2011-04-01 Fri 16:38
1961年4月1日にソメイヨシノの10円切手が発行されてから、ちょうど50年です。というわけで、ストレートにその画像を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)
書状基本料金が10円だったのは1951年11月1日から1966年6月30日までですが、この期間内の10円普通切手としては、螺鈿、法隆寺金堂壁画(ゼロつき)、同(ゼロなし)に次いで、この切手は4代目ということになります。なお、ソメイヨシノの10円切手は、1966年7月1日に書状の基本料金が15円に値上げされた後も、1972年2月1日、郵便料金改正に伴いシカのデザインの切手が発行されるまで使われていました。 さて、花見の季節ですが、ことしは東日本大震災のこともあって、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎをする気にならないという方は多いでしょうし、電力事情が悪い中でのライトアップはやはり控えるべきでしょう。とはいえ、被災しなかった僕たちが、なんでもかんでも“自粛”してしまえば、日本経済全体を沈滞させ、結果的に被災地の復興を遅らせることにもつながりかねません。 このあたりのバランスのとり方は、人それぞれの価値観が違うので、なかなか難しい面はあると思いますが、たとえば、明るいうちに通りすがりの桜を携帯やデジカメで撮影しておき、それを眺めながら、客足が遠のいて深刻な打撃を受けている飲食店で東北・北関東の農産物やお酒をおいしくいただくというスタイルで、しんみりと花見を楽しむというやり方は、ひとつの解決策になるかもしれないと個人的には思っています。 * 2011年3月に頂戴した拍手の数の多かった記事のベスト3は以下のとおりです。ありがとうございました。 1位(22票):領有権を主張しないと… 2位(14票):仁徳天皇のDNA 3位(8票):雪中送炭 【無錫アジア展のご案内】 僕が日本コミッショナーを仰せつかっているアジア国際切手展 <China 2011> の作品募集要項が発表になりました。くわしくはこちらをご覧ください。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ マカオ紀行:世界遺産と歴史を歩く 彩流社(本体2850円+税) マカオはこんなに面白い! 30の世界遺産がひしめき合う街マカオ。 カジノ抜きでも楽しめる、マカオ歴史散歩の決定版! 歴史歩きの達人“郵便学者”内藤陽介がご案内。 全国書店・インターネット書店(amazon、bk1、boox store、coneco.net、DMM.com、HMV、JBOOK、livedoor BOOKS、Yahoo!ブックス、カラメル、紀伊国屋書店BookWeb、ゲオEショップ、ジュンク堂、セブンネットショッピング、丸善、楽天ブックスなど)で好評発売中! |
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