独立しました。

 アンドラでのキャンディ・ネイションズの展示は、2017年7-9月、エスカルデス=エンゴルダニ教区内に、アンドラ国旗を含む16ヵ国の国旗をデザインしたオブジェが配置され、会期中には作者のジェンケルさんを招いてのワークショップも行われました。また、会期終了後、オブジェの大半は撤去されましたが、アンドラ国旗をかたどったオブジェのみはイベント開催の記念碑として教区内で永久保存されており、2018年発行の記念切手にも取り上げられたというわけです。
 

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 出版社からのコメント
 【中国の札束攻勢にソロモン諸島は陥落寸前!】
 日本軍の撤退後、悲劇の激戦地は
 いかなる歴史をたどり、
 中国はどのように浸透していったのか

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