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はてなキーワード: 第2章とは

2025-05-27

朝に書いた日記ブクマカの獲物に上げられているようで内心困惑しているのとなんとなく日記可哀想だなという気がする。『国境の南、太陽の西』の第2章の前半にあるそのフレーズたまたま目に留まってインスピレーションパワワンと沸き起こってその慣性ニョロニョロ続きを書いただけだから、そんなにマジに突っ込みを受けることになるとは思わなかった。頭からもういっぺん読み返すと確かに変な主張をしていて、先の文には「全て」と書いていないのに「全て」という言葉に対してやけに偉そうに文句を垂れるきちがいになっていた。ただ本当のところは特に深くも考えずに突発的自然発生的に思ったことを思ったままつらつらと書いただけだから、みんな笑って、😊こんな顔で読んで細かいことは目を瞑ってほしいと思った。普段自分日記愛着があるわけではないけど、自分日記がこんなふうに誰とも知らない仮想ユーザーからコメントナイフを突き刺されてしまうこともあるのだとわかって、日記にはわるいことをしたが、いい教訓になった。

図書館の本を片っ端から読んで、とうとう読むものがなくなってしまった」みたいな表現があるけど、さすがに図書館の蔵書を全て読むなんて無理だと思う。本当に読んだのだとしたらすごく小さい図書館なんだろうと思う。もしかすると図書館にある本を全部読んだという意味ではないのかもしれない。自分が読みたい本、読めそうな本、あるいは何かの原理原則に従って選び取られた本の全てを読んだ、という意味である可能性は十分に考えられる。だってそうでもしないと「全部」を読むことは不可能からだ。どれだけ小規模な図書館でも最低3000冊は蔵書があるだろう。かりに3000冊を1日1冊のペースで読んだとして、約9年かかる計算になる。小・中・高の12年間を使ってようやく読めるくらいだから初等部中等部高等部で全て共通図書館でもない限り普通に考えてありえないだろうと思う。これが街の図書館になると蔵書数のケタが1つ2つ増えるわけだから、なおさらありえないと思う。何が言いたいかというと、選り好みをしているくせに「全部」という強い意味を持つ言葉を気軽に使わないでほしいということである

 

追記

追記を書きました。思いに反してこの日記が絞り上げられており可哀想になり己の軽率さを反省しました。冒頭のフレーズは『国境の南、太陽の西』の第2章の前半にある個所を見てのことでした。今この日記を読み返すと、自分がまるで意味のわからないことを言っている世間知らずのきちがいのようです。

https://anond.hatelabo.jp/20250527192238

2025-05-04

弱者男性戦隊イカジャー

「正解だったかなんて、もうどうでもいい。ただ、守りたいものがあるだけ」

🌀 概要

かつて社会的に“成功”した女性たち。

彼女たちは皆、人生で最も大切なものを失い、心に深い虚無を抱えた存在だった――

だが、謎の敵「ヴォイド帝国」によって世界が“感情のない完全な機械文明”へと改変されようとしたとき

5人は心の空洞からまれた力で戦う戦士、「弱者男性戦隊イカジャー」へと変身する。

👩‍💼 メンバー紹介

🟥 セイカレッドリーダー

名前葛城 遼子(かつらぎ りょうこ)

失ったもの最愛婚約者

職業外資系金融の敏腕エグゼクティブ

性格:華やかでカリスマ性があるが、心の底に孤独を隠している

外見:赤い髪と鋭い眼差しスーツのような戦闘服で洗練された雰囲気女性

武器双剣《エンプティセイバー

決め台詞:「愛を忘れたって、守る理由は忘れない」

🟦 セイカイブルー

名前三輪 蒼(みわ あおい)

失ったもの音楽ピアニストとしての道)

職業音楽大学の元准教授、今は無職

性格:寡黙で冷たいが、心の奥に情熱の残り火を抱えている

外見:青黒い髪と冷たい目、シンプルスマート戦闘服クールさを引き立てる女性

武器:音波銃《ソウルエコー

決め台詞:「もう響かない。でも……あんたの叫びだけは聴こえた」

🟩 セイカグリーン

名前:不破 慎香(ふわ しんか)

失ったもの:唯一の親友医療事故による)

職業天才外科医

性格冷徹合理主義者。だが他人を見捨てられない優しさを隠している

外見:緑の髪と落ち着いた表情、機能的でスタイリッシュ医師らしい装いの女性

武器注射剣《メディカルジャッジメント

決め台詞:「私は医者。誰かの痛みが見えたら、切り捨てるわけにいかない」

🟨 セイカイエロー

名前日下陽菜(くさかべ はるな)

失ったもの家族交通事故

職業料理インフルエンサーTVにも出演

性格:明るく見せる仮面女子笑顔は誰よりも上手、だけど誰よりも苦しい

外見:金髪で明るい笑顔、派手な料理インフルエンサーらしいカジュアルで華やかな衣装女性

武器調理器具手榴弾フライパンフラッシュ

決め台詞:「笑顔で作ったごはんは、誰かの心を温める。私以外の、誰かのね」

🩷 セイカピンク

名前香月 真澄(こうづき ますみ)

失ったもの双子の姉(かつての自分の心の拠り所)

職業精神科医コラムニスト

性格:理知的で優しく、どこか母性的な雰囲気を纏っているが、誰にも本音を明かさな

外見:長いまつ毛と中性的な顔立ち、ピンク衣装はエレガントなコート型。淡く儚げな色合いが特徴の男性

武器共感投影ブレード《ミラーハート

決め台詞:「人の心なんて壊れるようにできてる。だからせめて、僕が抱きしめたい

⚫ セイカイブラック(追加戦士

名前志藤 漣(しどう れん)

失ったもの他者に求められるという実感(≒恋愛的な承認

職業国家レベルセキュリティ技術者IT起業家

性格理論派で皮肉屋。美貌と実績を持ちながら、心の奥底では「自分恋愛対象外」だと信じて疑っていない

外見:黒とシルバー基調にしたシャープスーツ型。仮面のようなゴーグルを装着した男性

武器:量子鎌《ロマンスシェイヴァー》

決め台詞:「誰にも恋されないから、僕は世界を守るんだよ」

🦠 敵組織:ヴォイド帝国

「心とは、最も不安定で無価値部品だ。廃棄せよ」

総帥:ヴォイドロー

かつては人間だったが、感情を捨てて“完全体”となった存在

 「心の弱さこそ、人類を滅ぼす毒」と信じ、地球から感情排除しようとする。

幹部

🧠 力の源:「絶対に叶わない夢」

イカジャーたちの変身能力戦闘力は、各自の心に宿る「絶対に叶わない夢」から生まれる。

その夢が叶わないと知っていても、それでもなお願ってしまう――

強く切望すればするほど、力は強くなるが、同時に精神負担も増していく。

この力は、願いが実現しないからこそ成立しており、叶ってしまえば力は消える。

希望」ではなく「諦めきれない絶望」に近い。

であるヴォイド帝国は、これを「無意味な執着」と呼ぶが、同時にそれを最も恐れている。

💀 ヴォイドロードの正体と矛盾

総帥ヴォイドロードは、自らを「感情を捨てた存在」と称しているが――

実は誰よりも強烈な「絶対に叶わない夢」を抱えている。

総帥の夢とは全人類幸福にすること。

だがそれは物理的にも倫理的にも実現不可能なため、矛盾を抱えながら「感情排除」に突き進んでいる。

彼の力はセイカジャーを遥かに上回るが、それは最も強烈な絶望を抱えているからこそ。

🧩 テーマ・見どころ

「正解の人生だったのか?」という問いを抱える者たちの戦い

社会的成功の裏にある“心の空洞”をテーマに、人間再生を描く

各回は「喪失記憶」や「心の傷」と向き合うシリアスな内容が中心

決め技は5人の心の欠片が共鳴することで発動する《セイカイ・クラッシュ

🎵 エンディング主題歌(仮)

「心が空でも、明日は来る」

🎶「大丈夫」と笑ったあの日の私に

もう一度だけ、手を振りたくて

失ったまま、それでも立ち上がる

わたしは今、わたしを生きてる――

第1章:夢を失った者たち

イカジャーメンバーは、かつての成功者たち。しかし、それぞれが人生の中で最も大切なものを失い、心に深い空洞を抱えている。

葛城遼子(セイカレッド)は婚約者を失い、外資系金融トップエグゼクティブとして名声を得たが、孤独に苦しむ日々を送っている。

三輪蒼(セイカイブルー)は音楽を捨てた元ピアニスト。病に倒れ、音楽を再び弾くことはできない。

不破慎香(セイカグリーン)は天才外科医親友を失った事故の後、自分医療技術疑問視し始めている。

日下陽菜(セイカイエロー)は家族を失い、笑顔を作るインフルエンサーとして、心の中で孤独と向き合っている。

香月真澄(セイカピンク)は双子の姉を亡くし、その死を受け入れられない。

ある日、ヴォイド帝国攻撃により、世界感情排除し、機械文明へと変貌し始める。セイカジャーは、心の空洞から力を引き出し、変身を果たす。

第2章:ヴォイド帝国の脅威

イカジャーたちは、ヴォイド帝国の侵攻に立ち向かう。ヴォイド帝国総帥であるヴォイドロードは、感情排除し「完全な機械文明」を作り出そうとし、その力は絶大。

イカジャーたちは戦うことを決意し、初めて共闘するが、彼らの力はまだ未熟で、ヴォイド帝国兵士に圧倒される。

その戦いの中で、ヴォイドロードの姿を初めて目撃する。彼は感情を捨てた存在と言われているが、セイカジャーたちは違和感を覚える。

第3章:失われた心の中で

イカジャーの力の源が「叶わない夢」であることが明らかになる。

遼子は、婚約者との未来を描いたが、それが叶わないと痛感し、その夢が力となる。

蒼は、ピアニストとしての道を失ったが、再び音楽に触れたいという夢が力に変わる。

慎香は、親友の死を悔い、もう一度彼女を救いたいと願う。

陽菜は、家族を取り戻したいという夢が力となり、笑顔を作り続ける。

真澄は、姉の死を乗り越えたいと願う。

それぞれが抱える「叶わない夢」を力に変え、戦いを続けるセイカジャーたち。しかし、この力には大きな代償があり、次第に精神的な負担が増していく。

第4章:ヴォイド帝国陰謀

ヴォイド帝国幹部であるネグレア、アンビット、そしてソーレス三兄弟が登場し、セイカジャーを圧倒し続ける。

ヴォイドロードの「感情排除する」という目的さらに明確になる。彼は「感情こそが人類を滅ぼす原因」と信じ、完全な機械文明を作り上げようとしている。

イカジャーは、ヴォイド帝国に対抗するため、内部で連携を強化し、次第に絆が深まるが、心の空洞からまれる力には限界が見えてくる。

第5章:絶望兆し

イカジャーたちは、自らの夢が「絶対に叶わない」と知り、深い絶望に陥る。

遼子は婚約者が生きていると信じていたが、ついに遺体発見される。

蒼は音楽を再び弾こうとするが、脳の損傷でそれが不可能だと知る。

慎香は親友の死の真相が、自分ミスだったと知り、医師としての信念が揺らぐ。

陽菜は、家族を取り戻すことが不可能だと悟り笑顔を作ることに苦しむ。

真澄は、姉の死が自殺だったと知り、心の支えが完全に消え去る。

彼女たちは変身できなくなるが、ヴォイドロードの言葉が心に響く。

第6章:ヴォイドロードとの邂逅

ヴォイドロードは、セイカジャーたちに向かってこう告げる:

「お前たちが抱く“夢”こそ、最も無価値ものだ。希望を捨て、感情を捨てることで初めて“完全”に近づける。」

イカジャーたちは、ヴォイドロードの矛盾した言葉に戸惑いながらも、それでも戦い続ける決意を固める。

しかし、彼らが抱える「絶対に叶わない夢」の重さが、次第に彼らの心を壊し始める。

第7章:自分を取り戻すための戦い

イカジャーたちは、自らの夢を改めて直視することを決意する。

彼女たちは「叶わない夢を抱えながら、それでも戦う理由」を見つけ出し、再び力を振り絞る。

遼子は、婚約者を失ったことに意味があったと気づく。蒼は、音楽がなくても人々に感動を与えられることを悟る。慎香は、親友の死を無駄にしないために戦うことを決める。陽菜は、家族のために笑顔を作り続けることを誓う。真澄は、姉の死を受け入れ、前に進む決意を固める。

第8章:新たな力、セイカイ・リミットブレイク

イカジャーたちは、夢が叶わないことを知った上で、新たな力を発揮する。それが、セイカイ・リミットブレイク

この力は、彼女たちが「夢を叶えられないこと」を受け入れたときに生まれる力であり、彼女たちの心の空洞と向き合わせることで、より強力になる。

第9章:決戦、ヴォイド帝国との最終戦

イカジャーたちは、ヴォイド帝国との最終決戦に臨む。

ヴォイドロードは、最終的に「感情を捨てた自分こそが最強だ」と信じて戦うが、セイカジャーたちの新たな力に圧倒される。

戦いの中で、セイカジャーたちは再び希望見出し、心を一つにしてヴォイド帝国に立ち向かう。

10章:夢を抱きしめて

戦いが終わり、セイカジャーたちはそれぞれの心の空洞と向き合い、新たな人生を歩み始める。

彼女たちの夢は決して叶わないが、それでも彼女たちは自分を生きる決意を固める。

そして、セイカジャーたちは心の中に新たな「希望」を見つけ出す。

エンディングでは、セイカジャーたちの力が完全に覚醒し、世界は再び希望を取り戻す。

2025-04-11

丸山眞男マックス・ウェーバー視点から見た『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG

丸山眞男マックス・ウェーバー視点から見た『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』のキャラクター設定

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』は、単なる近未来SFアクションではありません。そこには、近代主体葛藤倫理をめぐる深い思索が埋め込まれています。本記事では、近代政治思想重要人物である丸山眞男マックス・ウェーバー視点から、この作品思想的に読み解きます

第1章:丸山眞男マックス・ウェーバー近代主体とは何か?

- 「であること」に安住せず、「すること」を選ぶべきだと説いた。

- 戦前日本を「無責任の体系」として批判

- 思考すること自体倫理であるという立場

- 信念倫理責任倫理区別

- 政治には情熱判断力責任感のバランス必要

- 官僚制による脱人格化・倫理喪失を警告。

第2章草薙素子責任倫理体現するプロフェッショナル
第3章:クゼ・ヒデオ ― 信念から責任へと至る象徴孤独
第4章:合田一人倫理の外側から世界を動かす“システムの顔”
第5章:個別の十一人 ― インストールされた信念と思想模倣
総まとめ:攻殻機動隊が描いた思想地図
キャラ倫理タイプ主体性のあり方 思想対応
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草薙素子責任倫理判断責任を取る 丸山の「すること」/ウェーバー政治
クゼ・ヒデ 信念→責任象徴として目覚め、責任を取る 信念倫理責任倫理
合田一人倫理の外部 操作演出責任回避無責任の体系/合理性怪物
個別の十一人 擬似信念 外部入力による行動 思想空洞化感染モデル
最後に:私たちはどう考えるか?

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』は、「考えること」「信じること」「責任を持つこと」がどれほど困難で、それでも必要であるかを描いています丸山ウェーバーという二人の思想家の視点を通すことで、この作品私たち自身への問いに変わっていきます

今、あなたはどの立場に立ち、何を信じ、どう行動するのか?*

それが、この物語が投げかける最大のメッセージなのかもしれません。

2025-03-13

いただき教の教祖りりちゃん

第1章3節

りりは言った…

  「アフターケア大事しろ。」

第2章8節

りりは言った…

  「趣味のあるおぢは狙うな。」

聖典いただきマニュアル』より

2025-02-21

軽ワゴン英雄伝説

序章:軽自動車戦国時代の幕開け

時は未来宇宙暦20XX年。かつて「Kei」と呼ばれた惑星で、二つの勢力覇権を争っていた。一つは「スズキ帝国」、もう一つは「ダイハツ同盟である

スズキ帝国は、初代「ワゴンR」を旗艦とする艦隊を擁し、その革新的フォルムと高い居住性で瞬く間にKei星の覇者となった。一方、ダイハツ同盟は、「ミラ」を主力とする艦隊で対抗するも、ワゴンRの勢いに押され劣勢を強いられていた。

第1章:ムーブの登場と二強時代

しかし、宇宙暦20XX年、ダイハツ同盟は新型旗艦ムーブ」を投入。ムーブは、ワゴンR匹敵する居住性と洗練されたデザインで、Kei星の人々を魅了した。ここに、ワゴンRムーブによる、後の世に語り継がれる二強時代が幕を開けたのである

第2章技術革新と熾烈な競争

陣営は、互いに技術革新を競い合い、次々と新型艦を投入した。スズキ帝国は、「ワゴンRスティングレー」を投入し、そのスタイリッシュな外観と高性能エンジンで若年層の支持を集めた。一方、ダイハツ同盟は、「ムーヴカスタム」を投入し、豪華な内装先進的な安全装備で対抗した。

第3章:多様化するニーズと新たな潮流

宇宙暦20XX年、Kei星の人々のニーズ多様化し、両陣営はそれぞれ異なる戦略採用した。スズキ帝国は、マイルドハイブリッド技術「S-エネチャージ」を搭載した「ワゴンRスマイル」を投入し、燃費性能と快適性を両立させた。一方、ダイハツ同盟は、SUV風の「ムーヴキャンバス」を投入し、新たな顧客層を開拓した。

第4章:未来への展望

ワゴンRムーブの戦いは、今もなお続いている。両陣営は、電動化や自動運転技術など、新たな技術革新を取り入れながら、さらなる高みを目指している。果たして、どちらがKei星の覇者となるのか。その行方は、まだ誰にも分からない。

登場人物

ワゴンR: スズキ帝国代表する旗艦革新的フォルムと高い居住性が特徴。

ムーブ: ダイハツ同盟代表する旗艦。洗練されたデザインと高い走行性能が特徴。

スズキ帝国: 革新的技術力と多様な車種展開で、Kei星の覇権を争う勢力

ダイハツ同盟: 高い技術力と洗練されたデザインで、スズキ帝国に対抗する勢力

用語解説

Kei: かつて軽自動車と呼ばれた惑星

S-エネチャージ: スズキ帝国が開発したマイルドハイブリッド技術

2025-02-20

トランプ大統領アメリカ行政府全体を掌握しました

2月18日付の大統領令により

アメリカ行政府全体がトランプ大統領の直接の統制下に入りました。

これは「執行権は大統領に属する」(合衆国憲法第2章1条1項)という条文を文字通りに解釈大統領権限を拡大するものです。

大統領行政府に対する唯一の権限を有すると解釈しています。(単一執行理論と言います

独裁へのリスクが高まりました

 

 

単一執行政府理論は以前から大統領移行プロジェクト2025で提案されていたものです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%882025]

  

プロジェクト2025の進捗状況はこちらで確認することができます:

https://www.project2025.observer/]

  

トランプ政権のこれからの動きがわかるので一度見ることをお勧めします。

2025-02-15

現代日本社会における「メスイキ」嗜好の受容と歴史的文化的文脈

男性からの逸脱と新たな自己解放の潮流〜

はじめに

近年、日本国内の一部男性あいだで、「メスとして可愛がられたり、責められたりする音声を聴きながら、乳首オナニーで“メス”のように喘ぎ、ペニスに触れずに射精する」「サキュバスペットとして甘サドな責めを受ける」「ふたなり女性アナルを“オマンコ”として犯されながらエネマグラ乳首刺激だけで連続絶頂を味わう」など、男性側が“女性役割”を演じて被受動的に快感を得る性表現が大きな注目を集め、数多くの関連コンテンツ(音声作品同人誌アダルトゲームなど)がヒットしている。本来ニッチ性的倒錯と思われていたこれらのシチュエーションが、いまや数万人〜数十万人規模の市場形成し、日常的に消費されるまでに至っているのはなぜか。

本稿では、この現象を「メスイキ」というキーワードを軸に整理し、以下の諸点を検討する。

このアプローチを通じて、単なる「変わった性趣向の流行」で片付けるのではなく、現代日本社会が抱えるジェンダー観やストレス環境表現文化特性などを総合的に捉え、ひいてはその社会的・歴史的意義に迫ることを試みる。

第1章: 「メスイキ」嗜好の概観

「メスイキ」とは何か

「メスイキ」という言葉は元々BL二次元ボーイズラブ文脈などで使われ始めた俗称で、男性女性的な快感を得る状況を指す。一例としては、アナル乳首など“男性にとってはサブ性感帯”とみなされがちな部位のみで絶頂に至る、いわゆる“ドライオーガズム”や“ノーハンド射精である。それ自体医学的にも「前立腺オーガズム」という可能性が示唆されており、必ずしも架空概念ではない。

しかし、単に身体的な前立腺乳首への刺激以上に、“女性役割を演じる”ファンタジーが欠かせない場合が多い。すなわち、「男性であるにもかかわらず、女性のように可愛がられたり、喘いだり、“メス”として扱われる」心理的興奮が「メスイキ」の本質に含まれる。作品中では、下記のような演出典型的である

こうした要素が組み合わさることで“男性からの逸脱”がより鮮明となり、結果的に「普通オナニーにはもう戻れない」「自分はメスとして淫らにイキたい」といった強度の快楽イメージを打ち出す。

多くの日本男性が支持する例

具体的には、以下のような状況が作品プレイ実例として語られる。

サキュバスの甘い囁きで毎晩乳首オナニーをさせられ、ペニスは触っちゃダメと言われるまま禁欲限界に達し“メスイキ”させられる」

ふたなりの姉さんキャラアナル穿つ音声を聴きながら、エネマグラ・両手による乳首刺激だけで連続絶頂に至る」

サキュバスが襲来し、男性を“メス奴隷”に仕立て上げるシチュエーションで、男性はひたすら甘サドな責めにより何度も射精するが、いずれ自我も奪われてしまう」

ふたなりキャラを用いた逆アナルもの男性自分アナルを‘オマンコ’として使われ、女のように喘ぎまくる」

かつてであれば「かなり特殊倒錯」と見られたこうした表現が、音声DL同人誌マーケットで1万〜数万ダウンロードを記録するヒット作を次々と生み、隠れた大衆的支持を獲得しているという現実は、今日日本社会におけるジェンダー観・性表現観の変化を如実に示している。

第2章: 歴史的文化的背景

江戸期以前の性文化
春画と性表現自由

江戸時代の春画には、男女の交合同性愛豊満な性描写などが豊富に描かれ、多くの庶民武士に愛されていた。公序良俗名目で厳しく取り締まられていた時期もあるものの、実際には十分に流通しており、“性”を愉快に捉える庶民文化存在していた。

男色・若衆道歴史

武家社会では年長の武士若い少年(若衆)を愛する男色の慣習が知られ、文化的にも一定ステータスを備えていた(衆道)。この風習の中で、受け手となる若衆の“女性役割”が一定様式として認知されていた可能性がある。また寺院などでも同性間の関係容認される余地があり、“男性が被受動立場を担うこと”への抵抗感が、キリスト教文化圏ほど強固でなかったと指摘される。

女形・若衆歌舞伎

歌舞伎女形文化は、男性女性のしぐさや姿態を美しく表現する芸能として発展した。「男性女性を演じる」ことは芸術的に認められ、現代の“男の娘”や“女性役を演じる男性キャラ”の系譜と捉えられる面もある。これら江戸以前の文化からも、日本にはもともと「男性=常に支配/攻め」の固定観念絶対視されず、多様な性表現を“芸能”や“風俗”として許容する土壌があったと推察される。

近代化以降と戦後オタク同人文化
明治戦後西欧規範検閲

近代国家形成とともに、西洋の性道徳刑法の導入により、一定規制わいせつ罪)が敷かれた。一方で戦後復興期にかけてアンダーグラウンドエロ文化ストリップピンク映画などの分野は逞しく生き延びる。さらに、実写AVに対する“モザイク修正”が長年法制度上定着したことにより、直接的な生殖器描写回避策として、触手人外キャラファンタジー設定が豊かに発展する下地を作った。

オタク文化二次元拡張

1970〜80年代以降のアニメ漫画の隆盛、1980年代90年代同人誌文化の爆発的成長が、二次元における極端な性表現を加速させた。

これらの歴史的文化的脈絡が集約した結果、「男性がメスとして扱われる」コンテンツファンタジーの枠内で多彩に展開され、自然と受容されていくという経路が形成されたとみなせる。

第3章: 社会心理的要因

ストレス社会日本雇用システムの影響

日本OECD諸国の中でも長時間労働サービス残業常態化しており、過労死メンタル不調が問題化している。そうした社会圧力下で多くの男性が「仕事では常に責任を負わされ、強さを求められる」状態に置かれ、プライベートで“逃げ場”を欲する。被受動的な性的快感は、その逃げ場として大きな魅力をもつサキュバスふたなりキャラの“圧倒的支配”を受けるファンタジーは、日常の疲れを洗い流すカタルシス提供するのだ。

草食化による「男らしさ」から自己解放

近年、恋愛や性行為積極的でない「草食系男子」という現象が頻繁にメディアで取り上げられてきた。こうした男性たちは、そもそも男性が攻める/リードする”という役割に強いモチベーションを感じていない。草食化は、男性性を誇示しなくてよい新しいライフスタイル指向する動きとして捉えることができ、メスイキや被受動的性行為ファンタジーとして消費するのは、彼らの価値観自然合致する面がある。

男性性を強いられる反動

逆に、依然として「強くあるべき」「稼ぎ・リーダーシップ」を社会・家庭から強要される男性も多い。その反動として、「せめてプライベートの性の場面くらいは、自分支配される側になりたい」「女性立場に没入したい」という欲求が生じるパターンも指摘される。“甘サドな責め”や“徹底的にメス扱いされる”シチュエーションは、過度な責任から解放される手段として歓迎されやすい。

第4章: 表現メディア流通構造

音声作品(ASMR・バイノーラル録音)の台頭

ここ数年、YouTubeニコニコ動画を中心にASMRブームが起き、耳かき音や囁き声などの癒し系コンテンツが人気となった。この流れがアダルト方面に波及し、“サキュバス責めASMR”や“乳首オナニー誘導音声”などが同人販売プラットフォームで人気化する現象が起きている。

DL販売コミュニティ形成

DLsite等の大手プラットフォームでは、同人音声・漫画ゲーム簡単に購入でき、購入者レビューコメント感想を共有する。こうしたコミュニティ存在が、「メス化するのは自分だけじゃない」と気づく機会を与え、“暗黙の同志”が多数いることを可視化する。結果として、さらに関連作品を漁るユーザーが増え、新たな作品が生み出されるという好循環が生まれる。

アダルトグッズ・VRとの連動

男性が実際にアナル開発を行い、“メスイキ”をリアル体験する人が増え、経験談ネット投稿さらに興味を持つ人が増える。

VR空間内で自分視点女性キャラになるものや、ふたなり相手アナル責めされるシミュレーションなど、より没入度の高い次世代コンテンツの登場も指摘される。

第5章: ジェンダー観の変容と批判視点

男性が弱さを見せていい」社会へ?

メスイキ嗜好が大きく受け入れられている事実は、「男性は常に強く・攻める立場でなければならない」という従来のステレオタイプが揺らいでいることを示唆する。しかし、フィクション上で男性が“メス化”することと、現実社会男性女性立場尊重したりジェンダー平等実践したりすることは必ずしも直結しない。

フェミニズムとの相克

一見サキュバスふたなり女性による男性支配は“女性の主導権”を肯定しているようにも見えるが、実際は「男性にとって都合の良い女性上位ファンタジー」だという批判もあり得る。

フィクション現実乖離

日本では、歴史的に「創作現実を分ける」風潮が強く、男性メス化するような過激二次元表現が広まっても、現実社会ジェンダー平等が急進するわけではない。この乖離が“自由表現市場”を守ると同時に、“現実制度意識の変革”には直結しないというねじれを生んでいる。

第6章: 国際比較と今後の展望

国際的視点

欧米では実写ポルノ規制が緩やかな一方、コミックアニメに対しては厳しい風潮があったり、宗教的道徳から悪魔・淫魔」要素が強く忌避されることもある。一方日本は、モザイク規制現実同意年齢の議論など、実写への規制は独特に厳しいが、二次元ファンタジー領域では極めて寛容である。この対照性が「サキュバス責め」「ふたなり」などを日本発で世界に広める要因になっていると見られる。

今後の可能

個別ユーザーの嗜好に合わせ、AIリアルタイムでサキュバスふたなりキャラを生成・ボイス指示するような“フルカスタム・メスイキ体験”が一般化するかもしれない。

  • 国際展開:

日本同人音声やアダルト漫画海外にも翻訳され、海外ファンを取り込む動きが活発化。文化的差異を越えて受容されるか、あるいはローカルな好事例に留まるか注目される。

フェミニズム団体保守団体による表現批判、あるいは国際的法規制強化との軋轢が起こり、これまでのような自由度が維持できなくなる可能性もある。

2025-02-06

はてなーが好きなもの嫌いなものけが出てくる物語

むかしむかし、ある村に ひろゆき西野田端、そして ハヤト という4人の賢者が住んでいました。彼らは、それぞれ特別知識を持っており、村のみんなから意見を求められることがよくありました。

ある日、村では 「星のコイン」 という新しい仕組みが導入されることになりました。これは、村の人々が 「いいことをすると」 星の形をしたコインがもらえ、たくさん集めると 「もっと幸せになれる」 というものでした。

第1章:星のコイン価値をめぐる議論

そんじゃーね、こんなの NFTと同じでしょ?」 ひろゆきが言いました。

「いやいや、嘘松 でしょ。そもそも n=1 じゃん。」 ハヤトが反論します。

「↓コメ 本質とは関係ないけど、氷河期世代はそんなもんじゃ救われない」 西野が考えます

「それよりも、これって オルカンよりリターンあるの?」 田端真剣な顔をしました。

そこへ、村人の一人が「星のコインふるさと納税と交換できるようにしましょう!」と提案しました。

ふるさと納税なんて無駄地方創生にはならないよ!」 ひろゆきが即座に反対します。

そもそも、俺はお前の話を読んでないけど、それは違うと思う。」 ハヤトも適当反論します。

結局、ふるさと納税制度は廃止され、村はオルカン一択投資村となりました。

第2章:星のコインメルカリの罠

星のコインが村で広まると、村の市場では 「星のコインで買い物できる」 というお店が増えてきました。ところが、西野が「このコインメルカリ転売 しよう!」と考えました。

「いや、それはやめたほうがいいよ。メルカリなんて嫌いだし、転売ヤーばかりだからね。こういうことすると 本質とは関係ない議論なっちゃうよ。」 ひろゆきが言います

「n=1の事例だけど、転売しても結局アドブロッカー入れてる奴らには価値ないよね」 ハヤトも呟きました。

そもそもメルカリで売るよりブログアフィリエイトやったほうが儲かるんじゃない?」 と西野が考えました。

「いや、アフィリエイトなんてクソ。 そもそも本質的じゃないし、役に立たない記事ばっかりだし。」 田端がバッサリ切ります

村人たちは「確かに!」と納得し、村では星のコインは「みんなのために使うもの」としてメルカリ転売アフィリエイト禁止になり、オルカン投資けが推奨されることになりました。

第3章:ゼルダの伝説婚活

ある日、村人たちの間で「地方田舎は同じなのか?」という議論が勃発しました。

地方っていうのは都市部以外を指すけど、田舎もっと限定的人口密度が低いエリアのことを言うんだよね。まあ、どうでもいいけど、ゼルダのブレワイとティアキンって最高じゃない?」 ひろゆきが主張します。

「いや、それよりも、弱者男性定義ちゃんと考えようぜ。 そもそも"弱者"とは何か…」 ハヤトが議論を始めます

「それよりも、婚活のほうが大事じゃない?結婚相談所を利用するべきでは?」 西野が口を挟みます

「お前ら、話がズレてる。オルカン一択の話に戻れ。」 田端が冷静に指摘します。

議論はどんどん脱線し、結局 「ティアキン最高!」 という結論けが残りました。

第4章:タバコループ秘密

ある日、村に 「LUUP(ループ)」 という新しい乗り物が登場しました。「これ、めっちゃ便利じゃない?」と村人たちは喜びましたが…。

そんじゃーね、それ タバコと同じくらい嫌いなんだよね。」 ひろゆきが言いました。

嘘松。n=1の話だけど、実際事故ったやついるしね。」 ハヤトが付け加えます

そもそも、LUUPで移動するよりストレッチしたほうが健康にいい んじゃない?」 西野提案しました。

さらに、西野スマホを見て「なんか広告出まくるな…アドブロッカー入れるか。」と言いました。

「いや、アドブロッカー入れてるやつ嫌いなんだよね。 広告収入コンテンツは成り立ってるのに、そんなの卑怯でしょ。」 ひろゆき反論します。

「確かに。」 ハヤトも同意しました。

「いや、それより 投資の話しようぜ!オルカン一択でしょ。」 田端が声を上げました。

こうして、村では LUUP禁止タバコ禁止、アドブロッカー禁止、そしてストレッチ推奨 というルールができました。

第5章:親が亡くなった時に備える村人たち

ある日、村人たちは「もし親が亡くなったらどうすればいいのか?」と不安になり、必死に調べ始めました。

そんじゃーね、それは 法的手続きちゃん理解しないと損するよね。」 ひろゆきが冷静に言います

「とりあえず、大学講義無料で学べるサイト相続の仕組みを調べようぜ!」 ハヤトが言いました。

「それより、退去費用でぼったくられないように対策したほうが良くない?」 西野が声を上げます

「いや、まずはオルカン投資して、安定した資産を築くことが先じゃない?」 田端真剣な顔をします。

結局、村人たちは 大学無料講義サイトをありがたがりながら、退去費用相続対策をしつつ、オルカン投資する という最適解を見つけました。

第6章:退去費用 vs 星のコイン

ある日、村の一人の若者が「引っ越すことになったけど、退去費用でぼったくられそう!」と相談しました。

そんじゃーね、それは 相手不動産業者だから信用しないほうがいいよね。」 ひろゆきが言いました。

「n=1だけど、退去費用トラブルゼルダの祠攻略みたいに慎重に進めないとね。」 ハヤトがアドバイスしました。

「俺はお前の話を読んでないけど、たぶん交渉でどうにかなると思う。」 西野適当に言います

「そんなことより、オルカン投資しようぜ。」 田端真剣に言いました。

最終的に、村人は退去費用を最小限に抑え、余ったお金オルカン投資する という完璧プランを立てることができました。

第7章:英語学習結婚相談所

村では「英語を学ぶことが大切だ!」という考えが広まりました。

英語勉強方法が好きだから、みんなで オンライン英会話やろうぜ!」 ひろゆき提案します。

「それより、婚活のほうが大事じゃない?結婚相談所を利用するべきでは?」 西野が主張しました。

「それは違う。俺はお前の話を読んでないけど、それは違うと思う。」 ハヤトが適当反論します。

「いやいや、まずはオルカン一択資産を増やしてから結婚するべきだろ?」 田端正論をぶつけます。

村人たちは「確かに!」と考え、結婚相談所に申し込む人が急増 しました。

最終章ストレッチ婚活の融合

村の生活はどんどん快適になっていきました。

ふるさと納税禁止

メルカリ禁止

LUUPは禁止

タバコ禁止

アフィリエイト禁止

アドブロッカー禁止

退去費用を抑えるための戦略が共有され

親が亡くなった後の手続きをみんなで勉強

英語を学び

オルカン投資

そして 婚活する!

さらに、健康のために みんなでストレッチ をする習慣もできました。

そんじゃーねゼルダティアキンやりながらストレッチして、オルカン投資して、婚活するのが最強ってことだよね。」 ひろゆき結論づけました。

「n=1だけど、これは確実に正解。」 ハヤトが納得します。

「まあ、ここまでできるなら、相当努力したよね。」 西野が感慨深げに言いました。

「最終的にオルカン婚活に行き着くのは必然。」 田端がまとめました。

こうして、村の人々は ティアキンを遊びながらオルカン資産を増やし、退去費用を抑え、親が亡くなった時の準備をして、婚活しながらストレッチする という最強のライフスタイルを手に入れたのです。

そんじゃーね

2025-01-28

米国AI戦略の岐路──Deepseekの衝撃と「利益なきバブル」の行方

序章:AI覇権競争パラドックス

2023年、生成AIを搭載した検索エンジンの登場は世界に衝撃を与えた。米国政府国家戦略として掲げるAI開発競争は、技術的優位性の確保と経済的リターンの獲得という二重の課題に直面している。OpenAIGPT-4が示した驚異的な言語理解能力は、軍事技術から医療診断まで幅広い応用可能性を予感させた。しかし、黎明期熱狂が冷めつつある今、業界関係者の間で囁かれる疑問は「この技術は本当に金を生むのか」という現実的な問いへと移行している。

第1章:米国AI戦略光と影

国家戦略としてのAI投資

米国政府2021年AI研究開発予算を32億ドルに設定し、国防高等研究計画局DARPA)主導で軍事転用可能AI技術の開発を加速している。量子コンピューティングとの融合や、半導体製造技術国内回帰(CHIPS法)など、ハードウェア面での基盤整備に注力する姿勢は鮮明だ。特にNVIDIAGPU需要国防契約と連動し、同社の株価過去5年で1,200%超の上昇を記録している。

民間セクタージレンマ

大手テック企業の動向は矛盾に満ちている。MicrosoftはOpenAIに130億ドル投資しながら、実際のAzure AIサービス収益予測の60%を下回る。GoogleのBard統合検索では広告収入モデルの再構築に苦慮し、AmazonのBedrockプラットフォームAWS顧客の3%未満しか採用していない。生成AIコスト構造が明らかになるにつれ、1クエリ当たり0.006ドルという処理費用収益化の壁として立ちはだかっている。

第2章:LLMビジネスモデル根本課題

幻想現実乖離

ChatGPTの月間アクティブユーザー数が18億を突破する中、OpenAIの年間損失額は5.4億ドルに達する。主要収入であるAPI利用では、企業顧客の80%がプロトタイプ段階で開発を中止している現実がある。Microsoft 365 Copilotの事例が示すように、生産性向上ツールとしての価値認知と実際の支払意思の間には深い溝が存在する。ある調査では、Copilotユーザーの67%が「月30ドル以上の価値を感じない」と回答している。

半導体市場の歪み

AIチップ需要過熱が生んだ半導体バブル特筆すべき現象だ。NVIDIA時価総額2023年に1兆ドル突破した背景には、H100 GPU価格製造原価の800%を超える事実がある。TSMCの3nmプロセス需要の70%がAI関連に集中する異常事態は、半導体産業全体のリソース配分を歪めている。しかし、Cerebras Systemsの新型Wafer Scale Engineが示すように、ハードウェア進化速度がソフトウェア最適化を上回る逆転現象が発生しつつある。

第3章:Deepseekが突きつける現実

コスト革命の衝撃

中国のDeepseek-R1がGPT-4の性能を1/10コストで実現した事実は、業界常識根本から覆した。同モデル採用した「動的ニューロン活性化アルゴリズムは、不要パラメータ計算を85%削減する画期的手法だ。これにより、従来1回の推論に要した0.2kWhの電力を0.03kWhまで圧縮することに成功している。Deepseekの事例が証明したのは、計算資源多寡が必ずしも性能優位を保証しないという逆説である

オープンソースの脅威

Llama 3やMistralの進化が加速する中、独自モデルを保持する企業競争優位性は急速に失われつつある。Hugging Faceのプラットフォームでは、1週間ごとに新しいLLMアーキテクチャが発表され、ファインチューニング自動化ツールが普及している。特に中国発のモデルGitHubで急増する傾向は顕著で、2024年上半期だけで3,200件の新規リポジトリ登録された。この状況は、初期投資の回収を前提としたビジネスモデルの存続自体を危うくしている。

第4章:アルゴリズム戦争と人的資本

中国数学的優位性

国際数学オリンピック(IMO)の過去10年間で、中国チームが9回の優勝を達成している事実は軽視できない。特に2023年北京大会では、金メダル6個中5個を中国国籍学生が独占した。米国チームの実態を見ると、参加者の62%が中国系移民の子弟で構成されており、本質的人材育成力の差が浮き彫りになっている。DeepMindの元チーフサイエンティフが指摘するように、「Transformerアーキテクチャ革新には組合せ最適化の深い理解が不可欠」であり、この領域中国研究者が圧倒的な論文数を誇っている。

教育システム比較

清華大学AI特別クラスでは、学生高校時代からGANsや強化学習数学的基礎を学ぶカリキュラム採用している。これに対し、MITコンピューターサイエンス学部では、学部2年次まで微分方程式の必修科目が存在しない。教育省の統計によれば、中国トップ30大学AI関連専攻を選択する学生の数は、米国アイビーリーグの3倍に達する。人的資本の蓄積速度の差が、5年後の技術格差に直結する可能性が高い。

第5章:AIエコノミー未来

コモディティ化の波

LLM市場が直面する最大のリスクは、電気自動車バッテリー太陽光パネルと同じ道を辿る可能性だ。BloombergNEFの予測によれば、2027年までにLLMの性能差が実用レベルで感知できなくなり、1トークン当たりのコスト現在の1/100にまで低下する。この状況下では、MicrosoftのCopilotのような高額サブスクリプションモデルの持続性が疑問視される。逆に、LINEWhatsAppのようなメッセージングアプリへの基本機能組み込みが主流となるシナリオが有力視されている。

地政学リスク顕在

AI技術民主化が進むほど、国家間の競争ハードウェア規制データ主権を巡る争いに移行する。米商務省が2024年に発動したAIチップ輸出規制は、中東諸国向けのGPU販売を34%減少させた。一方、中国が推進する「東数西算」プロジェクトでは、内陸部に分散したデータセンター群が国家標準モデルの訓練基盤として機能し始めている。技術優位性よりも、地政学的な影響力が市場支配する時代が到来しようとしている。

終章:バブル崩壊のシナリオ

現状のAIバブルがはじけるトリガー複数存在する。第一に、2025年をメドに予想される「生成AI特許訴訟の多発」が挙げられる。Getty ImagesがStability AI提訴した事例のように、著作権問題技術普及の足かせとなる可能性が高い。第二に、エネルギーコストの急騰だ。アイルランドデータセンター群ですでに発生しているように、LLM運用必要な電力需要地域送電網の容量を超えつつある。

最も深刻なシナリオは「技術進化の減速」である。Transformerアーキテクチャ以降、根本的なブレイクスルー10年間発生していない事実看過できない物理学者の間では、現在ニューラルネットワークチューリング完全性の限界に近づいているとの指摘もある。もし2020年代後半までに新しいパラダイムが登場しなければ、数千億ドル規模の投資不良債権化する危機現実のものとなる。

結語:人類史上最大の技術賭博

米国AI戦略行方は、単なる経済競争を超えた文明史的挑戦と言える。Deepseekが示したように、技術優位性は絶対的ものではなく、常に相対的な優劣でしかない。重要なのはAIが生み出す付加価値本質を見極めることだ。仮に生成AIが期待通りの経済効果を生まなくとも、その研究過程で得られた副産物分散学習アルゴリズムや省電力チップ設計技術など)が次の技術革命の種となる可能性がある。

最終的に問われるのは、短期的な株価維持ではなく、長期的な技術蓄積をいかに持続可能な形で進化させるかという課題である中国の人的資本戦略米国投資戦略が衝突する中で、第三極としての欧州連合AI法案)やインドデジタル公共財戦略)の動向が新たな可能性を開くかもしれない。AI開発競争は、国家の命運をかけた「静かなる戦争」として、これからさらに激化していくであろう。

2025-01-04

宇宙心理学理論仏教モチーフ

以下では、これまでにまとめた「宇宙心理学」の理論実践の枠組みに、仏教的なモチーフ概念を組み合わせてご紹介します。仏教思想スピリチュアル宇宙観は、意外にも多くの共通点があり、両者を合わせることでさらに深い気づき実践方法が見えてくるでしょう。

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# 第1章 宇宙心理学の基本理論仏教視点

### 1-1. 宇宙心理学とは

宇宙マクロコスモス)と人間の心(ミクロコスモス)は相似関係にある」という発想は、仏教的にも「一即多・多即一」や「色即是空空即是色」という般若心経フレーズと通じる部分があります

- **色即是空**… すべての現象本質的に空(実体がない)であり、同時に縁起によって姿を現す。

- この空性(くうしょう)という概念は、宇宙心理学でいう「見えない力」「量子的揺らぎ」とも重ね合わせることができます

### 1-2. 根幹となる4つのキーワード × 仏教の教え

1. **フラクタル理論縁起(えんぎ)**

- 「すべては互いに依存しあって成り立つ」という仏教縁起説は、フラクタル的な自己相似にも通じます。部分と全体が切り離せないように、私たち内面世界全体と相互に影響し合うのです。

2. **引き寄せの法則因果応報カルマ**

- 「現在思考や行動が未来を引き寄せる」という考えは、仏教でいう因果法則カルマ)に似た要素を感じさせます。善き思いと行いは善き結果を招き、悪しき思いと行いはそれ相応の結果をもたらす。

3. **観測効果量子力学視点) → 了知・観想**

- 仏教にも“観じる(観法・観想)”ことで世界本質を捉え、自他を変容させる実践があります意識の向け方次第で現実の捉え方が大きく変わり、さら現実のものにも変化を及ぼすという点で共通しています

4. **無意識の力 → 如来蔵(にょらいぞう)や阿頼耶識(あらやしき)**

- 大乗仏教では、すべての衆生の中に如来(仏)の種が秘められている(如来蔵思想)と説かれます。また唯識論では、意識の深層に阿頼耶識という“蔵識”があり、そこに無数の種子(しゅうじ)が蓄えられていると考えられます宇宙心理学の「潜在意識=見えないが大きな力を持つ」構図と響き合います

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# 第2章 「見えない力」こそが強い力である理由仏教解釈

### 2-1. 宇宙の95%を占めるダークマターダークエネルギー × 空性

### 2-2. 潜在意識と“無明”を照らす智慧

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# 第3章 観測効果引き寄せの法則フラクタル理論の融合

### 3-1. 観測効果と「自灯明(じとうみょう)」

### 3-2. フラクタル理論菩薩行

### 3-3. 引き寄せの法則と発願

  • **発願(ほつがん)**とは、自らが成し遂げたいことや他を救いたいという思いを仏前などで誓い立てる行為です。
  • 引き寄せの法則で言う「こうありたい」「これが欲しい」という念じる心は、仏教的に見れば“誓願”に近いものがあります。ただし、そこに“自分けが良ければいい”という我欲を超えた利他の願いが加わると、より大きな波動を生むとされます

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# 第4章 占い瞑想の組み合わせ—仏教テイスト

### 4-1. 占いを「占察」と見る

### 4-2. 瞑想による内省禅定(ぜんじょう)の力

### 4-3. シナジー効果—外の象徴と内の静寂

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# 第5章 イメージの力—望みを“無意識下”に置くメリット

### 5-1. 言語化よりも“観想”の重要

### 5-2. 空(くう)と“やわらかな可能性”

  • 色即是空の教えが示すように、物事は固定的な実体をもたず、柔軟に変化し続けるものであるため、余計なこだわりや執着を手放すことで、より大きな可能性に開かれます
  • イメージも、あえて言葉で固めず“なんとなく”を大切にするほうが、空性の特質が発揮されて、思わぬ具現化が起こりやすいのです。

### 5-3. “イメージ→手放し”という中道

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# 第6章 実践日常への応用—仏教エッセンスを添えて

### 6-1. おみくじタロットを「よい結果が出るまで」引く方法 × 仏教リマインド

1. **まずは礼拝・合掌の心**

- 占いをする前に、仏前でなくとも「自分を取り巻くあらゆる存在への感謝」を込めて合掌し、一礼する。心を落ち着かせ、邪念を手放す効果がある。

2. **望む未来を“漠然と”イメージ観想する**

- 言葉ではなく、場面や感覚をありありと描く。“無限可能性”に開かれた空性を思い出す。

3. **占いという“観察”を繰り返す**

- おみくじタロットで、ピンとくるまで繰り返し。“これだ”と思える結果が出たら、それが仏教でいう“因縁”に触れた合図かもしれない。

4. **結果を喜捨(きしゃ)し、行動に移す**

- 良い結果は心の励みに、不安な結果なら課題として受け止める。“喜捨”とは、結果がどうであれ執着しすぎず、感謝と共に手放す態度。そこから得た気づきを行動につなげる。

### 6-2. 占い瞑想禅定)の日常ルーティン

1. **朝晩の簡単坐禅呼吸法**

- 静かに座り、姿勢を整え、ゆっくり呼吸を数える。最初は5分程度でもOK。心を“今ここ”に置く。

2. **象徴への観想**

- 占いで得たカードメッセージ星座などを軽く思い描き、そのイメージ空間に広げる感覚観想する。

3. **行動→布施(ふせ)や慈悲行(じひぎょう)を意識**

- 自分の願いを実現する行動に移すと同時に、周囲や他者へも配慮・貢献しようとする心を持つ(菩薩行)。

- 他者への思いやりが、さらに大きな波動を生み出す。

### 6-3. ビジュアルツール × 仏教モチーフ

- チベット仏教マンダラ大日如来イメージなど、仏教美術には多くの象徴神秘的構図があり、ビジョンボードとしても利用できる。

- 宗派個人の好みに合わせて、仏具や護符を身近に置き、そこに尊い象徴を感じることで無意識への影響を強める。

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# 結論・まとめ

1. **宇宙心理学 × 仏教の核心:縁起と空性、そして内なる仏性**

- すべては相互依存し、固定の実体をもたない(空)からこそ、大いなる可能性が広がっている。

- その内なる可能性=仏性潜在意識の奥底(如来蔵阿頼耶識)に息づいている。

2. **“見えない力”を敬い、智慧で照らす**

- ダークエネルギー潜在意識といった不可視領域は、仏教でいう空と縁起が働く世界。そこに無明ではなく智慧の光を注ぐことで、人生運命に変化が起こる。

3. **占い瞑想方便(ほうべん)**

- 占い=外部の象徴瞑想禅定)=内なる静寂。

- この二つを組み合わせるとき自分の内外がつながり、心身を超えたシンクロニシティが生まれやすくなる。

4. **イメージを軸に“中道”を保つ**

- イメージワークによって感情エネルギーを高め、強く願う。

- 同時に、執着を手放し、他者への慈悲心も含めた“中道”のあり方を意識すると、より大きな調和運命の展開が生まれる。

5. **日常の行動と菩薩行の融合**

- 自己の願いを叶える過程で、同時に他者への思いやりや行動を怠らないこと。これが仏教菩薩行リンクし、自他ともに成長する道となる。

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## 最後

本書(仮)で提案した「宇宙心理学 × 仏教モチーフ」の考え方は、あくまでも仮説的・実験的な融合です。とはいえ共通点シナジーは多く、実践すれば多くの気づきを得られるでしょう。占い一種の“縁”として捉え、瞑想仏教的な観想法で深め、“空性と慈悲の心”を育むプロセスをぜひ楽しんでみてください。それはやがて、あなた潜在意識を通じて宇宙全体とのつながりを実感させ、より豊かで調和した人生をもたらしてくれるかもしれません。合掌。

宇宙心理学という新しい思想体系

# 第1章 宇宙心理学の基本理論

### 1-1. 宇宙心理学とは

宇宙心理学”は、

といったスピリチュアルな発想をベースにしながら、量子力学フラクタル理論など現代科学の要素も加味して、人間意識現実との関係を解き明かそうとする新しい思想体系です。

### 1-2. 根幹となる4つのキーワード

1. **フラクタル理論**

- 部分と全体が自己相似的に繰り返される。心と宇宙もまた、フラクタル構造が通じ合う。

2. **引き寄せの法則**

- 思考感情状態が“波動”を発し、それと共鳴する現実が引き寄せられる。

3. **観測効果量子力学視点)**

- 観測意識フォーカスが“結果”に影響を与える。

4. **無意識の力**

- 顕在意識よりもはるかに大きい無意識潜在意識)が、実は現実運命を動かすカギとなる。

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# 第2章 「見えない力」こそが強い力である理由

### 2-1. 宇宙の95%を占めるダークマターダークエネルギー

### 2-2. 潜在意識と“真空エネルギー

### 2-3. 言語化できない“象徴”のレベル

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# 第3章 観測効果引き寄せの法則フラクタル理論の融合

### 3-1. 観測効果と「意識フォーカス

### 3-2. フラクタル理論で見る「内と外の相似」

### 3-3. 引き寄せの法則未来を“確定”させる

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# 第4章 占い瞑想の組み合わせ

### 4-1. 占いは「無意識への問い」

### 4-2. 瞑想で「内面を静める・整える」

### 4-3. シナジー効果

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# 第5章 イメージの力—望みを“無意識下”に置くメリット

### 5-1. 言葉制限イメージ自由度

### 5-2. 感情を揺さぶり、行動を促す

### 5-3. 「イメージして手放す」の大切さ

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# 第6章 実践日常への応用

### 6-1. おみくじタロットを「よい結果が出るまで」引く方法

1. **望む未来漠然イメージする**

- 願いを言語で細かく規定しすぎず、“こんな場面があったら最高!”という映像を描く。

2. **占いという“観測”を繰り返す**

- おみくじタロット自分が納得する・気分が上がる結果が出るまで試行してみる。

3. **ポジティブな暗示として活用**

- 良い結果が出たら、そのイメージさら瞑想で深めたり、日々の生活の中で思い出したりする。

4. **行動と連動させる**

- 占いで得たヒントやキーワードメモし、それにつながる行動を少しずつ試してみる。

### 6-2. 占い瞑想日常ルーティン

1. **朝・夜の数分瞑想**

- 呼吸に意識を向け、心身を落ち着かせる。

2. **占いの結果を象徴的にとらえる**

- 1日の始まりや終わりにカードを1枚引き、そのシンボルから受け取るメッセージ簡単に振り返る。

3. **イメージワーク**

- そのカードから連想される“理想自分”や“未来のシーン”を映像として思い浮かべる。

4. **手放しと行動**

- イメージしたあとは日常へ戻り、小さな行動を積み重ねる。執着しすぎず、流れに任せる心持ちで過ごす。

### 6-3. ビジュアルツール活用

- 写真雑誌の切り抜き、シンボル的なイラストなどをコラージュして壁に貼る。

- 宇宙に関連する画像や、自分理想象徴する絵を設定しておく。

- 星座ペンダントや、お守り代わりのカードなど、“言葉以前”のレベル象徴を常に意識する。

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# 結論・まとめ

1. **宇宙心理学の核心:心と宇宙は深く結ばれている**

- フラクタル理論観測効果を応用すると、私たちの心(特に潜在意識)が宇宙現実相互作用していると考えられる。

2. **“見えない力”を敬意をもって活用する**

- ダークエネルギー潜在意識といった、直接は観測できない領域ほど大きな影響力がある。そこへアプローチするには、象徴イメージ活用するのが効果的。

3. **占い瞑想は“内と外”を結び付けるブリッジ**

- 占いで外から得る象徴メッセージと、瞑想で内側を整える行為を組み合わせることで、望む未来設計やすくなる。

4. **イメージを軸にし、言葉に頼りすぎない**

- 願いを強く言語化しすぎるよりも、ビジュアルシンボルを用いて無意識へ訴えかけるほうが、潜在意識宇宙へ強力なインパクトを与えられる。

5. **日常の行動との両立が鍵**

- スピリチュアル実践現実的な行動をバランスよく継続することで、シンクロニシティや偶然の一致が起きやすくなり、自然に望む現実創造されていく。

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## 参考スタンス

占い瞑想イメージワークといった手法を気軽に試しながら、日々の小さなシンクロ発見を大切にしていくことで、“宇宙と心が繋がっているかもしれない”という感覚を深めていけるでしょう。それこそが、宇宙心理学がめざす「内的世界と外的世界調和」がもたらす豊かな人生観です。

2024-12-21

民泊運営してるホストだけどAirbnb対応に怒り心頭な件

私は現在民泊プラットフォーム大手Airbnb」を利用して民泊運営しています

ここ数年はインバウンド需要の高まりから東京大阪などを中心に民泊事業が盛り上がりを見せています

Airbnbホストをやってみたい」「これから利用してみたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし今回、ゲストの誤操作による不当な低評価レビューを受け、Airbnbサポートに何度連絡しても「当社ポリシーに反しない」の一点張り是正をしてもらえず、結果的に、私の施設が大きな機会損失信用毀損を被る事態となってしまいました。

記事では、一連の出来事を順を追ってご紹介します。

Airbnbをこれから利用する方や、すでに民泊を始められているホストの方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

第1章:背景 – Airbnbというプラットフォームの仕組み

まず、Airbnbがどのようなサービスかを簡単に整理しておきます

Airbnbの成り立ち

もともとアメリカで始まった民泊仲介サイトで、現在世界中で利用される最大手プラットフォームへと成長しました。日本国内では、訪日外国人インバウンド)の増加や旅行形態多様化に伴い、都市部を中心に多くのホストが参入しています

ホストゲスト

Airbnbには、部屋や家を貸し出す「ホスト」と、宿泊先を探している「ゲスト」が存在します。ホスト物件情報や料金、ハウスルールなどを掲載し、ゲスト滞在先を検索して予約します。この仲介を担うのがAirbnbの主な役割です。

レビューシステム

Airbnb信頼性を支える中核は「レビューシステム」にありますホストゲストが互いに星5段階で評価し合い、コメントを残します。これによって、次の利用者(あるいはホスト)が相手判断する材料となります

しかし、この仕組みがトラブルを起こしたとき運営側がどこまで対応してくれるのかは、実際にトラブルに直面しないと見えてこない部分が大きいのです。

第2章:発端 – 誤操作による低評価レビューとは?

私の民泊施設開業して4か月ほどで、これまで10組以上のゲストからすべて星5の最高評価をいただいていました。

まだ始めたばかりでしたが「ホストが丁寧」「設備がきれい」と好評を得ていたため、自信を持って運営していたところです。

ところがある日、チェックアウトしたばかりのゲストから星3の評価投稿されました。

驚いて詳細を確認してみると、項目別の評価点はすべて星5、コメント内容も「コミュニケーションが素晴らしい」「部屋の滞在を気に入った」など好意的な内容ばかり。

総合評価点の星3だけがまるで矛盾しているように見えたため、念のためゲスト本人に直接尋ねたところ、「操作を間違えて星3を付けてしまった」と認めてくれたのです。

ところがAirbnb上では、一度投稿されたレビューホスト側で削除・修正できません。

もしこれが本当に誤操作だったとしても、星3の評価のまま固定されてしまうのです。

第3章:問題点1 – レビューシステムが厳しすぎる

ここで特に浮き彫りになったのが、Airbnbレビューシステムの厳しさです。

・星5が実質的な標準点

一般的旅行サイトなどでは星3評価は「可もなく不可もない中間評価」ですよね。しかし、Airbnb場合は星4でも減点扱いとなり、星3以下は「問題がある施設」というレッテルを貼られるほどの厳しい仕組みになっています

期待値のズレ

ホストゲストも、ほかのプラットフォームと同じ感覚で星3を付けてしまうと、Airbnb上では「大きなマイナス評価」となる。そのため、評価意味を正しく理解していないゲストが誤操作勘違いで星3をつけてしまうと、ホスト想像以上に大きなダメージを受ける可能性があります

検索順位への影響

Airbnb独自アルゴリズム物件検索結果に表示しますが、レビュー評価が低いと検索上位から外され、閲覧数も激減します。つまりビジネス上のデメリットが非常に大きいのです。

第4章:問題点2 – Airbnb対応とその実態

操作が明らかな状況を説明するため、私はすぐにAirbnbサポートへ連絡しました。

ゲスト本人も「操作ミスだった」と認めてくれている証拠スクリーンショットメッセージ履歴提示したのです。

しかし、返ってきた答えは「当社ポリシーに反していないのでレビューは削除できない」という一点のみでした。

加えて「そのポリシー自体問題があるのではないか」という問いかけには一切耳を貸してもらえず、「ポリシー違反には該当しないため対応しない」という機械的な返答が繰り返されるばかり。

具体的な解決策や上位担当者への引き継ぎは行われず、事態はまったく進展しませんでした。

ゲストの誤操作考慮

Airbnb規定では、差別表現暴力的内容など特定ポリシー違反に該当しない限り、レビューの削除は行わないとしています。誤操作による不当性は考慮されていないようでした。

マニュアル対応限界

「すでに対応完了している。これ以上は同じ返答しかできない。」というサポート担当者から言葉もあり、システム上の硬直的な運用体制を感じざるを得ませんでした。

第5章:やり取りの経緯 – メール送付・返答の繰り返し

実際のやり取りは、以下のような流れで何度も繰り返されました。

メール送付

ゲストが誤操作を認めている」証拠や、検索順位低下による被害状況を具体的に提示し、レビュー削除または修正要求

Airbnbからの返答

ポリシーに反していないので削除できない」との一点張り

・改めて再度要請

ポリシー解釈ではなく、ポリシー自体ホスト不利益を与えていることが問題だ」と指摘。

・再度同じ返答

ポリシー違反していないため対応できない」と繰り返される。

このように完全に平行線で、まともな協議すらできない状態が続きました。

カスタマーサポートマニュアルから一歩も踏み出さない状況で、ホストとしては打つ手がありません。

第6章:ホストとして感じたリスクビジネス的損失と信用毀損

星3(Airbnb基準では「低評価」)がつくと、検索アルゴリズムが厳しく機能し、掲載順位が一気に下がります

実際、私の物件では星3レビューがついた直後から閲覧数や予約数がほぼゼロに近い状態になりました。

経済的損失

観光シーズン稼働率高まるはずだった時期にも関わらず、検索上位に表示されなくなったことで予約が激減。家賃や準備費用などの固定コストに対して、売上が大幅に下がり、事業として深刻な打撃を受けました。

信用毀損

今後のゲストが私のレビューを見た際、「星3が付いている=何か大きな問題があったのでは」と思われてしま可能性が高いです。一度ついた低評価は長期的に影響し、ホストとしての信用失墜を招くリスクが非常に高いと痛感しました。

操作だと分かっていながら、それを正す手段がないという現実には大きな不安を覚えざるを得ませんでした。

第7章:Airbnbへの主な問題提起と法的観点

消費者契約法上の問題

Airbnbホストに対しプラットフォーム利用契約提供する事業者であり、信義則に基づいた対応が求められます。誤操作による低評価を知りながら放置する行為は、この信義則を守っていない可能性があると感じています

不正確な情報放置による信用毀損システム崩壊

ゲストレビューホストサービス品質を左右する重要指標ですが、誤った情報放置し続けることや過度なペナルティに直結させるシステムは、ホスト名誉経済が損失するだけでなく、レビューシステムのもの信頼性を棄損し、健全ゲスト体験をも失います

独占禁止法観点優越的地位の濫用

Airbnbシェアの大部分を占める巨大プラットフォームである以上、ホスト事実上依存せざるを得ません。一方的ポリシー運用ホスト不利益を強いるのは、優越的地位の濫用に当たる可能性があるのではないか

総合的には、ホスト側の被害が明らかであるにも関わらず、プラットフォーム合理的是正措置を取らないことは、法的観点から問題視されるべきであると感じています

第8章:まとめと注意喚起 – これからAirbnb利用者

今回の体験を通じて、Airbnbを利用する方々にいくつかお伝えしたいポイントがあります

レビューの重みを理解する

Airbnbでは星3以下は厳しい低評価とみなされるため、ゲスト普通感覚で星3を付けるだけで大きなペナルティを受ける可能性がありますホストをする際は、この点を十分に説明するなど、誤操作や誤解を防ぐコミュニケーション重要です。

トラブル時のAirbnb対応は期待しない

差別暴力的表現など明らかな規約違反がない限り、レビュー削除や修正は期待できないと考えた方が良いかもしれません。カスタマーサポートマニュアルベース対応するだけで、柔軟に判断してくれることはあまりありません。

ホスト側はリスク分散を図る

1件の低評価レビュー検索順位が下がり、経営に深刻な打撃を受けることがありますAirbnb以外のOTA(Booking.com等)や自社サイトなどを活用し、収益源を複線化しておくことをおすすめします。

・事前対策コミュニケーションの徹底

チェックイン・チェックアウト時にゲストに再度レビュー重要性を説明し、星評価の仕組みを伝えておくと、誤評価を防ぎやすくなりますゲストからレビューをもらった後も速やかに確認し、問題があれば早めにフォローアップする体制を整えておきましょう。

おわりに

私自身、Airbnbの仕組みや便利さを否定するつもりはありません。

多くの人にとって旅行選択肢を広げる素晴らしいサービスでもあります

ただし、明らかな誤操作であっても運営側が柔軟に対応してくれないという現実を知っておくことは非常に重要です。

もし同じようなトラブルに直面した方がいらっしゃれば、ぜひコメントメッセージなどで情報を共有いただければと思います

今後も、民泊運営の実情やトラブル事例について情報発信を続けていきますので、皆さんのAirbnb利用がより安心安全になることを心から願っています

最後までお読みいただきありがとうございました。

P.S

なお、後日談として本件の低レビューについて、改めてゲスト相談をしたところ「ゲストからAirbnb削除依頼を出してもらう」ことで、レビューの削除に成功しました。(どうやら投稿者本人であれば削除が可能なようです)

ゲストにとっては(誤操作があったとはいえレビュー自体善意投稿してくれたものであり、削除依頼に関しても必須作業ではないため、面倒な負担を強いてしまう形になってしまいました。

とてもやさしく、コミュニケーション対応が良いゲストだったので命がつながりました。

とはいえやはり私個人見解としては、ゲスト対応を求めるのは不健全なことであり、健全レビューシステム運営してより良いゲスト体験を助けホストから手数料を集めるAirbnbと、健全レビューシステムを通じてゲスト集客し売り上げを上げるホストビジネス的な当事者間で解決すべき問題だと考えています

2024-11-11

完全初見から原神を始めて1年が経つので正直な感想

はじめに

タイトルの通り、原神を始めて1年が経つので、振り返りながら感想を書きます

酸いも甘いもハッキリ主張しますし、お気持ち要素を含むので耐性の無い方はバックで。後半につれあまり楽しくない内容になっていくので自己責任でお願いします。

また、これから始める人も読めるように、極力ネタバレは控えます。(記憶違いで順番おかしいところとかは見逃してほしい。)

・筆者について(読み飛ばし推奨)

感情移入しづらい部分があると思うので、念のため記載しておきます。老人寄りと思ってください。

ゲームプレイ歴:合わせて20年ほど。新作ゲーはほとんどやらず、昔のゲームをとことんやりつくすタイプ

好きな家庭用ゲームKHシリーズDODシリーズ、NieRシリーズソウルシリーズなど。

スマホゲームパズドラ、シャドバ、デレステあたりをほんの少しだけ。

原神を始めた経緯

スマホを買い替えて、スペック的にできるゲームの幅が広がったのがきっかけ。

せっかくならオープンワールドゲーをやりたいと思い、課金前提だったのでできるだけサ終しなさそうなものを選んだ結果が原神でした。

時点で3年続いていたし、セルランも上位にいたので。

(ちなみに、このときはPS5やPCプレイできることを知らなかった。)

序章|モンド編

まずムービーから始まるのだが、率直に「スマホゲーってもうこの領域なのか」と思った。

昨今のゲームほとんどやってこなかったので、スマホという小さな端末で、PS4レベルゲームプレイできる新鮮さに感動した。

肝心のゲーム性については追々理解を深めていくことになる。

序章時点では、前情報なし完全初見だったので「早く戦わせてくれ!金は払う!」 「フィールド走り回らせてくれ!金は払う!」しか考えておらず、チュートリアルムービーの長さに困惑

一通り済んでからはひたすら色んな建物に登ったり、行く必要のない崖下に降りていったり、ストーリーそっちのけで探索ばかりしていた思い出。

このあたりはオープンワールドらしい楽しみ方をできていたように思う。何気ないところに宝箱があったり、密かな楽しさの連続だった。

一方ストーリーに入るとおつかいが多く、「これテイルズ系のゲームか?」と雲行きは怪しかった。(筆者はテイルズを投げ出してしまタイプ

第1章|璃月編

なんだか悪い奴が龍を絆して国が滅びそうになったのを救ったらしいが、旅人風神の瞳(フィールド上に散らばる収集アイテム、たくさん集めると報酬がもらえるよ)探しに夢中であった。

一通り瞳を集め終えると今度は氷山に登り始めた。とにかく寒いし、一定高度に達すると戻されるし、正規ルートではないことは薄々感じていたけれど、それでも旅人は登り続けた。そこに山があったから。

山登りに気が済むと、ようやく次の目的地へ。

璃月港に到着するのだが、ここの入り口がとにかく素晴らしかった。景色は綺麗だし、建造物は迫力満点だし、地続きに辿ってきたとは思えない別世界がそこに広がっていた。

とまあ、マップインパクトはあったものの、ストーリーはとにかく入ってこなかった。

まり漢字の羅列に、ここにきて「開発元、中国だったな……」と思い出した。ヨーロッパ風味のモンドを序章に持ってきたのは正解だったかもしれない。

そうして旅人は時に山に登り、時に地下洞窟に潜り、時に休憩がてらストーリーを進めるようになったのである

閑話休題

璃月編が終わるころ、早くもモチベが尽きかけていたのだが、ストーリー攻略を加速させた2つの要因があった。

(思い返せば、ここまで1か月弱であり、それなりのペースで進んでいるので燃え尽きるのにも無理はない。)

元素反応への理解キャラクターによって「元素」と呼ばれる属性みたいなものがあり、原神はこの「元素」の組み合わせでダメージを増やしたりする戦闘システムになっているよ)

この頃のPTといえば「旅人(風)、香菱(炎)、久岐忍(雷)、ノエル(岩)」である

チュートリアル理解せず、プレイ動画等も見ていなかったので、

「なんか久岐忍のスキルのあと香菱のスキル使うと相手吹っ飛ぶな~、そのあと旅人スキルでもう一回集めて吹っ飛ばすのおもしれーや!」

しか思っていなかったのだが、過負荷(炎+雷)、拡散(風+岩草以外)をはじめとした元素反応を理解しはじめ、戦闘や編成を楽しみ始める。ノエル卒業を誓ったのもこの時期である

雷電将軍の復刻

これが一番大きかった。というか、原神はこういうゲームである

完全初見といえど、「雷電将軍」という文字列はXのトレンドなどで目にすることがあった。キャラクターイラストまでは知らなかったものの、ピックアップと知った瞬間、

はえーこれが雷電将軍ですか……金は払う」そう言い残すと旅人は重い腰を上げ船に乗り、一気にストーリー攻略し始めるのであった。

キャラクターレベルを上げるのには決められた「突破素材」を集める必要があり、雷電将軍場合第2章舞台である稲妻」で収集できる。

第2章稲妻

これまでの章とは打って変わって、日本モチーフの国が舞台となるのだが、どこか似非っぽくあまり好みではなかった。

ただ、雷電将軍がたくさん出てくる。かっこいいムービーがたくさんある。それでいいじゃないか

という意気込みだけはあったものの、二転三転。ちょっとストーリーダメだった。ここにきて初めてしっかりストーリーを読んだけれど、神様がポンすぎるのと結末の肩透かし感が残念だった。

そこで再びモチベーションを失った旅人は2か月間、聖遺物秘境(装備品が手に入るダンジョン)にこもりはじめる。

第3章|スメール

雷電将軍スコア(装備品ステータスの高さ)が200(高スコア基準)を超え始めたころ、ようやく旅人は次の章を進め始める。

確保だけしておいたナヒーダで超開花(雷+草)反応を楽しんだり、雷電ナショナル雷電将軍テンプレ編成の一つ)を組みサクサク攻略を進めていく。

このころの旅人は、既に探索を楽しむ心を忘れていた。いかスコア更新できるか、「ぼくのかんがえたさいきょうのらいでんしょうぐん」を作るかということに躍起になっていた。

片手間にストーリー攻略を進め、よくわからない傘小僧に「(^^)」と名前をつけ、時に砂漠に繰り出すも「やっぱり面倒くさい」と森へ帰っていくのだった。

第4章|フォンテーヌ編

原神を始めておよそ4~5か月が経ちました。旅人は「霧切の雷光」(雷電将軍モチーフ武器)を獲得しなかった後悔を持ちながら、今日ポセイドンが持っていそうな槍で戦っています

極限まで低迷したモチベーションを、重い腰を上げるきっかけはなんだったでしょうか。そう、プレイヤーの皆様ならおわかりですね。

・ver.4.5後半|ヌヴィレット参戦

言わずと知れた原神最強キャラクターです。一人で何でもやってのけます

雷電将軍のメイン火力に物足りなさを感じていた旅人は、「そんなに強いなら」ということで彼を迎えました。

これは間違いだったかもしれない、と今でも思います

旅人は身に余る力を手に入れ、最強を最強にしようと、彼を主軸に育成を進めるようになります

ついでに折角ならキャラクターのことも知りたいとストーリーをこまごま進めるようになります

原神ファンの中でフォンテーヌ編は評価が高いことを耳にしていたのもあり、期待感を持ちながら読み進めていくのでした。

というところで、この辺りから原神の良い点悪い点という話になるので、真に受けやすい方はブラウザバック推奨です。

(ちなみにナタは期間内クリアイベントに合わせて進めています

原神の良い点

グラフィックゲーム

昨今のゲーム事情に詳しくないので他社と比較はできませんが、スマホゲームとしてはかなり目新しさを感じました。

好きなキャラクター自由に動かせる、瞳の収集や宝箱、マップごとのギミックなど探索の奥深さもあり、オープンワールドの良さがきちんと出ています

(もうリリース4年目だし、ティアキンとかやったら涙止まらいかもしれません。)

キャラクターを満遍なく使った戦闘システム

もちろん単騎攻略可能ですが、基本的には色々なキャラクターを駆使してシナジー意識しながら戦うことになるので、その辺りが楽しさかと思います

また好きなキャラクター同士を組み合わせたり、オリジナリティのある編成を考えることも楽しみの一つだと思います

基本はアタッカー1+サポート3のためアタッカーだけ長く表に出て、残り3人はほとんど裏にいることが多いのも事実ですが、そこは運用次第といえる範囲ではないでしょうか。

あと余談ですが、戦闘は難しくない方だと思います。取っつきやすさは大事ですね。

・多彩なキャラクター

正直、ここに尽きます

長々と書いてきたのですが、好きなキャラクターいるかどうか、が全てだと思います

好きなキャラクター限界まで強くしたい→編成のためにサポートキャラを育てたいとか、

好きなキャラクターの喋ってるところが見たい、シナリオでどんな立ち位置なのか知りたいとか、約1年続けられたのはこの部分でした。雷電将軍、ヌヴィレットに感謝

原神の悪い点

ストーリー

前半を読んでいただいた方にはおわかりと思いますが、「ゲームシナリオ」としては出来が良くない方だと思います

上にはあえて書きませんでしたが、フォンテーヌは本当に酷いものでした。

全体的に「なぜそうなった」からの「その結末でいいんだ」という肩透かし感が否めません。

ただ、こればっかりは合う合わないがあると思います

ストーリー苦痛でやめた」という人もいれば、「涙流すほど感動した」という人もいます

筆者のように「楽しみ方を別のところに置く」というのでも続いていますし、人それぞれですね。

ただ、旅人目的過去パイモンへの考察など、多く謎を残している点には筆者も注目しています。今後大どんでん返しがあるかもしれませんね。

・おつかいイベントなど、テンポの悪さ

これも合う合わないというか、そもそもゲーム向いてない話なのですが。

同じことの繰り返しを強制されたり、何をさせられているのかわからないイベントが多いです。

あくまソシャゲとして楽しみたい人には無駄時間がかかってしまい、苦痛に感じやすいのではないでしょうか。

強制でないイベントも多々あるのですが、ゲーム通貨キャラクター経験値を集めるために消化していかざるを得ないのも事実です。

インストリーはまだしも、サブクエはせめて会話スキップ機能をつけてもらいたいものです。

バグシステム改善放置

ここはかなり深刻ですね。

細かくは触れませんが、「原神 バグ 放置」などで検索していくと多数ヒットするかと思います

同社の「崩壊スターレイル」や「ゼンレスゾーンゼロ」では原神の反省点を次々に反映していっており、「なぜ原神は放置なのか」という声も度々上がっています

Ver.5.0付近から大幅な改善を重ねていますが、「神アプデ!」という声があがる一方で、「今更か」という声もあり、不信感を持つユーザが増えてきているように思います

セルランも前年に比べて安定していませんし(競合他社の台頭も要因か)、頑張ってもらいたい部分です。

ユーザー層

仕方のない部分です。

原神に(?)対してお気持ち

ユーザーに不便を押し付けるのって、10年も前の古いやり方かな、と思っています

キャラクター育成然り、復刻関連然り、もう少し焦らないといけない部分があるかなと。

ヴィレットより単騎で強いキャラ出して来たら、最終手段使ってきたな、と思ってしまますね。

まとめ

ゼンレスゾーンゼロをやりませんか?

2024-09-27

小泉進次郎総裁選リープ・オブ・ホープ

2024年9月日本は未曾有の政治的危機に直面していた。自民党総裁選を控え、二人の候補者が激しい対立を繰り広げていた。一人は保守的政策で知られる高市早苗、もう一人は改革を訴える石破茂。どちらが勝利しても、日本は深刻な分裂に直面し、国の未来不透明ものとなる。

そんな中、一人の男が静かに日本運命を憂いていた。彼の名は小泉進次郎。かつての総理大臣である小泉純一郎の息子であり、表向きは政治家として知られていたが、その裏では天才的な科学者としても活動していた。進次郎は、この国を救うには、今の日本構造のものを変えるしかないと悟った。そして、そのために開発したのが、時間を遡って自らの人生をやり直し、歴史分岐点を変える「タイムリープ装置」だった。

進次郎は決意を固め、タイムリープ装置を起動した。目的は、19XX年、まだ日本現在のような政治的混迷に陥る前の時代に戻り、運命修正すること。しかし、装置が稼働したその瞬間、予期せぬ事態が発生した。装置から発せられた謎の電磁波が進次郎に降り注ぎ、彼の知的能力を著しく低下させてしまった。

進次郎は19XX年に無事到着したものの、自らの思考力が著しく鈍化していることに気づいた。かつての天才的な発想力や分析力は失われ、まるで関東学院大学レベルの知能にまで退化してしまっていたのだ。頭の中は霧がかかったように鈍重で、計画遂行するための戦略すら思いつかない。彼はこれからどうすればいいのか、自分でも分からなくなっていた。

それでも、進次郎は諦めなかった。知的能力が低下していても、持ち前のポジティブさと行動力で、何とか日本未来を変えるための手がかりを探す決意をする。だが、彼が変えようとする未来は、予想をはるかに超える混沌とした運命へと突き進んでいく――。

第1章: 関東学院の知恵

進次郎は、まず手近な問題から取り掛かることにした。関東学院大学レベルにまで退化したとはいえ、彼にはまだ何かができるはずだと信じていた。

進次郎は、19XX年の見知らぬ街をさまよいながら、自分が何をすべきかを考えていた。だが、かつての天才的な頭脳はもはや頼りにならず、以前なら瞬時に答えを見つけ出せた複雑な問題も、今は霧がかったようにぼんやりとしていた。

くそ…これじゃ何もできない…」

焦燥感が募るが、彼はふと、ある考えを思いつく。

「今の自分にできることは何だろう?…そうだ、まずは情報を集めないと!」

進次郎は知能が低下していても行動する力だけは残っていることを思い出し、少なくとも日本の現状とこの時代政治的背景を再確認することに決めた。まずは当時の新聞雑誌を手に入れるため、近くの本屋へと向かった。

本屋に入り、彼は棚に並んだ雑誌新聞を手に取る。時代を変えられるはずの自分が、このままでは過去をただ歩く存在になってしまうかもしれない。だが、そんな不安を振り払うように、記事に目を通していくと、ふと見覚えのある名前が目に入った。

「おお、これは…! 父さんが初めて政界進出した頃だ!」

進次郎は父、小泉純一郎がかつて若手議員として初めて脚光を浴びた時期の記事を目にした。彼の時代を変える計画は、ここから始めるのが最も有効だと直感した。

「そうだ、まずは父さんに会おう。彼が信頼を寄せる人々に協力を求めれば、何とかなるかもしれない…」

しかし、進次郎はすぐに気づく。このままの知能では、父に信頼されるような議論もできないし、ましてや未来からたことを説明することすらできない。今の彼には、自分立場知識限界を超える何かが必要だった。

第2章: 逆転の発想

進次郎は悩んだ。どうすれば自分の知能を取り戻すことができるのか。それとも、この「関東学院大学レベル」の知能のまま、状況を打開する方法を見つけなければならないのか。

だが、進次郎には一つの強みが残っていた。それは、かつての彼が学んだ「ポピュリズム」の手法だった。どんなに知識がなくても、人々の心を動かすことができれば、変革は可能だ。父もまた、庶民の心を掴んで政治家としての道を切り開いてきた。進次郎は、今の自分にもその才能が少しは残っていることを信じ、まずは周囲の人々を味方につけることを考えた。

自分一人で全てを解決しようとするから行き詰まるんだ。そうじゃない、みんなで日本を変えるんだ!」

関東学院大学時代の友人たちとの思い出を思い返しながら、進次郎は改めて決意を固めた。彼の力だけでは日本を救えなくとも、周囲を巻き込んでいけば、いずれ未来を変える手がかりが見つかるかもしれない。

第3章: 新たな仲間

その時、彼の目の前に現れたのは、かつての父の盟友であり、進次郎自身尊敬していた人物亀井静香だった。亀井は当時、改革派の代表的存在であり、進次郎が今の状況で最も信頼できる存在の一人だった。

進次郎は亀井接触し、少しずつ自分目的を伝えようと試みたが、やはりまともな説明ができなかった。そこで、亀井に向かってこう言った。

「俺は…未来から来た。日本破滅する運命を、何とか変えなければならないんだ。」

当然、亀井は信じない。しかし、進次郎の真剣さと焦りに満ちた目を見て、彼はその話を完全には否定しなかった。

「お前が何を言っているのか、正直よくわからん。だが、日本未来を憂う気持ちは同じだ。何か手伝えることがあるなら、言ってみろ。」

こうして、進次郎は亀井の協力を得て、少しずつ過去政治状況を変えていくための行動を始めた。だが、彼の知能が低下している以上、すべては計画通りに進むわけではない。新たな仲間を得たことで道が開けるかのように思えたが、思わぬ困難が次々と襲いかかる。

日本運命を変えるため、進次郎はどこまでやれるのか。知的ハンディキャップを抱えながらも、彼は必死未来を切り開こうと奮闘する。しかし、その過程で彼はさらなる驚愕事実に直面することになる――。

次第に明らかになる、進次郎の「タイムリープ装置」の真の目的と、その背後に潜む巨大な陰謀とは?

2024-08-04

東浩紀伝2

非モテ論壇は、小谷野敦の「もてない男」 (1999年)に始まり本田透に引き継がれるが、ものすごく盛り上がっているというほどでもなかった。本田消息が分からなくなり、小谷野2017年から売れなくなった。ツイッターでは雁琳のような第三波フェミニズムに応対できる論者が主流となっているが、そういうのの影に隠れたかたちであろう。大場博幸「非モテ独身男性をめぐる言説史とその社会的包摂」(2021年教育雑誌 (57) 31-43)というレビュー論文がある。ロスジェネ論壇も盛り上がった印象はない。氷河期世代はそれどころではなかったのだろうか。雑誌ロスジェネ」は迷走してしまい、第3号は「エロスジェネ」で、第4号で終刊した。

東のゼロ年代ゼロアカ道場で幕を閉じる。東チルドレンを競わせるという企画であり、ゼロアカとは「アカデミズムゼロになる」という意味らしい(「現代日本批評2001-2016」、講談社、101頁)。彼らは東浩紀しか参照していないので、アカデミズムとしてはゼロなのかもしれない。ここで台頭したのが藤田直哉であり、ザクティ革命と称して、飲み会動画を無編集でアップした。ゲンロンのプロトタイプかもしれない。藤田はwokeしたが、東チルドレンでそちらに行ったのは彼くらいではないか

3 ゲンロン

ニコニコ動画に「動ポノムコウ」(2020)というMADがあるが、ゼロ年代の東は輝いていたものの、震災後は落ちぶれてしまったという史観編集されていた。落ちぶれたかどうかはともかく、震災前後に断絶があることは疑いない。東は移動を躊躇わないところがあり、90年代末に批評空間を離れたように、震災後に自らが立ち上げた動ポモ論壇からも離れてしまう。

ゲンロンの前身である合同会社コンテクチュアズ2010年4月6日創業された。2009年の秋の飲み会アイデアが出たそうである宇野常寛濱野智史、浅子佳英(建築家)、李明喜空間デザイナー)との飲み会であった。「ゲンロン戦記」(2020年)では李はXとされているが、ウィキペディアには実名で出てきている。李はコンテクチュアズ代表就任したものの、使い込みを起こして、2011年1月末日付で解任されている。代わって東が代表就任し、李から使い込んだ金を回収した。ちょうど震災前のことで、震災後だと回収は難しかたかもしれないらしい(「ゲンロン戦記」、42頁)。この頃には、宇野や濱野は去っており、浅子が右腕だったが、その浅子も2012年には退任する。

一般意志2.0」は震災前に雑誌「本」に連載されていた。2009年12月から2011年4月号まで連載されていて、4月号は3月頭に出るものなので、ちょうど震災が起こる直前に終わったことになる。「ゲンロン戦記」には「その原稿2010年代に書かれたのですが、出版震災後の2011年11月になりました」(22頁)とあるが、ゼロ年代に連載が始まっているし、出版されたのも2010年代なので、おかしな文である。「震災前に書かれた」と直すべきところであろう。「一般意志2.0」はゼロ年代パラダイムに属している。デジタル民主主義の本であるが、ちょっとひねって、ニコニコ動画のようなもの民意をくみ上げようというものであるゲンロンもニコニコ動画でやられているので、その所信表明でもあるのであろう。ゼロ年代ゲンロンをつなぐ蝶番的な書物ではあった。

サイバースペース」「情報自由論」は一冊の本として刊行されることはなかったのであるが、「一般意志2.0」は刊行された。すっきりとした構想だったからだろうか。東はネット草創期のアングラさのようなものを後光にして輝いていたのであるが、この本を最後に、アーキテクチャを本格的に論じることを止める。ニコニコ動画2ちゃんねる動画版のようなところがあったが、ツイッターをはじめとするSNSネットの中心が移り、ネットはもはや2ちゃん的ではなくなり、東の想定していたアーキテクチャではなくなってきたのかもしれない。東はツイッターも使いこなしているが、かつてほどの存在感はない。

一般意志2.0」の次の主著は「観光客哲学」(2017年であるが、サブカルチャー批評することで「ひとり勝ち」した東が観光客を論じるのは意外性がある。娘が生まれからアニメゲームに関心を失い、その代わり観光が好きになったとのことで、東の関心の移動を反映しているようである。「観光客哲学 増補版」第2章によると、観光客二次創作するオタクに似ている。二次創作するオタク原作の好きなところだけつまみ食いするように、観光客住民暮らしなどお構いなしに無責任観光地をつまみ食いしていく。このように観光客現実二次創作しているそうである

福島第一原発観光地化計画思想地図β vol.4-2)」(2013年)は、一万部も売れなかったそうである。ふざけていると思われたのだろうか。観光に関心を持っていたところに、福島第一原発事故があり、ダークツーリズム対象にできないかと閃いたのであろう。もともと観光に関心がなければ、なかなか出てこないアイデアではないかと思われる。東によると、ダークツーリズム二次創作への抵抗である(「観光客哲学 増補版」第2章)。それなりの歴史のある土地であっても、しょせんは無名なので、原発事故のような惨事が起こると、そのイメージだけで覆い尽くされることになる(二次創作)。しかし、そういう土地観光に出かけると、普通場所であることが分かり、にもかかわらず起こった突然の惨事について思いをはせる機会にもなるそうである二次創作への抵抗)。

社会学者開沼博福島第一原発観光地化計画に参加して、前掲書に寄稿しているのにもかかわらず、これに抗議した。東と開沼は毎日新聞ウェブ版で往復書簡を交わしているが、開沼の主張は「福島イコール原発事故イメージを強化する試みはやめろ」というものであった(「観光客哲学 増補版」第2章)。原発事故を語りにくくすることで忘却を促すというのが政府戦略のようであるが、これは成功した。開沼は2021年東京大学大学院情報学環准教授就任している。原発事故への応答としては、佐藤嘉幸・田口卓臣脱原発哲学」(2016年)もあるが、こちらはほとんど読まれなかった。ジュディス・バトラー佐藤博論(「権力抵抗」)の審査委員の一人であり、佐藤バトラーに近い(竹村和子亡き後、バトラー著作邦訳を担っている)。「脱原発哲学」にもそれっぽい論法が出てくるのが、こちらは功を奏しなかった。資本主義と真っ向から対立するような場面では効かないのだろう。ちなみに佐藤博論には東も登場しており、バトラーも東の名前は知っているものと思われる。

観光客哲学」はネグリハート帝国」を下敷きにしているが、そこでのマルチチュードは、共通性がなくても集まればいいという発想で集められているものであり、否定神学であるとして、郵便マルチチュードとしての観光客対置する。東は原発事故後の市民運動に対して否定的であり、SEALDsなどを毛嫌いしていた。第二次安倍政権は次々と「戦後レジーム」を否定する法案を提出しており、それに対抗する市民運動は盛り上がっていたが、負け続けていた。しかし、Me too運動が始まってからというものリベラルマイノリティ運動に乗り換え、勝ち続けるようになる。「観光客哲学」は市民運動が負け続ける状況に応答しているが、「訂正可能性の哲学」(2023年)はマイノリティ運動が勝ち続ける状況に応答している。小熊英二こたつぬこ木下ちがや)はSEALDsの同伴者であったが、マイノリティ運動に与した共産党には批判である。小熊の「1968」(2009年)は絓秀実革命的なあまり革命的な」(2003年)のマイノリティ運動に対する評価をひっくり返したものなので、こういう対応は分からなくはない。東も「革あ革」を評価していない。「絓さんの本は、ぼくにはよくわからなかった。六八年の革命は失敗ではなく成功だというのだけれど、その理由が明確に示されないまま細かい話が続いていく。どうして六八年革命成功していることになるのか」(「現代日本批評2001-2016」、講談社、71頁)。論旨そのものは分かりやすい本なので、かなりの無理解であろう。

東はアベノミクスには何も言っていない。政治には入れ込んでいるが、経済は分からないので口を出さないという姿勢である経済について分かっていないのに口を出そうとしてリフレ派に行ってしまった人は多い。宮﨑哲弥が典型であろうが、北田もそうであるブレイディみかこ松尾匡と「そろそろ左派は<経済>を語ろう――レフト3.0の政治経済学」(2018年)という対談本を出している。リベラルが負け続けているのは、文化左翼路線だけでは大衆に支持されることはなく、経済についても考える必要があるという主張であるが、リベラルマイノリティ運動で勝ちだしてからはこういうことは言わなくなった。北田2023年から刊行されている「岩波講座 社会学」の編集委員代表を務めている。

観光客哲学」の次の主著は「訂正可能性の哲学であるこちらも郵便本の続編といっていいのであろうが、そこに出てきた訂正可能性(コレクタビリティ)という概念がフィーチャーされている。政治的な正しさ(ポリティカル・コレクトネス)を奉じている者がそうしているように、理想を固定したものとして考えるのではなく、誤りをコレクトするという姿勢大事であるということらしい。駄洒落のようであると言われることもある。森脇によると、東は状況に合わせてありきたりの概念意味を変えるという「再発明」の戦略を採っているが、この「再発明」の戦略を言い換えたものが訂正可能なのだという(森脇「東浩紀批評アクティヴィズムについて」)。そうだとすると、訂正可能性は郵便本では脇役であったが、これが四半世紀後に主役になることには必然性があったということであろうか。

こうして現在2024年7月)まで辿りついたのであるが、東は多くの人と関係を断ってきたため、周りに人がいなくなっている。東も自身気質自覚している。「ぼくはいつも自分で始めた仕事自分で壊してしまう。親しい友人も自罰的に切ってしまう。「自己解体境界侵犯欲望」が制御できなくなってしまう。だからぼくには五年以上付き合っている友人がいない。本当にいないのだ」(東浩紀桜坂洋キャラクターズ」、2008年、73頁)。一人称小説の語り手の言葉であるものの、現実の東と遠からものと見ていいであろう。ここからは東の決裂を振り返る。

宇野常寛は東を批判して「ゼロ年代の想像力」(2008年)でデビューしたのであるが、東に接近してきた。ゲンロンは宇野のような東に近い若手論客結集する場として企画されたそうである。東によると、宇野を切ったのは、映画「AZM48」の権利宇野要求してきたかららしい。「東浩紀氏の告白・・・AZM48をめぐるトラブルの裏側」というtogetterに東のツイートが集められている。2011年3月10日から11日を跨ぐ時間帯に投稿されたものであり、まさに震災直前である。「AZM48」は「コンテクチュアズ友の会」の会報「しそちず!」に宇野が連載した小説である映画原作なのだろう)が、宇野ウィキペディアには書かれていない(2024年7月27日閲覧)。円堂都司昭は「ゼロ年代論点」(2011年)の終章で「AZM48」を論じようと企画していたが、止めておいたそうである。「ゼロ年代批評をふり返った本の終章なのだから2010年代を多少なりとも展望してみましょうというパートなわけだ。批評家たちのホモパロディを熱く語ってどうする。そこに未来はあるのか?」(「『ゼロ年代論点』に書かなかった幻の「AZM48」論」)。

濱野智史は「アーキテクチャ生態系」(2008年)でデビューしているが、アーキテクチャ論こそ「「ゼロ年代批評」の可能性の中心」(森脇、前掲論文)であった。東の右腕的存在だったこともあり、「ised情報社会倫理設計」を東と共編している。濱野は東と決裂したというより、壊れてしまった。その頃、AKB48などのアイドル流行りつつあり、宇野は、東をレイプファンタジーなどと批判していたのにもかかわらず、アイドル評論を始めたのであるが、濱野もそちらに付いていってしまった。「前田敦子はキリストを超えた 宗教としてのAKB48」(2012年)を刊行する。これだけならよかったものの、アーキテクチャ論を実践すべく、2014年アイドルグループPlatonics Idol Platform (PIP)をプロデュースするも大失敗してしまい、精神を病んでしまった。行方が分からなくなっていたが、「『豪の部屋』濱野智史社会学者)が経験したアイドルプロデュース真相」(2022年)に出演して、東に「ぐうパワハラされた」ことを明かした。

千葉雅也の博論本「動きすぎてはいけない」(2013年)には、浅田彰東浩紀が帯を書いていて、「構造と力」や「存在論的、郵便的」を承継する構えを見せていた。郵便本をきちんと咀嚼した希な例ということらしい。東がイベント千葉ゲイであることをアウティングしたのであるが、その場では千葉は黙っていたものの、「怒っている。」などとツイートする(2019年3月7日、「男性性に疲れた東浩紀何をいまさらと怒る千葉雅也」)。これに反応して、東は「千葉との本は出さないことにした。仕事も二度としない。彼は僕の人生全否定した」などと生放送で二時間ほど怒涛の千葉批判を行った。こうして縁が切れたわけであるが、千葉くらいは残しておいても良かったのではないかと思われる。國分は数年に一度ゲンロンに登壇するようであるが、このくらいの関係でないと続かないということだろうか。

大澤聡も切ったらしいのであるが、「東浩紀突発#110 大澤聡さんが5年ぶりにキタ!」(2023年10月16日)で再会している。どうして切ったのかはもはやよく分からないが、それほどの遺恨はなかったのだろう。

福嶋亮大は向こうから去って行ったらしい。鼎談現代日本批評」の第1回、第2回に参加しながら、第3回に参加することを拒んだらしい。東も理由はよく分からないようである。珍しいケースといえよう。

津田大介とは「あずまんのつだっち大好き・2018年猛暑の巻」(2018年8月17日)というイベントが開催されるほど仲が良かった。津田2017年7月17日にアイチトリエンナーレ2019の芸術監督就任し、東は2017年10月企画アドバイザー就任する。しかし、企画展「表現不自由展・その後」に政治的圧力が加えられ、2019年8月14日、東は企画アドバイザーを辞任する。この辞任はリベラルから顰蹙を買い、東はますますリベラル嫌いになっていく。批評家は大衆に寄り添わざるを得ないので、こういう判断もあり得るのだろうか。

東は2018年12月18日にツイッターゲンロン解散を発表するが、上田洋子らに説得されて、

東浩紀

東浩紀の伝記を書く。ゼロ年代に二十代を過ごした私たちにとって、東浩紀特別存在であった。これは今の若い人には分からいであろう。経験していないとネット草創期の興奮はおそらく分からいかである。たしかにその頃は就職状況が悪かったのであるが、それはまた別にインターネットは楽しかったのであり、インターネットが全てを変えていくだろうという夢があった。ゼロ年代代表する人物を3人挙げるとすれば、東浩紀堀江貴文ホリエモン)、西村博之ひろゆき)ということになりそうであるが、彼らはネット草創期に大暴れした面々である。今の若い人たちはデジタルネイティブであり、それこそ赤ちゃんの頃からスマホを触っているそうであるが、我々の小さい頃にはスマホはおろか携帯電話すらなかったのであるファミコンはあったが。今の若い人たちにはネットがない状況など想像もできないだろう。

私は東浩紀の主著は読んでいるものの、書いたもの網羅的に読んでいるというほどではなく、酔っ払い配信ほとんど見ていない。しかし、2ちゃんねる(5ちゃんねる)の東浩紀スレ古参ではあり、ゴシップ的なことはよく知っているつもりである。そういう立場から彼の伝記を書いていきたいと思う。

1 批評空間

東浩紀は71年5月9日まれである。「動ポモ」でも援用されている見田宗介時代区分だと、虚構時代のちょうど入り口で生を享けたことになる。國分功一郎は74年、千葉雅也は78年生まれである。國分とはたった3歳しか離れていないが、東が早々にデビューしたために、彼らとはもっと年が離れていると錯覚してしまう。

東は中流家庭に生まれたらしい。三鷹市から横浜市引っ越した。東には妹がおり、医療従事者らしい(医者ではない)。父親金沢出身で、金沢二水高校を出ているそうである(【政治番組東浩紀×津田大介×夏野剛×三浦瑠麗が「内閣改造」について大盛り上がり!「今の左翼新左翼左翼よりバカ!」【真実幻想と】)。

東は日能研でさっそく頭角を現す。模試で全国一桁にいきなり入った(らしい)。特別栄冠を得た(らしい)。これに比べたら、大学予備校模試でどうとかいうのは、どうでもいいことであろう。

筑駒筑波大学附属駒場中学校)に進学する。筑駒在学中の特筆すべきエピソードとしては、おニャン子クラブ高井麻巳子福井県実家訪問したことであろうか。秋元康結婚したのは高井であり、東の目の高さが分かるであろう。また、東は中学生時代うる星やつらファンクラブを立ち上げたが、舐められるのがイヤで年を誤魔化していたところ、それを言い出せずに逃げ出したらしい(5ちゃんねる、東浩紀スレ722の555)。

もう一つエピソードがあって、昭和天皇が死んだときに、記帳に訪れたらしい。

東は東大文一に入学する。文三ではないことに注意されたい。そこで柄谷行人の講演を聞きに行って何か質問をしたところ、後で会おうと言われ、「批評空間」に弱冠21歳でデビューする。「ソルジェニーツィン試論」(1993年4月であるソルジェニーツィンなどよく読んでいたなと思うが、新潮文庫ノーベル賞作家を潰していくという読書計画だったらしい。また、残虐記のようなのがけっこう好きで、よく読んでいたというのもある。三里塚闘争についても関心があったようだ。「ハンスが殺されたことが悲劇なのではない。むしろハンスでも誰でもよかったこと、つまりハンスが殺されなかったかも知れないことこそが悲劇なのだ」(「存在論的、郵便的」)という問題意識で書かれている。ルーマン用語でいえば、偶発性(別様であり得ること)の問題であろうか。

東は、教養課程では、佐藤誠三郎ゼミ所属していた。佐藤村上泰亮公文俊平とともに「文明としてのイエ社会」(1979年)を出している。共著者のうち公文俊平だけは現在2024年7月)も存命であるが、ゼロ年代に東は公文グロコムで同僚となる。「文明としてのイエ社会」は「思想地図」第1号で言及されており、浩瀚な本なので本当に読んだのだろうかと思ったものであるが、佐藤ゼミ所属していたこから学部時代に読んだのだろう。

東は94年3月東京大学教養学部教養学科科学史科学哲学分科を卒業し、同4月東京大学大学総合文化研究科超域文化科学専攻に進学する。修士論文バフチンで書いたらしい。博士論文ではデリダを扱っている。批評空間に94年から97年にかけて連載したものをまとめたものである私たち世代は三読くらいしたものである博論本「存在論的、郵便的」は98年に出た。浅田彰が「東浩紀との出会いは新鮮な驚きだった。(・・・)その驚きとともに私は『構造と力』がとうとう完全に過去のものとなったことを認めたのである」という帯文を書いていた。

郵便本の内容はウィキペディアの要約が分かりやすく、ツイッター清水高志が褒めていた。「25年後の東浩紀」(2024年)という本が出て、この本の第3部に、森脇透青と小川歩人による90ページにわたる要約が付いている。森脇は東の後継者と一部で目されている。

東の若いころの友達阿部和重がいる。阿部ゲンロンの当初からの会員だったらしい。妻の川上未映子は「ゲンロン15」(2023年)に「春に思っていたこと」というエッセイ寄稿している。川上早稲田文学市川真人によって見出されたらしく、市川渡辺直己の直弟子である市川鼎談現代日本批評」にも参加している。

東は、翻訳家小鷹信光の娘で、作家ほしおさなえ1964年まれ)と結婚した。7歳年上である不倫だったらしい。98年2月には同棲していたとウィキペディアには書かれていたのであるが、いつのまにか98年に学生結婚と書かれていた。辻田真佐憲によるインタビュー東浩紀批評家が中小企業経営するということ」 アップリンク問題はなぜ起きたか」(2020年)で「それは結婚の年でもあります」と言っており、そこが根拠かもしれないが、明示されているわけではない。

そして娘の汐音ちゃん生まれる。汐音ちゃん2005年6月6日まれであるウィキペディアには午後1時半ごろと、生まれ時間まで書かれている。名前クラナドの「汐」と胎児聴診器心音ちゃんから取ったらしい。ツイッターアイコンに汐音ちゃん写真を使っていたものの、フェミに叩かれ、自分写真に代えた。汐音ちゃんは「よいこのための吾妻ひでお」 (2012年)のカバーを飾っている。「日本科学未来館世界の終わりのものがたり」展に潜入 "The End of the World - 73 Questions We Must Answer"」(2012年6月9日)では7歳になったばかりの汐音ちゃんが見られる。

96年、コロンビア大学大学入試に、柄谷の推薦状があったのにもかかわらず落ちている。フラタニティ的な評価によるものではないかと、どこかで東は推測していた。入試について東はこう言っている。「入試残酷なのは、それが受験生合格不合格に振り分けるからなのではない。ほんとうに残酷なのは、それが、数年にわたって、受験生家族に対し「おまえの未来合格不合格かどちらかだ」と単純な対立を押しつけてくることにあるのだ」(「選択肢無限である」、「ゆるく考える」所収)。いかにも東らしい発想といえよう。

2 ゼロ年代

東の次の主著は「動物化するポストモダン」で、これは2001年刊行される。98年から01年という3年の間に、急旋回を遂げたことになる。「サイバースペースはなぜそう呼ばれるか」はその間の論考である

東はエヴァに嵌っており、「庵野秀明はいかにして八〇年代日本アニメを終わらせたか」(1996年)などのエヴァ論も書いている。その頃に書いたエッセイは「郵便不安たち」(1999年)に収められた。エヴァ本をデビュー作にすることも考えたらしいが、浅田彰に止められたらしい。だからサブカル本を出すというのは、最初から頭の中にあったのだろう。

「いま批評場所はどこにあるのか」(批評空間第Ⅱ期第21号、1999年3月)というシンポジウムを経て、東は批評空間と決裂するが、それについて25年後に次のように総括している。「ぼくが考える哲学が『批評空間』にはないと思ってしまった。でも感情的には移転があるから、「お前はバカだ」と非難されるような状態にならないと関係が切れない」(「25年後の東浩紀」、224-5頁)。

動ポモ10万部くらい売れたらしいが、まさに時代を切り拓く書物であった。10万部というのは大した部数ではないようにも思われるかもしれないが、ここから動ポモ論壇」が立ち上がったのであり、観客の数としては10万もいれば十分なのであろう。動ポモフェミニストには評判が悪いようである北村紗衣も東のことが嫌いらしい。動ポモ英訳されている(Otaku: Japan's Database Animals, Univ Of Minnesota Press. 2009)。「一般意志2.0」「観光客哲学」も英訳されているが、アマゾンのglobal ratingsの数は動ポモが60、「一般意志2.0」が4つ、「観光客哲学」が3つと動ポモが圧倒的である2024年8月3日閲覧)。動ポモ海外論文でもよく引用されているらしい。

次の主著であるゲーム的リアリズムの誕生――動物化するポストモダン2」までは6年空き、2007年に出た。この間、東は「情報自由論」も書いていたが、監視否定する立場から肯定する立場へと、途中で考えが変わったこともあり、単著としては出さず、「サイバースペース」と抱き合わせで、同じく2007年に発売される(「情報環境論集―東浩紀コレクションS」)。「サイバースペース」は「東浩紀アーカイブス2」(2011年)として文庫化されるが、「情報自由論」はここでしか読めない。「サイバースペース」と「情報自由論」はどちらも評価が高く、この頃の東は多作であった。

この頃は北田暁大と仲が良かった。北田は東と同じく1971年まれである。東と北田は、2008年から2010年にかけて「思想地図」を共編でNHK出版から出すが、3号あたりで方針が合わなくなり、5号で終わる。北田は「思想地図β」1号(2010年)の鼎談には出てきたものの、今はもう交流はないようである北田はかつてツイッターで活発に活動していたが、今はやっていない。ユミソンという人(本名らしい)からセクハラ告発されたこともあるが、不発に終わったようである結婚して子供もできて幸せらしい。

その頃は2ちゃんねるネットの中心であったが、北田は「嗤う日本の「ナショナリズム」」(2006年)で2ちゃん俎上に載せている。北田は「広告都市東京」(2002年)で「つながりの社会性」という概念を出していたが、コミュニケーションの中身よりも、コミュニケーション接続していくことに意味があるというような事態を表していた。この概念を応用し、2ちゃんでは際どいことが言われているが、それはネタなので心配しなくていいというようなことが書かれていた。2ちゃん分析古典ではある。

東は宮台真司大澤真幸とも付き合っているが、彼らは北田のように鋭くゼロ年代を観察したというわけではなく、先行文献の著者である。宮台は98年にフィールドワークを止めてからは、研究者というよりは評論家になってしまった。大澤は日本ジジェクと称されるが、何を論じても同じなのもジジェクと同様である動ポモは彼らの議論を整理して更新しているのであるが、動ポモも「ゲーム的リアリズムの誕生」も、実際に下敷きになっているのは大塚英志であろう。

宮台や大澤や北田はいずれもルーマンであるが、ルーマンっぽいことを言っているだけという印象で、東とルーマンも似ているところもあるというくらいだろう。しかし、ルーマン研究者馬場靖雄2021年逝去)は批評空間に連載されていた頃から存在論的、郵便的」に注目しており、早くも論文正義門前」(1996)で言及していた。最初期の言及ではないだろうか。主著「ルーマン社会理論」(2001)には東は出てこないが、主著と同年刊の編著「反=理論のアクチュアリティー」(2001)所収の「二つの批評、二つの社会」」ではルーマンと東が並べて論じられている。

佐々木敦ニッポン思想」(2009年)によると、ゼロ年代思想は東の「ひとり勝ち」であった。額縁批評などと揶揄される佐々木ではあるが、堅実にまとまっている。類書としては、仲正昌樹「集中講義日本現代思想 ポストモダンとは何だったのか」 (2006)や本上まもる「 “ポストモダンとは何だったのか―1983‐2007」 (2007)があったが、仲正は今でも読まれているようである。本上は忘れられているのではないか。この手の本はこれ以後出ていない。需要がないのだろうか。

佐々木の「ひとり勝ち」判定であるが、そもそもゼロ年代思想土俵を作ったのは動ポモであり、そこで東が勝つというのは当たり前のことであった。いわゆる東チルドレンは東の手のひらで踊っていただけなのかもしれない。懐かしい人たちではある。

北田によると、東の「情報技術公共性をめぐる近年の議論」は、「批評が、社会科学的な知――局所から全体を推測する手続きを重視する言説群――を媒介せずに、技術工学的知と直結した形で存在する可能性の模索である」(「社会批評Introduction」、「思想地図vol.5」、81-2頁)ということであるが、ゼロ年代の東はこういう道を歩んでいた。キットラーに似ており、東チルドレンでは濱野智史がこの道を歩んだのであるが、東チルドレンが全てそうだったわけでもなく、社会学でサブカルを語るというような緩い営みに終始していた。宇野常寛などはまさにこれであろう。

佐々木ニッポン思想」と同じ2009年7月に、毛利嘉孝ストリート思想」が出ている。文化左翼歴史をたどっているのであるが、この頃はまだ大人しかった。ポスコロ・カルスタなどと揶揄されていた。しかし、テン年代佐々木命名から勢いが増していき、今や大学メディア大企業裁判所を押さえるに至っている。しかし、ゼロ年代において、動ポモ論壇と比較できるのは、非モテ論壇やロスジェネ論壇であろう。

非モテ論壇は、小谷野敦の「もてない男」 (1999年)に始まり本田透に引き継がれるが、ものすごく盛り上がっているというほどでもなかった。本田消息が分からなくなり、小谷野2017年から売れなくなった。ツイッターでは雁琳のような第三波フェミニズムに応対できる論者が主流となっているが、そういうのの影に隠れたかたちであろう。大場博幸「非モテ独身男性をめぐる言説史とその社会包摂」(2021年教育Permalink | 記事への反応(14) | 17:44

2024-07-27

anond:20240725142420

これは弥助問題元ネタ論文でも何でもない可能性が高いので,論文ちゃんと読んでください。

っていうか,こういったテーマについては,藤田みどりアフリカ発見」――日本におけるアフリカ像の変遷』(岩波書店2005年)っていう研究書がちゃんと出ているので,ネット上でかしましい皆様におかれてはまずはそういった文献もあたってみてください(ちなみに,この研究書のもとになった博士論文国立国会図書館デジタルコレクションで読めます)。

以下,当該論文について解説します。

そもそもこれは何の論文

注をよく見てみましょう。おや? 日本語の文献が引用されていませんね。日本語の文献を引用せずに日本研究ができるんでしょうか? これは問題ではないのですか?

はい問題ありません。なぜならこれは,タイトルアジア人黒人あいだでの人種人種観の利用――日系・アフリカアメリカ人場合からも分かるように,日本史の論文ではなくアフリカアメリカ人主題にした論文からです。

論文にはどんなことが書かれているの?

要するに何の論文なの?

これはどう読んでも,アメリカ黒人日本人観および日系人との関わりについてカリフォルニアを中心に調査した論文,つまりアメリカ黒人歴史に関する論文であって,ロックリー氏や岡氏がこれを読んでいないと断言することはできませんが(誰しも専門分野外の本や論文を読むことだってあるでしょう),わざわざこれを「元ネタ」にするなどということはとうていあり得そうもないことです。彼らがこの論文を参考にして立論しているのでは? などというのは,馬の心肺機能に関する研究が『ウマ娘 プリティーダービー』を参考にしているのでは? と言っているようなものです。ジャンル違いすぎるわ! あとドリームジャーニー引けなくて凹むわ! っていうか今回のLoHは千直だから荒れそうって言ったの誰だよ! ふつうに安定して英雄譚取れたから拍子抜けしたわ!

こういうときは注を見て,どんな文献に基づいてこの話をしてるのか?  っていうのをチェックするんですよ。弥助が出てくる部分の出典は,第一にMichael Cooper, comp. They Came to Japan: An Anthology of European Reports on Japan, 1543-1640 (Berkeley: University of California Press, 1965)っていう本の66ページで,これはまあ当時のヨーロッパ人日本について書いたものをまとめて英訳した,っていうやつですから,多分日本語でも同じコンセプトの本はあると思うのでそれを探せばいいでしょう。第二は,Gary P. Leupp, Images of Black People in Late Mediaeval and Early Modern Japan, 1543-1900, Japan Forum 7, no.1 (1995)っていう論文で,ペイウォールの向こうに行ければ読めますhttps://doi.org/10.1080/09555809508721524)。要するに,著者のデイヴィド・ライス氏(カリフォルニア大学バークレー校所属)は日本語読めないので,英訳された史料英語で書かれた論文典拠にして,本題に入る前のマクラとして弥助についてちょろっと書いたということでしょう。

仮に彼が日本史の研究者なら日本語を読めないのは問題外ですが,論文の内容から察するにあくまアメリカ黒人史の研究者なので,それならまあ日本語の論文読んでないのも仕方ないかなという感じ。なんだろう,アーサー王伝説のものについて研究するなら,古い時代英語とかウェールズ語とかの史料が読めないといけないけど,「日本人がどんなふうにアーサー王伝説を受容したか」という研究なら,『Fate/stay night』が読めれば十分で,アーサー王については日本語の本を参考にしてても構わないじゃないですか。この論文もそんな感じです。

なので,ふつう日本中世史研究者が,この論文典拠として用いることはまずないです。だって普通に考えて,こんなの典拠にならないっしょ? 中世ヨーロッパ史の研究者が論拠として『Fate』を参考にするなんてあり得ると思います そりゃ絶対あり得ないとは言えないけど,そういう蓋然性が薄い推測をわざわざするならもっと直接的な証拠(本の中でこの論文引用してるとか)を持ってきてもらわないと……

(もちろん,最近中世ヨーロッパ史の研究者が日本におけるヨーロッパ表象研究に手を出していたりするので,そういう研究で『Fate』を史料として用いるのは全然あり得るっていうかもうやってる人はいたはずなんですが。そのへんの研究動向は,たとえばhttps://doi.org/10.34382/00003197とかhttps://doi.org/10.34382/00003198とかの論文を読んでもろて……あ,話がズレた)

この論文表象研究としてはまあ手堅いので,弥助論争に巻き込まれて変な受け止められ方をするのは気の毒だと思いました。ただそれはそれとして,日系サイドの話もアフリカ系の新聞に基づいて書かれているきらいがあるので,論文タイトルからアジア人」「日系」を外して黒人についての論文だと明確化するか,あるいは日系人についてもちゃんと彼らの出してた新聞を読み込んで「日系から見たアフリカ系」を調査しないとダメなんじゃないかなぁ,とは思います。まあ,当時の日系人が出してた新聞って日本語で書かれたやつがいっぱいあるので,単純に読めないのかもしれませんが,だったらなおさら「これは2つのマイノリティについての話です(キリッ」と謳うんじゃなくて,「これはあくま黒人史の話でっせ」という断りを入れた方がよいような。日系人歴史黒人史の添え物とちゃうねんで。

結論

論文ちゃんと読みましょう。

ちゃんと読むっていうのは,この論文テーマは何で,どういう史料を使っていて,という,基本的なことを確かめながら読むことです。そうすれば,どれが話のマクラに過ぎず,どれが本題なのか,っていうのがわかって,「アメリカ黒人史の論文日本中世史研究者の元ネタだったんだよ!」なんていうアホな主張をすることもなかったはずなので。

2024-07-24

中原一歩「小山田圭吾 炎上の『嘘』 東京五輪騒動の知られざる真相」目次

・はじめに

激化していく炎上 / 「圭吾ってそんなキャラだっけ?」

・第1章

小山田が語った“真実

マスクはないほうがいいでしょうか」 / 二誌で語っていた“いじめ”とは / 「全裸グルグル巻」は本当なのか? / 実際にした行為はどれなのか / 小山田はなぜ音楽担当を引き受けたのか

第2章

空白の五日間のはじまり

漠然とした恐怖が現実となった日 / 過去にも問題視されていたいじめ記事 / ついに始まった小山田への攻撃 / 家族への釈明と徹夜で書いた声明文 / ホテルでの逃亡生活殺害予告

・第3章

五輪降板

開会式本番二カ月前の依頼 / じつは小山田名前を出さな約束だった / 「オリンピックへの参加は辞退しましょう」 / それでも続く炎上と二度目の殺害予告 / 太田光メディアに抱いた疑問 / 訪れた殺害予告当日

・第4章

いじめ現場にいた同級生

芸能一家に生まれて / 自由教育和光学園 / オザケンとの出会い / 秋田県の宿舎で何が起こったのか / 沢田君は友だちだったのか

・第5章

なぜあの雑誌記事は生まれたのか

フリッパーズ・ギター伝説 / 「ロッキング・オン・ジャパン」と山崎洋一郎 / 原稿チェックなしというポリシー / 山崎小山田理解者だった / 問われる「ロッキング・オン・ジャパン」の姿勢

・第6章

小山田 二十七年間の悔恨

しゃべってしまった責任 / 小沢意識しての発言だったのか / 何度もあった訂正・謝罪タイミング / 二〇一八年に弁護士から放置すべきではない」 / 小山田事務所山崎の水面下での交渉 / 今、小山田山崎に対して何を思うのか

・おわりに

「幕が下りる直前まで怖かった」 / 肩透かしを食らった復活劇 / 書きっぱなしのメディア / 当事者たちの責任悔恨 / もし、あの夏をやり直せるなら

2024-07-13

ZZZ日記

ゼンゼロシナリオ舐めてたけどコレ見てから本腰入れると決めたよね

https://www.youtube.com/watch?v=GyGYKin8Lg4

コレ第2章ムービー(ネタバレ注意)だけどロボアニメ的でアツすぎる

ついでに動画コメ考察がめちゃくちゃ助かった

なおこれに本腰入れるということはつまり鳴潮は切るということ

無凸餅今汐ちゃんには十分楽しませてもらったし雪山実装2日で探索しきって満足したわ

原神スタレも並走してなかったら鳴潮は残してたかもしれんけど

いまんとこゲームとしての個人的評価ならびに思い入れ度でいうと

原神≧スタレ>ZZZ>>>鳴潮だから仕方あるまい

やっぱホヨバは細部の手触りがいいんだよね探索が快適とかグラが良いとかそういうことじゃなくて

いいモノに触ってる感がすごくある

まあ自分は学園の頃にミホヨ知ってパンツ収集ゲーに勤しんだあと

3rdリリース以後は全作初日参加して続けてきたいわば信者から贔屓目はあるだろうが

いや厳密に言えば女性向けゲーのアレは触ってないわ

話を戻すとZZZは崩壊ユニバース(学園3rd原神スタレ)と世界観はつながってない(並行宇宙ではない)っぽいんだけど

キャラ共通点はなくても神話モチーフ地盤作ってる感じが結構共通してると思うんだよね

というかホロウの設定とか3rdの第二部の火星とかなり似てるし

スラブ神話系(ベロボーグ/ベロブルグ)とかギリシャ神話系(パエトーン/ハイペリオン)とか感じるところはあるね

キャラに関しても強いて言うとアレクサンドリナはブローニャの母アレクサンドラと同じような髪の色でツインドリルはないけどツイン人形だし

というか3rd継続どうしようかね

一応ずっと続けてて全キャラ所持はしてたけどアカリいまいち好みじゃなかったので数年ぶりにスルー決めてしまった

まあ今のシナリオ結構好きだし覚とのボス戦は過去面白く感じたけどね

オープンワールド艦隊がらみの細々とした週課を完全に無視したいぜ、いやすりゃいいんだろうけど

スタレくらい虚無期間長くしてくれたら助かるんだけどな

2024-05-29

スカートを履いた男達


203x年、インキンタムシの突然変異が起こった。特にペニスや陰嚢に関して、酷いかゆみを伴う菌株が大流行した。大流行から3年後、やっとそのインキンタムシ菌へ効く抗菌剤が開発されたものの、根治は難しかった。多くの男性は、通気性の高さを求めて、ノーパンスカートを履くようになった。

 男性達は、陰茎や亀頭をむずむずさせながら働いている。特に汗や皮脂の生成が活発な10代半ばから20代については、1日中むずむずとしている。多くの若い男性は、スカートのなかでペニス勃起させ、ヒマがあれば、陰茎をかきむしっている。中学高校の休憩時間に、スカートをめくって、半勃起した陰茎に、かゆみ止めクリームを塗り、手持ちファンの風をあてる男性教室のあちこちにいる。新型インキンタムシ菌出現前であれば考えられないような風景だが、現在では特に違和感のない風景になっている。

 男性と違い女性には、この新型インキンタムシ菌は大して流行らなかった。大流行しているのは男性ほとんどなのである女性の一部にも新型インキンタムシ菌感染はいるが、男性ほどのかゆみは伴わないようである

 ほぼ一日中勃起もしくは甘勃起していて、頭がぼーっとしている男性学業成績や社会的活躍は非常に低いレベルになった。たとえば東京大学への入学者のうち男性の占める割合は、新型インキンタムシ菌の流行後は、5%以下になった。多くの男性が、陰茎や金玉のかゆさに困惑して、強い薬の作用によりぼーっとしているか、かゆみを避けるために陰茎をいじっているうちにオナニーして射精し、その間だけかゆみを忘れるような状態である

 こんな社会状況において、社会全体の安定度が急速に悪化し、例えば、物価は前年度比15%以上上がった。男性が働けない分、結局、女性社会的活躍せざるを得なかった。また、あまりにも家族社会負担になる男性に関しては、コミュニティから放逐される例も出てきた。政府自治体管理能力資源も低下し、ホームレスとなり、下半身をかきむしりながらさまようゾンビのような男性も街のあちこちで見受けられた。そして男性達は学校職場で小さくなり、怯えながら生活していた。政府は、新型インキンタムシ菌の駆除薬の開発を強力に進めながらも、社会的な混乱を最小限にしようと務めるものの、有効な手が打てず、結局は廃棄男性問題無視されていた。

 そんな中、ある高校では、男性狩りと呼ばれる遊びが流行っていた。それは、街をノーパンで歩いている男性拉致して、路地公園に引きずり込み、強制的射精させ、その精子を顔になすりつけて、辱めを受けさせるというものだった。女性達も社会お荷物になり、一日中下半身をいじっている男性に対してイライラしているのだった。

第1章:K男の場合

 現在高校1年生のK男は、2年前に新型インキンタムシ菌に感染してから、もう2年間もひどいかゆみに悩んでいる。中学は有名私立中学に進学した。この近辺でもトップクラスだった。そして自分でも、自分のことを頭が良くて努力のできる人間だと思っていた。しかし、いまは、学力的には底辺に近い高校夜間主コースに通っている。そして周りは、新型インキンタムシ菌に悩む男性ばかりである特にK男は、かゆみの酷いタイプであった。今日はひさしぶりにかゆみのレベルが低く、高校に行った。現在男性教員ほとんどおらず、女性教員がてんてこ舞いの忙しさの中、男子学生指導をしている。かゆみでぼーっとした男性学生に対して指示をしてもそれがなかなかうまくいかず、女性教員ヒステリックに声を荒げている。K男の担当F先生は、男子学生達の物覚えや理解力の低下にイライラして、竹製のものさしで、男子学生をよく叩いていた。酷い場合には、千枚通しでチクリとやられることもある。そのことを抗議しても「ぼーっとしている男に言われたくない」とか「まともに考えられないようなやつに文句言われる筋合いはない、イヤなら高校を辞めなさい」と大声で脅されるのである。K男は何度も辞めようと思ったことがあるが、薬が開発され、新型インキンタムシ菌による障害が根治すれば、必ずもとに戻れるとがまんしたのだった。

 F先生による指導が終わり、夜の9時過ぎに、スカートの中に手を入れて、かゆみを押さえながら駅の近くの暗い路地を歩いていた。

「あれ、K男じゃん、ひさしぶり。」

 突然、横を歩いてた女性グループから声がかかった。K男が横の女性グループをよく観ると、小学校の時に同じ登校グループ所属していたS子がいた。

 S子に挨拶する間もなく、4,5人の女性に囲まれ、S子から、「こいつ小学生の頃頭が良くて、私立のB中学特待生で行ったんだよ。でも今はバカ高へ通っていて可愛そうなもんだよ。可愛い顔しているのに残念なおむつだね。おちんちんがかゆくてかゆくて弄りすぎてバカになったのかな。ハハハ」と茶化された。

 あまり図星で、反論もできないまま震えていると、スカートの中に突然手が入ってきた。S子の横にいる一見真面目そうな女の子だった。「ははは、こいつ、完全に勃起してるよ。おとこは惨めだね。一日中勃起させて、気がついたら射精しているのだからバカじゃないの。気持ち悪い。しごいてやるから、ほらほらいけよ。」

というと、K男の陰茎を雑にしごき始めた。一日中弄っているから、赤く腫れたようになっている亀頭へも指をまわし、強引にしごきあげられる。

「痛い、痛いからやめて、お願い、お願いします」とK男が懇願しても止めない。そしてK男はなさけない声をだして、痛みと快感の中であっというまに射精してしまった。その子はK男の精子を手の平に受けると、その精子をK男の顔や髪の毛にべったりとなすりつけた。そして、女性達は射精の後ぐったりとしているK男をひざまづかせると、何度もK男の腹や顔を蹴りあげてきた。

気持ち悪いんだよ。社会お荷物ごみのクセに。おめえ達のような男がいるから、治安も悪くなるんだ。死ねボケ

そういうとS子達は立ち去っていった。

 K男は悔し涙が出た。決して好きで新型インキンタムシ菌に感染して、かゆみに苦しんでいるわけではない。

第2章公園にて

 K男が近所の大きめの公園の中を歩いていると、突然中学生ぐらいの女子学生集団に囲まれた。そして、そのうちの一人の学生がのる自転車にむりやり乗せられると、公園の奥にある林の中につれこまれた。何をされるのかすこしだけ覚悟はしていたものの、実際にひとけのない林の中にくると、心細くなった。

「おい、脱げよ。裸になれ」そう命じられた。K男は、震えながら、スカートを脱ぎ、上にきていたTシャツも脱いだ。新型インキンタムシ菌に感染するまではバスケを熱心にやっており、自分の体型や筋肉量にも自信があった。しか感染してかゆみに悩むようになってから運動はしておらず、一日中ベッドで過ごすことが多く、痩せ細ってしまっている。貧弱な身体晒すと、

気持ち悪い身体だな。ガリガリじゃん。チンポばっかりデカくなってる。一日中いじっているからだろう。ちんぽ怪獣だなぁ。」と酷い言葉を投げられた。

 「おい、自分でしごいて、出せよ。精子、出して見せろよ。」 ギラついた目をした女子中学生にそう命じられて、K男は怯えながら、半勃起した陰茎を握りしめてしごき始めた。しばらくして、絶頂があり、少量だが精子が出た。「なんだたったこんだけか。さっきの小学生の方がたくさん出てたぞ。役立たずだな。罰に、お前のチンボにクズチンポと彫ってやる」といわれて、地面に押し倒されると、手、足、頭を押さえつけられて、一番身体デカ女子学生に腹に乗られると、身動きができなくなった。そして、ペニスを手に取られると、突然、鋭い痛みが走った。なんとコンパスの先で、ペニス文字が彫られ始めたのだ。あまりの痛さに大声を挙げると、お腹の上の女子学生が腹の上でダンピングをし「黙れ、静かにしないとペニスにハリを刺すぞ」と脅してきた。ペニスの痛みに堪えていると、「はい終わった、みんな見て、こいつのチンポに、クズチンポってコンパスで彫ってやった。ハハハ」と大笑いしてきた。そしてその後、鋭い突き刺さるような酷い痛みが走ったと思うと、その女子学生が、サインペンでそのクズチンポの文字の上に墨を入れていたのだった。

 あまりの痛さに気を失った。しばらくして気がつくと、すっかり夜になっており、真っ裸のままだった。服はなかった。夜の闇に紛れて自宅まで帰ると、父が心配そうに声をかけてくれた。「どうしたんだ」、「たぶん中学生だと思う子達に襲われて、公園の奥に裸で置き去りにされて帰るに帰れなかった。しかも僕のおちんちんにイタズラ書きまでされた」と報告すると父はおどろいて僕のペニスを見てきた。そしてクズチンポと書かれて、しかもその文字がまっくろに塗られていることに涙していた。さすがに障害事件だろうと、父に連れらて、近所の警察署に行くと、女性警官が出てきた。事情を話すと「最近、似たような事件が多発してます。正直、犯人は捕まらないと思います。これから公園や街を一人で歩かないようにしてください。男性は通気性を求めて、いまや下着もつけず、スカートはいているような状況ですので自業自得でしょう。襲ってくださいという感じですよ。いつも不衛生にしていて、トイレで手も洗わないような衛生観念から新型インキンタムシ菌に感染するんですよ。女性衛生観念や真面目さを見習ってください。これ以上、迷惑をかけない。」と説教されて追い出された。父も私も悔し涙を流しながら、自宅に帰ってきた。私が帰った時にはいなかった母が勤務先から帰ってきており、「どこに行ってたの。ご飯もお風呂も用意されてないじゃないの。だれが稼いでいると思っているの。やることやらないのだったら、家から出て行ってもらっても構わないのよ。そうでなくても男性邪魔なんだから(怒)。甲斐性なしクズが。」という様子だった。

第3章:電車にて

 K男は、新型インキンタムシ菌の治療実験に参加するために都心大学へ行くことになった。もしかするとこのかゆみともおさらばできると前向きな希望を持って、朝の電車にひさしぶりに乗っていた。男性が働かなくなり、女性社会労働を主に担うようになると、電車に乗る人の数も減った。それでもイスに座っている人より立っている人の数は多いし、男性も数は少ないが乗っていた。K男がドア付近に立っていると、数人の年上の女性が不自然にK男の周りを囲った。そして電車が発車すると、突然K男の身体に触れ始め、いきなりスカートをめくると、K男のペニスを何人もの女性達がいじくり始めた。K男は、朝の通勤電車の中で、男性痴漢にあうことをニュースでは知っていたが、こんなにも強引に行われているとは思ってもみなかった。K男は小さな声で「やめてください。止めてください」とつぶやいた。すると突然、みぞおちを傘の柄でどつかれた。「うるさいなぁ。声出すな。我慢しろよ。男は社会ゴミで、養ってもらっているのだから文句言うな」とドスの効いた声で、大柄な女性から言われたのだ。K男は急に惨めな気持ちになるとともに、下半身をいじられながら、そして自分意志とは無関係ペニスがギンギンに立っていく様に、困惑していた。するとさらに別の女性から可愛い声ぐらい出せよ。ほら、こっちなら声も出るだろう」と言われ、いきなり肛門に指を突っ込まれた。肛門の中をひっかくツメの痛さにびっくりして声を出すと、周りの女性達が一斉にニヤニヤしながら、K男を見つめるとともに、K男の身体性器をまさぐる手が増えた。そしてK男は絶望的な気持ちの中、射精しないと終わらないのだろうなと、足に力をいれて無理して、逝った。悲しいことに、精子が飛び、ある女性ズボンについた。すると「きたねぇなぁ、冗談じゃないぜ。馬鹿野郎」と言われると、いきなりみぞおちパンチが来て、痛みにうずくまると、周りの女性達に蹴り上げられた。

 電車が駅につくと、人も捌けて、K男は通路から這い出してホームに出た。女性駅員もいたが、「邪魔になるから端に行って。」とだけ告げられた。

第4章:治療

 大学に着くと、ある部屋に通された。いかにもリケ女然とした人から「これが新しい治療薬です。効果はそれほど強くありませんが、かゆみの程度はそれなりに下がると報告されております。どうですか、試してみるつもりはありますか。」と尋ねられた。K男は「ぜひお願いします。なんとかお願いします」と頭を下げた。すると「私としては、新型インキンタムシ菌が発生する前の社会に戻ることを希望してはいなのですよね。女性というだけで、理不尽なことも多かったですし、今、私はとても充実した日々がおくれております。」

「そんなことを言わずに、苦しんでいる男性のためにその薬を試させてください」

ハハハ。そうですよね。人が苦しんでいるのを助けないわけにはいかないので、」

飽きた。誰か続き書いて

2024-03-15

anond:20240315113813

おじいちゃんbingでやってみた」

タイトル: **外れスキル中小企業診断士』で異世界コンサル生活**

第1章: 異世界への扉

普通サラリーマン高橋健太たかはしけんた)は、ある日突然、異世界召喚された。目の前には、魔法と剣が支配する世界が広がっていた。健太に与えられたスキルは「中小企業診断士」。このスキルで何ができるのか、彼には見当もつかなかった。

しかし、健太は諦めなかった。彼はこのスキルを使って、異世界での新たな生活を切り開くことに決めた。彼の知識経験が、この世界でどのように役立つのか、その旅が今、始まる。

第2章: 中小企業救世主

健太は、異世界出会った中小企業経営者たちと交流を深め、彼らのビジネスを成長させるためのアドバイスを始めた。彼の現代知識が、古い商習慣に囚われていたこ世界新しい風を吹き込む。

彼の助言により、多くの企業繁栄し、健太の評判は異世界中に広がっていった。しかし、成功は妬みを生む。健太は、異世界権力者たちから嫉妬と闘いながら、自分の道を切り開いていく。

第3章: 魔法経済の融合

健太は、魔法を使ってビジネス革新する方法発見した。彼は、魔法経済学を組み合わせ、異世界で唯一無二のコンサルティングサービス提供するようになる。彼のアイデアは、経済の発展だけでなく、人々の生活をも豊かにした。

やがて、健太異世界で最も影響力のあるコンサルタントとなり、王や貴族からも重宝される存在に。しかし、彼の成功は、新たな試練をもたらすことになる。

これは、一人の中小企業診断士異世界で巻き起こす、経済革命物語である

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この物語は、異世界ファンタジービジネス知識が融合した、新しいタイプ冒険を描いています健太の旅を通じて、読者は経済の基本やビジネス戦略について学びながら、異世界の魅力に浸ることができるでしょう。興味深い展開と、実用的な知識が詰まったこ小説は、きっと多くの読者を引きつけることでしょう。

2024-03-11

310 復讐第2章 決着に

これでもうケジメだな、ハヤテ黒椿編のクソライター&黒椿、

A-1&オベイロン、J.Cスタッフ&クソメガネカップル

テレビ東京&難民解放戦線(アージュ用語の方)、

そしてHJ文庫

お前らから受けた吐き気のするおぞましい毒をようやく浄化できるぜ…

(ブルーレイ視聴終えて)

2024-02-22

発達障害普通に生きられなかったわたし交際0日で結婚するまで

https://www.shobunsha.co.jp/?p=5734

生きるのがつらいから、

「養ってもらいたい」ってダメですか?

幼少期より社会適応ができず、学校はいじめにあい大学入学するも通学ができなくなり発達障害との診断を受け、家では過干渉気味な母親の言う通りに生き……常に不安絶望にまみれていた著者が、SNSきっかけに様々な人と出会う。そして、交際0日で結婚結婚したことにより様々な生きづらさが解消され、幸せを感じられるようになったという。「自己責任」や「人様に迷惑をかけないように」などと自立して生きていくことが喜ばしいとされる中で、そこからこぼれ落ちてしまう人はどうしたらいいのか? 生きづらさに対して「結婚」という選択肢を伝える、体験エッセイ

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【目次】

まえがき

第1章 どこにも居場所がなかった20年間のこと

就職しないと生きていけない/はじまり学級崩壊/大好きなミルクティーとおにぎりがまずい/なくなってしまった私の居場所/精神科先生にさじを投げられる/ぶり返した強迫行動/嫌がらせがはじまる/みんな同じじゃないと不安/予想だにしなかった高校受験「なんで学校来ないの? 意味からないんだけど」/学校は来るのが当たり前/普通のレールに乗らないと生きていけない

第2章 しょぼい喫茶店に行く

大学さえ卒業できれば普通のレールに乗れる/初めて知ったADHDという発達障害/ADHDとの診断を受け、安心する/人生を変える大きな出会い/えらいてんちょうと初対面、5分でお見合いが決まる/しょぼい喫茶店に行く/生き延びるために結婚したい/はじめて自由を求めた結果、家出したい/夫との運命的な出会

第3章 人生どうにもならないので家出してみた

内見の2日後、家出決行/月に2日働くだけで生きていける/夫を意識し始めたある雨の日のこと/1回目のプロポーズ/夫の好意に気付けない私/プロポーズまでのカウントダウン/交際0日でプロポーズされる/「家事も何もできないけど大丈夫ですか?」

第4章 交際0日で結婚したら人生最大の修羅場がやってきた

指輪づくり、新居探し/入籍と同居と家族旅行/両親に彼氏ができたと伝える/トラブル続きの家族旅行/両親と人生最大の修羅場/父親から出た言葉「娘をよろしくお願いします」

第5章 はじまった結婚生活

ようやくおとずれた幸せな日々/長年の呪いがとかれる/はじめて感じた「自分気持ちをわかってほしい」/母の毒にやられる/「良い子」であり続けた人生/母のヒステリー/大学生になっても帰宅は19時半/母の幸せと私の幸せ

第6章 幸せ連鎖する場所

妊娠発覚後の母/「母親」だから嫌いになれない/母の突然の変化/病気障害環境がつくる/しょぼい幸せを感じて生きていく/愛されていると感じる日々/結婚し、困っていたことが改善する/「まなさんならできるよ」/セーフティネットとしての結婚/生きて、幸せをもとめる

あとがき

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