2009-10-04 Sun 15:30
ご報告が遅くなりましたが、大手製菓メーカー(株)ロッテの季刊広報誌『Shall we Lotte(シャルウィロッテ)』の第6号(2009年秋号)から、「小さな世界のお菓子たち」と題する連載を始めました。世界各国のお菓子を描いた綺麗な切手をカラーで紹介していこうという企画です。第1回目の今回は、こんな切手を取り上げました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2007年にスウェーデンで発行されたチョコレートの切手帖です。雑誌の記事では、それぞれの切手をばらしてご紹介していますが、今回は切手帖の全体像と、表紙をお見せしましょう。なお、このときのセットには、今回ご紹介の切手帖の他にタブレットのチョコを描く単片切手も発行されています。 国際菓子協会/欧州製菓協会によると、2006年の日本のチョコレート消費量は1人あたり2.2キロなのだそうです。標準的な板チョコ1枚70グラムとすると、1年で30枚強という勘定。結構な分量です。 そんなに食べているのか、と少し驚きますが、冷静に考えてみると、純粋にチョコとして売られているものだけでなく、チョコの入ったクッキーやケーキを食べたり、ホット・チョコレートを飲んだりするわけですから、さもありなんといったところでしょうか。 今回ご紹介の切手帖は、そんなチョコレートのさまざまな楽しみ方を紹介したもので、カカオの実やチョコ・コーティングしたイチゴ、チョコレート・ボンボン、ホット・チョコレートの切手が取り上げられています。 ちなみに、2006年のスウェーデンでの1人あたりのチョコレートの年間消費量は6.5キロ。日本の3倍弱です。生活の中にチョコレートの文化がしっかりと溶け込んでいるからこそ、こういう切手が発行できるのでしょうね。 なお、雑誌『Shall we Lotte(シャルウィロッテ)』は広報誌として無料配布されています。入手をご希望の方は、発行元の(株)ファミリー(〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-20-1 tel:03-5388-5091 fax:03-3373-3815)にお問い合わせください。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ 異色の仏像ガイド決定版 全国書店・インターネット書店(アマゾン、bk1、7&Yなど)・切手商・ミュージアムショップ(切手の博物館・ていぱーく)などで好評発売中! 『切手が伝える仏像:意匠と歴史』 彩流社(2000円+税) 300点以上の切手を使って仏像をオールカラー・ビジュアル解説 仏像を観る愉しみを広げ、仏教の流れもよくわかる! |
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
|