2009-08-30 Sun 14:59
今日(30日)は総選挙の投票日です。というわけで、選挙がらみのネタの中から、こんなモノをもってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1949年1月に投票が行われた総選挙の際の選挙葉書で、“選挙”の文字が入った1948年12月27日付(公示日)の消印が押されています。このときの総選挙は、日本の郵便史の上では、いわゆる“選挙切手”(選挙事務証紙)が使われた唯一の総選挙として知られています。 “選挙切手”は候補者1人につき1000枚ずつ配布され、候補者はこれを郵便局に持ち込んで同数の官製はがき(当時の葉書料金は2円ですが、残っていた15銭葉書が用いられています)と交換するか、そのまま開封の郵便物に貼って差し出すことができました。今回ご紹介のマテリアルは、選挙切手と交換された葉書の使用例で、右下には無料の選挙郵便であることを示す朱線が引かれています。 さて、投票の受付時間は原則として午後8時までです。僕も、お昼前に近所で投票をしてきましたが、まだ投票がお済みでない方は、ぜひとも、貴重な一票を無駄にしないよう、お出かけください。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ 異色の仏像ガイド決定版 全国書店・インターネット書店(アマゾン、bk1、7&Yなど)・切手商・ミュージアムショップ(切手の博物館・ていぱーく)などで好評発売中! 『切手が伝える仏像:意匠と歴史』 彩流社(2000円+税) 300点以上の切手を使って仏像をオールカラー・ビジュアル解説 仏像を観る愉しみを広げ、仏教の流れもよくわかる! |
#1522 民主党はこれからが大変
予想通りとはいえ、今回の選挙は民主党の大勝、自民党の大敗に終わりました。私は民主党のインチキマニフェストには首肯し難い点が多いので民主党には入れませんでしたが、民主党のインチキマニフェストに騙されたバカな有権者(特に無党派層)は予想以上に多かったようです。民主党は今回の大勝にウハウハでしょうが、実際はこれからが大変です。野党だった時は自民党を無責任に批判してさえいればよかったですが、与党となって政権を担うとなると大きな責任を伴います。政策がブレブレ、フラフラの民主党では政権に就いても万事腰砕けになりそうで今から心配です。民主党に入れたバカな有権者はいずれこのような民主党に失望するでしょう。自民党は大敗したとはいえ、敗因をよく反省し態勢を立て直して野党として民主党への攻勢を強めて欲しいところです。ところで、例の選挙ハガキは我が家には2通来ました。残念ながらいつもと同じ選挙印だけのスタンプレスカバーでしたが、有難くコレクションに加えました。これが将来お宝になる可能性はゼロですが、塵も積もれば山となるで選挙ハガキのコレクションもこれで十数枚になりました。
#1524 コメントありがとうございます
いままでは、保守の側からの健全な政権批判というのがありませんでしたから、この際、僕も、野党としての自民党に期待したいと思っています。
それはそうと、我が家には選挙ハガキは一通も来ませんでした。残念。 |
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