2007-02-17 Sat 01:19
洋画家の岡本太郎が制作し、メキシコで発見された巨大壁画「明日の神話」の最初の下絵が見つかったのだそうです。というわけで、今日は子の1枚を持ってきてみました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1978年5月に東京で開催された第23回国際眼科学会の記念切手で、岡本太郎が原画を制作したものです。 国際眼科学会は、世界各国の眼科学会が加盟している国際眼科学会連合の総会で、第1回の会議は1857年にベルギーのブリュッセルで開かれました。その後、原則として4年ごとに欧米各地を中心に開催され、研究成果の発表や眼科医学をめぐる諸問題についての討議が行われています。 1978年の第23回国際眼科学会は、わが国で初めて、国立京都国際会館を会場として5月14日から20日までの日程で開催されました。会議は、眼免疫と網膜色素上皮に関する問題を2大テーマとして、約80ヵ国から約4000人が参加して、研究発表、シンポジウム、講習会などが行われました。 さて、第23回国際眼科会議は5月14日が会期初日でしたが、この日は日曜日にあたっていました。通常、こうした場合には、記念切手は前日の13日に発行されるのですが、その日は、やはり5月14日に会期初日を迎える国際ロータリー東京大会の記念切手が発行されることになっため、今回の切手は会期スタート後の5月15日が発行日とされました。 切手は、岡本太郎がデザインした黒一色の会議のシンボルマークをもとに、岡本自身がさらに加筆・着色して原画を作成したもので、従来の日本切手にはみられない独創的なデザインになりました。 さて、戦後記念切手の“読む事典”<解説・戦後記念切手>シリーズの第5巻『沖縄・高松塚の時代:切手ブームの落日 1972-1979』が、いよいよ、3月25日に刊行になります。 今回の採録範囲は、今日ご紹介の切手を含めて、1972年の「札幌オリンピック」から1979年の「国土緑化運動」まで。前作までと同様、対象期間の(公園・年賀を除く)全記念特殊切手についての情報がぎっしり詰まった1冊に仕上がっていますので、刊行の暁には、是非、お手にとってご覧いただけると幸いです。 |
#515 同姓同名の有名人
うちの長男が生まれたときに太郎とつけようとした嫁側の猛反対にあいました。同姓同名の有名人がいるというのは困りものですね。
#520 コメントありがとうございます
僕は娘に洋子ないしは陽子とつける考えはなかったのですが、そうしていたら、単に陽介の息子だからで片付いていたでしょうね。某作家と同じく“内藤みか”というパターンもあったのかもしれないのですが、親類縁者の一人に離婚したのがいまして、その元妻の名前が“みか”(字はあえて秘す)だったものですから、いまにしておもえば、そういう名前にしなくて良かったとホッとしています。
|
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
|