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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 おかげさまで7周年
2012-06-01 Fri 08:16
 おかげさまで、2005年6月1日にブログをスタートさせてから、きょうでちょうど7周年になりました。日頃、このブログを応援していただいている皆様には、あらためて、お礼申し上げます。 というわけで、きょうは額面7のこの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

      1次昭和7銭  

 これは、1939年10月16日に発行された金綱山を描く7銭切手です。長年の懸案になっていた韓国での翻訳出版もようやく形になりそうな雰囲気ですし、ことし(2012年)は昭和切手発行75年の年でもありますので、東郷7銭や金魚7円ではなく、こちらを持ってきました。

 中朝国境の白頭山(中国側の呼称は長白山)とともに朝鮮を代表する名山とされる金剛山は、現在の行政区域でいうと、軍事境界線(北緯三八度線)近くの北朝鮮の江原道の東海岸に位置しています。

 一帯は、最高峰の昆盧峰(1639メートル)をはじめ、1万2000もの峰からなるダイナミックな渓谷地帯で、その範囲は東西40キロ、南北60キロにも及んでおり、毘盧峰がある中央連峰の西側が内金剛、東側が外金剛、東端の海岸部が海金剛と呼ばれています。花崗岩が長い年月をかけて風化・浸食された奇岩の数々は、古来より多くの伝説の舞台となるなど、朝鮮民族にとっては単なる景勝地にとどまらず、民族の象徴ともいうべき存在となってきました。旧朝鮮王朝時代は交通の便が悪く、訪れる人も少なかったのですが、日本統治時代に金剛山電気鉄道ならびに朝鮮総督府鉄道・東海北部線が開通し、一大観光地となりました。

 今回ご紹介の切手は、“日本有数の名山”として、外金剛の萬物相と呼ばれる奇岩を取り上げたもの。ほぼ同じ構図の切手が、戦後(解放後)間もない時期に韓国北朝鮮双方から発行されていますが、印刷物としての出来栄えは、日本が発行したものが明らかに群を抜いています。

 さて、冒頭でも少し触れた韓国での翻訳・出版の件ですが、すでに編集作業もあらかた終わっており、現地では6月中の刊行を目指して最終作業を進めていると聞いておりますので、近々、正式なタイトルや表紙のデザインなどもご紹介できる見込みです。詳しい情報が入り次第、このブログでもご案内いたしますので、よろしくお願いいたします。

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この記事のコメント
#2194 おめでとうございます
7年間ごくろうさまですそれにしても100万人が見てくれるというのもすごいですね。これからも楽しみにしています。
2012-06-02 Sat 22:30 | URL | 柿田川 #h9JS9w2c[ 内容変更] | ∧top | under∨
 ・柿田川様
 ご愛読ありがとうございます。毎日やっているとあっという間という感じですが、あらためて、7年前のことを思い出してみると、ずいぶん昔のような気もして不思議な感じです。今後も、1人でも多くの方に読んでいただけるよう頑張っていきたいと思いますので、よろしくお付き合いください。
2012-06-03 Sun 23:02 | URL | 内藤陽介 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
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