2010-11-06 Sat 08:16
きのう(5日)の夕方、ケープタウンに到着しました。きょう・あす(6・7日)の2日かけて、ケープタウンの各所をいろいろと回ってみたいと思っています。というわけで、まずはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)
これは、1900年にケープ植民地で発行された1ペニー切手で、ケープタウンのシンボルともいうべきテーブルマウンテンが描かれています。 テーブルマウンテンは、ケープ半島北部、ケープタウン市街地の南部に位置しており、標高 1086メートル、幅は約3キロです。地盤のやわらかい部分が風雨で削り取られ、固い地盤だけが台形状に残った姿がテーブルのように見えるというのが名前の由来で、山に雲がかかると、その外観から“テーブルクロス”と呼ばれるのだそうです。 ちなみに、切手に描かれたテーブルマウンテンはケープ湾からの眺めですが、きのう、空港から市内へ移動する途中で見えたテーブルマウンテンはこんな感じでした。 ホテルから迎えに来てくれたドライバーによると、テーブルマウンテンにはテーブルクロスがかかっていることの方が多く、こんな風にエッジがきちんと見えることは少ないのだとか。そういうことなら、ダーバンに行かず、1日前倒しでケープタウン入りすればよかったかもしれません。 ケープタウンというと、収集家の世界ではどうしても三角切手のイメージが強いのですが、豊かな自然に恵まれ、なおかつ歴史のある町なので見どころは沢山あります。かの三角切手ゆかりの地がどんなところなのか、2日間でじっくり見聞してくるつもりです。 ★★★ トーク・イベントのご案内 ★★★ 11月13日(土)13:00から、東京・池袋で開催される全国切手展<JAPEX>会場内で、拙著『マカオ紀行:世界遺産と歴史を歩く』刊行記念のトークイベントを予定しております。一般書店での販売は11月25日以降の予定ですが、今回は会場限定での先行発売も行いますので、よろしかったら、ぜひ遊びに来てください。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ 事情のある国の切手ほど面白い メディアファクトリー新書007(税込777円) カッコよすぎる独裁者や存在しないはずの領土。いずれも実在する切手だが、なぜそんな“奇妙な”切手が生まれたのだろう?諸外国の切手からはその国の抱える「厄介な事情」が見えてくる。切手を通して世界が読み解ける驚きの1冊! 全国書店・インターネット書店(amazon、bk1、DMM.com、JBOOK、livedoor BOOKS、TSUTAYA、Yahoo!ブックス、7&Y、紀伊国屋書店BookWeb、ジュンク堂書店、楽天ブックスなど)で好評発売中! |
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