2012-11-09 Fri 09:34
きょう(9日)から、東京・池袋で全国切手展<JAPEX 2012>が始まります。僕も、会期2日目の明日(10日)、会場内で拙著『喜望峰』の刊行記念トークを行いますので、きょうはその予告編としてこの切手をご紹介します。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1893年にケープ植民地で発行された1ペニーの切手で、立ち姿の“希望の女神”が描かれています。 ケープ植民地で発行された“希望の女神”の切手というと、1853年から発行の三角切手が有名です。三角切手の女神は、切手のかたちに合わせて、錨にもたれて寝そべっている姿で描かれていますが、1864年以降の切手では、切手が長方形になり、女神も中腰に変化します。さらに、今回ご紹介の1893年の切手では、完全な立ち姿になりました。寝そべっていた女神が完全に立ち上がるまでに、40年かかったという勘定になりますな。 ちなみに、ケープタウンの市役所には、ペディメントの部分にケープタウン市の紋章が掲げられているのですが、そこには、こんな感じの女神像が掲げられています。 この写真は市役所前の広場から撮影したものですが、拡大してみると、女神の顔は厚化粧のオカマみたいでちょっと気色悪いですな。やはり、“夜目・遠目・傘の内”ではありませんが、女神の像も、地上から肉眼で、切手と同じくらいの大きさのモノを見上げている方が良いのかもしれません。 さて、今回のトークでは、ケープ植民地で発行された“希望の女神”の切手や各種の郵便物等をご紹介しながら、ケープタウンとその歴史の面白さについて、いろいろとご紹介していく予定です。ぜひ、遊びに来てください。 ★★★ イベントのご案内 ★★★ ・11月10日(土) 11:00- 全国切手展<JAPEX> 東京・池袋で開催される全国切手展<JAPEX>会場内で、拙著『喜望峰』刊行記念のトークイベントを予定しております。よろしかったら、ぜひ遊びに来てください。なお、詳細は主催者HPをご覧いただけると幸いです。(展覧会の入場料はかかりますが、入場後、トークへはどなたでも無料でご参加いただけます) ★★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★★ 『喜望峰:ケープタウンから見る南アフリカ』 いままでなかった喜望峰とケープタウンの物語 美しい風景とウンチク満載の歴史紀行!! アマゾン、セブンネット、版元ドットコム、楽天ブックス、e-hon、hmv、honto、JBOOK、livedoor BOOKSなどで好評発売中! なお、本書をご自身の関係するメディアで取り上げたい、または、取り上げることを検討したい、という方は、是非、ご連絡ください。資料を急送いたします。 ★★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★★ 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。 |
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