2024-09-09 Mon 10:00
ラトヴィア防衛省は、きのう(8日)、ロシアの軍事ドローンが、7日、ベラルーシからウクライナとは反対方向のラトヴィア領空に入り、同国東部のレーゼクネで墜落したことを明らかにしました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1928年11月18日、ラトヴィアが発行した独立10周年の記念切手のうち、レーゼクネの城砦跡が描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 9月11日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 9月13日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★ 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します! * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2024-08-11 Sun 07:39
現在開催中のパリ五輪は、現地時間10日、陸上女子やり投げの北口榛花、レスリング女子62キロ級の元木咲良が金メダル、同男子フリースタイル74キロ級の高谷大地、卓球女子団体、高飛び込み男子の玉井陸斗、近代五種男子の佐藤大宗が銀メダルを獲得しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2012年7月14日、ラトヴィアが発行した“やり投げ”の切手です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 昨日(10日)のよみうりカルチャー荻窪の講座「本当は恐ろしい!こわい切手」は、無事盛況のうちに終了いたしました。 暑い中、ご参加いただいた皆様、開催の労を取ってくださったスタッフの方々には、この場をお借りしてお礼申し上げます。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 8月13日(火) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 8月23日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★ 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します! * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-12-24 Sun 07:58
クリスマス・イヴの日(厳密にいうと、“イヴ”は日没からですが…)になりました。というわけで、26日には『龍とドラゴンの世界史』も発売になることですし、今年はこんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2011年12月2日にラトヴィアが発行したクリスマスと新年のグリーティング切手のうち、新年のあいさつの文言( Laimīgu Jauno Gadu)が入った1枚で、翌年(2012)年の干支にちなむドラゴンの背に乗ろうとしているサンタとトナカイが描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 12月26日(火) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 12月29日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『龍とドラゴンの文化史』 12月26日発売!★ 辰年にちなんで、中国 の龍を皮切りに、 日本 、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について、そのベースとなる文化史や興味深いエピソードなどを切手とともにご紹介します。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★ 『今日も世界は迷走中』 好評発売中!★ ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは!内藤節炸裂。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-11-18 Sat 11:17
きょう(18日)は、1918年11月18日に第一ラトビア共和国の独立が宣言されたことにちなむラトヴィアの独立記念日です。というわけで、こんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1919年12月16日にラトヴィアが発行した“クルゼメ(クールラント)解放”の記念切手で、ドラゴンを倒すラトヴィアの騎士が描かれえています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 昨日(17日)のニッポンジャーナルの内藤出演回は無事に終了しました。次回は曜日が変わって11月22日(水)に登場の予定ですので、引き続きよろしくお願いします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 11月22日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 11月24日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 12/9、1/6、2/3、3/2 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『今日も世界は迷走中』 好評発売中!★ ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは!内藤節炸裂。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-03-11 Fri 03:47
バルト三国のラトビアで、きのう(10日)、ウクライナとの連帯を表明する切手が発行されましたので、ご紹介します。(画像はクリックで拡大されます。)
今回のロシアによるウクライナ侵攻を受けて発行されたウクライナ支援の切手は、これが最初の1点です。 ラトビアは、ウクライナ同様、ロシア帝国とソ連に併合され、ソ連末期に再独立を果たしたという歴史があります。また、再独立後もロシアとは国境を接しており、それゆえ、ロシアの脅威にさらされ続けてきました。このため、今回のウクライナ侵攻に対しては特に強い危機感を持っているのも当然で、そうした意識から、今回ご紹介の切手を発行したのもむべなるかな、といえましょう。 なお、詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 3月13日(日) 13:00~ 「アフガニスタン現代史」 3月12・13日(土・日)に東京・目白の切手の博物館で開催される「第13回テーマティク研究会切手展」にあわせて、下記の通り、拙著『アフガニスタン現代史』の刊行記念トークイベントを開催します。切手展の参観と合わせて、ぜひ、ご参加ください。(切手展の詳細はこちら) 【日時】 3月13日(日) 13:00~14:30 【会場】切手の博物館3階会議室 【参加費】無料 ※先着順・最大20名 【問合先】(公財)日本郵趣協会 TEL:03-5951-3311 3月14日(月) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 武蔵野大学のWeb講座 4月6日-7月12日 鏑木清方と江戸の残り香 詳細はこちらをご覧ください。 4月13日-7月19日 日本の郵便150年の歴史2 占領時代(1945年の終戦から1952年) 詳細はこちらをご覧ください。 5月18日-8月23日 日本の歴史を学びなおす― 近現代編その2― 幕末 詳細はこちらをご覧ください。 5月4日(水・祝) 13:00~ よみうりカルチャー北千住 公開講座 よみうりカルチャー北千住にて、公開講座「アフガニスタン現代史」を行います。拙著『アフガニスタン現代史』の内容を90分にギュッと凝縮した内容をお届けいたします。お申込など詳細は、こちらをご覧ください。 ★ 最新作 『アフガニスタン現代史』 3月5日発売!★ 出版社からのコメント 混迷のアフガニスタン情勢の理解に必須の通史! 911同時多発テロ事件とその後のアフガニスタン空爆から20年。西側が支援した新共和国が崩壊し、再びタリバンが実効支配下に置いたアフガニスタン。英国、ソ連、米国…介入してきた大国の墓場と呼ばれてきたこの国の複雑極まりない現代史を、切手や郵便資料も駆使しながら鮮やかに読み解く。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★ 期間限定の無料サービス、ぜひご活用ください! ★ 2月1日から3月31日まで、拙著『世界はいつでも不安定 国際ニュースの正しい読み方』(ワニブックス)が電子書籍版アマゾン・アンリミテッドの対象になっております。期間中、アマゾンKindle Unlimited会員限定ですが、無料で読み放題となりますので、この機会に、ぜひ、こちらをクリックしてご活用ください。 |
2014-12-21 Sun 14:46
ご報告が遅くなりましたが、大手製菓メーカー(株)ロッテの季刊広報誌『Shall we Lotte(シャル ウィ ロッテ)』の第26号(2014年冬号)ができあがりました。僕の連載「小さな世界のお菓子たち」では、今回は、こんな切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2006年にラトビアで発行されたクリスマスツリー型のピパルクーカの切手です。 英語圏でジンジャークッキーと呼ばれるクリスマス菓子は、14世紀頃、現在のベルギーとドイツの国境付近で作られるようになったレープクーヘンがルーツと考えられていますが、レープクーヘンはヨーロッパ全体へ広まっていく過程で、地域ごとの微妙な差が生まれました。 バルト三国の中央に位置し、ロシアと国境を接するラトビアですが、食文化に関してはドイツの影響が強く、いまから150年ほど前から、レープクーヘンに相当するお菓子として、ピパルクーカと呼ばれるビスケットがクリスマス菓子の定番として作られています。 ピパルクーカは、ラトビア語で“胡椒ケーキ”の意味で、おそらく、現地の人の味覚では胡椒が強く感じられるためこの名がついたのでしょう。ただし、実際に使われているスパイスは、胡椒だけではなく、クローブやナツメグ、コリアンダー、カルダモン、シナモンなどさまざまな種類のものがブレンドされています。生地のベースにはライ麦の粉を使っているため、独特のサクサクした食感が特徴となっています。 今回ご紹介の切手はクリスマス・ツリー型のピパルクーカを取り上げたもので、右側にはラトビア語で「心のこもったクリスマスを!」との文言が印刷されています。ラトビアの首都リガの旧市街にある大聖堂広場のブラックヘッドギルド前の場所は、1510年、世界で初めて、飾り付けられたモミの木が“クリスマス・ツリー”として立てられたとされる場所ですから、ツリー型のピパルクーカは、ラトビアの人たちにとって特に思い入れのあるデザインなのではないかと思います。 なお、実際のピパルクーカにはアイシングのないものも少なくないのですが、切手に取り上げられているモノはいずれも、砂糖の白いアイシングが施されています。それが、うっすらと雪化粧をしたクリスマス・シーズンのリガの街並みを連想させて、良い雰囲気ですね。 ★★★ インターネット放送出演のご案内 ★★★ 毎週水曜日、インターネット放送・チャンネルくららにて、内藤がレギュラー出演する番組「切手で辿る韓国現代史」が配信されています。青字をクリックし、番組を選択していただくとYoutube にて無料でご覧になれますので、よろしかったら、ぜひ、ご覧ください。(画像は収録風景で、右側に座っているのが主宰者の倉山満さんです) ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★ 毎月1回(原則第1火曜日:1月6日、2月3日、3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。 次回開催は1月6日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 本体2000円+税 【出版元より】 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る! 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました! ★★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★★ 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。 |
2013-07-10 Wed 20:41
欧州連合(EU)は、きのう(9日)、ブリュッセルで財務相理事会を開き、EU加盟国のラトビアが2014年1月1日に欧州単一通貨ユーロを導入することを正式決定しました。ユーロ圏の拡大は2011年1月にユーロを導入したエストニア以来3年ぶりで、ラトビアは18番目のユーロ導入国となる予定です。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像亜クリックで拡大されます)
これは、1927年にラトビアで発行された改値加刷切手です。 現在のラトビア国家に相当する地域は、第一次大戦以前は帝政ロシアに支配されていましたが、ロシア革命による帝政崩壊を経て1919年に独立しました。独立当初の通貨は、ロシア・ルーブルを継承したラトビア・ルーブルでしたが、1922年、新通貨としてラッツが導入されます。なお、ラッツというのは、ラトビア(Latvia)の最初の3文字を取ったもので、新旧通貨の交換レートは1ラッツ=50ラトビア・ルーブルでした。 ラッツの導入に伴い、1923年には額面がラッツで表示された正刷切手が発行されましたが、1927年には今回ご紹介しているように、旧通貨の切手に新通貨の額面を加刷した切手3種(額面としては15サンティムスが2種、1ラッツが1種。1ラッツ=100サンティムス)が発行されました。 その後、1939年に独ソ不可侵条約と併せて締結された秘密議定書により、1940年、ソ連はラトビアを併合。ラトビア・ソビエト社会主義共和国が樹立されましたが、翌1941年の独ソ戦勃発により、ドイツ軍に占領されました。当時のラトビア人の多くは、歴史的に反ロシア感情が強かったこともあり、ドイツ軍を“解放軍”として迎えましたが、1944年にはソ連が再占領。以後、1991年の独立回復まで、ソ連の支配下に置かれていました。 再独立後も、当初はルーブルが使われていましたが、1993年にラッツが復活したものの、今回のユーロ圏加盟により、ラッツという名前の通貨はわずか20年(旧通貨時代の1922-40年をあわせても38年)で姿を消すことになりました。 ユーロの先行きがどうにも不透明な昨今、あえてユーロ圏に加盟して本当に大丈夫なのかと他人事ながら心配になってしまいますが、ラトビアにおけるユーロの寿命が、まずはラッツを越えられるよう、お祈りしております。 ★★★ 内藤陽介の最新作 ★★★ 『マリ近現代史』 北アフリカ・マリ共和国の知られざる歴史から混迷の現在まで、 切手・絵葉書等で色鮮やかに再現したオールカラーの本格的通史! amazon、e-hon、hontoネットストア、Honya Club、JBOOK、7ネット・ショッピング、紀伊國屋書店、版元ドットコム、ブックサービス、文教堂、丸善&ジュンク堂書店、楽天ブックスなどで好評発売中! ★★★ 予算1日2000円のソウル歴史散歩 ★★★ 毎月1回、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で予算1日2000円のソウル歴史散歩と題する一般向けの教養講座を担当しています。開催日は7月2日、7月30日、9月3日(原則第一火曜日)で、時間は各回とも13:00~14:30です。講座は途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。 ★★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★★ 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。 |
2011-07-21 Thu 21:31
きょう(21日)は土用の丑の日です。というわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2005年にバルト3国のラトビアで発行されたヤツメウナギの切手です。ヤツメウナギはいわゆるウナギの仲間ではないのですが、まぁ、気の利いた“ウナギ”の外国切手が見つからなかったので、取りあえず苦し紛れに持ってきました。来年は、ちゃんとしたウナギ切手をお見せできるように頑張りたいと思います。 さて、我々が蒲焼として食べているのは、いわゆるニホンウナギですが、ウナギ属全体としては、世界中の熱帯から温帯にかけて18種(内3亜種)が生息しています。このうち、主としてヨーロッパで食されているヨーロッパ・ウナギについては、以前にもこのブログでもスウェーデンとボスニアのウナギ切手をご紹介したことがあります。 さて、日本ではウナギの調理法といえば、蒲焼か白焼にほぼ限定されていますが、世界各国ではさまざまな調理法があります。ちなみに、ラトビアでは燻製、ゼリー寄せ、またはソテーで食べるとのことで、スーパーなどではゼリー寄せの真空パックも売られているそうです。この3種の調理法の中で、燻製やソテーはなんとなく味の想像がつきますが、ゼリー寄せってのはどんな感じなんでしょうかねぇ。おそらく、実際に食べてみたら、やっぱり蒲焼の方が良いということになるのでしょうけれど、“怖いもの見たさ”(と言ったら失礼でしょうか)で、一度、トライしてみたいですな。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ 5月29日付『讀賣新聞』に書評掲載 『週刊文春』 6月30日号「文春図書館」で 酒井順子さんにご紹介いただきました ! 切手百撰 昭和戦後 平凡社(本体2000円+税) 視て読んで楽しむ切手図鑑! “あの頃の切手少年たち”には懐かしの、 平成生まれの若者には昭和レトロがカッコいい、 そんな切手100点のモノ語りを関連写真などとともに、オールカラーでご紹介 全国書店・インターネット書店(amazon、boox store、coneco.net、JBOOK、livedoor BOOKS、Yahoo!ブックス、エキサイトブックス、丸善&ジュンク堂、楽天など)で好評発売中! |
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
|