2022-12-05 Mon 11:41
今年9月、女性の髪を隠すスカーフのかぶり方を巡って拘束された女性が死亡したことをきっかけに抗議運動が続いているイランで、きのう(4日)までに、モンタゼリ検察長官は女性を拘束した道徳警察(風紀警察とも)を廃止したと発言しました。これに対して、道徳警察を管轄する内務省は廃止を正式には認めておらず、国営メディアも道徳警察を監督する権限はモンタゼリ長官にないと報道。さらに、複数のイラン政府高官は引き続き、女性にスカーフを適切に着用させる政策に変更はないと強調しており、道徳警察が実際に廃止される(された)かどうかは不透明な状況です。というわけで、きょうはこんな切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1985年3月13日にイランが発行した“女性の日”の記念切手で、イラン政府の規定による”正しい服装”で官製デモに参加する女性たちが描かれています。政府に対するスタンスという点では、現在イラン各地で起きているのとは逆のベクトルですが、女性たちのデモを描いた切手ということで選んでみました。 詳細については、こちらをクリックして、内藤総研サイト内の当該投稿をご覧ください。なお、内藤総研の有料会員の方には、本日夕方以降、記事の全文(一部文面の調整あり)をメルマガとしてお届けする予定です。 ★ 放送出演・講演・講座などのご案内 ★ 12月9日(金) 05:00~ おはよう寺ちゃん 文化放送の「おはよう寺ちゃん」に内藤がコメンテーターとして出演の予定です。番組は早朝5時から8時までの長時間放送ですが、僕の出番は6時からになります。皆様、よろしくお願いします。 12月24日(土) 13:00~ 大英帝国のクリスマス 英国は、1840年に世界で最初に郵便切手を発行した国で、かつて”日の沈まぬ国”と呼ばれたその広大な領土では、ヴィクトリア女王からエリザベス女王に至るまで、歴代の国王の切手を貼った郵便物が縦横無尽に往来していました。今回は、クリスマスに関する切手・郵便物をピックアップし、それぞれの時代の英国・英領の歴史や社会を読み解きます。お申込などの詳細はこちらをご覧ください。 よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 原則毎月第1火曜日 15:30~17:00 時事解説を中心とした講座です。詳細はこちらをご覧ください。 武蔵野大学のWeb講座 「日本の歴史を学びなおす― 近現代編」と「日本郵便150年の歴史」の2種類の講座をやっています。詳細はこちらをご覧ください。 ★ 『現代日中関係史 第1部 1945-1972』 好評発売中! ★ 日本郵趣出版の新レーベル「郵便×歴史シリーズ」の第一弾の企画として、切手という切り口から第二次大戦後の日中関係を読み解く『現代日中関係史』。その第1巻となる本書は、第二次大戦後、わが国が中華人民共和国と国交を樹立(いわゆる国交正常化)する1972年9月以前を取り扱っています。なお、1972年の国交”正常化”以降については、2023年3月に刊行予定の第2巻でまとめる予定です。 * ご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページのリンクがあるほか、主要書店の店頭在庫も確認できます。また、販売元の郵趣サービス社のサイト、スタマガネットの特設サイトサイトでは、本書の内容見本をご覧いただけます。 |
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