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2024-11-27

職場で生き残れるか不安がある(地方公務員) part.2/2

(前回)

https://anond.hatelabo.jp/20241127205544

それでは、昔は問題職員をどうしていたか? 無理やり追い出していたのだ。

わかりやすいのが、今でいうパワハラである。昔はパワハラという言葉はなかった。すべて指導だ。

問題行動のレベルにもよるが、大声で怒鳴ったり、皆の前でつるし上げたり、罰として廊下や屋外に立たせたり、あえて仕事を与えなかったりしていた。

少なくとも、約20年前までは普通に実施されていた。私が入庁した頃だと、出張先の東京都庁庁舎内でも廊下に立たされている職員がいた。

以下、箇条書きにするとこんなところか。いずれも「職場あなた必要としていない。早く辞めるように」という組織からメッセージである

・失敗した時、足で蹴ったり、殴ったりする

・同僚全員の前で、はっきりと「信頼されてない」「無能力」「家に帰れ」と宣言する

・他の社員と切り離して、一人で作業をさせる

・大量の肉体労働をさせる。倉庫整理、イベント準備の物品運びなど

仕事を与えず、かつ声をかけても皆が自発的に「無視」する

追い出し部屋も当然あった。民間企業と同じである

例えば、業務上必要がなくなった支所・出張所を廃止せずに残しておき、定年を迎えるまで其処の勤務にする。

ほかのパターンも当然ある。問題職員の種類によって対応は異なる。

以下は、参考までに民間企業の例だ。

追い出し部屋」で1人勤務、飛び込み営業ノルマ1日100件 証券マンの悲哀…「退職強いる目的大阪地裁賠償命令 ※産経新聞大和証券の例

https://www.sankei.com/article/20150514-E4XGZ7MV7NPGLDATXXBGE2GFPM/

かには、

東京キャリアデザイン室(ソニー

プロジェクト支援センターNEC

パソナルームセガ・エンタープライゼス

サポートチーム(三越伊勢丹) など多数の例がある

パワハラダメ」というのが現代社会ルールなのは理解している。管理職研修でしっかと習った。今の社会の考え方はわかっているつもりだ。

しかし……昔のジョジョ漫画に出てくる、ジョージ・ジョースターⅠ世のように「逆に考えるんだ」という視点もある。

そう、逆に考えるのだ。パワハラ社会のために必要であるなら、「やっちゃってもいいさ」と考える。具体的には、状況に合わせて現代的な法令常識・慣習と、そうでないもの(パワハラ)を使い分けるということだ。

少なくとも、上位下達タイプ公務員組織においては、パワハラを根絶すべきではない。問題のある人間を片付けるための手段として残しておくべきだ。事前の見せしめ威圧という意味もある。

パワハラ根絶というのは、創造性を発揮するタイプ職場民間企業NPOなどで行うべきだと思われる。公務組織を巻き込まないでほしい。迷惑行為である職場の秩序を乱す人間は、どんな手段を使っても徹底的に追い出す。税金運営されている公務組織においては、必要な考え方だと信じている。

厳しいことを言ったが、視点を変えれば理解できる。あなたが住んでいる市区町村で、税金給料をもらっている職員が、私の故郷方言で悪いが「てれんこぱれんこやっている」のを目撃した場合、「辞めたらいいのに……」と思うはず。私が主張したいのはそういうことだ。

現実はこうはいかない。私は現在農政部局管理職を務めている。この部局は長い。もう約20年になる。私は問題職員に対して、パワハラを疑われるレベル指導は滅多に行わない。非常時に限ってのことだ。

パワハラは、周りがどう考えても正しいと感じるとか、黙認せざるを得ないとか、そういう時に限って行う。社会常識には反するけれど、正義を行わないといけない時にそうしている。



以下、【後述】の内容に入る。それでも大変よろしくない職員に対しては、人事部局も毅然とした対応を採る。

男性場合だと、反社や粗暴な言動をする市民業者相手にするタイプ職場に十年単位で配置する。例としては、道路関係農業福祉スポーツの分野である能力自体が有能である場合は、特にそうだ。

かには、総務省厚生労働省などから労働力提供の出向」を依頼された場合、何年でも其処に出向してもらう。その中央省庁が嫌と言うまでの期間である。最大で四年とされている。途中で転職してもらえるとありがたいし、むしろそういうタイプ職員を選んで出向させる。

女性場合は、上記に加えてだが、土木整備・下水道といった現場系の部署で、自分以外がすべて男性部署に異動させる。やはり、本人が辞めるまでずっと其処だ。

ただし、問題職員になったことに理由がある場合に限り、僻地にある閑散とした支所に配置して社会人としての余生を過ごさせる。病気やケガで仕事ができなくなったとか、人事部局の都合で職種転換をさせた場合など。



冒頭に述べたとおり、かくいう自分も将来の危機を感じている。ここまでお読みのあなたは、この私自身も問題のある職員として扱われていることに気が付いたのでは?

定年まであと十年以内だが、逃げ切れるかわからない。早期退職制度を使える年齢ではあるし、実家農業を継げば何とか生きていけるだろうが、そういう問題ではない。社会人としての「死」は、やはり怖い。

私は過去問題行動を起こした。元がやんちゃをしていただけあって、入庁後数年間は粗暴な行為をすることがあった。しかし、上司の指示には従っていた。粗暴な行為というのも、指示どおりに仕事を進めるためにやったことだ。

上司からはむしろ、温情をかけて可愛がってもらっていた。その上司のためなら多少の汚いことはやった。食事や飲みは、月に一度はおごってもらったし、ソープに連れて行ってもらったこともある。

……あれは、私が中年差し掛かった頃だ。当時、下水道部署にいた私や同僚は、とある市民に悩んでいた。(※すでに故人である個人情報保護法違反しない。念のため)

その人は下水道使用料が未納だったのだが、オフィスに来庁する度に罵詈雑言を吐いて帰っていく。そして、1期分だけの下水道使用料を払うのだ。

これ以上の滞納を発生させないためとはいえ、あれだけの迷惑行為をする爺を放っておくことは、当時の私にはできなかった。本当に口汚い爺だった。さりとて、水道とは違い、強制的下水道サービス停止させることはできない。

やろうとすればできるが、行政法上はほぼ無理である。いわゆる直接強制に該当する。水道事業者が給水停止をする場合、あれは民間企業扱いなのでセーフになる。

ある時だった。その爺がいつものように口汚い言葉を吐いてオフィスを出ていく時、ついに堪忍袋の尾が切れた。

その爺が、廊下エレベーターに乗る直前だった。その爺を思い切り、殴り倒したのだ。

あんた、言っていいことと悪いことがあるんじゃないのか、おいっ!!」と、この言葉だけは覚えている。それ以外も言ったと思うが、この最初言葉だけしか覚えてない。それくらい頭にきていた。

さらにひと悶着があって、同僚の女性警察通報した。その場でわかったが、その女性個人判断だった。上司許可は得ていない。

あっという間に警察が来て、別室で事情を聴かれて、私はそのまま警察署に連れて行かれることになった。私の上司警察官に、「こいつは反省してますから。ここだけにしてください。お願いします」と頼み込んだが、ダメだった。

あんたは、どうして市に協力しないのか。警察もうちも、お互いに無理を聞き合ってきただろ……堪忍してくれえ」という上司の涙ながらの声が記憶に残っている。あの顔は今でも覚えている。

警察署で、私は事情聴取を受けた。詰問ではなく淡々とした聞き方だった。最後に、年配の警察から説諭があった。「どんな時でも、人を傷つけたらいけないよ」という内容だった。

その後は、もう思い出したくもないが……結局は、その爺とどういう話・取引になったのか知らないけれども、不起訴になった。反省文も書いた。私の上司さらに上の上司も、警察署に取り合ってくれた。人事部局にも。



月日が経って、最終的に人事部から発せられた私への処分は、相当に重いものだった。

処分事由 傷害 人の身体傷害したこと

 処分種類 停職1か月」

処分の通知文は今も持っている。公務組織の中でも相当に重い処分である。私は反省して結果を受け入れ、それから市民暴力を振るったことは一度もない。

あの爺が下水道部署に来ることはもうなかった。支払いは家族の人がするようになった。警察通報した女性職員は、上司許可なく動いたためか、私に比べると軽めの処分を受けていた。

上司はその後も変わらずだった。たまに食事や飲みに連れて行ってくれたり、風俗店をおごってくれた。

次の年になると、私は今の農業部署に異動になって、そこで難しいタイプ農業従事者や、土木業者や、市議会議員、その他多くの対応困難なタイプ人間とやり合うことになった。

そして、その部署主査になり、係長になり、課長補佐になり、今では管理職だ。定年まで、ずっと此処に居続けるのだろう。正直辛い。

あの頃は若かったから、ブラックだとされる農業部局でも辛苦に耐えることができた。今では何度か手術をしている。病気もケガもある。日によっては体調が思わしくない。

仕事は毎年辛くなっていく。これ以上の昇進は望めない。不可能に近い。

ここまでストレスを抱えても早期退職に踏み切れないのは、この仕事が好きだからかもしれない。何十年とやってきた。適性はあるのだろう。

これからどうするか、まだ決めていない。ひとまずは肉体の限界くるまでは働き続けようと思う。私が最後までやり切れるように、どうか祈っていただけるとありがたいのだが。

2024-11-19

anond:20241119103547

ワイはそれを夜行高速バスでやられたで。

ワイは4列シートに収まって隣のリーマンと共に明日仕事に備えて必死で眠ろうとしてるのに、

その前の3列プレミアムシートに座っている中国人と思われる観光客がぎゃーぎゃー騒いでいて眠れななかったんやで

運転手全然注意してくれないやで

耳栓を突き破って聞こえてきて眠れないやで

だいたいどこでも眠れるワイが眠れないとか最悪やったで

到着して1時間でシ出社したけど猛烈に頭痛がしてえらいチョンボかまし主査からしこたま怒られてしんだやで

インバウンドなんてなくなってしま

鎖国したい

2024-06-12

お仕事効率厨彼女

たぶんはてな人達は、相手の人のことを擁護しそうな、そんなお仕事愚痴の話。

たぶん、どこの職場にも一人くらいはこういう人いると思う、ありふれた愚痴の話。

増田は楽しく書く場所なので、楽しく書いて流させてちょーだい。

 

新年早々からプロジェクト始動し、それに加えて従来の仕事も並行して進めていたんだけど、新年度の人事異動で他の部署事故が起き、玉突き事故が起こって我が部署結構ダメージを受けた。

残業をしてもしても果てがないし、みんな限界に近く、実際倒れた同僚もいた。

このままじゃ本当にいけないねーってことで、また別なところから応援の人を寄越してもらうことになった。

たぶん上からは遣り手って思われていて、このまま行けば恐らく管理職になるんだろうなあっていう人。公務員でいうなら主査みたいな立場の方である

先月からこの応援の人が来ているんだけど、開口一番こんなことを仰せになった。

 

「この部署はとにかく非効率なので、私がすべての仕事効率化して差し上げます

 効率が悪いせいで、これだけの人数がいても回っていないんです。

 大変忙しい皆さんの残業ゼロにしてあげるのが、私がここに来た意味です」

 

同僚みんなでぽかーんとしてしまった。

私の中でこの遣り手の彼女あだ名効率厨に決まった。

部署に頭を下げて応援を呼んだのは、既に私たちが取りかかっている仕事を手伝ってもらうという意味が大きかったんだけど(あくまでもこの方は応援でいらっしゃる方なので)、

なぜか今取りかかっている仕事のやり方の確認見直しが始まり、そして「これは非効率からやるな」というお達しがいくつか下された。

彼女立場的には上司ではないので、私や同僚が従わなければならない理由はあまりない。

しかし、口調こそひたすらに丁寧語であるが、妙な威圧感があり、それから口がよく回るので、生半可に反論しようものなら言いくるめられる。

ここら辺は文章だけでは上手く伝えられず、それが非常に残念である

あとナチュラルこちらを見下した言動を取るので、ぜひ増田の諸氏にも聞いて頂きたかった。

まりにも自然に見下すので、呆気にとられて反論ができないのだ。

 

私がやっている仕事は、効率だけ求めてもあんまりいいことがない、と私は捉えている。

かにやるべきことだけやれば、すぐ終わるんだろうと思う。

ただ、やるべきことに加えて多少は気を回すことも求められる仕事ほとんどだ。

例えば、仕事ひとつに、週に一度データを吸い上げて所定のフォルダにアップして共有するって作業があるんだけど、どうして定期的にデータを吸い上げるかというと、そりゃ経過を確認したり、異常が見つかったらアクションを起こすためだ。

もしも異常に気付かず放置したら、結構な損害も出るし、他人人生にそれなりの打撃がある(大袈裟な言い方だけど、金銭的な意味でも時間的意味でも打撃を与えることになる)。

なので、データを吸い上げたら、最新のデータをアップしたこと簡単な注意点を加えて連絡のメールをしていたんだけど、

「毎週同じ場所にアップしているってみんな分かってるんだから、そんなメールは送るだけ無駄だよ、やめなさい」って言われてしまった。

(この件に関しては上司が不在のときに言われた。後日上司相談したところ、従来のやり方でいいと言われたので元に戻った)

 

メールひとつ送るとか送らないにしても、こういうやり取りがあって、それ自体がひどく煩わしい。

と同時に、こちらでは今まで必要だと思ってやってきたことに対して、この効率厨さんは特に考慮することなく、手数を減らすことだけを求められて、辟易している。

そして大変ありがたいことに、彼女効率的に仕事をしているか監視もしてくださっているのだ。

我々の一挙手一投足、メールひとつひとつにまでを確認してくださる。

果てには、こんなメールには部署全員にCC入れる必要ないよねとか言われた。

効率のためなら共有は要らないらしい、なるほど、大変参考になります

メール以外の、例えば作成した書類ダブルチェックなどをお願いしてみても、その書類の作り方がいかに非効率かを説明されてやってくれない、というような状況である

そんなに色々言うならばあなたがやってくれるんですか? と聞くと、それは私の仕事じゃない、とのたまう。

 

仕事感情不要かもしれないけれど、人間にはどうしても感情がある。

これまで大量の仕事をこなしてきて、肉体的にも精神的にも疲弊していた同僚の一人は、我々のこれまでの仕事否定し、私たちを全く慮ってくれない発言の数々を受けて、また寝込んだ。

私自身も1ヶ月はなんとかやれたけれど、もしこの効率厨の彼女正式に異動ということになったら、耐えられるかどうか正直分からない。

効率うんぬんよりも、まず否定から入ることが何よりつらくてしんどいんです……。

書きながらこの1ヶ月のことを色々考えたけれど、まずはこれである。全く寄り添ってくれないことが、思っているよりつらかった。

 

効率云々は置いておいて、彼女にはズルいしひどいなーって思うところがある。

自分で「これはいいアイデアだ」と思ったら確認取らずにすぐに行動する。

上長許可とか取らず、上長の目を盗んで独断ガンガン進めてしまう。

ひどいとき上長が在席していても勝手に進めちゃう。さすがにこれには上長氏も怒ったけど「私は正しく効率的なことをしている」と考えているらしく、まったく悪びれない。

実際、彼女勝手に片づけてくれたけれど、彼女以外置き場所を知らない(我々に共有されていない)書類がいくつかある……。

上長がいないときには効率うんぬんの演説が始まる。

もう勘弁して欲しい、こちらの精神がすり減っていく。

上長結構会議で不在の場合が多く、そうなると雑談と称してこの演説が始まる。

その中でこの部署いかに非効率かということも語られる。

最初にいらしたときも、上長は紹介もそこそこに会議に行ってしまったので、自己紹介代わりに演説をされてしまった。これが本当によくなったと思う。結果論なんだけれど。

 

書いてスッキリしたのでおやすみなさい。

最近はあまりよく眠れなかったが、今日は長文を書いたしなんとか眠れそうな気がします。

 

2024-05-22

コーヒーテスト

公判でのやりとりによると、当時同事務所に出入りしていたこ営業担当者は、購入した缶コーヒーを手渡した際、元主査収賄適正についてこう嗅ぎ取ったという。「缶コーヒー抵抗なく受け取った。公務員としては、脇が甘い」

 

出入りの業者缶コーヒー手渡して来たら普通に受け取っちゃうだろ。

収賄適正と関係なくさ。

でも結局、こいつはその後収賄事件に手を染めるんだから

コーヒーテストってのは一定の効果があるんだろうね。

こういう些細なテスト日常で繰り返されてると思うと、

なんかちょっと怖いわ。

2023-12-31

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.6/7

前 https://anond.hatelabo.jp/20231231221404

最後に六つ目だ。特別警報級の問題職員を取り上げる。

本章は、マジメに仕事をしてる人にとっては厳しい描写がある。F君が4年目の頃で、福祉課では「コミュ障だけど実力者」という位置づけになっていた。いや、実はコミュ障じゃなくて、そういう演技をしてるだけなんだが、とにかく皆飲み会ではそんなことを話していた。

この頃、福祉課が所管となる新しい公共施設を作ることが決まった。立ち上げの意思決定は偉い人がやって、後は福祉課という単位で内容検討及び整理(企画運営内容、スケジュール職員体制間取り地元の関わり、国や県の補助金、外部識者を交えてのミーティングその他多数)をすることになってた。

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(Tips) 行政職員の昇進と権力その他

エピソードの前に話しておくことがある。

地方公務員場合は、民間企業に比べて権限を持つのが遅い。行政権力を持つのベテランになってからでないと危険、という考え方による。地方公務員場合物事を決裁する権限の最低役職課長である民間でいう部長ほどの位置づけになるのは50代半ばか、早くても50代になってからだ(役職に年齢要件がある。課長は満45才など)。

民間だと、できる人は40才くらいで部長になるわけだろう。遅すぎるとは思うが、でも30代の人が生活保護適用とかの決裁権を有するのは怖いような気がする。正直何とも言えない。

ところで、当時の福祉課長(ハムスターの人)も、民間業界で例えると部長クラスだ。といっても、本人は会議で下の職位の人間が言うこと(各グループリーダーやF君の企画案を含む)を代弁するだけで、本人は大したことは考えてなかったと断言できる。

ただ、見た目は貫録があった。それで、偉い人が集まる会議でドーン!! と意見を言ってくれるのはありがたかった。しかし、難しい仕事になると部下に丸投げだった。課長としての実力はなかった。

ではなぜ、ハムスター課長職というランクが充てられたかというと、平成の大合併の際に福祉課長がいた自治体が当市とくっついたのだが……市町同士の合併協定の中に「○○町の出身者は、別表に従って一定の職位に就かせる」というのがあった。ハムスター課長もその例により昇進していた。

例として、合併直後は十人以上を管理職に就かせる決まりで、合併から10年後は五人以上を管理職に就かせるみたいな感じだ。当市の共有フォルダの隅っこにあった合併時の協定書(スキャンデータ)に書いてあった。

このルールは、個人的にはアリだと思う。というのも、吸収合併されるくらいの自治体から、力がないわけだろう。でも当市の一部ではある。放置はまずい。よって、その自治体出身の人を一定数昇進させることで、まちづくりの力がダウンするのを防ぐことを狙う意味では、妥当措置だと感じる。

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話を進める。

上で述べた新しい福祉施設関係で、福祉メンバー建築系の部署がある階に行くことになった。建築部署(住宅グループ)に今後の施設設計の予定とか、議会説明用の視点とか、入札スケジュールとか、いろいろ打ち合わせる必要があったのだ。

戸籍課とか市民税課は市民でごった返してるけど、土木建築フロアはそこまで客がいない。市民というよりは業者がメインだ。

その話し合いの際、Dさんという建築専門職の人が打ち合わせに出てきた。50代前後の人で、役職なしだった。ここに来る前に聞いたところだと、建築職も事務職もできて、土木建築系のプロ資格をたくさん持っている。入庁3年目で一級建築士試験合格したらしい。これまで市内の公共施設設計をいくつも手掛けた、と本人が言ってた。

近年だと、自治体職員じゃなくて建築コンサル公共施設の基本設計・詳細設計をする(※職員は最低限の図面だけを描く)ようになっている。そんな世の中の流れが悔しいと漏らしていた。

このDさんという人だが、これまでに見たことがないタイプの人だった。悪い意味で。この打ち合わせには、俺以外に総務グループリーダーと、そしてF君が施設管理部門代表として来ていた。F君がいるグループリーダーは、訳あって病気休暇に入っていた。一応犯罪がらみだ。詳細は述べない。

というわけで、まずは協議机に座ってF君が挨拶をすると、Dさんも話を始めた。

「Fといいます今日よろしくお願いします」

「お疲れさん。あんたとは初めてだのう」

はい。初めてです」

あんた、出身はどこなん?」

都内です。23区じゃなくて西の方」

「ほー、都内か。ええとこじゃの。ワシは和歌山よ」

はいありがとうございます……」※何かを察して表情が曇る

「緊張すなよ。共通点を探しとるんだから大事じゃろ。あんた、前はどこで働いとったん?」

広告代理店です」

「ほー、うちの息子も広告業界で働いとる。どこの会社におったん?」

電通です」

電通!! やるのお。うちの子アサツーよ。ちょっとは繋がりがあるのう」

ADK面白い会社ですよね。夢があって、挑戦的で。キャラクター版権仕事とかされてるんです? 息子さんは」

「それが教えてくれんのよ。親に仕事の話を。あんたは何をしとった?」

キャラクタービジネスをしてました。日曜朝にやってるアニメとかの」

面白そうじゃの~。ところで、F君は大学はどこなんじゃ?」

早稲田です」

「ワシといっしょじゃないか! 仲間じゃの。学部は?」

「○○学部です」※法文系

「そうか。ワシは○○で○○をしとった」※理工系

建築を専門に勉強されてたんですね」

「F君は早稲田第一志望か?」

第一志望です」

「ほうか。東大の滑り止めで入ってくるヤツも多いからの。これは……意外と繋がるのう」

はい」※F君が照れ笑い

それから公共施設の話はスムーズに進んだ。Dさんは頭の回転が速かったし、知識教養もすごかった。含蓄に富んだ話をしていた。ただ、役職はなかった。いわゆるヒラだった。一応は主査級だったが、ここまでは年齢で自動昇進する。役所内だと主査はヒラ扱いである。

話はサクサクと進んだ。Dさんの上司も同席してたけど、口を挟むことは一切なかった時間が経って、打ち合わせが無事に終わって雑談をしていると、同じ建築部署(住宅グループ)の年配女性職員がDさんが座っているところに来た。

「すいません、割り込んで。○○会社さんが急ぎということで電話を」

「あ……? 何を言うとるんじゃ。ワシが今何をしとるかわかっとんか?」

「先方に説明したんですが、急ぎということで」

「何をしとるかわかっとるんかっ!! なんで打ち合わせの時にっ!!」

 ※ここで、Dさんが持ってた筆箱で協議机をガンガンやりはじめた

「なんで邪魔をするんならぁっ!! お前、自分がなにしとんかわかっとるんかーー!!!!」

「……」

Dさんの上司が、「うん。Dさん。では、後でかけ直してください」と諫めたが、「あ!? かけ直すじゃと……? 協議が終わったんだろうが、じゃあ向こうが優先に決まっとろう、すぐ出るわ……おい、お前はアホなんか?」と、Dさんが上司に食って掛かった。

ちょっと沈黙があって、Dさんが女性職員を睨みつけた。

「お前、何もわからんのじゃのう。いかんど?」

「すいません……」

「二度とすなぁよ」

「すいません」

そそくさと、席を立って俺達は帰ろうとしてたが、F君がDさんに「ちょっと。怒っても何にもならないんじゃないですか?」と言った。

「なにが、どうにもならんのじゃ!!」

「怒っても、Dさんの……」

「あ?」

「Dさんの」

あぁ!? 若造が。なんならあ、お前。ボケじゃのう。おみゃあ、○○○でも○○○○でもなかろうが。まともにせえや。ワシは仕事をまともにやっとろうが」※差別的言葉のため伏せている。

「話を聞いてください!」

F君がヒートアップしはじめて、Dさんがさらに激昂したところで、無理やり席を立って帰った。フロアを見渡すと、お客さんであろう業者の人は……ほかの部署フツーに接客対応を受けてた。取り乱した様子はない。

また別の業者は、汚いものでも見るような視線でこっちを見ている。きっと、帰りの車の中で噂をするのだろう。

市営住宅管理システムと思しきパソコン保守点検していたベンダー会社の人は、落ち着かない様子で「どうしよう……」とまごついていた。

少数いた一般市民の人は、「なにがあった?」とこっちの方を遠目で眺めていた。やはり、家に帰って噂をするのかもしれない。



それから何度も建築部署に行くことがあった。できれば行きたくなかったが。打ち合わせに行かざるを得なかった。

多くの地方自治体ではそうだと思うが、建築部署というのは花形ひとつだ。なんたって公共施設を作るわけだから。この部署で「まちづくり計画」とか「都市計画マスタープラン」とか「○○市総合計画」みたいなものの骨子が作られて、後は企画調整課みたいなところが関係課を周って肉付けして、最後に専門コンサルに投げて、その自治体行政計画(プラン)が出来上がる。

そういうわけで、偉い人が承認した都市計画ひとつである福祉施設の着工にあたっては、この部署と話し合わないわけにいかない。絶対的必要ステップだった。ただ、次の話し合いからはDさんは混ざらなかった。建築部署配慮してくれたのだろう。

以後、建築部署に寄った際にDさんのヒドイ光景を何度も見ることになった。最低でも三度は見た。上司とか、同僚とか、市民(業者含む)に対してとんでもない発言をしていた。5つだけ抜粋する。

職員同士の雑談時)

「私は出世はしなかったし、今後もしない。市が自分に一体何をしてくれたのか。私はヒラだから、ここに尽くす義理はない。それは出世した人間仕事である

(〃)

「この部署(住宅グループ内の一般住宅担当の意)は、どの職場でも相手にされない人間が配属される掃きだめである箸にも棒にもかからない連中が集まっている」※真偽不明。俺に言わせると違う。

上司の机の前で)

「ワシはやる気はないんじゃけ、もう難しい仕事とか振るな。時間無駄よ。早期退職も考えとる。定年までゆっくりさせてくれ」

(連絡や報告をして、と言う同僚に)

「何を言うとる。自分判断せえ。必要情報はぜんぶお前らにやっとる。ワシが嫌いなら話しかけるなや……」

業者一般住宅下水道?の施工変更で窓口に来た時)

「なんで変更するんな。ちゃん二次製品使えや!! 出入口にブイユー(?)だと車が通ったら潰れようが。このままだと建築確認下ろさんけえの。やり直しよ、こんなん……」「あ? 利益にならん? お前の会社利益と、棲む人の利益とどっちが大事なんじゃ。言うてみい」

こんな醜い光景を、廊下で見てる人がいた。当市に部長待遇採用された人だった。Dさんとそこまで年齢は変わらない人で、苦虫を嚙み潰したような顔で眺めてた。人事のプロらしく、以前に庁内回覧で読んだところだと、前はリクルートで働いてたらしい。それだったら多分すごいのだろうが、でも俺はこの人が嫌いだった。

というのも、Cちゃんが試用期間で切られたのって、この部長の人が関係してると思う。これまではそんなことなかったのに、なんであの年度になって、急に試用期間でクビなんてことが起こるのか? 当市は間違った方向に舵を取ってるんじゃないかと弱輩ながらに感じた。

ところで、やっぱりDさんも不思議だったよ。あの後、Dさんがキレた女性職員にも、F君にも、ほかの職員にも、ニコニコしながら話してるのを見た。「さっきはすまんのう。怒鳴ったりして、ごめんの!」とニコニコしながら言ってた。到底同じ人とは思えなかった。人間というのは、こういうものなんだろうか?

次 https://anond.hatelabo.jp/20231231221406

クラスで一番の嫌われ者だった彼が地方公務員になって無双するお話 part.1/7


今はしがないフリマアプリ事務スタッフ(カスタマーサポート)だが、昔は関東にある地方自治体役人をしていた。年末ということで、その頃の思い出を振り返ってみたい。

ちょっと気になる同僚がいたのだ。その人をメインにしてエピソードを書いていく。できるだけ穏便に書かせてもらうが、かなり前のことだしぶっちゃけるかもしれない。

関東地方の比較田舎にある自治体だった。当時の自分は、26才になる年だった。福祉部署……『福祉課』としようか(もう少し洒落名前)。俺はそこにいた。

4月の年度初めだった。同い年の新入職員が配属になった。民間企業に3年勤めて、地元に帰ってきたらしい。

その職員を観たことがあった。何を隠そう、彼と俺は同郷であり、大きい山の上にある公立中学校に通っていた。どちらも地元育ちだ。ただ、当時の彼のことはあまり思い出せなかった。見た目がもっさりしているのは変わらずで、ちょっと日に焼けたかなって感じだった。肥満ではないが、ガリガリというわけでもない。中ほどの体型だ。

自分はというと、専門学校を出て新卒採用後、福祉課に配属されて6年目だった。そろそろ中堅として難しい仕事を~というところにきてた。課のメンバー、という意味ではベテランだ(地方公務員は3,4年で異動が一般的国家公務員場合による)。社会福祉法人指導する仕事の(先輩や上司の)お手伝いをしてたんだが、いよいよ自分が主担当になった。

前年度は、40代主査級の職員がその仕事を担っていた。20代自分に務まるか不安だったが、何とかしてやろうって気概に満ちていた。

ところが……上で話した同郷の職員というやつが、いわゆる問題職員だった。福祉課だから、F君としておく。彼は年度当初から、とにかく先輩や上司に怒られていた。同じ課でも違う業務グループだったから(※課の中に係ではなく業務グループがある制度。係制との違いはよくわからん)、そこまで状況は把握してないが、こんな行動傾向だった。

なお、これを書いている時は、はてな匿名ダイアリーで「Bさん」なる概念流行っていた。Bさんというのは、葬送のフリーレンでいうところの『魔族』である。F君は、その仲間かもしれない。ただ、後で述べるがBさんとは違うような気がする。

ほうれんそうしない

判断がつかないことでも押し進める

・わからないことは質問するが、なんか不自然な感じ

・注意してきた先輩や上司を睨む

感情を顔に出さない。サイコパス

ミスをしても謝らない

会議や打ち合わせでしゃべらない。二言三言はしゃべる

尊大というほどではないが、堂々としている

飲み会に出たがらない

・かと思えば、窓口に来る市民業者には丁寧

具体的なエピは、すまないが出せない――まあ、部分的ならいいか。F君が電話を受けて、必要な事項を先輩の人に共有しておらず、叱責を受けていたのを覚えてる。

「おいF。なんで共有しなかった?」

「今回は、まあいいかと思って」

「お前、どういう感覚仕事してんだ?」

別にフツーです」

普通って何なん?」

「わかりません」

「あ!? もっぺん言ってみろや」

ここで先輩が立ち上がった。F君の椅子の前に行って、「きちんとしゃべれや、おい。もしかして、お前障害とかある? 俺のガイジーカウンターが反応してんだよ。正直に言われても、身障みたいには扱えんけどな」みたいなことを言った。そしたらF君は、「怒っても何も解決しないのではないですか?」と確かに言ってた。で、また先輩が「お前、このままやったら駆除すんぞ!! ゴキブリが……」と怒りの声を発した。

惜しむらくも、この当時は職場でのこういう記録をメモしてなかった。上のやり取りはうろ覚えだ。これ以降は、自分の身を守るためにも一応メモするようになった。

で、厳しいやり取りが続いていたが、誰も止めに入らなかった。単純に面倒くさかったのかもしれないし、関わり合いになりたくなかったのだと思う。ある1人の女性職員が、気持ち悪そうな顔をして席を立って、どこかに行った。おそらくストレスなのだろう。

よくキレることで知られた先輩だった。実をいうと……F君がいる施設グループというのは、問題職員が6人中4人(F君含む)を占めていた。人事課からマークされた職員が配属されやすい。

それらの先輩方は、仕事能力問題なかったが、勤務中にキレたり怒鳴ったり、仕事道具を机の上に叩きつけたり、所得が少ない市民とか、病気障害がある市民侮辱する発言を繰り返していた。

いかげん、上の2人がうるさくてしょうがなかった。先輩はやいのやいの騒いでいるし、F君は不気味なほど冷静にボールを撃ち返している。その内容は覚えてないけど、アドラー心理学の本(岸見一郎が書いた『嫌われる勇気』)みたいだった。「それはあなた課題でしょ。私の課題じゃないでしょ」みたいな。

嫌われる勇気』って、すでに嫌われてる人が自分肯定するために読んでる印象がある。本の表題は『嫌われ続ける勇気』が妥当だろう。

あと、『エッセンシャル思考とか』とか『限りある時間の使い方』みたいな本ってさ、基本は自己中な人が書いて、同じく自己中な人が愛読してる印象がある。合理的なのがそんなに大事なんだろうか。人生には無駄必要なんじゃないか自分らしく生きるのが一番いいって、おかしくね? 自分らしくなくても、社会のために生きることって大事なんじゃないかな。こういう本が流行っていると、古来から伝統的な価値観解体されてるみたいで気分が悪い。

さて――この『先輩』というのはマジでキレやすい。役所内でも札付きだった。思ったことを何でも口に出す。例えば、福祉課の小さい事業で「特定高齢者向け福祉用品を買うと2/3を市が負担~」みたいな制度があった。

そんな制度があるのはいいのだが、たまに悪質な業者がいて……社会経験豊富増田読者なら想像がつくと思うが、例えば小売価格10万円の品を「自治体補助金があるからお得!!」ということで、市民の人(高齢者が多い)に10万円……ではなく、なんと15万円で売るのだ。業者補助金なしの場合と比べて5万円儲かっている。ひどい業者だと20万を超える。要するに、市のお金業者にもっていかれている。

その『先輩』は、ある時そんな事案を見つけて、業者電話してケンカになった。渡り廊下の向こう側まで聞こえるほどの声で、電話口で業者と争っていた。

「お前が(市民から)金を出さそうとしとるんだろうがっ!!」

これを三回くらい叫んでいた。凄まじい勢いだった。相手方の声は聞こえないが、ベイブレード同士がぶつける以上に激しい戦いなのはわかった。

戦いの最後になると、「お前。武蔵野市会社だったな。都庁武蔵野市情報共有しとくからな。覚悟しとけよ、ボー―――――ケッ!!」と叫んだ。そして、ひと呼吸おいた後で、「……お前はもう申請しちゃだめ。申請があっても、受付せずに却下するから市民の○○さんにはこっちから連絡しとくね」と告げて電話は終わった。

その後、先輩は本当に、同じ県内都内地方自治体で、うちと同じ制度をやってるところに注意喚起電話をしていた。

※数年後にわかったのだが、その先輩は後天的精神病だった。若手職員の頃に、反社対応仕事で無理をしすぎて、頭がおかしくなったという話を年配職員から聞いた。現在退職している。

それはさておき、F君と先輩職員のバトルに戻ろう。俺は、あまりにうるさかったので止めに行こうと思った。先輩職員ヒートアップしていて、口汚い言葉すら発していた。増田では書けないほどの。「お前みたいなゴミゴミ処理場で引き取ってもらえや」くらいのことは言ってた。

「うるさいぞ、黙れ!」

ようやく止めに入ったのは、F君がいる部署グループリーダー、係制でいうところの係長だった。民間企業でいうと課長くらいか普段はマジメで寡黙な人だが、怒るとコワい。例えば、福祉課にいる若い女の子目当てで、弱者男性職員とか、チャラい見た目の職員とか、おじさん職員とかが話しかけにくることがあるんだが、そのグループリーダーが「お前、職場になにしに来とるんだ。キモイんじゃ帰れ!」と一喝すると、みな一目散に逃げていく。

ハラスメントですよ」とそんな人達の一部が言い返すと、「じゃあ、人事に行けや人事に。なあ、お前がキモイことしてたの、お前の上司に共有するからな。それでいいな?」と睨み返すのだ。

でも、基本は頼りになる上司だった。普段事務仕事でも、打合せや会議でも、公式行事イベントでもマジで頼りになるグループリーダーだった。

先輩職員は、そのグループリーダーから一喝されると押し黙った。F君に向かって「ボケ!!」と叫んでトイレに向かった。F君の顔を見ると、いつものぶっちょう面だった。よく言えばクールで、悪く言うと人間味がない。この時になって、F君の中学校時代を思い出したんだっけ。

当時もこんな感じだった。スポーツは◎で、勉強も○で、家柄も○なのだが、いかんせん、こいつ本当に人間か? というくらい協調性がない。言いたいことをストレートに言い過ぎるのだ……。それでいてわがまま

先生もよく怒らせていた。もちろん生徒だってそうだ。彼はクラス中に嫌われていた。キャライメージで言うと、ひろゆきがもうちょっと謙虚になった感じのキャラクターだった。プチひろゆきだった。

しかし、本人自体は何かに本気で取り組んでいる。実際、F君は剣道が強かった。関東大会まで勝ち抜いていた。市役所内で後に聞いたところだと、大学剣道部ではインカレに出場したらしい。

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(Tips) 問題職員一般的な扱い

官公庁税金追い出し部屋を作るのは実務上難しい。よって、いろんな部署にある程度の人数の問題職員を押し込めてバランスを取っている。現場に行くタイプ部署や、窓口対応をする部署に多い。優秀な職員は、企画政策室とか財政課とか人事課とか監査室とか議会事務局に行く。一般向けの窓口部署に配属されるのは稀だ。え……心当たりがある?

当時の福祉課は、『陸の孤島』に準ずる部署だった。陸の孤島というのは公務員業界俗称で、いわゆる水道局とか教育委員会とか支所機関とか、こぢんまりとした事務所がポツンとあるタイプ職場だ。福祉課は、内部に福祉事務所を抱えてるから本庁舎の中にあるが長い廊下で隔てられている。怒号もあまり市民には聞こえない。いや、福祉課に来客中の人には当然聞こえてしまうが、そこは愛嬌だ。

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F君は……今思えば、そこまで悪くなかった。あの当時は悪い奴だと思っていたが。実際、勤務態度は悪かったよ。ほうれんそうしないし、自分判断とか解釈を押し通すスタイルだし、上司上司とも思ってないし、仲間を仲間とも思ってない節すらあった。でも、彼なりに仕事にマジメに取り組んでるのはわかったし、広告代理店で働いてただけあって、公務員側の人間感性が違うのはしょうがなかった。

ただ、やっぱり協調性はなかったな。人間味もなかった。あれは、なんというんだろう。発達障害とは違う気がする。というのも、職場ヤバい(※業務グループピンチの意)となった時だと、ほかの職員以上にリーダーシップを発揮したり、イベント参加者を取りまとめたり、困難な事態を打破するような企画を考えたりしていた。その意味では、ちょっと前に増田流行ったBさんとは違う存在だと思う。仕事ができるBさんだ。人格や人柄は悪いけど。

シロクマ先生ブログを読んでる限りだと、人格パーソナリティ障害みたいな扱いになるのだろうか。

(当時のF君の印象)

オフィスソフトの腕に覚えアリ。VBAAccessちょっとはイケる。

・筆が立つ。公文書が読みやすい。

・窓口のお客さんと難しい局面になっても諦めない。

・彼をよく思わない職員はいたが、市民取引業者とはトラブルを起こさない。

この時点のF君は、1年目でまだ実力がなかった。別の問題職員からロジハラみたいなのを受けることもあった。とある女性職員(30代半ば。未婚。以下♀とする)がいたのだが、これがまた辛辣だった。

公務員というのは、『様式の中に生きる動物』といっていい。F君の発した伺文書(民間でいう稟議書)を事細かに見て、ミスがあった時はF君を詰っていた。あとは、やっぱり意思決定か。F君の担当業務は、新人らしい、基本的かつ奥深い仕事だった。ジャンルでいうと設備管理とか財産管理だった。その関係で、F君の行動や意見に甘いものがあると、その♀職員が詰ったり、怒ったりするわけだ。

これらはメモに取っている。全部♀の発言にしてるけど、F君は相手にしてなかった。ポツリとは発言してたが、聞き取れなかった。方言は一応そのままにしている。

♀「どうして○○ができひんの?」

♀「それはなぜ?」※何度も繰り返し「なぜ」と訊く

♀「お前、今なにしてた?」

♀「あんた、保育園児みたいやな」

 ※F君が相手にしないとこう言うことが多い

♀「お前に指導して、金がもらえるんか! おい、私に金払え」

♀「日本語しゃべれや、日本語。○○○症でも話せるで!!」

♀「お前の私に対するハラスメント女性部で問題にしよか? いい?」

 ※労働組合女性部。よからぬことをする職員がいると、組合新聞さらし者にする。ひどい時だと本人の写真付きで紙面を配布する。

♀「おい、今お前の仲間が来はったで。一緒に帰らんでええの?」

 ※精神障害者が窓口から帰った後。

話を聞いてる途中、俺はずっとイライラしてた。繰り返すが、この人は女性だ。増田読者の溜飲を下げるために言わせてもらうと、この人には約二年後に罰が下った。後述。

繰り返すが、この福祉課は陸の孤島に準ずる存在だった。やりたい放題する職員が昔から一定数いたらしい。例えば、市内の製造メーカー市役所に対して、専門機器や専門器具卸売価格で売ってくれる制度があった。それを悪用して、自分が購入した後にヤフオクメルカリ転売する人がいたり……あとは、行事イベントで大量に余った弁当お茶コーラアクエリアスを、箱単位で家に持って帰る人もいた。

自分が知ってる年配の男性職員にも、そういうことをしてる人がいた。でも、やっぱり天は見てるんだろうな。その人は、飲み会の帰りに酔っぱらって、どっかの店で万引きして捕まってた。で、その年度末に当市から消えることになった。

ところで、変な職員のことばかり書いてきたけど、もちろん大多数は普通職員だ。人柄がキチンとしてる。あなた過去に、市役所とかで接客を受けたことがあるような。そんな普通の人たちだ。これだけははっきり言わせてほしい。

序章の締めになるが、増田読者の皆様も、どうか悪いことはしないでほしい。世の中はうまくできている。天は見ている。ぜんぶ自分に跳ね返ってくるのだ。

ここから先は、F君と俺を中心に、記憶に残っているエピソードを述べていく。すまないが、全部で二万字以上はある。まさかこんな文章量になるとは思ってもみなかった。

次 https://anond.hatelabo.jp/20231231221401

2023-12-13

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の二>


(前part)

https://anond.hatelabo.jp/20231212192423

2. 士気が低すぎるAさん

一人目の職員である。この人は女性だった。勤務態度は、ありていにいえばやる気がない……ということになる。社会教育課は、当時約15人ほどの部署だった。T区の社会教育に関する機能がこの一部署に集約されている。

ところで社会教育というのは、「学校・家庭以外の広く社会で行われる教育」をいう。身近なところだと、公民館でのサークル活動生け花カラオケ教室絵画体験パン作りほか多数)や、少年自然の家などの公共施設での活動講座や、大学で行われる公開授業、民間企業による通信教育カルチャースクールこちらの仲間だ。

Aさんは、そういった社会教育活動のうちスポーツを主に取り組んでいた。児童向けの運動体験教室や、レクリエーション行事、各体育協会と共催するイベントを担っていたという。体を動かす仕事である

Aさんは高齢だった。50代半ばほどか。過去スポーツ経験はあったというが、足腰が弱っている印象があった。私の視点だと、彼女には体育活動の振興とでもいえばいいのか、そういう仕事に適性はないように思えた。

熟練増田読者であればおわかりだろうが、人事部局としてはAさんが早期退職するように仕向けている。

それにしても、Aさんは士気が低かった。私やほかの仲間が仕事に集中している時でも、Aさんの上司である係長とやり合っている声が聞こえた。ひとつだけ挙げるとしたら、Aさんが仕事が間に合わない旨を述べた場面だ。当時の手帳に控えている。口調は文語とする。

Aさん「イベントの準備が間に合わない。だが今日は帰らないといけない」

係長「状況はわかった。それでどうする?」

「私は午後6時に家に帰らないといけない。何とかしてほしい」

あなた仕事である時間外勤務をしてでも、休日に出てでも終わらせる必要がある」

「定時になったら帰る。休日も出られない」

「何か理由があるのか」

「私もこの年だ。介護必要家族がいる」

関係ない。残って仕事をしなさい」

「断る」

「そんなことができると思っているのか。これは上からの指示である

関係ない」

「何が関係ないのか」

自分責任で帰る。干渉しないでほしい」

公務員上司命令に従う義務法律で定められている。そんなことも知らないのか」

夜と霧、という小説を知っているか

「知っているが、今この状況と何か関係があるのか?」

「たとえ頭に拳銃を突き付けられても、人には抗う自由がある(※1)。私は自分責任でそうすると言っている。どうしても家に帰らないといけない」

「そんなもの屁理屈である。これから課長にも相談するがいいか?」

「どうしてもと言うなら、(労働組合相談する。組合女性部に言って、あなたのことを組合新聞記事にしてもらう。不当労働行為は許さない」

「好きにしろや、ボケッ!! 我儘言うならさっさと辞めろ。この職場から消え去れや。人間の屑が」

労働者の権利である。次にそんなことを言ったら、組合あなたを許さない(※2)」

※1…夜と霧の著者であるヴィクトール・E・フランクルアウシュヴィッツ強制収容所にいた時の矜持ひとつ。頭に拳銃を突き付けられて、「殺す」と脅されている状況でさえ、人間には命令拒否できる(運命抗うだけの)意思自由がある、という崇高な喩え話。

※2…Aさんは労働組合女性部の役員だったらしい。

係長が口汚い言葉を発した直後、ほかの女性職員が間に割って入った。その人は、係長とAさんの間を取り持つことに成功したようだった。社会教育課の数少ない『良心』だった(Aさんの仕事はこの女性が片付けた)。この人のおかげで、教委が恥をかかなくて済んだ場面がいくつもある。今でも感謝している。

あの連中は、指導課が普通に仕事をしている時も、オープン協議机で話をしている時も、小中学校校長教頭が来庁している時ですらも、あんなやり取りをしていた。

Aさんに限らず、ほかの職員もそうだった。社会人とは思えないほど粗暴な物言いだった。職場人間関係は悪かった。目の前の来庁者に対して申し訳なくなる。

実際、あなた標準的はてな民である仮定して、公務員にはどんな人がなると思うだろうか? 「焼酎学校の中でも真面目だった人がなるのでは……」といったところか。

国や県の職員場合はそれで合っているが、例外がある。市区町村場合は、いわゆる不良やヤンキーチーマーといった類の人間公務員試験に合格することがある。筆記試験ボーダー点数が低いのと、地元出身者優先という原則があることによる。地元思い入れのある人ほど内定を取る構造がある――と、T区の幹部職員から酒席の場でうかがったことがある。

Aさんのほかにも、50代後半の男性職員社会教育課にいた。その人は、Aさんと比べると人格はしっかりしていた。が、数年前に脳の病気になってしまい、体の右半身があまり動かず、常に足を引きずるようにして歩いていた。認識も少し弱っている。元はちゃんとした働きをする職員だったらしいが、人事部局としても扱いに困ったのだろうか。早期退職制度を使って早く辞めてほしいとばかり、このような部署に異動させることになった。あくま想像に過ぎないが。

この男性職員は、どこの方言かよくわからないしゃべり方をする(おそらく関西の何処か)。彼は、教委事務局に毎週出入りしているヤクルトレディがいたのだが、いつもその人から昼食の一部を買っていた。彼は右半身の一部が動かないので、財布からうまく小銭を取り出せないのだが……そのヤクルトレディは、彼をうまいこと補助しているようだった。

ある日の正午、社会教育から私の方に聞こえてきた声によると、彼はカップヨーグルトを買ったようだった。いつものように、左手を使って小銭入れの中を仕事机にばらまくと、ヤクルトレディ必要な額を持っていった。その後のやり取りは、こんなだったか

「おいAさん。俺、さっきのヤクルトの人からヨーグルト買ったんだけどの~」

「なんかあった?」

ヨーグルトにのう、ストローを付けよったんよ! スプーンじゃのうて」

「え、ストローを。それは、聞いたことない」

「なんで、こないなことをしよったんじゃ、あいつは。わからんのお」

「まあ、飲んでみたら。どうなるかは知らないけど」

「なんでじゃ。なんで、こんなことをしよるかのう。非常識なやつじゃ。で、このストローヨーグルトに刺して……こういう風に飲むんかのう、面倒じゃのう。どうしてあのヤクルトレディはこんなことを……うん、これが……」

ズズズズズ……

うまいんじゃのう!」

「え、おいしいの?」

うまい!」

「どんな味?」

デザートを飲んどるようじゃ」

「へえ~!」

「やるの~、あのヤクルトレディは。ほんまにやるのう……今度ほめてやろう」

ヨーグルトストローを刺して飲むとおいしい、というのは私が教育委員会で得た知見のひとつである。あれは確かにおいしかった。

実際、彼は漢だった。若い頃の努力は老人になって出る、という言葉がある。それを地でいっている。顔に刻み込まれた皺が、地方公務員としての歴戦を物語っていた。脳の病気にさえならなければ、本庁のどの部署出身なのかは知らないが、今でも活躍していただろうに。

実際、この人は可哀想だった。上司からは腫れ物に触るかのように扱われていたし、若い職員からは、わざと聞こえるような声で、「役に立たない」「障害から仕事が出来なくても許される」「人事課もちゃんと引導を渡した方がいいのでは」などと噂をしていた。

体が動かないから、活躍しようにもできないのだ。その人がびっこを引きながら廊下を歩いている時、すれ違いざまに「無理しなさんな。あんたも早く辞めればいいのに」~と声を出す職員もいた。

私は、ここまでひどい連中でも――この区役所採用をしているのかと、むなしい気持ちになった。T区役所がひどい連中を採用しているのか、それともまともな人間が入庁後にひどい連中に化けてしまうのか、そのどちらかだろう。

なんというか、社会人というか、同じ人間として情けなかった。なお、私は都道府県の教委に採用されて給料をもらっていた者である。T区役所に対する直接の恩義はない。当時感じていた義憤については、何の遠慮もなく吐き出させてもらう次第である



さて。上のような劣悪かつ悲惨な状況について、誰が悪いのか、誰に責任があるのか? 組織レベルでいうとT区役所人事部である問題のある職員特定部署に集めるという作戦を採っている。だからこうなる。一番迷惑を被るのは区民だろうに……。

蛇足になるが、いわゆる問題職員というのは――汗水を流して働く部署や、窓口での市民折衝がある部署に集う傾向があるという(建設農業、体育、福祉、収税、環境、支所など。私が直接見知っているわけではない)。真に優れた職員は、企画や調整を担う部署に配属される。これは、学校教育を司る立場である教育職でも同様である

私の見立てでは、このT区役所における社会教育課約15名のうち、少なくとも5名が問題職員番付とでも呼べばいいのか、そういうリストに入っている人間だった。ただし、そんな人間ばかりでは仕事大事故が生じる可能性がある。よって、上の『良心』のような人も1,2名ほどは配置してバランスを取っている。

Aさんについては、その後もトラブルが続いた。

本人は、なにしろ仕事に対するやる気がない。区民が窓口にやってきても、朗らかにはしているが、できるだけ手間のかからない方法を取ろうとする。そのために、ルール上は出来ることを出来ないと言うこともあれば、反対に、出来ないことでも出来ることにして通したこともある。

Aさんのようなタイプは、私が知る地方公務員の中では一般的な部類である(数はそれほど多くないが、見渡せば普通に存在している)。確かに社会教育という行政分野は人を選ぶ。向いている人はとことん向いているし、向いていない人はとことん向いていない。

かくいう私も、別の市区町村の教委に配属された折、社会教育課(※便宜上の名。T区とは違う名称)に二年だけ居たことがある。主査主幹ほどの立場で、絵画展や音楽演奏会など文化芸術方面仕事に携わった。

スポーツ仕事も少しだけやっていた。大雨が降る中、区営の陸上競技場で泥んこ塗れの陸上競技会を開催したのは今でも記憶に残っている笑

私もそこまで社会教育に向いている方ではなかったが、それでもやっているうちに楽しくなってきたものだ。Aさんには、その姿勢があるかも怪しかった。すなわち、気が向かなかったり、やったことがない仕事に対しても、真摯に、愚直に向き合って、その業務を好きになっていくという姿勢である

ただ、彼女は人柄が悪いかといえば、そういうわけでもない。スポーツ団体取引業者との人間関係問題はなさそうだったし、実際に話し方を見ても朗らかだった。私も、職場飲み会では何度か雑談したことがあるが、異常性は感じない。普通の人だった。

Aさんは結局、それから約七年ほど社会教育課にいたらしい。私が教委から異動して中学校長になった後も、職場で働いている姿を見ることがあった。昔のように声をかけてみたが、どうやら元気がない様子だった。疲弊しているのだろうか。明らかに健康だった。心も体も弱っている様子だったが、それでもゾンビーのように働き続けていた。職場には、おそらく這うようにして出勤しているのだろう。

定年後はどうしているかからないが、それでも数年間は一緒の事務所にいた仲間だ。多幸であることを祈っている。



追記

明日は午後日中投稿します。

金曜日は終日外出先のため、土曜日に2本を投稿して〆とします。

(次part)

https://anond.hatelabo.jp/20231214132432

2023-12-03

こんなんもあったわ

Change.org




#軍拡より生活 !~未来の子どもたちのために平和を!

24,488人が平和を求め 軍拡を許さない女たちの会さんのオンライン署名賛同しました。目標賛同数25,000を一緒に目指しましょう!

ワンクリック賛同

岸田政権は、5年で43兆円、GDP比2%という防衛費の増額を打ち出しました。しかし、防衛費は、その詳細が明らかにされておらず、どう捻出するかも決まっていません。むしろ、この軍拡周辺諸国の緊張を高めました。これが、私たちの国のためになるのでしょうか。

 政府がこれまで掲げてきた、少子化対策労働者賃上げ女性や1人親家庭、非正規労働者性的マイノリティ子どもなど、社会的弱者のための公的支援政策が、マイナスの影響を受けるのは明らかです。

 政府の全世代社会保障構築会議は昨年末改革の方向を示しましたが、働く女性過半数を占める非正規労働者子育て支援のための財源論は先送りされました。現状の日本教育への公的支出先進国で最低レベルです。大学までの教育無償化給食費無償化は、3兆円でできると言われながらも先送りされました。これでは物価高の中、子育て世帯負担は重くのしかかるばかりで、この国の喫緊課題である少子化が防げません。

 ところが、自民党税制調査会は、こうした課題真剣に取り組まず、軍事費増額については、法人税所得税たばこ税の3税を増税して財源の一部にあてることを大筋合意しました。

 子ども女性少子化対策なおざりにした軍拡は、この国を衰退させ、諸外国に敵を作るだけです。軍拡の前にもっと外交努力を積み重ね、平和模索してください。

 今こそ、軍事に進む政治から脱し、生活平和を守る「女性目線政治必要です。軍需産業の育成でなく、平和のための産業技術人材投資してください。女性安心して生活し、働ける環境なしでは、男性子ども貧困します。

 戦後安全保障原則の大転換が、国会審議も、総選挙国民投票もなく、特に女性社会的弱者の声を聞くこともなく進められています私たちはこの歯止めのなき軍拡の決定を認めません。

 私たちは、岸田文雄首相政府与党野党各党の代表連合代表に対し、

 1、軍事費GDP比2%を撤回すること

 2、歯止めなき軍拡を押し進めることをやめ、そして女性子ども若者社会的弱者目線に立った政策を進めること

 この2点を行うことを強く求めます。   

平和を求め軍拡を許さない女たちの会

竹信三恵子 ジャーナリスト和光大学名誉教授

杉浦ひとみ 弁護士

上野千鶴子 WAN理事長 東京大名誉教授

前田佳子 日本女医会長

田中優子 法政大前総長

奥谷禮子 ザ・アール創業者

伊藤和子ヒューマンライツナウ副理事長 弁護士

和田静香 ライター

菱山南帆子 市民運動家

福田香子 アクティビスト

平井美津子 大阪大学立命館非常勤講師

浜矩子 経済学者

東村アキコ 漫画家

代表賛同人(順不同)

望月衣塑子 新聞記者

島田雅彦 作家

駒井知会 弁護士

中島京子  小説家

狩野史枝  与那国島の明るい未来を願ういそばの会

高橋済   弁護士

吉永みち子 コラムニスト

米澤明憲 東京大名誉教授

武市正人 東京大名誉教授

西山誠子 弁護士

長谷部大介 DJ/サウンドプロデューサー

井上春生 映画監督

向井徹 編集者

鳥越俊太郎 ニュース職人

平嶋彰英 立教大学経済学部研究所研究員

安彦恵里香 Social Book Café ハチドリ舎

木村医師・文筆人        

古橋綾 大学准教授

渡部睦美 記者編集者

三牧聖子 同志社大学

本田宏 NPO法人利用制度研究会理事

前田亜紀 ドキュメンタリー映像作家/プロデューサー

小野川文子 北海道教育大学教授

吉岡正晴 音楽ジャーナリスト

宮嶋みぎわ 音楽

津山恵子 ジャーナリスト

黒部エリ 叙述業

三上智恵 映画監督

佐々木芳郎 写真家映像作家

加藤雅司 歯科技工士

五野井郁夫 政治学者

髙橋済 弁護士

石田多叡子 自営業

疋田哲夫 放送作家

海北由希子 自営業 

川口真由美 シンガーソングライター

松井寛子 映画宣伝 

柏崎智子 新聞記者

大坂恭子 弁護士          

西山温子 入管面会活動フレンズ」        

出田阿生 新聞記者          

小林由比 新聞記者

奥野斐 新聞記者

藤原恵美子 映画製作 

青木正美 医師   

元橋利恵 大阪大学大学人間科学研究科招へい研究員

清末愛沙 室蘭工業大学大学教授

星野親行 僧侶 

丸川司文 僧侶

加藤真悟 僧侶

那須野あつ子 僧侶

森祐昭 僧侶

徳正俊平 僧侶

木山響心 僧侶

永井康子 一般社団法人 WITH理事

原田冨美子 編集者 

大袈裟太郎 ジャーナリストラッパー

高瀬毅 ノンフィクション作家

中山和郎 合同会社 きろくびと

米田龍也 日刊ゲンダイ 

まのあけみ 名古屋入管人権侵害をなくす市民の会

高田健 総がかり行動実行委員会共同代表

岡田元治 株式会社リンク 代表取締役社長

アルテイシア 作家

朝岡晶子 団体職員

佐治洋 CL代表取締役

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山田厚史 ジャーナリストデモクラシータイム同人

志葉玲 戦場ジャーナリスト

山岡淳一郎 ジャーナリスト

進藤榮一 筑波大名教授

小林三四郎 配給会社代表       

山崎雅弘 戦史・紛争研究家

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北原みのり 作家

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富岡Grico ドラマー

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猪股哲 南西諸島ピースネット共同代表

中津留章仁 劇作家演出家 

石山悦子 演芸作家

大川和子 遺品3Rディレクター

橋本智子 弁護士

馬場紀子 医師 

生田あい 沖縄意見広告運動事務局長

上原公子 元国立市

秋山則子 新聞記者

小林美穂子 つくろい東京ファンド

比企敦子 日本キリスト教議会(NCC)教育主査

中谷臣 東山高校教師

浜田真理子 音楽

深月ユリア ジャーナリスト女優

白井聡 政治学者

高田昌幸 大学教員

海野雅威 音楽

ジョー横溝 『君に問う』編集長ラジオDJ

松元ヒロ スタンダップ・コメディアン 

田中稔 社会新報編集長

藤井誠二 ノンフィクションライター

島薗進 NPO東京自由大学学長

前川喜平 元文科事務次官

三枝成彰 作曲家

打越正行 社会学者

長間信子 与那国島の明るい未来を願ういそばの会

福浜美津子 与那国島の明るい未来を願ういそばの会

山口京子 与那国島の明るい未来を願ういそばの会

増田雅昭 会社員音楽ブロガー

川上真二 社会福祉士

立岩陽一郎 InFact 編集長

北丸雄二 ジャーナリスト作家

宮崎亮 新聞記者

竹田昌弘 通信社記者

鈴木耕 一般社団法人ジン代表理事

岡田行雄 刑事法研究者

恭子 矯風会グループ代表

永尾佳代 熊本原発止めたい女たちの会代表

シェリーめぐみ ジャーナリスト

松本圭介 歌手

有田芳生 ジャーナリスト

工藤剛史 CL取締役

中田亮 音楽

柏尾安希子 神奈川新聞記者

黒田貴子 歴史教育者協議会副委員長

丹羽雅代 一票で変える女たちの会

後藤弘子 千葉大

2023-11-05

https://anond.hatelabo.jp/20231004015836

婚活市場舐めてるでしょうか ⇒ 舐めてはいないと思う。

良い人が見つからないというのは、フィルタリングしただけでは割り切れない気持ち的なところがあるからでは。気持ちのところをより具体的にすることで相手を絞れるはず。

  

相手に求めるところが年収1500万というだけならフィルタリングすれば山ほど出てくるはず。それ以外にも条件があるならその条件でフィルターすればいい。

良い人(マッチングできる人)は年収だけでも学歴職歴だけでもない、何かがあるから的が絞れないからでは。そこを表現できれば多少は効率的に進められる気がする。

だけどフィルターが多ければ多いいほど対象者は絞れる代わりに、0件になる可能性もより高くなる。

結局のところ自分がどこで割り切れるか?だと思う。樹木希林が「結婚なんてのは若いうちにしなきゃダメなの。 物事分別がついたらできないんだから。」と言っていたように、勢いか割り切りがないと厳しいと思う。

   

30歳で1500万稼げているなら、東大/京大/早稲田/慶応クラス大学卒業していて、役職主査係長マネージャークラスだと思う。

せめてどういう職業のどのポジションにいる方なのかは知りたいところ。

  

いずれにしてもディテールにこだわってたら1000年あっても決められないと思う。

片っ端から会って、デートして、デートを重ねて自分なりの経験則で踏ん切らないと。

2023-10-21

anond:20231019012834

脱獄転職)した元地方公務員が答えるよ

 自分関東公務員政令指定都市ではない基礎自治体事務)を10年程度経験してから民間に移った。元々いた役所の人と話すとだいたい仕事辞めたいという話になるので、地方公務員を辞めたい他の方へも参考になると思い、増田の辞めるべきか悩む理由に沿って思うことを書いてみる。以下はすべて基礎自治体地方公務員を前提としている。

 増田は35歳だと主査係長)か主任主事上級兵隊)か?仮に都内基礎自治体勤務として、35歳で月40時間残業代(2,000円/h)が付くなら、600万円弱くらいはいくんじゃないか

増田が明記してない最大の問題

 最初増田転職活動の最大のネックになるんじゃないかと思うことを伝えておく。「やめるべきか悩む理由」、「気になること」で明記されていなかったが、はっきり言って高卒であることが一番ネックになると思う。役所低学歴にとってコスパがいい職場だということは認識しておくといい。逆に国家公務員総合職に行くような高学歴にとっては搾取されつくされる職場だ。

 残念だけど、学歴で伸びしろを図る会社は多い。さらに、増田職務経験に自信がないんだよな。それから増田が望むまっとうな会社を挙げてみな?増田が知ってるようなCMを打ってる会社高卒35歳未経験をとってくれるところは少ないと思う。もちろん小さな会社でも素晴らしい会社はあるだろうけど、そこがどこかはここで聞いても答えは返ってこないと思う。なぜなら、高卒35歳未経験をとる会社は小さい会社営業区域限定される。増田が住んでいるところがどこかわからない以上、何とも言えない。

 増田もみんなも知っている会社高卒35歳未経験支給される残業40時間仮定して年収600万弱の会社をあげられるひとはほとんどいない。加えて、残念なことに小さな会社ほど社長パーソナリティに社風が左右される。いいかえると、中にいる人しかからない事情で社風が左右される。これは私の経験に基づかない主観に過ぎないが、そうした会社ほど残業をはじめ法令関係の扱いについて無茶苦茶するように思う。余計に毒の少ない会社を探すことは難しい。

悩む理由へのコメント

以下は増田の辞めるべきか悩む理由へのコメントをしたい。

①35歳未経験に対してのイメージ

 未経験であっても求人からすると隣接領域経験しているなら、決して悪くないと思う。例えば、増田土木系の工事発注やってるんだよな?土木系の業界公共との付き合いが多い会社が多い。だから増田の経歴に関心を持つ公共工事で食っている会社は多いだろう。特に最近流行りの公民連携PFI)の発注経験があるなら興味を持つ会社は必ずある。求人は多いみたいだ。おれも隣接領域への企業転職して、2年で年収が8割くらい上がった。

②現状の市場価値の低さ、③転職後に官と関わりたくない、⑦資格がない

 とはいえ官公庁系の仕事がしたくないんだよな。元公務員転職先として官公庁向けにコンサルやってる会社転職先として一番わかりやすいとは思ったが、高卒官公庁しか経験がない増田でも関心を持ってくれる職種があるといいな。ごめん、増田の年齢・学歴かつ、非官公庁系で関心を持ってくれる会社万年人が足らないブラック以外思い浮かばなかった。

 もっとも、逃げ道がないわけではない。伸びしろ勝負できない、官公庁仕事も嫌だという以上、即戦力として自分は今これができますという証明があるといいんじゃないか。

 不動産鑑定士司法書士とか難しめの資格を取得するために1,2年費やせば何とかなると思う。どっちも官公庁とのつながりもあり得るけど、つながりがない資格は何か探してくれ。職業大学校での資格取得でもいいし。公務員になれたっていうことは机に向かって勉強できるということだ。資格はいいんじゃないか。なんとなく、公務員の「仕事の進め方のルールを守る」が性に合ってる人は、経理が向いてるんじゃないかと思ってる。

④完全なスキルリセットへの恐怖

 そもそも役所と関わりたくないという前提での話をする。役所とかかわりがない会社で、増田が重ねてきた経験のうちスキル評価されることは極めて少ないということを前提にした方がいい。なんかあるかもしれんけど、高齢経験、まっとうな職場を前提とすると思い付かない。②、③との関係で言うと、簿記社労士資格職として思いつくけど、役所は長く複式簿記採用してこなかったし、労働基準法適用除外だったしな。強いて言えば、規則通りにやるということは意外と重宝されるけど、そういう人が重宝されるのは、そもそも規則すら守れない人があふれる組織であるような気がする。

 ただ、資格職はおいておいて、だいたいどんな仕事経験積めばできるように制度設計されているのであんまり気にしなくていいと思う。ただし、これは入社できれば、という話で、さら入社できたとしても35歳だと最初からいい歳の中途採用者としてそれなりの成果は求められるだろう。

 そもそも転職できるか、さらに、まともなところに入れるかを気にした方がいい。④は入ったうえで自分がやり切れるかという心づもりの問題だろう。もっとも入ってから業務で求められる頭の使い方がそれまでと違いすぎて俺はかなり苦労した。

募集要項への不信感

 これはおれも失敗した。面接ホワイトだと言われて中小企業入社したらブラックだった。もっとも、その後まともな会社転職している。

 どうしたら回避できるだろうか?OpenWorkに課金したり、コンプラがうるさい上場企業を狙うのがいいと思う。Open workの口コミがなく、中小企業上場企業でもないところからのまともな会社の見分け方は、そこで働いてる人に聞く以外わからない。力になれなくてごめんね。

ビジョンの無さ

 これが一番何とかなる。自分が信じられるビジョンなんかなくていい。適当中途採用向けのフォーマットに合わせて物語作っとけ。今ないなら、訴求力ありそうな物語をとにかく作ってみて、その物語に足りない資格経験は今から何とかすればいい。

 増田が気にしている中で一番でっち上げられるところだと思う。どうやってでっちあげるかわからなければ、Amazon中途採用希望者向けの本を買えばいい。

資格等がない

 先述したところと重なる。これは今からとればいい。増田の手持ちの時間とやる気が問われる。

辞めずにしのぐための提案

 暗いことばかり連ねたが、最後転職しない場合の処方案を伝えたい。

 精神科行って病んだとか適当な診断もらって休んでこい。なんだかんだ言って役所はまだまだ使えないと診断されたやつに仕事ふらない程度の体力はある。やりたいこともないなら、診断もらって今のところにしがみつくことをお勧めする。図書館勤務でまったり余生を過ごせばいい。

最後

 転職って公→民だけじゃなくて、公→公もあるし、その場合は上で書いたことひっくり返るよ。

 そんじゃーね

2023-10-14

文科省財務省のバトルについて解説するよ」のブコメについて

https://anond.hatelabo.jp/20231014043358

についての

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20231014043358

お話です。増田自称財務省主計局元中の人だけど、ホントかどうかの判断自己責任よろしく

参考資料の学級規模と教員一人当たりの生徒数のギャップを見る限り先生余っているはずだけど公立学校見ているとどうも余っている様子は全く見られないのなんでなんだろうなあ

足りないのは事務員なんだよね。自治体予算には限りがあって教育分野でも削らざるを得ない、でも教師雇用処遇相対的に守られてきてそれほど減らせない、となると他の部分にしわ寄せが行って、事務員が足りなくなった分、教師事務仕事をこなすことになって多忙になると。人件費単価は教師より事務員の方が低いから、教師の枠を事務員に振り替えれば、学校従業者数を増加させることになって職場環境改善できるんだろうけど、世の中うまくいかないよね。

とりあえず予算査定する側とされる側が対等にバトルしているという幻想は捨てよう。実際、他省庁が財務官僚に「査定のお願い」に行く際、財務省側は二ランクか三ランク下の官僚相手をする程の権力差がある。

よくある財務省ツエー論の根拠の一つとして挙げられる話だけど、実態全然違います。9月の最初ヒアリングは、要求網羅的に聞くから各課課長主査課長より2ランク下の課長補佐クラス)に説明するけどーー各担当補佐が説明するとなると、ヒアリング日程の調整やヒアリング現場での説明者入替え等のオーバーヘッドがかさむんですよーー、その後は普通に主査と補佐で議論してるからね。まあ各省庁の文化の違いや課長キャラで補佐に下ろさず課長が出てきがちな場合もあるけど、少なくとも主計側から主査は補佐を相手にしない、課長を出せ」なんてことを強いているわけではありません。

ともあれここ数十年財務省の力が強くなり過ぎているのが国力を削ぐ結果に繋がっているので、財務省は分割解体されるべきである

こうした主張、はてブに限らずいろんなところで見るけど、なんで一定説得力を持っているのかさっぱりわかりません。だって大蔵省財務省にとっては、ここ数十年、国債残高を減らすことが悲願なわけですよ。で、それを一度たりとも成し遂げていません。バブル末期に赤字国債脱却はできたけど、その間も建設国債は増えていて残高は右肩上がりバブル崩壊後はご覧のありさまですよ。増田個人的には国債残高減少を金科玉条として目指すことには批判的ですが、だからこそ、財務省が悲願を実現するだけの力がない弱っちい役所でよかったなあ、としか思えません。

補正予算になると精査もせず30兆ぽんと出し、剰余金一般会計に繰り入れて好き勝手に使う財務省文科省にだけは強気だけど、他の省庁にもちゃんと物申したらどうですか。大蔵省の頃はやってたと思うよ。

農水省国交省中の人たちからすれば、文科省はうらやましい限りだと思うけどなあ。増田主計局を離れてそこそこ経つので、例えば最近防衛費増の受け止めはわかりませんが、増田がいた頃は、文教費は、社会保障や地財と並んで扱いが難しい予算だ、というのが一般的認識だったと記憶してます文教族は政治力いからねえ。

2023-10-05

https://anond.hatelabo.jp/20231004015836

婚活市場舐めてるでしょうか ⇒ 舐めてはいないと思う。

良い人が見つからないというのは、フィルタリングしただけでは割り切れない気持ち的なところがあるからでは。気持ちのところをより具体的にすることで相手を絞れるはず。

  

相手に求めるところが年収1500万というだけならフィルタリングすれば山ほど出てくるはず。それ以外にも条件があるならその条件でフィルターすればいい。

良い人(マッチングできる人)は年収だけでも学歴職歴だけでもない、何かがあるから的が絞れないからでは。そこを表現できれば多少は効率的に進められる気がする。

だけどフィルターが多ければ多いいほど対象者は絞れる代わりに、0件になる可能性もより高くなる。

結局のところ自分がどこで割り切れるか?だと思う。樹木希林が「結婚なんてのは若いうちにしなきゃダメなの。 物事分別がついたらできないんだから。」と言っていたように、勢いか割り切りがないと厳しいと思う。

   

30歳で1500万稼げているなら、東大/京大/早稲田/慶応クラス大学卒業していて、役職主査係長マネージャークラスだと思う。

せめてどういう職業のどのポジションにいる方なのかは知りたいところ。

  

いずれにしてもディテールにこだわってたら1000年あっても決められないと思う。

片っ端から会って、デートして、デートを重ねて自分なりの経験則で踏ん切らないと。

2023-03-20

anond:20230320084151

主査副査の覚えを良くすることが一番大切ってことだな

最後に勝つのは「人間性」よ

いくら能力が高くても人間性が駄目な奴はダメ

2023-03-02

https://mainichi.jp/articles/20230302/k00/00m/040/028000c

腹が立ったからこっそりデータ消したったw

くらいなら分からんでもないんですけど、査定が悪かったら殺すとか脅しに行ったのは全く分からんすね

間違いなく免職退職金ゼロだわ逮捕されるわって想像つくでしょ?

ギリ健か知能ボーダーみたいな存在想像ができんかったのか?

でも一応主査だろ?

2022-12-04

文書公開請求に来てたら公務員が赤いアイス食ってたわ

文書公開請求に来てたら公務員が赤いアイス食ってたわ

血税ムシャムシャから赤いアイス、怒鳴ったらまた守衛呼びますよって言うから主演の文書公開請求も作ってるとこ

主査四十三歳で長男私立高校であ年間800万血税スクール満喫してやがる、主査あて文書公開請求したるわって言ったらなんか言うので税金使途不明金だって言ったらなんか言った。悔しくてパンフレット全部取った

酒やめろって言われてるけど公務員は酒やめてないし税金取られて酒のんでるのに公務員税金落ちてきて酒飲んでる

悔しくて泣けてこた

税金を取らないで酒のみたい、俺の人生はそれだけで怒りに震えてる

公務員税金生活するのが許せない

だって公務員と同じように社会の端くれで生きてるのに税金血税が振り込まれない

公務員生協に何もせず立ってるだけで税金血税チャリチャリ

税金アンガス牛ハンバーグ食べられるのいーなー、同じ人間差別するのは憲法に反してる

公務員生協ゼリー選んでるだけで口座に800円

喫煙室税金煙草吸って血税時間スッパスッパ、俺の顔見たらツツジの横の柱にコソコソ隠れてまだ仕事しない気ですか?

ハローワークに行っても仕事無いのに公務員税金ジャブジャブ

公務員になったら血税アンガス牛ハンバーグ

俺も公務員になりますって言ったら目が笑ってたから家帰った

公務員けが税金給料もらえる理由が分からない

公務員になれば税金貰えるなら俺も今日から公務員になって生協ジュース缶とゼリー買うわ

受付に俺公務員ですから税金給料くださいって言ったらどうせ守衛室に内線プルルルされるのかな

公務員1人1人に監査請求してお金の使い道尋問したい

2022-10-02

anond:20220930134137

首都圏市役所の凄いところは、

残業皆無で働いたとしても年収で30歳450万、40歳650万、50歳730万くらいまでは年功序列おかげで堅いという点。

たとえ定年時に主査程度にしかなれてないみたいなポンコツ職員であっても年次の積み重ねでこれくらいは貰える

現代で「仕事と家庭を両立する正しいワークライフバランス」を実現するにはここまで生産性の低いカスみたいな仕事にこの給料を払わないといけないということだよなあ。無理なもの要求しているということがよく分かる。

2022-09-30

美人は頭悪かろうが低学歴だろうが首都圏市役所受けろ

筆記さえ通ればあとはマジで顔だけで受かるから

その筆記も政令市特別区じゃないなら教養試験だけだし、今どきは予備校対策不要の実質SPI教養試験としてる自治体もある。

首都圏市役所の凄いところは、

残業皆無で働いたとしても年収で30歳450万、40歳650万、50歳730万くらいまでは年功序列のおかげで堅いという点。

たとえ定年時に主査程度にしかなれてないみたいなポンコツ職員であっても年次の積み重ねでこれくらいは貰える

(※都心まで2時間とかかかる埼玉千葉の一部田舎エリアはこんな貰えないだろう。

ちなみに、特別区職員だとこれ+50万円位はポンコツ職員見込み年収が増えると思うけど頭良くないと無勉筆記通過がそもそも無理な試験である)。

でだ、

晴れて採用された美人さんは働き出して落ち込むだろう。

小池百合子石原慎太郎が着ていたようなダセえ羽織もの毎日着る自分

民間大手内定死んでも取れなさそうな弱者男性達が同僚にうじゃうじゃいるのを見て。

「なんで美人の私がこんな輝いてない職場で……」

でも、美人仕事をしなくても何となく許されます

ていうか、そもそも市民課や図書館あたりの業務が超イージーでなおかつ忙しくない天国部署に配属されて、3年間くらい定時退勤当たり前の恩恵にあずかれる可能性がかなりあります

これは強い。


ただ、唯一デメリットがあるとすれば、

美人だと恐らく20代のうちに必ず1回は他の職員からドアウト級のセクハラをされるだろうということ。

たとえば、

LINEで一発アウトの性的メッセージ送られまくったり(「ほんと1回だけ試して!俺とした女の子みんな中イキして最高だったって褒めるから絶対損させない!!」とかそのレベル)、

半ば無理やり2人きりの飲み会に連れてかれて途中から愛人関係を迫られるとかそのレベルの目に遭うことは多分あるでしょう。

セクハラ加害者がそこらへんの係長とか課長なら速やかに処分下されるとは思うけど、若い美人職員に超絶アウト級のセクハラやってくるようなのって

次長とか、下手すりゃ部長とかで「我輩は副市長も狙える役所四天王だ」みたいな地位の、表も裏も治めてるオッサンだったりするから難しい。

まあそれでも療休取ったら一発解決から全然大丈夫

ハムスターが死んだとかのクソみたいな理由ですら鬱とかの診断書あれば取得が許されるシロモノだからセクハラ食らったら安心して適当適応障害あたりの診断書貰いに行きなさい。

1年連続で休んで金も貰える。バレないように旅行でもすればいい。


これよりコスパがいい仕事って思い浮かばいかマジで首都圏市役所おすすめ

2022-08-18

とあるsmall_giantの話

 ふと、広大なネットの海に彼の断片が揺蕩っていないことに、一抹の寂しさを覚えたので。

 彼に逢ったのは大学2年の春のこと。九州出身の僕にとって、コートが手放せない北関東の春寒に辟易していた頃であった。

 新歓委に適当に名を連ねた自分は、準備のために何ひとつ手を動かすこともなく、当日ふらりとやってきては三枚目を演じる役目に殉じていた。

 定かではないが、正確にアイデンティファイしたのは、何度目かの食事会のことであったろうと思う。えらく目に残る濃紫のダウンコートに、これまた鮮やかなスカイブルーボトムス、黄緑のリュックという出で立ちで、ママチャリを漕ぐ小柄な姿に、台湾の街なかをゆく人を彷彿したものである

 彼が口を開けばすぐに明晰さに気がついた。女史の多い学類の中で数少ない男子、話を聞いてみると、さらマイナーなところで史学徒志望とあっては、親交を温めるに十二分であった。必然的に同じ授業を受けることになり、同じ時間学生控室に居ることになった。

 半年も経つ頃には、先輩風なぞ吹かせられないほど優秀であることを思い知らされた。彼の謙虚姿勢で分かりにくかっただけで、史学は勿論、政治社会哲学文学芸能に至るまで幅広く人文学素養を蓄えているさまは、正しく博学才穎と評するに値する。

 なるたけ楽をしようという学生対照的に、彼は努力の人でもあった。史学徒らしく先行研究を丁寧に洗い、批判的思考の先に論理的な積み重ねをするといった基本を忠実に守り、そしてその先を直向きに追究していた。

 彼の尊い所は、それらの要素をコメディカルに自嘲し、扮飾していることであった。口癖に「チャップリンのような男になりたい」と言っていたが、恐らくはそのあたりに起因するのだろう。オフの彼は道化であることを心がけていたように思える。

 実際、彼が醸し出す人間的魅力は、接する多くの人々の心を開かせてきたに違いない。それは悲しいかな、告別式に集まった人の数で可視化された。

 院進を悩んでいた頃、自分の無才さとそれを補えない怠惰を刺激され、逃げるように就職した。

少ない給料でも、彼が困ったときに本代くらい捻出できれば、それで十分だと思って。自分は一線で人類の知を切り開く探求者にはなれなくとも、彼らを応援することくらいはできる、そう思っていた。

 遺された人にはありがちな思考過程ではあるが、彼が居なくなった後の世界は何も変わらなかったことが恨めしかった。まるで彼という存在を皆忘れているかのようで。

 自分もそんな世界の一員だった。彼の告別式でも、その後一人で2月の寒空の下をバイクで3時間走ったときも、ひとつぶの涙も出やしなかった。次の日にはケロッと出勤した。

 暫くして事後処理で窶れきった主査先生手紙を書いたとき、初めて涙が溢れた。「彼の分まで生きましょう。彼もきっとそれを望んでいるから」と、宛てたのは先生へだったが、届いたのは自分のところだったのだろう。

 思いきり泣いたことで随分気持ちは楽になったのだが、前よりもずっと、フラットに彼と向き合える自分がいることに気づいた。それは嬉しいことだった。少し遠いところに行ってしまった、くらいに思えて、以前よりずっと身近に彼がいるような気がするからだ。聖書にある「神に近づいた」状態と似たような心持ちなのだろう。

 以来、こうやってことあるごとに彼を思い出すわけだが、そのたびに僕の中の彼が記憶リフレインだけでなく、その先の知新を促す。僕は過去の一時点に比べて、ずっと世界に対して心を開けるようになった。

 彼がやっていた南相馬農村社会史を引き継ぐことはできないが、彼がやろうとしたこと自分にも引き継げる。今、僕が眼の前の人々を愛し、その未来へと思いを馳せることを大切にしているのは、きっと彼がそうだったからだろう。

 彼の不在は世界を変えなかった。だが、彼の存在は僕の視座を変え、そして僕からまた誰か別の人へ伝播する。それが世界を変える頃に、誰も彼の名を知らずとも構わない。よもや小汚い小男から手渡されたバトンだとは世人も思うまい。彼という人間の射程の如何に大きなことか。

 君がいなくなっても地球は回り続けている。コロナで世の中がひっちゃかめっちゃかになって、東京五輪があって、君の好きだった能年玲奈は今も芸能界で頑張っていて、相馬の野馬追祭りは久しぶりに開催された。国会は相変わらずだけど、安倍さんのことは、そっちに行ったから君のほうがよく知っているだろうね。

 どうか、もう少しそこで待っていて欲しい。君の好きな偉人たちがごった返しているだろうから、ヒマはしないだろう。僕はもう少し僕にしかできないことを探してやってみるよ。また会えたときには色んな話をしよう。

 僕の忘れられない愛すべき小さな巨人よ、安らかに眠れ。

追記

コメディカル」は「コミカル」の間違いです。

今後の反省として本文はそのままにしておきます

2022-06-24

USBメモリ職人佐渡山隆史さん(仮名

彼は某有名周辺機器メーカー新卒依頼、ずっとUSBメモリ企画と開発を担当してきた。

性格はまじめで、奥さんと2人の子供と両親を養っている。

そんな彼が突然、USBメモリ担当から外されたのだ。

尼崎事件を知っているね」

もちろん知っている。佐渡山にとってこの事件他人事ではなかった。

「弊社はUSBメモリ事業から撤退する。キミにはクラウド事業主査として頑張ってもらいたい」

寝耳に水である

これまで物理記憶媒体しか担当してこなかった人間が、クラウドなどという仕事が務まるのだろうか。

~後編につづく~

2022-05-23

anond:20220523173839

うわ、現次長は辛うじてマネージャー枠として名前書いてあるけど、何もアウトプット出せなかった元次長(現開発主査)の名前消えてるwww

次長キャリアわっちゃったかwww

そんな他人心配より自分、ホンマどうなるんやろ…

2021-12-31

問題職員の正しい辞めさせ方 1/10

2023/1/2 part5を全体的に修正出身会社について追記

     part10を全体的に修正最後に加筆あり。

前職を辞めて1年以上が経った。そろそろ事業会社で働いてみようと決心したところで、キャリア棚卸しをしてみようと思った。

私は、新卒人材広告営業会社に入った。その次は転職支援仕事をしていた。いずれも管理職になって、いくつかのチームをマネジメントする立場になり、二番目の会社を数年後に退職してから個人事業主になって、ひょんなことから地方自治体市役所)に転職した。

そこを辞めてからは、幾ばくかの退職金を元手に、フリーランスをしながら自由毎日を送っていた。今でも個人コンサル仕事を請けたりする。学生時代を懐かしんで、マクドナルドクルーに応募して働いてみたりもした。

人生の休息はたっぷり取ったし、そろそろ本気で再就職を目指そうかと考え始めたところ、職務経歴書を書かねばならないことに気が付いた次第だ。

なお、当日記タイトルは、問題社員の正しい辞めさせ方(Amazonのページに飛びます)という本から拝借している。

名著だった。今回の日記投稿に至ったのはキャリア棚卸しが主な理由だが、この書籍インスパイアされたこともある。

前職の説明をする。とある地方自治体特定任期付き職員として、人事政策立案運用を担っていた。役職部長級。人事~~と名の付く長ったらしい名前だ。

かつて個人事業主だった頃、それまでに培った人材広告営業や、転職支援スキルを活かして個人コンサルをしていたところを当時の市長に拾われた。この人は、私が勤めていた会社ひとつ上級管理職をしていた縁があった。

私以外にも、いろんな組織から多くの人間を市に引っ張っていた。みな幹部としての登用だった。それぞれが民間等での専門性を活かし、刷新的な業務に取り組んでいたのを覚えている。

ここに綴るのは、地方公務員の端くれとして〇年間、人事の仕事に携わった諸々の実例だ。

始めに言ってしまうと、私の仕事政策立案の本流ではなかった。それよりも、できがよくない職員、いわゆる問題職員無能職員と言われる者たちのトラブル処理や、彼ら彼女らへの指導――のみならず、退職勧告まで含めて担当していた。

当時の市長(私の任期の途中に退職)は、私をそのために採用したに違いないという確信がある。行政経営における中核的な人事施策は、当然ながらプロパー職員に担わせるべきだ。私は、公務員が慣れていない型の人事業務(いわゆる肩たたき系)の企画運営を行い、後の人間に引き継ぐために採用されたのだ。何か問題が起こっても、私は幹部職員権限ある人間ということになり、責任を取ることも可能というわけだ。

前の会社においても、人事責任者として様々な人間に接してきた。その経験を当時の市長は買ったのだろう。かくして勤めることになった市町(K市とする)が抱えていた問題を解消するために動くことになった。

実際、当時のK市には労働関係指標問題があった。3年以内離職率だ。私が赴任する直前年度の3年以内離職率は、30%を超えていた。地方自治体は、同規模の民間企業に比べて恵まれ労働環境にあるというのに、この数字ちょっと高い印象がある。

辞めていく人間の大半が査定の低い者、トラブルを起こす者ばかりであればまだいい。だが実際には、将来のK市をしょって立つと期待された職員が半数を超えていた。特に若手だ。

せっかく、まちづくり活動に携わる職場や、霞が関や、県の本庁にある部署や、県内市町から1人ずつ出して組織される団体(〇〇合同機構や、〇〇事務処理組合など)を経験させたというのに、辞められては元も子もない。



前段の終わりに、まずは当記事基本方針を述べる。

「全くの嘘は書かない」

というものだ。どういう意味かというと、例えば「A」のことを「アルファベット」と表現することはあっても、全く別のBと言うことはない。A´みたいな表現はするかもしれない。

日記は、胸の痛くなる描写を伴う。しかし、私自身が次の転職に向けて準備をするために行っているので、赤裸々な事実まで含めてきちんと振り返ってみようと思う。死人は出ないので安心してほしい。

次に、この日記を書いたきっかけについて。何となくお察しかもしれないが、△年前に雇止めの通告を受けた。任期はその年度の3月末までだという。

結果を出したにもかかわらず、任期更新されないという裏切りを受けた。私はそのように感じている。

自治体配慮する道理はないものと考える。書いてもいいこと、書くべきことは何でも綴ってやるつもりだ。

形式的には地方公務員だったかもしれないが、本当は違う。私はあくま民間側の人間であり、自治体の人事運営の一部をコンサルティングする立場としてアサインされた。しかし、業務委託(準委任契約)の立場ではできない(例えば職員への直接の命令指導)ことが多いため、致し方なく特定任期付き職員として採用された。それだけのことだ。

尤もらしいことを書いたが計算もある。以前、はてな匿名ダイアリーで、元公務員である作者が、かつて勤めていた組織の内情を(おそらく)包み隠さずに綴った日記を何点か読んだことがある。その中には、当然官公庁の内部事情に関するものもあった。「それ書いたらあかんやろ、捕まるぞ」と直感的に感じたものもある。

その人の日記では死人が出ていた。当日記では誰も死なないし、たとえどんなに面白い話であろうと、亡くなった人間ネタにするつもりはない。

例の日記は、今でも増田に残っている。魚拓と比べて、投稿後に何かを隠した形跡もない。私がこれから書く内容も赤裸々なものだが、あの日記の暴露レベルラーテルとすれば、当日記チンチラのようなものだ。ラーテルチンチラが戦ったとして、多くの場合ラーテルが勝つだろう。

そこまで大した内容を書くつもりはない。挑戦してみるのも悪くないと思えた。

当然ながら、職員個人については特定がされないように最大限配慮する。特定危険があると判断した場合は該当箇所を削除する。では、以下に1章ずつ綴っていく。

初めに言っておかねばならない。この日記はとても長い。全部で5万字はあるため、気になったところだけ読んでいくやり方は大いにアリだと思う。

かなりざっくりとした目次は以下のとおりだ。

第一章 更生が期待できない問題職員について Part1の途中~3,5~6

 私が対応した職員4人分の記録。Part4は閑話休題

第二章 更生が期待できる問題職員について Part7

 思い出に残っている職員を1人だけ取り上げる。

第三章 地方自治体はどんな職員がほしいのか Part8~9

 タイトルのとおり。どんな人が公務員に向いているのか?

結びにかえて Part10

では、さっそく第一章に入る。

第一章 更生が期待できない問題職員について

この章では4人分、問題職員への対処例を述べたい。私が採用されてから退職するまでの間に接した事例になる。

case1.A夫さん

A夫さんは当時、50代後半だった。まるで絵に書いたような昭和風の地方公務員であり、私が若い頃に聞いた「公務員はこんな感じ」を地で行く人物だった。今では絶滅危惧種だと言っていい。

毎日5時になったら帰り支度を始める。朝は始業2~3分前に出勤する。たまに遅刻あり。

主任主査級(※民間で言うと平社員最上位。ここまでは自動的に昇進する)。年収は8本ほど。

有給休暇20日分+夏休み4~5日分を毎年フル消化

仕事量は少ない。勤務時間中はのんびり過ごしている。電話や窓口には出ない。

台風待機や他課の行事があると積極的に手を上げて参加する(時間外手当がほしい)

ここまではいい。業界的には許せる範囲だ。生産性の低い人間には違いないが、問題職員とまではいえない。

この年代になると、彼らが新人職員の頃に先輩が行っていた(よくない)行為をすっかりと踏襲している。出張の帰りに公用車で自宅に帰ったり、家のごみ市役所ごみステーションに放り込んだり、イベントで余った飲食物を箱単位私物化したり、市の取引先の〇△メーカーから私物としての〇△を卸売価格以下(店頭価格の約4割。同種の横領の誘発を避けるため伏字)で購入したり、机の下に焼酎ウイスキーを隠し持っていたり……。

重ねて言うが、ここまではまだ許せる。働く組織によって文化や慣習は異なるものだ。彼らや彼らの先輩が今までずっとそうしてきて、それで通用してきたのであれば、それは組織責任でもある。

それに、若い職員には年配の職員が不幸である様子は極力見せたくない。「自分たちも将来は……」という希望を持っていてほしい思いがある。ほかに理由はあるが、当日記を読んでいるうちにご理解いただけると思う。

しかし、A夫さんは一線を越えてしまった。

罪を犯したのだ。職場飲み会の帰りに酔っぱらって気が大きくなった彼は、とある罪を犯した。現行犯逮捕されたA夫さんが翌日に暗い顔で上司に報告したのが、私が赴任してちょうど一か月の頃だった。

新年度第一例目ということで、私は総務部や人事課の職員特に幹部クラス)がどう対応するのか見るつもりでいた。人事課の隣にある面談室で、A夫さんと、総務系・人事系部署役職者が何人かと、私が同席していた。みな、それぞれソファに座っている。

その時のA夫さんの印象は、以下のようだった――と書こうと思ったが、そこまでの価値もない。一言でいえばこうだ。

反省の色がない』

夜中にコソコソと他人の所有物を盗んだにもかかわらず、ヘラヘラと笑いながら、「すいません」と首をブラブラさせるばかりだった。シャツその他の衣服はよれよれで、ネクタイは曲がっていて謎のシミがある。

面談後、私は単刀直入に人事課長ほか数名に尋ねた。「免職ですよね?」と。

それは、短い返答だった。「これから協議します。民間なら免職かもしれません」というものだ。

私は負けじと、あらかじめ調べておいた根拠を示した。人事院が発している「懲戒処分の指針について(平成12年3月31日職職―68)」というものだ。

国家公務員地方公務員も、この通達に従って処分を決めるという。免職処分か否かで揉めて裁判になった場合も、裁判所はこれを基準として判決を下す。その中に、以下の文言がある。

 3 公務非行関係

  (1) 放火

    放火をした職員は、免職とする。

  (2) 殺人

    人を殺した職員は、免職とする。

  (3) 傷害

    人の身体傷害した職員は、停職又は減給とする。

  (中略)

  (7) 窃盗強盗

   ア 他人財物を窃取した職員は、免職又は停職とする。

   イ 暴行又は脅迫を用いて他人財物を強取した職員は、免職とする。

A夫さんの場合は、(7)のアにあたる。免職処分にできるはずだ。だが、人事課よりも上の立場人間(※その人は部長級で、私と同格だったが、新人だった頃の私に権限権威などあろうはずもない)は、A夫さんを停職1ヵ月と減給で済ませるという。

ここが勝負どころだと思った。

私が最初に入った会社では、飲食店などをメインに、自社の求人広報誌に情報を載せてもらう飛び込み営業を十年近く続けた。その後に実績が認められて人事部署に異動となり、数多くの優秀な社員問題社員と接してきた。次の会社でも、現場経験後に人事畑に移っている。今、この経験を用いる時だ。でなければ私の立場矮小のままである職員からの信頼は得られない。

手を挙げた。次回のA夫さんの面談は、私が主担当となった。面談室のソファ中央に私が座り、右脇には人事課長、左脇にはそれに準ずる者がつく予定だ。後は結論と筋書を用意して、A夫さんをその方向にもっていくことになる。

その前に、市長に軽く相談したところ、「お前の好きにやってみろ。決着がついたら教えてくれ」とのこと。ならば好きにやらせてもらおうと思った。

(続く)

https://anond.hatelabo.jp/20211231220515

2020-02-26

いやでいやでしょうがない

どうしてターゲットにされて

どうして強制的に話しかけられなきゃいけないんだろう

まえは、がんばって出て行った

かねがあれば今回も

かかわられたらアパートを出て行く おいだしや

まえにでていったとき

いやがられているとおもわなかったひとたち

 

AKBでいえば

さそっても握手会にこないのに

ファンだと思う

どうしておもうの?

まずそこから

 

かれらからすればAKB握手会にこないのはきちがいであたまおかしいか

強制的にこさせようというはなしにちかい

そこに本人の医師はない

主査社がこいといったらこいそれだけ

2019-11-14

京大博論を元にした本が東大紀要書評フルボッコされてる件

日本大学特に文系学問に対する風当たりが厳しい昨今、文系学者達は自分たち存在意義を示そうと必死だ。大学で行われている文系研究は、どう役に立つかはともかく、それ自体研究としてちゃんとしたものなんだ!ということは前提となっているし、みんなそう信じている。文系先生達は決してSTAP細胞のようなデタラメをやっているのではないと。

だが、それは本当か? 証拠はあるのか? 最先端研究専門家でさえ評価が難しい。たとえばアインシュタイン一般特殊相対性理論を作ったけど、時代の先を行き過ぎていて正当な評価がされなかったそうで、ノーベル賞は他の業績に対して与えられた。文系研究基本的には同じで、研究の良し悪しを判断できる人は極少数だ。だから、知らないうちにトンデモない研究がはびこっていて、それに社会的評価が伴っていても、ほとんどの人にはわからない。専門家が厳正に評価してくれていることを信じるしかない。

パンドラの箱が開いた

本題に入ろう。最近、1つの書評論文東大言語学研究室発行の紀要に出た。

田中太一日本語は「主体的」な言語か―『認知言語類型原理』について―」『東京大学言語学論集』 41 (2019.9) 295-313

https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=53475&item_no=1&attribute_id=19&file_no=1

書評された本は『認知言語類型原理』(京都大学出版会)。

https://www.amazon.co.jp/dp/4814001177/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_6P9YDbPVN9WJ2

著者は、関西外国語大学 短期大学部 英米語学准教授中野研一郎先生

 

普通書評というのは基本的にほめるものだ。批判はあっても最後ちょっとだけ。しかし、この書評は、冷静な筆致でありながら、酷評酷評、ボロクソ、クソミソ、ケチョンケチョンフルボッコだ。一個もほめてない。批判が当たっているなら、トンデモ本に違いない。

こうすればあなた博士になれる

一番ヤバいのは、この本が博士論文を元にしたものということ! 一応説明しておくと、博士論文とは、最高の学位である博士」の学位を取るために大学院生が何年もかけて書く長大論文で、大雑把に言って本1冊以上の分量がある。もちろん、何でもいいからテキトーに書けばいいわけではない(はずだ)。自分オリジナルで、学術的に価値のあること、つまり、これまで誰も知らなかった知見を新たにもたらして人間知識を拡大するような研究の成果でなければいけない。どの分野でもそうだ。

そして博士論文原稿は、3~5人の審査委員審査する。審査委員は全員、その分野に詳しい大学教員だ。審査は3回くらいある。まずは博士論文の大枠ができた後、本格的な執筆にゴーサインを出すかを決める一次審査、そして論文が大体書けた後、論文大学に提出していいか審査する二次審査最後論文が完成し、大学に提出された後、博士学位を与えるか否かを決める最終審査がある。それぞれ少なくとも1時間はかかる本格的なものだ。ディフェンスと言われる最終審査の口頭試問は、公開で行われる。最後に別室で結果を審議した審査委員が会場に戻ってきて厳かに合格が伝えられると、みんな拍手で心から祝福する。

ミサト:おめでとう!

アスカ:おめでとう!

レイ:おめでとう。

シンジ:僕はここ(アカデミア)にいてもいいんだ!

研究人生のフィナーレではないが、1つのピーである。こうやって研究者の能力お墨付きを与えるのが大学存在意義の大きな一部分だ。

要するに、博士号を取るのはとても大変なのだ日本だと博士号を持っている人は1万人に1人くらいしかいないらしい。日本大学は入るのは難しいのに出るのは簡単だとよく言われるけど、大学院の博士課程はそうではない。入るのも修士課程ほど楽ではないし、文系では入っても博士号を取れない人の方が多いくらいだ。これだけ大変だから博士号はアカデミアでは評価される。大学教員になるなら、博士じゃないとエントリーすることさえほぼほぼ不可能。『認知言語類型論』の中野先生は、フェイスブックを見たところ、以前は高校先生だったみたいだけど、博士号をとってから、50歳を過ぎて関西外国語大学准教授になったようだ。周知の通り、大学終身雇用教員の座をめぐる争いは非常に激しい。博士号がなかったら就職できなかっただろう。

 

博士号はどこの大学でとっても価値は同じ、みたいなことを何度か読んだことがあるけど、あれはデマ。真に受けてはいけない。いい大学博士号ほど高く評価される(Why not?)。中野先生がお持ちの京都大学博士号は、京大が超一流なのと同様、超一流の博士号だ。50歳を過ぎて大学就職できたのも不思議ではない。しかも、中野先生師匠は、日本言語学界の大物中の大物、山梨正明先生だ。『認知言語類型原理』に山梨先生が解題を寄せているから間違いない。この大先生は、「日本代表する理論言語学者の一人」([wikipedia:山梨正明])。中野先生が在学していた頃には、日本語用論学会(2008〜2011)や、日本認知言語学会(2009〜2012)の会長を同時に務めもした大物中の大物だ。ちなみに、山梨大先生2014年度に京大を定年退官して、2015年から中野先生より一足早く関西外国語大学で教鞭をとっている。ちょっとややこしい話だが、博士論文審査が終わる前に京大を定年退官したようで、審査主査ではないが、審査委員には名を連ねている。https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/199376 博士論文を書くのに何年もかかるから、こういうことはよくある。

日本語に主語目的語、態、時制、格、自動詞他動詞はいらない?

さて、超大物お墨付き博士論文(を元にした本)はどんなもんなんだろうか。書評から拾っていこう。2節は専門的な議論でよくわからいかパス。3節「日本語に存在しないとされるものから見ていこう。まず、1節に同書のまとめらしき部分から引用がある。

日本語(やまとことば)」を深層とする日本語において、「形容詞 (adjective)」・「主語 (subject)/目的語 (object)」・「態(voice)」・「時制 (tense)」・「格 (case)」・「他動詞 (transitive verb)/自動詞 (intransitive verb)」といった、従来ア・プリオリに前提とされていた統語・文法カテゴリ妥当していないことも論証した。さらに、「膠着」言語の一つである日本語」においては、その語・語句・節の生成メカニズムは、「音」自体に「意味」を見出す「音象徴 (sound symbolism)」を基盤にしていることを論じた。

(『認知言語類型原理』[以下、中野 2017] p. 308、書評論文[以下、田中 2019]p. 295から禁断の孫引き。以下、同書の引用は全て孫引き)

昔、『日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す』[amazon:日本語に主語はいらない]という本が出て、言語学者に酷評されたことがある。金谷武洋日本語に主語はいらない』批判記事一覧 - 誰がログ https://dlit.hatenadiary.com/entry/20071216/1197757579

主語がいらないと言っただけでそうなったのに、『認知言語類型原理』は、ミニマリスト断捨離なんてもんじゃない。主語だけじゃなく、形容詞、態、時制、格、自動詞他動詞も、いらない、何も、捨ててしまおう~♪と謳っているらしい。全部なしで日本語の文法はどうなっているのかというと、「その語・語句・節の生成メカニズムは、「音」自体に「意味」を見出す「音象徴 (sound symbolism)」を基盤にしている」ということらしい。

「音象徴」の名の元に蘇る亡霊

これは熊倉千之氏の「音象徴理論に基づいているそうで、熊倉氏は、

膠着語にかんして、「イメージイメージを膠でつけるように、ことばができているのです。ですから、具体的なモノとモノをつなげると、言語(コト) としての「抽象」 性が生まれ、新しいことばが作られるのです (熊倉 2011: 18)と述べた上で、日本語の音素はそれぞれ何らかのイメージを持つという観察を根拠に、やまとことばの「音声と意味」には、ソシュールの説に反して、「恣意的」ではなく、密接な繋がりが感じられる」 (熊倉 2011: 30) と主張している。

(これも田中 2019: 309から禁断の孫引き

熊倉千之 (2011)『日本語の深層〈話者のイマ・ココ〉を生きることば』東京: 筑摩書房.

とのこと。

近代言語学の父、ソシュールの一番有名な恣意性原理否定しているが、それ自体はない話ではない。音象徴が当てはまる例として、ポケモンとか怪獣名前は、音と意味関係が全く恣意的なわけではない、みたいなことが最近よく言われている。ただ音象徴基本的オノマトペ擬音語擬態語)や新たに名前を付けるものについての話、しかあくま傾向性言語全体の「語・語句・節の生成メカニズム」になるようなものとして扱われてはいない。しかし、中野説はそういった主流の音象徴研究とは一線を画する。具体的に見てみると、

「あ/a/」は「空間出来の語基」 として、「い/i/・居」 は「様態化の語基」 として、「う /u/・続」 は「プロセス化の語基」 として、 「音象徴」 により語彙を創発させる機能を担っているのである(中野 2017: 247) 。

知らなかったー、日本語ってすごいですね(棒)。たとえば、「合う・会う」は、「あ/a/」+「う /u/」だから、「(出来)動詞」だそうだ。書評子が、

「「出来」が「プロセス化」すると「合う・会う」になるという説明は到底理解できるものではない」(田中 2019: 309)

と言う通りだ。「あい」(愛とか藍)はどうなるんだろう。中野先生によると、音象徴

日本語(やまとことば)」の同音異義の語の数の多さと、またオノマトペの豊穣さの、母体にもなっている」 (中野 2017:232)

そうだが、書評子は、ここに鋭く矛盾を見て取る。

この主張は、本書の議論を決定的に破綻させるものである。もし「音=意味」という恣意的でない結びつきが存在するならば、同じ音を(同じ順序で)組み合わせれば同じ意味になるはずである同音異義語存在が極少数に限られるならともかく、その数が多いのであれば、日本語の全体を「音象徴」に基づいて分析することが不可能であることは自明である。(田中 2019: 310)

かに。他にも、中野先生は「確かに」・「達する」・「頼みます」・「たった、これだけですか」・「立つ」・「経つ」・「絶つ」・「裁つ」などを例に、

日本語(やまとことば)」では、音部分が同根であれば、「音象徴」に基づき、その意味機能通底している 。 [中略] 「た/ta/」音を語頭とする語は「心的確定(確信)」を基に語彙が生成していることが理解できる。「日本やまとことば」の「た/ta/」音は、「音象徴」において「確信」を「意味」とする「音」なのである。 (中野 2017: 255)

と言っているそうだが、「立つ」とか中野先生自身の例でさえ、どこが確信関係があるのかわからない例もある。この説が無理なのはよく考えてみるまでもない。

そもそも、「音象徴」なんて流行りのタームを中野先生熊倉氏は使っているが、こういう説は「音義説」[wikipedia:音義説]と言うのがより正確だ。近代以前に唱える人がたまにいたけど、今ではググるとわかる通り素人が唱えているだけのものだ。ちなみに、このような形で同書に大きな影響を与えた熊倉千之氏とは、

1980年「『源氏物語』の語りの時間」でカリフォルニア大学バークレー校にてPh.D.取得。ミシガン大学サンフランシスコ州立大学などで日本語・日本文学を教える。1988年帰国後、東京家政学院大学教授1999年金城学院大学教授2007年退職

[wikipedia:熊倉千之]

という人。ウィキペディアでは一応「日本文学者・日本語学者」となってはいるけど、専門はどう見ても文学言語について言語学界とは関係なく自由思索著述をしている人のようだ。そういう独自言語論を唱える文学思想研究者はよくいるけど、普通言語学者はそういうのはまともに相手にしない。『認知言語類型原理』もその類の本だったなら、東大言語学を学ぶ書評子も取り合わなかっただろう。でも、これは京大言語科学講座で博士号をとるために書かれた論文(が元になった本)なのだ

驚愕の主張の数々

他にも同書には、業界震撼の主張が満載みたいだ。是非同書を買って私の代わりに確認してみてほしい。

日本語では論理的命題を表すことができない」(田中 2019: 305)
日本語は英語を含む近代ヨーロッパ標準諸語に翻訳できず、また近代ヨーロッパ標準諸語も日本語に翻訳できない」(中野 2017: 268)
科学数学物理学化学生物学法学経済学歴史学社会学言語学等)」と称せられるものの全ての言説は、日本語で書かれている限り、「日本語(やまとことば)」の論理によって、「客観的であるとする言語論理的根拠を維持できないのである。当然のことながら、この本自体も、日本語で書いている限りはその陥穽から逃れることができない。」 (中野 2017: 268)
日本語の「伝聞」というコミュニケーション様態においては、伝えられる内容は、伝える者によって「主体化」されており、したがって、その「主体化」された内容の真偽判断に関わっては、「権威」が必要となる。伝える者に「権威」が伴っていない場合、伝えられる内容は真と判断されない。」(中野 2017: 16)

しつこいようだが、これで5年前に京大博士号が取れたのだ。

ちなみに、なんで日本語が英語などと違ってこうなってるかと言うと、中野先生によると、日本語は歴史的文字を持たなかったからだそうだ。とはいえ英語だってそうだし、文字で残っている歴史の長さも日本語と同じくらいなんだけど。っていうか、どの言語も昔々は文字がなかっただろ!

ということで、書評の内容は変な言いがかりではないようだ。そもそもこんな空前絶後激辛書評論文大学院生が書くこと自体大きなリスクを伴う。(書評子、いろいろ大丈夫か?)無理なイチャモンをつけるためにそんな危険を冒すわけがないし、出版前に東大で止められるだろう。ま、『認知言語類型原理』は、博士論文審査から本の出版にいたるまで、誰にも止められなかったみたいだけど!

京大STAP細胞はありま~す?」

もう終わりにしよう。書評批判が当たっているなら、こういうことだ。超大物教員指導の元、こんな博士論文が書かれ、専門家達が「厳正な」審査をし、超一流の博士号が授与され、それをテコに大学で職を得た人がいる。これがわかったのは、本が出版されたおかげだ。ちなみにこの本、名もない出版からではなく、京都大学出版会が出している。もちろん、本の出版は著者が勝手にできることではない。本の最後に超大物元指導教員が「解題」を寄せているから、知らなかったはずはない。解題を見てみたところ、基本的にほめていて、特に批判らしい批判はなかった。実はその解題、公開されている博士論文審査結果の要旨とほとんど同じ。

https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/199376/1/ynink00705.pdf

審査結果からもいくつか引用しておこう。

論文は、個別言語における認知メカニズムの解明によって言語固有の形式文法カテゴリ創発する根源的理由説明を試みた意欲的研究であり、認知言語類型論という新た

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