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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 年賀状の戦後史
2011-11-03 Thu 17:07
 以前からこのブログでもご案内しておりました拙著『年賀状の戦後史』(角川oneテーマ21:出版元の特設HPはこちらです)が出来上がりました。奥付上の刊行日は11月10日ですが、すでに、一部の書店・インターネット書店ではご予約を受け付けているほか、5日(土)には東京・池袋で開催される全国切手展<JAPEX>会場内で刊行記念のトークイベントも行いますので、刊行のご挨拶を申し上げます。(画像は表紙カバーのイメージ。クリックで拡大されます)

        年賀状の戦後史(帯つき)

 インターネットや携帯電話の普及により、郵便の利用が急速に減少しつつある現在なお、年賀状だけは郵便を利用するという人も少なくありません。特に、今年は東日本大震災と福島の原発事故を機に、人と人との絆の重要性が再認識されたことに加え、人気デュオ・ゆずの北川悠仁と元フジテレビアナウンサーの高島彩の二人が結婚にいたった交際のきっかけが年賀状であったことも報じられるなど、例年以上に年賀状に対して社会的な注目が集まるものと思われます。

 こうしたことから、本書では、年賀状に欠かすことのできない年賀はがきと年賀切手に焦点を当て、その戦後の歩みをたどることによって、そこから戦後日本と日本人の歴史的な変遷をたどってみようと考えました。具体的には、以下のようなエピソードも含まれています。

くじ付きのお年玉葉書は、終戦直後の焼け跡で安否確認の手段として考案された
・テレビ時代の幕開けと1等賞品の抽選をめぐる信じられないミスとは
ドラマ『南極物語』とゆかりの深い年賀切手とは
・“おらがふるさと”の郷土玩具と年賀切手と政治の関係
・年賀状を人質に取った労組の年末闘争とは
・プリントゴッコからワープロ専用機を経てパソコンへ
 …家庭のインフラ整備に果たした年賀状の役割とは
・大王製紙前会長が社長時代に謝罪した再生紙偽造事件とは

 このほかにも、昭和・戦後時代を中心に、人々の記憶に残る年賀はがきと年賀切手の数々を、関連図版とともに詳しく解説しております。

 書店などで実物をご覧になりましたら、ぜひ、お手にとってご覧いただけると幸いです。

 なお、この日記をご覧の方で、本書をご自身の関係するメディアで取り上げたい、または取り上げることを検討したいという方がおられましたら、本ブログのメール送信機能(右のずーっと下の方にあります)ご連絡いただけると幸いです。


 ★★★ トーク・イベントのご案内 ★★★

 11月5日(土)、東京・池袋で開催される全国切手展<JAPEX>会場内で、以下のトークを行います。

・11:00 ハバロフスク…日本人の足跡を訪ねて
 切手紀行シリーズ④『ハバロフスク』の刊行を記念してのトークです。同書の中から、シベリア抑留の痕跡を中心に、ハバロフスクに残る日本人の活動の跡をたどります。なお、1フレーム作品として出品の「シベリア抑留日本人用往復葉書」についても、あわせて、簡単な解説を行います。

・16:00 年賀状の戦後史
 角川 one テーマ21(新書)『年賀状の戦後史』の刊行を記念してのトークです。同書の内容をご紹介しつつ、10日の一般発売に先駆け、会場内でのみの先行発売(限定30部)も行います。

 今回は、2冊の刊行時期が接近しているため、トークイベントもダブル・ヘッダーとなりました。ぜひ、遊びに来てください。


  ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★

         11月10日発売!
        年賀状の戦後史(帯つき)
         年賀状の戦後史
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   日本人は「年賀状」に何を託してきたのか?
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   ★★★ 好評既刊より ★★★

        切手紀行シリーズ④『ハバロフスク』
   ハバロフスク(切手紀行シリーズ④)
       彩流社(本体2800円+税)    

   空路2時間の知られざる欧州
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   夏と冬で全く異なるハバロフスクの魅力を網羅した歴史紀行
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