新しい文書の起案や条例・規則に基づいたQ&Aの生成?
【 企業向け “安全な” ChatGPT 】
昨日に続いて、Chat GPTの利用例を見てみる。
株式会社クラフター(2016年9月設立)
代表取締役 小島 舞子、取締役 牧力爾(マネックスグループ(株)執行役員)、万代淳史(同 マネックスゼロ室長)、監査役 大森亜希子(同 経営管理部)(出所:https://www.crafter.co.jp/jp/about)
< ビジネスで安全に組織活用できる生成AI >
Crew:株式会社クラフター (出所:https://www.gocrew.jp/jp#whatiscrew)
< 自治体でのCrew導入事例 >
(ChatGPTをビジネス利用で安全に活用する業務効率化ツール「Crew」の実証実験開始 )
目的及び概要:庁内のドキュメントに基づいた生成AIの利用法
導入想定活用業務:庁内の資料を元にして、新しい文書の起案や条例・規則に基づいたQ&Aの生成等
1.大分県杵築市 2.群馬県みどり市 3.広島県府中市 4.京都府京丹後市 5.島根県安来市 6.長野県 7.千葉県我孫子市 8.新潟県柏崎市 9.香川県善通寺市
< アップロードされた書類から回答が可能 >
ユーザー権限管理機能により、組織全体での有効活用を実現
< ChatGPTを企業で利用する時の課題 >
・業務情報もあり、ChatGPTにデータが届くのはリスキー ・個人で登録するので会社で管理できない
・ChatGPTで企業独自の書類を読み込ませたい
< Crewでできること >
・センシティブ情報を検知 ・会社ドメインで簡単ログイン! ・社内資料をアップロード可能!書類を参照し回答を生成
< Crewの特徴 >
・ChatGPTへの情報受け渡しがセキュア 企業側でアカウントや権限の管理ができる
・グループチャットがあり、複数人での情報共有が可能 プロンプトエンジニアリング(AIへの指示出し)のテンプレートあり
・企業独自の資料から言語モデルが回答する
< Crewの基本機能 >
・社内資料から回答:会社で利用する資料をアップロードすると、内容に従った回答ができる
・グループチャネル:会話したスレッドに複数名で参加プロンプトやチャットが苦手なメンバーも利用できる
・グループ権限設定:部署、チーム、役職に応じて臨機応変に権限をグループ分け、検索や削除できるユーザーを指定できる
・セキュア機能:OpenAIにデータの受け渡しを制限。入力データが学習に利用されず、外部に漏れないセキュアな環境
・NGワード登録:デフォルトの除外ワードに加えて、会社特有のNGワードを登録できる
・アカウント管理:管理画面からメンバーを招待。メンバーは企業のメールドメインで登録できる
・チャット履歴の蓄積:ユーザー毎の利用状況やチャット履歴が確認可能
・50種類のプロンプト:プロンプトに慣れていない人でも簡単にご利用可能
・フォルダ管理機能:お気に入り、アーカイブ機能でより使いやすく
大手企業向けチャットプラットフォーム CraftChat
国内上場企業始め300社以上に導入されている
<感想>
マネックスグループの自治体の社内用に特化したように見える生成AIサービス。今後の社外クライアントへの対応に注視してゆきたい。
----------------------------------------------------------------------
元証券マンが「あれっ」と思ったこと
発行者HP http://tsuruichi.blog.fc2.com/
同Twitter https://mobile.twitter.com/tsuruichipooh
----------------------------------------------------------------------