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機械受注統計



機械受注統計


 2017/1/16、内閣府から平成28年11月の機械受注統計実績(http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/1611gaiyou.pdf)が公表された。


以下は、「機械受注、11月は5.1%減 鉄道車両で反動減」(出所:日経電子版 2017/1/16 11:41)の記事の大要を抜粋してみた。


『 「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み) : 8337億円(前月比▲5.1%)・・・2カ月ぶりの減少
     内、製造業:3635億円(同+9.8%)、非製造業 : 4834億円(同▲9.4%)

 内閣府の基調判断 : 「持ち直しの動きに足踏みがみられる」(据え置き)
 (http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/juchu/1611gaiyou.pdf

 非製造業
  鉄道車両が減った運輸業・郵便業 : 前月比▲12.5%
  内燃機関が減ったその他非製造業 : 同 ▲16.1%

 製造業
  電気機械の半導体製造装置などへの発注 : 前月比+68.0%
  自動車・同付属品産業からの受注 : 同▲2.4%・・・9月以降は月間400億円を超える高い水準

 官公需などを入れた全体の受注総額 : 2兆5915億円(前月比+20.6%)
  外需 : +37.3%
  官公需 : +21.6%・・・ゴミ焼却施設などの受注があった


 なお、機械受注の解説は、SMBC日興証券の用語集(出所:http://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ki/J0286.html)ご参照。

『 「機械受注統計調査」は内閣府が毎月公表している経済指標の1つで、代表的な景気の先行指標となっています。機械メーカーが受注した設備投資用の機械の受注額を集計したものです。一般に企業が増産を行うためには設備投資、すなわち機械を購入して準備しなければならないため、機械受注は、企業の実際の設備投資よりも6カ月から9カ月程度の先行性を持っています。つまり、機械受注が好調であると公表されれば、将来の企業業績にプラスの影響をもたらし、設備投資関連の銘柄だけでなく、株式市場全体景気全体を動かす場合もあります。

ワンポイント
船舶・電力の受注は、景気局面との対応性が薄く不規則な動きをとるため、通常は、「船舶・電力を除く民需」ベースの数字が重要視されています。景気動向予測には、「船舶・電力を除く民需」の機械受注に注目するとよいでしょう。 』 (太字は筆者)


>>今後の景気の動向予測に、「民需(船舶・電力を除く)」の数値の推移に注目して行きたい。


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