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内藤陽介 Yosuke NAITO
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 上海から帰国します
2011-11-16 Wed 09:58
 中国・無錫の无锡太湖国际会展中心で開催されていたアジア国際切手展 <China 2011>は、きのう(15日)、無事、閉幕しました。きょうは午後には上海に移動し、夕方の飛行機で成田へ向かいます。というわけで、上海から無事に帰国できるように、上海→日本のこんな葉書を持ってきました。(画像はクリックで拡大されます)

        第一次上海事変

 これは、1932年3月14日、第一次上海事変に伴って設けられた日本軍の野戦郵便局から日本宛に差し出された葉書です。

 1931年9月18日の柳条湖事件に始まる満洲事変以降、上海は中国側の抗日運動の拠点となり、緊張が高まっていました。こうした状況の中で、1932年1月、日本人僧侶が襲撃された事件をきっかけに日中両軍の武力衝突が発生。日本は当初、海軍陸戦隊2000人を派遣して短期決着を目指したが、中国軍は頑強に抵抗。日本は、陸軍3個師団を増派し、3月に上海北方を占領して何とか面目を保ちました。

 その後、4月29日の天長節に、日本人居留地の虹口公園で行われていた第一次上海事変の勝利と天長節の祝賀会の席上、朝鮮人独立活動家の尹奉吉が爆弾テロを起こし、上海派遣軍司令官の白川義則らが死亡したほか、上海駐在公使の重光葵、第3艦隊司令官の野村吉三郎らが重傷を負う事件もありましたが、5月に停戦が成立し、日本軍は撤退しています。

 今回ご紹介の葉書は、そうした状況の中で、上海に滞在していた民間人が日本軍の第2野戦郵便局から差し立てた葉書です。戦火をくぐりぬけて無事日本に到着した葉書にあやかって、僕も、無事の帰国を果たしたいものです。

 さて、今回の切手展では、審査員として日本から参加された大原敏正さん、佐藤浩一さん、同アプレンティスの山田廉一さん、出品者の井上和幸さんご夫妻、和田文明さん、ブースホルダーの岩崎善太さんご夫妻、藤井堂太さん、山本誠之さん、JPSの落合宙一さん、松尾謙一さん、スタンペディアの吉田敬さんをはじめ、多くの方々に当地にていろいろとお世話になりました。あらためてお礼申し上げます。
 

 ★★★ トーク・イベントのご案内 ★★★

 11月19日(土)13:10より、東京・目白の切手の博物館3階で開催の(財)日本郵趣協会コーリア部会例会にて、拙著『ハバロフスク』の刊行を記念して、以下のトークを行います。

 ・題目 金正日生誕の地、ヴャツコエを訪ねて
 
 現在、北朝鮮当局は、金正日が北朝鮮内の白頭山中で生まれたと主張していますが、これは事実と異なり、金日成・金貞淑夫妻がソ連領内で軍事訓練を受けている間に生まれたことが確認されています。その具体的な生誕地については諸説がありますが、最も有力視されているのは、ハバロフスク近郊のヴャツコエです。

 拙著『ハバロフスク』では、本編とは別の“付録”として、近郊のヴャツコエを訪れた体験記も収録しておりますが、今回のトークでは、現在のヴャツコエのようすなどもご紹介しつつ、お話ししたいと思います。

 * 今回のコーリア部会例会は特別例会ということで、部会の会員でなくとも、どなたでも自由にご参加いただけます。また、トークのみのご参加の場合、博物館の入館料はかかりません。 


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