2007-06-18 Mon 00:47
以前からこのブログでもご案内しておりましたが、7月1日付で大修館書店より拙著『香港歴史漫郵記』が刊行となります。その現物が出来上がってきましたので、あらためてご挨拶申し上げます。(画像は表紙カバーのイメージ。クリックで拡大されます)
今回の拙著は、2004年のアジア国際切手展に出品してオープンクラスの部門最高賞であるExcellentメダルを受賞したコレクションA History og Hong Kongをベースに、切手や郵便物のみならず、古写真や絵画なども用いて、アヘン戦争以前から現在にいたるまでの香港の歴史をたどってみたものです。 香港に関しては、いまから10年前の1997年に社会評論社から『切手が語る香港の歴史』という本を上梓しましたが、今回の拙著は、文章の分量が前回の倍近くに増えているほか、掲載している切手やカバー類も大幅に充実しています。(たとえば、このマテリアルなんかは、前回の拙著には掲載されていません)また、この10年間で僕自身の歴史に対する見方も大分変わりましたので、その点も内容に反映されています。 しかし、そうしたこと以上に、今回の『香港歴史漫郵記』では、切手や郵便物を片手に香港を歩き回った歴史紀行という、いままでの僕にはなかった新たなスタイルに挑戦したことが最大の特徴です。タイトルの“漫郵記”という言葉は僕が勝手に作った言葉で、郵便学者が切手を見ながら、香港の歴史をたどった珍道中の記録、という意味のつもりです。水戸黄門なんかの漫遊記の“遊”の字を郵便の郵に置き換えたわけですが、さてさて、テレビの水戸黄門のように末永く皆様にお付き合いいただけますかどうか…。 奥付上の刊行日は香港返還10周年の記念日にあわせて7月1日になっておりますが、取次への配本が22日の予定ですから、早ければ今週末には全国の大手書店の店頭などでも並んでいるかもしれません。また、東京・目白の切手の博物館1階の世界の切手ショウルームでは、今週半ばには発売になると聞いております。現物をおみかけになりましたら、是非、お手にとってご覧いただけると幸いです。 なお、本書の刊行にあわせて、6月30日・7月1日(土・日)の両日、 切手の博物館特設会場にて、香港政府観光局ならびに大修館書店のご後援の下、「香港返還10周年記念・香港切手展 香港歴史漫郵記」を開催(登録審査員によるワンフレーム展と共催)いたします。展示内容は2004年のアジア国際切手展に出品したコレクション、A HISTORY OF HONG KONGと返還以降2006年末までに発行された中国香港切手が中心です。 会期中両日ともに14:30から展示解説を行うほか、『香港歴史漫郵記』の販売・サイン会も行います。 入場は無料。先着300名様に英領時代の香港切手をプレゼントしますので、是非、遊びに来てください。 |
#755 内容を期待しております
まだ行ったことのない香港について知ることの出来る本ですので、楽しみにしております。
#765 コメントありがとうございます
muraki様
ご期待に添えるような内容になっているかどうかわかりませんが、僕なりに一生懸命作ってみましたので、お読みいただけたら嬉しいです。 #808 コメントありがとうございました
確かに、切手と旅は相性がよいですね。
熱中生活応援ブログでも、 すばらしい切手をたくさんとりあげていければな、と思っています。 こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。 #816 コメントありがとうございます
なかむらゆうこ様
いつも応援ありがとうございます。今後とも、ご期待に沿えるよう、精一杯がんばっていくつもりなのでよろしくお願いいたします。 |
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