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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 土用丑の日
2024-07-24 Wed 04:08
 きょう(24日)は、土用の丑の日。というわけで、毎年恒例、世界のウナギ切手の中から、この1点です。(画像はクリックで拡大されます)

      ワリス・フトゥナ・鰻(2003)

 これは、2003年7月28日、南太平洋のフランスの海外準県、ワリス・フテュナが発行した“太平洋の伝説 ウナギはいかにしてココナッツのもとになったか”の切手です。

 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。


★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★

 7月24日(水) 10:00~ ニッポンジャーナル
 インターネット番組「ニッポンジャーナル」に内藤藤がコメンテーターとして出演の予定です。皆様、よろしくお願いします。

 7月26日(金) 05:00~  おはよう寺ちゃん
 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から9時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。

 8月10日(土) 13:30~  本当は恐ろしい!こわい切手
 よみうりカルチャー荻窪にて、拙著『本当は恐ろしい!こわい切手』からの選りすぐりのエピソードを中心にお話しします。詳細はこちらをご覧ください。

 よみうりカルチャー 荻窪
 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00
 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。

 謀略の世界史 原則毎月第1土曜日 13:00~14:30
 MI6、CIA、モサドなど各国の情報機関のあらましや、現代史の中で彼らが実際に関与した事件などを幅広くご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。

 武蔵野大学のWeb講座 
 大河企画の「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」、引き続き開講中です。詳細はこちらをご覧ください。 

 「龍の文化史」、絶賛配信中です。龍/ドラゴンにまつわる神話や伝説は世界各地でみられますが、想像上の動物であるがゆえに、それぞれの物語には地域や時代の特性が色濃く反映されています。世界の龍について興味深いエピソードなどを切手の画像とともにご紹介していきます。詳細はこちらをご覧ください。

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      切手もの知り図鑑 一番切手50のエピソード

 「動物と植物」「科学技術」「社会と文化」「神話/伝説と宗教」の4章立てで、犬、猫、宇宙開発、飛行機、クリスマスといったテーマで、初めて描かれた切手図案にまつわる秘話、思いがけない発行に至る背景に加え、シーラカンスやテレビ、警察官、タトゥー、髑髏といった、あっと驚く意外なテーマの一番切手も登場します!

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 デング熱に気をつけよう
2014-08-28 Thu 17:38
 昨日(27日)、埼玉県内に住む10代後半の女性が、東南アジアや中南米で流行しているデング熱に感染し手いたことが明らかになりました。女性は海外への渡航歴がなく、国内で感染したとみられています。海外渡航者の感染は毎年200人程度確認されていますが、渡航歴がない人の国内での感染確認は約70年ぶりなのだとか。というわけで、今日はこの切手です。(画像はクリックで拡大されます)

      ワリス・フテュナ デング熱

 これは、2004年に南太平洋のフランスの海外準県、ワリス・フテュナで発行されたデング熱予防キャンペーンの切手が4種収められた小型シートです。原画はいずれも地元の子供たちが書いた児童画ですが、なかなかインパクトがありますな。

 切手を発行したワリス・フテュナは、南太平洋のハワイからニュージーランドまでの中間よりややハワイ寄りの地点にある環礁で、 その名の通り、ウォリス諸島とフツナ諸島に分かれます。このうち、ウォリス諸島はウォリス・フツナの中核をなすウベア島(ウォリス島)と周囲の小さなサンゴ礁からなり、フテュナ諸島はフテュナ島とアロフィ島から構成されています。主要3島はいずれも火山性の島です。

 もともと、この地域には、ウベア島のウベア、フテュナ島のシガベ、アロフィ島のアロの3つの首長国が存在していましたが、1616年、オランダのJ・ル・メールがヨーロッパ人として初めてフテュナ島に到来。ついで、1767年には英国のサミュエル・ウォリスがウベア島(ウォリス島)に到来しました。

 その後、1837年にフランス人の宣教師が上陸し、島民のカトリックへの布教を進めましたが、1842年、先住民たちの間で内戦が発生。これを機に、一部の先住民がフランス人に保護を求めたことから、フランスの影響が強まり、1887年、ウベア島の女王が公式にフランス保護領となる条約に調印。これに続いて、シガベとアロの王も1888年にフランスの保護領となる条約に調印し、3王国はフランスのニューカレドニア植民地の管理下に置かれることになりました。これを受けて、1905年、ニューカレドニア切手に地名を加刷した最初の切手が発行されています。

 第一次大戦中の1917年、3王国はフランスに併合され、ニューカレドニア管轄下の仏領ワリス・フテュナに再編成されます。第二次世界大戦後の1958年、フランス第5共和政が発足すると、翌1959年、ワリス・フテュナでも住民投票が行われ、その結果、1961年にフランスの海外領土に昇格。さらに、2003年には海外準県に移行しました。

 さて、70年ぶりに国内での感染者が見つかったというデング熱は、熱帯や亜熱帯に生息するヒトスジシマカなどがデングウイルスを媒介して感染する病気で、蚊に刺されて1週間前後、人によっては2週間ほどの潜伏期間を経て発熱。頭痛、関節痛、腹痛などが続くものの、通常は1週間で回復します。ただし、重症の“デング出血熱”になった場合には、稀に死亡することもあるそうです。予防ワクチンが存在しないので未然に感染を防ぐことが重要で、今回ご紹介の切手も、病気予防のための注意を喚起するような内容となっています。

 もっとも、厚生労働省によれば、「デング熱は人から人への直接の感染はなく、発症しても重症化することはまれ」だそうですから、同省が呼び掛けている通り、70年ぶりという言葉に過剰反応せず、冷静に対応すればそれで十分ということなのでしょう。まぁ、12月に開催の世界切手展<MALAYSIA 2014>でクアラルンプールに行く際には、念のため、虫よけスプレーと蚊取り線香をスーツケースの中に入れておくのを忘れないようにはしますが。
  
     
 ★★★ 講演会のご案内 ★★★ 

 ~韓国文化院 講演会シリーズ2014 『韓日交流史』~
 第9回は内藤陽介「韓国の切手でひも解く韓国近現代史」 です!

 ◇日時:2014年9月5日(金) 開場 18:30 開演 19:00
 ◇会場:韓国文化院 ハンマダンホール
 ◇募集人員:300名様(お申し込みはお一人様2名まで)
 ◇入場無料(事前のお申込みが必要です)
 ◇主催・お問い合わせ先:駐日韓国大使館韓国文化院 03-3357-5970

 ■ 韓国文化院のホームページ・トップの 「イベント応募コーナー」欄(こちらをクリックしてください)からお申し込みいただけます。たくさんの皆様のお申し込みを心よりお待ち申しております。

 * 表向き、応募の〆切は過ぎていますが、直接内藤宛にご連絡いただければ、お席は確保できます。どうぞ遠慮なく、ご連絡ください。


 ★★★ 内藤陽介の最新刊  『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 

 お待たせしました。約1年ぶりの新作です!

        朝鮮戦争表紙(実物からスキャン) 本体2000円+税

 【出版元より】
 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る!
 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。

 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。

 *8月24日付『讀賣新聞』読書欄、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました!


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