2011-02-22 Tue 14:00
早いもので、今回のインド滞在もきょう(22日)で最終日となりました。きょうは現地時間21時過ぎのエア・インディアでデリーを発つ予定です。というわけで、この切手をもってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1973年にインドが発行した国際航空25周年の記念切手で、尾翼方向から見たボーイング747-100型のエア・インディア機が描かれています。 エア・インディアの前身は、イギリス植民地時代の1932年にタタ財閥のジャハンギール・ラタンジ・ダーダーバーイ・タタが知人のネヴィル・ヴィンセントとともに設立した“タタ航空”です。なお、ジャハンギールは1904年にパリで生まれましたが、高校時代から航空学に興味を示しており、パイロットを目指していたものの、父親の仕事の都合でムンバイへ移って財閥の御曹司として帝王学を学んだという経緯があります。 タタ航空は、当初は国内線のみの運航で、イギリス製のデ・ハヴィランド・プス・モスなどを使用していましたが、第二次大戦後の1946年に現在のエア・インディアに社名を変更。さらに、独立後の1948年にインド政府との半官半民のフラッグ・キャリアになり、国際線へも進出しました。今回ご紹介の切手は、ここから起算して25周年を記念して発行されたものです。 ちなみに、エア・インディア機は、1979年に翌年の国際展INDIA80のプロモーションのために発行された切手にも取り上げられいます。 さて、僕の乗る飛行機は、予定では、明朝8時頃には成田に着く予定です。したがって、お昼ごろには自宅にたどり着いていると思います。留守中、ご不便をおかけした皆様には、もうしばらく、ご猶予をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ マカオ紀行:世界遺産と歴史を歩く 彩流社(本体2850円+税) マカオはこんなに面白い! 30の世界遺産がひしめき合う街マカオ。 カジノ抜きでも楽しめる、マカオ歴史散歩の決定版! 歴史歩きの達人“郵便学者”内藤陽介がご案内。 全国書店・インターネット書店(amazon、bk1、boox store、coneco.net、DMM.com、HMV、JBOOK、livedoor BOOKS、Yahoo!ブックス、カラメル、紀伊国屋書店BookWeb、ゲオEショップ、ジュンク堂、セブンネットショッピング、丸善、楽天ブックスなど)で好評発売中! |
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