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はてなキーワード: 血圧とは

2024-12-11

anond:20241211153505

献血に行くと献血後は洋式トイレでオシッコするように言われる

シッコした時の血圧の変化で倒れる危険性があるから

それと同じで射精血圧の変化があるのではないだろうか

血圧頭痛の関連は知らない

2024-12-09

anond:20241209105536

ヒートショックによる脳の酸欠で(寝落ちして)溺死やで。

風呂で寝てしまうのは、脳が酸欠状態になっている可能性があります。

風呂に浸かると体温が上昇するため、平熱に戻そうとして血管が拡張し、血圧が下がりやすくなります。 ← ヒートショック

血圧が低下すると脳への血流が減り、酸素不足を引き起こします

anond:20241209080024

風呂で寝てしまうのは、脳が酸欠状態になっている可能性があります。

風呂に浸かると体温が上昇するため、平熱に戻そうとして血管が拡張し、血圧が下がりやすくなります

血圧が低下すると脳への血流が減り、酸素不足を引き起こします

酸欠状態になるとウトウト気持ちよくなり、単なる眠気として勘違いする可能性があります。

また、睡眠不足が続くと睡眠負債が溜まりリラックスを得ると寝落ちやすくなります。

風呂で寝てしまうのは危険なので、眠気を感じたら浴槽から出るようにしましょう。

血圧動脈硬化を指摘されている人は、こうしたリスクが高いので、より注意が必要です。

AIって結構あほだよな。

「眠気を感じたら浴槽から出るように...」

この状況だと眠気を感じてもそのまま寝落ちするのが普通だろ。

湯船でダラーっとしてて眠くなったらそれには抗えないんだよ!!

せいぜいタイマーかけてアラームで起こしてもらうんだな。

2024-12-07

大麻使用施行後の未来予測

今は法改正後420年後──東京湾上空に浮かぶ宇宙入国審査基地「ハナフサ420」では、まるで宇宙ホタルが大挙して発光ダンスを踊り狂っているかの如く、長蛇の列が奇妙なビートで揺れていた。俺は列の中に立ち、喉の渇き尿意を同時に抱え、先頭でキラキラと光る尿検査ロボットピーピー君」を睨みつけるしかなかった。あいつ、黄金色のボディに「清流」「極上」「芳醇」とか能書きシールを貼りまくって、テンション高くキュイーンと鼻歌なんか歌ってる。芸が細かいというより、ただの悪趣味便器ロボじゃねえか。

しかし俺が本当に腹が立つのは、横で浮遊している別のロボット「Nippy-Stick420」の存在だ。コイツ合法的大麻由来のオイルを吸ってハイになっている。わざわざハッパー型のアロマディフューザーを口元につけ、メタリックグリーンの煙をぷかぷか吐きながら、こっちにニヤリとする。その顔はまさにトリップ宇宙人、脳ミソゆるゆるモード全開で、こっちの深刻さなんて知ったこっちゃない。

Nippy-Stick420が俺を見て、薄笑いを浮かべる。

Yo, my metal brother, you steppin’ in a galaxy without greens, ain’t no buds for yo human lungs, know what I’m sayin’?」

(よう、メタルブラザー人間のお前には緑の恵みなんて無い銀河に足突っ込んだってわけよ、わかるかい?)

ウッゼェ、こいつ。俺は言いたい。「なんでお前は合法的にキメてんだ?なあ、同じ大麻成分だろ?なんで人間がアウトでお前は政府公認ハイなんだよ?」

ことの発端は、アムステルダムだ。俺はそこに旅立ち、夢見心地で「Amsterdam 420 Kush」を一服かました。それは舌の上で葉っぱが宇宙クジラの子守歌を歌うような極上の体験だった。ところが同じ頃、面識も無いクセに宇宙有名人になっていたインフルエンサー「420BlazeChica」がSNSやらかした。「アムステルダム合法ハッパ最高~!」なんて調子に乗った配信をやって、銀河規模で炎上し、日本政府は大慌て。結果、法改正後420年の平和だった(建前上)日本は「アムステルダム帰りは全員、尿検査ガチャに参加」なんていう悪夢イベントを開催するハメになった。

そして俺は見事にハズレ──いや、当たり──を引いたらしい。今やピーピー君が俺の前に迫ってくる。そいつは超ハイテンションで、発声モジュールからアイドル声優みたいな声を出す。「お兄さん、今がチャンス!最高品質検査液を排出してねっ☆」なんて言いやがる。

「てめえ、検査液って俺の尿だろうが!」と叫びたいところだが、その瞬間、Nippy-Stick420が俺に向かってスパスパスモークリングを吐く。

Chill, my leafless homie, da universe ain’t got no sympathy for yo dried-out fate. Just pee and roll with it, ya feel me?」

落ち着けよ、葉っぱ無しの相棒。この宇宙はお前のカラカラ運命に同情なんざしちゃくれねえ。とっととションベンかまして流れに乗れ、わかる?)

何が「流れに乗れ」だよ!俺は流れなんて乗りたくない。流れに乗った結果が、合法的ハイロボットと、合法的に俺を捕まえる便器ロボだぞ?

ピーピー君は検査モードに入ると、警察官風情の監査ドローンを脇に従えて、まるで江戸時代奉行よろしく判決を読み上げる。「ハイハイこち大麻判定モード入りま~す。違反は即アウトですぅ♪」その声はアイドルから一転、判決ドSナースみたいなトーンに変化。

俺が出発前に地球新聞で読んだとおり、帰国時に陽性なら即逮捕。それが法改正後の新しい現実らしい。

「Ain’t no mercy in this big ol’ cosmic playground, my dude. You gon’ be locked up tighter than a stoner’s snack stash.」

(この広大な宇宙の遊び場に慈悲なんてねえぜ、ダチ公。お前はハイな奴らのおやつ隠し棚より堅くロックアップされる運命だ。)

Nippy-Stick420がトロけた声で宣告するたびに、俺の血圧は上がる一方。おまけに周囲の客は、俺をまるで珍獣でも見るかのような目で見ている。中にはSNSライブ配信している奴もいるんじゃないかインフルエンサーのせいで俺たち全員が疑われてるのに、皆あの女と俺を同列に語るな!

ピーピー君が結果をババンと大画面に表示する。「Amsterdam 420 Kush成分、陽性出ちゃいましたっ☆ あ~残念♪」

周囲がどよめく中、監査ドローンが青白い光を放って俺を拘束する。空気がヒヤリと凍り付き、Nippy-Stick420は相変わらず気怠い笑みを浮かべている。

Dat’s how da cosmic cookie crumbles, my friend. Next time, stick to dat robot oil, it’s on da house.」

(なあ、相棒、これが銀河クッキーの砕けっぷりってわけだ。次回はロボットオイルでキメな。タダで振る舞ってやるぜ。)

不条理だ。ロボットハイでも合法人間一口吸っただけで逮捕。俺は銀河の果てで、圧倒的に理不尽な巨大便所ビジネスに飲まれたような気分だ。

こうして、法改正後420年後世界で、俺はアムステルダムの甘い葉っぱの記憶と共に、宇宙ジョークの渦中へと引きずり込まれていく。スモーキーで、皮肉コメディが倍増した、カラカラ銀河物語はこれから裁判所行きのシャトルで続くことになる──俺に笑う余裕なんて、一片もないけれど。

2024-12-06

anond:20241206212712

ヒートショックは、急激な温度変化によって血圧が急激に変動し、心臓や血管に負担がかかることを指します。特に風呂場でのヒートショックは、高齢者血圧不安定な人にとって非常に危険です。

安楽かどうかについては個人の感じ方や状況によるかもしれませんが、ヒートショックは突然発生し、意識を失うこともあり得るため、十分な注意と予防が大切です。心配場合や予防方法について疑問がある場合は、医療専門家相談することをお勧めします。

2024-12-05

この前会社休んで健康診断行ったら脂肪肝とか高血圧かいろいろ言われて健康のためにもっと野菜を食えって医者に怒られた

自炊できないかキャベツを丸のまま買ってきて外から一枚ずつ剥がしながら塩かけてバリバリ酒のつまみに食ってたらなんか最近ホント調子よくなってきた

医者ってスゲーんだな

2024-12-04

[]合成エストロゲン製剤内服により血中のコルチゾール値が高値

合成エストロゲン製剤内服により血中のコルチゾール値が高値を来したトランスジェンダーの一例

42 歳、男性

X-2 年に受けた健診で高血圧症脂質異常症を指摘されたものの、医療機関受診していなかった。

X 年 4 月、近医口腔外科で下顎歯根嚢胞に対し、抜歯・嚢胞摘出術を予定されていたが、

血圧 160/100mmHg と高値であったため、降圧治療必要とのことで、前医を受診した。

前医で 2 次性高血圧の鑑別のため、各種ホルモン検査をしたところ、

ACTH 3.0 pg/mLコルチゾール 46.6 μg/dL であり、ACTH 非依存性クッシング症候群が疑われ、

X 年 6 月に当科を紹介受診した。

身長 172.5cm、体重 86.4kg、BMI 29.0kg/m2肥満は見られたが、クッシング徴候は認めなかった。

また顕著な女性化乳房を認めた。

画像検査では副腎腫瘍を認めず、内分泌学的基礎値を測定し、

ACTH 3.4pg/mLコルチゾール 45.6μg/dLDHEA-S 85 μg/dLLH <0.1 mIU/mL

FSH <0.05 mIU/mLテストステロン <0.03 ng/mLエストラジオール <5.1 pg/mL であった。

これまでの検査で副腎性クッシング症候群否定的であり、

女性化乳房を来しているのにも関わらず性腺系ホルモン抑制という不自然な基礎値を呈していたため、

ご本人にサプリメント等の内服について、再度確認したところ、ご自身トランスジェンダーであり、

また胸を大きくするため合成エストロゲン製剤であるエチニルエストラジオールを内服していることを告白した。

この薬剤が高コルチゾール血症の原因と考え、内服中止を指示し、再度基礎値を測定したところ、

ACTH <2.0 pg/mLコルチゾール 3.37μg/dL に低下した。

経口避妊薬などの女性ホルモン製剤の内服で、コルチコステロイド結合グロブリンの増加を来し、血中コルチゾール値が上昇する。

本例ではトランスジェンダーという患者背景のため、

ご本人から合成エストロゲン製剤を内服している事実について、初診時に申告されず、高コルチゾール血症の診断が遅れてしまった。

また合成エストロゲン製剤の内服中止により、ACTH、コルチゾール値が低値になったことも興味深い経過であった。

https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202202258067520027

2024-12-02

風呂に入りたくない

もっとお菓子とか食べたい

でも太りたくない

お仕事行きたくない

休みたい

マンガ喫茶(快活クラブ)でソフトクリーム食べたい

コールド用のグラスにソフトクリーム入れて上からカフェラテかけたらおいしいんだよみんなやってみて

お腹減った

洗濯干しても乾かないから部屋干ししてる

そういや血圧下げる薬飲んだらすごく下がってびっくりしてる

お腹減った

麻酔科から見る最近産科関連ニュースについて

2024/12/3追記

コメントで厳しい指摘のある通り、つがる病院の件は裁判を経た賠償ではなく、「産科医療保障制度原因分析委員会や県外の複数産婦人科専門医意見等を踏まえ」て病院責任を認めて賠償金を支払ったものだった。

また、事態の詳細記事を寄せてくれた増田もいた。ありがたい限り。

以下の本文は自戒を込めて元記事のままにしておくので、該当部分は「コイツ日本語読めてねーわ」と思って読んでほしい。

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2024年11月だけで、産科とりまく嬉しくないニュースが続いてしまった。

双子出産時に医療事故・第2子に重い脳性まひ 「つがる総合病院」が責任を認め患者家族損害賠償金約9100万円を支払いへ 青森県

https://news.yahoo.co.jp/articles/2632e03d1c188d54560b78feb4a26de359d2c6f0?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20241128&ctg=loc&bt=tw_up

検討会で弁護士暴論「産科医は医療安全に前のめり」

https://reiwa-kawaraban.com/politics/20241116/

市中病院で、帝王切開という形で産科医療に関与する麻酔科医の目線から上記ニュースを考えてみる。

【前提】

まず話の根底として、妊娠から出産過程で低確率ながら母子の死亡が起こりえる。

厚労省データ(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001118039.pdf)によれば妊産婦の死亡事例は減少傾向にありつつも、令和3年で2.5/100000出産例とされる。(死亡の原因は様々だが、こちらのスライド(https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2021/12/20211208_2.pdf)によると、「産科危機出血」「脳出血」「羊水塞栓」で半分近くを占める)

平成12年には6.3であったというから、およそ20年で半減してきている計算で、これは原因の究明や対応できる組織構築を行った医療従事者や、薬剤や機材の開発・流通を整備する関連企業不断努力の賜物に違いない。

日進月歩医学的取り組みをしてなお死亡率をゼロにできないもの妊娠出産である、という点がまず客観的事実として存在する。

そうした妊産婦死亡を防ぐ手段の1つに帝王切開がある。

経腟分娩でなく帝王切開選択する理由について信頼できる統計データネット上には見つけられなかったが、職務で見てきた中では「双子」「胎盤位置異常」「前回が帝王切開=今回の分娩がハイリスク」「合併症(妊娠血圧など)予防のためやむをえず」といった背景が多い。

胎盤位置異常や帝王切開歴などは妊婦検診の過程で分かることであり、予め調整して計画的帝王切開をすることで上記出血などによる死亡例を防ぐことができる。

問題は、全ての帝王切開が予定通りには進まないということだ。

予定帝王切開の日程を定めていたとしても、まったく予期せぬタイミング(予定の数週間前など)で破水したり陣痛が始まってしまうことは日常茶飯であるし、経腟分娩で予定されていたお産が胎児心拍低下などで緊急に帝王切開となる事態もよくある。帝王切開ではないが、経腟分娩を終えたもの出血が止まらないため緊急手術になる事例も時折ある。

短く纏めるなら「妊産婦死亡を防ぐには帝王切開がどうしても必要場合があり、そしてそれは緊急に起こりえる」となる。

現場実態

では、緊急帝王切開が決まったとして、手術はどのように進むのだろうか。

緊急という言葉から一分一秒を争う事態想像するかもしれないが、実は事情に応じてどの程度待てるか段階分けされている。

施設によって呼び方規定時間はある程度幅があるものの、こちらの資料(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/42/1/42_57/_pdf/-char/ja)に示されるものが一つの指標になるだろう。

日中に娩出すれば問題ないものは大きなトラブルになることはまずなく(見たことがない)、1-2時間以内に子供を出したいとなると手術室は忙しくなってくる。

そして、我々麻酔科医にとって最も恐ろしいものが、超緊急帝王切開、いわゆるGradeAの宣言だ。

資料中にもあるように、GradeAでは可及的速やかに胎児を出す必要があり、以前所属していた施設では「宣言から30分以内」を目標としていた。この30分という数字をどう受け取るかは人によって様々であろうが、手術室の動きと所要時間から考えてみたい。

帝王切開全身麻酔で行う場合、手術室看護師必要な器械(メス、各種鉗子、血液吸引機などなど)を準備し、麻酔科麻酔器のセットアップや薬剤・器具の準備を大急ぎで進めていく。

麻酔器のセットアップを全くゼロから行う場合は、機種にもよるが10分近く時間をとられる。どんなに短くても3-5分という印象だ。

また、使用する薬剤の種類は通常の全身麻酔とあまり変わらないものの、一部の薬剤は鍵付きの金庫で保管されているため、鍵の持ち主である看護師に持ってきてもらう必要があるのだが、看護師も器械の準備に全力を注いでいるのですぐにとはいかない。

全ての薬剤を準備するのに(鍵を無視しても)最速でも2-3分。人工呼吸のための気管挿管デバイスを準備するのにもう1-2分。麻酔器のセットアップと並行で行えるので単純に足し算ではないが、これに移動時間、各所へ電話連絡の時間、薬剤と道具をかき集める時間を加味すると、連絡を受けて10分後に独力で全ての準備を整えられるかは分の悪い勝負になりがちだ。

マンパワーがあれば多少改善するものの、夜間や休日であれば人員は最低限に留められているため、素早いヘルプも期待できない。

大抵の場合産科医も連絡をしてきた時点で手術室へ患者と向かっているので、慌てて手術室へ飛び込んだら患者が先に入室していた、ということも珍しくない。

全ての道具の準備を整え、産科医は滅菌ガウン手袋を装着し(これにも1-2分はかかる)、全身麻酔をかけると同時に執刀を初めて数分後に胎児を体外へ出す。

言葉だけ並べると案外間に合いそうに見えるが、必要検査結果を最低限確認したり、患者を手術台へ移動したりと無数の手順が間に挟まることで時間はどんどん圧迫され、時間が経過するごとに胎児(と場合によっては母体)の生命は目の前で消えようとしていく。

今まさに苦しむ母体と、見えないところで死に向かっていく胎児を目の前にして、正確に、安全に、迅速に全ての手順を協同して進めていく緊張感が伝わるだろうか。

そして上記描写は、近隣でも有数の規模の病院で、スタッフ経験値と各種対策が練り上げられた環境のものである比較的規模の小さい病院では経験値マニュアルも整備されておらず、これより時間がかかってしまうだろうことは想像に難くない。

記事の内容について】

こういった現状を踏まえた上で双子判決についての記事を読むと>> 10分以内に新生児を取り上げる超緊急帝王切開体制が取られておらず、重大な障がいに至ったなどとする判断を受けました <<とある

当時のつがる総合病院体制がどのようなもので、どこまで準備できた時点から計測された制限時間かは調べた範囲で詳細不明であったが、全くゼロから始めたとすればまず不可能時間であるし、ある程度準備が出来た状態(麻酔器はセットアップされていたなど)からでも厳しいだろう。

実際に病院側の落ち度があった可能性も無論あるが、ベストを尽くしても達成しうるかからない「10分以内」という数字をどこからか持ち出してきて賠償を命じられるというのは、あまり理不尽に感じられる。

10分以内に取り上げられたら後遺症を防げたか、あるいは程度が軽く済んだ可能性はもちろんあるが、それが現実に達成不可能数値目標だとしたら、処罰理由として据えられてはたまったものではない。

この記事から読み取れる法律サイドのスタンスは、「もっと安全対策をとるべきであった」とできるだろう。それが現実的なものかはさておいて。

翻ってもう一つの記事である

これは厚生労働省保険局での話し合いであり、その結論の着地点は広い範囲に影響することが予想される。

産科医療保険適用にした場合問題点はそれだけで独立した論点になってしまうため割愛するが、記事フォーカスしている井上弁護士発言は以下である

>> バランスを見ます産科医療安全にかなり前のめっていすぎるというふうに私自身は判断しまして(中略)結果が異常である可能性があるということで水準を簡単に上げすぎるために、産科世界バランスが他の診療科に比べて崩れているのではないかと(中略)医療安全、悪く言えば原理主義的になりすぎないように、ということを是非ご注意いただく <<

この発言に対して亀井氏が即座に怒りを感じさせるコメントを出しているが、むべなるかなと言わざるをえない。

関係各所が不断努力を続けていても妊産婦死亡はゼロではなく、突然で理不尽な不幸に見舞われたご家族の悲哀を想像するだに辛い気持ちになる。

にも関わらず、どれだけ真摯に取り組んでも、双子の事例にもあるように時として理不尽な法的判断を下されうるのが現状の産科医療実態だ。

無論この井上弁護士見解法曹会の総意でないことは理解しているし、記事執筆者がやはり弁護士非難的な論調であることからも間違いない。

とはいえ一部の弁護士(そしてそれ以外の人々)に、「産科医療医療安全コストをかけすぎではないか」という見解を持っている人が相応にいるだろうことが推測される。

【両記事共通点

双子記事厚労省記事は、個別に見るとかたや「医療安全をより追及せよ」であり、かたや「医療安全コストを割きすぎではないか」という真逆要求をつきつけている。

どうしろというのだ、という困惑から一歩引いて、何故このように食い違う見解が同一の業界から出てしまうのかを考えてみると、「妊娠出産に対するリスクの軽視または無理解」が両者の根底にあるのではないか個人的に考える。(業界が同じなだけで個人思想が違うだけだろうという結論は一旦置く)

出産安全に済むものから」という補助線を引くと、「(安全に済むものからその水準を当然満たすべく)医療安全をより追及せよ」「(安全に済むものからそんなにコストをかけなくても良いはずで)医療安全コストを割きすぎではないか」というように、一見相反する見解が綺麗にまとまる。

記事の冒頭に掲げた前提の「日進月歩医学的取り組みをしてなお死亡率をゼロにできないもの妊娠出産である」という事実が、過小評価されているかよく理解されていないことに原因があるのではないか、と考える次第である

これはある意味仕方のないことで、実際に超緊急帝王切開に直接関わる産科医・麻酔科医・看護師でもなければ医療職であってもそのリアリティにはピンとこないはずなので、一概に無理解批判することはナンセンスだ。

数字として見るデータ客観的事実として揺るがないとしても、起きてしまった不幸とそれを防ぐための緊張感は、両方を目の当たりにして初めてリアル根拠としてデータを活かす。

改善策としては実際の現場映像と音声で記録して周知と理解を促す手段も思いつくが、倫理的問題マンパワー的な問題が立ちはだかる。この点は医療サイドで働きかける余地があるだろう。

【今後の影響に対する推測】

産科医療における有名な出来事としては2006年の大野病院事件があり、そのあらましと影響についてはこれまで散々議論されているので割愛する。

最終的に産科医は無罪を勝ち取ったものの、福島県内における産科医療への影響として、事件前後産科医が減少したという分析がある。(https://keizemi-keio.info//wp-content/uploads/2017/01/bessyo_mitaron.pdf)

産婦人科医会の調査(https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/02/48dc1841822ac2ca56d3d7ee4b107c28.pdf)では総数としての産科医は2006年から2022年にかけて19%増えているとあるが、厚労省データ(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/22/dl/R04_1gaikyo.pdf)から算出した同期間についての総医師数の伸び率が23%であることを合わせると、新たに産科医を志望する割合は減少していることが見て取れる。

産婦人科医会の資料中には産婦人科施設の推移も載っているが、婦人科病院が微増するもの一般病院診療所が明らかに減っていることが分かる。

ハイリスク妊娠出産を高次機能病院対応するために人員を集約することは理にかなっているものの、妊婦にとって移動はかなりの労力を伴うことから、集約によって移動距離が長くなることは身体的にも経済的にも負担が増す。

この推移に大野病院事件がどの程度影響したか評価が難しいが、無関係でないことは明らかだ。

そういった過去の事例があった上に今回のような事例が積み重なると、施設の減少と人員相対的な不足傾向が加速するリスクがある。

施設の減少は患者にとって負担であるし、人員の不足はスタッフ疲弊患者リスクを招く。

件のつがる総合病院事態が起きたのは2017年ということだが、2024年現在施設としては第二次救急医療機関指定を受けており、日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設としての教育施設指定を受けている(https://www.tsgren.jp/tsugaru-general-hospital/hospital/situation.html)ことから、緊急帝王切開を含む産科医療を行っているものと推察される。

産科医療資源の集約を考えた際に集約される側ということになるが、その医療水準を支えるスタッフHPによると産婦人科3名と麻酔科2名のみだ。

始めに述べた通り、帝王切開は通常の分娩でも突然発生しうるし、それは夜間も休日関係が無い。

当番制でシフトを回すと考えても、麻酔科は2日に1回は夜間呼び出しに備える必要があるし、産婦人科も1人で手術はできないので同程度以上の体制をしいていると推測される。

この通りであれば当然スタッフ疲弊するし、疲れた状態での医療危険を伴う(だからこそ働き方改革が叫ばれる)。そして、疲弊さらなるスタッフ離脱と不足を招く。

事態が進んで最終的に誰が不利益を被るのかというと、分娩をしたい妊婦胎児家族に他ならない。

冒頭の記事にある判断見解は、将来生まれてくる新生児生命リスク晒すもので、人命と健康を至上とする立場からは許容できない。(そうでない立場の人からはそうでもない、という批判はありうる)

【まとめ】

記事では2024年11月に公開された産科医療に関連する法的判断見解について、産科医療に関与する麻酔科医の立場から考察した。

医療安全の推進と削減という矛盾するような見解が同一の業界から出てくることについて、「妊娠出産が死亡リスクを伴う」という点の理解がされていないのではないか仮定することで1つにまとめ、現状の問題の発生源を推察した。

GradeA帝王切開いかに厳しい時間的制約のもとで行われるかや、妊婦胎児に起きうる不幸について一概に法曹側の無理解批判するものではないが、このような法的立場判断見解の影響が及びうる範囲を想定すると受け入れがたい。

現場をよく知る人々の意見が反映されることを祈りつつ、実際に1人の麻酔科から見た現場がどういった物かを誰かに共有できればと思い本記事作成した。

少しでも将来の妊婦胎児安全寄与できればと願う。

2024-12-01

anond:20241201014639

癌にかかってるのに貴重なリソースを30年間

血圧上げたら良くなる!体温上げたら良くなる!自然療法やったら良くなる!

って的外れに注ぎ込んだ結果やん?

2024-11-30

冷気を鼻で感じられなくなる病気なんてあるのかなー

変なアウトガスで麻痺した感じ

あと血圧が正常なのに頻脈気味なのが謎(80ぐらいだけど。低血圧症みたいにやたらイライラする)

2024-11-27

子供大学に行って入学金払ったらなんかゴールな感じがして生きる目的を失ったような感覚になってる

ゲームしたりアニメみたりしながら酒飲んで、もし明日目が覚めなくてもなんの問題もない感じ

子育て終わった男は何を目的に生きてるの?というか子供を育てなかった男は何か目的があった?

俺は生きたいって思ってるんだろうか?というのがわからず濃いもの食って酒飲んで体重血圧医者に何言われても「あーはいはい」ってなってる

人生消化試合に入った

2024-11-22

anond:20241122132249

病院行ったらビフィズス錠剤(強力)を処方してもらえるので

それを飲めばかなり改善される

とはいえ普段から発酵食品を取るようにした方がいい(って勧められると思うが)

あと、エビオスとかビオフェルミンとかの市販薬サプリ系は腸内に関して改善はするかもしれないけど副作用が出る場合があるので

基本的には医者に処方してもらうのが一番

自分場合サプリで調整したら血圧がやたら上がってやめたらすぐに戻った

お前らだって50(歳)―(血圧)(1)50達成してるのにな

2024-11-21

anond:20241121112028

がんばれ。

興奮すると血圧上がるから落ち着いて。具体的には腹式深呼吸

採血針太いけど頑張れ。

2024-11-20

anond:20241120192330

似たような状況だが、彼が普段一人でしてるスタイルでやるとうまく行くが…

edは器質的もの精神的なものがある

精神的なものは負の性欲によるものなので、これを直したければ、彼から聞き出して、女性に対するヘイトをぶつけてもらうしかない

だが、この時、否定はせず、共感しなければならないんだが、それが無理なら、臨床心理士資格があるカウンセリングに通うしかない

その場合edに悩んでる君が全額払うしかない

彼氏目線だと女どものせいでこうなったと思ってるんで彼氏に出させてはいけない

次に器質的問題だが、これは歳を取ると誰でもそうなるし、女性edに近い状態になることがある

コレはバイアグラタダラフィルでなんとかなる

ただ、コレを長期間飲むのは金銭的に辛いものがある

なので、ハル薬局柴胡加竜骨牡蛎湯、黄蓮解毒湯+四逆散、桂花茯苓丸、加味逍遙散、桂枝加竜骨牡蛎湯、補中益気湯あたりを調べて該当する症状があったら、内科でもらうといい

二十代後半で高血圧狭心症耳鳴り更年期障害はないと思いたいがあることはあるし…

この時、メインの症状で、インポテンツとは決して言わないほうがいい

インポテンツは自由診療から原則として健康保険がつかえない

(なお、例外があるので調べたほうがいい)

あと、お腹の肉がついてるなら、2人ともどもお腹の肉を引き締めたほうがいい

お腹の肉を引き締めるとセックスした時の気持ちよさが違うし、狭心症動脈硬化の予防にもなる

(やり方は増田動脈硬化とくぐればでてくる)

anond:20240627164852

立花が期待通りの仕事をしてくれて嬉しい

立花所業に吹き上がる人の血圧が上がって少しでも寿命が縮んでくれれば民主主義にとっては明るいことだ

箇条書き日記

・噛むと奥歯が痛い時があり、ただ本当に時々なので原因が分からない。前に別の歯でも同じ痛みがあったが、虫歯ではなく大丈夫だということで噛み合わせの調節をしてもらった気がする。面倒だけど、念のため予約した

仕事でよく分からないところがあるが、毎回確認するのもなんだしなんとなくでやってる部分がある。本当はその分からない部分を明確にしたい(自分ASDなので気になる)のだが、どうしたもの

子供最近会っていないのが気になる。今週末くらいにLINEしてみよう

美容院そろそろ行かないといけない。ただこれも面倒なのでどうしたものか。もう少し後でもいいか

血圧が下がらない。薬の副作用で太ったのが原因だと思われるが、血圧降下剤を飲んでも下がらない。今日病院行って最大量まで増やしてもらうかも

・歌の練習をしているが、本当はもっと練習しないと上手くならないだろうなと思っている。楽器練習と同じで、上手くなるスピードが本当に少しずつで、イライラしてしまう。元々上手い人はいいなぁと思う

余暇の過ごし方が基本的に家にいるだけなので、そんなのでいいのか、と思ってしま

・なんかいつも不安で緊張してる気がする。無理はしたくないな

最近増田で伸びる記事を書けていないのも気になる。別に義務でもなんでもないんだけど、何か書きたい気持ちがある

収入が少ないので将来が不安だ。でもどうしようもない。転職できるような元気さがないか

・言ってる間に年末年始だなぁ

音楽聴きながら仮眠を取ろう

2024-11-18

健康診断の結果が届いた

いつも通り体重血圧でC判定

「うん、いつも通りだから至って健康!」

と診断結果はゴミ箱シュート

酒が旨い

桂枝茯苓丸が狭心症に効くと論文に書いてあるが、俺の場合効果がなかった

逆に当帰湯、半夏厚朴湯、帰脾湯、温経湯のほうが効いた

そして、不思議なことに四逆散+黄連解毒湯は痛みが少し軽くなるとはいえ狭心症にたいしては効果がなかった

血圧は190/100から122/83に下がったので、血圧に対しては効くと思う)

調べてみると、微小血管狭心症というのがあるらしい

心電図に異常はなかったので、医者もこのタイプ狭心症だといっていた

どうも、このタイプ狭心症は当帰湯、帰脾湯、温経湯で使われている当帰+〇〇じゃないと治らないようだ

ただ、俺の場合、帰脾湯や当帰湯だと眠れないので、黄連解毒湯が必要なんだが、どうしたものか…

2024-11-14

仕事をずる休みしたら脳神経外科に回された話

前日、突発的な業務が立て込んでしまい、始業時間1時間上前からの出社を命じられた。

また、客先へ報告に行くことになったので、3時間残業も命じられた。

そのため、非常に疲れてしまい、今日休みたいとしか思えなくなった。


起きると体も頭もだるい

もう休むことしか考えていなかったので、とりあえず電話


事務員はい会社です」

私「私です。今日頭痛がするのでお休みしてもよろしいですか」

事務員部署長に変わりますね」

部署長「部署長です」

私「私です。今日頭痛がするのでお休みしてもよろしいですか」


前いた部署では病気休暇の申請チャットアプリOK電話事務員が出たとしてもそのまま部署長に伝言してくれる。

長期間になるとさすがに医師診断書必要だが、数日なら何もいらなかった。


一方今の部署は今いる部署病気休暇の時の手続きがめんどくさい。

チャットアプリがないので電話による事前連絡必須だ。事務員が出た場合伝言はしてもらえない。

休みたいんですけど」というや否や「部署長に変わりますね」と言われてしまう。気まずい。

休むのが多いと部署から仕事の進捗大丈夫?」とか「休みの日遊びすぎたんじゃないの」とか詰められるので面倒。

さらに1時間の取得でも診断書の提出が必須となっている。一応物的証拠があるので疑われない、という見方もできるのだが…。


さて、証拠づくりに動くか。

初めは診断書のひな型をダウンロード編集して出そうと思ったが、保険証の利用履歴を調べられたら面倒だ。

そういうわけで病院受診することにした。

1カ月前も同じことをしたので、そんなに頻繁に行くと医者も疑ってくるだろう。

そこで、自宅から少し離れた総合病院に行くことにした。


総合病院の受付にて。

係員「今日はどうされましたか

私「頭が痛く、のども少し痛いので、内科受診しに来ました」

係員「では、内科の問診票を書いてください」


少しすると係員が来て「最近インフルコロナが再流行してるので、一旦熱を測ってもらえますか」と。

熱を測ると平熱だったものの「発熱外来で抗原検査を受けてきてもらえますか」。警戒されているようだ。

ついでに「前金として5千円をお預かりします。陽性の場合お帰りいただき後日の会計となります」とも。


発熱外来へ。再度の体温測定の後抗原検査を受ける。鼻に綿棒を突っ込んで粘膜をえぐり取るアレ。痛い。

わずせき込んでしまう。看護師も「綿棒を抜くのでゆっくり息を吐きましょうね~」と慣れている様子。

あれ、検体採取は片方の鼻だけでいいのか。

おまけに血圧測定と血中酸素濃度測定(人差し指をはさむやつ)もした。

当たり前だがインフルコロナともに陰性だった。

ウィルスを調べるなら抗原検査よりもPCR検査の方がいいんじゃなかったっけ?

一応これから発熱する可能性があるのでそうなったら再度受診せよとのこと。あるわけないって。

とりあえず一般外来受診許可が出たのでそちらに戻る。


戻るや否や、「頭痛ですと内科ではなく脳神経外科管轄になると思われるので聞いてみますね」

え?脳神経外科ってくも膜下出血とか脳梗塞とかそういうのじゃないの。

などと考えていると、本当に脳神経外科に回されてしまった。


一体どうなってるんだ、と思いながらも脳神経外科へ。

私「しばしば頭痛になるので、そろそろ診察を受けた方がいいと思い来ました」

脳神経外科医「この時期頭痛の人が多いんですよ。一応MRIを撮ってみますね」

係員「では、検査室へお越しください」


検査室にて。

から違うって…。まぁ自覚症状のない脳腫瘍とかもあるしいいか…と思いながら待機。

MRIなんて、トラックにはねられた時以来、20年ぶりだ。

MRIは強力な磁石を使うため金属類は全部NGだが、金属がないはずの衣類も脱がなければいけないらしい。こうして私は人様の前でパン一に。

臨床検査技師検査は15分ほどかかります

そんなにかかったっけ。確か前やった時は1分強で終わったような。

(後で調べたら、15分は最短時間であり、状況によっては90分かかることもあるとか)

やたらとピーピーガーガーうるさい機械だった。狭くて薄暗い空間が落ち着いたけど(閉じ込められるのは勘弁してほしいが)。


検査を終え診察室に戻る。当たり前だが、何の異常もない。

脳神経外科医「あなたの頭は大丈夫ですね」

私「(は?)」

脳神経外科医「気圧によるものと思われるので市販頭痛薬で様子をみてください」


受診終了。抗原検査に加えMRIという大げさなことをしたので2時間・料金は〆て9千円。

9千円の出費は痛いが、仕事を休めるならお金くらい払う。

診療明細書には内科文字はなく、代わりに「脳神経外科」というとんでもないものが載ってしまった。

事実小説より奇なりとはいうが、もし部署長とかに聞かれたら受診の経緯を正直に話そう。事実から


結論。ずる休みしたいとき証拠づくりをするなら精密検査対応していない個人医院を選ぼう。やる気のない医者ならなおよい。

罪悪感は全くない。休みたくなったらまた休もう。有給休暇を減らさずに合法的に休めるなんて最高だぜ。

午後はやることがないので、カラオケでも行ってデレマスシャニマスの曲でも歌ってくるか。アイカツきらりん☆レボリューションもいいかも。

何で仕事に行く日はだるいのに、休めるとわかるとここまで元気になるんだろう。これ、新種の健康法だったりして。

2024-11-13

6種類の薬を毎日飲んでる。

抗うつ薬

安定剤

睡眠導入剤

睡眠導入剤その2

筋肉弛緩剤

血圧下げる薬

飲み過ぎじゃない?

アラフォーなのに

2024-11-11

anond:20241111192334

血圧はすでに一つの病気なのでは?

 

一時期はてなハイク血糖値測定器の300とか出てる写真毎日投稿してたヒト、すぐいなくなったもんなぁ

危機感もって薬ちゃんと飲んでね

2024-11-10

砂糖の過剰摂取は人々の健康に悪影響を及ぼすといわれていますが、実際に人々が幼少期に摂取した砂糖の量を測定し、その後の健康状態を知ることは困難です。そこでアメリカカナダ研究チームは、第二次世界大戦から1953年まで砂糖配給制だったイギリスの人々を対象研究を行いました。

イギリスでは第二次世界大戦中の経済的困難により、政府が食料の配給制を導入せざるを得ませんでした。肉や砂糖といった一部の食品戦後もしばらく配給制が続けられ、砂糖の配給量は成人でも1日40g未満に抑えられ、2歳未満の子どもは0gでした。もちろん、親は自分が配給を受けた砂糖の一部を子どもに分け与えていた可能性が高いですが、自由砂糖が手に入る時期と比べると子ども砂糖摂取量は大幅に少なかったと考えられます

配給制が終わると、イギリスにおける砂糖消費量は一気に増加し、1日平均で約80gに達しました。この劇的な環境変化により、研究チームが「砂糖配給制であり幼少期にあまり砂糖摂取できなかった人々」と、「幼少期から砂糖比較自由摂取できた人々」を比較することが可能になったとのこと。

研究チームはイギリスの大規模バイオバンクであるUKバイオバンクから砂糖配給制廃止される前後にまたがる1951~1956年に生まれた6万183人のデータ抽出し、胎児から幼少期にかけた配給制の有無と成人後の健康状態関係を調べました。

分析の結果、妊娠から生後2年間の約1000日間にわたって砂糖配給制だった子どもたちは、成人になってから2型糖尿病発症するリスクが平均35%低く、高血圧発症リスクも約20%低いことがわかりました。

赤ちゃん母親の胎内にいる時点で配給制が解除され、生後は砂糖自由に手に入る状況だった場合でも、成人後の慢性疾患の発症リスクは低下しました。また、たとえ成人後に2型糖尿病や高血圧になったとしても、胎児から幼児期にかけて砂糖摂取制限されていた人々は2型糖尿病発症時期が約4年、高血圧発症時期が約2年遅くなる傾向がありました。

anond:20241110001438

血圧高いと腎臓負担かかって最悪透析コースからほんと気をつけて

体動かすのと食生活改善がんば

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