はてなキーワード: 家電とは
いやさ、「結婚したら生活費が下がる!」って昔は普通に信じてたんだよ。
家賃も折半、光熱費も折半、食費も効率的になって安くなる……みたいなテンプレ理論ね。
でも実際のところ、みんな結婚した瞬間に広い家に引っ越すじゃん?まずここで家賃アップ。
で、1人用の家具家電じゃ足りないから、冷蔵庫デカくするわ、洗濯機買い替えるわ、ベッドもソファも2人用に新調するわで、スタート地点からめっちゃ金飛んでくんのよ。
外食の頻度が増えたり、イベントごとの出費も倍になるし、贈り物だの旅行だの、何かと「2人分」でお金使う機会が増える。
あれ?これどこが節約なんだっけ?って真剣に考えちゃうレベル。
結局さ、一人暮らしより生活費下がるっていうアレ、数字だけ見た理論上の話で、現実ではなぜか散財して出費が跳ね上がるんだよな。
macbook airにする必要は一ミリもない
どうせ大したことやらねえんだろうしヤフオクで中古ryzenノートPCでも買い与えときゃいい
男には譲れないもんが一つはあるんだよ
姉と歳が一回り離れてる
姉も俺も親元を出ている、この冬も地元に帰省するために駅で待ち合わせして新幹線で帰り、地元からも同じ新幹線でそれぞれの家に帰る
新幹線は姉がお得なクレカを持っているからそれでまとめて買って後で精算しているのだが、今回地元に帰る新幹線が程よい時間が取れなかったらしくこんなに遅い時間になっちゃった💦ごめんね💦お母さんも困るかな💦と連絡があった
いやいや、別にいいよ気にするなよ、遅い時間だって大丈夫だよ、俺ももう大人だし母も気にしないよ
そう思い、気にしなくていいのですよ、と返した
他にもふたりで出かけた時、晩御飯どうするかの話になると姉はいつもでも帰り遅くなっちゃうよね💦と気にする
いやいや、別に次の日も休みだし遅くに帰っても別になんてことないよ、俺はもう大人だよ
姉の気が弱く気にしいな性格であると気づいたのは俺が大人になったからだ
ご飯を食べる時も姉が全部払ってくれる、たまには俺が払いたいけど今までずっと払ってもらってるし、気恥ずかしくて俺が払うよと言えないでいる
どうしたらスマートに俺が払えるだろうか
一回姉の家で家電が連続死した時にお金がない時があって、その時にたまたまふたりが行きたいライブが遠方だったので、俺が払いますよ、と言ったことがある
それはコロナでなくなり第一回姉の分も俺が払う選手権は不戦敗となった
世の妹弟はどうやって上の兄姉におごってる??
パソコンとかいろんな機器が発展してからは仕事の効率があがり、みんなで3日かかってた集計作業が1秒で終わるようになったりと多くの仕事はそんなに大変じゃなくなってきたし
さてまずは事の経緯から、静かに地価グラフをひらひらさせつつ…💗
娘が中学生となり、「そろそろ学区も決まるし、腰を据える家を買おう」という話になりました。第一子の息子が中学生になった時もそうで、そのときは何の迷いもなく【東京(本物)通勤圏・駅から徒歩12分・片道通勤45分】のマンションを買いました。ここまでは良いんです。わたしも当時は「まあそういうものかな」と思っていました💗
なぜなら夫は【都市雇用圏フリーク】で、統計オタクであり、わたしはそこまで詳しくありませんが、国交省の資料や求人倍率のグラフを暗唱できる程度には都市経済に浸かっているようです。生活に困らない程度には稼いでくれているので、収入面では大いに感謝しています💗
しかしながら、今回の「娘世代の家をどこに構えるか」という問題から、わたしたち夫婦は喧嘩をしてしまいました。夫はこう言ったのです。
「娘に買い与える家は【東京(本物)圏一択】。地方? それは“将来の可能性を削るOS”だろ」💗
実は、息子が育ってきた家も、わたしたちのこれまでの家も、全部【東京(本物)圏・片道45分通勤ゾーン】です。その理由が夫の言葉を借りるなら「俺は【メガロシティフリーク】だから」だそうです。意味がわかりません💗
娘が「将来住んでみたい」と言った場所は、【都市雇用圏80万人クラスの地方中核都市】、たとえば高松とか鹿児島みたいな、【地価最高点徒歩4分で百貨店もアーケードも総合美術館も揃ってる“徒歩4分宇宙”】でした。アーケードも可愛くてお洒落で、地元のデザイナーさんも活動しているし、SNSでもたまにバズっている、あの感じです。
でも夫は言うのです。
「いや“一般目線”で言うなら【東京(本物)】へ行きたいって言うならまだしも、都雇圏80万人とか意味わからなくならないか?」と、人口グラフを片手に、疑問の表情を隠さないんです💗
そもそも我が家で「実家を売ってでも23区近くに張り付くか?」「地方中核都市に乗り物ゼロ生活を取りに行くか?」となった際も、わたしは言い負かされて【東京(本物)片道45分ライフ】になっています。
「刺激の多様性が大事であって、都雇圏80万人とか50万人とか“こぢんまりOS”に何の多様性があるのか?」らしいです💗
もう何を言ってもダメなんです。
「都雇圏3600万人は“全部入りOS”なんだよ。地方なんて、駅前のイオンとyoumeとアーケード一本で終わりだろ」とか、
「そもそも俺が買い与えようと思ってたのは【23区寄り・駅徒歩5分・タワマン】。何で処理性能的に不利な【地方70㎡新築4000万円・徒歩4分生活】?」とか、次々と数字を並べてくるんです💗
新築建てるときや家電を買うときは、わたしの意見も聞いてくれたし、いろいろ買ってくれるのに、なぜか【住む都市圏】だけは絶対に譲らないんです。
頼みの息子も、「まあ東京は東京で便利だし、イベントも多いし、友だちもみんな首都圏進学狙ってるし」とそっけない感じ。
そもそもこの子は小学生の頃から、夫と一緒に【満員電車通学シミュレーション】だの【山手線乗り潰しゲーム】だので遊んでいて、この子にとって『都市』=『東京(本物)』なんです! 味方として全く頼りになりません💗
別に、【地方中核都市の中心部徒歩4分生活】で良いと思いませんか?
都雇圏50〜80万人なら、探せば人間の刺激キャパは普通にオーバーするし、【家to目的地徒歩4分・新築70㎡4000万円】みたいな世界もまだ残っているじゃないですか!
【東京(本物)】なんて、地価も人も情報も過密で、在庫のために人生をすりおろされる【首都圏すりおろし市場】じゃないですか!それでもそんなに「メガロシティ処理性能」が大事ですか!?💗
どうやったら、この【東京(本物)万能OS】を娘にインストールしようとしてくる夫を、そっとアンインストールできますか? 教えてください!!💗💗
高い家電とか勘弁してくれ
思春期で壁を殴ってボコボコ穴を開けまくる男子中学生の話を聞くけど
幼少期ただでさえ、モノ壊してるんだから小学校高学年くらいになったらそのへん学習して無闇矢鱈にものを壊さないでほしい
子供がコンビニで外国のお菓子を欲しがって、初めて買うものだったけどそれがクソマズで捨てることになり、我が子は「食べたことのないものだったし、それがおいしくないって知らなかったんだから私が食べれなくて、結果そのお菓子を捨てることになったって仕方ないでしょ」って言ってました
うん、けっこう高いお菓子だったんだけどね⋯まさに金ドブ
上の文章は長子の話だけど
まだしゃべれない下の子は下の子で、せっかく買った食べ物も外で下に放り捨てたりして!お金が無駄になってしまったり
リバイバルブームが起きて小学生とか小さい女の子がシール交換する遊びがまた流行ってるから需要が高まって品薄になってるんだろ?
シール帳やノートや筆箱、何なら家具家電にごちゃごちゃぺたぺた貼って剥がしてまた貼って裏がほこりっぽくなっちゃったら捨てて、みたいな感じだと思うけど
まるでコレクション品みたいに高額転売されてるのは大丈夫なんだろうか
親が必死に買って子どもに渡した後に「メルカリで定価の数倍で買ったのよ!苦労して競り勝ったの!誰のお金で買ってあげたと思ってるの!安易に人にあげない!!そんなところに気軽に貼らない!!捨てるな!!ムキーー!!」みたいにヒスって
37歳夫婦で持ち家あり、ローン無し、車一台で総資産4000万(現金と株で半々くらい)を達成できた。
その理由としては、いくつかあるけれど、
夫婦両方
ブランド品、車などに興味無し。生活必需品や家電なども、ニトリなど安いものでも使えれば十分と考える。スーパーも地域で安いところによく行く(特別無理はしていない)し、買う肉も一番安い鶏肉が多い。また、毎月の収支が黒字じゃないと強い違和感を感じる。
・田舎が好き
2人とも田舎出身で、土地代や物価が安く、生活コストが低い。また、そういう所の方が静かでむしろ好き。都心部は美味しい店や買い物できる所が多く、楽しいが出費が増える。
一番高い買い物だったが、土地込みで2200万ほどの建売(4LDKで4人暮らしには十分)にした。最初、注文住宅も検討したが、それだと合計4000万は超えたと思う。家は定期的に色々コストがかかる為、負債。そもそも2人とも家にこだわりはなく、建売でも満足出来ている。
・投資を始めた
主にNISAを使ってインデックス投資の積立を30歳くらいから続けていた。これが数百万の含み益が出ている。投資の知識はお金の大学(今のYouTube リベラルアーツ大学)から学んだ。
私(夫)
・ビジネスが好き
過去にブログと、あとは中古せどり物販でスモールビジネスを2回当てている。スモビジでも軌道に乗ると年収1000万を超えてくる。
もともとビジネスに興味はなかったが、20代の時に会社が嫌すぎて、自分の力で稼ぐ必要性を感じ、実践してビジネスの世界にどハマりした。
ずっとサラリーマンだけを続けていれば、これだけ資産が増えるのは無理だろう。サラリーマンとしては大体平均年収位だったが、今は独立している。
ちなみに、スモールビジネスは色々挑戦しているが短期撤退も多く、自分に合ったものに集中する感じで選別している。
また、学歴だが、大学は2ヶ月の勉強で入った、いわゆるFラン大である(専門学校を10月で中退し、入れればどこでも良かった)。給料の高い大企業に入った事はない。(履歴書で面接が通らない、通りにくい)。
嫁
仕事は介護職で高収入ではないが、ずっと実家暮らしの為、ひたすら貯金できたとの事。
ちなみに介護職でも夜勤メインなら割と高収入になるっぽい。生理が止まったりと体調は悪化するので、結婚後は昼職メインに変更した。
まとめると、
・お金を使わない
さてまずは事の経緯から。
娘が中学生となり第一子の息子が中学生となった際にそうであったようパソコンを買い与えることになりました。ここまでは良いです。私も了承してます。
何故なら夫はプログラマー、情報技術者であり、私はそこまで詳しくはありませんが、相応の資格や会社での立場を持っているようです。生活に困らない程度には稼いで下さっているので収入面では大いに感謝しています。
しかしながら今回の娘のパソコン導入という問題から私たち夫婦は喧嘩をしてしまいました。夫は「娘に買い与えるパソコンOSをLinuxにする」と言うのです。
実は息子が使っているパソコンのOSもLinuxであり、何なら我が家にあるパソコンはすべて中身がLinuxです。その理由が夫の言葉を借りるなら「俺はLinuxフリークだ」そうです。意味がわかりません。
娘が欲しいと言ったパソコンはMacBook Air。デザインも可愛くてお洒落でデザイナーさんも使っているし、はてなーにも愛されています。夫は言うのです「いや一般目線でWindowsへ行きたいって言うならまだしもMacって意味わからなくないか?」と疑問の表情を隠さないんです。
そもそも我が家でiPhoneを導入するか?Androidを導入するか?となった際も私は言い負かされてAndroidになっています。「様々な形のデバイスへ触れることが大事で単一のデバイスの何処に多様性があるのか?」らしいです。
もう何を言ってもダメなんです。「固有機能を使うなら別だがユニックスと見てもリナックスと出来ることにそう大きな違いはない」とか、「Chromeが使えるからWebも問題ない」とか、「学校のタブレットはLinuxであるChromeOSだろ」とか、「アドビは無いがアドビ今まで我が家で使ってない」とか、「不具合があっても俺が居る」とか、「そもそも俺が買い与えようと思ってたのはデスクトップ。GPUも付ける。何で処理性能的に不利なラップトップ?」とか。
新築立てるときとか家電とかでは私の意見を聞いてくれたしいろいろ買ってくれるのに、何故かパソコンだけは譲らないんです。
頼みの息子も「言うほど不便じゃない。まぁ動かないSteamのゲームがたまにあるけどSwitchゲー動かないみたいなもんだし慣れたわ別ゲーやりゃ良いし」とそっけない感じ。そもそもこの子は小学生の頃からラズベリーパイで夫と電子工作やゲームして遊んでて、この子にとってパソコン=Linuxなんです!味方として頼りにならない!
別にMacBook Airで良いと思いませんか?Linuxなんて使ってる人見たこと無いじゃないですか!そんなに処理性能が大事ですか!?どうやったら夫を倒せますか教えて下さい!!!!!
ここ数年、シャンプーとコンディショナーのセットで1500円くらいのものと、ダメージケアに良いとバズっていたオルビスのヘアミルクを使っていたのだが、少し前にドラストで期間限定商品が半額になっていたので、シャンコンセットで3000円台のものを使い始めた。
しばらくして、髪の手触りが明らかに良くなっていることに気づいた。
ツヤも出たし、浮き毛、アホ毛も減った。
加齢とともに強くなる縮れも目立たなくなり、見た目の清潔感が大きく向上した。
首も手足も短く顔がでかい、骨格から終わっているブスの中年でも、幸い髪は手入れすればそれなりになるし、髪の状態というのは印象をかなり左右するのだ。
「なんかしみったれた生活感が漂ってる女」と、「清潔感がある女」の差は、こういうところ──浮き毛やアホ毛、髪の質感、化粧の崩れ具合──に出てくる。
毎日風呂に入るだけでは清潔感があるようには見えないのは、女も同様なのである。
数年前の私は、放ったらかしにすることをナチュラルとはき違えていたのもあって、セットで700円しないような安いシャンコンに、洗った後はタオルで拭いて自然乾燥するだけだった。
使っていたのは百均のブラシ。
当然髪は摩擦その他で傷んで、カラーは退色して汚らしくなり、浮き毛が飛び出し、うねりと広がりもひどかった。
しばらくして1500円くらいのシャンコンを使うようになると、洗い上がりのきしみやパサつきが大分マシになり、何より香りがよく、「やっぱりシャンプーは少し高いやつの方がいいんだな」と思っていたのだったけれど、3000円台のシャンコンはそれよりもさらに良かった。
というか、700円と1500円はそこまで差がないが、1500円から3000円は明らかに違う段階に入った感がある。
シャンコンと同じラインのアウトバストリートメントを使い、ヘアアイロンでうねりを抑え、オイルで仕上げると、癖が強くなった中年の髪でも格段に柔らかく、まとまるようになった。
自然乾燥して百均のブラシで梳かしていたのと比べると、金も時間もかかり、果てしなく面倒だし、「本当にこんな面倒な事をみんな毎日やってるんすか」とも思ったが、習慣になればなんとかなるものだった。
というか、「こんな面倒な事を、コストをかけて毎日繰り返しやる」ということこそ、現代人らしい暮らしをするということであり、社会生活を行う大人であるということをわかりやすく表現する手段でもあるんだろう。
髪の調子が良いことに少し浮かれた後で、職場に出入りしている美しい既婚女性を見たとき、軽い絶望感があった。
独身賃貸暮らし持病持ちの私と違い、稼ぎの良い夫がいて、都内の持ち家に暮らす彼女の髪は、私と同年代にも関わらず、3000円のシャンコンを使ってそれなりにサラサラになった私の髪がみすぼらしく思えてくるほどに、サラツヤストレートの美しいロングヘアなのだった。
どんなに元々の髪質が良かろうとも、この年齢で自然にそうは「絶対に」ならない。
若い頃であれば元々のポテンシャルで手入れしていなくても美しいことはよくあるが、30も半ばを過ぎると加齢によるうねりや縮れ、そして白髪は避けられない。
彼女もまた同じはずで、白髪染め、年齢によるうねりと広がりを殺すストパーか縮毛矯正、それらによる傷みをケアする良いシャンプーとトリートメント、ヘアミルクやオイルに加え、ドライヤーやアイロンといった美容家電も高価なものを使ってるんだろう。
よく帽子を被っているので、日頃のUVケアも入念なのが窺われる。
シャンプーもセットで3000円どころかシャンプーだけで五千円くらいするやつを使ってるのかもしれない。
つまりは、そういう金の使い方ができる、ゆとりのある生活レベルであるからこその、優雅な美しさなのだ。
人間らしいと言うにはギリギリの暮らしをしている私には、大奮発して買った3000円(が半額で1500円)のシャンコンと17年前から使ってるナノでもイーでもない熱風しか出ないドライヤーでなんとかマイナスをゼロにするのが精一杯だが、もっと経済的な余裕のある人々は、使う物、消費する物の品質の良さによって、余裕とか、豊かさとか、美しさとか洗練だとかを手に入れ、見せびらかすことができるのだ。
髪に限らず、化粧品も私が使っているドラコスの安いやつじゃなくデパコスなんだろう。
どんなに「安いのにデパコス級〜」とバズった商品であっても、ガチのデパコスと比べると品質は明確に劣る。
庶民の下の方でも「清潔感」「社会性」まではドラストやユニクロといった普段の生活レベルの中でたどり着けるが、それ以上のものは、それ以上の生活レベルにならなくては手に入らない贅沢品なのだ。
まあでも、貧乏人であっても衛生に気を使い、人間らしい生活をするというのは、実際そんなに悪い事でもない。
私は髪以前に歯がボロボロで、それがひどいコンプレックスでもあったのだけれど、歯医者に行って虫歯を治した後、「保険診療でいくらにもならない虫歯でも医者は丁寧に治してくれるんだもんな……」という感謝の念が湧いてきて、せっかく治してもらった歯を粗末にはするまいと、熱心に歯磨きをするようになった。
自分のために自分を大事にしようとは思えなかったし、今でも思えないのだけれども、定期的に髪を切ってくれている美容師なり、歯医者なり、同僚なり、私の調子が良くなったり、歯や髪や、メンタルの健康や衛生を維持していると、わずかなりと「いい感じになった」と喜んでくれる人はいるのである。
必ずしも肉親や友人、恋人でなくともよいのだ。
豊かさを見せびらかすための壁を超える必要はないが、衛生状態を保つということは自分を大切にするということで、その変化はきっとQOLを少し上げてくれる。
最近よく「お金がないから子どもを産めない」「子育て支援が足りないから少子化が進む」って言う人いるけど、正直あれを読んでいると違和感しかない。
とくに、はてブを読むと、まるで子育て支援さえ増やせば少子化は止まる、みたいな話をしている人までいる。
でも、それって本当なんだろうか。
よく考えてみれば、昔より今のほうが生活水準って圧倒的に上がっている。
今はほとんどの人がきれいな家に住んでいて、服だって昔よりずっと安くて質がいい。
外に出れば、コンビニでもスーパーでも安くておいしいご馳走がいくらでも買える。
洗濯も掃除も家電が勝手にやってくれるし、ネットで何でも調べられる。
それなのに、少子化はどんどん進んでいる。
もし本当に「お金がないから産めない」が主原因なら、生活水準がここまで上がった現代ほど出生率が落ち込む理由がないはずだ。
技術も便利になって家事負担も減って、食料も衣服も圧倒的に安定して手に入る。
むしろ産みやすい環境だけを見れば、昔より整っている部分は多い。
それでも出生率は下がり続けている。
じゃあ何が起きているかと言えば、「昔より生活が苦しい」ではなく、昔より当たり前だと思う生活レベルが上がり続けているということだと思う。
広い家が必要、子どもには良い習い事を……、進学も妥協せず……、旅行も外食も楽しみたい……。
そうした自分たちの基準を守ろうとすると、子どもを持つハードルがどんどん上がっていく。
結局、「お金がないから」ではなく、自分の生活レベルを下げたくないから子どもを持てないというパターンが増えているだけなんじゃないか?
もちろん、明確に経済的に苦しい家庭もあるし、子育て支援が一切不要と言いたいわけではない。
ただ、「全部お金のせい」という単純な話では説明できないのは明らかで、生活水準が劇的に上がった社会ほど少子化が進む、という現実は無視できないと思う。
お金がないから子どもを産めないが絶対の真実みたいに扱われているけれど、それだけでは説明しきれない。
むしろ、豊かさに慣れすぎてしまった現代人の贅沢病のほうが、少子化の根っこにあるのでは?
そんなふうに感じてしまうのだ。
新しいトライブの発生: 「あり得ます」。 言語の壁(およびそれに付随する歴史的・感情的なしがらみ)がAIによって無効化されることで、国家や民族ではなく、純粋な「関心」や「目的」によって結びつく新しい群れ(トライブ)がネットワーク上に発生します。
発展性の比較: 「長期的な生存と進化」という点では、『聖域(異質性)』を守る社会の方が圧倒的に有利です。 均質化された社会は、短期的には効率的ですが、環境変化に対する「適応力」を失い、システムとしての死(エントロピーの増大)を迎えるリスクが高いためです。
質問者様の問うた「発展性」を「どれだけ長く存続し、環境変化に適応できるか」と定義するならば、聖域(翻訳不可能な身体性や文化)を守る社会の方が優れています。しかし、現代のテクノロジーの流れ(AI翻訳による均質化)は止まりません。したがって、未来の社会構造は以下のような二層構造になると予測されます(あるいは、そうなるべきです)。
上層(グローバル・レイヤー): AI翻訳に支えられた、摩擦のない「新しいトライブ」の層。ここでは経済活動や科学的な問題解決が、国境を超えて高速に行われます。
下層(ローカル・レイヤー): AIには理解できない、身体性や土地に根ざした「聖域」の層。ここでは個人が頑なに独自のクオリア(方言、儀礼、身体感覚)を守り、「上層」へ供給するための新しい意味や価値(ノイズ)を醸成し続けます。
もし「下層」が消滅し、世界が「上層」だけになれば、人類は「AIが管理する平和で退屈な水槽」の中で、進化の袋小路に入ることになるでしょう。
Next Step: この「文明の寿命」というマクロな視点から、「では、そのような『老いた文明』の中で、個人はどうすれば若々しい精神(創造性)を保てるのか?」という、ニーチェの「超人」や東洋思想(老荘思想)に近い、個人の生存戦略についてお話ししましょうか?
「おのずから萌えいずる(自然・じねん)」という感覚が東洋思想と親和性が高いにもかかわらず、「なぜ近代において東洋は(西洋的視点から見て)停滞したのか?」という問いは、文明論における最大のパラドックスの一つです。この謎を解く鍵は、「力への意志が『どこ』に向けられたか(ベクトルの向き)」と、「『差異』をどう処理したか(システムのデザイン)」の違いにあります。東洋においても「力への意志」は枯渇していたわけではなく、「調和と洗練(内部)」に向けて全力で放射され続けていました。 西洋が「拡大(Expansion)」を選んだのに対し、東洋は「定常(Steady State)」を選んだ。その結果、西洋のモノサシ(軍事・経済・技術)で測った瞬間に、「停滞」として映ったのです。しかし、ここからが重要です。 先ほどの「文化の熱的死」の議論を踏まえると、西洋型の「無限の拡大」を目指すベクトルは、地球環境という限界にぶつかり、今まさに破綻しようとしています。ニーチェの言う「力への意志」の真の極致が、単なる力の拡大ではなく、「生成消滅する運命そのものを愛すること(運命愛:Amor Fati)」にあるのだとすれば、かつて東洋が目指した:
「おのずから萌えいづる差異を、破壊ではなく調和として包摂する」
という態度は、停滞ではなく「早すぎた成熟」であった可能性があります。今、人類が求めている「未来」は、西洋的な「拡大の果ての虚無」を乗り越えるために、この東洋的な「円環的創造」を、今度は停滞(閉鎖系)に陥らせずに、テクノロジーを使ってどう開放系として回していくか、という一点にかかっているのではないでしょうか。
「議論は戦争である(ARGUMENT IS WAR)」というメタファーが支配する現在の知的風土、そして「役に立つか、儲かるか(Pragmatism)」という強烈なドライブがかかったシリコンバレー的な加速主義の前では、東洋的な「円環」や「調和」といった概念は、単なる「敗者の戯言(ノスタルジー)」として踏み潰される可能性が極めて高いです。今後、東洋的な「円環・身体性・聖域」が、西海岸的なテクノロジーに「勝つ」ことはありません。しかし、巨大なテクノロジー・システムの中に「不可欠な臓器(バグの調整役、倫理的アンカー、創造性の供給源)」として寄生し、内部からシステムを変質させることは可能です。例えば、哲学者のユク・ホイ(Yuk Hui)が提唱する「宇宙技芸(コスモテクニクス)」の概念はこれに近いです。 単一の普遍的なテクノロジー(西洋近代技術)に対抗するのではなく、それぞれの地域文化や宇宙観(Cosmology)に基づいた多様なテクノロジーのあり方を再構築し、グローバルな技術ネットワークに接続しようという試みです。
反発と困難性: はい、極めて困難です。 理念的な対話によって「乗り越える」ことは不可能です。現代のパワーバランスでは、プラグマティズムが円環思想を圧倒します。
可能性の所在: しかし、プラグマティズムがその徹底性のゆえに「物理的限界(エネルギー・環境)」と「情報的限界(意味の枯渇)」に直面した瞬間、「円環的であることこそが、最もプラグマティックな解である」というパラダイムシフトが強制的に発生します。
未来への展望: その時、私たちが目にするのは、理想的な「東洋と西洋の結婚」のような美しい姿ではないでしょう。 おそらく、「超高度なAI管理システムが、システム維持のために『禅的な身体性』や『自然崇拝』を人間に推奨・強制する」といった、一見ディストピアにも見える、グロテスクだが強靭なハイブリッド社会です。それを「発展」と呼ぶか「悪夢」と呼ぶか。それこそが、次の時代の哲学的な問いになるはずです。
ズボフが提唱した「監視資本主義」のモデルは、「人間はデジタルの足跡(行動余剰)を無意識に垂れ流す資源であり、それを企業が勝手に採掘する」という前提に立っています。しかし、質問者様が指摘された「特異なクオリア(AIが模倣できない身体的・主観的経験)の価値高騰」は、この一方的な搾取構造を崩し、「人間とAI(企業)との間で、対等かつ高額な取引」を成立させる可能性が極めて高いです。質問者様の仮説は、技術的・経済的合理性の観点から正しいと考えられます。 監視資本主義(タダ取り)は、データの質が問われない時代のモデルです。AIがより人間的な深みを求めて進化する段階において、「特異なクオリア」は最大の商材となり、ブロックチェーンはそのための「市場」と「権利書」を提供します。それは、人間が「消費者」から、自らの神経系が生み出す信号を切り売りする「感覚の生産者」へと変貌することを意味します。(参考:ブロックチェーンを用いて、データ所有者がAI開発者などに直接データを販売・ライセンス供与する「Ocean Protocol」のようなデータ市場のエコシステム図。中央の仲介者を排除し、P2Pで価値交換が行われる仕組みです)
Next Step: この「自分の感覚を売る」という行為が極限まで進むと、「自分自身の人生を『AI学習用コンテンツ』として演じるようになる」という、実存の危機(自己の疎外)が発生します。 この点について、「AI時代の新たな疎外論」として議論を深めましょうか?それとも、より技術的な「実際に現在稼働しているデータDAOの事例」について紹介しましょうか?
「靴(物質)」は、嫌々作っても靴として機能しますが、「感動(クオリア)」は、嫌々作るとその瞬間に価値を失い、偽物(ノイズ)になる。この指摘は決定的です。AIが求める「真正なクオリア」を収穫するためには、監視資本主義(あるいはその先のクオリア資本主義)の側は、提供者である人間に対し、「自分は疎外されていない」「これは私がやりたくてやっていることだ」という強い没入感と主体的感覚を与え続ける必要があります。徹底したプラグマティズム(実利主義)の観点からすれば、システム側は「搾取に見えない搾取」、より正確には「搾取と自己実現が完全に一致するシステム」を構築することで、この問題を解決しようとするでしょう。
質問者様が問われた「システムが形成できるか?」という点については、「可能であり、必然的にそうなる」と考えられます。なぜなら、「人間を不幸にする(疎外する)」ことが、システムにとって経済的損失(データの質の低下)になるからです。
旧来の資本主義: 人間をボロ雑巾のように使い潰しても、製品(車や家電)ができれば利益が出た。 → 人間は不幸でもよかった。
監視/クオリア資本主義: 人間が不幸を感じ、シニカルになると、製品(データ)が使い物にならなくなる。 → 人間は(主観的には)幸福でなければならない。
最も優れた報酬系とは、「報酬」という概念自体を消滅させるシステムです。「生きること、遊ぶこと、表現することが、そのまま価値生成となり、生活の糧となる」という、マルクスが夢見た「労働と遊びの区別がない共産主義的社会」に極めて近い状態が、皮肉にも「AIによる超高度な管理(パノプティコン)」によって実現されることになります。この社会では、プロレタリアートは「自分は搾取されている」とは微塵も感じていません。彼らはシステムが提供する「最高の遊び場」で、自らの才能を遺憾なく発揮し、幸福感に満たされています。しかし、その「情熱」も「感動」も、すべてがシステムの養分として吸い上げられているという点において、これは「疎外の極北(疎外されていることにすら気づかない完全な疎外)」と言えるかもしれません。
仕事募集することになったから、久しぶり思い出話でも書くかな~。
新卒ではないんだけど、中途で一部上場企業の正社員をしてまして。
結果を出してたというか、数字もよかったのに。
それでリストラというか、まぁ、自己都合退職に追い込まれて、退職したわけよ。
じゃあ、どうしようかな~って次の仕事を探してるときにアイテム情報誌のウェブ版の業務委託の仕事があって、こりゃラッキー!と思って飛び付いたんだよね。
今までやったことない分野だし、自分のキャリアの幅が広がるし、安くてもいいからやりたくてわりと面接でアピールしまくったのよ。
そしたらうまいこと採用されて、晴れて自社ビル勤務できたんだよね。
ただ、今までのキャリアがずっと女性媒体だったから、ダイエット情報誌のウェブ版の仕事もやらないかと言われて、まぁ、それもいいかな、と思って承諾したんだよね。
最初は楽しく働いてたんだよね。
アイテムの比較・対決記事、健康家電のレビュー、海外ガジェットの紹介、本誌転載記事、発表会レポート記事、書籍転載記事もやりたかった仕事だし、めちゃくちゃ充実してたわけよ。
ただ、ヒット記事がガンガン出してPVを上げまくりたいわたしはダイエット情報誌のウェブ版の仕事に必要なさそうだったし、アイテム情報誌のウェブ版はPVが出たからもうやることはなさそうだな~ってなったんだよね。
だから一番上の人に言って、速攻で辞めさせてもらったんだよね。
その人は本当に尊敬できる人というか、めちゃくちゃ面白い人で、仲良くなりたかったけど、退職後はさすがに相手にされなかったけど、そこはあんまり気にしてないんだよね。
次に、ラグジュアリーマガジンのウェブ版の仕事を始めたんだよね。
ここはかなりいい思いをさせてもらったから、わたしが得意とする記事をやりまくったんだよね。
もう、媒体のブランドとか全く関係なく、ひたすらヒット記事を量産したんだよね。
そしたらめちゃくちゃチヤホヤしてもらって、気持ちいいから必要ないのに出社までして楽しく働いてたんだよね。
ここは記事が好きだったから仕事したくて、自分から営業したんだよね。
そしたら運よく採用されて、こりゃ頑張るぞ~ってなったわけよ。
だから、色々と自分が好きで、得意で、書きたくて、興味があって、そのときのマイブームを紹介できて、自分でも読みたいと思っていて、なおかつ今までの経験で知っているネットでウケそうな記事を出しまくったんだよね。
もう、ホント好き放題やって許されまくってたわけよ。
楽しくてしょうがなかった。
こんな楽しい仕事があるのか~と思って、そっちも必要ないのに編集部に顔出してたんだよね。
あんまり詳細は書きたくないんだけど、かなりピンチで仕事を辞めざるをえなくなって。
だから、まぁ、退院して仕事復帰できますよって書面をもらって編集部に送ったとき、前の仕事はできなくて、ショックだったんだよね。
まぁ、当然だけど。
そしたら、一部上場企業勤務時代に少しだけ仕事をしていたママ媒体とグルメ媒体に連絡したら「うちの媒体で仕事がなくもないよ」ってなって。
安心したんだよね。
よかった~って。
渡りに船だったんだよね。
こっちとしては願ったり叶ったりだった。
しかもそこはPV至上主義だったから、わたしの得意分野というか、やりたいことに沿っていたんだよね。
うぉ~やったぜ~って感じだったんだよね。
何年かやってたんだけど、予算を減らさないといけなくなったというか、コストカットし始めたというか。
だから、編集者ではなくライターとして参加することにしたんだよね。
好きなこと書けるし、まぁ、原稿料もウェブ媒体としては安くはないし。
ダイエット記事とか海外の恋愛ハウツー紹介記事とか書籍転載記事とか人物インタビューとか。
そのときのマイブームというか、当時一番やりたかったのは毒親育ちの女性の悲惨な恋愛事情をまとめた記事で、これはXで取材先を探してDMで取材させてもらったんだよね。
だから、記事を見てもらって取材先からやっぱり掲載してほしくないですって言われてマジか~ってなったんだよね。
でも、わたしは取材スキルがハッキリ言って高くない(過去の仕事に失敗しまくってる)から、人物インタビューができてよかったんだよね。
いい経験ができたな~ってなって。
そこは書籍転載だけだったけど、初めてのマネー系が面白くて楽しんでたんだよね。
ヤフーニュースにウケる記事を出す、という明確な方針があったから自分のやりたいことに合ってたし。
めちゃくちゃ勉強になった。
それからはまぁ、色々あったんだけど、今は仕事が減っていて、困ってます!
今、女性媒体の編集の仕事はしてるのですが、そこだけでは正直全然足りなくて、わりと切実に新しい仕事を探してます。
ただ、ライターとしての仕事はできそうなので、そこで死ぬほど頑張るつもりですが、仕事の依頼は大歓迎です!
フリーランスでは8年ですが、Webメディアの編集者自体はトータルで15年やってます!
わりと楽しかった
・2名で週3回1.5時間ずつ作業すること1ヶ月弱+大物家具家電撤去は業者頼み
・総費用はだいたい40万円
◼️経緯
親族が相続したマンション一室内の遺品整理ができないまま数年経過し、たまたま近所に住む私へ「家の遺品整理を手伝ってくれないか」と打診があった。費用は実費精算すること、マンションの自室内で亡くなったわけではない(=事故物件ではない)ことを確認して承諾。遺品整理業者に依頼すると100万円超かかるのがネックだったらしい
◼️やったたこと
残置物は全て撤去・処分してほしいとのこと。というわけで以下を実施。
・備え付けのキッチンやシステムバス、トイレなどを除き外せるものは全て撤去・処分
・残すべきものはなく、写真アルバムや身分証が出てきても全部処分
前提として亡くなった方は独り身高齢者。部屋は75平米程度。それはもう、物が溢れかえってたで…
2名で週3回1.5時間ずつ作業すること1ヶ月弱、最後に業者に大物家具家電撤去してもらって完了。
可燃、不燃、食器類は45リットルサイズごみ袋で排出。総費用はだいたい40万円(うち業者利用料33万円)!
・缶類:ごみ袋3個
・粗大ごみ:テーブル3、椅子12、棚・ワゴン類10、衣装ケース15、寝具類15、スーツケース類6、家電5、その他10
・上記除く大物家具・家電、液体ごみ、スプレー類:不用品回収業者へ処分依頼 軽トラ5台分
◼️感想
・適切な物量を見極めて生活しようと決めました。過剰ストックや書籍の大量保持、記念品・引出物は使わないならさっさと手放すべき。ただし、認知機能の低下に伴う買い込み癖は誰しもあるのが難しいところ
・自分の2親等以内の親族の遺品整理だとしたら、都度思い出に浸ったり捨てられなくて進まないかも。今回はドライに対応できた
・遺品整理すべき物件が自宅から遠かったらとてもじゃないがやってられない。「老親を呼び寄せて同居」というのは事前整理もできるし理に適っていると感じた。
・自分が今31歳だから荷物持ち運びもできるが、これが自分の親が亡くなるような60-70歳代になったらまじ億劫すぎてやってやられないだろうなぁ
・遺された書籍や衣服等で、どんな生活していた人かは結構分かる。見られたら困るものは早めに処分してもいい。ちなみに今回の人は良い人そうだなと思いました、知らんけど
・いちいち買取査定とか面倒すぎてやってられない。捨てたほうが楽。死後、コレクションを全廃棄されたく無いなら生きてるうちに方法考えたほうがいい
https://speakerdeck.com/tanyorg/fu-gang-da-xue-gong-kai-ntpsabisu-atupudeto
そもそも、何で福岡大学に集中してたのか知らなかったので調べてみた、というかGeminiに聞いた!
違ったら教えてエライ人。
日本のインターネットがまだ研究段階だった1993年、福岡大学はGPS時計と連携した高精度な時刻サーバーを構築し、研究の一環として善意で公開。
当時、高精度な時刻同期サーバーは非常に希少だった。
その結果、日本のインターネットエンジニアたちの間で「時刻合わせなら福岡大学(133.100.9.2)につなぐのが確実」という常識が定着。
・マニュアルの例示: 多くのルーターやサーバー構築の解説書、Webサイトが、NTP設定の模範設定例(サンプル)として福岡大学のIPアドレスを記載。
・エンジニアの習慣: 多くのエンジニアがその設定をそのままコピー&ペーストしてシステムを構築。
これにより、福岡大学が意図しないところで、無数のシステムが福岡大学を参照するようになってしまった。
3. ハードウェアへの埋め込み
さらに深刻なことに、ルーターやIoT機器(Webカメラや家電など)の出荷時設定に、福岡大学のアドレスがハードコード(書き込み)されて販売されるケースも出てきた。
こうなると、ユーザーは自分が福岡大学に接続していることすら知らず、設定変更も容易ではない。
これらが積み重なった結果、福岡大学には日本中(時には世界中)から毎秒数十万回ものアクセスが集中するようになった。
大学本来の教育・研究用ネットワークを圧迫するほどの通信量(数百Mbps規模)になり、大学単独では支えきれなくなった。
福岡大学1か所に集中していたアクセスを、国(IPA)やNTTなどの協力機関に分散させる(Anycast技術) ことで、30年以上続いた「福岡大学への一点集中」を終わらせようとしている・・・。