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必要なのは技術よりも心の有り様?

 

【 中部銀次郎:虚栄に打ち克つ心の鍛錬 】

 


 以下は、「中部銀次郎のゴルフ 1 心之巻」(ゴルフダイジェスト新書)からの一部抜粋。

 


中部語録スペシャル

 

上達を阻むもの、要するに虚栄

 人より飛ばない、見てくれが悪いなんてスコアとは何の関係もない

 

 虚栄に克つには心の訓練以外にないんです。
 人より飛距離が出ない、見てくれが悪いということは、スコアの形成とは何のかかわりもないことを、とりあえず伝えておきます。

 


悔やんでスコアが良くなるのか
 ミスしたら素早く気持ちを切り換え、まず最悪の状況を想定すべし

 

 感謝する気持ちは、ひとつの切り替えです。気持ちの切り換えで、早く気持ちを切り換えられる人が悪循環を断ち切ることができる。
 なぜ悪い状態のところにボールがあるんだという心の準備をしておかないのか、これは実に不思議に思います。心の準備さえしておけば、ライの悪いところにボールがあっても驚くことはない。

 


遊びのゴルフだからと甘えていないか
 いつの場合でも真面目に、真摯に、一生懸命やらなくちゃいけない

 

 もう少し考えてゴルフをやってみたらいいと思うんです。安易なプレーは、ゴルフを内容で区別することに相通じることだと思うし、少しでもスコアを良くしたいと願うならば、同じ失敗を何度も繰り返してはいけないんです。

 


自分の実力を過大評価していないか
 技倆と心の両面があらゆる条件下で崩れないように訓練することだ

 

技倆と心。この両面があらゆる条件下でも崩れないようにする。そうすれば、おのずと平均スコアは上がっていくし、実力も上がっていくはずです。

 


心の有り様をおろそかにしていないか
 スコアは心の振幅をどれだけコントロールできるかにかかっている

 

 ゴルフは技術よりも心の有り様や考え方によってミスショットも出ればナイスショットもでるし、また悪いスコアも出ればいいスコアも出る。ゴルフスウィングは一度覚えれば自転車と同じ。右に曲がるも左に曲がるも乗り手の問題です。

 


<感想>
 日本アマで通算6勝した中部銀次郎のことば。
 虚栄に打ち克つ心の鍛錬。技術よりも心の有り様や考え方。
 今後、心掛けて参りたい。

 

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元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HP http://tsuruichi.blog.fc2.com/
同Twitter https://mobile.twitter.com/tsuruichipooh
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「ゴルフはパープレーが当たり前」④



「ゴルフはパープレーが当たり前」(佐久間馨著、日本経済新聞社)より


  3パットをなくすグリーン上の本番力
  ――距離感、ラインの読み方、上り・下り――


 「何が何でも2パットで上がる」と決める

 カップまで転がっていくボールのスピードを、ビデオの逆回しを見るように頭の中でイメージする。


  第2章  メンタル(NPLゴルフ)自己対話で100%実力を発揮する


  朝一番のティショットを好きになる
  ナイスショットをしている自分を思い浮かべよう


 コースでは「自分の力以上のことをしよう」とは思わないで、自分の実力を100パーセント発揮しようと考える


  苦手ホールを克服する気持ちの切り替え法
  ――アソシエート、デソシエート――


 すべてのショットにおいて、「準備」で情報収集を行い、「決断」で自分のやることを決める。その後の「実行」では、デソシエート(感情を切り離す)して打つことに集中する。

 「とりあえず」ではなく、「何がなんでも」と考える

 ゴルフで目標を決めるときは、「とりあえず」という言葉はやめる。狙っていく場所を絞ると、そこにどのクラブで、どんな球筋のボールを打っていくかが明確になり、潜在能力が顕在化する。


  細かい距離を気にしない
  ――計測器を使うデメリット――


 ゴルフは設計者とプレーヤーの知恵比べ。残り距離やパットのラインは自分の直感で感じる。


  3Dの法則
  ――ローリスクのな攻め方をつねに考える――


 D1→どうしたいか?(理想)
 D2→でも○するのがイヤ(リスク否定)
 D3→だから、こうする(意図を明確にする)


  絶対に左へ行かせたくないときの打ち方

 一つは、ストレートボールのイメージで絶対に引っ掛けの出ない構え方をする。引っ掛けは、インパクトでグリップエンドよりもヘッドが前(飛球方向)に出たときに起こります。言い換えると、グリップエンドがヘッドより前にあるハンドファーストの状態でインパクトを迎えれば引っ掛けは起きません。
 もう一つは、ややフェースを右に向けてグリップし、グリーンの左端から戻ってくるフェードボールを打つ方法です。フェードボールはグリーンに落ちてから止まりやすいので、思い切りフルスウィングできます。引っ掛けのミスは距離を加減して身体の動きが止まったときにも出やすいので、手加減して引っ掛けの出やすい人にとっては、より効果的な防止法と言えるでしょう。


  「イヤ」「嫌い」「怖い」は口に出さない
  ――身体の動きを支配するのは言葉と神経――



  同伴競技者のナイスプレーを自分のモノにする


>>「とりあえず」ではなく、「なにがなんでも」と考えて、リスクを否定しつつ、ポジティブに狙っていく場所を絞って攻めて行きたい


「ゴルフはパープレーが当たり前」③



「ゴルフはパープレーが当たり前」(佐久間馨著、日本経済新聞社)より


  距離のあるホールこそフェアウェーキープが第一
  ――ミスの出にくいティショットの打ち方――

  インパクトゾーンではフェース面を変えずに打つ




  長いパー4で大叩きしないためには
  ――たとえミスしてもボギーでおさめる――


 距離のあるパー4では、「ボギーでおさめる」という戦略で臨むことが大事。1打目をミスしたら、次の2打目でミスを取り戻そうとせず、ボールのある状況と自分が使いこなせるクラブとを相談するなど冷静になる時間を持つ。

 2打目をできるだけグリーンの近くまで運んでおくと、グリーンの形状を自分の目で確かめることができ、ボールのある状況に応じてもっとも寄る確率のアプローチを選択できる。


  フェアウエーバンカーからダフらないコツ

 フェアウエーバンカーからダフらずに打つには、左の前腕とシャフトの角度を150度に保つこと。ダフリは、ダウンスウィング中に左手首が伸びて、この角度が崩れることによって起きる。


  砲台グリーンの番手選び
  ――適切な番手を選ぶ力――


 打ち方は、高い球を打つ準備をして、ティをいつもより高めにセットします。
 わたしの場合、ティの高さはふつう芝生スレスレですが、打ち上げの砲台グリーンに打っていくときは高めにティーアップすることもあります。そしてロフトを少し出すようにフェース面を上に向けて、下から打てるすき間を作ってやり、インサイドからヘッドを入れて、シャフトのしなり戻りを使ってアッパーブローに当てます。
 ボール位置は、アッパーブローで打つときは左足の方に寄せます。
 当然、ハンドファーストではなくなります。フォロースルーでは多少体重が右に残るようになります。


  パー3で大叩きしないために
  ――まず「打ってはいけない」場所を探す――


 最初に好結果を予想するか 最悪の結果を予想して臨むかで スコアは大きく変わってくる


  ミスショットのリカバリーとミスにならない打ち方
  ――あえてダフる、トップする――

  ミスが出やすい状況では1番手大きめのクラブを使ってわざとミスショットを打って結果を出す


 2つの保険をかけます。
 1つは1番手大きめのクラブを選び、グリップを短めに持つ。コンパクトなスウィングで、芯に当たる確率の高い打ち方をするためです。
 2つはハンドファーストに構える。ハンドファーストに構えるとダフってもヘッドが抜けてくれるので、グリーンのカラーくらいには行くだろうと計算するのです。
 いずれにしてもむずかしい状況では、フルスウィングしないと届かないギリギリのクラブは持ちません。
 練習場でナイスショットしたときの飛距離はたんなる目安です。
 コースではその距離がつねに出るとは限らず、むしろ1番手大きめのクラブをコンパクトに振るようにしたほうが、ミスは出にくいと思ってください。


  パーパットを作る
  ――上りのパットを残し、確実に寄せワンを取る刻み方――


 アプローチでは、どんな球なら「パーパットを残せるか」ということをまず考える。うまく寄らないのは、「技術がない」のではなく、「ボールの落とし場所、的をはっきりさせていない」だけ。

 寄せワンの確率を高めたければ、2打目でピンと同じ高さのグリーン周り(グリーンカラーから10ヤード以内)まで運ぶことに集中したほうがよい。


>>常に、打ってはいけない」場所をさがして、「ボールの落とし場所、的をはっきりさせ」ることを心掛けたい

「ゴルフはパープレーが当たり前」②



「ゴルフはパープレーが当たり前」(佐久間馨著、日本経済新聞社)より


スウィング中に意識するポイントを減らす

  
  スウィング中に意識して動かすのは右ひじと骨盤だけ


  【テークバックでは右ひじ、ダウンスィングでは骨盤を意識する】
 テークバックで右ひじを引き、アウターシェルがこれ以上は右へ動かないところまできたら、腕とクラブの慣性の力によっては腕は斜め上に動き、理想のトップになる。一方、ダウンスィングでは、テークバックの後半で動いた骨盤を、足を使って元の位置に戻す動きだけ。


  フェアウエーウッドをうまく活用しよう
  ――点から線のとらえ方へ――


  3ウッドは飛ばすクラブではなく「飛ぶクラブ」

 「フェアウエーウッドはソールが広くて滑りやすい」→「だから上から打ち込んでも、地面に刺さらず、うまく抜けてくれる」と変えるのです。
 地面に刺さる心配がないフェアウェーウッドは、ロングアイアンが使えない人にはとても便利なクラブです。ぜひ使いこなして、長いホールでも2オンを狙えるゴルファーになりましょう。

 フェアウェーウッドでダフリ・トップが多い人は、「すくい打ち」になっている可能性がある。そういう人は、ヘッドを上からぐつけるように打ち込んでみよう。

 グリップを左太ももの前にセットし、ハンドファーストに構えてフェース面がターゲットを向くようにする。バックスイングは大きく振りかぶあらず、コンパクトなトップからリズムよく振り下ろす。


  ショートアイアンは飛ばさない
  ――手首を返さずにラインを出す――


 ショートアイアンの方向性をよくするには、飛ばさないことが大事です。
 1番手ロフトの立ったクラブを短く持ち、コンパクトにスィングする。120ヤードをPWでフルスィングするのではなく、9番アイアンをスリークォーターの振り幅で振るようにするのです。
 その上で、「ラインを出す」打ち方を覚えましょう。やり方は、ダウンスウィングからインパクトまでの動きは同じですが、フォローで左右の手の位置関係を保ったまま、手首を返さないでグリップエンドを下から上にタテに振り上げていきます。1番手ロフトの立ったクラブを持ち、コンパクトなトップからインパクトに集中し、インパクト後はリストターンをしないで、そのまま下から上にタテにグリップエンドを振り上げていく。これで方向しえのよい、ラインの出るショットが打てます。


  アイアンはハンドファーストで構えよう

 つかまりのよいボールを打つためにロフトをやや立てる

 ストレートボールを打ちたいときは、ボールの位置は変えずにグリップエンドをターゲット方向に出したハンドファーストで構える。グリップエンドは左太腿の前にセットする。

 ドローボールを打つ際アドレスでは、フェースは目標に向け、スタンスは右を向いた状態になる。そのままバックスウィングして、インサイドから振り下ろす。


  番手間のすき間の距離を打つ方法

 フェースの向きを変え ロフト角を変えて打つ

 同じ130Yでも、PWのロフトを立ててドローボールで打ってみたり、逆に6番アイアンのフェースを開き、スライス回転をかけて止まるボールを打つなど、フェースの向きとロフト角で球筋をコントロールする練習をしてみよう。


  つま先上がりはハンドアップ、つま先下がりはハンドダウンで

  つま先上がり
 クラブを短く持ち、腕とシャフトが一直線になるようにハンドアップの状態で構えると、フェース面を目標に真っすぐセットでき、左に引っ掛かるボールが出にくくなる。


  左足上がり、左足下がりは斜面に合わせて構える

 左足下がりではインパクトと同時に「右足を一歩前」に踏み出す

 斜面なりに構えて、ボールはやや右足より。インパクトの後に「右足を一歩前」へ踏み出すことで、ヘッドを斜面に沿って動かすことができる。


  左足上がり右足に重心をのせ、両肩のラインが斜面と平行になるように構える。ヘッドを斜面に沿って滑らせながら、ボールを「点」ではなく「線」でとらえる。


  アプローチショットは「ロー&ロー」でダフリ・トップを防ぐ

 アプローチでダフリ・トップを無くすにはヘッドを「低く、低く」動かしていく。両手前腕を時計回りに半回転させてテークバックし、左前腕を逆に戻してインパクトを抑える。

 インパクトで左手を止めればスピンの利いた止まる球に


  ショートアプローチは平たいインパクトゾーンのイメージで

 ホウキで掃くように ヘッドを低く、水平に動かす


  バンカーショットはアプローチと同じ

 距離のあるバンカーはフェースを閉じて構える

 バンカーショットの基本はボールの手前にヘッドを打ち込むのではなく、ボールの下2センチのところにリーディングエッジを通してやる。構えはアプローチと同じで両ひじを軽く曲げる。


>>左足上がり、左足下がりを嫌がることなく、斜面に合わせてハンドアップ、ハンドダウンに構えて自然に対応したい

「ゴルフはパープレーが当たり前」①


「ゴルフはパープレーが当たり前」(佐久間馨著、日本経済新聞社)より
2012年2月24日1版1刷


第1章 ショットマネジメント ボールを自在にコントロールする


  練習場では1球目からドライバーを打つ


 1球目からドライバーを持ってフルスイングします。コースではそれが当たり前だからです。ウォーミングアップにはアプローチが良いですが、練習という意味なら練習場でも、1発目からドライバーを持つべきだと思います。

 また同じクラブを繰り返し打つ練習も無意味です。コースでは、同じ状況で同じクラブを繰り返し打つことははありえないからです。練習場では1球、1球、違う球筋のボールを打ってみる。あるいは1球ごとにクラブを取り換えて打ってみる。そういう練習は意味があると思います。


  機械的なスウィングを身に付けるより直感や感性を大事に

 実際のショットは、傾斜地やアンジュレーションのきついライ、ディボット跡、フェアウエーバンカーなど、さまざまな状況下で行います。足元には練習場の人工芝のような方向の基準となる白線はなく、フラットでもないため、自分を機械にして打とうとしても、ワンパターンの打ち方では対応できず、ヘッドとボールのコンタクトする位置がズレただけでも取り返しのつかないミスショットになることが少なくありません。
 このような場合は、ライに合わせて身体のカタチを変え、立ちやすい位置でバランスをとり、さらにボールの位置、フェースの向き、ボールを上げるのか転がすのかなど、状況と打ちたいショットによって調整するのです。その調整は、ヤーデージ杭や距離計測器に頼るのではなく、見た目の距離感や、足の裏に感じる傾斜の感覚などの「直感力」や「感性」を大事にします。そんな潜在能力を活かしたゴルフをお勧めします。

 練習場では、ミスショットを意図的に打ってみるようにするのです。ミスショットをシミュレーションしておくと、実際のコースに出たとき、このライでは、こんなミスが出そうだな、という直感力が働くようになります。


  ゴルフボールは曲がりやすい。だから意図的に曲げた方がコントロールしやすい

 真っ直ぐ打つショットは左右どちらにも曲がる危険性があります。すると仮にフェアウエーの幅が40ヤードとして、真っすぐ打つショットはフェアウエーセンターを狙っていっても、その半分、20ヤードしか使えないことになります。
 これに対し、どちらか片方に曲がるボールなら、40ヤードのフェアウエー幅を目いっぱいに使えます。
 だから、安定してフェアウエーをキープするためには「意図的に曲げるボール」と打つほうがラクなのです。
 その打ち方はドローを例に挙げると、
①アドレスで、ボールを中心に時計回りに回転し、首の付け根がボールよりも前にくるように立ち直します。すると、スタンスはターゲットラインの右を向いて構えることになります。このスタンスの向きがボールを打ち出していく方向です。
②次に、ボールにドロー回転をかけるため、フェース面をターゲット方向に向けて、そこでグリップを握り直します(元のフェース面から見ると、かぶった状態になる)。この状態でスタンスに沿って振り抜きます。
 
 フェードボールを打つときは、ドローを打つときとは逆です。


  ドローボールの打ち方
アドレスで、ボールを中心に時計回りに回転し、首の付け根がボールよりも前にくるように立ち直す。次に、インパクトでボールにドロー回転をかけるため、フェース面をターゲット方向に向けてグリップを握り直す。この状態でスタンスに沿って振り抜くとドローボールに。

  フェードボールの打ち方
ドローを打つときとは逆に、自分が反時計方向に回転し、首の付け根がボールの後ろにくるように立ち直す。そして、左を向いているフェース面をターゲット方向に向けて握り直せば、フェースは開いた状態になり、フェードボールが打てる。


>>「直感力」や「感性」を大事にしながら、ドローやフェードで意図的にコントロールして行きたい



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