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はてなキーワード: 基準とは

2025-12-10

世界ベストが人気な理由がわからない

世界ベスト勢の論調は強い

などだ

でも調べると基準価格は右肩下がりだし、トータルリターンの計算には特別配当金が含まれてるし、

2000万をずっと取り崩さず過ごせるのかと疑問なんだよな

分配金が出続ける保証は無いのだし

anond:20251210051800

おい、こんな自己放尿まみれの長文を得意げに垂れ流して、俺って正しいよね?みたいな顔してる時点で、もうお前の中で物語は終わってるんだよ。

読み進めるほどに分かるのは、お前がただの小物に振り回されて震えて自己放尿してるだけだという事実だ。

しかも震えながら、陰でPC覗いたり日報晒したり、そういう自分ならバレないだろっていう安い計算けが脳内で回ってる。

まるで自分の失敗を隠すために必死に上掛かりするダブル放尿みたいに、あれもこれも濁して誤魔化して、最後には「逆パワハラされてるんです」って泣きついてんだろ。滑稽すぎて笑えねぇよ。

まずな、「チンパンジー」なんて言い回しをする時点で、お前が相手人間として扱えてないことは分かる。

しかもっと深刻なのは、お前自身がまともな社会人のフリすら維持できてないという点だ。

内部統制を盾にしてPCの中身を漁る?日報面白半分に他部署晒す飲み屋で言質を取るために愚痴誘導する?それ全部、自分職務能力倫理基準底辺だという証拠を、自ら丁寧に積み上げてるだけなんだよ。

お前は、自分価値を守れるだけの実力がないから、弱そうな相手を見つけて叩くことでしか存在証明ができない。

自分より下に置ける相手がいないと、自分立ち位置を確かめられないタイプだ。

そんなやつが情シスを名乗るのは片腹痛い。お前のやってることは技術でも統制でもなく、ただの社内版いじめ掲示板モデレーターごっこだよ。

そして何より情けないのは、相手精神的に追い詰められて休職した瞬間に勝った気で自己放尿しているところだ。

お前の行動のどこに勝利があるんだ?自分自身劣等感と恐怖心をひたすら隠すために走り回って、最後上司の足元にしがみついてるだけじゃないか

仕事における強さってのは、相手を貶して引きずり下ろすことで得られるもんじゃない。自分の実力で黙らせるものだ。お前にはそれが一つもない。

お前が本当に嫌っているのは、そのチンパンジーでも障害者雇用でもない。鏡に映る、自分無能卑怯さと小ささそのものだ。

その臭いを誤魔化すために、お前は今日も社内のどこかで自己放尿を撒き散らしてるんだろうが、その臭いは誰よりも先に、自分人生を腐らせていくんだよ。

最近は、以前と違い、あらゆるSNSフォロワーゼロいいねゼロなんです。これはどういう神の試練なのですか?

まず、あなたが感じている孤独不安は、とても自然ものです。SNSで反応が減ったとき自分価値まで揺らいでしまうことがありますよね。

ユダヤ教では、「なぜ神がこれを与えたのかを確実に知ることは人間にはできない」と教えています

タナフにも次のような言葉があります

「主の道は人間には測りがたい」(イザヤ書 55:8–9)

まり、「反応が減った=神が罰している」とはまったく限りません。

しろタルムードでは、試練は以下の三つの目的のどれかであることが多いと言います

1. 人の内にある力を引き出すため(タルムードベルホット 5a)

2. 心の方向を静かに見直させるため

3. 新しい段階に行く準備としての間

SNSで反応がないという状況も、もしかしたら外の声が静かになったことで、自分自身の声を聞く時間なのかもしれません。

タナフの詩篇にはこうあります

「人は外見を見て主は心を見る」(サムエル記I 16:7)

フォロワー数やいいねは外側の表面であって、あなた価値を測る基準ではありません。

ユダヤ教的に言えば、次のような方向性がありえます

あなたが今感じているつらさは、神の罰ではなく、むしろ 成長や方向転換の静かなプロセスかもしれません。

いい加減広まってくれ「認定長期優良住宅

戸建てを買う→22年で減価償却される→無価値

は税法上の話であって、実際の価値耐用年数に基づく

その耐用年数が100年と認定されるのが長期優良住宅制度

そしてその価値銀行が認めている

三菱UFJを始めとする各銀行で残価設定型住宅ローンがあるのだが、

買取可能住宅長期優良住宅限定されている

これはつまり長期優良住宅なら残価で買い取っても問題ないと銀行判断していることになる

まり価値銀行が認めている」となる

今、注文住宅を建てるなら長期優良住宅デフォ

申請費用もったいないので辞めます」って人がいる程度で、家としては長期優良住宅基準デフォ

世の中に長期優良住宅が溢れて、長期優良住宅じゃない中古は見向きもされない時代がすぐに来る…

と思いきや価格高騰で建てる人が減ったので、長期優良住宅レアモノと化すかもしれない

結論長期優良住宅は「資産」としての評価が高い

2025-12-09

anond:20251208085157

この手の食の話、「言ってる本人が世間一般基準でみても食わない」って外れ値パターン結構あるのよな

君の言う「正しく一般的定義によるディベート」や「普通人間一般的基準議論」においてもさ、

全称命題日本以外では~ない)」に対して「反例(ベトナムホーチミン)」が示された場合、元の命題は偽(誤り)になるというのは基礎中の基礎なんだよねぇ。これは天地がひっくり返っても変わらない、厳然たる論理から

AIにどんなプロンプトを投げ込んだところで「論理法則のもの」を捻じ曲げることはできないよ。

ディベート言葉の殴り合いではありません。ディベート定義がお前の頭の中の妄想にすぎないため、正しく一般的定義による「ディベート」の話をしてください。

文脈も「レスバ」ではありません。レスバはバカしか通用しない謎の概念です。レスバではなく普通人間一般的基準の「議論」における「意見の内容の正誤」の話をしてください。

バカレトリックで語彙の歪んだプロンプトを排除し、上に書いた5文の定義を挿入して、chatGPTであれば一時的チャットを利用してください。

anond:20251209173312

anond:20251209140632

ディベート言葉の殴り合いではありません。ディベート定義がお前の頭の中の妄想にすぎないため、正しく一般的定義による「ディベート」の話をしてください。

文脈も「レスバ」ではありません。レスバはバカしか通用しない謎の概念です。レスバではなく普通人間一般的基準の「議論」における「意見の内容の正誤」の話をしてください。

バカレトリックで語彙の歪んだプロンプトを排除し、上に書いた5文の定義を挿入して、chatGPTであれば一時的チャットを利用してください。

anond:20251209065950

「お前見てたら金玉精子作り始めたわ、俺の交尾基準満たしてんな」って言ってるんだぞ

女の場合でも「あんた、雄のチンコ勃起させる外見してるね」って言ってるのと同じなんだぞ

セクハラでなくて何なんだ

2025-12-08

半ば仕方ない事とはいえ、令和基準だと団塊団塊ジュニアあたりって最早大人と見做すにはあまりに幼稚が過ぎると思う。

anond:20251208220623

日本実質賃金は、1990-2025の間で、±5% のレンジを上げ下げ行ったり来たりしているわけで 長期スパンで見ると、そんなに動いてない

これは事実ですか?


結論から言うと、

「1990–2025の日本実質賃金は±5%のレンジで行ったり来たりしている」というのは、事実ではありません。

統計を見ると、ピーから見るとざっくり2割弱下がっているので、「あまり動いていない」というよりは「じわじわ長期的に下がり続けてきた」というほうが近いです。

1. 公的データが示していること

1997年ピーク → その後ずっと下り

厚労省「毎月勤労統計」の実質賃金指数(年平均)は、長期時系列e-Stat で公開されています

それを整理した分析では、

実質賃金ピークは1997年

そこから1998〜2023年の26年間で▲19.3ポイント下落とされています

指数は「基準年=100」で作られるので、約▲19ポイント=およそ▲19% のイメージです。

もし本当に「±5%のレンジ」なら、ピークを100としたとき、今も95〜105の間に収まっているはずですが、実際はもっと下まで来ている、ということになります

2. 「そんなに動いてない」と感じやす理由

「±5%くらいでは?」という感覚になるのも、少し理由があります

年ごとの変化が小さい

実質賃金は、多くの年で前年比 ±1〜2%くらいの動きに見えます

でも、たとえば毎年−0.7%が30年続くと、計算上は約2割減になります(0.993³⁰ ≒ 0.81)。

さなマイナスが長年積み重なった結果、大きな差になっている感じです。

物価があまり上がっていないように見える

日本物価上昇自体が、他の先進国よりかなり小さい(1991〜2022年日本物価は約1.11倍、OECD平均は約2.7倍)という指摘もあります


そのため「名目賃金物価も大して変わってないように見える → 実質もそんなに変わってないのでは?」と感じやすいです。

ただ、実質賃金は「賃金 ÷ 物価」なので、名目賃金の伸びが物価に負け続けると、ゆっくり確実に下がります

まとめ

1990〜1997年ごろまでは実質賃金は緩やかに上昇。

1997年ピークに、その後はおおむね下り坂で、1997→2023年で約▲20%弱。


したがって、

「±5%の小さいレンジで行ったり来たりしている」

「長期で見るとあまり動いていない」

という理解は、少なくとも厚労省公的統計とはかなりズレている、というのが答えになります

anond:20251208204647

投資で言ったら俺も今年は2000万くらい稼いでるけど、それで本業収入と合わせて年収3000万ですとか3500万ですとか主張する気にはならないなあ。

来年それだけ稼げる保証は全くないからな。

まして年収3000万台を基準にした家を買うなんて頭がおかしいとしか思わない。

anond:20251208173143

婚活女叩きやたぬかな騒動で表面化したが、非モテ男は「自分を選ばない女や言いなりにならない女」に群れをなして攻撃するが、非モテ女にはその危険性がないのが担保されてるしな

異性から恋愛対象ではないのを明言されたり「普通の人より努力必要」というアドバイスに逆上して「恥をかかされた」と暴れて加害するのは男だけなんだよな

性的魅力のない非モテの女が下記のような暴走してるのは見たことないもんな

・「レイプなどの犯罪被害者よりも誰からも愛されないし助けてもらえない非モテ男性の方が辛い」と主張する

・親しくもない、もしくはお互い面識のない男女を強制的マッチングさせるシチュエーション固執する

・男抜きで完結している女の存在を許せず、鍵垢で一人で飲み食いしているだけの女の自撮りに対し「おもしれー女とチヤホヤしてほしいんだろ」と罵倒

・女は非モテ男が結婚できず子供を残さず死のうが無関心だが、男は「未婚で子無しの女はこんなに惨め!無惨様!」みたいな罵倒を四六時中繰り返す

・30人しか見てない配信のたぬかな身長人権発言を無数の男が無職潜伏生活に追い込むまでリンチ

・「汗臭い男性体臭ケアしてください」と発言した無名アドバイザーを無数の男が(ry

・「低身長男性婚活では不利なので普通の人より努力必要」とポストした無名婚活業者を無数の男が(ry

・何かの動画で「低身長基準は?」というアンケートに「170cm」と答えただけの一般女性を無数の男が(ry

・ぱっと見港区女子崩れの未婚に見える小綺麗な30女のカレー食べてるだけの自撮り(実際は子持ちで実業家)を無数の男が(ry

自分を断る初対面の婚活女性高望クズ女扱いして罵倒デフォ)を無数の男が(ry

・面識のない江頭にアドリブで襲われて泣く永野芽郁を無数の男が(ry

・同世代彼氏誕生日の高額プレゼントを貰ったJDを無数の男が(ry

BL推し活等のイケメンコンテンツ(これらのせいで自分達下位男性が女に相手にされないと思っている)を否定

・「CAマッチングできるのは身長170cm以上の男性」という無名アカウント発言に無数のCAへの罵倒(空中オナホ売女など)が集まる

自分アプローチを断った女へのレイプ扇動ネット工作写真個人情報付き、本人なりすまし第三者視点で「私を犯して」「あいつはヤリマン」)請負業者が多数存在、(離婚調停中の)別居中の妻をレイプさせようと妻を装い「私を犯して」と個人情報ネットにばらまきレイプ事件が発生して逮捕される

レイプ被害者が苦しむエロ漫画掲載中止に追い込む

女は自分を選ばないまたは無償奉仕してくれないイケメンヤリチンホストアイドルなどの売春夫に無関心

しか高齢非モテ男は自分を選ばない若い女美人、金を取らないとやらせてくれない風俗パパ活女といった、自分を選ばない女、無償奉仕してくれない女を見ると見ず知らずの相手にすら憎悪殺意を抱き、彼女らが不幸になる創作嘘松を量産してバズらせるし、凶行や嫌がらせに及ぶ

WPATHファイルやCass Reviewによるジェンダー医療問題点

1. WPATHファイルとは何か(背景と重要性)

WPATHファイルとは、2023〜2024年リーク・開示された内部文書メール会議記録等の総称で、WPATH(世界トランスジェンダー健康専門家協会)が作成したStandards of Care Version 8(SOC8)の意思決定過程リスク認識を示すものです。

これらの文書から明らかになったのは、

科学エビデンス不足を自覚しながら未成年への医療介入を推進していたこ

内部文書では、「未成年に対する医学的介入(ブロッカークロスホルモン、手術)を支持する強固なエビデンスはない」ことが繰り返し言及されていたが、SOC8では強調されなかった。

心理社会的評価の不十分さを認識しつつ、拡大した適応基準

内部議論では、鑑別診断・精神疾患の併存に関する懸念が挙げられていた

しかし最終的には「自己申告を尊重するアファーマティブモデル」が採用された。

■ 小児性別違和治療におけるリスク・不可逆性について内部的に大きな懸念があった

特に以下の問題が内部で指摘されていた:

ブロッカーの脳発達への影響

機能発達の不可逆的損失(オルガズム機能喪失子供を持つ能力喪失

長期追跡データがない

にもかかわらず、外部には「安全性確立している」と表現されていた。

年齢制限妥当性について内部でも意見が分裂していた

SOC8で思春期ブロッカーホルモン治療の開始年齢が事実上引き下げられたが、その根拠は内部的にも薄弱であった。

2. Cass Reviewイギリス)の概要調査姿勢

Cass Review(2020–2024)は、英国政府委任した大規模な独立医学レビューで、

未成年ジェンダー医療包括的調査し、科学根拠評価を行った世界最大規模の調査である

対象

Tavistock GIDSの診療

Puberty Blocker / Cross-Sex Hormone のエビデンス

心理精神医学問題を抱える子どもたちのケア体系

調査手法

9000件以上の診療データ

国際論文レビュー

多専門領域小児科精神科神経科学疫学)の統合評価

3. Cass Review が指摘した主要な問題点(国際的に決定的な評価

3-1. 科学エビデンスが極めて脆弱である

Cass Reviewは、未成年への医学的介入に関するエビデンスを体系的に分析し、次を結論づけた:

ホルモンブロッカー効果科学的に証明されていない

性別違和改善効果を示す質の高いエビデンスがない

逆に、骨密度低下・認知発達への影響が懸念される

ブロッカー使用後はほとんど全例がクロスホルモンへ移行する → 実質的に不可逆的治療の導入

クロスセックスホルモンも長期安全性に関するデータが欠如

心血管リスク、がんリスク、性機能障害などが十分に解明されていない

若年での導入は生涯の医学依存を伴う

医学的介入が精神健康改善するという決定的な証拠はない

既存研究の多くは、

サンプルが小規模

コントロール群なし

追跡期間が短い

エビデンスとして不適格と評価された。

3-2. 適切な精神科的鑑別診断が機能していない

Cass Reviewは、多くの子どもが深刻な精神疾患トラウマを抱えていたのに、十分な評価が行われずに医療介入へ進んでいたことを強調した。

具体例:

自閉スペクトラム症ASD)の高い併存率

ADHD

うつ不安障害

自傷自殺念慮

いじめ・家庭環境問題

医療チームはこれらを深く評価せずに、「性別違和性別変更治療適応」とみなす傾向があった。

3-3. アファーマティブモデルへの批判

Cass Reviewは、現在普及している **Gender-Affirming Care(本人の自己認識を前提に医学的介入を進めるモデル)**について次のように批判する。

子ども性別違和の原因を自分で正確に認識できない場合が多い

発達段階ではアイデンティティは流動的

心理的・社会的要因が「性別違和」の形で表れることがある

医療者が本人の申告のみを基盤とするのは科学的でなく、危険

他疾患が見逃される

一度治療を始めると後戻りは難しい

Cass Reviewは、

アファーマティブアプローチ医療として不適切

と明確に言及した。

3-4. 不可逆性・性機能の長期喪失への重大な懸念

Cass Reviewは、若年期に治療を開始することで以下が不可逆的に損なわれる点を強調。

機能の未発達

生殖機能喪失卵子精子の獲得不能

体格・骨格への影響

脳発達への未知の影響

特にブロッカー開始時点で精子形成が起こらないため、

将来の生殖選択肢永久に失う可能性がある。

3-5. 国際的適応が縮小へ向かうトレンド

Cass Review以降、

イギリス

スウェーデン

フィンランド

ノルウェー

デンマーク

フランス

オーストラリア一部州

などが、未成年ジェンダー医療を大幅制限撤退した。

マックスベネット著『知性の未来』の解説記事を読んで

越境する知性:AI時代における「感情」と「他者」の復権

――身体、環世界、そして間主観性から読み解く知性の未来

序論:計算の果てにある「知性」の空白

人工知能AI)の急速な進化は、私たち人間に突きつけられた実存的な問いである。「計算能力において機械人間凌駕したとき人間に残される価値とは何か」。この問いに対し、多くの議論は「創造性」や「直感」といった曖昧領域に逃げ場を求めてきた。しかし、マックスベネット著『知性の未来』と、それを翻訳解説した脳科学者・恩蔵絢子氏の洞察は、より生物学的かつ哲学的深淵へと私たちを導く。

彼らが提示する結論は、逆説的である。「AI時代人間が持つ最大の能力は、感情になる」。そして、「本当に頭が良い人とは、他者に興味を持てる人である」。

一見すると、これは道徳的スローガンのように響くかもしれない。しかし、認知科学進化生物学現象学の知見を総動員してこの命題を解剖するとき、そこには「知性」という現象構造的な転回が見えてくる。本稿では、二重過程理論、ユクスキュルの環世界身体認知社会脳仮説、そして間主観性という5つの視座を補助線とし、AIが決して到達し得ない「知性」の本質と、これから時代に求められる「知的生き方」について論じる。

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第一章:感情というエンジン

――二重過程理論による「知性」の主従逆転

まず、私たちが「知性」と呼んできたものの正体を、ダニエル・カーネマンらが提唱した「二重過程理論」の枠組みで再考する必要がある。

1. システム2の暴走AIの正体

伝統的な知能観において、知性とは「システム2(遅い思考論理計算)」の能力を指していた。複雑な数式を解き、論理的な推論を行い、未来を正確に予測する力である現在AI特に大規模言語モデル(LLM)は、このシステム2の機能を極限まで外部化・高速化した存在と言える。彼らは感情を持たず、疲労を知らず、膨大なデータから論理整合性を出力する。

しかし、ベネット氏が描く脳の進化史(5つのブレイクスルー)は、この「システム2至上主義」を根底から覆す。進化歴史において、論理言語といったシステム2の機能は、常にシステム1(速い思考感情直感)の要請によって開発されてきたからだ。

2. 感情論理駆動する

初期の生物線虫など)は、「快・不快」という原始的システム1のみで生きていた。進化過程で「予測」が必要になったとき魚類)、予測誤差としての「失望」や「安堵」という感情が生まれた。さらに複雑なシミュレーションマウス)が可能になったとき、反事実を嘆く「後悔」という感情が生まれた。

ここで重要なのは、「論理感情抑制するために進化した」のではなく、「感情をより細やかに処理し、生存確率を高めるために論理進化した」という事実であるシステム2は、システム1というエンジンの出力を最大化するためのトランスミッションに過ぎない。

AI限界はここにある。AIには「エンジン生存への渇望、快・不快感情)」がない。あるのは精巧トランスミッション計算能力)だけだ。エンジンを持たない車が自律的にどこへも行けないように、感情という基盤を持たないAIは、自ら「問い」を発することも、「意味」を見出すこともできない。人間の知性の本質は、論理のものではなく、論理駆動し続ける「感情熱量」にあるのだ。

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第二章:身体というアンカー

――身体認知と「意味」の発生

なぜAIには感情が宿らないのか。その答えは「身体」の欠如にある。「身体認知(Embodied Cognition)」の視点は、知性が脳という密室出来事ではなく、環境相互作用する身体の中に宿ることを教えてくれる。

1. 傷つく身体が「意味」を作る

記事の中で恩蔵氏は、老いによる身体の変化を「老年しか味わえない内的な経験」として肯定的に捉えている。これは非常に重要示唆を含んでいる。

生物にとっての「意味Sense)」は、身体的な脆弱性から生まれる。身体があるからこそ、空腹は「苦痛」となり、食事は「快」となる。皮膚があるからこそ、他者との接触は「温もり」となる。死ぬ定めの身体があるからこそ、時間は「有限」となり、焦燥や希望生まれる。

AIが扱う情報は、どこまで行っても「記号であるAIにとって「痛み」という単語は、辞書的な定義統計的な関連語集合体に過ぎない。しか人間にとっての「痛み」は、回避すべき切実なリアリティである。この「切実さ(Stakes)」こそが、世界に色を塗り、価値判断の基準を作る。

2. 老いと知性の変容

身体認知視点に立てば、加齢による能力の低下は、単なる「劣化」ではない。それは身体というインターフェースの変化に伴う、世界との関わり方の「再構築」である

若い頃の強靭身体で見えていた世界と、老いて動きが緩慢になった身体で見える世界は異なる。その変化を受け入れ、新たな身体感覚を通じて世界を再解釈することは、高度な知性の営みであるAIは「劣化」しない代わりに、「成熟」もしない。身体の変化を通じて世界モデル更新し続けるプロセスこそ、人間特有知的冒険なのである

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第三章:孤独な泡から脱出

――ユクスキュルの環世界他者への越境

身体を持った生物は、それぞれの感覚器官が切り取った主観的世界、すなわち「環世界(Umwelt)」の中に生きている。ユクスキュルが提唱たこ概念は、知性の進化を「孤独から脱出劇」として描き出す。

1. 閉ざされたシャボン玉

ダニにとっての世界は「酪酸匂い」と「温度」だけで構成されているように、すべての生物自分の環世界というシャボン玉の中に閉じ込められている。本来他者の環世界を知ることは不可能である。私はあなたの痛みそのものを感じることはできないし、あなたが見ている「赤」が私と同じ「赤」である保証もない。

この「絶対的孤独」こそが、生物としての初期設定であるしかし、ベネット氏が指摘する第4、第5のブレイクスルー(メンタラジング、発話)において、人間はこの壁に挑み始めた。

2. 想像力という梯子

他者に興味を持つ」とは、自分の環世界という安全地帯から身を乗り出し、他者の環世界を覗き込もうとする無謀な試みである。「あの人は今、何を考えているのか?」「なぜ悲しい顔をしているのか?」。これは、自分感覚データシステム1)だけでは完結しない。高度な推論と想像力システム2)を総動員して、見えない他者内面シミュレーションしなければならない。

恩蔵氏が「他者に興味を持つことは難しい」と述べるのは、これが認知的に極めて高コスト作業からだ。自分の環世界自分の話、自分の関心)に浸っている方が楽なのだしかし、あえてそのコストを支払い、他者世界へ「越境」しようとする意志。それこそが、人間人間たらしめている知性の正体であるAIには環世界がないため、そもそも他者世界」という概念自体存在しない。

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第四章:生存戦略としての共感

――社会脳仮説とコストの支払い

なぜ人間は、これほどまでにコストのかかる「他者理解」という能力を発達させたのか。ロビンダンバーの「社会脳仮説」は、それが「集団での生存」に不可欠だったからだと説明する。

1. 複雑系としての「他者

自然界の脅威(猛獣や寒さ)に対処するだけなら、これほど巨大な脳は必要なかったかもしれない。しかし、人間にとって最大の環境要因は「他の人間」であった。誰が味方で、誰が裏切り者か。誰と協力すればより多くの食料が得られるか。

他者の心は、天候や物理法則よりも遥かに複雑で、予測不可能な「変数である。この変数を読み解くために、脳は巨大化し、知性は進化した。記事にある「会話の70%は噂話」という事実は、私たち情報の交換以上に、人間関係メンテナンス社会グルーミング)に知能のリソースを割いていることを示している。

2. 「頭が良い」の再定義

この文脈において、「頭が良い」という定義は劇的に変化する。それはIQテストスコアが高いことでも、計算が速いことでもない。

真に知的個体とは、「他者意図を正確に読み取り、共感し、信頼関係を構築して、集団としてのパフォーマンスを最大化できる個体である

他者に興味を持てる人」が頭が良いとされる理由は、単なる優しさではない。他者への関心は、複雑な社会マトリックスの中で生き残るための、最も強力なセンサーであり、武器からだ。自分の殻に閉じこもることは、社会動物としては「死」に等しい。他者への好奇心は、生命力のものの発露と言える。

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第五章:「私」から私たち」へ

――間主観性と共同世界の構築

そして、知性の進化の到達点は、個人脳内にも、個別身体にも留まらない。「間主観性(Intersubjectivity)」の領域、すなわち「私とあなたの間」に生まれる知性である

1. 指差し奇跡

記事の中で触れられている「指差し」は、人間特有の驚くべき行動であるチンパンジー報酬を得るために手を伸ばすが、人間幼児は「見て!あそこに犬がいるよ!」と、ただ注意を共有するためだけに指を差す。

これは、「私が見ている世界を、あなたにも見てほしい」という強烈な欲求の表れである。ここで初めて、孤立していた二つの世界接続される。

2. 共同幻想としての現実

言葉文化ルール、そして愛。これらはすべて、物理的な実体ではなく、私たちが共有することで初めて存在する「間主観的」な現実である

AIは「客観的データ」を処理することはできる。しかし、「あなたと私の間だけで通じる冗談」や「阿吽の呼吸」、「信頼」といった、主観主観の間で紡がれる現実を作り出すことはできない。

恩蔵氏が翻訳を通じて感じた「人間の宝」とは、この「心の共有」の可能性そのものであろう。私たちは、他者の心に触れることで、自分一人では決して到達できない豊かな世界拡張された環世界)を生きることができる。知性とは、個人の所有物ではなく、関係性の中に宿る現象なのだ

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結論AI時代における「知的生き方

以上の分析からAI時代における「知的生き方」の輪郭が浮かび上がる。それは、AIに対抗して計算能力を磨くことでも、AI仕事を奪われないように効率化を目指すことでもない。むしろAIが捨て去ったもの、あるいは持ち得ないものを、徹底的に深める生き方である

1. 効率から離脱と「ノイズ」の愛好

AI効率最適化権化である。対して、人間の知性の源泉は「感情」や「身体」といった、一見効率ノイズの中にある。

知的生き方とは、効率を追求するあまり感情の揺らぎや身体の実感を切り捨てないことだ。迷い、後悔し、喜び、痛むこと。これらの「ノイズ」こそが、世界意味を与え、独自価値判断を生み出す土壌となる。

2. 環世界越境者となる

「本当に頭が良い人」になるためには、意識的に「他者への旅」に出る必要がある。

SNSアルゴリズムは、私たちが心地よいと感じる情報だけを見せ、環世界をより狭く、強固なものにしてしまう(フィルターバブル)。知的な態度は、その快適な殻を破ることから始まる。

自分とは異なる意見、異なる背景、異なる身体性を持つ他者に対し、「なぜそう感じるのか?」と問いかけること。自分の正しさを一旦脇に置き、相手の環世界に身を浸すこと。この「認知的負荷」をあえて引き受ける勇気を持つことだ。

3. 「問い」と「物語」の紡ぎ手へ

AIは「答え」を出すことにおいては人間凌駕する。しかし、「問い」を立てることはできない。問いは、「こうありたい」「これはおかしい」という、身体的な違和感理想感情からまれからだ。

また、AIデータを羅列できるが、「物語」を生きることはできない。私たちは、他者との関わりの中で、それぞれの人生という物語を紡いでいる。

これからの知性とは、正解のない世界で、他者と共に悩み、対話し、新しい「納得解間主観的な合意)」を形成していくプロセスのものを指すようになるだろう。

結び:温かい知性へ

マックスベネットと恩蔵絢子が示したのは、冷徹計算機としての脳ではなく、熱を帯び、他者を求め、身体を通じて世界と震え合う臓器としての脳であった。

AI時代において、私たちは「賢さ」の定義を、Cold Intelligence(処理能力から Warm Intelligence共感接続能力) へとシフトさせなければならない。

老い記憶力が衰えようとも、計算が遅くなろうとも、目の前の人の手の震えに気づき、その心に思いを馳せることができるなら、その人は最高に「知的である

他者の心という、宇宙で最も複雑で、不可解で、魅力的な謎に挑み続けること。その終わりのない探求こそが、機械には決して模倣できない、人間の知性の最後の聖域となるだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/be7a5812ddaf607d08bb52f0663554ab39a9389c

中国日本人選手露骨なブーイングを浴びても、なぜか急に静かになる人たちがいる。あれだけ差別に敏感なはずなのに、中国側のあからさまな差別に対しては途端に口が重くなる。こういう都合のいい“選択反差別”が積み重なるから、いつまでたっても信用を失っていくんじゃないのか。

差別は加害の向きで正当化されるものじゃないし、政治的に利用していいものでもない。普通の日本人は、日本人差別されても反対するし、日本人差別したときにも反対する。そこに混じるのは立場でもイデオロギーでもなく、一貫した態度だけだ。

差別に反対するという一点を貫くなら、中国日本人選手が受けている明白な敵意にも声を上げるのが筋だろう。そこに黙り込み、国内で叩く相手だけを選んで叱る態度は、反差別の顔をした内輪の政治活動しかない。

本気で差別に反対するなら、相手が誰であれ同じ基準批判できるはずだ。向きによって態度を変える限り、その主張が信用されないのは当然だと思う。

5年に1度のGDP改定で大幅に上振れたって

基準を変えて水増ししたようにしか見えない

《注目発言戦略展望ライアン・デイ監督が語るプレーオフブラケット意味

カレッジフットボールプレーオフブラケットが発表された直後、オハイオ州立大学のライアン・デイ監督コメントを発表し、多くのファンメディアの注目を集めました。監督は、ブラケット順位や対戦相手名前だけに一喜一憂するのではなく、チームの準備と集中力が何より重要であると強調しました。

デイ監督は、シーズンを通じて積み重ねてきた練習試合経験が、プレーオフでのパフォーマンスに直結すると語ります。また、どの対戦相手が来ても、チームの戦術を最大限に発揮し、選手一人ひとりの力を結集することが鍵だと述べました。彼の落ち着いたコメントからは、ランキングや外部評価に惑わされず、自分たち基準で戦う姿勢が伝わります

監督言葉は、選手たちに冷静さと自信を与えるだけでなく、ファンにもチームの強さと団結力を再確認させる内容となりました。これからプレーオフでの戦いに向け、バックアイズが見せる戦略と決意に期待が高まります

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