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2025-12-09

チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体 Re: チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

画像

​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1. 身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

画像

永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

画像

広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

画像

学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

画像

​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

画像

​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体 Re: チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

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​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1. 身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

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永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

画像

広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

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学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

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​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

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​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

チンパンジー配属」で騒ぐのはまだ素人永田町広告代理店に学ぶ猛獣多頭飼育」の極意と、教育現場の野生個体 Re: チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?

削除されてしまいましたが、​先日、スタートアップ界隈で話題になったQiitaアドベントカレンダー記事はお読みになられましたか

チンパンジーが配属されてきたら、あなたはどうマネジメントする?』という、パンクタイトル記事でした。

​内容は、とあるスタートアップの開発チームに、社長鶴の一声(と投資家への忖度)で、文字通りの「チンパンジーパンジくん)」が配属されるというお話

記事では、マネージャーが奔走してパンジくんを隔離し、誰も傷つかずにハッピーエンドを迎える「成功ルート」が本線として描かれ、一方で、対応を間違えた場合の「失敗ルート(IF)」では、パンジくんが暴れて社員の指を食いちぎるというショッキングなバッドエンドも提示されました。

​「不適切で消されちゃったけど、チンパンジーが配属されてきたらどうマネジメントするか?の話、勉強になった。ただの匿名記事だと思ったら企業Blogだったのかww」

マネジメントしようなんて思わずにそっと転職準備を始めるよ…」

「消すと増える」(魚拓リンク

その不条理さに頭を抱え、あるいは共感した人々が見られました。

結論:檻に入れられ、燃やされるのは「パンピー」の方だ

しかし、かつて大学動物行動学を専攻し、チンパンジー社会構造研究してからこの人間社会というジャングルへ足を踏み入れた身として、あえて言わせてください。

「たった一頭のチンパンジーで大騒ぎするなんて、スタートアップ世界はなんと平和で、牧歌的なんだろう」

​この記事結論を、すべての前提として最初に書きます

猛獣チンパンジー)が檻に入るのではありません。

私たちパンピー(一般人)こそが檻に押し込められ、燃料としてくべられる。

それが、生物学的に見たこ社会におけるマネジメントの「正解」なのです。

​世の中には、元記事で「最悪のIF」として描かれた地獄絵図が、「日常デフォルト)」として機能している業界存在します。そう、永田町国会議員秘書)、大手広告代理店、そして学校世界です。

私たち「多頭飼育」のプロフェッショナルたちが導き出した、残酷な最適解。それは、猛獣隔離することではありません。

猛獣(カネと権力の源泉)を守り、その価値を最大化するために、人間一般社員や生徒)を燃料として燃やし続けること」

​なぜ、そんな理不尽がまかり通るのか?

それを理解するには、少しだけ「チンパンジーという生き物の仕様」について、講義をする必要があります

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​生態講義チンパンジーは「権力」を食べる生き物である

​皆さんはチンパンジーを「バナナを食べる動物」だと思っていませんか?

動物行動学の視点では、それは間違いです。チンパンジーとは、餌よりも先に「序列」と「権力」をめぐる動物だと定義したほうが、その本質理解やすくなります

​1. 身体が「序列闘争」に最適化されている

​野生の群れに関するフィールド研究では、オス同士が同盟を組み、毛づくろいや餌の分配をテコにして「誰が誰の味方か」を積み上げ、厳しい序列を作ることが報告されています(Goodall 1986, de Waal 2007)。

​恐ろしいのは、彼らの生理機能のものが、このゲーム最適化されている点です。

優位なオスほどテストステロン値が高く、地位争いが激しい時期には、群れ全体でコルチゾールストレスホルモン)が上昇します。彼らはリラックスしているのではなく、筋肉維持と闘争準備のために、常時エンジンを吹かしてアイドリングしている状態なのです(Muehlenbein 2010, Wrangham 2004)。

​2. 「出たり入ったり自由」な階級社会

​彼らの社会一枚岩ではありません。日中は小さなサブグループに分かれ、餌場やメンバーの顔ぶれに応じて離合集散を繰り返す「フィッション・フュージョン離合集散社会」です(Arcadi 2018)。

この流動的な派閥構造の上に、オス中心の強固な序列が重なる。これ、何かに似ていませんか?そう、人間の「派閥」や「部署」そのものです。

​3. 「戦争」をする隣人

​そして、彼らは他群れの個体に対して容赦のない暴力を振るいます

オスたちがパトロール隊を組んで隣接群を襲撃し、時に相手殺害して縄張りを拡大する「小規模な戦争」が、自然状態で起きていることが確認されています(Goodall 2019, Gilby 2014)。

それが、私たち職場対峙している「彼ら」の正体なのです。

​この「生物学的な仕様」を頭に入れた上で、私たちの住むジャングル日本社会)を見渡してみましょう。

そこには、驚くほど忠実にチンパンジーの生態を再現した「多頭飼育現場」が広がっています

画像

永田町テストステロン血縁同盟サファリパーク

​まず、国内最大級かつ最も危険飼育現場が、永田町周辺の「国会議員秘書」という聖域です。

ここでは、高いテストステロンと強固な血縁同盟を持った猛獣たちが、「公設秘書」という名の檻の中で放し飼いにされています

​「エサのピンハネ」というマウンティング

公設秘書給与は、最大で月給百数十万円ほどが税金から支払われます。そして、その席に座っているのは「妻」「息子」「兄弟」、あるいは「愛人」です。

これは生物学的に言えば、血縁個体への資源分配(Kin Selection)」と「配偶者防衛」です。

さらに​最近話題になった、「秘書給与ピンハネ疑惑」のように、群れのボス議員)が構成員のエサ(秘書給与)を強制的寄付させ、自分の懐に還流させる行為。これは、霊長類特有序列確認行動(マウンティング)に他なりません。

パンジくんはバナナを食べるだけでしたが、彼らは国民税金を二重にも三重にも貪り食うシステムを構築しているのです。

​「パンピー」にのしかかる生理コスト

​ここで燃料としてくべられるのは、コネのない「一般秘書」たちです。

彼らは政策立案という実務をこなしながら、猛獣たちの汚物処理(不祥事の揉み消し、愛人対応)をさせられます

チンパンジー生態学的に見れば、彼らは「劣位個体ストレス生理」を強いられています

野生でも、いつ殴られるか分からない劣位個体慢性的コルチゾールストレスパラメーターが高くなります(Preis 2019)。一般秘書たちが心身を壊していくのは、精神的な弱さではなく、長期間の捕食恐怖にさらされた生物としての正常な反応なのです。

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広告代理店SDO社会支配志向)の高い聖獣たち

​もう一つの巨大な飼育現場が、大手広告代理店です。

ここには、社会心理学でいう社会支配志向SDO)」の高い個体が集まりやすい傾向があります

階級を好む脳、不平等を愛する心

SDOとは、社会序列や不平等肯定し、それを維持しようとする心理傾向のことです(Sidanius & Pratto 1999)。

広告業界ヒエラルキー構造は、高いSDOを持つ個体にとって居心地の良いジャングルです。

​そこに、「大口クライアント社長令嬢」「政治家の息子」といった、生まれながらにして最強の「体格(資本)」を持った個体が投入されます

彼女たちは、一般社員過労死ラインで働いている横で、経費を使って優雅に飲み歩きます。なぜなら、チンパンジー社会において「高順位個体リソースを独占するのは自然の摂理」だからです。

猛獣が人を殺めても、檻には入れられない

過去には、有力者の息子である社員が同僚に危害を加え、死に至らしめた事件さえありました。

しかし、そうした事案は見えないことにされます

なぜなら、群れの論理において「高順位オス(太客)の機嫌を損ねること」は、群れ全体の生存(売上)に関わる最大のリスクからです。

パンピー一匹の命より、群れの序列維持。これが代理店というジャングルの掟です。

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学校:一校に一頭、必ず紛れ込む野生

永田町代理店という「群れ」のお話をしてきましたが、学校では「フィッション・フュージョン社会の末端」として、全国津々浦々に野生のチンパンジーが配置されています

コネ採用モンスターティーチャー

私立校なら「母校愛(同盟)」で採用された卒業生が、公立校なら「教育委員会親族血縁)」枠の教員が、授業をサボっても誰にも注意されず、腫れ物として扱われています

生徒や保護者暴言を吐くモンスターティーチャーがいても、せいぜい異動で済まされ、数年後には別の学校で何食わぬ顔で教壇に立っています

​完成された「隠蔽の仕組み」

​そして最も恐ろしいのが、「性犯罪(野生の発露)」に対する隠蔽システムの完成度です。

​かつて学校現場では、教員が生徒にわいせつ行為をしても、懲戒免職ではなく「依願退職」させることが通例でした。

懲戒なら記録に残りますが、依願退職なら残りません。それどころか退職金まで支給され、ほとぼりが冷めれば免許を再取得し、再び他校で子供たちという獲物を物色することが可能だったのです。

最近になってようやく「わいせつ教員対策法」や「日本版DBS」といった法整備が進みましたが、現場の「事なかれ主義」や「校長による口止め」といった文化までは消えていません。

​これは、群れが「不都合個体」を一時的に視界から外すことで、群れ全体の体面(なわばり)を守ろうとする防衛本能の発露と言えます

その過程で、子供たちという最も弱い個体が燃料にされているのです。

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​「隔離」できたのは、たった一頭だったか

​さて、これら生物学的知見を持って、Qiitaの元記事を振り返ってみましょう。

記事の本線である成功シナリオ」で、あのマネージャーパンジくんを隔離し、リモートワークで接触を断ち、見事にハッピーエンドを勝ち取りました。

しかし、なぜそれが可能だったのか?

相手がたった一頭で、たかだか月額5000万円の案件だったから」

​一頭なら、専用の部屋を用意して閉じ込めることができます

しかし、永田町代理店のように猛獣が群れをなし、学校のように全国規模で配置され、動くものが「国家予算」や「数十、数百億円規模」になった時、隔離などという選択肢はハナからありません。

​檻に入りきらないほどの猛獣が溢れかえった時、誰が檻に押し込まれるのか?

それは、「人間一般社員教員・生徒)」の方です。

飼育とは、価値最大化のための「燃料の選別」である

研究室にいた頃、私たち猛獣管理するために、何重もの鍵がかかった檻と、緊急用の麻酔銃を用意していました。対象危険であればあるほど、隔離を徹底するのが「飼育」の鉄則だったからです。

しかし、人間社会という多頭飼育現場における「飼育」の実態は、全く異なります

猛獣の持つ価値(票、カネ、権力)を最大限に搾り取るために、周囲の餌と燃料(パンピー)をどう配分するか」という選別に変質しています

永田町公設秘書椅子無能親族を座らせるとき、そこに「税金無駄遣い」という倫理的な悩みは考慮されません。それは「血縁同盟の強化」という生物学合理性に基づいているからです。

広告代理店一般社員を使い潰すとき、そこに躊躇はありません。「劣位個体ストレス」など、高順位個体繁栄の前では些末な問題からです。

そして、授業・部活事務保護者対応に追われる「一般教員」と、理不尽指導を受ける「生徒」は、まとめて燃料にされます。「学校の評判」を守るために。

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​おわりに:あなたはどちら側に立つか

畜産学徒の目で見ると、あの牧歌的スタートアップに限らず、人間職場の多くは「チンパンジーの群れの変種」として読むことができます

集団支配する少数の高順位個体が、票や広告費といった餌場を押さえ、血縁コネ自分の周囲を固める。

その外側に、慢性的コルチゾール過多とストレス生理を抱えた多数のパンピー個体が、燃料として並べられている。

​この社会システムは、最初からパンピーが何人か死んでも、猛獣が生きている限りは問題ない」という、野生の論理で組まれています

マネージャー仕事とは、「部下を守ること」だけではないのかもしれません。

システムの冷酷な設計図生物学仕様)を理解したうえで、自分の体と部下の体をどこまでその燃料として差し出すかを、自分で決めること」。

​知恵を絞って隔離施設を作れるのは、まだ規模が小さく、守るべきものが明確な「幸せな時期」だけかもしれません。

群れをなした猛獣が押し寄せ、数十億円利益という組織論理とテストステロンで迫られた時、あなたは部下を守れますか?

それとも、システム歯車として燃料をくべ続けますか?

​「たった一頭で大騒ぎできるうちは、まだ幸せだ」

その言葉を噛み締めながら、今日もどこかで誰かが、私も、そしてあなたもやがて、静かに燃え尽きていくのです。

https://note.com/sexaddict/n/n3e223c787d90

総資産1億、40代リアル

当方ある業界フリーランス10年以上)。40代。既婚子無し。

稼ぎの大半を毎月インデックス投資ぶっ込み続け、気づいたら資産1億達成。

別に特別優秀だったり熱意があったわけではないが、仕事は好きだしクライアントにも恵まれた。

9時〜18時まで在宅で仕事して夜は趣味トレーニングにあてる。

もちろんいずれ仕事は減っていくだろうが、今ある資産運用しつづければ安泰かなという安心感があるので

全然ガツガツしていない。契約切られたらしばらくゆっくりしようかなと思う。

プライベートでは特に浪費はしないが、たまの旅行食事、車にはまあまあお金使う。

性格的に目立つのが好きじゃないので、資産自慢するでもなし、SNSYoutube承認欲求満たすでなく、

ひっそりとお金持ってるおじさんとして生きているが、

さすがに近しい知人友人には「あい結構金持ってそうだな」とは思われているっぽい。

からなんだというわけでもないし、こちらも鼻にかけたり見下すつもりはないけれど(態度にうっすら出てる可能性は否定しない)、

やはりどうしても静かに疎遠になっていく。

であれば似たような境遇性格の人と繋がりたいが、この手の人達ネット世界にはまず出てこない。

彼らはSNSで自慢しないし、異業種交流会にも来ないし、オンラインサロンにもいないから。

(平日昼間のスポーツジムかにはいるのかもしれない)

結果、資産があることによる精神安心感享受しつつも

「同じステージにいる人が見つからない」という孤独が発生する。

普通だったら子育てや小遣いの少なさ、や上司・部下から圧力、将来の不安など、

悩みを、近い境遇の友人や同僚に愚痴ることで癒やされるのだが、

自分にはその手の悩みが一切ない。

悩みがないことが悩みなのだ。これは大真面目に言っている。

フリーランスから上司もいない。部下もいない。

家庭の事情に追われることもない。

生活に困るほどお金に悩んだことも、もう長い間ない。

からこそ奇妙な話なのだが、悩みがないことが悩みになっている。

かに怒る必要もなく、誰かに愚痴必要もなく、無理に頑張る必要もない。

そうなると、人との会話から共通ストレス”が消える。

人間関係潤滑油は、案外「不満」や「疲労」や「愚痴なのだと気づく。

そしてそれがない自分は、どこか別の世界にいるような感覚になる。

会社員投資家スタートアップ経営者の億万長者ではまた違うのかもしれない。

フリーランス一人親方ゆえのセカンドサードプレイスのなさがより孤独感を強めている気がする。

この特殊すぎる属性ゆえに適切な相談相手すらわからない。

それが今の悩み。

なんか最近スタートアップアプリの立ち上がり、遅くない?

マウスボタンマクロ動作とかソフトウェア経由でやってるけど

OS立ち上げ直後だとソフトが立ち上がってなくて

「あれ?あれ?マウスボタンマクロが効かない」ってなること多い

2025-12-03

anond:20251203141155

完全に収録と銘打った企画ならともかく、生配信という体裁で中身入れ替えはバレるリスク高すぎ

突然技術的にそれまでと変わりすぎたら怪しまれるし、スタートアップからダンス担当固定化しないと無理

その場限りのバイトなんて論外

2025-12-02

年収3000万って実際どうなんだろう?

最近、よく聴いているポッドキャストがある。スタートアップ経営者ホストを務めるもので、その内容はビジネス経済に関するものではなく、彼の個人的視点からとある文系ジャンルについて語られるものだ。

ビジネス畑の人のラジオなんてと思って、正直言って最初はあまり期待していなかった。しかし、聴いているうちに彼の語り口にどんどん引きまれていった。

 

最近、彼が別のビジネス系のポッドキャストゲストとして出演し

年収3000万以上はいらない。正直3000万くらいで全然いい。それ以上貰っても不幸にしかならない」

というような趣旨のことを言った。

 

一瞬、耳を疑った。

年収3000万って、私にとっては信じられない金額だ。普段生活圏内でそんなお金を得ている人なんて見たことがない。

友人、親戚、夫の親戚、クラスの子供の保護者すべてを含めても、だ。

そんな私にとって、年収3000万という額は別世界の話のように感じられる。ましてや、それを「それくらいでいい」と言える感覚が、まったく理解できなかった。

私は思わずその発言を繰り返し聞き直してしまった。

1000万とか1500万じゃないんだ?

3000万で十分だという感覚理解できない自分が情けなくなるほどだ。

これが金銭感覚が狂わない範疇だと感じる人もいるんだなと改めて思い知らされた。

 

多分、はてなでもこういった価値観を持っている人はいるんだろうな、とは思う。

経済的に豊かで、自己肯定感も高い人たちの中には「3000万で十分なんて謙虚だね」と思える人もいるんだろう。

しかし、私は地方に住む庶民として、この金額がどれだけ異次元のものなのかを実感として理解している。

この金額に「それくらいでいい」という発言が出るということは、その人たちのいる世界が、私の世界とは完全に違うということだ。

 

今まで聴いてきた彼の話は、自分にとっては気づきや刺激を与えてくれるものであり、尊敬の念を抱いていた。

その言葉価値を感じていた。

しかし、年収3000万が「それくらい」と感じる感覚が彼にあると知って、私はそれまでの彼の話が一気に色あせてしまった気がした。

 

もちろん、彼の言っていることを批判したいわけではない。むしろ、そういった感覚を持つことができるほど彼は安定した経済基盤や、物質的に豊かな生活を手にしているのだろう。

その余裕や価値観が反映された発言だとは思う。

しかし、それを私が共感できるかというととても難しい。

私が楽しんで聴いていた彼のポッドキャストも、もしかすると、私が想像している以上に「別世界」の人々に向けたメッセージだったのかもしれない。

私が楽しみに聴いているその番組の内容が急に色褪せていく。

これまでは、彼の言葉自分現実にどこかでリンクする感覚があったが、その感覚が突然切り離されたように感じてしまった。

 

結局のところ、私は勝手に彼を自分と近しい感覚を持った人だと期待していただ。

そのポッドキャスターが完全に異次元存在であり、私が考えるような生活価値観とは全く違う世界の人だったことを、今回の一言で痛感させられた。

 

でも、こうした感覚のズレを感じることこそが、価値観の違いに気づくきっかなのだと思う。

自分が持っているもの価値や、自分がどういう立場にいるのかを再確認できた気がする。

そして、今後はそのギャップをどう受け入れていくかが大切なのだろう。

私は一生ラーメントッピングを追加するかどうか、迷いながら生きていくのだろう。

2025-11-28

量子コンピュータへの投資って回収できんの?

無理だろ?RSAの解読が早くできるとしてそれ金になるか?実現する頃にはもうrsaとか楕円曲線暗号は消えてるのでは

特に防衛産業とのデュアルユースみたいなの全く考えてない日本スタートアップはまっさきに潰れるほか無い

まだ核融合に金突っ込んだほうがマシ

2025-11-26

アニメ声優業界 × 国内 × AIスタートアップ起業するな

一見日本人日本国内でやるスタートアップとしてはモメンタムがありそうに見える業界だが、絶対にやめた方がいい。

デカコーンを目指せるテーマは他にも無限にある。


言うまでもないが、自分もどこかの国で外部資金調達し命を燃やしているものとして、

今既にこの事業領域日本人生を賭けている人にはもちろん最大限のリスペクトをしている。

ただし新しく人生を賭けようとしている若者には絶対に勧めないだけだ。



以下理由


スタートアップが異常にスケールする環境を考えると、


対してタイトルに挙げた環境


から権利的にはクリアかもしれないけど、クオリティ海外AIの方が圧倒的にいい」プロダクトが出来上がる。

その状況になったときターゲットにできる企業はどの程度いるだろうか?

海外大手企業がそんなプロダクトを日本お気持ちマンのためだけに使うだろうか?ましてや無数にいる中小事業者は?


日系大手のみをターゲットにするとしたら、どうそろばんをしてもデカコーンになるわけがない。

というかユニコーンもかなり難しい。そんな祖業で資金調達をするな。


対策があるとするならば以下。



まり

2025-11-22

なんでGoogleの人が日本スタートアップを大声で批判してるんだろう

そういう弱いものいじめする会社だったっけ?

2025-11-19

おいしい関係』という漫画がある

短大卒の包丁もろくに握ったことなかった女が色々あって料理人を目指すグルメ漫画

先輩料理人のツンツンした男となんやかんや結ばれるというよくある感じの女性向け漫画なのだが、主人公処女喪失相手は彼ではない

主人公は最終的にくっつくイケメンAのもとで当初は修行していたが、料理人としての才覚を目覚めさせ途中からより格の高いレストランであるイケメンBの店へ修行に移る

Bは若き天才料理人でうまく店を回しており、そして金持ち夫人(既婚)と愛人関係にありそこからスタートアップ代をもらっていた

Bは割り切ったママ活ではなく夫人ガチ恋していたが、夫人が死亡

泣き濡れるBはこのまま後追い自殺しそうな勢いだったので主人公は慰めセックスをして処女を捧げてしま

これはママンの蔵書なので子供の頃になにやってるかもよくわからぬまま読んだのだが、大人になってから読むとすごい嫌なくだりだ

親が死んだとか友達が死んだとかで悲しんでる奴に慰めセックスならまだわかる

セックス相手を失った奴を慰めるためにセックスってすごく気持ち悪い

1年は禁欲してろよ

すぐ次見つけてんじゃないぞ

朝チュンの後に「ごめんねバージンだったのに」とBが謝るのも気持ち悪い

バwwwwバージンwwwwww

その後特に主人公とBが付き合ったりすることはなく、二度目のセックスをすることもない

なんやかんや主人公はAをずっと好きで最後には彼と結ばれるのだが、AとのセックスはなくてBとのセックスけが作中にある

なんだよこの漫画

愛人じゃなくて母代わりの存在とかそういうのでよかったじゃん

もしくはセックスしなくてよかったじゃん

この漫画のせいで「恋愛感情のない者同士で慰めセックスシチュを愛し憎むようになった

2025-11-13

GGSOKU(ガジェット速報)の管理人佐藤由太が逮捕された

憶えている人はいるだろうか?

ガジェット速報」のことを。

ガジェット速報はまとめブログ全盛の時代誕生した。

アメリカではただのまとめブログに過ぎなかった「BuzzFeed」や「ハフィントンポスト」がバイラルメディアと呼ばれ、サイトの開設からわずかな期間で時価総額が数百億、数千億にもなるという不思議時代だった。

それもこれもスマホの普及とともに会員数を爆発的に伸ばしたSNSのおかげだった。

Twitterフェイスブックバズるのは、誰かの投稿した画像動画と、それを取り上げたニュースサイト記事ばかりだったから。

遠く離れた極東島国、ここ日本でもまとめブログまとめサイトに億の値がつき、企業に買収されるところが相次いだ。今では閉鎖してしまったTechCrunchの日本語版の”スタートアップ”欄はそういうサイトの売却記事ばかりだった。本家英語版TechCrunch)はデバイス系のスタートアップ記事めっちゃ多かったのにね……。

ヨッピーに叩かれて売却ゴールを決められなかった「BUZZNEWS」、無責任医療記事炎上した「welq」、Googleページランク評価基準が変更されたせいでアクセス数が激減してボロボロになってしまった「転職アンテナ」が日本スタートアップ界隈で話題になっていたのもこの頃だった気がする。分かる人がいたらコメント頂戴。書き換えるから

そんな時代に現れたのがガジェット速報だった。

当時のガジェット系のニュースサイト2ちゃんねるまとめブログから始まったものが多く、嫌韓の風潮が強かった。日本勢のスマホ事業半導体事業ボロボロになるなか、価格と性能、そして安定性で圧倒していた韓国スマホや、躍進が止まらなかったサムスン、LGの半導体事業をフェアに取り上げていたのがここだったと思う。とはいえ、速報性、網羅性ではsmhn.infoのほうが優れていたと僕は思うけどね。

そんなガジェット速報は日本半導体について取り上げた記事がバズった(30万PVくらい)ことで、メディア化に乗り出した。(この頃、管理人さんは将来的にはサイトを売却することも考えていたと思うよ。)

ギズモードだか、ハフィントンポストだったか記事を書いていたライターや、日経新聞で働いていた人も転職してきた。

読者からライターを募って記事数を増やそうとしたけど、記事パクリが判明して炎上ブロガーじゃなくて読者から引っ張ってきたもんだから、一つ、二つ、記事を書いて終わるようなやつばかりで記事の質、量が全然足りなくてニュースサイトメディア化は失敗した。

コメント欄:炎上しない「クーロン」開発 ニュースサイトの導入目指す | 毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20140417/mog/00m/040/010000c

ASCII.jp人工知能炎上対策 すごいぞクーロン『QuACS』

https://ascii.jp/elem/000/001/047/1047249/

彼の人生を変えた日 - 週刊BCN+

https://www.weeklybcn.com/journal/column/detail/20150915_41577.html

人工知能で“荒れない”コメント欄--「議論の場」醸成めざしメディア無料提供 - CNET Japan

https://japan.cnet.com/article/35066978/

つのまにかGGSOKUという名前に変わっていた旧ガジェット速報は、クーロンという名前人工知能を搭載したコメントシステムを売り込む企業になっていた。スポーツ新聞ウェブサイトでよく見かけた。僕が憶えている範囲だとスポーツ報知とかね。

だけど事業継続が難しい、とかそんな注意書きがコメント欄につくようになって、半年ぐらいでそのコメント欄(クーロン)は使えなくなり、ウェブサイトリニューアルを期に丸ごと撤去された。ちなみに、そのコメント欄に書き込んだユーザーを僕は見たことがなかった。そういうコメントは今も昔も人の多いYahooニュースや、手軽に使えるTwitterのほうに書き込むもんね。

この頃、GGSOKUで記事を書いてた元WEBメディアライターの人は退社してTwitterに「スタートアップはもういい」、と書いてた気がする。日経の人もいつのまにか転職してた。

そんなころに佐藤由太がnote.muに投稿したのがこの記事だ。

ベンチャーキャピタルから個人破産申立されて4,000万円支払った話

https://note.com/disnism/n/n2fe336df2077

当時のネットの反応は「若者頑張れ!」、とかそんな感じだったと思う。

だけどガジェット速報を黎明期から知ってるものとしてはモヤモヤしたよね。だって彼がやっていたのはキラキラスタートアップじゃなくて、ただのまとめブログだと知っていたから。もちろん、後期はコメント欄の機能を作っていたみたいだけど、それだってSNS全盛の時代コメント欄?って感じで、今更感があったし……。

あれから数年後、彼は逮捕された。

登録で株を勧誘容疑、役員逮捕 「将来は上場」110億円集金か [福岡県]:朝日新聞

https://www.asahi.com/articles/ASTCC546WTCCTIPE00WM.html

馬鹿なことしたなー、と思った。

彼みたい人は当時の日本ネットにたくさんいた。彼らはブロガーとしてぶいぶい言わせたあと、みんなユーチューバーになって、コロナ禍で外出する人が減ると、プログラミングスクールを勧めるようになった。手垢のついた情報商材でも、”プログラミングスクール”と言い換えるだけでヒットした。「PCならMacBookおすすめです!MacBookならMacOSWindows、両方動きます!」なんてね……。

勧めてる理由WindowsPCよりも価格が高くて、アフィリエイトでちゃりんちゃりんできるからなんだけどね。教材だってプログラミングスクールで使っている教材のコピペでいい。実際、そういうサイトがあって炎上してた。そこからプログラミングスクールに入ってプログラマーになって成功したという人を僕は知らないけど、そうやって夢を見せる仕事をやっていれば今頃はお金もちになれたのにね。

2025-11-06

anond:20251106111419

統一化された帳票フレームワークOSS化することには、非常に大きな価値があります

1. 💰 開発コストライセンス費用の削減

初期導入コストの削減: 企業は高価な商用帳票ツールライセンス費用を支払う必要がなくなります特に中小企業スタートアップにとって、これは大きなメリットです。

ベンダーロックインの回避: 特定の商用製品依存することがなくなり、将来的な仕様変更サポート終了のリスクを避けられます自由コード修正改善できるため、自社のニーズに完全に合致させることが可能です。

2. 🤝 標準化と知見の共有(エコシステムの構築)

日本の商習慣への最適化: OSS化することで、多くの開発者日本の複雑な商習慣(消費税計算源泉徴収、独特なレイアウトなど)に対応するためのコードノウハウを持ち寄り、フレームワーク改善できます。これにより、最も実用的な「デファクトスタンダード」に近い帳票作成基盤が生まれ可能性があります

開発速度の向上 共通フレームワークが浸透すれば、プロジェクトが変わっても同じ仕組みで帳票を開発・保守できるため、新規開発の立ち上げ速度が向上し、開発者間での技術習得コストが下がります

3. 🛡️ 品質向上と持続可能

透明性と信頼性の向上: ソースコードが公開されるため、帳票のロジック特に金額計算や税務処理)の透明性が確保され、信頼性が高まります

多様な環境への対応: 商用製品サポートしないような最新の技術スタックニッチOSにも、コミュニティの貢献によって迅速に対応できるようになります

コミュニティによる継続的改善: 一つのベンダー依存せず、世界中日本中の開発者バグ修正機能追加を行うため、品質が維持・向上し、プロジェクトの持続可能性が高まります

まとめ

OSS化は、単なる「無料化」ではなく、日本ビジネスにとって不可欠な「帳票作成」という共通課題に対する知恵とリソースの「共同投資」であり、社会全体での開発効率向上に寄与するという点で、非常に価値があります

2025-11-05

そして誰もAIを使わなくなった

かつて、世界は「誰もがAIを使う時代」になるはずだった。

けれど、結果は逆だった。

AIサービス各社は、燃えるような電気代とサーバーコストに追われた。

はじめは月額30ドルだった定額料金が、いつのまにか300ドルになり、

最後には「1クエリ1ドル」となった。

検索」でも「生成」でも、使うたびにカウントされる世界

人々は「AIに話しかける」前に、まず財布の残高を気にするようになった。

JTC──日本的会社文化象徴するあの略語──では、

AIの利用に稟議書必要になった。

課長決裁が必要な「AI使用申請書」。

内容欄には「生成目的」「想定トークン数」「倫理リスク」が並ぶ。

誰もそんな書類を出したがらず、やがて誰もAIを使わなくなった。

データセンター建設は止まり

空調だけが虚しく回る半完成のサーバーファームが、

地方丘陵地にいくつも取り残された。

半導体メーカーGPU生産ラインを縮小し、

ついに「次世代チップ」は計画中止となった。

だが、終わりはいだって再生の始まりでもある。

破綻したAIスタートアップ倒産したデータセンターから

中古GPUをタダ同然で買い集めた連中が現れた。

格安ローカルAI」「ジャンクGPT」──

古いモデル再利用した軽量サービス流行し、

“第二次生成AIブーム”が始まった。

この動きを見逃さなかったのが中国だった。

「電力が安い我々なら、AIで再び覇権を取れる」

そう目算した中国企業は、

米国で電源すら入れられずに保管されていたGPUを、

コンテナ単位で買い漁った。

それに気づいたトランプ激怒した。

アメリカ技術を盗むな!」

その一声で、南シナ海航行中の貨物船攻撃され、

世界中のGPUの2/3が一夜にして失われた。

GPUを失った世界では、AI生成は再び「贅沢品」になった。

今日ガチャSSR出た!」

人々はAIに求める答えを“ガチャ”と呼び、

良い出力を引き当てるまで課金を繰り返した。

中高生が夜通しAIガチャを回し続け、

恋愛相談に答えてくれるAI」に依存する問題社会問題化

ついに政府未成年AI利用を全面的禁止した。

その頃、かつてAIを使っていた世代は、

パソコン通信と同じように「昔は便利だった」と懐かしんでいた。

だが、若者たちは違った。

AI? あー、あのジジババが使ってたやつね」

AIは、古びたテクノロジーになった。

誰もが使っていたものが、誰も使わなくなった。

そして世界は、ふたたび「人間の知恵」に頼る時代に戻った。

ただ一つだけ違うのは──

ももう、「AIのように考える人間」を信用しなくなったということだ。

タグ:

#SF #ディストピア #生成AI #未来予想 #はてな匿名ダイアリー

──

希望があれば、もう少し文体

文学寄り(詩的・静謐

現実寄り(ニュース+手記調)

のどちらかに寄せて調整できます。どちらの方向がお好みですか?

2025-11-04

技術系だから」という理由だけで研究所人間を寄こすな

うちの会社はよくあるJTCあるあるで、グループ研究所事業部技術部門が両立してる

そしてこれもJTCあるあるなんだが、研究所社員事業部と人事交流していて、定期的に人事異動技術部門に異動してくる

入社2〜3年の若手なら大歓迎なんだが課長だとか部長クラス技術部門に来る人はみんなポンコツで非常に困っている

理由は明白で、研究所目標が「論文投稿」なのに対して技術部門の目標は「事業貢献」だから

そもそもやってきた仕事全然違うのに同じ「技術系だから」という理由だけで異動してきて

全く役に立たないどころか害悪で、そのくせ分かったフリをして偉そうというのが研究所から来た人、という印象として定着している

もちろん中には非常に優秀な人もいて、研究所研究しつつ副業スタートアップに参画してて

ビジネス感覚も優秀で「この人そのうち社長になりそうだな」というレベルの人もいるんだが

そんな人は10人中1人ぐらいで残りの9人は漏れなくポンコツである

例えば打ち合わせをしていても資料の細部(参考とか)にやたら突っ込んで時間けが浪費される

打ち合わせ時間も守らないし議論の終着点も見えなくて

やっぱ論文投稿目標にしていると時間無限にあると勘違いしてるんだな、と実感する

さっさと出て行ってほしいが、出て行ったところで次に来るには同じ研究所ポンコツなのでどうにもならない

2025-11-03

1990年代大学生やってたかった

1996何生まれ

1990年代大学生やってたかった

大学生じゃなくても二十代やってたかった

インターネットに触れていて簡単プログラミングできればどんなサービス資金調達はできる時代

下手したらとんでもない金のなる木に化ける時代じゃん

今の俺がスタートアップとか新規サービス立ち上げたいってなったらさ

東大始め難関国立大学理系修士レベル知識スキル必要じゃん

量子なんちゃらとかニューラルなんちゃらとかディープなんちゃらとか

まじで不公平だよな

anond:20251102170605

その核融合投資は成果を出してたな

ゲーム『原神』の売上が核融合に化ける、miHoYoが出資するスタートアップ世界初の完全高温超電導トカマク炉の稼働に成功

https://xenospectrum.com/mihoyo-funded-fusion-startup-successfully-operates-the-worlds-first-fully-high-temperature-superconducting-tokamak-reactor/

トカマクなんちゃらみたいな技術オタクが興奮するような核融合量子力学系のワードアイテム名とかテキストとかで崩壊3rdにたくさん出てくるし世界観(宇宙観?)構築にガッツリ関わってる

あとBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)にも投資しててうつ病研究に役立ててるらしい

大ヒットゲーム『原神』の開発元miHoYo、著名大病院BMI研究ラボ設立

https://36kr.jp/123542/

でもその先にはSAOのナーヴギアみたいなのを作りたいオタク願望があると思われる

こっち方面の進展は聞かないから難しいんだろうな

2025-10-30

教育ポータル構想書

教育ポータル構想書

マイナポータル連携型・国内UI活用版)

一 背景と気づき

朝の台所で、母親炊飯器スイッチを入れるように、

子どもたちはスマホの電源を入れて一日を始めている。

学校教室でも、路地裏の公園でも、

さな画面の中で言葉が飛び交い、笑いも涙も、

ときいじめも、指先ひとつで広がってしまう。

一方で、父や祖母世代は、

「このスマホ、また勝手に変わった」と戸惑いながら、

役所申請も、病院の予約も、

誰かの手を借りなければできない。

私たち暮らしは、

もう“デジタル”という言葉では括れないほど、

ご飯野菜のように、

あたりまえのものになってしまった。

からこそ――

誰もが安心して使える国産の基盤を整えること。

それが、この構想の出発点である

二 目的

(1)国民生活の基盤として

デジタル機器を、米や水と同じように、

途切れず、安全に、誰にでも行き渡らせる。

(2)デジタル主権確立

私たち生活が、

つのまにか海外広告モデルの上で転がされている。

その仕組みを少しでも国の手に取り戻す。

(3)使いやすさの再発見

LINEのような見慣れた画面、

メールのようなやさしい操作感を大切にし、

子どもにも高齢者にも「触ってわかる」端末を。

(4)行政アクセスの一元化

マイナポータル教育ポータルをつなぎ、

「どこに何を出せばいいのか」という

あの小さな混乱を、もう繰り返さない。

(5)子ども安全と早期支援

いじめの「撮る」「送る」「拡がる」を技術で止める。

そして、傷ついた心に早く気づけるAIを。

(6)世代をつなぐ操作

ケータイに慣れた手、タブレットに慣れた指先――

その両方が自然に動くようなUIをめざす。

(7)災害への備え

停電しても、ネットが切れても、

大切な人の安否を確かめられる「小さなOS」を。

(8)国内産業の育成

NECLINE、そして若い技術者たちの手で、

日本発の端末・OSを育て、働く場を増やす

(9)透明で倫理的な利用

「誰が、いつ、どの情報を見たか」を明らかにし、

プライバシーを守る仕組みを制度として定める。

三 過渡期モデルAndroidベース国内UI活用

学校で配られるタブレットが、

子どもたちの勉強生活を支える窓になる。

高齢者の端末は、

孫の顔を見たり、健康を記録したり、

役所手続きまでを一つにまとめる。

いずれの端末も、

「話す・見る・押す」だけで完結できるようにし、

外の危険通信遮断する。

災害時には、電波がなくてもつながる小さな回路が働く。

そしてAIが、

いじめ自傷兆しを、

人の目よりも早く見つけ出す。

四 政府OSへの移行

この道のりは、一足飛びにはいかない。

まずは、Androidの上で国内UIを磨き、

やがてTRON系の軽量OSLife-TRON」へと移す。

見た目も操作感も変えずに、

裏側だけを静かに入れ替えていく。

IPATRON協会NECLINEが力を合わせ、

その互換レイヤーを作る。

スタートアップたちは、新しいアプリの呼吸を吹き込む。

やがて教育現場高齢者施設実証が行われ、

一歩ずつ、全国へ広がっていく。

五 実行体制

政府方針ID管理

企業NECLINE):端末・UI設計

スタートアップアプリAI開発

学校教育委員会:現場運用

保護者地域:見守りと理解

それぞれが、自分の持ち場で小さく働く。

けれど、その総和が、

子どもたちの安全で穏やかな未来を支える。

六 これからの道すじ

試験校で教育ポータルを導入

試作端末とアプリを開発

マイナポータルとの技術連携検証

教師保護者への説明操作教育

運用ログAI検知の精度を確かめ

結びに

これは単なる「教育デジタル化」ではない。

誰かが取り残されないように、

暮らしの隅々まで、

やさしく光を行き渡らせるための計画である

朝の炊飯器のように、

誰でも迷わず使える――そんな端末を。

それが、この国の新しい「手ざわりのあるデジタル」になる。

2025-10-29

転職活動していたときにムカついたこ

もう時効だと思うので数年前のことを書く。

  

俺はシステムエンジニアをしていた。

システムエンジニア転職場合転職サイトでスカウトが来ることがそれなりにある。

実際俺もある有名なスタートアップ企業からスカウトが来ていた。

  

会社「うちの会社のこの求人、どうっすか」

おれ「じゃあ応募するわ」

  

こんな感じで応募した。あとは「カジュアル面談→1次面接→2次面接→...」と進むわけ。

その会社ではその後の流れがすこし変わってた

  

会社「応募ありがと。今度こういう公開イベントやるんだけど来ない?」

おれ「(おっ、5年で売上をxx倍にする戦略CEOベンチャーキャピタルの人と語るイベント? VCの人も来るのか)面白そうだから行くっすわ」

  

そんな感じでイベントの参加を連絡した。

イベント募集はconnpassでやっていたで公開イベントだった。

会場はその会社オフィスセミナールーム

講演があって、質疑応答があって、そのあと軽食と酒が出る懇親会がある、IT業界だと珍しくもないイベント形式だった。

  

そのイベントがある日はリモート勤務だったけど、オフィスに出勤して多めの業務量を調整して「残りの仕事明日の俺に任せた!」ということで比較的軽い残業で終業してオフィスを出た。

その時に来ていたメールに気づいた。

  

会社「この前の面接お疲れ。結果はお祈りね」

会社「あとお前の参加するイベントな、強制キャンセルしておいたわ」

  

イベント自体が中途や新卒の応募者を集めるための採用目的というのはまだいい。

それ自体は分かる。

だが選考途中で落ちたら強制キャンセルにするとは一言も書いてなかった。

  

「直前でお祈りした求職者オフィスに来て面倒を起こされたら困る」という気持ちもあるだろう。

でも結局のところ「採用人事が採用イベント登録者が少ない(≒採用人事の査定に響く)から選考中の求職者にも営業をかけた挙句、懇親会で出す飯代と酒代が惜しくてキャンセルにした」というのが本音だろう。

  

なにより人のスケジュールを調整させておいて、引き返しができなくなった当日にキャンセルを知らせるのは不誠実というものではないだろうか。

  

その会社は昔より売上の成長率は落ちたが今でも「イケイケのビッグスタートアップ」の立ち位置にいる。

だがこちらの都合を考えずに、あの会社採用人事の都合を振り回されたあの日から今でも俺はあの会社のことが嫌いだ。

同業の仲間と飲む時の鉄板ネタとして使ってはいるが所詮ごまめの歯軋り」というやつでなんの告発効果もない。

だがときどき思い出すたびにムカつくのでここに書いて俺の負の感情を供養しておく。

大学生エンジニアだけど、技術が嫌いでツラい!」を書いた方へ

とっ散らかった文章です。中学国語オール3だったので

当該noteはこれです

https://note.com/hanamiya_note/n/n5e0aabfdf4e3?sub_rt=share_sb

これを読んで最初に思ったのは、「わかるーーー」という一言でした。

私はとある工業単科大学情報学生なので、同じ気持ちによくなります

noteの方は京都大学らしいので全然違うかも、悪しからず。優秀だ)

あと、なんか説教くさくなっちゃったんですが、なんか自分もそういう時期あったのでその時の自分に伝える感じで書いたらこうなっちゃいました。

ごめんなさい。まだ学生から許してほしい。

癪に触ったら、ごめんなさい。こういう考えもあるよってだけなので、なんやこの根暗インキャはと一蹴していただいても構いません。


率直に言って、最近web業界で何か成果を残すって本当にハードルが高い。AIも出てきて、文系にまでITが広がった結果、ありとあらゆるジャンルプロダクトが、個人開発、スタートアップ企業とかが出してきた。

前は、穴場の一つが防災だった。でも気がついたら広告打たれるくらい防災プロダクトも揃ってきてるし。

本当に新規性を出すのが難しいと思う、捻り出しても結局、「発表して賞もらって、じゃサヨナラ」みたいな感じになっている。

ハッカソンとか出てると、それって意味あるんか?本当に必要(笑)

という気持ちにもなるが、まぁ技術力をつけるノックみたいなものだろと思って前はよくやってました。

webがそんな雰囲気から最近は、web以外に行く人が増えた気がする。

組み込みとか、セキュリティとか、OSとかCPUみたいな低レイヤネットワークプライベートクラウドみたいなインフラとか?

多分だけど、枯渇感はそういう未開の地に行くと、少し薄れると思いますよ。ライバル絶対数も減るしね。生き残り戦略だよ

さて、話は逸れましたがそんな大学生noteを書かれた方へ一つお伝えしたい。

多分なんですが、この方はキャリアの考え方を「山登り型」ではなく「川下り型」で考えたほうがいいと思います

多分そっちの方が性に合ってると思います


この話は、私が尊敬してるbigエンジニアから伺ったのですが、いわゆるキャリア構築の話です。

キャリアには、「山登り型」と「川下り型」の2パターンがあります

前者は、note筆者の方が言われてるようなbigな夢を追いかける、そんなキャリアの作り方です。

起業する!とか、世界から貧困をなくす!とか、〇〇を達成する!、GAFAに入る!みたいなね、大きな山頂を目標キャリアを作っていくみたいな感じです。

でもそれって、難しいんですよね。私は諦めました。

何が難しいかって、そりゃ過酷なんですよ。山を登っているんで。

起業して失敗するリスクとか、シンプル面白くないとか、嫌な分野も勉強しないととか(私は英語がこれです)

モチベーションが続かないとか。

そして、登る山がより高く、少なくなってしまった。

多分大昔は、東京で働くことは山の1つだったのではないでしょうか?大企業で入ることが山の1つだったのではないでしょうか?年収1000万が山の1つだったのではないでしょうか?

大手町スタバ片手に社員証ピッとするくらいなら、大学生インターンでもできちゃいますメガベンが人気な就職先になって、新卒で700万出すところもあるくらいです。

起業も前はきっと、していることがすごかったのかもしれませんが、今は大学生起業家はわんさかいます

そこからいかにシードから資金調達できるかとか、事業拡大して売却できるかみたいな点が問われているように感じます

(その点、GAFAはまだまだ身近な山かもしれませんね。)

山は高いし、より険しい、大学生の力ではきっと大文字山ぐらいで、そこからエベレストってどうやって登ればいいのかわからなくて当たり前です。

多分大多数は、向いてない。まぁ向いている人は着実に頑張ってきっと成功するけど、私じゃないな。

さて後者、「川下り型のキャリア」ですね。

これは、明確な目標とかはなく、自分がやりたいこと、叶えたいことを目の前のものから1つ1つ丁寧にやっていく。しばらくして後ろを振り返ると、立派なキャリアができていると言ったものです。

なんでこれが向いているかって、このキャリアある意味他人に喜んでもらいたい人」に向いているからなんですね。

noteにも書いてありますが、

自分が捻り出した工夫に「これ、すごく良かった!」と言ってもらえると震えるほど嬉しいんですよね。 」

という点。他人に喜んでもらいたいんだなという気持ち自分もそのタイプなのでよくわかります

このキャリア形成のいいところは、別に山を目指しているわけではないので、全く過酷ではありません。

私はこの考え方を知ってから、無理してハッカソンとか短期インターンを繰り返したりしなくなりました。


代わりに大事にするのは、自分がやりたいこと、叶えたいことを確実にやること。

例えば、私は、仲間を支えたい気持ちが強いので

「後輩が出るコンテストサポートみたいな感じでチームに入ってみる」とか

「友人の起業の立ち上げの時期をちょっと手伝う」とか

SNSで、技術系のイベントに参加して友達を作って、なんか作る合宿企画してみる」とか

別にそういうレベルOKです。


私はそういう人を助けたり、なんか初めてを喜んでいる姿を見ててすごく嬉しいんですよね。

意外と、無理して山を登ってた経験がいきたり、逆に新しい技術に触れたりもできるのが、この考え方のいいところ。

でも、就活タイミングではちゃんガクチカになるような経験もできたし、色々な人脈も作れたし助かったなと素直に思っています


さて、とっ散らかった文章ですが、まぁあとはググってくれ。

多分川下り型が向いているからさ。

「川下り型、それは諦めと何が違うんですが?」って思いました?

まぁ諦めと同じっちゃ同じかも。でも川を下っていくのも別に大変なんですよ。崖から落ちるのとは違いますから、しっかりと今どこにいるのかどっちにいけばいいのか見定めないと、道に迷います

よく山でも言いますよね。遭難したら上へ行けって。

今のはどうでもよくて、「山登り型」と「川下り型」別にどっちが正解とか上みたいなのはないです(正直山登りの方が上だろと思ってしま自分もいるが)

山登り挫折して、鬱になってらそれはそれで大変だし、川下りもじゃあやりたいことがゲームからゲームばかりでいたら就活の時何も話せなくて詰むと。

大事なのは、「歩みを止めない」こと

私はこの問題で悩んだ時、年単位で歩みを止めてしまいました。楽しく友達と遊んで過ごしたりゲームしたり。

でも、今思うとちょっと勿体無かったなって。その時間、もう少しちゃんと歩いてれば、AI Codingをも少し使いこなせてたかも。


新しい技術が出ても、知らない領域でも、初めての場所人間コミュニティでも

その場で座らないで、引きずってでも歩きつづければ、いつか川を下って綺麗な街に出るかもしれませんし、山頂から綺麗な眺めが見れるかもしれません。

自分が今やりたいことを、確実にやる。そしてそれを積み重ねたら、自然と周りから立派に見えているようになる。

それくらいの温度感で生きることが、現代日本エンジニアで大切な心構えなんじゃないですかね


あとは、AGIが現世の諸問題を全て解決し、ベーシックインカムのんびり過ごせることに期待して

長々と書きまして、すみません

おしまい

AIバブル1999年の再演か、それとも2005年の前夜か

はじめに

最近株価高騰を見て、「これってAIバブルでは?」と思う人が増えている。

特にNVIDIAAIスタートアップの急成長、そして「AIを使えば何でも自動化できる」という空気

これらは1999年頃のドットコムバブルを思い出させる。

ただし、単純な再演ではない。

AIバブル構造似て非なるもので、「より上流の層(インフラ)」に資金が集中している。

以下では、まず現在AIバブルの仕組みを整理し、そこからドットコム時代との比較を行う。

現在AIバブル構造

AI関連企業は、今まさに''キャッシュを燃やして''先行者利益を狙っている。

GPUや電力に莫大な投資を行い、巨大モデルを作って市場を押さえようとしている。

しかし、ここにいくつかの構造的な疑問がある。

先行者利益存在するのか?

AI分野では「先にモデルを作った者が勝つ」という物語が語られている。

だが、モデルのものは容易に模倣される。

蒸留模倣学習によって、他社のモデル挙動再現することができる。

結局のところ、''差が出るのはデータ独自性継続的更新力''だけだ。

まり先行者利益は短命であり、参入障壁はそれほど高くない。

コストに見合う利益が得られるのか?

生成AI運用には莫大なGPUコストと電力費がかかる。

一方で、API価格は下がり続けており、マージンは薄い。

「利用量は多いが利益は少ない」という、ドットコム時代の“アクセス至上主義”とよく似ている。

今のAIは“トークン至上主義”になりつつある。

''使わせること自体目的化''し、収益モデルが後回しになっている。

エッジAI解決策になるのか?

一部の処理をスマホや端末上で行う「エッジAI」に期待が寄せられている。

かに通信コストレイテンシは減るが、学習や大規模生成は依然としてクラウド依存だ。

結局は''ハイブリッド化''が進むだけで、抜本的なコスト解決にはならない。

ドットコムバブルとの共通点

観点1999年ドットコム2025年AI
キャッチコピーインターネット世界を変える」AIがすべてを変える」
成長ストーリー全ての商取引オンライン化する全ての業務AI化する
投資マネーIPOラッシュ、.com銘柄に集中GPUAIスタートアップに集中
優位性の誤解ドメイン取れば勝てるモデル作れば勝てる
評価指標アクセストークン

どちらも「未来利益現在価値に織り込みすぎた」点で共通している。

技術進歩は本物だが、''経済モデルが未成熟''という構造が同じなのだ

ドットコム時代との違い

ただし、違いもある。

1999年バブルは「利用者がいないのにサービスを作っていた」時代だったが、

2025年AIは''実際に利用者存在する''点が大きい。

AI生成物はすでに現実生産性に影響を与えており、

その意味では、今のバブルは「空想」ではなく「過熱した期待」である

問題は、''どこまでが現実的な成長なのか''を見極めるフェーズに入っていることだ。

1999年バブル崩壊してWeb 2.0が生まれたように、

今回のAIバブル崩壊の後に「定着期」が来る。

それが''2005年の前夜''なのか、''2001年崩壊直前''なのかは、

GPUの消費電力と、エッジの進化スピード次第だろう。

おわりに

AIバブルは「幻」ではないが、「永遠」でもない。

技術の核は残り、''過剰な期待だけが剥落する''。

それは悪いことではない。

ドットコム時代の残骸からGoogleAmazonが生まれたように、

AIバブルの灰の中から次のインフラ企業が現れるだろう。

今がその「前夜」であるなら、静かに観察しておきたい。

燃える現場に飛び込むよりも、煙の流れを見極める方が賢明だ。

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このまま匿名ダイアリーコピペすれば、

改行や見出しも崩れず正しい形式投稿できます

希望があれば、「もう少し皮肉っぽく」「もっと冷静に分析風」などのトーン調整もできます

どんな雰囲気に寄せたいですか?

2025-10-23

教育ポータル構想書(マイナポータル連携型・国内UI活用版)

教育ポータル構想書(マイナポータル連携型・国内UI活用版)

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1. 背景・課題認識

日本教育現場では、児童・生徒がスマホSNSを利用することでいじめ犯罪自傷リスクが増大。

高齢者中年世代も、スマホOSの変化により操作が困難で、生活必要情報アクセス課題

端末・OSアプリ海外企業中心で、国民全体の生活基盤としての安全性・安定性が不十分。

政府アプリマイナポータル)の普及により、国民行政デジタルサービス依存する状況が増加。

デジタル機器利用がほとんど**「米や野菜次元」まで多用されていることを鑑み、教育端末・高齢者端末を国産基盤で統一し、安全安心情報圏を確立**する必要がある。

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2. 目的目標

国民生活の基盤化

デジタル機器利用がほとんど「米や野菜次元」まで多用されていることを鑑みて、OS/端末を国民に広く浸透させ、生活の基礎インフラとして安定供給する。

デジタル主権確立

Google等の海外情報収集・広告モデル政府が深く依存する状態是正し、国内企業技術サービス活用する。

国内UI活用による操作負荷軽減

LINE国内企業アプリUIUXを参考に、教育高齢者向け端末の基本操作形態転用

行政アクセスの一元化・簡素

マイナポータル教育ポータル連携させ、市役所役場などの行政サービス安全アクセスできる統一窓口を実現する。

子ども安全確保と早期介入

いじめの「撮影SNS拡散」を技術的に抑止し、第二次性徴期における心理的打撃を未然に検知・介入できる体制を作る。

世代間の使いやすさの回復

中年高齢者が既に慣れた操作感(ケータイ操作)と、子ども学習ニーズの双方を満たすUI/UX提供する。

災害レジリエンス

ネット遮断下でも安否確認避難情報機能する極小OSモードを整備し、国家レベルの迅速な対応可能にする。

産業育成と経済効果

NECLINE国内スタートアップ連携させ、端末・OSアプリの内製化・雇用創出を促進する。

透明性と倫理性の担保

情報利用の透明性(誰がいつ見たか監査ログ)と、プライバシー人権尊重する利用ルール制度的に確立する。


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3. 過渡期モデルAndroidベース国内UI活用

3-1. 教育ポータル構成

学校配布端末で動作MDM管理

マイナポータル連携

学習アプリ・連絡帳・SNS提供

国内企業アプリUIUXを参考に設計

操作方法は「トーク画面・アイコン・通知方式」を教育高齢者向けに最適化

災害対応機能オフライン通信メッシュネットワーク対応

AIによるいじめ自傷リスク自動検知

3-2. ターゲット端末

中学校児童用:学習・連絡帳・SNS災害対応

高齢者用:連絡・健康行政手続き・生活支援

共通ポイント

国内UIベース操作負荷を軽減

安全圏内通信のみ許可

端末署名MDMで改造防止


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4. 政府OS移行フェーズ国内UI転用含む詳細)

4-1. 技術方針

LINE国内アプリUIを基本形として、教育高齢者端末の操作性を最適化

TRON派生極小OSLife-TRON)に移植する際もUI/UX操作感を維持

互換レイヤーを用いて、Androidアプリ政府OS上で動作可能

4-2. サブフェーズ

サブフェーズ 目的 内容 主体

OS設計仕様確定 政府OS基盤設計 TRON系極小OS国内UI組み込み教育高齢者端末向け軽量UI操作性を設計 IPATRON協会NECLINE

移行用互換レイヤー開発 Androidアプリ継続利用 現行学習・連絡帳・SNSアプリ互換環境動作API/ID連携政府OS標準に統合 スタートアップNEC

教育端末・高齢者端末実証運用テスト UI操作性、災害モードログ管理確認 教育委員会・自治体

ポータルアプリ移行 データ統合 教育ポータル学習アプリSNS行政サービス政府OSネイティブIPANECLINEスタートアップ

全国展開・定着 完全移行 Android端末は段階的にフェーズアウト。全国学校・高齢者施設で展開 文科省総務省自治体

4-3. 運用プロセス

1. 試験校・施設政府OS端末導入

2. 互換レイヤーAndroidアプリを一時利用

3. AIリスク検知・ログ監査

4. 段階的にネイティブ化・全国展開


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5. 実行体制

政府政策策定・標準仕様ID管理

大手企業NECLINE):端末製造クラウド提供UI転用

スタートアップアプリ開発・UX改善AI解析

教育委員会・学校現場運用指導ログ監査

保護者地域:利用同意支援

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6. 次のステップ

1. 教育ポータル試験校導入

2. 端末・アプリプロトタイプ開発

3. マイナポータル連携技術評価

4. 教師保護者への操作教育

5. 運用ログAI検知精度の測定

労働時間規制の緩和と金所得課税増税が共に成立した場合どうなるか

もし、高市総理政策である労働時間規制の緩和と金所得課税増税が共に成立した場合どうなるかを考え見る。

まず第一に、日本株は、資金力がある外人投資家が買わないと上がらない。

そして、外人金融所得課税増税の影響を受けない。

労働時間規制の緩和による業績増のメリットは受けるけど。

したがって、この2つの政策がともに採用された場合

指数採用されている外人投資家が買いそうな大型株は上がり、

日本個人投資家が買うグロースのような新興市場はより冷えるみたいな展開になるんじゃないかな。

そして、日本個人投資家はよりNISAを賢く使いsp500やオルカンみたいな世界指数投資するようになる気がする。

で、もしそうなったら、企業株主優待をいろいろちらつかせても個人投資家には見向きもされず、総会は外国人投資家(その代理人含む)が幅を利かせるようになると思う。

そして、新興企業資金調達しようとしてもグロースがよりお通夜になれば、大した値段が付かないとしたら、VC投資さらに冷えそうですね。

上場できたら莫大な値が付くからVC出資するわけだし。大した金額にならないなら、スタートアップ界隈によりカネが回らずに冷えそうな予感。

2025-10-21

anond:20251021074221

了解。元の論旨(「現実直視せよ」)に乗っかって、「縮小均衡でいい」という主張への反論をまとめます

反論縮小均衡は“均衡”になりにくい

1. 固定費の壁で均衡が崩れる

インフラ道路上下水道鉄道・送配電網・自治体運営救急/消防)は固定費が大きい。人口納税者が縮んでも費用は比例して下がらない。利用者減→運賃/料金↑→さらなる離脱ネットワーク縮退…と負のスパイラルに陥りやすく、安定均衡より「崩れの連鎖」になりがち。

2. 輸入依存(食料・エネルギー)と国防の“最小実行規模”

日本は食とエネルギーを外から買って生きる国。外貨を稼ぐ製造業サービスの規模が一定ラインを割ると、交易条件の悪化通貨の弱体化、調達コスト上昇が重なる。さら国防規模の経済が効く分野で、装備調達人員維持・技術基盤に下限の規模がある。ここを割る「縮小」は安全保障リスクを跳ね上げる。

3. 少子高齢化は“縮小の質”が悪い

均等に縮むならまだしも、先に減るのは生産年齢人口。要介護医療需要はむしろ増える。結果、依存率の上昇で一人当たりの負担加速度的に重くなり、医療介護年金給付削減か増税のどちらか(多くは両方)を強いられる。「ほどよい縮小」で止まらない。

4. 自治体生活サービスの“臨界点”

学校病院路線商業一定需要を割ると突然維持不能になる(段階的ではなく飛び石的に崩れる)。廃校病院撤退・減便/廃線→通院・就学が困難→転出→税基盤縮小…と、局所的な“均衡”は成立しにくい。

5. イノベーション生態系密度依存

研究開発、人材育成スタートアップ、部材・設備サプライヤーの集積は人と資本密度生命線。縮小は需要人材プール風呂敷市場)を同時に縮め、投資採算を悪化させる。結果、技術導入・自動化で埋めたい穴がかえって埋まらない。

6. 財政金利の“トリレンマ

税収基盤↓/社会保障支出↑/インフラ更新費は下がらない。どこかで(1)給付削減、(2)増税、(3)政府債務増の選択になる。債務増に依存すれば、わずかな金利上振れで利払いが公共投資を食い荒らす。これも均衡を不安定化させる。

7. 地政学ショックに弱い体質

平時の“ギリ保てる縮小均衡”は、災害資源価格高騰・隣国圧力といったショックで簡単に壊れる。冗長性・予備費防災力が痩せるほど、社会は脆くなる。

それでも縮小均衡を主張するなら、最低限この“数字”が要る

スローガンではなく運用計画を。少なくとも:

医療介護年金給付水準・負担率・年金開始年齢の具体値
インフラ:どの路線/病院/学校をいつまでに統廃合、代替手段費用・所要時間
防衛人員・装備の下限目標国産/共同開発比率、年間調達
産業:輸出の目標額・構成為替前提、電力コストの上限目安
労働自動化投資計画投資額・年率・導入率)、人手の穴を誰がどれだけ埋めるのか
地方財政:広域化の工程表赤字補填の財源

この骨太の“勘定”が示せない「縮小均衡」は、実質「均衡なき縮小=衰退容認」に過ぎない。

反論結論

縮小均衡で十分」という言説は、固定費と最小実行規模、依存率上昇、ネットワーク臨界地政学ショックを軽視している。多くの分野で均衡は連続的ではなく崖をもつ。ゆえに現実的ではない。

成長至上主義をやれと言っているのではない。必要なのは

最低限の規模と密度を守るための生産性向上(自動化デジタル化への本気の投資)、
選択と集中+統合サービスの面で“点で高品質、面でアクセス確保”の設計)、
管理された受け入れ(技能教育に紐づく移民留学生専門職戦略的導入)、
防災防衛・基盤投資の確保(“保険料”としての国の体力)。

これらを外せば、「縮小均衡」は均衡ではなく、壊れやす縮退経路だ――というのが反論だよ。

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