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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 火山国アイスランド
2010-04-17 Sat 23:29
 14日にアイスランドのエイヤフィヤットラヨークトル氷河の地下で大規模な噴火が発生。火山灰は上空約1万6000mに達して南下し、その影響で、欧州26ヵ国の空港が閉鎖される事態となっています。というわけで、きょうはこの1枚です。(画像はクリックで拡大されます)

      アイスランド・国際北極年

 これは、2007年にアイスランドが発行した国際極年(1957-58年には“国際地球観測年”といわれていたヤツですな)の記念切手で、同国の北極圏内にあるグリムスボートン火山の噴火の模様が取り上げられています。グリムスボートン火山は、最近では、1983年と1998年に噴火を起こしていますが、切手の写真では、普段は凍結しているカルデラの南側の部分から噴煙が上がっています。

 アイスランド島は巨大な火山島で、ヘクラ山を含む多くの火山が活動し、多くの間欠泉が見られます。平時には、これが観光資源となっているわけですが、その一方で、火山噴火による深刻な被害が生じることもしばしばあります。その最悪のケースとしては、1783年のラキ火山の噴火が有名で、このときは噴火が原因で農作物の生産が大打撃を受け、人口の4分の1が餓死するほどの飢饉が発生。欧州、アジア、アフリカの上空を数ヶ月間にわたって火山灰が覆っっていました。

 今回は、噴火そのものによる犠牲者は出ていないようですが、今後、氷河が解け洪水が発生する恐れがあるとして周辺約700-800人には避難勧告を出ているそうで、欧州の航空網をマヒさせた火山灰のこととあわせて、あらためて、自然の猛威の前には人間がいかに無力であるか、思い知らされます。

 
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