2024-08-27 Tue 10:23
きのう(26日)午前、中国人民解放軍のY-9情報収集機が長崎県五島市の男女群島の沖合の日本領空に東側から侵入。航空自衛隊は西部航空方面隊F-2、F-15戦闘機を緊急発進(スクランブル)させ、中国語と英語で警告しました。中国機による領空侵犯が確認されたのは、2012年の国家海洋局の航空機1機による尖閣諸島・魚釣島付近での侵犯、2017年の尖閣諸島沖でのドローン(無人機)とみられる物体の飛行に続く3例目で、軍用機は初の事例です。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1952年8月1日に中国が発行した“中国人民解放軍建軍二十五周年”の記念切手のうち、空軍を取り上げた1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 8月30日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 9月6日(金) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード』 好評発売中!★ 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します! * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-12-29 Fri 04:53
日本自動車工業会(自工会)が昨日(28日)発表した2023年1-11月の輸出が399万台だったのに対して、中国自動車工業協会の発表による中国の1-11月の輸出は441万2千台に達し、中国の自動車輸出台数が2023年に日本を抜き、初めて世界首位となる見通しとなったことが分かりました。というわけで、自動車を描いた中国の切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1964年10月1日、大慶油田の発見から5周年を記念して中国が発行した“石油産業”の切手のうち、地質調査の場面を描いた1枚で、当時の中国車が描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、大慶油田と日本との関係については、拙著『現代日中関係史 第2部 1972-2022』でもまとめておりますので、機会がありましたら、併せてご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 12月29日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 2024年1月10日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『龍とドラゴンの文化史』 好評発売中!★ 辰年にちなんで、中国 の龍を皮切りに、 日本 、朝鮮、琉球、東南アジア、キリスト教世界など、世界の龍について、そのベースとなる文化史や興味深いエピソードなどを切手とともにご紹介します。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-10-21 Sat 09:50
1923年10月21日、ドイツ・ミュンヘンのドイツ博物館で世界最初のプラネタリウムが関係者向けに試験公開されてから、ちょうど100年になりました。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1958年6月25日に中国が発行した“北京天文館(北京プラネタリウム)”のうち、プラネタリウムの投影機を描く1枚です。プラネタリウムの投影機を描いた切手としては、これが最初の1枚になります。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 10月23・30日(月) 18:10~18:20 私の正論 ニッポン放送の「私の正論」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 10月25日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤がゲスト出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。 10月27日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 11月3~5日 ウクライナ切手展 於・都立産業貿易センター台東館 11月3~5日(金・祝~日)、東京・浅草の都立産業貿易センター台東館で開催の全国切手展<JAPEX 2023>と併催のイベントです。内藤も、1918年に発行されたウクライナ最初の切手の小コレクションと、最初の切手の原画作者、ヘオルヒー・ナルブートの画業を紹介する小コレクションを展示するほか、会期中、以下のトークを行います。 11月3日(金・祝) 15:00~15:30 ウクライナ切手展・展示解説 11月4日(土) 13:00~14:00 記念講演「ウクライナと切手・郵便」 イベントそのものは事前予約不要・参加費無料ですが、会場の切手展へは入場料が必要です。詳細は全国切手展の主催者サイトをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 謀略の世界史 11/11、12/9、1/6、2/3、3/2 13:00~14:30 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『今日も世界は迷走中』 好評発売中!★ ウクライナ侵攻の裏で起きた、日本の運命を変える世界の出来事とは!内藤節炸裂。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-06-28 Wed 08:53
きょう(28日)は、1859年6月28日(安政6年5月28日)、江戸幕府が米英仏露蘭の5ヵ国との間に結んだ友好通商条約に基づき、横浜・長崎・箱館(函館)で自由貿易の開始を布告したことにちなむ“貿易記念日”(1963年の閣議で制定)です。というわけで、貿易関連の切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1976年4月9日、中国が発行した“第4次5ヵ年計画勝利完成”の切手のうち、石油の積込港を描いた1枚です。切手が発行された当時の日中貿易では、中国にとって、大慶油田からの原油の輸出が対日輸出額の3分の1を占めており、文革で大きな打撃を受けた経済の再建には不可欠のものとなっていました。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 なお、日中間の貿易の歴史については、拙著『現代日中関係史 第1部 1945-1972』および『同第2部 1972-2022』でもまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★★★ 全日本切手展のご案内 ★★★ 7月15-17日(土-月・祝) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)が開催されます。今回は、会期中3日連続で、内藤が併催の韓国切手展の展示解説を行うほか、トークイベントも行う予定です。時間等は現在、最終調整中ですが、展覧会の情報は全日本切手展のオフィシャルサイトなどで、随時アップしていきますので、よろしくお願いいたします。 *招待券(裏面押印なきものは無効)の画像です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 7月14日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-05-25 Thu 04:14
きょう(25日)は、いまから60年前の1963年5月25日にアフリカ統一機構(OAU、現アフリカ連合:AU)が発足したことにちなむ“アフリカデー”です。というわけで、今日はこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1964年4月12日に中国が発行した“慶祝アフリカ自由の日”の切手のうち、“中国とアフリカの人民の団結”を表現した1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 5月26日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-05-01 Mon 00:50
きょう(1日)はメーデーです。というわけで、昨年同様、世界のメーデー切手の中からこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1952年5月1日に中国が発行した同年の“国際労働節(メーデー)”の記念切手のうち、“平和の建設”と題した1枚で、煙を吐く工場の煙突と1952年の年号が入ったハンマー、農業の象徴としての小麦と平和の象徴としての鳩が描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 昨日(30日)のよみうりカルチャー荻窪での公開講座「英秘密情報部(MI6)入門」は、無事、終了いたしました。ご参加いただきました皆様、開催の労をとってくださったスタッフ・関係者の皆様には、この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 5月12日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第2部 1972-2022』 好評発売中!★ 2022年11月に刊行された「第1部1945-1972」の続編で、日中国交”正常化”以降の1972年から2022年までの半世紀の、さまざまな思惑が絡まり合う日中関係の諸問題を、切手とともに紐解いていきます。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-03-08 Wed 03:05
きょう(8日)は国際女性デーです。というわけで、ストレートにこの1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1953年3月10日、中国が同年の国際女性デーから2日遅れで発行した“三八国際婦女節”の記念切手のうち、詰襟でチャイナボタンの旗袍風の服装で収穫を行う農村女性が描かれています。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 なお、共産中国と旗袍の関係については、3月20日付で刊行予定の拙著『現代日中関係史 第2部 1972-2022』でも詳しくご説明しております。詳細につきましては、販売元のサイト、スタマガネットの特設ページにて情報をアップしておりますので、よろしかったらご覧いただけると幸いです。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 2023年3月10日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 4月8日スタート! 平成日本の歴史 4月8・15・22日 13:30-15:00 文京学院大学での3週連続の講座です。1989年に始まる平成30年間の日本現代史をさまざまな角度から語ります。一般的な通史に加え、その時々の時代・社会の変化を切手や郵便物を通じて読み解くことで、モノから読み解く歴史の面白さを感じていただきます。詳細はこちらをご覧ください。 4月30日(日) 英秘密情報部(MI6)入門 4月30日(日) 13:00~14:30 よみうりカルチャー荻窪での公開講座です。 映画「007シリーズ」などにも名前が出てくる英秘密情報部(MI6)について、実際の歴史的事件とのかかわりなどを中心にお話します。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 北千住 エリザベス女王の現代史 原則毎月第4土曜日 13:00~14:30 エリザベス女王の描かれた切手を手掛かりに、現代史を読み解く講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 好評発売中! ★ 関係省庁、政治家、業界団体等が国民が知らないところで粛々と作り続けているさまざまな規制。「レジ袋の有料化」という規制ができるまでの政治的・行政的プロセスを詳細に分析し、規制の新設防止、そして規制廃止を訴える。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-02-20 Mon 10:43
上野動物園で生まれ育ったジャイアントパンダの“シャンシャン(香香)”(メス5歳)が、あす(21日)中国に渡ることが決まり、きのう(19日)、最終公開が行われました。というわけで、きょうはパンダ切手の中からこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1972年1月15日に中国が発行したジャイアントパンダ(第2次)の切手のうちの4分切手です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ちなみに、中国のパンダ外交と日本については、3月刊行予定の拙著『現代日中関係史 第2部 1972-2022』でも詳しくご説明しております。同書の詳細につきましては、近々、このブログでもご案内いたしますので、よろしくお願いします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 2023年2月24日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 北千住 エリザベス女王の現代史 原則毎月第4土曜日 13:00~14:30 エリザベス女王の描かれた切手を手掛かりに、現代史を読み解く講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』 好評発売中! ★ 関係省庁、政治家、業界団体等が国民が知らないところで粛々と作り続けているさまざまな規制。「レジ袋の有料化」という規制ができるまでの政治的・行政的プロセスを詳細に分析し、規制の新設防止、そして規制廃止を訴える。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2023-02-06 Mon 06:51
米国のオースティン米国防長官は、4日午後(現地時間。日本時間5日午前)、米本土上空を飛行した中国の高高度偵察気球をサウスカロライナ州沖の米領海上空で撃墜したことを確認したと発表しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1958年8月25日、中国が発行した“気象”の切手のうち、観測気球を取り上げた1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 東京・目白の切手の博物館での第14回テーマティク切手展ならびに同展での拙著『現代日中関係史』のトークイベントは、昨日(5日)、無事に終了しました。ご参加いただいた皆様、開催の労をとってくださった方々には、この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 2023年2月10日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 北千住 エリザベス女王の現代史 原則毎月第4土曜日 13:00~14:30 エリザベス女王の描かれた切手を手掛かりに、現代史を読み解く講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第1部 1945-1972』 好評発売中! ★ 日本郵趣出版の新レーベル「郵便×歴史シリーズ」の第一弾の企画として、切手という切り口から第二次大戦後の日中関係を読み解く『現代日中関係史』。その第1巻となる本書は、第二次大戦後、わが国が中華人民共和国と国交を樹立(いわゆる国交正常化)する1972年9月以前を取り扱っています。なお、1972年の国交”正常化”以降については、2023年3月に刊行予定の第2巻でまとめる予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページのリンクがあるほか、主要書店の店頭在庫も確認できます。また、販売元の郵趣サービス社のサイト、スタマガネットの特設サイトサイトでは、本書の内容見本をご覧いただけます。 |
2023-01-09 Mon 07:48
きょう(9日)は“成人の日”です。というわけで、若者が描かれた切手のなかから、こんな1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1965年8月25日、中国が発行した“中日青年友好大交流”のうち、北京駅を背景に、日本の若い女性が中国側から歓迎の花束を受け取っている場面が描かれています。なお、“中日青年友好大交流”の切手は5種セットで発行されたのですが、そのうちの1枚、「富士山と万里の長城を背景にした日中の女性」については、拙著『現代日中関係史 第1部 1945-1972』の表紙にも取り上げておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧ください。 なお、詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。また、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 2023年1月13日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 1月28日(土)開講! よみうりカルチャー 北千住 エリザベス女王の現代史 毎月第4土曜日 13:00~14:30 エリザベス女王の描かれた切手を手掛かりに、現代史を読み解く講座です。詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第1部 1945-1972』 好評発売中! ★ 日本郵趣出版の新レーベル「郵便×歴史シリーズ」の第一弾の企画として、切手という切り口から第二次大戦後の日中関係を読み解く『現代日中関係史』。その第1巻となる本書は、第二次大戦後、わが国が中華人民共和国と国交を樹立(いわゆる国交正常化)する1972年9月以前を取り扱っています。なお、1972年の国交”正常化”以降については、2023年3月に刊行予定の第2巻でまとめる予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページのリンクがあるほか、主要書店の店頭在庫も確認できます。また、販売元の郵趣サービス社のサイト、スタマガネットの特設サイトサイトでは、本書の内容見本をご覧いただけます。 |
2022-11-07 Mon 04:16
きょう(7日)は、1917年11月7日(ロシア暦10月25日)にロシア10月革命が起こり、ボリシェヴィキ政権(ソヴィエト社会主義ロシア共和国)が発足したことにちなむロシア革命記念日であると同時に、米国では“共産主義犠牲者の国家的記念日”とされています。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1957年11月7日、中国が発行した“偉大なる社会主義十月革命40周年”の記念切手のうち、「世界に輝く革命」と題された1枚です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 * 昨日(6日)の拉致被害者全員奪還ツイキャスの拉致被害者全員奪還ツイキャスの内藤の出演回は無事終了しました。ご参加いただきました皆様ならびにスタッフの方々にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 11月11日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第1部 1945-1972』11月20日刊行! ★ 日本郵趣出版の新レーベル「郵便×歴史シリーズ」の第一弾の企画として、切手という切り口から第二次大戦後の日中関係を読み解く『現代日中関係史』。その第1巻となる本書は、第二次大戦後、わが国が中華人民共和国と国交を樹立(いわゆる国交正常化)する1972年9月以前を取り扱っています。なお、1972年の国交”正常化”以降については、2023年3月に刊行予定の第2巻でまとめる予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページのリンクがあるほか、主要書店の店頭在庫も確認できます。また、販売元の郵趣サービス社のサイト、スタマガネットの特設サイトサイトでは、本書の内容見本をご覧いただけます。 ★ 『本当は恐ろしい! こわい切手』 好評発売中!★ 怨霊、ゾンビ、鬼、そして人間の闇 … 古今東西の奇妙な切手を集めた一冊。 それぞれの切手には、いずれも世に出るだけの理由が必ずある。 その理由を求めて、描かれた題材の歴史的・文化的・社会的背景を探っていくと、そこからさまざまなドラマが浮かび上がってくる。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-11-04 Fri 00:11
きょう(4日)は“一の酉”です。というわけで、最新の拙著『現代日中関係史 第1部 1945-1972』の重版を祈念して、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1959年1月1日に中国が発行した”西北の剪紙”の切手のうち、鶏を取り上げた1枚です。注文消しですが、枠線やナンバリングも入った耳紙付きなので持ってきてみました。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、剪紙をめぐっては、この切手が発行される前年の1958年5月、日中友好協会長崎県支部主催の“中国切手、剪紙、錦織展示会”(単に“切手展”としている資料も多いのですが、正確ではありません)において、いわゆる”長崎国旗事件”が発生しました。この事件については、明日(5日)、東京・浅草で開催中の全国切手展<JAPEX>会場内での拙著『現代日中関係史 第1部』の刊行記念トーク・イベントでもしっかり取り上げる予定ですので、よろしくお願いします。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 全国切手展<JAPEX 2022> 於・都立産業貿易センター台東館 11月5日(土) 11:00~ 「日中国交正常化50年とは何だったのか」 * 11月20日付で日本郵趣出版から刊行予定の拙著『現代日中関係史:切手・郵便に秘められた軌跡 第1部 1945-1972』の刊行記念イベントです。当日、会場にて本書をお買い上げいただいた方には、ささやかながら、プレゼントもあります。 イベントそのものは事前予約不要・参加費無料ですが、会場の切手展へは入場料が必要です。切手展の詳細は主催者サイトをご覧ください。 11月6日(日) 21:55~ 拉致被害者全員奪還ツイキャス 11月6日(日)、拉致被害者全員奪還ツイキャスのゲストで内藤が出演しますので、よろしかったら、ぜひ、こちらをクリックしてお聴きください。 11月11日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第1部 1945-1972』11月20日刊行! ★ 日本郵趣出版の新レーベル「郵便×歴史シリーズ」の第一弾の企画として、切手という切り口から第二次大戦後の日中関係を読み解く『現代日中関係史』。その第1巻となる本書は、第二次大戦後、わが国が中華人民共和国と国交を樹立(いわゆる国交正常化)する1972年9月以前を取り扱っています。なお、1972年の国交”正常化”以降については、2023年3月に刊行予定の第2巻でまとめる予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページのリンクがあるほか、主要書店の店頭在庫も確認できます。また、販売元の郵趣サービス社のサイト、スタマガネットの特設サイトサイトでは、本書の内容見本をご覧いただけます。 ★ 『本当は恐ろしい! こわい切手』 好評発売中!★ 怨霊、ゾンビ、鬼、そして人間の闇 … 古今東西の奇妙な切手を集めた一冊。 それぞれの切手には、いずれも世に出るだけの理由が必ずある。 その理由を求めて、描かれた題材の歴史的・文化的・社会的背景を探っていくと、そこからさまざまなドラマが浮かび上がってくる。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-10-28 Fri 05:39
きょう(28日)は、いまから50年前の1972年10月28日に中国から贈られたジャイアントパンダのカンカンとランランが上野動物園に到着したことにちなむ”パンダの日”です。というわけで、ストレートにこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1963年8月5日に中国が発行したジャイアントパンダの切手です。 現在、野生のジャイアントパンダは、中国の甘粛省、四川省、陝西省などに棲息していますが、その中心となる四川省のジャイアントパンダ保護区は、成都市が所轄する都江堰市・崇州市・邛崍市・大邑県、雅安市が所轄する芦山県・天全県・宝興県、アバ・チベット族チャン族自治州が所轄する汶川県・小金県・理県、カンゼ・チベット族自治州が所轄する康定県で設定されています。 このうち、チベット族自治州は、1951年の中国によるチベット“解放”を経て、1955年に四川省に組み込まれたのであって、かつては独立チベットの版図の一部でした。また、それ以外の上記の市・県も、歴史的に、少なからずチベット人が居住してきた地域です。 切手が発行された1963年は中国がジャイアントパンダ保護区を設定した年で、切手もそれを踏まえて発行されたものですが、中国当局としては、ジャイアントパンダが”中国の動物”であることを強調するで、彼らによるチベット支配を正当化しようという意図があるのは明白です。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 また、11月20日付で日本郵趣出版から拙著『現代日中関係史 第1部 1945-1972』(税込み定価2530円)を刊行の予定です。これに先立ち、11月5日には、東京・浅草の都立産業貿易センター台東館にて開催の全国切手展<JAPEX 2022>会場内にて同書の刊行記念トークイベントも計画しておりますので、よろしくお願いします。(切手展の詳細は主催者サイトをご覧ください。) * 昨日(27日)、急遽、文化放送「おはよう寺ちゃん」に藤井聡先生の代打でリモート出演いたしましたが、なんとか無事に終了いたしました。リスナーの皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。次回は11月11日に登場の予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 全国切手展<JAPEX 2022> 於・都立産業貿易センター台東館 11月5日(土) 11:00~ 「日中国交正常化50年とは何だったのか」 * 11月20日付で日本郵趣出版から刊行予定の拙著『現代日中関係史:切手・郵便に秘められた軌跡 第1部 1945-1972』の刊行記念イベントです。 イベントそのものは事前予約不要・参加費無料ですが、会場の切手展へは入場料が必要です。切手展の詳細は主催者サイトをご覧ください。 11月11日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『本当は恐ろしい! こわい切手』 好評発売中!★ 怨霊、ゾンビ、鬼、そして人間の闇 … 古今東西の奇妙な切手を集めた一冊。 それぞれの切手には、いずれも世に出るだけの理由が必ずある。 その理由を求めて、描かれた題材の歴史的・文化的・社会的背景を探っていくと、そこからさまざまなドラマが浮かび上がってくる。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2022-10-16 Sun 06:46
原則5年に1度の中国共産党全国代表大会(以下、党大会。今回は第20回)が、きょう(16日)から開幕します。というわけで、中国共産党大会に関する切手の中から、この1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1956年11月10日に発行された“中国共産党第八次全国代表大会(第8回党大会)”の記念切手です。中国共産党大会は1921年に第1回大会(設立会議)が開催されて以来、1928年の第6回大会までは1~2年の間隔で開催されていましたが、第7回大会は17年後の1945年まで開催されませんでした。 その後、1949年の中華人民共和国成立を経て、前回から11年後の1956年、今回ご紹介の切手の題材となった第8回大会が”新中国”成立後最初の党大会として開催されました。なお、第9回大会は、大躍進や文革の混乱もあり、第8回大会から13年後の1969年の開催でした。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 さて、11月20日付で日本郵趣出版から拙著『現代日中関係史 第1部 1945-1972』(定価2530円)を刊行の予定です。刊行日に先立ち、11月5日には、東京・浅草の都立産業貿易センター台東館にて開催の全国切手展<JAPEX 2022>会場内にて同書の刊行記念トークイベントも計画しておりますので、よろしくお願いします。(切手展の詳細は主催者サイトをご覧ください。) ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 10月21日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 全国切手展<JAPEX 2022> 於・都立産業貿易センター台東館 11月5日(土) 11:00~ 「日中国交正常化50年とは何だったのか」 * 11月20日付で日本郵趣出版から刊行予定の拙著『現代日中関係史:切手・郵便に秘められた軌跡 第1部 1945-1972』の刊行記念イベントです。 イベントそのものは事前予約不要・参加費無料ですが、会場の切手展へは入場料が必要です。切手展の詳細は主催者サイトをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『本当は恐ろしい! こわい切手』 好評発売中!★ 怨霊、ゾンビ、鬼、そして人間の闇 … 古今東西の奇妙な切手を集めた一冊。 それぞれの切手には、いずれも世に出るだけの理由が必ずある。 その理由を求めて、描かれた題材の歴史的・文化的・社会的背景を探っていくと、そこからさまざまなドラマが浮かび上がってくる。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2021-07-13 Tue 10:28
キューバで、11日(現地時間)、共産党の一党独裁体制としては異例の反政府デモが複数の都市で突発的に広がり、多くの人々が「独裁を打倒せよ」などと声を上げて通りを行進しました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1963年1月1日に中国が発行した“キューバ革命4周年”の記念切手のうち、“キューバ人民のデモ”を取り上げた1枚です。もっとも、この切手の場合は、カストロ政権下の官製デモの光景を取り上げているので、今回のデモとは方向性が全く逆なのですが…。 現在、キューバでは電力・食料の不足が慢性化しており、最大の支援国であったソ連が崩壊した1991年以降で最悪の経済状態にあると言われています。 今回のデモでは、首都ハバナで数百人が「自由が欲しい」、「もう沢山だ」などとシュプレヒコールを上げながら市内のマレコン通りを行進。一部は警官隊に投石を行いました。デモ隊が国会議事堂前に集まると、重武装の兵士や警官隊が展開し、デモ隊に催涙ガスを使用し、プラスチック製の警棒で殴打するなどしたほか、少なくとも10人を逮捕したと伝えられています。 また、ハバナの南西約30キロの町サン・アントニオ・デ・ロス・バニョスでは、ディアスカネル大統領の同地訪問を前に若者を中心に数千人がデモを開始し、与党支持者らに囲まれた大統領が住民のやじを受けている動画がインターネットに流されました。 一方、キューバでの異例のデモ発生に米国は、11日、ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が「米国は、キューバ全土における表現と集会の自由を支持し、普遍的な権利を行使している平和的なデモ参加者を標的とし暴力を振るうあらゆる行為を強く非難する」とツイッターで表明しています。 これに対して、12日、キューバのディアスカネル大統領は、テレビ演説で「キューバの社会不安を引き起こすため経済的に窒息させる政策」を追求しているとして米政府を非難。長年にわたる米国の制裁で生じた数多くの難題に「立ち向かい、克服してきた」のがキューバ政府だと反論しています。 また、メキシコで左派政権を率いるロペスオブラドール大統領は“干渉主義者”は不要と訴えるとともに、「医療と食料は基本的権利だ」として、「新型コロナウイルスのワクチンを含む医薬品はもちろん、食料も支援できる」とキューバに呼び掛けました。さらに、ロシア外務省のザハロワ情報局長も、「主権国家への内政干渉、あるいは不安をあおる破壊活動は許されない」、「キューバ内外の状況を注視している。キューバ市民の利益に基づき公共の秩序回復のため、キューバ政府はあらゆる必要な措置を行える」との声明を発し、米国を牽制しています。 こうした“親キューバ派”の反応を受けて、ブリンケン米国務長官は、今回のデモが「米国が実行したことの結果だとキューバ政府が解釈したとすれば、大間違いだ」と反論。「経済失政や新型コロナへの不適切な対応に、キューバ国民はうんざりしている」と主張しています。 なお、今回ご紹介の切手は、1962年10月に発生した“キューバ危機(ミサイル危機)”が、形式的にはソ連の“一方的な譲歩”(実際には米国も一定の譲歩をしていましたが、このことが明らかになるのは後日のことです)で解決されたかのような印象を世界に与えたことを受けて発行されたものです。 すでに、1956年にフルシチョフがスターリン批判を行って以来、対米宥和路線を掲げるフルシチョフのソ連に対して、中国は“修正主義”との非難を繰り返していましたが、1962年のミサイル危機はその亀裂を決定的なものとしました。こうした背景の下、中国は“修正主義の犠牲者”としてのキューバとの連帯を強調するために、今回ご紹介の切手を発行。ミサイル危機で最後の一兵まで米国と戦う姿勢を示したキューバは、頼りにならない修正主義のソ連と異なり、“革命的社会主義”の国として中国と連帯することができる(し、そうすべきである)との主張を表現しようとしたわけです。 もっとも、キューバじたいはソ連から多大な軍事的・経済的支援を受けており、中国に追随してソ連と断交して、ソ連からの支援を失うのは自殺行為でしかありませんでした。このため、1966年、中国が“プロレタリアート文化大革命(文革)”に突入すると、“修正主義打倒”をスローガンとして掲げていた中国は、中ソ両国とのバランスを取った外交を目指していたキューバを“修正主義”のソ連と密通するものとして糾弾。1967年1月、中国はキューバ駐在大使を召還し、キューバ側も中国から大使を引き上げ、両国の関係は急速に冷却化していくことになります。 なお、この辺りの事情は、拙著『チェ・ゲバラとキューバ革命』でも詳しくまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 * 昨日(12日)の文化放送「おはよう寺ちゃん」の僕の出番は、無事、終了いたしました。リスナーの皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。次回は来週月曜日・19日に登場の予定です。引き続きよろしくお付き合いください。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内★ 7月19日(月) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は07:48からになります。皆様、よろしくお願いします。 ★ 『世界はいつでも不安定』 オーディオブックに! ★ 拙著『世界はいつでも不安定』がAmazonのオーディオブック“Audible”として配信されました。会員登録すると、最初の1冊は無料で聴くことができます。お申し込みはこちらで可能です。 ★ 『誰もが知りたいQアノンの正体』 好評発売中! ★ 1650円(本体1500円+税) * 編集スタッフの方が個人ブログで紹介してくれました。こちらをご覧ください。 ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2020-12-30 Wed 00:54
1920年12月30日、フランス社会党(労働インターナショナル・フランス支部)がトゥール党大会で分裂し、多数派がコミンテルン(第三インターナショナル)への加盟を決議し、“共産主義インターナショナル・フランス支部(事実上のフランス共産党)”が成立して、ちょうど100年になりました。というわけで、すでにフランス共産党は消滅していますが、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1950年8月1日、中国が発行した「世界平和を守れ(保衛世界和平)」の切手で、世界で最も有名なフランス共産党員(の1人)、パブロ・ピカソの「平和の鳩」が取り上げられています。 第二次大戦中の1944年、フランス共産党に入党したパブロ・ピカソは、1948年8月、ポーランドのヴロツワフ(旧ドイツ領ブレスラウ)で開催された「平和擁護のための世界知識人会議」に参加し、副議長に選出されます。同会議は、冷戦下の東側諸国から西側へのプロパガンダの一環として、米ソの平和共存と核兵器廃止のアピールを採択しましたが、ピカソは特に発言を求めて、イタリアへの亡命を余儀なくされたチリの左翼詩人で友人のパブロ・ネルーダの自由を訴えています。 ヴロツワフの会議後、1949年4月、パリのプレイル・ホールで第1回世界平和擁護大会が開催されることになり、ピカソは大会組織委員長でフランス共産党員の作家、ルイ・アラゴンの依頼で、そのポスターの制作を引き受けました。しかし、ピカソはその依頼を大会直前まで忘れており、直前になって大慌てすることになります。そこで、アラゴンはピカソのアトリエで見た白黒の鳩のデッサンを思い出し、ピカソの承諾を得た上で、そのデッサンを使ったポスターを制作しました。ちなみに、大会の宣伝用に作られた葉書には、ポスターに使われたのと同じデザインの鳩が取り上げられています。(下の画像) ちなみに、平和擁護世界大会が開催された1949年4月はベルリン封鎖の最中で、すでに東西冷戦が激しさを増していたこともあって、フランス政府は左派色の濃厚な同大会がパリで開催されることを快く思わず、フランス政府は東側諸国代表の入国を拒否しました。このため、同大会は、東側の代表団を集めて、チェコ・スロヴァキアのプラハでも同時に行われています。 一方、パリの大会のポスターは大いに人気を博し、そのことに気をよくしたピカソはその後も平和運動のシンボルとして、さまざまなハトを好んで描きました。それらは、事実上のフリー素材として、共産主義諸国や西側の左派勢力がさまざまな形で用いていますが、切手に関しては、今回ご紹介の中国切手がその第1号です。 なお、ピカソの鳩と世界平和擁護大会の関係については、拙著『朝鮮戦争』でもいろいろご紹介しておりますので、機会がありましたら、ぜひお手に取ってご覧いただけると幸いです。 ★ 内藤陽介の最新刊 『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』 ★ 本体1600円+税 出版社からのコメント 【中国の札束攻勢にソロモン諸島は陥落寸前!】 日本軍の撤退後、悲劇の激戦地は いかなる歴史をたどり、 中国はどのように浸透していったのか 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2019-09-26 Thu 08:30
昨日(25日)、北京南部の新空港、“北京大興国際空港”の開業式が行われました。というわけで、北京と飛行機といえば、やはりこの切手でしょうか。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1951年に中国が発行した航空切手で、北京の天壇・祈念殿を背景に飛ぶ飛行機が描かれています。 天壇は明朝および清朝の皇帝が天に対して祭祀(祭天)を行った祭壇で、1420年、明の永楽帝が建立したとされています。敷地面積は約273万平米で、現在の行政区分では北京市東城区に位置しています。 切手に取り上げられた祈年殿は、天壇でもっとも有名な建造物の一つで、天安門や紫禁城とともに北京のシンボルというべき存在です。直径32m、高さ38m、25本の柱に支えられる中国最大の祭壇で、かつては皇帝が正月に五穀豊穣の祈りを捧げていました。木造で屋根は瑠璃瓦葺きの三層になっており、明代には上から青、黄、緑となっていましたが、清代の1751年にすべて青色に変えられています。なお、オリジナルの祈年殿は、1889年、落雷により一度焼失しましたが、1896年に再建されて現在に至っています。 さて、北京市では現在、1910年開港で軍民共用の北京南苑空港と1958年開港の北京首都国際空港の2空港が運用されていますが、利用者は世界2位の年間約1億人となっており、処理能力は限界に達していました。 このため、1993年から新空港建設計画の検討が始まり、2009年に天安門広場の南約46キロ地点の建設用地が選定。2014年12月から着工し、今回の開業にこぎつけました。ザハ・ハディドが設計したターミナルビルは、ターミナル中心部から放射状に5つの細長い建物が伸びるヒトデのような形状が特徴となっています。 なお、新空港の開港に伴い北京南苑空港は今月末で運営停止となりますが、将来的には首都国際空港および大興国際空港の2空港で年間計2億5千万人の乗降客を見込んでいるそうです。 ★ 9月27日(金) 文化放送「おはよう寺ちゃん 活動中」 出演します!★ 9月27日(金)05:00~ 文化放送で放送の「おはよう寺ちゃん 活動中」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時のスタートですが、僕の出番は6時台になります。皆様、よろしくお願いします。なお、番組の詳細はこちらをご覧ください。 ★★ イベントのご案内 ★★ ・インド太平洋研究会 第3回オフラインセミナー 9月28日(土) 15:30~ 於・イオンコンパス東京八重洲会議室 内藤は、17:00から2時間ほど、「ガダルカナル島の近現代史」と題してお話しします。 先の大戦の激戦地というだけでなく、9月16日に台湾と断交して中国に乗り換えたソロモン諸島の首都、ホニアラの所在地として、ガダルカナル島がどのような歴史をたどってきたのか、そのあらましについて、関連する切手などとともにお話ししてみたいと思います。 参加費など詳細は、こちらをご覧ください。 ★★ 講座のご案内 ★★ 10月からの各種講座のご案内です。詳細については、各講座名をクリックしてご覧ください。 ・よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 毎月第1火曜日 15:30~17:00 10/1、11/5、12/3、1/7、2/4、3/3(1回のみのお試し受講も可) ・武蔵野大学生涯学習秋講座 飛脚から郵便へ―郵便制度の父 前島密没後100年― 2019年10月13日(日) (【連続講座】伝統文化を考える“大江戸の復元” 第十弾 全7回) 切手と浮世絵 2019年10月31日 ー11月21日 (毎週木曜・4回) ★★ 内藤陽介の最新刊 『チェ・ゲバラとキューバ革命』 好評発売中!★★ 本体3900円+税 【出版元より】 盟友フィデル・カストロのバティスタ政権下での登場の背景から、“エルネスト時代”の運命的な出会い、モーターサイクル・ダイアリーズの旅、カストロとの劇的な邂逅、キューバ革命の詳細と広島訪問を含めたゲバラの外遊、国連での伝説的な演説、最期までを郵便資料でたどる。冷戦期、世界各国でのゲバラ関連郵便資料を駆使することで、今まで知られて来なかったゲバラの全貌を明らかする。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2017-08-05 Sat 07:32
切手展も無事に開幕し、きのう(4日)はちょっとした空き時間ができましたので、バンドンの名所、アジア・アフリカ会議博物館に行ってきました。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1965年に中国が発行した“バンドン会議10周年”の記念切手のうち、会議の行われた建物(Gedung Merdeka:独立ビル)を取り上げた1枚です。ちなみに、画面手前のファサードの現状はこんな感じでした。 独立ビルは、もともとは、バンドンの上流階級を対象とした“ソシエタイト・コンコルディア(Sociëteit Concordia、コンコルディア協会)”という社交クラブとして利用されていました。コンコルディア協会の最初の建物は1895年に建てられましたが、1926年、バンドン工科大学教授のウォルフ・シューマッハーの設計により、上の画像のファサードに見られるようなアールデコ様式に改築されました。さらに、1940年には、アルベルト・アルベルの設計により、国際様式の部分が付け加えられ(下の画像。上の画像のファサードは画面の左奥にあります)、建物全体がほぼ現在の姿となりました。 現在の建物の面積は7500平米で、 床材はイタリア産大理石が基本ですが、一部の部屋は板張りで、天上からはクリスタルのランプが吊るされています。 第二次大戦中の日本占領下では、建物は“大東亜会館”と改称されて文化センターとして用いられていましたが、1945年8月17日の独立宣言後は、独立派の司令部が置かれました。 1949年12月、インドネシアの独立が最終的に達せられると、建物は“コンコルディア・ビル”として各種催事の会場として利用されるようになりました。 1954年、インドネシア政府がバンドンで第1回アジア・アフリカ会議の開催を決定すると、コンコルディア・ビルはその会場に指定されます。これは、コンコルディア・ビルが当時のバンドンで最も大きな建物であったことに加え、会議参加者の宿泊先であるサヴォイ・ホテルおよびプレアンガー・ホテルから至近の距離にあったためです。その後、1955年初の改修を経て、建物の名称も現在の“独立ビル”に改称されました。 アジア・アフリカ会議の終了後、独立ビルはインドネシアの国会に相当する国民協議会の議事堂として用いられていましたが、1971年、国民協議会はジャカルタでの開催が固定されるようになります。そして、1980年、アジア・アフリカ会議25周年を機に、独立ビルは“アジア・アフリカ会議博物館”とすることが決定され、現在に至っています。 館内に入ると、まずはアジア・アフリカ会議の様子を再現した人形(画像下左)があり、ついで、スカルノと各国首脳の会談の際に用いられた籐椅子(画像下右)や、各種の写真パネルなどの展示がありました。 インドネシアが発行した会議関連の切手の展示もありましたが、残念ながら、原画や試刷など、いわゆるアーカイブ・マテリアルはなく、普通の未使用切手と初日カバーだけでした。 俺らの展示と併せて、館内では、アジア・アフリカ会議当時の映像なども上映していましたが、個人的には、その上映スペースの前に置かれていた、アンディ・ウォーホール風(?)のスカルノのパネルのインパクトが強烈すぎて、肝心の映像の中身は印象が薄くなってしま居ました。(笑 なお、インドネシアの近現代史に関しては、以前、『蘭印戦跡紀行』と題する拙著を上梓したことがあるのですが、同書では、紙幅の制約もあって、ごく限られた地域しか取り上げることができませんでした。いずれ、今回のバンドン滞在中に見聞したことなども加えた増補改訂版を作れたら・・・と思っています。 ★★★ 内藤陽介 『朝鮮戦争』(えにし書房) 重版出来! ★★★ 本体2000円+税 【出版元より】 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る! 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
2016-08-23 Tue 10:57
リオ五輪関係のスポーツ切手特集をやっていた関係でご報告が大変遅くなりましたが、財団法人・日本タイ協会発行の『タイ国情報』第50巻第4号ができあがりました。そこで、僕の連載「泰国郵便学」の中から、この1点をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1974年8月2日、中国・広東省からタイ・バンコクのペッチャガセム通り宛の郵便物で、バンコク到着時に“世界人口年”の機械標語印が押されています。裏面の印がクリアなので、画像としては、カバーの裏面を先にご紹介しました。なお、タイは1974年の世界人口年に際して記念切手も発行しています。 1972年、ローマ・クラブの委嘱によるD.L.メドウズの『成長の限界』が発表されました。同書は「人は幾何学級数的に増加するが、食料は算術級数的にしか増加しない」として、「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」と警鐘を鳴らしていましたが、これを受けて、国連総会は1974年を“世界人口年”に指定し、加盟各国が人口問題についての関心と対策の緊急性についての国民の認識を高めるための努力を行うものとします。 世界人口年のメイン行事は、1974年8月19-30日、ルーマニアの首都ブカレストにおいて、世界135の国と地域の代表を集めて開催された第3回国連世界人口会議で、冒頭、ワルトハイム国際連合事務総長が、「より進歩した天然資源の使用と社会的公正の実現を図るため緊急に行動を必要とする6つの基本問題」として、①大衆貧困、②食糧供給、③エネルギー利用、④軍事支出、⑤国際通貨制度、⑥,前例のない人口増加、を指摘。これに基づいて、主として発展途上国の開発との関連において人口対策が議論され、先進国も発展途上国も人口増加の抑制目標を定めて人口対策を実施するという「世界人口行動計画」が満場一致で採択されました。 世界人口会議の初日にあたる8月19日、タイでは啓発活動の一環として、「子供が増えれば貧困も増える」とのスローガンの入った記念切手を発行しましたが、これに先立ち、バンコク中央郵便局などでは、世界人口年を宣伝する標語入りの機械印も使用されました。今回ご紹介のカバーは、その印が着印として押されたもので、世界人口年を機に、タイ政府が人口抑制キャンペーンの手段として郵便を積極的に活用していたことがわかります。 タイの人口は、経済成長が本格的に始まった1960年には2739万人でしたが、1965年には3182万人、1970年には3688万人、1975年には4233万人となっており、15年間で約1.5倍に拡大しました。その結果、経済成長の恩恵にあずかれない貧困層の拡大が深刻な社会問題となっており、そのことが「子供が増えれば貧困も増える」とのスローガンにつながったのでしょう。 ただし、1人の女性が一生のうちで産む子供の平均人数を指す合計特殊出生率に関しては、1960年の6.15人と1965年の6.13人はほぼ同じですが、1970年には5.6人に、1975年には4.49人に減少。1965年から1970年の5年間での出生率の減少が0.53人であるのに対して、1970年から1975年の5年間での減少は1.11人と倍増していますから、あるいは、上述のスローガンによる世界人口年のキャンペーンが効果を挙げたと見ることも可能かもしれません。 ★★★ ブラジル大使館推薦! 内藤陽介の『リオデジャネイロ歴史紀行』 ★★★ 2700円+税 【出版元より】 オリンピック開催地の意外な深さをじっくり紹介 リオデジャネイロの複雑な歴史や街並みを、切手や葉書、写真等でわかりやすく解説。 美しい景色とウンチク満載の異色の歴史紀行! 発売元の特設サイトはこちらです。 * 8月6日付『東京新聞』「この人」欄で、内藤が『リオデジャネイロ歴史紀行』の著者として取り上げられました! ★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★ 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインよろしくポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。 |
2016-05-16 Mon 14:43
中国のプロレタリアート文化大革命(以下、文革)の直接の端緒として、中国共産党(中共)が“反革命分子との生きるか死ぬかの闘い”を呼びかけた「五一六通知」が1966年5月16日に発せられてから、今日でちょうど50年です。というわけで、きょうはこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1966年12月31日に発行された「第1回アジア新興勢力体育大会」の記念切手のうち、“敬愛する毛主席”と題する1枚です。 1949年以来の中華人民共和国の記念特殊切手には、1967年4月15日に発行の「第3次5ヵ年計画」の切手まで、たとえば、“紀97.6‐6(97番目の記念切手6種セットのうちの6番目)”、“特49.6‐3(49番目の特殊切手6種セットのうちの3番目)”などの編号と呼ばれる整理番号が入っていましたが、文革のピークにあった1967年4月20日に発行の「毛主席の長寿を祝う」から1970年7月1日発行の「辺境警備兵士」の切手までは、“切手収集はブルジョアの趣味”として迫害の対象となっていたこともあって、編号が省略されていました。編号は、1970年8月1日に発行された「現代京劇『智取威虎山』」の切手から形式を変更して復活しますが、この編号なしの時期の切手が、いわゆる“(狭義の)文革切手”とよばれています。 したがって、今回ご紹介の切手は“紀121.4‐1”の編号がしっかり入っているので、切手の世界では“文革切手”には含めないのが一般的なのですが、「五一六通知」の発表後、最初に発行された毛沢東の肖像切手であり、“敬愛する毛主席”との題で毛沢東に対する個人崇拝の風潮が明確に反映されていますので、文革初期の状況を示す資料であることには違いありません。 さて、今回ご紹介の切手の発行名目となった“アジア新興勢力体育大会”は、1966年11月25日から12月6日まで、中国の肝煎りでカンボジアで開催されたスポーツ競技大会で、アジアンGANEFOとも呼ばれています。 1962年8月、インドネシアのジャカルタで開催の第4回アジア大会に先立ち、“第三世界の盟主”を標榜していたインドネシアのスカルノ政権は、アラブ諸国ならびに中華人民共和国との連携を重視して、参加資格を有するはずのイスラエルと中華民国(以下、台湾)の選手団に対してビザを発給しませんでした。 これに対して、国際オリンピック委員会(IOC)、国際陸上競技連盟、国際ウエイトリフティング連盟は、参加資格がある国の参加を認めないことを理由に、第4回アジア大会を正規の競技大会とは認めないとの方針を表明。さらに、翌1963年4月にIOCがインドネシアのIOC加盟国としての資格停止(オリンピック出場停止)を決議すると、これに対抗しアラブ諸国12ヶ国が1964年の東京五輪のボイコットを示唆して、対立が深まりました。 このため、1963年4月28日、インドネシアはIOCからの脱退を表明し(ただし、実際には脱退しませんでしたが)、中国を含む共産諸国、新興アジア・アフリカ諸国と同調して1963年11月にジャカルタで新興国競技大会(GANEFO)を開催。51ヶ国2700人が参加しました。 もっとも、IOCをはじめ既存の国際競技連盟はGANEFOに出場する選手は五輪参加資格を失うと宣言していたため(JOCは日本人選手が参加した場合は国体への参加資格も剥奪するとしていた)、IOCに参加していなかった中国以外は有力選手を出場させず、スポーツの競技大会としては、一部を除き低調に終わりました。 その後もスカルノ政権とIOC(のみならず西側世界全般)の対立は続きましたが、1965年にいわゆる“9・30事件”が発生しスカルノが失脚すると、後継のスハルト政権は、西側陣営の一員として明確な反共路線を採択し、インドネシアは対外関係の修復に乗りました。 この結果、中国とインドネシアの関係も冷却化し、。スポーツの世界においても、スカルノが立ち上げ、中ソの支援を受けていたGANEFOは事実上の開店休業状態に追い込まれます。 そこで、国際スポーツの世界において活動の場を失った中国は新たに北京に“アジア新興国競技大会(Asian GANEFO)”の本部を立ち上げ、既存の国際大会に対抗しうる国際スポーツ大会の開催地として、当時急速に反米色を強めていたプノンペンに白羽の矢を立て、1966年11-12月に大会を開催させたというわけです。 こうした経緯を経て開催された1966年のアジア新興国競技大会には、主催国のカンボジアのほか、セイロン、中国、インドネシア、イラク、日本、北朝鮮、ラオス、レバノン、モンゴル、ネパール、パキスタン、パレスチナ、シンガポール、シリア、北ヴェトナム、イエメンの17ヵ国が参加したという体裁が整えられました。 参加国の多くは、いわゆる“非同盟中立”を標榜する左派政権の国で、バンコクでのアジア大会には参加していません。また、セイロン、インドネシア、日本、パキスタン、シンガポールの各国は、ほぼ同時期にバンコクで開催された第5回アジア大会にも参加していますが、ジャカルタでのGANEFO大会の時と同様、プノンペンの大会に参加することは選手としての活動に不利になることが予想されたため、参加したのは各国の主流の団体には属さない選手のみでした。 大会の結果としては、中国が108の金メダルを獲得して貫録をみせつけ、次いで、北朝鮮が金メダル30、開催国のカンボジアが金メダル10で続いています。ちなみに、日本人選手の金メダル獲得数はカンボジアと同じ10でしたが、1962年の第4回アジア大会(台湾とイスラエルの参加をめぐって紛糾した大会)での日本の金メダル獲得数が73、カンボジアの獲得数がゼロであったことを考えると、大会のレベルもおのずと推測できましょう。 まぁ、スポーツ大会の記念切手でありながら、肝心の競技の場面ではなく、毛沢東礼賛の人民を描く切手が堂々と発行されているという点からみても、アジア新興勢力体育大会の目的が奈辺にあったかということは容易に想像がつくと言ってしまえばそれまでなのですが…。 ★★★ アジア国際切手展<CHINA 2016>作品募集中! ★★★ 本年(2016年)12月2-6日、中華人民共和国広西チワン族自治区南寧市の南寧国際会展中心において、アジア国際切手展<CHINA 2016>(以下、南寧展)が開催されます。同展の日本コミッショナーは、不詳・内藤がお引き受けすることになりました。 現在、出品作品を6月12日(必着)で募集しておりますので、ご興味がおありの方は、ぜひ、こちらをご覧ください。ふるってのご応募を、待ちしております。 ★★★ 内藤陽介の新刊 『ペニー・ブラック物語』 のご案内 ★★★ 2350円+税 【出版元より】 若く美しい女王の横顔に恋しよう! 世界最初の切手 欲しくないですか/知りたくないですか 世界最初の切手“ペニー・ブラック”…名前は聞いたことがあっても、詳しくは知らないという収集家も多いはず。本書はペニー・ブラックとその背景にある歴史物語を豊富なビジュアル図版でわかりやすく解説。これからペニー・ブラックを手に入れたい人向けに、入手のポイントなどを説明した収集ガイドもついた充実の内容です。 発売元の特設サイトはこちら。ページのサンプルもご覧いただけます。 ★★★ 内藤陽介の新刊 『アウシュヴィッツの手紙』 のご案内 ★★★ 2000円+税 【出版元より】 アウシュヴィッツ強制収容所の実態を、主に収容者の手紙の解析を通して明らかにする郵便学の成果! 手紙以外にも様々なポスタルメディア(郵便資料)から、意外に知られていない収容所の歴史をわかりやすく解説。 出版元のサイトはこちら。各書店へのリンクもあります。 インターネット放送「チャンネルくらら」にて、本書の内容をご紹介しております。よろしかったら、こちらをクリックしたご覧ください。 ★★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★★ 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインよろしくポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。 |
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