2018-07-15 Sun 11:00
きのう(14日)、パリ中心部のシャンゼリゼ通りでフランス革命記念日恒例の軍事パレードが行われました。今年は、日仏友好160年を記念し、日本からは陸上自衛隊第32普通科連隊の横山裕之連隊長ら7人が参加し、国旗と自衛隊旗(八条旭日旗)を掲げ、約2.5kmを行進しました。というわけで、きょうはこんなモノを持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、第一次大戦中、フランス軍の兵士が差し出した軍事郵便の葉書で、中央上部には、フランスとともに戦う協商側の旗が並べられてます。日本を示す旭日旗(デザインはちょっといい加減ですが…)は、左から2番目、帝政ロシアとベルギーの旗の間に描かれています。ちなみに、この葉書が差し出された1916年1月の時点で協商側に立って参戦していたのは、ベルギー、フランス、英国、イタリア、日本、モンテネグロ、ロシア、セルビア、の各国です。 なお、日本の自衛隊がフランス革命記念日の軍事パレードに招かれたのは、10年前の日仏交流150周年に際して、国連平和維持活動(PKO)への参加隊員が参加したのが最初で、ついで、2014年の第一次大戦勃発100周年に際して旧協商国の一員として招待され、今回が3回目となります。来年は、1919年のヴェルサイユ条約調印100周年でもありますので、旧協商国(=戦勝国)の一員として、自衛隊が国旗と自衛隊旗を掲げてシャンゼリゼを行進する姿がまた見られるかもしれませんね。 ★★★ 全日本切手展のご案内 ★★★ 7月20-22日(金-日) 東京・錦糸町のすみだ産業会館で全日本切手展(全日展)ならびにチェコ切手展が開催されます。主催団体の一つである全日本郵趣連合のサイトのほか、全日本切手展のフェイスブック・サイト(どなたでもご覧になれます)にて、随時、情報をアップしていきますので、よろしくお願いいたします。 *画像は実行委員会が制作したポスターです。クリックで拡大してご覧ください。 なお、会期中の21日、内藤は、以下の3回、トーク・イベントをやります。 13:00・9階会議室 「国際切手展審査員としての経験から テーマティク部門」 14:30・8階イベントスペース 「アウシュヴィッツとチェコを往来した郵便」 16:00・8階イベントスペース 『世界一高価な切手の物語』(東京創元社) ★★★ 近刊予告! ★★★ えにし書房より、拙著『チェ・ゲバラとキューバ革命』が近日刊行予定です! 詳細につきましては、今後、このブログでも随時ご案内して参りますので、よろしくお願いします。 (画像は書影のイメージです。刊行時には若干の変更の可能性があります) ★★ 内藤陽介の最新刊 『パレスチナ現代史 岩のドームの郵便学』 ★★ 本体2500円+税 【出版元より】 中東100 年の混迷を読み解く! 世界遺産、エルサレムの“岩のドーム”に関連した郵便資料分析という独自の視点から、複雑な情勢をわかりやすく解説。郵便学者による待望の通史! 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各ネット書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 |
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