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はてなキーワード: 椎名誠とは

2024-12-09

広告」って人類最悪の発明だったよな

何の価値も生み出さない、単純接触効果と誇大表示により人を騙すだけのものじゃん

とにかく耳目を引けば金になるってんで迷惑Youtuberとかデマ屋が大量発生してるし

棒振りがうまいだけの奴が法外な大金を稼ぐいびつ社会になってしまった

椎名誠が「アド・バード」で広告戦争により文明崩壊した社会を描いてたけど

今まさにそうなりつつあるんじゃないか

2024-09-08

anond:20240906182147

アニメじゃないけど椎名誠の昔のエッセイとかそんな感じだったなー?っていうの思い出してた。

おじさんたちが集まってひたすら登山したり川下ったりアウトドアしてる。

2024-08-10

おまいらが子どもの頃に熱中していた小説を教えて

森絵都 DIVE!!

あさのあつこ バッテリー

上橋菜穂子 守り人シリーズ

高飛び込み玉井選手銀メダルを見て胸が熱くなったので。

追記

こんなにたくさんブコメが集まるとは思っていなかったので驚いた。おまいらのお気に入りを知ることができて嬉しい。

ちなみに増田作家読みしていて、乙一椎名誠群ようこ有川浩あたりもハマった。

2023-09-29

今さだらけれどセンスない認定されたSF作品を弁護したい

三大「好きなSFで挙げられたらセンスない認定する作品」

時機を逸したけど。

星を継ぐもの

かっちりとしたロジック物語を進めているから好き。

最近SFも割と好きで、それこそ伊藤計劃みたいに現実社会問題を扱う作品のおかげで「社会学社会学SFなんてつまんない」って気持ちをひっくり返してくれたし、最近キャラクターかわいいSFが多いんだけど、古典SFキャラ社会問題よりも、核にある純粋論理を重んじる姿勢はやっぱり時折読み返したくなる(僕の友人はダンチェッカーツンデレかわいいとか言ってるけど、それはさておいて)。

かにこの作品というかシリーズには欠点もあって、特に第3作は陰謀論っぽくてあまりきじゃないし(人類の愚かさを人類以外のせいにするのはダサいってのが僕の感覚)、ホーガンは途中でトンデモ宇宙論にハマっちゃうんだけど、ロジカル作品世界が僕はとにかく好き。

たったひとつの冴えたやりかた

かにこの作品ベストじゃないけど、やっぱりティプトリージュニアは好きだ。「愛は定め、定めは死」がお気に入り

ある編集者が「最近SFはつまらん、男らしい作品を書くのはティプトリージュニアくらいだ!」と嘆いていたら実は女性だったって結構笑える。

古い作品って、いろんな作品元ネタになったりしているから、ダサいと考えるよりも、そこから派生した作品をそっと差し出すと、この作品が好きだって言った人にも喜んでもらえるんじゃないかな? もしかしたら派生作品も含めて好きといったのかもしれない。

インターステラー

ノーランだったら「TENET」のほうが確かにSF度が高くて好き。背景の地球の滅亡の理由もよくわからないし、何となく宇宙に行かずに大地に縛り付けられた農家バカにしているところあるし。SF設定がザルな個所もかなりあるのは認めないといけない。でも、SF映画の場合リアリティレベル小説と同水準に持っていくのは無理があるし、科学的な論理で驚かせるのは小説のほうが向いている。時間旅行SFでは感傷的にして泣かせてなんぼでしょう。そりゃあSF慣れしてたらこ伏線だろうなとか最後は年齢差で泣かせる気だなとか読めちゃうけど、それが作者が悪いというより僕ら受け手スレてるんじゃないかって疑うべき。

僕はSF映画に関しては科学的正確さよりも、どれだけ絵になる風景が出てくるかと、作中の機械装置デザインがどれ程優れているか評価している。

それにロボットかわいいじゃん。加速する宇宙船の中であんな角張ったロボット危ないに決まってるけど、人間離れした姿に善意を持つロボット萌え

基本的に僕は加点評価方針、そうじゃないとSFに限らず古い作品って読めなくない? 実際、創作してみると科学的厳密性とキャラ立てとわかりやすさとその他色々、トレードオフ関係にあって、理想作品って滅多に会えるもんじゃないってわかる。

最後にして最初アイドル

「暗黒声優」とか面白かったじゃない。作中でエーテル存在するとしたらどのような物理学現実のものになるかを、虹色に輝く地球の表面として美しく描写してくれている。

手塚治虫関連

好きなんだけどなあ、手塚治虫SF短編。確かに今読み返すと、当時は最先端だったけど今は陳腐化したネタとか、科学的正確さがいいかげんなのはあるんだけど、それでもつまんないSF映画よりもずっと面白い。ストーリーの語り方・盛り上げ方がすごい。話が面白いと、すでに否定された科学理論に基づいた話でも読みごたえがある。

というかどんなジャンルも書けて、しかも常に一定以上のレベル作品を出力していた手塚治虫って化け物だよ。創作しててそう思ったよ。

関係ないけど「W3」のプッコ中尉ドタバタドナルドダックに似てるし、星真一の父ってディズニーピノキオのゼペットじいさんに似てる。

横浜駅SF

作者が弐瓶勉椎名誠が好きなのがひしひしと伝わってきて楽しい

あと、この人は一発屋ではなくて、「人間たちの話」だとかいろいろSF短編集を書いてて、とくにこの表題作を読んで「この人こんなウェットなストーリーも書けるんだ」ってすっごく驚いた。ひょいひょいとアイディアがわいてきて、それをスマート調理するもんだから、頭が良くていけ好かないと感じていたんだけど、この一作で評価が変わった。

沈黙リトルボーイ」って短編原爆SFとしてオススメ。宮西健礼「もしもぼくらが生まれていたら」と一緒に読むと楽しい

「猫のゆりかご」

タイタンの妖女」や「スローターハウス5」のほうが好きなんだけど、最初に読んだので思い出深い。村上春樹の初期の短編とかブローティガンとか好きだし。

まりにも悲惨現実を相対化するのは、一歩間違えば現実逃避の冷笑主義になるんだけれど、狂気世界を別の狂気批判する方に踏みとどまっているから好き。

以上。ごめん、アニメはあまり見てなかった。

気が向いたら「三体」の好きなところとツッコミを入れたいところについても書くかも。

2023-07-06

SF小説好き1480名に聞いた「絶対に読んどけ」っていうSF小説ランキング - 俺だってヒーローになりてえよ

https://www.orehero.net/entry/bestsf

順位得票数タイトル著者
1位122票星を継ぐものJ・P・ホーガン
2位90票夏への扉ロバート・A・ハインライン
3位85票ハーモニー伊藤計劃
4位71票『三体』劉慈欣
5位69票幼年期の終りアーサー・C・クラーク
6位68票新世界より貴志祐介
7位63票虐殺器官伊藤計劃
8位61票アルジャーノンに花束をダニエル・キイス
9位60票銀河英雄伝説田中芳樹
1052票アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・K・ディック
1151票1984年ジョージ・オーウェル
1249票プロジェクト・ヘイル・メアリーアンディ・ウィアー
13位42票戦闘妖精・雪風神林長平
14位39票華氏451度』レイ・ブラッドベリ
15位35票あなたの人生の物語テッド・チャン
16位34票火星年代記レイ・ブラッドベリ
1731たったひとつの冴えたやりかたジェイムズ・ティプトリーJr
18位29票ソラリススタニスワフ・レム
19位26票鋼鉄都市アイザック・アシモフ
百億の昼と千億の夜光瀬龍
2025票われはロボットアイザック・アシモフ
銀河ヒッチハイク・ガイドダグラス・アダムス
星新一どれでも星新一
21位24ニューロマンサーウィリアム・ギブスン
22位22票チグリスとユーフラテス新井素子
火星の人』アンディ・ウィアー
2321票2001年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク
宇宙の戦士ロバート・A・ハインライン
『歌う船』アン・マキャフリイ
月は無慈悲な夜の女王ロバート・A・ハインライン
2420『果しなき流れの果に』小松左京
25位19票マルドゥック・スクランブル冲方丁
26位18票日本沈没小松左京
27位17『なめらかな世界と、その敵』伴名練
『闇の左手アーシュラ・K・ル=グウィン
復活の日小松左京
『冷たい方程式トム・ゴドウィン
2816票エンダーのゲームオースン・スコット・カード
29位15票グランヴァカンス』飛浩隆
すばらしい新世界オルダス・ハクスリー
ハイペリオンダン・シモンズ
ファウンデーションアイザック・アシモフ
『天冥の標』小川一水
30位14票タイム・リープ高畑京一郎
〈七瀬〉シリーズ筒井康隆
3113票グリーン・レクイエム新井素子
マイナスゼロ広瀬正
『虎よ、虎よ』アルフレッド・ベスター
『紙の動物園ケンリュウ
32位12タイム・マシンH・G・ウェルズ
海底二万里ジュール・ヴェルヌ
星界シリーズ森岡浩之
敵は海賊シリーズ神林長平
『夜来たる』アイザック・アシモフ
3311BEATLESS長谷敏司
ヴァーチャルガールエイミー・トムス
『ひとめあなたに』新井素子
渚にてネヴィル・シュート
『酔歩する男』小林泰三
星へ行く船新井素子
『息吹』テッド・チャン
34位10『know』野﨑まど
『アイの物語山本弘
タイタン幼女カート・ヴォネガット
デューン砂の惑星フランク・ハーバート
パプリカ筒井康隆
ブラッドミュージックウィリアム・ギブスン
フランケンシュタインメアリーシェリー
ボッコちゃん星新一
わたしを離さないでカズオ・イシグロ
『百年法』山田宗樹
35位9票スワロウテイルシリーズ籘真千歳
リングワールドラリイ・ニーヴン
ロボット(R.U.R)』カレル・チャペック
『華竜の宮』上田早夕里
『午後の恐竜星新一
『高い城の男』フィリップ・K・ディック
第六大陸小川一水
36位8票Self-Reference ENGINE円城塔
『アド・バード椎名誠
あなたの魂に安らぎあれ』神林長平
クローム襲撃』ウィリアム・ギブスン
ジェノサイド高野和明
スローターハウス5カート・ヴォネガット
『虚航船団』筒井康隆
銀色恋人タニス・リー
時をかける少女筒井康隆
人類補完機構コードウェイナー・スミス
『星虫』岩本隆雄
地球の長い午後ブライアン・オールディス
地球プレイン・ヨーグルト梶尾真治
都市と星』アーサー・C・クラーク
『竜の卵』ロバート・L・フォワード
37位7票『ウは宇宙船のウ』レイ・ブラッドベリ
宇宙ランデヴーアーサー・C・クラーク
〈航空宇宙軍史〉シリーズ谷甲州
重力が衰えるときジョージ・アレック・エフィンジャー
『声の網』星新一
『第四間氷期安部公房
猫の地球儀秋山瑞人
膚の下神林長平
『流れよわが涙、と警官は言った』フィリップ・K・ディック
『旅のラゴス筒井康隆
涼宮ハルヒシリーズ谷川流

以下、数が多いので省略

2022-09-28

anond:20220927195940

ほいだらSFなんて想像もつかへん内容やんね。

椎名誠のアド・バードって小説に「ねご銃」っていう武器が出てくるんだけど、

この本を薦めてくれた友人に「ねご銃って何やねん!」とキレ気味に質問したら

「そんなん適当想像して読んだらええねん!」とキレ気味に返してくれたから、

依頼、小説ってのはそういう風に読むもんだと思ってる。

2022-05-15

胸糞なnoteを見た。

まあどこの社会からもつまはじきにされてそれで喜んで見せる伝統芸ね。

中島らもさんか椎名誠さんくらいまで洗練できればいいだろうけどそのままの冷笑系で売れた試しはないね

裏おプにしろなんの名目しろ膣にペニスをつっこむ性交が行われれば売春防止法違反だ。

さら仲介するときは周辺業務、口淫なども有害業務

でも本人たちはグレーゾーンとおもいこみたがっている。

それはなぜか。

賢い人は「お互い恋愛詐欺をしている上に第三者から搾取されている」最悪の状態だと気付ける。

それこそ男から金を、女から体と若さ搾取してる恋愛には余計なはずの「上」がいるということにすぐ気づく。

そして身の丈に合った恋愛というもの結婚という安定な取引先との長期営業に入る。https://togetter.com/li/1886581

恋愛だの結婚という危険取引自分でやり遂げられない男女が「管理」してもらう「売春」。

それ、ブラック恋愛であり、恋愛詐欺ですよ。

それを体験してみてまだここにブラック恋愛詐欺があった、バカがまだやってた、と喜んで見せるのは、

犯罪被害者を救う覚悟でもなければ単なる差別行為だよそれ。

2022-02-04

anond:20220202200553

色々教えてくれてありがとう椎名誠さん特に気になりました。調べてみるね

2021-09-29

ラーメン評論家文体

あれが椎名誠らにルーツを持つ昭和軽薄体だとわかった瞬間

椎名誠文章上手いけどラーメン評論家全然違うとか

無理のある切断処理して自分正当化してるやつらみっともないなw

あんたら文体気持ち悪くて最後まで読めなかったって言ってたじゃん。

セクハラ中年男性自分勝手な内容だったか文体気持ち悪がったら

好感度の高い有名作家まであたり判定広がったのに何焦ってんだよw

最初から本人の行動と、文章化した内容と、文体を切り分けろよ。

文体無罪だろw

俺としては、あのおっさん視点では、飲食店の宴席にライターが呼ばれたんだから

SNS写真を添えた宣伝的なことを書くのも店側も当然わかってて

しろそれを暗黙に期待されてると思ったんだろう、と感じた。

あとは名古屋市長と同じく、可愛げのあるお調子キャラでこれまでやってきて、

時代がそれを許さなくなってきたということに気づかない不幸というとこかな。

それで、あの文章は「なんか誤解されてるけど、僕ってただのお調子キャラなんですよ」

って主張をしたら、そこじゃねえよって総ツッコミされたって状況。

2021-09-23

椎名誠の「メコン黄金水道をゆく」を読んだ。

ラオス南端ベトナムカントーに行きたくなった。

2021-06-30

anond:20210630164210

たとえばこんなやつね

https://anond.hatelabo.jp/20210629175201#

口語にもいろいろ語り口ってあるとおもうけどそろいもそろって同じ感じなんだよなー。

関西弁でもいいし椎名誠のようなひょうきんな軽薄体も歓迎だけどオタク文章はそういう可愛げがないっていうね。

2021-06-13

早川書房のkindle1,500点半額セールで俺が買う/買わない本の話

早川書房のkindle1,500点以上半額を受けて、Amazonリストから俺の興味のあるものリストアップしたから、みんな見るとよい。

全部購入したいところだけども(全部買っても、たぶん1万円強に収まりそう。お得)、当の俺が何しろ吝嗇なので、気になったものは、まず図書館検索 → 人気のため多量の順番待ち、もしくはそもそも在架なし、の場合にだけ、購入することにする。

『息吹』

おそらく、今回の目玉の一つだろう。『あなたの人生の物語映画題名メッセージ』)』を書いたテッド・チャン作品集

試しに図書館検索したところ、予約待ちではあるものの待てないほどではない。ということでいきなりだけど購入×。

ちなみに、同氏の『あなたの人生の物語』はボルヘス幻想小説ロードムービーを掛け合わせたみたいな素敵な雰囲気作品が多くて良かった。おすすめ

ザリガニの鳴くところ』

今回の目玉その2。図書館検索すると…すごい、100件以上待ち。ということで買います

ミステリー普段あんまり読まないんだけど、話題となると触れたくなるのミーハーなんだろうな。

あと装丁が良い。カバーってほんと大事電子書籍勢力を拡大する時代でも。

Self-Reference ENGINE

円城塔作。これも図書館で見つかったので購入×。

余談だけど、文庫最近出た同じ作者の『文字渦』が面白かった。これもボルヘスっぽくて、あとは異様な世界をぎちぎち理屈と設定で詰めていくのが酉島伝法ちょっと入ってるかも。

文学少女対数少女

中国ラノベ。×。

同じタイトル、同じ内容で日本発だったら手に取らなかっただろうと思うのは、なんとなくラノベ基本的卒業したつもりでいるから。

そんな中で、中国ラノベってどんなもんや、って動機で気になったんだと自己分析する。こういうところに自分の変ないびつさを感じる。

イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史』

購入×。

ちなみに早川戦争ものというと、『ブラックホーク・ダウン』の原作を思い出す。上下巻でサイズはあるけど、グズグズの市街戦疲弊する現地部隊と混乱する司令部、隊員たちが基地で過ごす日常描写が様々なコントラストを描いていて、それが果てしなく悪化して正義の上っ面さえまともに繕えなくなっていく様子が素晴らしい。激烈に面白いかおすすめ

アメリカンブッダ

購入◯。ケレン味◯。あと、何気に南方熊楠×SFって目新しい? めちゃ相性良いと思うんだけどな。

『なめらかな世界と、その敵』『楽園とは探偵の不在なり』『月の光』『地下鉄道』『紙の動物園』『少女庭国』

×。どれも少し予約待ちすれば借りられそう。

気になってた本の半額セールが来る頃には図書館貸し出し予約もピークを過ぎている、ってことなんだな。と変テコなさとりを得る。

『禅とオートバイ

購入◯。タイトルで惹かれ、説明書きを読んでも何がなんだかわからないところにさらに惹かれ…。なんとなく予想はしていたが、図書館にも在架なしということで、買うことにした。

なんだよ、買わねー作品ばっかりじゃねえか、ってなんとなく心苦しくなってきたので、今回セールになっている作品の中で、すで購入して良書だった本のPR

①『サルたちの狂宴』

twitterFacebookと後の世の巨大SNS企業を舌先三寸で渡り歩いたウェブデザイナードキュメンタリー当人技術力や創造性よりも機転とノリで生きてるタイプで、ほんとに虚飾&虚業って感じなんだけど、イヤミじゃなくそれも生きてく上で本質的重要スキルだと実感させるところがある。最近ノってる『トリリオンゲーム』にもちょっといかも。

②『オクトローグ』

新刊からもっとプッシュすればいいのに。酉島伝法SF作品集

初期の弐瓶勉漫画みたいな、ダークで無機的な荒廃と有機的などろどろぐちゃぐちゃがミックスされた至高の雰囲気。全編、Steamあたりで即でゲーム作品に展開できそうなくらい個々の完成度が高い。っていうか、このレベルでそれぞれを長編として起こさない酉島伝法には創作におけるコスパって概念がないのか? と思ってしまう。どうかしている(褒めてる)。

③『ジェイバード

ヴォネガットというとSF作家イメージが強いと思うが、それ以外の作品にも素晴らしい小説がある。『ジェイバード』はその一つ。

年齢を重ねることで区別されてくる人間類型の一つに、他人感情をむき出しにして触れ合うことができない者がいる。いわゆる「心が冷たい」人。

俺は、文学の使命の一つはこの「心が冷たい人」を救うことだと思ってる。『ジェイバード』はそういう本。漱石好きな人とか意外とハマると思う。

閑話休題

『目を擦る女』

購入◯。最近亡くなった小林泰三作品集。有名な『玩具修理者しか読んだことがなかったので。

毒々しくも可憐笹井一個の表紙が目を引く。装丁ってやっぱり大事だね(そういえば、この方も故人だ…)。

『死亡通知書 暗黒者』

×。中国ミステリだそうだ。俺の生活圏の問題か、SF比較するとあまり話題に入ってこなかった印象がある。

『息吹』といい、早川はこういうデザイン装丁好きだね(良いとは思う)。

『華竜の宮』

×。椎名誠の『水域』といい、小野不由美の某作品エンディングといい(ネタバレなので名前は伏せます)、文明は水没させてなんぼ、みたいなところが俺の中にある。

『色のない島へ: 脳神経科医のミクロネシア探訪記』

×。あんまり趣味はよくない、と知りつつ、孤絶した文明と足で暮らす人々の特異な体質というテーマが好き。

似たような切り口で面白かったのは、『眠れない一族――食人痕跡殺人タンパクの謎』。不眠症クールー病ニューギニアのある部族罹患する風土病)、同族食によって体内に蓄積されるプリオンテーマの本。

『透明性』

×。これも装丁で気になったパターン

ボーダーつの世界

購入◯。映画原作だそうで。図書館には在架なし。

ふと思い出したのが、別の作家の『全滅領域』。あまりダウナーなので続編の『監視機構』で挫折したが、知らない人で『ソラリス』みたいな内省的なSF好きな人はハマるかも。

世界誕生日

購入◯。そろそろル・グウィンに挑戦してみるか、ということで。

ただ、SFを露悪と飛び道具で評価するところが強くて思想性は最後1%出てくればいいや、という性格なので、どうかな。合わないかもな。本当に一冊も読んだことがないから見当がつかない。

ホーキングブラックホールを語る』

×。「そんなに黒くない」「毛がない」…なんのこっちゃ?(amazon説明ママ

興味はあるけど挫折する可能性高いよなあ…と思っていたら、見透かしたように「必ず読み通せる科学解説」とまで書かれていて笑ってしまった。

『100年予測

×。国際情勢にフォーカスし、トランプ大統領誕生予言したという本。

紛争でしたら八田まで』が個人的に来ているのもあって、俺の中でいま地政学が熱い。

『史上最大の発明アルゴリズム

×。

わかるようでよくわかんねー概念を三つ挙げろと言われたら、エントロピー不確定性原理の次にアルゴリズムを挙げる。ちゃん理解している人からすれば何を頭の悪いことを…という感じなんだろうけど。ここらでしっかり説明できるようにしておきたい。

ちなみに、よくわからんと言っておきながらアルゴリズム関連で面白かった本に、『マインドハッキング: あなた感情支配し行動を操るソーシャルメディア』と『ニュー・ダーク・エイジ』の2冊がある。前者は政治的煽動目的として展開されたSNS経由のターゲッティング思想誘導後者テクノロジーの発達が不本意に実現してしまった笑えないナンセンスグロテスクテーマだった。

結局、買わないでも借りればいいか、ってのがかなり多くなっちゃったな。最後に、今回のセール対象ではないけど早川から出ている本で「ちゃんと」買った良書を紹介して茶を濁しておきます

①『魔王: 奸智暴力サイバー犯罪帝国を築いた男』

まれ想像力合理性を持つ天才。強欲と自らでさえ使い捨ての駒のように扱うむなしさが同居する矛盾したパーソナリティ。「これをああしたらどうなるか」をプログラミングだけでなく現実世界に反映させてしまったエンジニアにして犯罪者ポールコールダー・ル・ルーを追ったノンフィクション

犯罪ものであると同時に、この世界構造の一端が見えるような錯覚を抱かせてくれる作品

②『闇の自己啓発

反出生主義、変態性愛身体改造犯罪など、アンダーグラウンドだったりインモラルテーマについて、決められた課題図書を通じて参加者たちが議論する体裁の本。内容それ自体面白いけど、紹介されてる本が豊富で、そこから派生して読書体験けっこう広がる。

読んでて、最初は「自意識過剰過ぎてわけわかんなくなっちゃった大学生みたいだなー」ってイライラすることもあったんだけど、段々、各人の痛切なところとか博覧強記ぶりが見えてきて後半は感心しきり。面白い。続編読みたい。

以上です。

2021-03-31

自分他人に影響を与えるということ(仕事以外で)

兄弟

ちゃんの聞いてた音楽の中から好きな音楽を見つけて、ハードコアパンク好きの俺とは違ってジャズ、中でもハードバップが好きになった弟、俺が好きなSPITZが好きになった弟、母が好きだった星新一椎名誠原田宗徳が好きになった両方の弟、意識しなくても影響を与えてるんだな、と思う。

バンド

もはやアラフォーの域に達したけど、17で一人ただ一人始めたバンドがいつの間にか7人組になり、CDリリースし、メンバー結婚したり、子供が生まれたりしながらバンドが続いている。そんなハンドを見て、「就職してもバンド辞めなくていいんだ」「別にドラムベースギタードラムが揃っていなくてもバンドやっていいんだ」「バンドって思ったより自由なんだ」と思ってくれて、メジャーデビューまでした後輩のバンド媒体で影響を受けたことを書いてくれたり、後輩のバンド企画に出させてもらったライブライターさんの琴線に触れたのか、記事の中にライブ風景コメントが出たりとか、15万人くらいの地方都市で続けているバンドとしては周りの環境に恵まれていて、期せず影響を与えてるんだな、って思う。俺は死ぬまでバンド続けて、30年前の曲を毎回やる伝統芸能みたいなバンドになる予定です。

基本的に好きなことは辞めなくていい、自分のできる範囲で続けていくことが出来るんだということが周りの人につながったのであれば、こんなにうれしいことはないよなあ、と思った夜半でした。

2020-11-28

anond:20201128232308

ウソでもうれしいぞー。作品の中身は別にして、現代作家だと町田康舞城王太郎、昔の椎名誠もっと前だと漱石翻訳だと岸本佐知子柴田元幸が訳してるやつが、純粋に読んでて楽しい

2020-10-09

自分を愛する増田とは戸田須丸吸いあをン無事(回文

自分へのご褒美ってのは分かるんだけど、

自分を愛するってのがよく分かりません。

おはようございます

よく自分を愛せない人は他人も愛せないってあるじゃない。

私よく分かんないわー

自分を大切にってのともなんか違うくない?

早寝早起きちゃんこご飯食べて、

体調やメンタル管理するってのは物理的に分かるのよ。

だけど、

自分を愛するってよく分からないわ。

自分探しとも通じてるのかしら?

よく自分探しの旅に出る人は、

何が見つかったの?って思うし、

それなら椎名誠冒険した本を読んだ方が手っ取り早いってものよね。

旅に出る際、

持って行く食料にもちろんタンパク質必要なので、

鶏を生きたまま逆さに吊して持って行くんだって

その方が鶏生きていて食べる寸前にさばけば新鮮お肉にあり付けられると言うことで、

あ~あ、なるほどねーって。

タマネギ結構冒険の食料アイテムにはもってこいなんだって

ドラゴンクエストビルダーズ

焚き火野菜ぶち込んだら

野菜炒めが出来ちゃう発想よね。

私はその発想なかったわ。

かに鶏肉って水分多いから秒で傷んじゃうしね。

冷蔵庫に入れてたって、

鶏肉って傷みやすいじゃない。

モヤシしかり、

傷む足の速さでは1位2位を争えるわよね。

そうなると、

自分探しの旅って言葉眉唾物よね。

やっぱりこれも現実逃避ってことなのよ。

現実逃避が上手な人ほど、

なんとかなのかしらね

よく分からないけどそう言う気もしないでもないわ。

でもさ、

かにつけて自分へのご褒美って言う人も

ご褒美あげすぎじゃないかしら?って思うし、

でもそれがデフォルトになったらもはやご褒美とは言えないのか。

そっか

ご褒美ハードルがどんどん上がっちゃうし、

それもそれでまた困ったものよね。

しかし、

あの黄色い缶のMAXコーヒーっていつ飲んでも甘すぎるのよ。

私へのご褒美ではさすがにちょっと甘すぎるわ。

私にはちょっとプディングぐらいが丁度良いかもしれないわね。

うふふ。


今日朝ご飯

ハムタマサンドです。

なかなかいラインナップのサンドイッチが無かったので、

消去法でハムタマサンドです。

殿堂入りタマサンドはご褒美のときに食べるって決めているの。

デトックスウォーター

水出しルイボスティーウォーラーです。

今週とかは忙しくて家事できてなさ過ぎまくりまくりすてぃーなので

果物すぐ傷むから買い置きしてなかったのよ。

果物また買いに行きたいわね。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2020-07-07

anond:20200707193033

元ネタって「なにかの小説エッセイ」の方?

書込み自体の?

前者なら該当しそうな作品が世に多くあるらしく、ざっと見たけどあんまりぴんと来なかった。

強いて言うなら椎名誠なら小学生ときに読んでたからありえそう。

後者なら単なる個人的日記

2020-06-30

anond:20200630131543

椎名誠フォロワーないし影響を受けた小説家とか漫画家って結構いるのな。横浜駅SFを読むまで知らんかった。

読む読む。

横浜駅SFの人の横浜駅SF短編を読んだけどつまらんかった

10代の頃に椎名誠にハマったSF好きだけど、横浜駅SF面白くなかった。短編集も読んだけどあんまり面白くなかった。

何がつまらなく感じたのかはわからない。わからないなりに考えてみる。

どれを読んでも「なんかサラッと読めるな」ってのが第一印象だった。自分の中でSFディテール盛り盛りで文章圧力が凄くて「アビャビャビャ」とか言いながら読むもの、という読み物で、サラッと読めるこんなのはSFじゃない、と思ったのかもしれない。

ただ横浜駅SFの人の話がディテールスカスカ空気か霞か的小説かというと、多分違うような気もする。わからない。

命の危機がなんか薄いな、という気もした。椎名誠冒険SFでは登場人物は恐ろしくまた気持ち悪く描写される命の危機に遭遇する。そういう展開は読む方も胆力を消費するので俺も思わず脳内でアビャビャと叫んだりする。横浜駅SF等は危険な展開の没入感があんまり無かった、ように思う。だからまらんのかもしれない。でもこれもディテール問題か。ディテールリアリズムを生む。

何にせよこの人の本はもう買わないだろうなと思った。終わり。

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