2008-12-23 Tue 15:05
1958年12月23日に東京タワーが開業して今日でちょうど50年です。というわけで、今日はこの1枚をもってきました。(画像はクリックで拡大されます)
これは、2000年11月15日に発行されたふるさと切手東京版のグリーティング切手で、東京湾側から見たレインボーブリッジと東京タワーの夜景が描かれています。また、2000年6月に始まった三宅島雄山の山頂噴火により、同年9月、全島民が島外へ強制避難を余儀なくされたことを受けて、被災者救済のための寄付金が付けられています。 東京タワーを描く切手としては、20世紀シリーズ(第11集)や2007年のふるさと切手(東京版)などがあるのですが、いずれも、切手本体としてはタワーを下から眺めた構図になっているので、鉄骨ばかりが目立ち、あまり格好よくありません。その点、この切手のデザインは、上空から眺めた“東京の夜景”ということもあって、タワーの姿が一番きれいに描かれているように思えるのですが、いかがでしょうか。 東京タワーは、正式名称を“日本電波塔”といい、当時、相次いで開局する各放送局の電波塔を一本化しようという構想で建設されました。パリのエッフェル塔より8.6m高い332.6mの高さがあり、当時の自立式鉄塔としては世界最高でしたが、多くの鳶職人を動員し、1957年6月29日の着工からわずか1年3ヵ月後の1958年10月に完成。皇太子・明仁親王(今上陛下)のお誕生日にあわせて12月23日に開業となりました。 そういえば、開業当時、25歳の青年だった陛下も、きょうで75歳。タワー同様、日本のシンボル(象徴)として、いつまでもお元気でいていただきたいものです。 ★★★ 内藤陽介の最新刊 ★★★ 誰もが知ってる“お年玉”切手の誰も知らない人間ドラマ ! 年末年始はコタツにミカンにこの1冊!! 『年賀切手』 日本郵趣出版 本体定価 2500円(税込) 年賀状の末等賞品、年賀お年玉小型シートは、誰もが一度は手に取ったことがある切手。郷土玩具でおなじみの図案を見れば、切手が発行された年の出来事が懐かしく思い出される。今年は戦後の年賀切手発行60年。還暦を迎えた国民的切手をめぐる波乱万丈のモノ語り。戦後記念切手の“読む事典”<解説・戦後記念切手>シリーズの別冊として好評発売中! * 内容の一部は、このブログの年賀カテゴリーでもご覧になれます。なお、本書をご自身の関係するメディアで取り上げたい、または、取り上げることを検討したい、という方は、是非、ご連絡ください。資料を急送いたします。 おかげさまで売れてます! おかげさまで、売れ行き好調です。アマゾンや7&Yでは一時的に在庫切れ(23日現在)となり、ご迷惑をおかけしておりますが、bk1や紀伊国屋書店には在庫があるようですので、すぐに対応できると思います。なお、日本郵政本社ビル・ポスタルショップでは、『年賀切手』の販売特設コーナー(下の画像:山内和彦さん撮影)も作っていただきました。 もう一度切手を集めてみたくなったら 雑誌『郵趣』の2008年4月号は、大人になった元切手少年たちのための切手収集再入門の特集号です。発行元の日本郵趣協会にご請求いただければ、在庫がある限り、無料でサンプルをお送りしております。くわしくはこちらをクリックしてください。 |
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