2020-01-11 Sat 00:26
きょう・あす(11・12日)の2日間、東京・目白の切手の博物館で第11回テーマティク研究会(JTPC:Japan Thematic Philatelists Club)の切手展が開催されます。今回は、昨年に続き11回目の開催で、香港情勢が緊迫している折から、メインテーマを香港とし、下のデザインのような小型印も使用されます。(画像はクリックで拡大されます)
小型印は、香港を象徴する花として、香港特別行政区の旗・紋章に描かれているバウヒニアの花を描ています。 バウヒニアは香港原産のマメ科の木で、1880年に香港で発見され、1908年、新種として報告されました。学名の“Bauhinia blakeana”にある“blakeana”は、1898-1903年に香港総督を務めたヘンリー・アーサー・ブレイクにちなむ命名で、英領時代の1965年に香港市の市花として選ばれ、市政局のシンボルマークなどに用いられていたほか、1968年には普通切手(下の画像)にも取り上げられています。 また、会場では、下の画像のようなフレーム切手も販売します。 フレーム切手の図案は、ブルースリーと香港切手の名品として知られる1865年発行の96セント透かしなしビスタオリーヴで、いずれも、63円および84円の額面があります。このうち、ブルースリーは、1995年に発行された切手をトリミングしたもので、ブルースリーの名言“Be Water”が、一連の民主派デモのスローガンとなっており、それゆえ、民主派のデモが“水革命”とも呼ばれていることを踏まえてのチョイスです。 さて、JTPCは、テーマティクならびにオープン・クラスでの競争展への出品を目指す収集家の集まりで、毎年、全国規模の切手展が開催される際には作品の合評会を行うほか、年に1度、切手展出品のリハーサルないしは活動成果の報告を兼ねて会としての切手展を開催しています。また、今回は、会期中の12日13:00から、拙著『(シリーズ韓国現代史1953-1865)日韓基本条約』の刊行を記念したトークイベントも行います。 展覧会・トークイベントともに入場無料・事前予約不要ですので、ぜひ、遊びに来てください。(詳細はこちらをご覧ください) ★★ イベント等のご案内 ★★ 今後の各種イベント・講座等のご案内です。詳細については、イベント名をクリックしてご覧ください。 ・第11回テーマティク研究会切手展 1月11-12日(土・日) 於・切手の博物館(東京・目白) テーマティク研究会は、テーマティクならびにオープン・クラスでの競争展への出品を目指す収集家の集まりで、毎年、全国規模の切手展が開催される際には作品の合評会を行うほか、年に1度、切手展出品のリハーサルないしは活動成果の報告を兼ねて会としての切手展を開催しています。今回の展覧会は、昨年に続き11回目の開催で、香港情勢が緊迫している折から、メインテーマを香港とし、内藤も「香港の歴史」のコレクションを出品しています。 また、会期中の12日13:00からは、拙著『(シリーズ韓国現代史1953-1865)日韓基本条約』の刊行を記念したトークイベントも行います。 展覧会・トークイベントともに入場無料・事前予約不要ですので、ぜひ、遊びに来てください。 ・よみうりカルチャー 荻窪 宗教と国際政治 毎月第1火曜日 15:30~17:00 2/4、3/3(1回のみのお試し受講も可) ★★ 内藤陽介の最新刊 『日韓基本条約』 ★★ 本体2000円+税 出版社からのコメント 混迷する日韓関係、その原点をあらためて読み直す! 丁寧に読むといろいろ々発見があります。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 ★ 2020年はアウシュヴィッツ収容所解放75周年!★ 本体2500円+税 出版社からのコメント 初版品切れにつき、新資料、解説を大幅100ページ以上増補し、新版として刊行。独自のアプローチで知られざる実態に目からウロコ、ですが淡々とした筆致が心に迫る箇所多数ありです。 本書のご予約・ご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、本書の目次をご覧いただけるほか、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| 郵便学者・内藤陽介のブログ |
|