2011-07-21 Thu 21:31
きょう(21日)は土用の丑の日です。というわけで、この切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
![]() これは、2005年にバルト3国のラトビアで発行されたヤツメウナギの切手です。ヤツメウナギはいわゆるウナギの仲間ではないのですが、まぁ、気の利いた“ウナギ”の外国切手が見つからなかったので、取りあえず苦し紛れに持ってきました。来年は、ちゃんとしたウナギ切手をお見せできるように頑張りたいと思います。 さて、我々が蒲焼として食べているのは、いわゆるニホンウナギですが、ウナギ属全体としては、世界中の熱帯から温帯にかけて18種(内3亜種)が生息しています。このうち、主としてヨーロッパで食されているヨーロッパ・ウナギについては、以前にもこのブログでもスウェーデンとボスニアのウナギ切手をご紹介したことがあります。 さて、日本ではウナギの調理法といえば、蒲焼か白焼にほぼ限定されていますが、世界各国ではさまざまな調理法があります。ちなみに、ラトビアでは燻製、ゼリー寄せ、またはソテーで食べるとのことで、スーパーなどではゼリー寄せの真空パックも売られているそうです。この3種の調理法の中で、燻製やソテーはなんとなく味の想像がつきますが、ゼリー寄せってのはどんな感じなんでしょうかねぇ。おそらく、実際に食べてみたら、やっぱり蒲焼の方が良いということになるのでしょうけれど、“怖いもの見たさ”(と言ったら失礼でしょうか)で、一度、トライしてみたいですな。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ 5月29日付『讀賣新聞』に書評掲載 『週刊文春』 6月30日号「文春図書館」で 酒井順子さんにご紹介いただきました ! ![]() 切手百撰 昭和戦後 平凡社(本体2000円+税) 視て読んで楽しむ切手図鑑! “あの頃の切手少年たち”には懐かしの、 平成生まれの若者には昭和レトロがカッコいい、 そんな切手100点のモノ語りを関連写真などとともに、オールカラーでご紹介 全国書店・インターネット書店(amazon、boox store、coneco.net、JBOOK、livedoor BOOKS、Yahoo!ブックス、エキサイトブックス、丸善&ジュンク堂、楽天など)で好評発売中! |
#2034 こんにちは
いつも拝見させていただいております。
本日取り上げられた切手の魚ですが、 ウナギではなく、ヤツメウナギのように見えますが いかがでしょうか? #2035 コメントありがとうございます
・桃姫の衛兵様
いつもありがとうございます。 さて、僕もこの切手を見てヤツメウナギかとも思ったのですが、口のかたちが吸盤状ではないのと、“linnaeus”と書かれていたので、とりあえず、ヨーロッパウナギなのではないかと判断して記事を書きましたが、そう言われると、やっぱり自身はありません。(すみません) もともと、動植物には疎いので、今回の件に限らず、記事の内容などについて適宜、補足説明等をしていただける方があると、大変助かります。 今後ともよろしくお付き合いください。 ども、うなぎマニアのhisanoです。
この切手、見た目がどーみてもヤツメウナギです。 Lampetra fluviatilis(ヨーロッパカワヤツメ)と書いてあるし…。 ヤツメウナギは魚類ではありません。 住んでいる環境がウナギと似ているので、結果的に似た姿をしています。 ヤツメウナギを食べたことがある人って、新潟・秋田とか北海道以外だと まずいないと思います。 焼き物だと食感はレバーに似ていて、かなり弾力があり、 好き嫌いが分かれます。 私は… 新宿の思い出横丁でヤツメを食べて以来ファンになり、 最近もよく北海道からお取り寄せしています。 #2041 コメントありがとうございます
・hisano様
ご丁寧な解説ありがとうございました。大変勉強になりました。 頂戴したコメントをもとに、本文を修正いたしました。今後とも、よろしくご指導いただけると幸いです。 以上、取り急ぎお礼のみにて失礼いたします。 |
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