fc2ブログ

開催あっての五輪の感動?

 

【 東京五輪:開催したからこその感動 】

 


 2021/7/26、高橋洋一氏が、現代ビジネスに、『東京五輪、やはり開催してよかった…「中止」を訴えてきた野党とマスコミの「今後」』を掲載された。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85559

 以下は一部抜粋。

 


蓮舫議員の発言は…?

 

野党の人のツイッターも、五輪を楽しんでいる様子は見えない。そうした中で、蓮舫氏は、スケボーの堀米選手の金メダルについて、

「堀米雄斗選手、素晴らしいです! ワクワクしました!」とツイートした(https://twitter.com/renho_sha/status/1419155844952854530)。

 

これに対し、筆者は

「こんなにスポーツで感動するのに、それまでの五輪中止は理解できないな。『五輪の感動>>>さざ波の中での医療崩壊リスク』ということは前からわかっていたはずだが。五輪中止の人はあと2週間どうするの?」とツイートした(https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/1419206109919809538)。

 

なお蓮舫氏は、

「五輪で健闘された選手へのTweetに「反対してたのに」と言う反応がありますが、選手への応援と政府の危機管理体制への姿勢は別です。感染拡大の最中、今でもこの東京五輪強行の政府と東京都、組織委員会、IOCの判断には反対です。菅総理には国民の命と暮らしを守るリスク管理ができていません。」

ともツイートしている(https://twitter.com/renho_sha/status/1419184149466816517)。

 

なんともわかりにくい弁明だが、松井大阪市長は、

『蓮舫さん、オリンピックが開催されなければ、選手の皆さんが健闘する場所が無かったんですがね! オリンピックパラリンピックが終われば、いよいよ選挙ですからね。』
とわかりやすく応じた(https://twitter.com/gogoichiro/status/1419237008015167490)。

 


<感想>
 金メダルラッシュに沸く東京五輪。
 高橋氏の言う通り、スポーツが我々に与えてくれる感動を大いに楽しみたい。 

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

岸惠子の粋な生きざま?

 

【 岸惠子の粋な生きざま 】

 


 先日、岸惠子著の「孤独という道づれ」(幻冬舎)を読んだ。
 以下は、一部抜粋。

 


 プロローグ

 若い季節や、女盛りの中年期でもなく、今まさに「晩年」と人の呼ぶ季節の生き方を「孤独という道づれ」にくるまって書いてみようか・・・・・・。物語を書くことは小さい頃からの夢だったから。

 


 落ちてきた青い封筒

 んっ!?「後期高齢者医療被保険証」。

 

 わたしは我武者羅に生きてきた。大事なものまで、目をつむって見切り発車をして、未練もなく捨ててきた。それらが今、私を捨てようとしているのだった。

 

 青い封筒の中身、不愉快な十一個の文字がわたしに齎(もたら)した想念の中に私は沈み込む。


 煌めく陽光のなかで、わたしの作ってきた風景たちが、滲んで揺れてわたしを見捨ててゆく。つまり、記憶が消えてゆくのだ。そんな心もとないイメージが広がる。

 


 エピローグ

 「皺はわたしにもいっぱいあるのよ。それを目立たせない力がわたしにはあるかもしれない」


「受けた傷や、躓(つまず)きを自分で治すのよ。へこたれないのよ。誰かに頼ったりしないのよ。そんな生活をしているわたしは年を取っている暇なんかないのよ」

 

「わたしには闘わなければならないことが、山ほどあったし、今もあるの。世間が作った常識とか、もっと大事な法律の決めごとを知らないので、いつも負けるのよ。負けて勝ちを取るなんて才能は持ち合わせていないから、しょうがない・・・・・・」

 

 

 そして最後に、優れた医師でもあったかつての我が夫、イヴ・シャンピが言った言葉を書き留めたい。

 

 見たことのない人にそのものを見せることはできない。
 見てしまった人は、見る前に戻ることはできない

 

 わたしは「見てしまった人」なのだ。何を見たかを、これから書いていくつもりでいる。わたしにまだ生きていくことが許される限り・・・・・・。

 


<感想>
 24歳で結婚のため渡仏し、四十数年のパリ暮らしの後、現在はベースを日本に移した岸惠子。
 へこたれずに誰かに頼ったりせず我武者羅に生きて、80歳過ぎてもなお意欲旺盛。粋な生きざまが気持ち良い。

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

防衛費GDP比2%の10兆円台への早期拡大?

 

【 防衛白書:貧弱すぎる防衛費 】

 


 2021/7/20、町田徹氏が、現代ビジネスに『日本は韓国に「負けて」いる…?貧弱すぎる「防衛費」の現状』の記事を掲載された。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85334?page=2 
 以下は、一部抜粋。

 


中国だけでなく、韓国にも…

「現在の安全保障環境の特徴」第1部 第1章「概観」
艦艇:中国730隻・212万トン、日本140隻・51万トン。米第7艦隊30隻・40万トンに過ぎず、万が一にも有事となれば、この物量の差はいかんともしがたいように映る。
航空機:日本350機、韓国640機、北朝鮮550機に及ばないことも明記している

第2章第2節
潜水艦:中国52隻、日本21隻
駆逐艦・フリゲート艦:中国71隻、日本47隻
戦闘機:中国1146機、日本313機

 


「近い国」台湾との関係

中国については、過去30年以上、透明性を欠いたまま国防費を増加。今年度の国防予算がおよそ20兆3301億円と発表していることに言及した。世界最大と言われる海軍海上戦力の近代化が進められていることや、尖閣周辺での中国海警船の活動に詳しく触れたうえで、改正海警法の問題への憂慮を表明した。

 

米中関係では、様々な分野で両国の戦略的競争が一層顕在化していくと分析。今年3月の議会公聴会で、インド太平洋軍司令官が「中国の台湾に対する野心が今後6年以内に明らかになる」と証言したことを紹介した。

 

白書は、中国関連の次に北朝鮮、その次にロシアに詳しく触れている。

 


韓国はさらに国防費を増強

第2部第4章 第2節
「防衛力整備など」
今年度の日本の防衛関係費:5兆1235億円(昨年度比+547億円)。全体の4割強は人件費と糧食費

今年度、中国が認めている国防予算額:日本のほぼ4倍。国防費のGDP(国内総生産)比をみても、中国は1.25%と日本の0.94%を上回る

 

日本の防衛費:2018年、購買力平価換算で、日本が494億ドル、韓国は506億ドル。2025年には韓国の国防費は日本の1.5倍に膨らむ見通しだそうだ。GDPで世界10位の韓国が世界3位の日本をしのいでいるのは、より多くを軍事費に割いているからである。2020年の韓国の国防費のGDPに対する割合は2.61%。これは日本の2.8倍だ

 


第1部第2章 第4節
「朝鮮半島」の「韓国」の部分:韓国が2019年1月に発刊した「2018国防白書」で、引き続き北朝鮮の大量破壊兵器は朝鮮半島の平和と安定に対する脅威であるとしつつも、北朝鮮を敵とする表現が消え、「韓国の主権、国土、国民、財産を脅かし、侵害する勢力をわれわれの敵とみなす」との表現が用いられていると指摘。今年2月発刊の「2020国防白書」にも、北朝鮮を敵とする表現はみられなかったとしている

 


「GDP比2%以上」の防衛費

いったい、どの程度の防衛予算が必要なのだろうか。参考になるのが、トランプ前政権時代に米国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟する同盟国に対して要求した水準だ。GDP比で言えば、2%以上の防衛費である。日本も他人事とせず、早急に検討する必要があるだろう。

 

コロナ危機対策の結果、財政の一段のひっ迫は避けられないが、“世界の火薬庫”化しつつある東アジアで、日本の持続的安全を確保するには、知恵と外交努力が不可欠だ。そのうえで、それらを裏打ちする相応の防衛費の拡大も重要になっているのではないだろうか。

 


<感想>
 日本の防衛費も、今の倍のGDP比2%の10兆円への早期拡大が望まれる。

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

政府と日銀の連合軍による真水政策?

 

【 政府と日銀の連合軍による約30兆円の真水政策 】

 


 2021/7/13、SankeiBizの「田中秀臣の超経済学」で、『「政府と日銀の連合軍」でコロナ経済対策…苦境の業界や低所得層に対応を』が掲載された。
https://www.sankeibiz.jp/macro/amp/210713/mca2107130600001-a.htm

 以下は一部抜粋。

 


 安倍晋三前首相が、北海道苫小牧での講演会で、「自民党に厳しい風が吹いている」と現在の国民からの批判の高まりに危機感を表明した。さらに、その厳しい風当たりに対して「政府と日本銀行の連合軍」で立ち向かうべきだとも主張した。第2次政権での在任中、すべての国政選挙で勝利しただけあり、政治的な目配りは鋭い。特に「政府と日本銀行の連合軍で思い切った対策を打てる状況にある」とした点は重要だ。

 

 どんな「状況」だろうか。それは政府が大胆な補正予算を組むことが可能であるし、それを支援する日銀の超金融緩和が実現可能だからだ。政府は補正予算の財源を長期国債を中心にして調達することができる。なぜなら日銀は国債の買いオペを強力に行うことをいままでも表明しているからだ。この政府の補正予算と日銀の金融緩和の「連合軍」は、もちろん国民の生活を改善するのに大きな力になるだろう。

 


 業態別でいえば、飲食・観光、雇用形態でいえば非正規雇用の人たち。低所得層の方々や地方経済の落ち込みも深刻だ。つまり、経済全体を見ているだけではなく個々の対応が必要だ。まさに細やかで、かつ大胆な経済対策が必要とされる。これを実現できるのは、冒頭での安倍前首相の発言通りに「政府と日銀の連合軍」しかない。

 


景気刺激政策:昨年度の補正予算で計上されたGoToキャンペーンの再開や公共事業など

 

公共事業:防災や教育設備のインフラ投資など。国ベースの公共事業だけではなく、地方ベースの公共事業の原資など5兆円を計上

 

消費減税:一時的なら5%引き下げで10兆円程度の予算、恒久的なら2%引き下げで4兆円程度

 

昨年度の営業損失を補償:飲食や観光を中心に。現状の前年比5割の売り上げ減というハードルは撤廃すべきだ。理想は損失全額補助だ。予算は10兆円

 

雇用調整助成金や求職者支援金の拡充:2兆円程度

ここまでで(恒久的消費減税として)約30兆円の真水政策。予備費も計上しておくことを忘れるべきでない

 


<感想>
 衆院選前の早期段階で、田中教授の言う、約30兆円の真水政策が望まれる。

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

明治初の女子留学生の生き様?


【 大山捨松:明治初の女子留学生 】


 先日、NHK BSで「“明治”に挑んだ女性 〜“鹿鳴館の華”大山捨松の実像〜」を見た。
https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/episode/te/G6NJXQWZJK/
 以下は、「鹿鳴館の貴婦人 大山捨松 日本人初の女子留学生」(久野明子著、中央公論社)からの一部抜粋。



会津藩の悲劇
「おばあ様は礼儀作法にとても厳しい方だったよ」私の父が捨松の思い出話をするときは、必ずこのせりふから始まる。捨松にとってどんなに可愛い孫でも「ならぬことはなりませぬ」だったのであろう。暴れん坊でいたずらっ子だった父も捨松の前に出ると自然と身が引きしまったという。


岩倉使節団と女子留学生
明治四年十月、開拓使は直ちに女子留学生の募集を行った。留学期間は十年、往復の旅費、学費、生活費はいっさい官費で支払われ、その上年間八百ドルの小遣いを支給するというものであった。当時一ドルが訳一円、銀座の土地一坪が五円で買えたことを考えると、十歳前後の小娘がもらう小遣いとしては、八百ドルは法外な額であった。しかし応募者は一人も現れなかった。
岩倉使節団の出発の時期が間近かにせまってきており、あわてた開拓使は第二次募集を行った。そして、やっと集まったのが次の五人の娘たちであった。
五人の娘達に共通しているところは、五人共明治維新で敗者になった旧幕臣の娘という点である。維新後は、親たちはみな薩長閥の色濃い新政府の下級官吏として、日の当たらない日陰者の生活をしいられていた。だから五人の親たちには、近い将来に自分たちが見てきた西洋の学問や技術を日本が必要とする時が必ずくる、それまでに娘をアメリカで教育させて薩長の成り上がり者達を見返してやろうという強い思いがあったのである。


失意の日々
男子留学生の場合には、外国帰りというだけで大学や官庁に相応な仕事がすぐに与えられ、エリートの道が保証されたのに、女性である捨松と梅子の将来については国は具体的な計画は何一つ持っていなかった。十年間にわたってアメリカの教育を受け成長した捨松達と黒田清隆や森有礼が考えていた当初の発想との間にすでに大きな隔たりが生じてきていたいのである。
捨松は日本政府のいい加減な態度にすっかり失望してしまった。
捨松がアメリカで知り合った女性のほとんどが高等教育を受け、自分の意志で自分の人生を歩んでいる人達ばかりであったので、結婚していない女性が社会的にも経済的にも一人前に扱われない日本の社会の風潮にがまんがならなかった。何よりも落胆したのは、外国へまで留学してこれからの新しい日本のリーダーとなる男性でさせも、帰国すると自我もなにも持たない少女のような娘と結婚してしまうことであった。


あとがき
日本には捨松に関する資料は非常に少なく、それも限られた内容ばかりで、間違ったものや誤解されているものも少なくない。また、捨松はよく津田梅子と比較され、国費留学生だったにもかかわらず、余り際立った活躍をしなかったなどと言われることもある。捨松が、大山巌との結婚で日本の上流社会に身を置いたため、華やかな一面にだけにライトをあてられ、アメリカでの体験を生かして実行した捨松ならではのユニークな活躍、特に日米親善に果たした役割については余りしられていないからかもしれない。


ご参考)『太平洋を越えた日米女性たちの誓い』~大山捨松 津田梅子 アリス・ベーコン~
https://www.enopo.jp/2017-08-26-14-18-45/mobile-life-people/26855-2020-01-23-23-54-49.html


<感想>
 会津藩出身の山川さきが「捨てるつもりで待つ」と名を「捨松」に改名され、明治維新後初の女子留学生となって、帰国後に薩摩藩士の大山巌の後妻となる。
 大山捨松のひ孫にあたる久野明子氏のお陰で過去が明らかになったことに心打たれた。

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

海上自衛隊の共同訓練による抑止力の強化?

 

【 海上自衛隊:共同訓練 】

 


 2021/7に入り、海上自衛隊は、2つの共同訓練を発表した。

 以下は、プレスリリースの一部抜粋。

 


令和3年7月1日 海上幕僚監部
日米共同訓練について

https://www.mod.go.jp/msdf/release/202107/20210701.pdf

海上自衛隊は、日米同盟の抑止力・対処力を強化すべく、次のとおり米海軍と共同訓練を実施しました。

1.目的 海上自衛隊の戦術技量及び米海軍との相互運用性の向上

 

2.期間 令和3年6月25日(金)~6月30日(水)

 

3 .訓練海空域
オーストラリア北方

 

4.参加部隊
(1)海上自衛隊
護衛艦「まきなみ」及び搭載航空機(SH-60K)1機
(2)米海軍
駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」
補給艦「サカガウィア」

 

5.訓練項目 各種戦術訓練

 


令和3年7月5日 海上幕僚監部
日米豪韓共同訓練について

https://www.mod.go.jp/msdf/release/202107/20210705.pdf

海上自衛隊は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携を強化すべく、次のとおり米海軍、オーストラリア海軍及び韓国海軍と共同訓練を実施しました。

1.目的
(1)海上自衛隊の戦術技量の向上 (2)米海軍、オーストラリア海軍及び韓国海軍との連携強化

 

2.訓練期間
令和3年6月30日(水)~7月3日(土)

 

3.訓練海空域
オーストラリア東方

 

4.参加部隊
(1)海上自衛隊:護衛艦「まきなみ」及び搭載航空機(SH-60K)1機
(2)米海軍:駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」
(3)オーストラリア海軍:駆逐艦「ブリスベン」
(4)韓国海軍:駆逐艦「ワン・ゲオン」

 

5.訓練項目
電子戦訓練、戦術運動、通信訓練

 


<感想>
 21/6/25〜30の日米共同訓練に続き、6/30〜7/3に日米豪韓共同訓練が、豪州北方〜東方で実施された。
 7/8現在、中国の中国海警局に所属する船舶等による尖閣諸島接近(接続水域入域)は、2/13以降、連続しており、抑止力・対処力強化のための各国との共同訓練を継続することが期待される。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/senkaku.html

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

小池都知事の巧妙な戦略?

 

【 小池都知事の都議選の戦略 】

 


 2021/7/5、高橋洋一氏が、現代ビジネスに『東京都議選「戦略勝ち」を収めた小池都知事が見据える「衆院選の焦点」』を掲載された。

 以下は一部抜粋。

 


踏みとどまった都民ファースト

こうした中で、都民ファの健闘には、小池百合子都知事の貢献もあるだろうと筆者は見ている。先週の本コラムで、小池氏が過労のため入院したことを書いた。その段階で、筆者はこれで都民ファは都議選で惨敗すると見立てたが、これは小池氏一流の仕掛けだった。

 


選挙を上手く戦い抜いた小池氏

ここで、小池氏の行動を整理しておこう

・6月22日 過労のため緊急入院

・  25日 都議選告示(小池氏の第一声なし)

・  27日 入院延長

・  30日 退院(ただし自宅でテレワーク

・  4日 都議選投開票

実際、小池氏の入院以降、小池氏への同情や判官びいきもあり、都民ファの支持率が上昇しはじめた。小池氏は、選挙選最終日7月3日に一部の都民ファ候補者への応援したものの、選挙期間中の街頭演説はなく、事実上選挙活動はしなかった。

政治家の過労入院というのは、要注意というのは政治の常識だ。実際に過労だったのかもしれないが、小池氏はそれを実に上手く使ったともいえる。

 


<感想>
 選挙投票日に向けて、一般大衆それぞれの一票を如何に獲得するか。小池都知事の入退院を含めた選挙戦略、悔しいがあっぱれと言わざるを得まい。

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

全てが詰まったHANA-BI最後の言葉?

 

【 北野武:HANA-BI 】



 先日、20年振りに、『HANA-BI』(主演:ビートたけし、岸本加世子。脚本・監督:北野武)を見た。

 以下は、脚本家・野木亜紀子のインタビュー記事から。
https://s.cinemacafe.net/article/2020/11/06/69809.amp.html

 


私、大仰なセリフってイヤなんですよ、決めゼリフ的な。ドラマではどうしてもキーになるセリフがあった方がいい場合もあるので、必要であれば書きますが、必要以上に詩的だったり、持って回ったような言い方はかゆくなっちゃう(笑)。普段そんなこと言わないじゃないですか。私は「普通」の会話で呼び起こされる感情が一番強いと思ってます。

 

よく例えに出すのが北野武監督の『HANA-BI』なんですけど、それまでひと言もしゃべらなかった岸本加世子さんが、最後の最後に「ありがとう。ごめんね」って言う。あれだけで胸に迫るものがある。

 

「ありがとう」と「ごめんね」なんて、100万回以上聞いてる言葉だし、その言葉だけを書いても、何が泣けるかわからないだろうけど、見ればわかる。その重さ――映像作品ってそういうことだと思っていて、構成とか、そこまでの積み重ねの上にその言葉が発せられると、なんでもない言葉がすごい意味を持つんです。それが至高である気がしていて、奇をてらわない、普通の言葉こそが強いんじゃないかって思います。

 


<感想>
 ビートたけし演じる西の、余命短い妻が、最後に言った「ありがとう。ごめんね」。
 それまでの全てが詰まった最後の言葉に感動した。

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

官民一体による日本企業の復活?

 

【 経済産業省:経済産業政策の新機軸 】

 


 2021/6/19、DIAMOND ONLINEに『コロナ禍の今、経済産業省が「大きな政府」に大転換した“切実な理由”』が掲載されていた。
https://diamond.jp/articles/-/274042

 以下は、一部抜粋。

 


主要国がすでに転換し始めたように、「小さな政府」から「大きな政府」に転換する必要性を訴えている。特に注目されるのが、産業政策における「大規模・長期・計画的」な財政出動を求めていることだ。この「新規軸」が実現しなければ、日本の貧国化は免れないだろう。

 

・ウィズコロナ時代において、「政府の役割」は根本的に変わった
・「重要産業」や「戦略産業」を国が守り育てる時代へ
・市場原理を克服する「政策の新規軸」が不可欠である
・ようやく日の目を見たスティグリッツの提言
・「大規模・長期・計画的」な財政出動が不可欠
・日本が「成長するか、貧国化するか」の瀬戸際

 


参考1)経済産業政策の新機軸~新たな産業政策への挑戦~  令和3年6月 経済産業省
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sokai/pdf/028_02_00.pdf

 

背景にある世界の変化
1.世界の不確実性の高まり
2.先進国の長期停滞(低金利、低成長、低イン フレ)、格差拡大
3.技術変化(デジタル・トランスフォーメーション、第4次産業革命等)
4.国主導の産業政策のインパクト
5.地政学/地経学的リスク(米中技術競争、経済安全保障等)
6.気候変動・環境問題

 

国内の半導体製造基盤の確保・強化に向けて
政府が国家事業として、主体的に進めることが必要ではないか

 


参考2)経済財政運営と改革の基本方針2021 〜日本の未来を拓く4つの原動力〜 令和3年6月18日 閣議決定
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/2021/summary_ja.pdf

 

成長を生み出す4つの原動力の推進
●グリーン社会の実現
●官民挙げたデジタル化の加速
●日本全体を元気にする活力ある地方創り
●少子化の克服、子供を産み育てやすい社会の実現

 


<感想>
 中国を始め、欧米でも国主導の産業政策が進んでいる。
 日本でも、政府が国家事業として国内の半導体製造基盤の確保・強化に動いたり、官民挙げてデジタル化を加速している。
 官民一体による日本企業の復活を期待したい。(時価総額上位50社中に占める日本企業数:1989年末32社⇒2020年末トヨタ1社のみ)

 

----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HPはこちら http://tsuruichi.blog.fc2.com/
----------------------------------------------------------------------

FC2プロフ
プロフィール
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
CEO (4)
夢 (8)
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR