はてなキーワード: 廊下とは
狭くて暗い1R、家賃4万5千円、たまにベランダで鳩が巣を作ろうとするので友達からは鳩のラブホとか呼ばれていた
昔の俺は部屋のドアに鍵かける習慣なかったんだ、そしたらある日の深夜、いきなりドアがバーンって開き泥酔したケバくて臭い女が家のトイレに駆け込みゲロしだした
当然俺は寝ていたので
は?え?と混乱の極みだったがドアの外にスーツの男がいたので、「は?え?なに」と聞くがその男は「えっと、よろしくお願いしますね」だけ言い残して帰ろうとする
まてまてまてまてまてまて!?!?!?!?なんだこのゲロ妖怪は、JKならまだしもどう見てもそっち系のお店の女じゃねえか!好みじゃねえの!連れ帰れよ!
飛び起きて寝巻きのまま廊下にダッシュ、その男を引き止めて泣き落としの勢いで待ってくれと懇願した
その間もゲロ妖怪は「ぉぇええええ(ドボドボドボ)」って鳴き声を後ろで上げて恐怖を撒き散らす
すったもんだで、どうやら別の階の住人らしいと推測してその女の私物から鍵を探してもらった、しかしゲロ妖怪は完全に正体を失っており何階の住人なのかわからない
スーツの男は早く帰りたがるが、俺だってこんな妖怪を引き取るのがゴメンだ。
とにかく俺とは関係ないの一点張りで妖怪を廊下に出してドアの鍵をかけた
帰り際、おそらくその男が忌々しげにドアを殴っていってしばらくの間恐怖だったが
考え方を変えればあれはやれたろうな。
やりたくねえけど
初めて東京の友人から「僕のマンションに来てよ」と言われたとき、私の心は高鳴った。
パリ郊外のコンドミニアムのようなものだろうと期待していたからだ。
靴を脱がなければ玄関にすら立てないような細い廊下と、立てれば頭が天井につくような天井高。私は最初、それが冗談だと思った。「で、本当のマンションはどこだい?」と聞いたが、彼は困ったように笑うだけだった。
ベランダは洗濯物でいっぱいで、見渡す限りのコンクリートと電線。窓の外には、同じような“マンション”が蜂の巣のように連なりしかも、それぞれが誇らしげに「〇〇マンション」と名乗っている。日本人は“団地”にロマンチックな仏語の香りをふりかけるのが好きらしい。
彼らは本気でその小さな箱を「マンション」と呼ぶ。しかも誇らしげに。まるでそれが、パリのオスマン様式の邸宅と肩を並べるかのように。
って言われた時の恐怖と戸惑い。
がんばって周りを見ながら普通に普通にしてるつもりなのに、また空気読めてなかったんだって胸のとこがひゅって冷える。大人だから、みんなやさしい言葉で表現してくれるけど。
「私、天然だから」って本当の天然が言うことないって聞くけど、本当の天然はがんばってがんばって擬態してるので、外れ値を指摘されると体がすくむ。
昨日の歓迎会、新人さんが「引越し先のアパートの廊下にうんこが落ちてる」って話題を出した。「アパートの誰かがこっそり飼ってる犬のうんこだ」という前提で皆が笑ってアドバイスしてる中、私だけ、「廊下でうんこすることにスリルを感じる変態がアパートにいる」って前提で、真剣に避難を提案していた。
1999年、某地方都市でデリヘル勤務していた私、とある高級ホテルに呼ばれて出向いたら深夜にも関わらずお客様の隣の部屋の前に未成年と思しき年代の若い男性が数人たむろしていました。
頭のてっぺんから足の爪先まで好奇の視線を感じつつ、まぁそうもなりますわな、と思いながらお客様のお部屋に入り、まもなく雑談で廊下にいた彼らはデビューしたての「嵐」であると聞かされました。ワールドカップバレーのお仕事でこちらに来ていたそうで。
とりあえず一般人ではないと思っていましたが、私はその当時には今となっては伝説のMステ初登場はたまたま見ていたもののお名前ぐらいしか……という程度の認識で。
ドアが開けられるのを待つ間、彼らとは1mも離れていませんでしたね……今となっては貴重な経験でした。
今日そこにハトが入り込んで出れなくなってたから、傘の持ち手部分を使って上手く助け出した。
実は去年の5月4日にも同じことがあり、その時はクイックルワイパーと板を使って必死で助け出したのだが、昨日の雨で目の前に傘があったおかげですぐ傘を使うことを思い付いて良かった。
たぶんこの時期、巣作りしようと思ってハト地獄に入り込んでしまうんだろうな。
【追記】
ハト地獄の説明はめんどかったので省略したがブコメが付いていたので補足。
端的に言うと廊下に設置されている消火栓です。
↓の写真の左側、配管が通っている部分の前面がパネルで塞がれている状態だと思ってもらえればわかりやすい。
https://timerun-b.com/magazine/wp-content/uploads/2021/12/S__10551317-1.jpg
配管を伝って下りれるんだけど、隙間が20センチくらいしか無いから飛んで出ることができなくなるみたいです。
大人になって警察ではっきりと「虐待」と言われてかなりショックだった。せいぜい毒親程度だと思っていた。
・親がこぼしたコーヒーを拭かされて拭いてる最中も頭からコーヒーかけられる
・成長期に乳が大きくなってきたからと上半身裸にされて観察される
・手足が出るのは日常、時にゴルフクラブでも殴打(いまだにゴルフクラブ見るとかなり怖い)
・学芸会の劇で他の生徒と会話するシーンを見た時に「隣の奴と私語してた」と怒り、そういう演技と言っても謝らない
・私が嘔吐して廊下で倒れてるのを見て「めんどくさい」と舌打ち
・私の部屋に大量にある薬の瓶とカミソリを放置
・イラストレーターになりたいと言ったらどんな絵が描きたいと言われ、答えたら「こんな下手くそな絵を参考にするな、それにお前は絶対上手くなんてなれない」
・美術部入りたかったのに強制的に運動部に入部させる(クソいじめられた)
・弟の世話のみならず弟の周りにいる私とは赤の他人の障害児の世話もさせる
・学校のプリントを出し忘れた程度で1時間程度暴行したあと朝の3時半まで立ちっぱなしにさせ永遠に人格否定
・「お前にできる仕事なんてオッサンに股開く程度の仕事しかない」
・漫画を買い与えるより圧倒的に違法アップロードのものを与えてくる
・家で殴られてることを友達に話したらその噂が広まり親がヒソヒソされそのことが親の耳に入り、「お前が悪いんだろ」「2度と逆らうな」と殴打
・殴られてる側より殴る側の方が痛いんだから俺に謝れと土下座させる
・「どんな大学を志望してもちゃんと学費出してやる」と言っていたが私大の願書を出す直前になって「お前を私大にやる金なんてない」と言い出す
・ピアノコンクールで賞がもらえなかったとき励ますどころか「年下のあの子(同じスクールの子)は賞取れてたのに」と言い放つ
・外面がめちゃくちゃいいので家に来る友達には異様に優しい
・友達が家に来てみんなでふすまを破いてしまった時、私だけを別室に呼び出して罵倒+殴打
・初めて彼氏ができた時母親にだけ伝えて「お父さんには秘密」と言った次の日父親がもう知っている
・父親が彼氏に「ゴムは付けろよ」とニヤニヤしながら言う(自分はデキ婚でこの後さっき言った通りさらに下に子供ができそうになる)
・家にヤクザが来る
「お前に嫌われているのはわかっていた。けれど俺はお前を愛している」
死ね。
思ったより反応が来ていて驚いている。正直「その程度のこと」とか「死んでないんだから」とか言われるかと思ってた。
警察で虐待と言われたのは、絶縁する過程で住民票の閲覧制限をかけるときに警察で事情を話さなければいけなかったから。でも警察?大袈裟かな?とか思ってたよ。
IPアドレスについては私も詳しくないのでもしかしたら違う方法かもしれない。
全部紛れもない実体験です。
米FBIが裁判官を逮捕 裁判所構内での移民拘束を「妨害」した疑い
https://www.asahi.com/articles/AST4T6QJJT4TUHBI049M.html
この事件の経緯について調べてみたので、裁判官に対する告訴状をベースにしつつ主観多めで書いてみます。
もともと法律全般に詳しくない上、他国のさらには不法移民取締りという特殊な司法制度についての内容ですし、大半の文章をChatGPTの翻訳で読んだので間違いも多いと思います。気付いた点などございましたらご指摘いただけると幸いです。
司法令状 "judicial warrant" と行政令状 "administrative warrant" の違いについての地元紙の記事
https://x.com/FBIDirectorKash/status/1915920876215701639
今の時間帯に普段なら下りてきて風呂に入ったり飯を食べたりしている兄弟が下りてきていない気がする。
兄弟(年上か年下かを伏せるためにこう書く)は妖精さんみたいだ。
うっかり鉢合わせてしまうとすっとどこかにいなくなってしまう。普段は自室で息をひそめて暮らしている。彼がほんのわずかな時間部屋から出て身づくろいをし、また自室に戻った後、台所に残った食べ物のにおいや廊下に漂う石鹸のにおいでなんとか存在を感じることができる。
最近冷蔵庫に供えてある食べ物に全く手を付けなくなってしまったらしい。時折車でどこかに出かけてるようだけれど、ご飯を十分に食べられているんだろうか。
少し前にニアミスして姿を見かけたときにはガリガリに痩せていたように思う。思うってひどいよな。少しでもこちらの姿を見かけると彼は遠慮して部屋の中から出られなくなってしまうから、私は時間が来たら息を殺すし鉢合わせそうになれば隠れる。私は彼から逃げている。
彼がこうなったのは短期的に見れば私のせいだ。長期的に見ても私のせいかもしれない。
今般家族の体調不良があり、長く他所に住んでいた私は親元へ帰ってそのまま実家に住み着くことになった。
そのとき、家族の体調不良はかなりガチのやつだったので彼も思うところがあったんだろう、ある程度みんなの前に姿を見せていた。
帰ってきた直後は彼と話すことができた。ゲームを一緒にすることができた。ゲームのプレイ内容に二人で爆笑することができた。一緒にホットケーキを作ることができた。
でも私は変節した。自分を優先してしまった。かねてから私には趣味があって、ある程度の時間ができた今のうちにそれを突き詰めようとした。
彼と話したり遊んだりする時間が激減した。もしかしたら見捨てられたように感じたんじゃないだろうか。
私の趣味は全て宅内で完結するものであり、ガチャガチャと非常にうるさいものだ。そのうえ他人と遠隔で喋ったりもする。私がいなかった十年以上の間、この家に保たれていた静けさを壊してしまった。「他人」が不倶戴天である彼は寄る辺なく感じたんじゃなかろうか。私は彼にとって他人になってしまった。
そして、よすがとなっていた家族がいなくなったとき、彼は妖精さんになってしまった。
これまでは自分で最低限はご飯を食べていたようだし、変に刺激しない方がいいんじゃないのと思っていた。
もう一人の家族が兄弟のことを非常に気にかけていて、「やりたいことは見つかったの?」とか「部屋から出てきてくれないと精神がおかしくなりそうだよ」等と彼宛てに書き置きを残しているのを見て、そういうところが更に拍車をかけてんじゃねーのぐらいに考えていた。けど、急に恐ろしくなった。
2階から腐敗臭が漂ってくることも、それを受けてもう一人の家族が世を儚んでしまうことも。
だけど私は本当にひどい人間で、きっと彼に強く同情しているから恐ろしくなったわけじゃない。もちろん境遇に同情もしているけれど、それより自分が罪悪感を負うことや、なんとか保っているこの家の均衡が崩れてしまうことや、自分の夢や幸せを追うことができなくなることを恐れているように思う。私がこんなだからいけなかったのかな。私自身だって過去ガッツリ引きこもっていて、今はやせ我慢でどうにか社交をやっているような世間知らずだ。どうしたらみんなが幸せになれるのか、全く見当がつかない。
最近、よく観ているYouTubeチャンネルに、中学時代の同級生がコラボ出演しているのを見かけた。
……というより、最初に見たのは、その人が切り抜き動画で炎上している様子だった。
何気なく見ていたら「えっ、この人って……」と気づいて、そこから嫌に目立って見えるようになった。
正直、すごく気分が悪い
というのも、その人には中学のときに怖い思いをさせられたことがある。
中学のとき、私は廊下を歩いていたときに急に階段の上から呼び止められて、「お金ちょうだい」と言われた。
ただ通りかかっただけのつもりだったけど、あっちは明らかに私を狙って呼び止めてきたようだった。
急にそんなことを言われて、怖くて、寒気がしたのを今でもはっきり覚えている。
何年も経ってるけど、された側はずっとその記憶が残る。
それなのに、そういう人が今になって堂々とネットに出て、有名な人たちと一緒に笑ってるのを見るとモヤモヤする。
切り抜かれ炎上していた内容も、人にかみつくような言動がきっかけだった。
「ああ、昔と全然変わってないんだな」と思いなんとも言えない気持ちになった。
結局のところ、本質的な部分ってそうそう変わらないのかもしれない。
春一番が吹き抜ける午後、窓際のカーテンがふわりと膨らみ、干したばかりのタオルに淡い日差しが透けた。小学三年生の私・千春は、帰宅した兄・湊にランドセルごと抱え上げられ、ソファへぽすんと降ろされた。「今日も頑張った?」と頭を撫でる手の温かさに、胸の奥がぶわっと熱くなる。母に叱られた算数の宿題も、クラスで言い返せなかった悔しさも、兄の笑顔一つで溶けていった。リビングに満ちる石鹸と洗濯糊の匂いを深く吸い込みながら——私はこの人を一生守り、一生守られよう、と幼いながら胸に誓う。
第二章 音を立てて開く距離
兄が中学に入り、部活で遅く帰るようになると、食卓に並ぶ椅子の一つはいつも空いた。母が「冷めないうちに食べなさい」と言うたび、私は味噌汁を啜りながら廊下の先を気にした。深夜、蛍光灯の下で英単語帳をめくる兄の背には、近寄りがたい影が宿っていた。「美緒、静かに」と囁かれるたび、胸の中で小石が転がった。子どもの私は、その小石に名前を付けられず、ただ足元で鳴る兄の成長の足音を数え続けた。
第三章 メール越しの声——市外への進学
合格発表の日、掲示板に貼られた番号を見つけた兄は空を仰いで笑った。県下一の進学校、通学片道一時間半。私の「行かないで」は、騒ぐクラスメートの声にかき消えた。春の風が吹く玄関先で兄は「千春は強い子だろ」と頭を撫で、あっさりと黒い学生鞄を担いで出て行く。夕方、カレーの匂いしかない台所で、私は思わず携帯を開く——「今日どうだった?」。既読の横に「部活」「課題」「眠い」の三語。短い返事ほど恋しく、通知音が鳴るたび息を呑む日々が始まった。
私も中学生になり、バスケ部で汗を流した。だけど練習後のシャワー室、タイルに落ちる水音を聞きながら、兄のことばかり考える自分に気づく。友達が「今度みんなで遊園地行こう」と誘ってくれても、私は曖昧に笑って断った。帰宅後、母に「お兄ちゃんは夕飯要らないって」と告げられるたび胸が縮む。兄と私の距離は物理的なものだけではなく、生活のリズム、語彙の選択、夢のスケール——地図全体が塗り替わるように拡がっていった。
第五章 高みを目指す風——兄と同じ大学へ
兄の進学一年後、私は「湊の隣がいい」と進路希望欄に一行だけ書いた。担任は「姉妹・兄弟で同じ大学は珍しくないさ」と笑ったが、動機の濃さまでは見抜けなかった。深夜、蛍光灯の明滅を睨みながら英単語を暗唱し、机に伏した額の下で涙と鼻水が混ざった。——お兄ちゃんの隣に並ばなきゃ私の世界は未完成。そう思うほどに参考書の余白まで兄の横顔で埋まっていく。
合格発表の掲示板で番号を見つけるより先に、正門前で待ち構えていた兄に抱きついた瞬間、世界は再び等速回転を取り戻した。大学近くの築四十年のワンルーム、押し入れを改造したロフトに布団二枚。「家賃、生活費、ちゃんと折半だぞ」と兄は念を押したが、私の頭には花火のような歓喜しかなかった。狭い流しでインスタント味噌汁を作り、共有の机でレポートを書く。夜、ロフトの布団で横になり、「お兄ちゃん起きてる?」と囁くと「寝ろ」と小さな声。そのやりとりだけで心臓が跳ね、眠れない夜が続いた。
第七章 亀裂の手触り——兄の新しい世界
五月の新歓期、兄は同ゼミの先輩・綾瀬沙羅と親しくなっていた。駅前のカフェで偶然見かけたとき、兄が笑う横顔には私の知らない柔らかさがあった。帰宅後、狭い玄関で「ただいま」を言う兄の声が少し弾む。その裏にある感情を知らないふりをして「おかえり」を返すと、胸の奥で小さくパチンと弾ける音——それは嫉妬という硝子玉だった。
夜中、机に伏せながらLINEの通知履歴を追った。画面に浮かぶ「今度のゼミ発表、手伝ってくれてありがとう!」「映画、ポップコーンはキャラメル派?」。私は震える指で既読もつけずアプリを閉じた。
第八章 病室で交わした本音
七月、期末試験前の無理がたたり、私は高熱で倒れた。扁桃炎で点滴を受ける私の側で、兄は氷枕を替え、額を冷たいタオルで拭いた。ぼんやりする視界の端で兄の眉間が寄る。「千春、無理し過ぎるな」。私の唇は乾ききってうまく動かない。それでも「お兄ちゃんは……誰と映画に行くの?」とかすれ声で問うと、兄は少し目を見開き、やがて真剣な表情でこう答えた。
「……千春に嘘はつきたくない。沙羅先輩だ。でも、恋人とかじゃない。ただ仲間として誘われて——」
言い訳のような説明を遮るように咳き込む私を、兄は抱き起こして背を摩った。「なぁ、俺は千春に甘え過ぎてたのかもしれない。けど俺たちは兄妹で、これ以上——」兄は言葉を飲み込む。点滴の機械音が病室に滲む沈黙を裂く。私は熱に浮かされながらも悟った。兄が私の「全世界」ではあっても、兄にとって私は「世界のすべて」ではないのだ、と。
第九章 掌に描く境界線
退院して帰宅した夜、私は狭いロフトで兄と向き合った。裸電球が二人の影を歪ませる。「私、サークル入る。友達とも遊びに行く。……お兄ちゃん以外の毎日を持つ」。意地で張った声は震えていたが、兄は静かに頷いた。
「俺も就職考えなきゃいけないし、研究室のプロジェクトも本気出す。千春が自分の場所を見つけるのは嬉しいよ」
その夜初めて、私は兄の背中ではなく、正面から兄の眼を見た。そこには幼い日には見えなかった迷いと覚悟が交差していた。布団に潜り込み、細いロフトの梁越しに聞こえる兄の寝息を聞きながら、私は気づく。この人を一人の男性として愛してしまった気持ちは消えないけれど、同時に私は自分の人生のハンドルを握らなければならない、と。
第十章 私の日々、兄の日々
秋学期、私は文学研究会に入り、週末は古書店を巡るバイトを始めた。分厚い全集を運ぶたび腕が悲鳴を上げるけれど、店主の「助かったよ」の一言が嬉しかった。サークルでは同級生の新と意気投合し、文芸誌の編集を任される。帰宅が深夜になり、狭い部屋に残る兄のブラックコーヒーの香りが、自分の知らない兄の時間を想像させた。
一方兄はロボット制御研究室に配属され、週末は企業コンテストの試作機に没頭。リビングには配線だらけの基板、冷蔵庫には徹夜明けのエナジードリンク。顔を合わせれば「今日はギアが思った角度で回らなくてさ」「文芸誌の特集、締切伸びそう」と、互いの話を交わし、笑い、すれ違う。寂しさは濃淡を変えながら残るが、どこか甘やかな痛みだった。
第十一章 再定義される「好き」
二月、文学研究会の合宿で雪深い山荘へ向かうバスの車窓に、私は兄の面影を探していなかった。かわりに隣席の新が差し出したホットココアの湯気を見て、「あ、兄と同じ匂い」とふと笑えて驚く。夜、薪ストーブの前で原稿をチェックしながら、新が真顔で言った。「千春、誰かに遠慮してない? 本当に好きなものを選びなよ」。
帰路、携帯に兄から「風邪ひいてないか?」とメッセージ。私は画面を見つめ、初めて返事を後回しにした。雪解け水のせせらぎのように、私の中の「お兄ちゃん大好き」が形を変え始めていた。
春、兄の卒業式。体育館のステージでガウンを揺らす兄の背を見つめながら私は悟る。かつて追いかけた背中は、今や尊敬すべき一個の人間の輪郭をまとっている。記念写真を撮る流れで、沙羅先輩が兄の腕にそっと手を添えた瞬間、胸に尖った痛みは走ったが、私は自然と微笑めた。
式後、学内の並木道で兄に呼び止められた。「千春、就職決まった。都内のロボットベンチャー。……それと、沙羅先輩に告白された」。兄の声が少し震えた。「答えは保留したけど、たぶん——」。私は風に舞う花びらを掴み、そっと指先で千切った。「お兄ちゃん、おめでとう。幸せになって」。驚く兄に背を向け、歩き出す足は震えたが、止まらなかった。
一方私も、新から「卒業まであと一年、俺と付き合わないか」と真剣に告げられた。夕焼けに染まるログハウス風カフェで、私は一拍置き、首を縦に振る。ただし「まだ兄のことを特別に思っている自分がいる」と正直に打ち明けた。新は少し考え、「それを含めて、千春だ」と笑い、手を差し伸べた。
兄の引っ越し前夜、段ボールが積み上がった部屋でカップ麺を啜る。蛍光灯の明かりが段ボールの影を濃くし、狭いはずの部屋が異様に広く感じられた。「千春、この一年、一緒にいてくれてありがとう」。兄の言葉に私は笑い、「私こそ」と返す。
夜半、ロフトに上がる梯子を見上げながら、私はそっと尋ねた。「お兄ちゃん、今でも私のこと、守りたいって思う?」。兄は真っ直ぐな目で「妹を守るのは当たり前だろ。でも千春が前に進むのを邪魔したくない。だから、守るってより、応援するかな」。私は梯子を一段上り、振り返り、にこりと笑う。「なら私は、あなたの一番のファンでい続ける。世界一のね」。
四月。兄は都内のシェアハウスに移り、私はキャンパス近くの女性専用アパートへ。ガランとした新居の机に、文学誌の校正紙と、新からもらった栞付きの詩集を並べる。窓を開けると桜吹雪と同時に、遠くで電車の発車ベルが聞こえた。その音に、兄が乗った始発を想像しながらも、今の私は畏れより期待で胸が膨らむ。
一方兄は新入社員研修に追われ、深夜に帰宅しては泥のように眠る毎日。それでも週末、動画通話を繋ぐと「ロボットアーム、ようやく規格通った!」と少年のように嬉しそうで、画面越しにハイタッチする私たちは、確かに兄妹であり友であった。
夏、私はゼミ論集で最優秀賞を受け、教授に海外学会への参加を勧められた。喜びと同時に襲ったのは、兄から離れて飛行機に乗るという恐怖だった。夜、通話でその迷いを口にすると、兄は一瞬驚き、そして静かに笑った。
「千春、飛行機の中でも俺のLINEは届くさ。大丈夫、怖くなったらメッセージして。……でもまずは自分が見たい景色を見てこい」
受話口から聞こえる兄の声に、幼い頃のヒーローの面影と、同じ高さで語りかける同志の温度が重なる。私は涙ぐみながら、「行ってくるね」と告げた。
第十六章 旋回する眼差し——空の果てで
ヘルシンキ行きの機内、私は窓外の雲海を見下ろし、兄の存在が地球の裏側まで伸びる糸のように感じた。学会の壇上で英語発表を終えた夜、フィンランドの森を背にした会場ロビーで新が「よくやった」と抱き寄せる。その温もりの中で、私はようやく己の恋心が兄とは別の場所に芽吹いていることを自覚する。ロビーの片隅で兄にビデオ通話を繋げば、薄暗い日本の夜明けの部屋で、兄が寝癖のまま「誇らしいぞ」と親指を立ててくれた。
第十七章 再会、そして告白
帰国翌日、私は兄のシェアハウスを訪れた。駅前の桜並木はすっかり青葉に変わり、照り返すアスファルトの匂いが夏の到来を告げる。兄の部屋に入ると、壁いっぱいに貼られたロボットアームの設計図が、昼下がりの光を浴びて銀色に反射していた。
「千春、どうだった?」という声に、私はスーツケースを置き、深呼吸。「お兄ちゃん、私ね——好きな人ができた」。一瞬、兄の眉が僅かに上がる。「そっか」と短く呟き、柔らかく笑う兄。「で、その人は俺に挨拶しに来るのかな?」。私は肩を竦め、「そのうちね」と笑い返す。手土産のフィンランドクッキーをテーブルに置き、二人で半分こした甘い味は、初めて兄と分かち合えた「恋の報告」の味だった。
第十八章 エピローグ——それでも「大好き」
私の卒業式。袴姿の私は、門前で兄と写真を撮った。兄は背広の胸ポケットに小さなチューリップの飾りを挿し、「社会人二年目、少しは板についてきたかな」と照れ笑い。カメラのフラッシュを受けた瞬間、私はふと思う。——この人がいなければ、私は空を飛ぶ翼を持てなかった。
式後のパーティー会場で、新と兄が固い握手を交わす。私の恋人と、かつて世界のすべてだった人。その光景に胸が温かく満たされる。パーティーが終わり、夜風に揺れる街路樹の下で、私は兄に改めて向き合う。
「お兄ちゃん、大好き。だけどそれは、私が私であるための、永遠の合言葉」
兄は優しく頷き、子どもの頃と同じ仕草で私の頭をくしゃりと撫でた。私はその手を振りほどかず、ただ目を閉じて春の匂いを胸いっぱいに吸い込む。そうして再び目を開けたとき、私たちは同じ高さで未来を見ていた。
——終わり——
四月の始業式、校門前の桜は咲ききった花びらをひらひらとこぼし、わたしのローファーの先に柔らかな色を撒いていた。新一年生としての期待よりも、「三年になったお兄ちゃんが今日も格好いいに違いない」という確信が胸を満たしている。わたしの視線は自然と上級生の列を探し、背筋を伸ばして立つ長身の男子──結城悠希、お兄ちゃん──を見つけると同時に頬が熱くなった。生徒会長であり、サッカー部のエースであり、テストでは常に学年一位。まぶしすぎて見ていられないほど。でも、見ないなんて選択肢はわたしの人生に存在しない。
わたしの席は一階の一年A組。教室の窓から見上げれば、二階渡り廊下を悠然と歩くお兄ちゃんの姿が小さく揺れている。「キャーッ、先輩!」「悠希先輩、今年もよろしくお願いします!」 女子の黄色い声が飛び交うたび、胸がちくりと痛む。推し活は尊い──けれど、わたしの“推し”は血のつながった兄だから、ファン心とは別の甘やかな独占欲がかみついてくる。わたし以外の誰かがお兄ちゃんに触れていいなんて、頭ではわかっていても心が拒否する。
放課後、サッカー部グラウンド脇のベンチで宿題を広げるのが、わたしの日課だ。走るたび揺れる背番号10番を目で追い、汗を拭う仕草さえ逃さず記憶に刻む。「今日はミス多いぞ、結城!」「はい、すみません!」 叱咤する顧問の声に爽やかな返事を返す姿に、心臓が跳ねた。頑張る姿こそ推しの真骨頂──そう口角を上げながらも、隣に陣取ったマネージャーの先輩がタオルを渡すのを目撃すると、ノートに力が入りすぎて鉛筆が折れた。
家では距離が近い。リビングのソファに並んで座り、宿題を見てもらうのが習慣だ。お兄ちゃんは赤ペンで丁寧に丸をつけ、ときどき「ここは惜しいな」と小さな頭を撫でてくれる。その手のひらが離れた瞬間、わたしはすかさず空いたスペースに滑り込み、“悠希”の文字でノートの余白を満たす。母に見られたら叱られるけれど、止められない。わたしの世界にお兄ちゃんの名前が満ちていないと不安で眠れないのだ。
そんなわたしたちの関係に、はじめて綻びが生じたのは五月の大型連休だった。近所のショッピングモールで偶然出会ったクラスメイトの望月紗良が、「悠希先輩って彼女いると思う?」と無邪気に尋ねてきた。わたしはぎこちなく笑い、「わからないよ」と答えたが、胸の奥では嵐が渦巻いていた。その夜、ダイニングテーブルで家族そろってカレーを食べながら、お兄ちゃんは「文化祭で模擬店をやるんだ。紗良さんが企画をまとめてくれてさ」と嬉しそうに笑った。名前を呼んだ、その一言でスプーンが震え、ルウが白いブラウスに跳ねた。
文化祭当日。三年生のクレープ屋は長蛇の列。エプロン姿のお兄ちゃんは、甘い匂いに包まれて生クリームを絞りながらも涼しい笑顔を崩さない。「次のお客様どうぞ!」 ──お客様? いいや、わたしは家族だ。いや、世界で一番のファンだ。わたしは列に並ぶことすらできず、体育館の隅で軽音部の演奏を聞き流しながら膝を抱えた。こんなにも胸が苦しいのは、ただの妹だから? 推しは遠くから見守る存在? わたしは急に自分が“ファン”の域に閉じ込められた気がして、涙がこぼれた。
逃げるように校舎裏へ回ったわたしを、けれどお兄ちゃんは見つけてしまう。「探したぞ、麻衣」 驚いて顔を上げると、袖をたくし上げた腕に薄紅色のクレープが二つ。「チョコバナナが売り切れたから、代わりにイチゴだけどいい?」 そう言って手渡された瞬間、涙腺が決壊した。わけを聞かれても答えられない。ただ、わたしはお兄ちゃんが好きで、でも近づきすぎると“妹”という壁が立ちはだかる。その矛盾が痛い。
「麻衣、俺に言えないことなんてあるか?」 静かな声に、首を横に振る。「あるの。だって、言ったら迷惑かもしれないから」 震える声で告げると、お兄ちゃんは少し考え、そしてクレープを自分の口に軽く当てた。「じゃあ半分こな。迷惑だって思ったら、俺が全部背負えばいい」 なぜそんなに優しいの? わたしは決心し、息を吸い込んだ。「──お兄ちゃんが、一番好き。クラスの誰より、世界中のアイドルより、絶対に」
沈黙が落ちた。桜の時期はとっくに過ぎ、木陰には揺れる緑の匂いだけ。お兄ちゃんは目を細め、小さく笑った。「知ってたよ」 え? 言葉を失うわたしに、彼は続けた。「お前がノートに俺の名前を書くのも、試合を全部観てるのも、文化祭の列に並ばなかったのも、昔から見てた。麻衣の“推し活”は、俺にとっても励みだったんだ」 温かな手がわたしの頭をそっと包む。「だから迷惑なんかじゃない。ただ、妹としての好き以上を求めるなら、その時はちゃんと説明してほしい。俺も覚悟を決めるから」
その言葉に、胸がぱんと弾けた。好き以上? つまり選択肢はゼロじゃない。まだ遠くても、届かないと決まったわけじゃない。わたしは頬の涙を袖で拭き、お兄ちゃんのエプロンをぎゅっとつかんだ。「わたし、ずっと推し続ける。きっともっと好きになる。だから、いつか“妹”以外の立場で並べるくらい努力するから、見ていて」 お兄ちゃんは少し赤くなりながらも、まっすぐ頷いた。「ああ、楽しみにしてる」
その日から、わたしの日常は少しだけ変わった。勉強を本気で頑張り、次のテストで学年十位に滑り込んだ。運動は苦手だけど朝ランを始め、肺が焼けるように痛むたび兄の背中を思い描いた。放課後のベンチではノートではなく単語帳をめくり、グラウンドの遠景は視界の端に置いた。「どうした、最近来ないな」とお兄ちゃんは笑ったけれど、その声色には嬉しさが混じっている。推しの期待に応えるのがファンの務め。わたしは胸を張って、推しの、そして兄としての彼に堂々と向き合う準備を進める。
冬の気配が忍び寄る頃、わたしは生徒会室のドアを叩いた。選挙で書記に立候補し、見事当選。白いマフラーで口元を隠しながら告げる。「お兄ちゃん、今年の文化祭は、わたしが企画をまとめる番だよ」 ──あの日、お兄ちゃんが言った「楽しみにしてる」は、わたしの道しるべになった。推しを推すことで、わたしは強く、少し大人になった。
それでも。夕食後のリビング、ノートの隅っこに「悠希♥」と落書きしたくなる衝動は止まらない。妹でいる時間も、ファンでいる時間も、わたしの宝物。だけどいつか、推しと肩を並べる日のために──わたしは今日も、ページをめくるたび心の中で叫ぶ。
みな65kmくらいでチキンレースをして、たまに70km出した車が捕まり、文句を垂れるみたいな
そういう本音と建前はあった
ほとんど全てのルールには、「こんくらいおっけー」っていう余白を持っていた
それが良いか悪いかは別で、社会はそうなっていたし、それ前提でボーダーラインが引かれていた
セクハラもパワハラも、悪口も、万引きやら盗みやら強姦やら、しょうもないズルやら何もかもボーダーラインギリギリの余白があった
「廊下を走ってはいけません」と言われても誰も見ていないところでは走っていたし
それをクソ真面目に守るやつはクソ真面目だとバカにされた
これは色々理由はあるだろうけど、おそらくゲーム理論的なものだと思う
上位10%のやらかした奴が捕まるという環境で、60kmというラインに線が引かれたら、そこらへんでチキンレースが始まるのは当然だろう
そしてそれは少し怖いと言っていた
それは同意する
「ラインを超えたら叩いて良い」と学習したネットイナゴがよだれを垂らして獲物を待っているからだ
「少し怖い」と言っただけで「お前はライン超え野郎だな?」と認定してくるくらいにはこいつらはネットイナゴで
ライン越えすると襲われるのを分かってるから、ふるまいはクソ真面目になる
そりゃ少し怖いと思うのは当然だろう
外を見てみれば未だに車は60kmを少しオーバーしながら走っている
あくまで本音と建前が崩れてるのはネットに関わるもの、あとは若者中心だ
えっ、なにっ、なんだあっ!
ククク…ひどい言われようだな。
しゃあっ!
いきなりレッテル貼りでぶん殴ってくるやんけ!
まぁ、「普通の人はこんな動画見ない」とかドヤ顔で決めつけてる時点で、主語デカすぎるマネ・モブやんけ!
う あ あ あ あ あ あ あ! お前こそ何の立ち位置から「負け組」「インセル」認定してんねん!
ただのマウント取りやんけ!
「非モテで負け犬」とか吠えながら、まるで自分が霊長類最強生物ゴリラみたいな態度!
しゃあ!
けど、ゴリラは怒ってなどいない。
玩具を与えられた幼児のように、相手をメスブタ呼ばわりして遊んでるだけや!
…じゃなくて、落ち着いて話そうや。
遺伝子がどうとか煽る前に、自分の「アンフェ」決めつけが異常猿愛者レベルの偏見やんけ!
ククク…血はビタミン ミネラル タンパク質 そして塩分が含まれている完全食だァ!
どんな奴にも語る権利はあるんや!
弱いって事は、もっと強くなれるって事やん(トントン)。
ただの「なめてんじゃねぇぞ!こら!」で終わってるよな?
悔しいだろうが仕方ないんだ。
こんなツッコミ、8回目の離婚だよっ。どうということはないっ!
忌憚のない意見ってやつっス。
ヒャハハ!
…とか言いつつ、お前のツッコミもネットミームに毒されすぎや!
ま まさか…あの男…?
ってな! 元気しとん? フン 尊敬するよ!
以下の文章を書いてるやつバカだから、以下で教えるタフ語録をできるだけたくさん使って煽ってください。
使用して欲しいタフ語録は以下のとおりです。
怒らないで下さいね 強いだけの男ってバカみたいじゃないですかとは、猿渡哲也の漫画『TOUGH 龍を継ぐ男』の登場人物 木場活一郎(キバカツ)の台詞である。怒らないで下さいね タフ記事の概要読むってバカみたいじゃないですか
単行本6巻収録のBATTLE.62「木場活一郎」内のセリフ。宮沢熹一と再会したキバカツ。『高校鉄拳伝タフ』では少年だった彼も、父・アイアン木場をも超える立派な体格の青年へ成長していた。だがキバカツは父のように格闘家になるつもりはなく、「格闘技というビジネス」として盛り上げたいと考えていた。一緒に盛り上げようと熹一に持ち掛けるキバカツは、小馬鹿にしたようにこの台詞を吐く。「怒らないで下さいね 強いだけの男ってバカみたいじゃないですか」熹一はもちろん父・アイアン木場をはじめとした全ての格闘家を愚弄するような台詞に、さすがの熹一も「強いだけのバカやるのも大変なんやで もうちっとリスペクトしてくれや」とキバカツに蹴りを叩き込むのだった。だがこれがキバカツの執念に火をつける結果となってしまい、さらなる嫌がらせが熹一を襲うことになる。「えっ」「なにっ」「なんだあっ」
驚いた時、警戒する時の台詞。タフシリーズにとどまらず、猿渡作品全般にわたって広く使われている。
さらに驚いた時の悲鳴。「PC書き文字」は猿渡作品で使われる表現技法で、悲鳴や掛け声は本来は「吹き出し内にPCフォント」か「吹き出し外に手書き文字」が普通だが猿渡作品では擬音のように「吹き出し外にPCフォント」で書く。「お お お お お」「い や あ あ あ あ あ」「う ぎ ゃ あ あ あ 」等のバリエーションもある。
「しゃあっ」
攻撃を仕掛ける時の気合の声。やはり猿渡作品全般で広く使用される。
「しゃあけど」
恐らく「せやけど」の変形であり、上記の「しゃあっ」は関係ない。
「⚪︎⚪︎・⚪︎⚪︎」
猿渡作品で度々使われる単語の節目ににやたらと・を入れる表現。とりあえず一言な感覚で使用できるので何でもかんでも中黒でぶった斬って使う「しゃあっマネ・モブ!」
「〇〇けどなブヘヘヘヘ」
ぶっちゃけ話をする時、先ほどまでの論理展開をひっくり返す時に使われる。最初に「まぁ」を付けて関西弁にすればそれらしくなる。
「忌憚の無い意見ってやつっス。それでも文句があるんならいつでも喧嘩上等ッスよ」
「〇〇を超えた〇〇」
大仰な強調の修辞。元ネタはタフシリーズの宮沢鬼龍を指した「怪物を超えた怪物」。よくつかわれるのは、あまりにも下半身事情がだらしない女か服装がげきえろな女に対する「淫売を超えた淫売」「メスブタを超えたメスブタ」とクズキャラを指す「蛆虫を超えた蛆虫」
灘神影流奥義『⚪︎⚪︎すべり』
灘神影流の技で喰らった弾丸に対し体を捻り、文字通り弾丸を滑らせて受け流す奥義。このことから話題を変えたり、ジャンルが変わる事を⚪︎⚪︎すべりと呼ぶ(例:「催眠モノ読んでたはずなのに、なんか唐突に催眠解除したうえ純愛すべりされて困惑してるのは俺なんだよね」「むふふ、このギャグ漫画面白いのん。なにっ、バトル漫画すべり」)
◆この男の目的は?---
煽り文の一つだが同じページで目的を話しているにもかかわらず「目的が不明」かのように書くため「煽り文担当は話を読んでいない」とされる。「男の目的」部分を変えて、疑問点や主張とそれに反する一要素を同時に書き連ねる形で使う。例「日本の校長は平均して一人二人の買春経験があるんやっ!」「◆この12660人は---?」
◆⚪︎⚪︎に悲しき過去---
煽り文の一種、タフに出てくる敵は大抵レイプされただの半殺しにされただの虐待されただの文字通り「悲しき過去」があると語られるがそればかりであり「とりあえず取ってつけた悲惨な過去を付け加えておけば悪行が許される」という皮肉から他作品にも波及し、タフ語録からは半ば独立している。
「貴様ーっ〇〇を愚弄する気かぁっ」
批判的な物言い、またはネタにされたことに対して返す定型文。この「愚弄」という言葉は猿渡作品でよく使われるため、ネタにすることを「愚弄する」と言い換えるのがマネモブの嗜みとなっている。
「ククク…ひどい言われようだな。まぁ事実だからしょうがないけど」
「弱いって事は、もっと強くなれるって事やん」
ポジティブシンキングする際に
矢印or指の絵文字(トントン
言外に指摘する場合に
元ネタは喧嘩をふっかけてきた相手にキー坊が「喧嘩 勧誘 お断り」と縫い付けてある袖を指して拒否する場面
「尊敬するでっ!」
「クククク...血はビタミン ミネラル タンパク質 そして塩分が含まれている完全食だァ」
複数の要素を兼ね備えているものを紹介する時に。例:クククク...ドラゴンボールはバトル転向 トーナメント インフレ そして引き延ばしが含まれている完全ジャンプ作品だァ
「なめてんじゃねぇぞ!こら!」
甘い見通しを語る人間に現実の厳しさを突きつける時に使う。最初は「はい!〇〇できますよ(ニコニコ)」と優しく接しておいて、こちらの台詞でいきなり落とすというパターンもある。元ネタは格闘技ジムの門を叩いておきながら「痛いのは嫌だ。苦しいのは嫌だ。これまで運動経験はろくにない。それでも強くなれますか」と都合の良すぎる台詞を吐いてきた入門希望者を、インストラクターが叱りつけたシーンから。
「でも...”ガチンコ”じゃないですよね?」
ガチンコ部分を変形させて使う。環境に乗れてない事に対する愚弄であったり、逆に「まさかそんな馬鹿なことしてないよな?」という確認の形で使う。これに怒った場合は「それを言ったら殺されても文句は言えねぇぞ」と返そう。
「デビル・ファクトリーの門を開けろ!完全なる悪魔の誕生だっ」
「クソボケがーーーーーーーーーーっ!」
朴念仁キャラに使う。元ネタは、許可を得ずに空手の大会に出場した弟子に、師匠が激昂しながら酒瓶で殴りつけた時の台詞。
「貴方はクソだ」
「お前のお袋は淫売のクソ女!」
子持ちでありながらお色気要員として扱われているキャラの子供に言うセリフ。主な被害者は西住みほ、宇崎花など。元ネタは「淫売」という言葉にトラウマを持つ格闘家が、気合を入れるためにセコンドから言ってもらうキー・ワード。
「いけーっ淫売の息子!」
字面は酷いが、原作で意味としては「お前なら勝てる!」に近い。ただマネモブは文字通りの意味しか読み取れない猿なので、当然文字通りの罵倒として使用される。
「そうか!君は頭が悪くて他にとりえがないから闘うことでしか自尊心を満たすことができないんだね。かわいそ・・・」
パロディ例「そうか!君は頭が悪くて他にとりえがないからタフネタをつぶやく事でしか自尊心を満たすことができないんだね。かわいそ・・・」
ネットミーム化しているが、例によって例の如く原典では負けフラグである。
「悔しいだろうが仕方ないんだ」
どうしようもない事実を突きつける時に。
皆で一緒に何かをやろうとする時に。元ネタは壊れた道場を自分たちで立て直す際、「専門の業者に頼めばいいのに」とぼやいた者への返答。
「パヴェルと申します」
「〜ルと申します」と使用する。いくらなんでも強引過ぎルと申します
「”怖いもの知らず”とは異常なことですよ。君は臆病者の数倍危ない人間ということですから」
「この力に一番戸惑っているのは俺なんだよね。すごくない?」
物事の感想を述べ、同意を求める時に。「~なんだよね。~くない?」と改変して使う。元は心臓移植を受けたことで謎のパワーアップを遂げた主人公が猛獣を一撃で倒したことで調子に乗って放った台詞。
「〇〇はルールで禁止ㇲよね」「〇〇はルール無用だろ」「やっぱ怖いㇲね〇〇は」
「参りました」
「フン 尊敬するよ」
「〇〇の殺し方を教えてくれよ」
「負けたんㇲか?」
如何にも「あwもしかしてw」と言う感じの「負けたのが悔しくて必死にディスっている」人間への事実の突きつけの様な発言だが、場面としては失神KOされた奴が休憩室で起きて早々「え?ここどこだよ?試合に戻らないと…」と慌てるのを静止するセコンドに「…俺負けたの?」と呆然と問いただす場面。なので、厳密には「自分(もしくは自分の応援している相手)が」負けた場合に使う
この後セコンドが肯定の意味で力無く首を振り「そんな訳ないっス!俺が負ける訳無いっス!」と負け惜しみする。
が、当然マネモブは字面しか読み取れない猿なので文字通り「そんなに必死になるってことは負けたんだ?wしかもめっちゃ悔しいんだ?w」の意味で使う。勿論返しは…
「そんな訳無いっス!俺が負ける訳無いっス!」
コレ(トントン
「あががっ」
「しばきあげたらあっ」
「今なんか言ったか龍星」
「ま まさか… あの男…?」
「おっ反応があった やっぱ〇〇ってホントのこと言われたらハラ立つんやな」
「ヒャハハ」
「元気しとん?」
「ファ~眠い」
「フン迷惑だな」
「我が名は尊鷹」
「8回目の離婚だよっ。どうということはないっ」
ただし、プロレスラーが特に鍛えてるようには見えない自分のカミさんをブチのめして半殺しにした後に言った台詞。当人にとっては「どうということはない」かもしれないが、何からつっこめば良いか判らない程の問題点は有る。
「◯◯をしろ... 鬼龍のように」
本来は「美学をもて... 鬼龍のように」」であり、宮沢鬼龍の美学を称えた台詞。
本来はキー坊なども使う一般的な関西弁の語尾だが、彼から言葉を学んだトダーは語尾がヤンケなだけのロボットになった。
異常性愛者
本来はロリコン犯罪者に対するものだが、使い勝手がよく『異常◯◯愛者』などと改変される。例:異常猿愛者
「ウ・・・ウソやろ、こ・・・こんなことが、こ・・・こんなことが許されていいのか」
とてつもない理不尽を目の当たりにした時に使う。余談なんだけど、某国民的ロボットアニメの新作が公開された際、あまりにも意外すぎる内容に驚愕した観客がこの言い回しでSNSを練り歩いたんだよね。すごくない?
意外な人物を意外な場所で見かけた時に使う。2025年2月にTV番組の街頭インタビューで猿先生が映った時は、「うぁぁぁ さ…猿先生が地上波を練り歩いてる」とマネモブたちが沸き立った。
「動物園だ。ゴリラが目の前にいる」「あっ。一発で折れたッ」◆ゴリラは怒ってなどいない。玩具を与えられた幼児のように破壊して遊んでいるだけだ◆霊長類最強生物ゴリラと遊んではいけない
猿展開を超えたゴリラ展開。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<◯◯◯◯◯(煽ってもらいたい文章)>
https://www.youtube.com/watch?v=0gGN4fvJ-Wc
おおむね正解なんだけど…こういう女の人が遺伝子を残せなくなってるのが、今の時代というのがまた面白いところ。
人間の価値観が多様な理由はどんな時代にも遺伝子を残すためです。
この話身に覚えがあるからしっかり語ると…自分が弱者だと思ってる女性は男性に強さを求めるんだよ。
逆に余裕のある女性というのは、男性にユニークであることを求めるんだよ。
ちなみにこれ男女逆にしても同じ
弱い人はスペックを求める
少なくとも自分みたいな肉体的には健康で力もあってそれなりに強いけど、キャリア的にはクソ雑魚の人間は多数派の女性にとっては全く魅力ないと思う。
じゃあキャリア的にクソ雑魚のどちらかというと弱者男性側に入るであろう私が何のチャンスも経験もないかと言うと…そうでもないから面白い
私人生で強者側にいたことが1回もないから、普通に考えたら何も起こらないはずなんだよね。
ところがそうでもないから
ぐらいの結論かな?
何が言いたいかって言うと、インターネット的な思い込み?主語がでかすぎて個別が見えてない感じ?
これってあまりい傾向じゃないんだよ。
自分が少数派でかつ不利なところにいるなら、そういう戦略を考えるしかなくない?
多数派がどういう風に動くかよりもその次の話が大事じゃないの?
怒らないでくださいね? こんな文章書いてる奴ってバカみたいじゃないですか?
えっ、なにっ、なんだあっ!
「遺伝子の残し方」とか「強者・弱者」とか、クソデカ主語でドヤ顔語りしてるけど
しゃあっ!
まぁ、ぶっちゃけ「自分は少数派で不利」とか言いながら、結局「変な人求めてる女もいる」とか希望的観測で締めるの、弱いって事はもっと強くなれるって事やん(トントン)。
ククク…ひどい言われようだな。まぁ事実だからしょうがないけど。
ネットミームみたいな二元論で「強い人は~、弱い人は~」って振り分けて、まるで動物園だ。
ゴリラが目の前にいる!
しゃあ!
けど、ゴリラは怒ってなどいない。玩具を与えられた幼児のようにテキトーな理論ぶっ壊して遊んでるだけや!
この男の目的は?---
自分の経験だけで「個別が見えてない」とか批判しといて、自分も主語デカすぎる自分語りにすべりしてるだけやんけ!
悔しいだろうが仕方ないんだ。
忌憚のない意見ってやつっス。
ただの「うぁぁぁ き…鬼龍が廊下を練り歩いてる」みたいな空回りやで!
ファ~眠い。
こんな文章、必死で生きようとする姿は尊い!…とかフォローしたるけど、
次の話、考えてけよ! 尊敬するでっ!
まるで鬼龍のようにカッコええやんけ!
しゃあっ!
「遺伝子を残す」とか「価値観の多様性」とか、ククク…血はビタミン ミネラル タンパク質 そして塩分が含まれている完全食だァ!
この話、ガチンコで心に響くんや!
えっ、なにっ、なんだあっ!
「弱者女性は強さを求め、余裕ある女性はユニークさを求める」って
まるで灘神影流奥義『人間観察すべり』!
男女逆でも同じとか、ヒャハハ! こいつ、怪物を超えた怪物やん!
う あ あ あ あ あ あ あ!
その通りや! 自分たちの手で作るから尊いんだ、絆が深まるんだ!
「オレ、肉体は健康やけどキャリアはクソ雑魚や!」って自分をさらけ出すの
弱いって事は、もっと強くなれるって事やん(トントン)。
なのに「チャンスがないわけちゃう!」って気づくの、ファ~眠い!
この力に一番戸惑っているのは俺なんだよね。すごくない?
「変な人を求める人もおる!」って結論、しゃあ
けど、めっちゃええやん! マッチングは狭くても「確率は下がるだけ」や!
「ネットの思い込みはアカン」「個別を見ろ」「戦略を考えろ」って、
ま まさか…この男…?
多数派より次の話を考えるとか、まるで霊長類最強生物ゴリラや!
ゴリラは怒ってなどいない。玩具を与えられた幼児のように未来をぶっ壊して遊ぶだけや!
忌憚のない意見ってやつっス!
こんな話、8回目の離婚だよっ。
どうということはないっ! 元気しとん?
宮沢鬼龍が「ネタキャラ化」した理由は、彼の異常なまでの超人描写や奇行の数々が読者の間でギャグとして受け止められるようになったからです。具体的には以下のような点が挙げられます:
⸻
• 狙撃されて頭に銃弾を受けても即回復して「廊下を練り歩く」
⸻
• 息子の龍星を鍛えるために命の危機に陥れるなど、「親父の愛」が常識外れ
• 名言(迷言)として「フン…笑止!」「鬼龍、見参ッ!」など、妙に印象に残るセリフ回しが多い
⸻
• 他のキャラが真面目にシリアス展開をしている中で、鬼龍だけがギャグ漫画のキャラのような存在感を放ってしまう
• 作者・猿渡哲也の画風と演出の誇張もあって、シリアスに見せかけて笑いを誘う構造になっている
⸻
このように、鬼龍は本来はシリアスな「最強の武人」キャラとして描かれているにもかかわらず、あまりにもやりすぎた描写の連発が、逆に読者に「ギャグ」として受け取られるようになり、ネット・ミーム化、ネタ・キャラ化したわけです。