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2025-10-31

anond:20251031104854

後藤 輝樹 - Pellicule」の動画めっちゃエモいからオススメ

後藤輝樹の政見放送ってよく見るとすごい

滑舌良くて聞き取りやすいしパフォーマーとしてもレベル高い

何度見ても感心してしまうわ

2025-10-29

シャッターは一度で決める

三洋電機副社長後藤清一翁は晩年生気経営塾」という経営後継者勉強会主宰した。その最初勉強会が長年後藤塾長が所長を務めた北条製造所で行われた。

■所内の施設製造工程従業員仕事ぶりや活発なレクリエーション活動見学し、最後にみんなで並んで記念撮影となった。1度目のシャッターが切られ、2度目のシャッターが切られるものと思って、みんなカメラ凝視し続けていたとき後藤塾長が言った。

■「何をしてるんや。シャッターは1度で終わりや。1度で決めなあかん。初めから不良率を見込んだようなやり方はここではやらんのや」。甘えを許さな塾長の厳しさが、その一言でみんなの中に浸透した。

2025-10-13

飯野賢治」を理解するには当時のゲーム雑誌文化についても理解する必要がある

[B! 人生] 飯野賢治はいつ “クリエイター飯野賢治”を演じ始め、そして演じることをやめたのか?飯野賢治生誕55周年トークライブから見えたこと【飯野賢治とは何者だったのか】 | Game*Spark - 国内海外ゲーム情報サイト https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.gamespark.jp/article/2025/10/11/158293.html

kuruse_haya 飯野賢治は当時のゲーム雑誌でのインタビュー記事が圧倒的に面白かったんだよね。ゲームは二流・三流なんだけど。だから飯野賢治を語るには彼のゲーム作品ではなく当時のゲーム雑誌から語る必要があると思う

トップブコメのこの意見、まじでそうなのよ。

飯野賢治理解するには当時のゲームメディアを知る必要がある。

90年代日本雑誌文化の最盛期( https://current.ndl.go.jp/ca1697 によれば1996年に1兆5,984億円。この年は『エネミー・ゼロ』の発売年だ)で、もちろんゲーム情報ゲーム雑誌から入手するのが主流だった。セガサターンに限っても、ソフトバンクの『セガサターンマガジン』、徳間書店の『サターンFAN』、毎日コミュニケーションズの『グレートサターンZ』、メディアワークスの『電撃セガEX』/『電撃セガサターン』、さらCD-ROM付きのアスキー『TECHサターン』があった。

飯野ゲームスタークリエイターであったが、まずなんといってもゲーム雑誌におけるスターであった。

 

SFC時代まではゲーム雑誌でおなじみの人気クリエイターといえば、堀井雄二糸井重里さくまあきら広井王子といったフリーランスの人が多く、ゲーム会社所属しながら彼らと同等レベルで扱われるのは、宮本茂坂口博信といった上澄みも上澄みの人間に限られていた。SFC時代までに岡田耕始と金一馬が『ファミ通』に揃って登場した回数は2度しかない(それも他の人間を加えた座談会形式のものであった)。メガドライブ以前のセガハード専門誌を読むと驚かされるのだが、中裕司鈴木裕クラスですら滅多に誌面には登場しない(PCエンジン専門誌だと割とハドソンの人が出てたりはするのだけれど)。

 

ゲーム雑誌においてゲームクリエイター露出が広まったのはPS1時代というのは間違いないだろう。

――他に音楽業界手法で言うと、クリエイタークレジットちゃんと出す流れも、丸山さんのときに生まれものですよね。

 

川上氏:

 当時は、みんなゲームクリエイター名前は隠していましたからね。

 

丸山氏:

 でもさ、レコード映画クレジットを作るのが当たり前だし、あれば頑張る気になるじゃない。それに名前を隠すのはそもそも自然だし、親しみも湧かないでしょ。だいたい、高橋名人【※】みたいにプレイヤースターがいて、クリエイタースターじゃないというのはヘンじゃない。だからメーカーはみんな嫌がったけど、「名前を出した方がプロモーションやすいよ」と説得したんだ。

 

高橋名人

1959年まれゲーム関係者本名高橋利幸ファミコン全盛期にハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント所属ファミコン名人として一世を風靡した。ゲーム機のコントローラボタンを1秒間に16回押す「16連射」が有名。

 

 実際、これは有効なんだよ。だって普通に紹介したら雑誌で2ページ程度しか取れない作品でも、クリエイターが登場して苦労話を喋って、カメラに向かってポーズでも取ってくれたら、もう5ページくらいに露出が増えるわけ。どんどん可能なことが増えていくんだよね。

 

――つまり音楽プロモーションの「人を立てていく」手法を持ち込んだということですか?

 

丸山氏:

 そうそう。で、クリエイターには「ミュージシャンは顔出してやってるから、どこ行ってもモテるんだぜ」と教えてまわった。

https://news.denfaminicogamer.jp/interview/ps_history/3#i-2

 

PS1では現在でいうところのインディーゲームのようにいろいろな変わったゲームが登場し、フロム・ソフトウェアをはじめとする聞いたこともない会社ゲームを出すようになり、そして専門誌ではページを埋めるために開発者インタビューを大々的に載せるようになった。そうやってソニー・マガジンズの『ハイパープレイステーション』に頻繁に取り上げられていたクリエイターの一人が(セガサターン移籍前の)飯野賢治だった。

 

飯野賢治のなにが良かったか。まず見た目がインパクトある。ほかのゲーム開発者いかにも会社組織所属するサラリーマンオタクのような風貌のなか、巨体かつ長髪で眼光が鋭い。そして話すことが面白い。しがらみなく同業他社ゲーム言及するし、『ファミ通』のクロスレビューのありかたも批判する。ゲーム雑誌なのにビョーク坂本龍一の話をずっとしてたりする。セガサターン移籍前なのになぜかセガサターン専門誌で連載記事を持ってたりする。FMラジオMCもやっていたし、大阪ではピエール瀧と一緒にゲームバラエティ番組もやっていた(これ結構面白かった記憶あるんだけどネット動画上がってるの観たことないな)。『ゲーム批評』にいたっては飯野賢治だけの別冊号を出した。あと飯野賢治奥さんゲーム雑誌に連載コラムを書いていた。

彼はトリックスターとして面白かったし、次々に新しいなにかを起こしてくれるという期待があった。勢いのある深夜ラジオパーソナリティや、現代ならばSNSインフルエンサーのような受容をされていたといえば伝わるだろうか。

 

飯野ゲーム雑誌への露出が極まっていたのが『リアルサウンド風のリグレット〜』のときだった。映像のない音声だけのゲームである同作では、画面写真が使えないものから、そのぶん誌面を文字で埋めるしかない。だから飯野インタビューに登場する。ほかのゲームがせいぜいゲーム紹介記事1P+開発者インタビュー1Pという構成であったりするところを、『リアルサウンド』は飯野インタビューが2Pまるまる載る。そしてそれが毎号続く。もはやハックと言っていいだろう。誌面埋めのために飯野インタビューを取る→宣伝になるから飯野インタビューに出る→読者ウケがいいからまたリアルサウンド記事が載る、というサイクル。『セガサターンマガジン』は一時期は刊行ペースが週刊になっていたものから、誌面を埋められる人材は重宝されまくった。

 

いま飯野賢治を振り返ろうとすると、どうしても成果物ゲーム)をとっかかりにしてしまうが、あの時代における飯野賢治の受容を理解するには、それよりも当時の『ファミ通』、『ハイパープレイステーション』、『セガサターンマガジン』、『ゲーム批評』を読むほうがいいんじゃないのという話。

 

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参考までに1990年代ソフトバンクセガハード専門誌からスタッフインタビューリストアップしてみた。32ビット(64ビット級)時代になった途端に開発者が一気に表に出てくるようになったのがわかるだろう。

Beep!メガドライブ 1993年12月

バーチャレーシング - 永田浩一(セガ

ファンタシースター ~千年紀の終りに~ - 小玉理恵子、津川一吉、西山彰則(セガ

矢野一隆(セガファルコム

重田守(セガ

 

セガサターンマガジン 1996年12月27日号(エネミー・ゼロ表紙)

ファイターズメガミックス - 片桐大智、片岡洋、光吉猛修セガ

エネミー・ゼロ - パーラム飯田和敏(※開発者ではない)

デイトナUSA CIRCUIT EDITION - 瀬上純、澤田朋伯(セガ

サイバーボッツ - 醤野貴至、澤田悦己(カプコン

ときめきメモリアルSelection藤崎詩織 - 流石野考(コナミ

新世紀エヴァンゲリオン 2nd Impression - 小林正英、茂木幸樹(セガ

意見無用 - 池袋サラ、新宿ジャッキーブンブン丸、柏ジェフリー

天外魔境 第四の黙示録 - 広井王子森本レオ桜井智

シャイニング・ザ・ホーリィアーク - 高橋宏之ソニック

EVE burst error - 藤田正人、野口征垣(シーズウェア)、鈴木達也イマジニア

佐々木建仁セガ)×後藤友恵、片平貴子レースクイーン

電脳戦機バーチャロン - 亙重郎セガ

セガサターンワープロセット - 大鹿敏宏(光栄)、中村憲二(エルゴソフト

センチメンタルグラフィティ - 為我井徹

サクラ大戦 - 田中公平牧野幸文(セガ)、原太郎ティーズミュージック

セガスキー スーパーG - 菅原誠(セガ

ラストブロンクス - 山下信行(セガ

電脳戦機バーチャロン - 亙重郎セガ

Digital Dance Mix Vol.1 - 安室奈美恵 鈴木裕セガ

スカッドレース - 名越稔洋宮本英明西村英士(セガ

 

Dreamcast Magazine 1999年12月31日号(D2表紙)

小島弘和、荷宮尚樹(セガ

シェンムー 一章 横須賀 - 松風雅也安めぐみ、岡安啓司(セガ

電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム - 小林健太郎セガ

クレイジータクシー - 菅野顕二(セガ

スペースチャンネル5 - 水口哲也セガ

セガ ソフト7研 - 大場規勝、小玉理恵子、伊藤知行、瓜生貴士、大原徹、西山宗弘、松浦剛、西野陽

プロ野球チームで遊ぼう! - 瀬川隆哉、地宏之加藤真樹、石原学(セガ

Dの食卓2 - 飯野賢治ワープ

ROOMMANIA #203 - 牧野幸文、佐々木朋子(セガ

東京バス案内 - 泉麻人

ベルセルク 千年王国の鷹篇 喪失花の章 - 平沢進

爆裂無敵バンガイオー - NON、MURATA(トレジャー

央華封神 央華咲きし刻 - 金月真美田沼雄一郎

お・と・い・れ - 中村立行(ワカ製作所)、光吉猛修(※開発者ではない)

2025-10-01

https://anond.hatelabo.jp/20251001142227

そうかな?そうかも……

ジャンル名前代表的プロダクト 活躍時期 概要
🖥 OSSまつもとゆきひろRuby1990年代現在世界的に普及したプログラミング言語の開発者
🎮 ゲーム宮本茂マリオゼルダ1980年代現在任天堂代表するゲームクリエイター
🎮 ゲーム横井軍平ゲームボーイ、ゲームウォッチ 1980年代90年代携帯ゲーム機先駆者
🎮 ゲーム小島秀夫メタルギアソリッド1990年代現在映像演出世界的に評価
🎮 ゲーム桜井政博カービィスマブラ1990年代現在ゲーム革新をもたらす作品を開発
🎮 ゲーム堀井雄二ドラゴンクエスト1980年代現在国民RPGの生みの親
🎮 ゲーム田尻智ポケットモンスター1990年代現在世界的ヒットコンテンツを創出
🌐 通信村井純 JUNET、日本インターネット1980年代現在日本インターネットの父
🌐 通信坂村健TRON1980年代現在組込みOS国際標準を目指す
🌐 通信喜連川データベース基盤 1990年代現在ビッグデータ処理技術に貢献
🌐 通信北川高嗣 センサーネットワーク2000年代現在IoT分野の研究世界的に評価
🌐 通信岡部寿男 IPv6技術1990年代2000年代次世代インターネット普及に貢献
🌐 通信井上光通信1980年代現在光通信インフラ技術国際的に展開
🌐 通信木村貴幸 標準化活動2000年代現在インターネット標準化寄与
💡 電気天野浩青色LED1980年代現在ノーベル賞受賞、次世代照明を実現
💡 電気中村修二青色LED1990年代現在実用化に成功ノーベル賞受賞
💡 電気 赤﨑勇 青色LED1960年代2010年代 先駆的な研究で基盤を築く
💡 電気後藤英一 半導体研究1970年代現在半導体分野で世界的業績
💡 電気江崎玲於奈サキダイオード1950年代現在ノーベル物理学賞受賞
💡 電気小林誠光ファイバー1970年代現在通信技術革命をもたらす
💡 電気中嶋正之 スーパーコンピュータ1980年代現在 並列計算技術に貢献
💡 電気 南谷崇 半導体材料研究2000年代現在材料分野で国際的活躍
🚆 電車島秀雄新幹線1960年代1970年代新幹線開発の父
🚆 電車青木由雄 鉄道信号技術1980年代現在安全性を飛躍的に向上
🚆 電車牧野正巳 鉄道車両設計1970年代1990年代 高速車両設計に貢献
🚆 電車近藤喜代太郎在来線高速化1960年代現在日本鉄道発展に寄与
🚆 電車星野電車モータ1970年代現在鉄道駆動技術革新
🚆 電車矢島車両制御システム1980年代現在 高度制御技術設計
🚆 電車渡辺誠鉄道電気設備1980年代現在インフラ整備に尽力
🚆 電車大塚康雄 新幹線車両開発 1990年代現在 最新型車両を推進
🏗 土木佐々木睦構造設計1990年代現在建築土木を融合させる設計
🏗 土木大西有三 トンネル工学1970年代現在世界的なトンネル研究
🏗 土木藤野陽三 橋梁工学1980年代現在国際的評価の高い橋梁技術
🏗 土木内藤多仲東京タワー1950年代 高層構造物の設計
🏗 土木隈研吾建築IT融合 1990年代現在自然素材技術を融合
🏗 土木山田耐震工学1980年代現在耐震設計第一人者
🏗 土木池田駿介河川工学1970年代現在洪水対策世界に貢献
🏗 土木岡村コンクリート工学1980年代2000年代構造材料研究権威

2025-09-28

実際のところ、パトレイバー後藤隊長みたいな人の部下になったらシンドいだけだと思うぞ。

パトレイバー後藤隊長って、アニメで見てる分には「かっこいい!」とか思うけど、実際に部下になったら絶対に病むと思う。マジで

常に上司の腹を探らないといけない職場とか地獄

この人、何考えてるか全然からないじゃん?形だけは組織従順なフリしてるけど、裏には絶対個人的な野望があって、それを達成するために部下を駒として使ってる。

しかもそれが「正義のため」とか大義名分つけてくるから始末が悪い。

普通会社員なら、上司の指示は素直に聞くのが当たり前でしょ?

でも後藤隊長の下だと、「この指示の裏に何があるんだろう?」って毎回疑心暗鬼になる。

そんな職場で働きたくない。

非主流派上司についた時点で出世コース終了

あと、後藤隊長って明らかに警視庁の非主流派じゃん?

こういう上司の下についちゃったら、もう出世は諦めるしかない。

真面目に働いても、本庁からは「あいつは後藤派だから」って色眼鏡で見られる。

キャリア考えたら、絶対に主流派上司についた方がいいに決まってる。

後藤隊長がどんなに有能でも、組織の中では異端なんだよ。

特車二課の連中は最初から後藤隊長と相性が良いだけ

野明とか太田とか、みんな「正義の味方志向」が強いから、結果的後藤隊長とウマが合ってるだけ。

でも普通サラリーマンは違う。安定した給料もらって、平穏に過ごしたいのが本音でしょ?

市民のために!」「正義のために!」とか言われても、「いや、俺は家族を養うために働いてるんだよ…」って思っちゃう

現実後藤隊長がいる職場実態

実際に後藤隊長みたいな上司の下で働いたら

こんな職場絶対にイヤだ。

アニメ漫画から美化されてるけど、リアルにいたら典型的な「ヤバい上司」だよ。

みんなも冷静に考えてみろって。後藤隊長の部下になりたいか?俺は絶対にゴメンだ。

普通に指示が明確で、組織の中でちゃんと力を持ってて、部下の出世も考えてくれる上司の方が100倍マシ。

後藤隊長創作の中だけで十分だ。

自認後藤隊長ヤンウェンリーって自虐だよね?

anond:20250928074423

元増田諧謔で書いてるんだと思うし、古いオタクからしてみても自虐的ジョークに過ぎない。

彼らはたまたま機会があったからこそ活躍しただけであり、

隊長後藤仕事においては憂いなければそれで良しのタイプだし、

ヤンウェンリー立場が人を育てたタイプで公私ともに褒められたものでもない

中村主水だってとんでもねえ輩である

これらは昼行灯と呼ばれて基本的にはダメ人間寄りの扱いであ

昨今のXとか見てると功績ありきで話するやつが多く、普段の立ち振る舞いや人間性はどうでもいいんだなと思った

物を知ってる知らない以前に、キラキラしか興味のない即物的言動軽蔑に値するのではと思いました。

2025-09-22

anond:20250922230007

ずっとぼっちの胸削られてきてるのに水着にしたら巨乳だと分かってんのおかしくない?って疑問

7話後藤訪問で着せ替えさせたシーンは一応膨らみあるけど、その場面に山田は居なかったので余計

2025-09-20

anond:20250920143134

っていうか、吉田が本当に言いたかったのは

ではなくて

と言うことで、まさにぼっち・ざ・ろっく!の名前や具体的シーンは「ノイズ」だったと思うんだよな。

ここで具体例出す必要ある?

提唱するにしても「主人公必然性もなく全裸になったり、不自然な胸揺れなどのシーンはノイズ。これでは覇権がとれない。さあ搾取してくださいって演出はだめ」と言えばよかっただけなんだよな。


そうすれば批判する側も「そんなとっくに否定されている俗説を今更言われても。センセ、マーケティングちゃん勉強した方がいいです」って言うだけで済んだんだよな。

ええッ!?

アジカン後藤を叩いていたのにぼざろは観てるんですか!?

「"思想持ち"はアニメにいらない」という批判は「10階の展望台だけあればいい。2階から9階は要らない」と主張するようなものであまりにも無駄な主張

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.change.org/p/%E8%84%9A%E6%9C%AC%E5%AE%B6-%E5%90%89%E7%94%B0%E6%81%B5%E9%87%8C%E9%A6%99%E6%B0%8F%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1-%E3%81%BC%E3%81%A3%E3%81%A1-%E3%81%96-%E3%82%8D%E3%81%A3%E3%81%8F-%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%9C%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E8%84%9A%E6%9C%AC%E9%99%8D%E6%9D%BF%E3%81%A8%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%9C%9F%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E9%99%A4%E5%90%8D-%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E5%8E%9F%E4%BD%9C%E8%80%85%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%AC%9D%E7%BD%AA%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99

「"過激危険思想" "表現規制表現検閲"はアニメにいらない」これを合言葉に、アニメ過激思想プロパガンダメディアにさせないため一緒に頑張りましょう!

バカがよー!

ぼっち・ざ・ろっく!」の脚本家である吉田恵里香さんに対する一部の批判の中で、「"思想持ち"はアニメにいらない」という言葉を見かけることがあります

この言葉は、作品脚本家個人的思想メッセージが込められていることを否定し、純粋エンターテインメントとしての消費を求めるものです。

しかし、この主張はアニメ制作本質を全く理解していない、非常に浅い議論です。

これはまるで、「10階の展望台だけあればいい。2階から9階は要らない」と主張するようなもの

一見すると効率的で魅力的な考え方のように思えますが、現実にはその構造を成り立たせるための土台やプロセスを完全に無視しています

思想」は物語の根幹をなすもの

まず、物語に「思想」が宿ることはごく自然なことです。私たちが日々触れるあらゆる物語小説映画ドラマ、そしてアニメには、必ず作者の意図価値観世界観が反映されています。それは、物語テーマであったり、登場人物の行動原理であったり、物語全体を貫くメッセージであったりします。

例えば、「ぼっち・ざ・ろっく!」という作品を考えてみましょう。この物語は、極度の人見知りである後藤ひとりが、バンド活動を通じて少しずつ成長していく姿を描いています。ここには、「自分を変えたい」「人とつながりたい」という普遍的な願いや、その過程で直面する葛藤、そしてそれを乗り越えることの尊さが描かれています。これらはまさに、脚本家作品に込めた「思想」そのものです。

もし、この作品から思想」を取り除いたらどうなるでしょうか? 後藤ひとりがただひたすらギターを弾き、バンドメンバーと当たり障りのない会話を交わすだけの、中身のない物語になってしまうでしょう。彼女の成長や葛藤私たち共感できなくなり、物語を追う意味を見いだせなくなってしまます

脚本家の「思想」と「作品の質」は切り離せない

吉田恵里香さんは、ご自身脚本に込めた「思想」について、インタビューなどで語られることがあります。それに対して、「余計なことを話すな」「作品に私情を挟むな」という批判が見られます

しかし、良い脚本家は、自分自身内面から湧き出る感情や考えを、物語という形に昇華させることで、見る人の心を揺さぶ作品を生み出します。それは、まるでシェフ自身料理哲学スパイスとして料理に加えるようなものです。スパイスがない料理は、味が単調で深みがありません。それと同じように、脚本家の「思想」というスパイスがなければ、物語はただの薄い液体になってしまます

吉田さんの脚本が多くの人々の心を掴んだのは、彼女自身経験内面と向き合い、それを「ぼっち・ざ・ろっく!」という物語に結実させたからです。主人公後藤ひとりの繊細な心理描写バンドメンバーとの温かい交流、そしてライブシーンの圧倒的な迫力。これらは、彼女の「思想」が物語全体に深く浸透しているからこそ、実現できたことなのです。

思想」は多様性の源

さらに言えば、「思想」を排除しようとする考え方は、アニメ単一的価値観に閉じ込めてしま危険性もはらんでいますアニメに限らず、あらゆる文化は、異なる「思想」を持つ人々がそれぞれの表現をぶつけ合うことで発展してきました。

ある脚本家社会的問題を提起する物語を書き、別の脚本家ファンタジー世界人間の心の奥底を描き、また別の脚本家日常ささやか幸せを大切にする物語を紡ぎます。それぞれの「思想」が、アニメという表現の幅を広げ、多様な作品群を生み出してきました。

もし、「"思想持ち"はアニメにいらない」という主張がまかり通ってしまったら、アニメ画一的エンターテインメントに成り下がってしまうでしょう。それは、私たちの心を豊かにし、新しい視点を与えてくれるような、深みのある作品が失われることを意味します。

10階の展望台」を支える「2階から9階」

冒頭で述べた「10階の展望台」の例に戻りましょう。

10階の展望台:私たちが最終的に目にする、感動的なアニメ作品のもの

2階から9階:脚本家の「思想」、監督演出アニメーターの作画声優の演技、そしてそれらを支えるスタッフ全員の情熱努力

10階の展望台だけあればいい」という主張は、私たちが目にする完成品だけを評価し、その裏にある膨大なプロセスと、そこに関わる人々の想いを無視しています。それはあまりにも傲慢で、非現実的な考え方です。

アニメは、一人の天才魔法のように作り上げるものではありません。脚本家が紡ぎ出した物語を、監督映像として具現化し、アニメーターが命を吹き込み、声優が魂を込めて演じます。この全てのプロセスに、それぞれのクリエイターの「思想」や「想い」が込められています。そして、その集合体が、私たちの心を揺さぶる「アニメ」という作品になるのです。

結論クリエイターに敬意を払い、作品を深く味わおう

ぼっち・ざ・ろっく!」という作品が、多くの人に愛され、感動を与えたのは、脚本家である吉田恵里香さんをはじめとするクリエイターたちが、自身の「思想」や「想い」を作品に惜しみなく注ぎ込んだからです。

私たちは、作品をただ消費するだけでなく、その背景にあるクリエイターたちの努力や、込められたメッセージに思いを馳せることで、より深く、より豊かに作品を楽しむことができます

「"思想持ち"はアニメにいらない」という言葉は、クリエイターへの敬意を欠き、アニメという文化矮小化させる危険な考え方です。

私たちは、クリエイターたちが作品に込めた「思想」を正面から受け止め、時に共感し、時に議論しながら、アニメという素晴らしい文化を育てていくべきではないでしょうか。

2025-09-19

お前らがどれだけ騒いでも

後藤ひとりはお前に何も返してくれないし

吉田仕事は変わらず発注される

あるまんがタイムきららMAX読者のぼざろにたいする感想

まんがタイムきららMAXとは芳文社から出版されている月刊4コマまんが雑誌である。定価は500円弱。キャッチフレーズは「ドキドキ★ビジュアル全開マガジン

連載漫画本数は20本強。ということもあって、表紙に掲載マンガ全部のタイトルが載ることはない。(近年のまんが雑誌の通例で休載がしばしばあるが、予告あり休載も突然休載もあるので油断できない。さらには単行本作業休載が予告されていたのに突如掲載されたという事例も報告されている)

閑話休題週刊ジャンプ同様人気があるのは前の方、という原則に加えて、表紙に「これ載ってますよ」と表記されるのは人気作品のあかしな訳。で不動の一枚看板が「ご注文はうさぎですか?」。それ以外には「単行本発売告知」があるまんがとかも表紙に載る。

ぼざろはもっと推されているかと思ったが表紙に載らないこともある模様。

本題。ぼざろはあんまり好きくない。(個人の感想よ)

つらつら自己分析してみると、ギャグがあわないんですわ。

はまじギャグ徹頭徹尾…というと言い過ぎだが、ほとんどが登場人物キモイ行動・外見を嘲笑うことによって成立している。主人公全面的にそうで、アル中いじりも雑草食べるベーシストもそう。ギターボーカル喜多もちょくちょくキモい。 主人公妹(後藤ふたり)が姉に働きかけるシーンはー年齢勾配があるので許されているがーほぼ全面的陽キャ陰キャイジメによる笑いである。 ライブハウス店長は「ぬいぐるみと一緒じゃないと眠れない」と暴露されバカにされ読者は(ここで笑って下さい)と指示される。

アニメしか見てない人は知らないだろうが、その後着々と登場するキャラクターは増えており、ライバル・結束バンドの厄介ファンもやはり奇行種である

 

 

あとは時事ネタのたぐいねビッグモーターまとめサイトで尻馬に乗ってるブクマカみたいで共感性羞恥

 

 

 もちろん、主人公がめちゃくちゃな努力家で大変な実力の持ち主、というコントラストがあるのもわかるけれど。

結論としては、アニメ化に際しての脱臭商業成功に相当効果的だったな、ということ。

2025-09-18

せっかく増田を見にきたのに

話題吉田エリカかいうおもんない脚本家でもちきりでつまんない。

後藤ひとりのおっぱい見せろよ。

2025-09-17

アンフェ論客のわかり手がぼざろ火付けに加わらなかったのは意外だった

似たようなキャラの暇空なんかは放送当時にアニメ誉めてた記憶を失ってアニメ見てないって言い張りながら叩くようになったのに

小山避難所

@Segah02457547

ぼざろ、女主人公で「思春期バンドもの」を演れたのが革新的だと思ってて、というも基本的思春期バンドやりだす男って性欲がモチベの中心なので女性主人公だと物語が成立しないんですよ。『グミ・チョコレート・パイン』とか『新興宗教オモイデ教』を女主人公で演るの無理じゃないですか

2025-09-15 22:49:21

小山避難所

@Segah02457547

でもぼざろの場合、性欲と承認欲求換骨奪胎することで「女主人公思春期バンドもの」という本来であれば成立しない物語を無理やり成立させたんですよ。これはとんでもないトリプルCで、これをやるためにキャラクターの萌え美少女っぽさを脱臭する必要があったというのは納得できる論だと思う。

2025-09-15 22:52:31

小山避難所

@Segah02457547

後藤二次創作で常にチンポ生やされてるのも、彼女男性目線で「性欲を拗らせた思春期バンド少年」にちゃんと見えてるということだと思ってて、そういうキャラクターを生み出せたのはほんまに偉業だと思うんだよね。で、それを成立させるためにはやっぱ萌え美少女要素は無くさなきゃダメなんよ。

2025-09-15 22:55:02

小山避難所

@Segah02457547

欲望される対象ではなく欲望する主体にならないと「バンドマン」の話はできない、ということなんだと思う。「アイドル」の話なら前者で別にいいんだろうけどね。脚本家フェミニズム的なバッグボーン女性バンドマンの物語を作る上で奇跡的にマッチしたとも言えそう。

吉田恵里香さん批判派も触れなさすぎな気がするが

ファンの皆さんにはキャラクターをどう捉えてもらっても構いませんし、個人で何を描いても、何を想像しても自由だと思います。ただ公式側が『さぁ搾取してください!』

と言わんばかりにばら撒くのは抵抗があるんです」

この発言についてタイバニバーナビーグラビア矛盾していると批判されているが、この後に続く発言

アニメ表現からってなんでもありじゃない。“絵だけど、未成年だぞ”って考え方は大事にしています

と続いており、前段では編集者コメントだが“前橋ウィッチーズ』のような10代の女の子たちを描く作品場合”と前置きされている。

また、ぼざろについての項目で

現実的に考えても、ギターを弾きながら胸が不自然に揺れ続けるみたいなことはないわけですし、そういう描写があったら私は幼い息子にその作品を見せるのを躊躇する。

自分の子どもに見せられるかどうか、というのは大事にしている基準です」

との発言があり、その前段でもまた編集者コメントだが“アニメには長年の歴史からまれた多くのテンプレート的な表現がある。それ自体の是非はともかく、”とある

ぼざろのノイズ排除発言と合わせて考えれば、『未成年の不自然性的描写(あり得ない胸の揺れや唐突露出)』を搾取と考えていると読める。

このように読めたのは以下の発言もあったため。

原作ではひとりちゃん(※主人公後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思います

過激作品やR18まで振り切ったものがあってもいいですし、やると決めれば私も思いっきりそうした作品に関わることもあると思います。でもその場合は、しっかりと未成年が見られないような配慮必要です

この2つの発言から吉田恵里香さんが性的描写自体嫌悪しておらず、かつ単純に一律排除する気はないことが分かったから。

批判する方々は“未成年だぞ”と“そういう描写が売りの作品ならいい”、“やると決めれば私も思いっきりそうした作品に関わる”という発言に触れず、エロ排除単純化した批判が目立つので。

(もちろんそうでない人も多いですが)

ぼざろは未見なので水風呂に入るという行為必然性が分からないが、バーナビーアイドル的人気を表すシーンを描いたとして納得できなくはない。当時も今もアイドル水着グラビアを撮ることは多いですしね。

改めて読むと発言時系列も分からいからどういう意図で発した発言なのか、どのような考えを持つ方なのかが分かりにくい。実際に講演を聞かないと分からないことも多いのでは、と思うので私はこう解釈しましたが、批判されている方々のことも分からなくはないなと思っています

脚本家俺、吉田恵里香インタビューを読む

まあ、脚本家と言っても木っ端だが…

そもそも脚本家仕事わかってない奴が多そうだなと思ったのでそれ交えつつ書く。




結論から言うと吉田恵里香はすげーーーーーーまともなことを言っている。

批判してる方は頭にきてよくわからなくなってるだろうが相当分が悪いと思った方がいい。



脚本家ってのは実際のところ、すさまじいほどの調整役だ。

原作を汲み、監督意向を汲み、時にはスポンサー意向を汲み、ドラマなら事務所役者意向を汲み…そうやって話をなんとか成立させるのが仕事だ。

オタクにとっては原作第一だが、そも金がないと(スポンサーがいないと)映像化できないので、大人の都合で泣く泣く筋を変えて…といったこともある。(特撮なんかは顕著だ。どんなに話の流れ的に無理矢理でも絶対オモチャを出さねばならない。)

で、ここでバランスを欠くと、セクシー田中さん問題のようなことに発展しかねないのでこの辺り非常に慎重にバランスをとっていかなければならず日々気が狂いそうである


そういった中でぼざろ制作陣と吉田恵里香は「原作の良さを生かし、本来ターゲット層も喜ばせながら一般層にも当てる」という難易度Sの技をやってのけているのでマジですごい。

しかもこれは

原作者や監督と一緒に検討したと明らかなっており

原作自身も「原作より良くしてもらった」と喜んでおり(はまじ先生ツイートを見た)

③実際にヒットを飛ばしたくさんのファンができた

ので、正直外野がガタガタ言うことではない。

(まあ現在原作者がどう思っているのかはわからないが、何を言っても火に油なのでしばらく無言なのではないかと思う。)


あとは適当に思ったこと書くが、

吉田恵梨香は原作を「素晴らしい」と絶賛した上で、”覇権を取るために”ノイズになる部分を除いたと言っているので

原作を「ノイズ」と言った!みたいな上げ足取りはどうかと思う。

スク水については

・ぼざろアニメ化にあたってのメインテーマであるバンドを通しての成長」には関係ない

大衆向けを狙うには明らかにノイズとなる(描写について不要議論を巻き起こす可能性もある/それこそ過激フェミがあれこれ言う可能性もあるし)

という2点において取り除くのは実に真っ当と思う。

原作きららという男性向け媒体ゆえ読者サービスとして裸を入れていたが、

アニメ化にあたり女性子供にも楽しんでもらいたい」となれば調整するのは真っ当だろう。


あとは批判派を見ていると

ノイズというワードが悪い

というコメントがあるが、脚本を書く上では(というか漫画家編集と話していても)

テーマに対してこの表現ノイズになる」「ターゲットへのアプローチに対してこの台詞ノイズになる」

という言い回しデフォだ。知らん人には強いワードに見えるのでわからんことはないがまぁそんなキレることでもないぞ…と思う。


あとは、

・「加害性」というワードが悪い

というコメントもあるが、あのインタビューは「性的描写には加害性がある!」のような話はしておらず

『恋せぬふたり』(2022年NHK)というドラマにおいて「恋愛暴力性」の話をしているだけだ。

>「恋愛を扱うドラマが描かれるときって、『恋愛しないと成長しない』とか、『恋で人生の全てが変わる』みたいな、恋愛人生において最も重要ものとして描きがちというか、その考え方を押し付け暴力性があるのではないかと、以前から気になっていたんです」

まり自分恋愛が好きだからこそ、それを表現する時には嫌な人に押し付けてないかその加害性を考える」といった話をしているだけである

強いて言えば、タイトルにつけたKAIYOUはバズらせようとしてこのワードチョイスしただろうからそれはどうよと思う。


あとは

ダイバニでは裸が出てるじゃないか

というやや無理矢理な批判もあるが、あれはターゲット女性に振ったからああなったのだろう。(売るためにはよくある。トリコの後半みたいなもん。)

男性向けのアニメとなれば女キャラサービスシーンを出すのと同様なので、主義主張は一貫している。

というか監督らの意図(どういう層をターゲットにするか?)にあわせて変えるのが脚本家仕事なのでこれについてはただ仕事してるだけだろう。


で、肝心のぼざろ部分だが、

>「原作ではひとりちゃん(※主人公後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思いますが、そうではないと思いますし、覇権を狙う上ではそうした描写ノイズになると思ったんです」

>「現実ではそんな会話しない」と強く否定した“女の子たちが互いの胸の大きさについて言及し合う描写”なども含め、そういうシーンはアニメにおいては何気ないよくあるものと考えてしまっていたが、吉田恵里香さんは「それを売りにしている作品でない場合においてはノイズ」と言い切る。

>「原作がまず素晴らしく、原作サイドもとても協力的で、監督含めスタッフ音楽チームも本気で動いてるし、けろりらさん(※キャラクターデザイン/総作画監督)もすごく良い絵を描いてくれている。制作の段階からこれなら覇権が取れるって思える作品なのに、そうしたノイズがあると多くの人に見てもらえなくなってしまます

前述した通り「大衆向けにするために引っかかりそうな部分を取った(売りになる部分だけを残した)」ということしか言っていない。


まあ批判派は、知らない内にポリコレ意識がある(吉田恵里香最後ゾーニングの話もしている)制作陣の手の上に乗せられていたことが恐怖だったのだろうと思うし、

裸などを楽しんでいることを「加害性」と言われいてるようで(言ってないのだが)居心地が悪かったのだろうと思うし、

この流れでゾーニングが進むのはたまったもんじゃないと思ってるのだろう。気持ちはわからないでもない。

ただ残念だが客観的に見ると

「それまで原作との比較もせず批判もせず無邪気に楽しんでいたのに性的表現を消されていると知るや否やキレだす残念な人間

になってしまっているのは気づいたほうがいいと思う。せめて「意図はわかるが、俺は男性向けに作ってほしかったぞ!」と言うか「ぼざろは楽しんだが、ゾーニングには反対!」というほうがいい。

脚本家俺、吉田恵里香インタビューを読む

まあ、脚本家と言っても木っ端だが…

そもそも脚本家仕事わかってない奴が多そうだなと思ったのでそれ交えつつ書く。




結論から言うと吉田恵里香はすげーーーーーーまともなことを言っている。

批判してる方は頭にきてよくわからなくなってるだろうが相当分が悪いと思った方がいい。



脚本家ってのは実際のところ、すさまじいほどの調整役だ。

原作を汲み、監督意向を汲み、時にはスポンサー意向を汲み、ドラマなら事務所役者意向を汲み…そうやって話をなんとか成立させるのが仕事だ。

オタクにとっては原作第一だが、そも金がないと(スポンサーがいないと)映像化できないので、大人の都合で泣く泣く筋を変えて…といったこともある。(特撮なんかは顕著だ。どんなに話の流れ的に無理矢理でも絶対オモチャを出さねばならない。)

で、ここでバランスを欠くと、セクシー田中さん問題のようなことに発展しかねないのでこの辺り非常に慎重にバランスをとっていかなければならず日々気が狂いそうである


そういった中でぼざろ制作陣と吉田恵里香は「原作の良さを生かし、本来ターゲット層も喜ばせながら一般層にも当てる」という難易度Sの技をやってのけているのでマジですごい。

しかもこれは

原作者や監督と一緒に検討したと明らかなっており

原作自身も「原作より良くしてもらった」と喜んでおり(はまじ先生ツイートを見た)

③実際にヒットを飛ばしたくさんのファンができた

ので、正直外野がガタガタ言うことではない。

(まあ現在原作者がどう思っているのかはわからないが、何を言っても火に油なのでしばらく無言なのではないかと思う。)


あとは適当に思ったこと書くが、

吉田恵梨香は原作を「素晴らしい」と絶賛した上で、”覇権を取るために”ノイズになる部分を除いたと言っているので

原作を「ノイズ」と言った!みたいな上げ足取りはどうかと思う。


そういえばノイズについては、安倍晋三いじりのシーンを除いたところが印象的だった。

https://x.com/RyMfegzBUFNoZ8k/status/1880588138474820026

ここはおそらく原作者の思想も入ったシーンだろうが、

・ぼざろアニメ化にあたってのメインテーマであるバンドを通しての成長」には関係ない

大衆向けを狙うには明らかにノイズとなる(政治についての不要議論を巻き起こす可能性がある)

という2点において取り除くのは実に真っ当と思う。

スク水についても基本は同じ考えだろう。

原作きららという男性向け媒体ゆえ読者サービスとして裸を入れていたが、

アニメ化にあたり女性子供にも楽しんでもらいたい」となれば調整するのは真っ当だろう。


あとは批判派を見ていると

ノイズというワードが悪い

というコメントがあるが、脚本を書く上では(というか漫画家編集と話していても)

テーマに対してこの表現ノイズになる」「ターゲットへのアプローチに対してこの台詞ノイズになる」

という言い回しデフォなので、わからんことはないがまぁ無理矢理難癖つけてるな…と思う。


あとは、

・「加害性」というワードが悪い

というコメントもあるが、あのインタビューは「性的描写には加害性がある!」のような話はしておらず

『恋せぬふたり』(2022年NHK)というドラマにおいて「恋愛暴力性」の話をしているだけだ。

>「恋愛を扱うドラマが描かれるときって、『恋愛しないと成長しない』とか、『恋で人生の全てが変わる』みたいな、恋愛人生において最も重要ものとして描きがちというか、その考え方を押し付け暴力性があるのではないかと、以前から気になっていたんです」

まり自分恋愛が好きだからこそ、それを表現する時には嫌な人に押し付けてないかその加害性を考える」といった話をしているだけである

強いて言えば、タイトルにつけたKAIYOUはバズらせようとしてこのワードチョイスしただろうからそれはどうよと思う。


あとは

ダイバニでは裸が出てるじゃないか

というやや無理矢理な批判もあるが、あれはターゲット女性に振ったからああなったのだろう。(売るためにはよくある。トリコの後半みたいなもん。)

男性向けのアニメとなれば女キャラサービスシーンを出すのと同様なので、主義主張は一貫している。

というか監督らの意図(どういう層をターゲットにするか?)にあわせて変えるのが脚本家仕事なのでこれについてはただ仕事してるだけだろう。


で、肝心のぼざろ部分だが、

>「原作ではひとりちゃん(※主人公後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思いますが、そうではないと思いますし、覇権を狙う上ではそうした描写ノイズになると思ったんです」

>「現実ではそんな会話しない」と強く否定した“女の子たちが互いの胸の大きさについて言及し合う描写”なども含め、そういうシーンはアニメにおいては何気ないよくあるものと考えてしまっていたが、吉田恵里香さんは「それを売りにしている作品でない場合においてはノイズ」と言い切る。

>「原作がまず素晴らしく、原作サイドもとても協力的で、監督含めスタッフ音楽チームも本気で動いてるし、けろりらさん(※キャラクターデザイン/総作画監督)もすごく良い絵を描いてくれている。制作の段階からこれなら覇権が取れるって思える作品なのに、そうしたノイズがあると多くの人に見てもらえなくなってしまます

前述した通り「大衆向けにするために引っかかりそうな部分を取った(売りになる部分だけを残した)」ということしか言っていない。


まあ批判派は、知らない内にポリコレ意識がある(吉田恵里香最後ゾーニングの話もしている)制作陣の手の上に乗せられていたことが恐怖だったのだろうと思うし、

裸などを楽しんでいることを「加害性」と言われいてるようで(言ってないのだが)居心地が悪かったのだろうと思うし、

この流れでゾーニングが進むのはたまったもんじゃないと思ってるのだろう。気持ちはわからないでもない。

ただ残念だが客観的に見ると

「それまで原作との比較もせず批判もせず無邪気に楽しんでいたのに性的表現を消されていると知るや否やキレだす残念な人間

になってしまっているのは気づいたほうがいいと思う。せめて「意図はわかるが、俺は男性向けに作ってほしかったぞ!」と言うか「ぼざろは楽しんだが、ゾーニングには反対!」というほうがいい。

2025-09-16

anond:20250916212142

間も無く消される匿名誹謗中傷ヤロウレスするのも癪なので、たまたま見かけたコチラに付けさせてもらいます

——主語考えろ。

高校生匂いを嗅ぐのは「後藤ひとり」。

入浴する未成年女子の裸を描いて視聴者提供するのは「アニメ製作者の大人」。

ぼっちざろっく脚本燃えてるの何?

原作ではひとりちゃん(※主人公後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思いますが、そうではないと思いますし、覇権を狙う上ではそうした描写ノイズになると思ったんです」

この発言ノイズ過剰反応してオタク達が発狂してるけどマジで何で?

anond:20250916193648

アニメ表現からってなんでもありじゃない。“絵だけど、未成年だぞ”って考え方は大事にしています

原作ではひとりちゃん(※主人公後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思います、そうではないと思いますし、

吉田恵里香さんは「それを売りにしている作品でない場合においてはノイズ」と言い切る。

タイバニ未成年

タイバニは何を売りにしてる?

anond:20250916183006

露骨エロ売りしてないからこそ後藤さんちんぽデカいのねが流行ったと思うんだよな

とても面白い議論だ。この歳までオタクをやってて良かったとさえ思える。久々に深く踏み込んだ創作論に出会った。

原作ではひとりちゃん(※主人公後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思いますが、そうではないと思いますし、覇権を狙う上ではそうした描写ノイズになると思ったんです」

現実ではそんな会話しない」と強く否定した“女の子たちが互いの胸の大きさについて言及し合う描写”なども含め、そういうシーンはアニメにおいては何気ないよくあるものと考えてしまっていたが、吉田恵里香さんは「それを売りにしている作品でない場合においてはノイズ」と言い切る。

原作がまず素晴らしく、原作サイドもとても協力的で、監督含めスタッフ音楽チームも本気で動いてるし、けろりらさん(※キャラクターデザイン総作画監督)もすごく良い絵を描いてくれている。制作の段階からこれなら覇権が取れるって思える作品なのに、そうしたノイズがあると多くの人に見てもらえなくなってしまます

現実的に考えても、ギターを弾きながら胸が不自然に揺れ続けるみたいなことはないわけですし、そういう描写があったら私は幼い息子にその作品を見せるのを躊躇する。自分の子どもに見せられるかどうか、というのは大事にしている基準です」

[B! togetter] 脚本家が原作の描写を「ノイズ」としてしまっていいのか、様々な意見が集まる

面白い

視聴者モラル価値観に照らしてアウトと思われる表現を、ノイズとしてカットするような原作改変。それに原作サイドが同意してる場合はどうなるのか?

…ということ。

目標徹頭徹尾アニメを観てもらう(売る)に置かれてるのが重要だ。

エンタメ作品は結局商売なのだから、より多くの人に見てもらおうとするのは商業的に正義だ。

そのために、原作アップデートするのは妥当に思える。

それでも、勝手原作改変は原作者を傷つけるリスペクトのない行為として叩かれるだろう。

しかし今回、原作者がアップデートを支持してる。

実に面白い状況だ。

これに反論してる人たちの心の中には、『原作者の意思』よりも、『売れるために工夫する自由』よりも、さらに優先度の高い、何かが存在することになる。

2025-09-15

アニメ版『ぼざろ』に加害性は無いか検証してみた。

『ぼざろ』『虎に翼』の脚本家 吉田恵里香が語る、アニメ表現の“加害性”

https://kai-you.net/article/93374

吉田恵里香さんの名前を一躍有名にしたアニメぼっち・ざ・ろっく!』も、同じく10代の女の子たちを描いた作品だが、こうした原作のある作品でも前述の姿勢は崩さない。

原作ではひとりちゃん(※主人公後藤ひとり)が水風呂に入るシーンで裸になっているんですが、アニメでは水着にしてもらいました。ぼざろがそういう描写が売りの作品ならいいと思いますが、そうではないと思いますし、覇権を狙う上ではそうした描写ノイズになると思ったんです」

素晴らしい姿勢ですね。

それでは、加害性のある原作から加害性の描写排除したアニメ版『ぼっち・ざ・ろっく!』(脚本吉田恵里香)を第1話から順に観てまいりましょう。

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1話開始10分、早くも後藤ひとりが伊地知虹夏に対して不同意による匂い嗅ぎハラスメントを敢行。

https://www.nicovideo.jp/watch/so4117818310:48)


後藤のこの行為はいわゆる「触らない痴漢」であり、明確な性加害・性暴力行為です。

「触らない痴漢」急増 陰湿行為重ねられパニック障害発症も…高い犯罪可能性、難しい立証

https://www.sankei.com/article/20241016-PK5YV6TTHJCBJJCKRXUQQOWA3M/

迷惑行為防止条例違反に該当

とはいえ犯罪行為として立証できるのか。横浜同法事務所清水弁護士によると、「首筋に息を吹きかける」「髪のにおいを嗅ぐ」「乗客が少ないのに隣の席に座る」といった行為は、「公共の場所または公共の乗物において、人を著しく羞恥させ、または人に不安を覚えさせるような方法で卑わいな言動をすること」と評価されれば、各都道府県迷惑行為防止条例違反に該当するという。

今どきニュースにもなるぐらいの性加害を主人公後藤ひとりは行っておりました。

まさか後藤による初手セクハラにより、アニメでも加害性は十分ありと判断検証はここで打ち切らせていただきます

あ?何?無理筋イチャモンだろって?

吉田恵里香が言ってる事って、つまりはこういう事だろうが。


それとも吉田恵里香さんにとっては、後藤ひとりが自分意志で(水)風呂に裸で入る描写は加害性があって、後藤が虹夏ちゃんのスメルを断りなしにこっそり嗅ぐ行為は加害性が無いと判断しているのですか???

それって認知歪んではおりませんか??????

まさか同性同士なら性加害にあたらないと判断しているおつもりなのですか????????


ていうか、何で自分で言ってる事とやってる事がチグハグなんですか?????????


原作にある描写でも加害性があるなら取り除くと宣言しているなら、それをちゃん最後まで徹底しなさいよ


あんたあのトークの場で、自分のことを良く見せようとして適当ぶっこいただけだろ


そのために『ぼっち・ざ・ろっく!』原作漫画やその他のアニメ作品などに対して「加害性」のレッテルを貼ったんだろうが



吉田恵里香さん、あなた自分以外の他所アニメを「加害性」だとか言って下げる前に、まず吉田恵里香さんご自身が「後藤が虹夏ちゃんに性加害する」脚本をお書きになった事実に向き合い、ご自身こそが加害性のある脚本家である事をお認めになってください。

そして二度と「アニメの加害性」がどうとか寝言ぬかさないでください。

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