2015-02-19 Thu 00:49
きょう(19日)は旧正月・春節です。というわけで、未年の正式なスタートですから、昨年刊行の拙著『朝鮮戦争』にちなんで、羊を描いた韓国切手の中から、この1枚を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2006年に韓国で発行された“オンラインゲーム”の切手のうち、「マビノギ」を取り上げた1枚です。 「マビノギ」は、韓国のゲーム会社・NEXON KoreaのdevCATスタジオが開発・運営するオンラインゲームで、韓国では、2004年6月から正式商用サービスが開始されました。日本ではネクソンによって2005年4月26日にサービスが開始され、2007年10月11日よりハンゲームでプレイ可能になっています。 ゲームはケルト神話などをもとに構成されており、タイトルの“マビノギ”は吟遊詩人たちの間で伝承される歌のことを意味しています。その名の通りゲーム内で作曲や楽器演奏を活用して、自作のオリジナル曲を披露できる点が、ゲームとしての大きな特徴のひとつになっています。 切手に描かれているのは、ゲームを紹介するアニメ動画『ロナとパンのファンタジーライフ』に登場する主人公の少女、ロナ・リサク(ロナ)と人間の言葉を話す黒羊のパンです。動画では、パンはゲーム初心者のロナを指導する先輩でありながら、一言多い性格ゆえに、叩きのめされるという役回りになっています。 さて、ことしは、日韓国交正常化50周年ということで、7月17-19日、東京・墨田区で開催が予定されている<全日本切手展2015>でも、これにちなみ、特別企画として韓国切手展を併催の予定です。今後も、同展の事前プロモーションを兼ねた記事を、随時、このブログでも掲載していきたいと考えておりますので、よろしくお付き合いください。 ★★★ 講座「切手と郵便物に刻まれた“終戦”」(2月20日)のご案内 ★★★ 2月20日13:00~14:30、愛知県名古屋市の栄中日文化センターで、「切手と郵便物に刻まれた“終戦”」と題する講座を行います。 2015年は第二次世界大戦の終戦から70周年にあたります。終戦の年の1945年はあらゆる意味で社会が激変した年ですが、その影響は切手や郵便物にもさまざまな痕跡を残しています。今回の講座では、当時の切手や郵便物を読み解いていくことで、一般の歴史書では見落とされがちな終戦の諸相を、具体的なモノの手触りとともに明らかにしてみたいと思っています。 詳細は、こちらをご覧ください。(画像は、日本の降伏文書調印が行われた米軍艦ミズーリ号から降伏文書調印日に差し出された郵便物の一部分です) ★★★ よみうりカルチャー荻窪の講座のご案内 ★★★ 毎月1回(原則第1火曜日:3月3日、3月31日)、よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)荻窪で下記の一般向けの教養講座を担当します。 ・イスラム世界を知る 時間は15:30-17:00です。 次回開催は3月3日で、途中参加やお試し見学も可能ですので、ぜひ、お気軽に遊びに来てください。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 『朝鮮戦争』好評発売中! ★★★ 本体2000円+税 【出版元より】 「韓国/北朝鮮」の出発点を正しく知る! 日本からの解放と、それに連なる朝鮮戦争の苦難の道のりを知らずして、隣国との関係改善はあり得ない。ハングルに訳された韓国現代史の著作もある著者が、日本の敗戦と朝鮮戦争の勃発から休戦までの経緯をポスタルメディア(郵便資料)という独自の切り口から詳細に解説。解放後も日本統治時代の切手や葉書が使われた郵便事情の実態、軍事郵便、北朝鮮のトホホ切手、記念切手発行の裏事情などがむしろ雄弁に歴史を物語る。退屈な通史より面白く、わかりやすい内容でありながら、朝鮮戦争の基本図書ともなりうる充実の内容。 本書のご注文は版元ドットコムへ。同サイトでは、アマゾン他、各電子書店での注文ページにリンクしています。また、主要書店の店頭在庫も確認できます。 *8月24日付『讀賣新聞』、韓国メディア『週刊京郷』8月26日号、8月31日付『夕刊フジ』、『郵趣』10月号、『サンデー毎日』10月5日号で拙著『朝鮮戦争』が紹介されました! ★★★ ポストショップオンラインのご案内(PR) ★★★ 郵便物の受け取りには欠かせないのが郵便ポストです。世界各国のありとあらゆるデザインポストを集めた郵便ポストの辞典ポストショップオンラインは海外ブランドから国内製まで、500種類を超える郵便ポストをみることができます。 |
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