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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 祝・W杯出場!
2009-06-08 Mon 11:04
 ウズベキスタンタシュケントで6日夜(現地時間。日本時間だと7日未明)に行われたサッカーの2010年ワールドカップ南アフリカ大会のアジア最終予選で日本が勝利をおさめ、世界で最初にW杯本大会出場を決めました。というわけで、今日はサッカーの切手を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

 第29回国体

 これは、1974年10月20日に発行された“第29回国民体育大会”の記念切手で、霞ヶ浦の帆曳舟をバックにサッカー選手が描かれています。正面の選手の着ているユニフォームの色が、現在の日本代表と同じくブルーなのが良いですな。まぁ、髪型のほうは、35年前という時代を感じさせますが。

 切手の題材となった1974年の第29回国体(秋季大会)は、「水と緑のまごころ国体」のスローガンの下、1万6526名が参加し、10月20日から25日までの間、茨城県下15市町村の55会場で行われました。

 1963年以来、国体の誘致運動を展開してきた茨城県は、1967年に開催の内定を獲得したことを受けて、1969年に国体事務局を設けて本格的な準備に着手しています。大会開催の正式決定は1971年のことで、その後、準備委員会を改組して実行委員会を組織し、大会開催に向けての本格的な準備が進められました。

 大会は笠松運動公園陸上競技場を主会場とし、開催県の茨城県が天皇杯・皇后杯を獲得しています。なお、大会の会期中は、世界初の試みとして東海村の原子力研究所の原子炉から採られた「科学の火」、鹿島神宮で古式に則った「伝統の火」ならびに、筑波山頂で太陽光線から採られた「自然の火」があわせて笠松運動公園内に設けられた炬火台で燃え続けたのだそうです。

 なお、この切手を含む封書20円時代の記念切手については、拙著『沖縄・高松塚の時代』でも詳しくまとめておりますので、機会がありましたら、ぜひ、ご覧いただけると幸いです。

 * きのうの切手市場は無事終了いたしました。ご来場いただいた皆様には、この場をお借りして、あらためてお礼申し上げます。
 
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