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2026-05-10

契約書って大事だよね、という話

10年前の話。

当時の私、29歳、IT企業会社員、女。

名前は、西原仮名)。

結婚して、旦那と二人で共稼ぎ貯金もふえていって、そろそろ子どもかな、、、というときに鬱になる。

当時の長時間労働と、親の離婚教育虐待といった生い立ちから来る色々なものなどが噴出した感じになる。

夫は、「いったん会社やめて回復に専念してはどうか」というアドバイスを受け退社。

まあ、私はIT業界なので、回復した後も業界に戻れるでしょう、という思い込みもありました。


そして回復に専念、といっても、することないのね。

定期的にお医者さんいって、薬飲んで、できるだけ悪いこと考えないようにして毎日を乗り越えてを繰り返す。

しんどい、辛いが、することはない。(時間をつぶすために、夫の漫画コレクションを大量に消費)


少し回復してきたころに、「そろそろ何かしたい」と思ったが、いきなり再就職で週5日は辛いと思ったので、

自営業でも初めてみるか、となんとなく思い、夫に話したところ、「いいと思うよ~」という話で、とりあえず会社を作った。

名前は、私の名前から文字、夫の名前から文字、そして愛犬 (R.I.P) の名前から文字で、3文字会社

会社作った理由は、法人ビジネスする際に、個人事業主は舐められる、となんとなく思ったのがその理由


そのころ、ソーシャルで、「学生時代から事業やってて、今は会社やってて世界中を飛び回っています」というキラキラ経営者を見つける。

名前池田さんとしよう(仮名)。

何か月かウォッチしていたところ、池田さんがたまたま、「いまから〇〇市いきます~。コーヒー一緒に飲める人ウェルカム」という投稿をしていて、

おお、会ってみたい!と思い、DMを送り、いきなりお茶を飲むことに。

池田さんと会ってみると、もうすごくいい人で、外見もよくて、私のことも全部肯定してくれる。

そして、池田さんの会社について詳しく聞いてみると、マーケティングは強いが、営業が弱いので、中小企業案件はぽろぽろ取れるが、大手企業案件は取れていないことを知る。

そこで、「営業面、私がお手伝いしましょうか?どうお役にたてそうか提案しましょうか」ととっさの提案をする。

というのも、私はIT企業新卒で入ってから、ずっと大手企業向けの営業やってて、ゴリゴリ営業畑。

「このキラキラした人が持っていないものを、私が持ってて、相互補完できるかも」と直感的に思った。

池田さんは「それはとってもありがたいです。では、来週オンラインお話しできますか」と、とんとん拍子に話が進んで、いざ提案の時を迎える。


から提案は、「池田さんが販売している商品は、マーケティングで売っているだけでは、継続して点数がさばけないので、ターゲット業界のTop10に対しては、直接営業アプローチすべき」という非常にシンプルもの

自分なりの洞察リサーチ内容、アプローチ方法などをがっつり加えたものを伝える。当時はAIもなかったから、提案書作るのにがっつり1週間使った。

からは「あまり無理しないようにね。でも、応援してるよ」と言われる。応援してくれたのが嬉しかった。

そして提案をみた池田さんは、

西原さんの提案は、素晴らしい内容でした。私の周りには、マーケティングとかデジタルとかの人は多いのですが、こうした直球の営業企画できる人、そして実行できる人はいないんです」

100点満点をくれた。正直、むちゃくちゃ嬉しかった。

そして池田さんは、

販売額の20%を西原さんへのお支払いということでいかがでしょうか。過去に月額固定で営業代行を依頼したことがあったのですが、全く機能しなかったので、成果報酬でよければぜひお願いしたいです」

営業面だけでなく、マーケティング面でもアイデアあればぜひお知らせください」

といって、月に1度はオンライン、年に3-4回は対面で会う仲になった。

池田さんは、ソーシャルでも1万人以上フォロワーがいて、それも経営者っぽい人が多いので、そういう人のチームになれたことが嬉しかった。

このころには私の鬱はもう抜けていたとおもう。


池田さんからは色々学んだ。友達、先輩みたいな感じで、彼女が考える会社経営について、色々教わった。

私は父も母もサラリーマンだが、二人とも仕事の話は家で一切しなかったので、会社経営するとかいうことを全く考えたことがなかった。

稼ぐ仕組みを作ること、人を使うというのは、こういうことなんだなあ、と思った。

また、池田さんのもとには、それぞれ優秀なスキルもつ人が男女問わずチームとしていて、それぞれ自分会社を持っていたり、個人事業としてやっていたりした。

私は勝手に「チーム池田」と呼んでいた。自分もその中で、専門性をもち尊重される一員に加われたことを嬉しく思った。

ちなみに、営業をはじめて、1か月後に、ある業界大手企業本社購買とのアポを取ることができ、池田さんにも同行してもらったのだが、

西原さんの営業スキルプレゼンスキル、交渉力はすごい!」ととにかくほめてもらった。その後、池田さんはさらに私を立ててくれるようになった。

その会社との契約も決まり安定的な数量を売れるようになり、月数十万円の金額が私の手元に入ってくるようになった。

と、ここまでがいい話。


それから1年後、法規制が変わった関係で、池田さんの会社バブルが到来する。

(結果として一時的であったが)年の売り上げが10倍近くなったのだ。

池田さんはこれをチャンスとみて、マーケティングに大量にお金突っ込み中小企業客と個人客が激増することに。

私は細々と営業をするが、最初に取ってきた大手以外からはなかなか受注できず。また、その大手から契約も急減するという事態に。

数十万円の報酬が、数万円にまで低迷する。夫の収入があるから、食べるには困る、ということにはならないが、でも困る。


池田さんは、「ビッグウェーブに乗って、マーケティングで売れる」という確信を持ったのか、私の話を聞いてくれなくなった。

大手企業は、商品信頼性部品継続提供可能性、外部機関試験認証取得、問題発生時の原因究明体制、といった点を重視する。

大手企業が期待しているような点に、ぜひお金を突っ込んでください」という私の依頼は無視される。

そしてダメ押しに、私に対して保証していた20%のマージン10%に圧縮され、さらさらに、私が開拓したお客さんに対して、池田さんが新しく採用した若手営業が、

私が提案した価格よりも安く提案して、勝手契約を切り替えていた「らしい」ことが判明。お客さんは、口止めされているらしく明言はしないが、非常に歯切れ悪くなり、私の電話も取らなくなった。


そこで、池田さんに私はコールして、「マージン圧縮はまあ仕方ない面もあるかとは思います。部材が上がっているし。でも契約勝手に切り替えているのは本当ですか」と確認したところ、

池田さんは仮面のような表情になり、徹底的にはぐらかした。そして、「ビジネスがうまくいくように、全般的コントロールしていくために決めたことなので」と、分かったような分からないようなことを言われた。

ああ、この人はもうだめだ。と思った。


そして思い出す。

ある夜、私は池田さんはすごい、池田さんと仕事できて、営業契約も決まりうれしい。

といった話をした後に、夫は「池田さんとは契約書は締結した?」と言われる。

私は、「池田さんは営業面は私に任せているか大丈夫」「いいタイミングになったら話してみるね」といったが、その後契約の話は結局しなかったし、池田さんからも出なかった。


ああ、やられたんだな。池田さんにうまいように使い倒されたのかもしれない。

でも、数字に関することはどれも口約束から20%のことも、契約をかっさらうようなことをしない、というのも、そういう口約束があったことを証明できない。

そして私の売り上げマージンゼロになった月に、私から池田さんに、「転職が決まったので、そちらに注力することにしました。これまでありがとうございました」と言って、チーム池田を去った。

同時期にチーム池田はほぼ解体されていて、バイキングみたいな髭のエンジニアさんも、いつも違う眼鏡をかけてくるWebデザイナーの方も、代理店販売担当していたおやじ殺しの方も、みんないなくなった。

みんな池田さんと契約トラブルを抱えてのことだった。

家が近くだったので、よく一緒にご飯を食べた髭のエンジニアさんは、

「あの人(池田さん)は、そもそも信頼できないと思っていたので、来るべき時が来たか、という感じだったよ。いくつか予防線を引いておいてよかった」

と言っていた。ああ、私は人を見る目が本当にないんだなあと思った。


その後池田さんがどうなったかって?

ウェブで相変わらず、涼しい顔でビジネスをしています。とてもお美しいままです。

おそらく、信頼を焼き畑農業しても、また、私のような人間池田さんを手伝いたくなってしまうので、会社は回っているのだと思う。

特需タイミングで大儲けしたお金を使って、今は別のビジネスも手掛けているみたいだ。


私がどうなったかって?

夫は「自分お金をだまし取られるみたいな致命傷でなくてよかったね」と言われ、私のことは一切責めなかった。

夫は私と一緒に池田さんとは何度か会っているのだが、「調子のよい経営者典型」だと思っていたとのこと。

ああ、そうだ、夫は銀行融資しているんだった。彼の人物鑑定能力は、私の100倍高いのだからもっと夫を頼ればよかったのかも。

でも、銀行で順調そうにみえる夫の力を借りずに、自分も独力でうまくいった証拠を残したかったんだよね。


池田さんには、転職しました、といいましたが、実はその後は自分会社を育てるべく奮闘し、6-7年が経過したところ。

私の能力不足がゆえに、満足のいかなかった結果を迎えたことはある。ただ、池田さんのような意図的不義理をせずに来れている。

子供も2人生まれて元気だ。この点は独身池田さんが持てなかったものだ、と思ってしま自分性格が悪いと思う。

池田さんに対する恨みはもうなくて、「一時期楽しく過ごさせていただいてありがとう!」「良い点も悪い点も学ばせてもらいました」という感じです。

池田さん、もしこれを読んでいたとしても、私は夫と子供に囲まれ仕事もあって幸せなので、今更あなた邪魔をする気は一切ありません。


おしまい

2026-04-23

平安時代から女のフリして日記書いた男がいる、という話

昨今の「日本女性クリエイターがいなかった」との誤解にまつわる話で、「紀貫之平安時代土佐日記を書いたじゃん」って話が出てくるけど、そこで「当時の仮名漢字より格下扱いだったのを、どう解釈してるのか」という趣旨ブコメがあったので個人的な所感を書きます。なお、自分別に国文専門家というわけではなく、単なる古典オタク増田です。

まず、かなが「格下」という話ですが、漢字公式ものであり外に出す文書に使われるもの思想を記すもの 、かなは非公式ものであり内々のもので心情を記すものです。前者は男の領域で、後者は女の領域ですね。当時の社会構造において、男がやることと女がやることは明確に区別をされておりました。これは現代では差別と言われることですが、当時は必然的な分業です。格上か格下かでいうと、公が格上で私は格下、それはそうですね。

ただ、「格」という概念には上下はあるものの、格上こそ価値が高く、格下は価値が低いかというと必ずしもそうではない。和服世界の格もそれに近いものがあって、ユースドで5000円で買った留袖と、50万円の作家ものの紬とでは、価値が高いのは後者ですが、前者のほうが格上です。格が求められるシーンにはどんなに高価でも格下は着ていけないし、格上だからといっていつでも着られるということはない。格上でないといけないシーンもあり、格下でないといけないシーンもあるわけです。格下が女と紐付けられていることは必ずしも差別とは言い切れない、そういう要素もあるかと思いますさらにいうと、当時は男女差別以上に出自での差別が厳然としてあったわけですしね。

さて、紀貫之ですが、紀氏という氏族自体、すでに当時は落ち目でした。まあ貴族ではあるんですけど、中央で偉くなれるような血筋じゃない。学者になるか国司になるかがキャリアのゴールです。さらにいうと貫之は父親が早く亡くなり、母の職場(宮中女性舞楽を教える部署)の託児所で育ったシンママの子です。父も頼れず母の実家も頼れない、当時としては産まれときから負け組なのですが、和歌の名手としては名高く、天皇からお声がかかり本邦初の勅撰和歌集を作るほどの第一人者です。漢字世界ではパッとしないが、かなの世界では大活躍できるそういう人なわけです。

古今集仮名序文「やまとうたは人の心を種として、よろづ言の葉とぞなれりける」とか読むと、たぶん「和歌が認められたぜ!」ってすっごい嬉しかったのが伝わるし、それと裏腹の社会的な地位の低さに、忸怩たる思いもあったんじゃないでしょうかね?

で、日記です。当時の日記は男が漢字で書く「業務日誌」でした。男が書く日記を女が女手で書いたらどうだろう、と、かなの世界第一人者紀貫之が、地方駐在から中央に帰るときにそう思ったというのは、まあなんかわかる気がします。土佐日記当時50代で従五位下だよ?土佐では国司として地元からチヤホヤされ偉そうにできても、都に帰ったら無職の下っ端貴族よ?

まあ、そんなこんなで「かなは格下扱い、だからこそできることがあるんだぜ!」とかなの世界のおじさんは思ったんじゃないかな?「歌がヘタな客がやってきて子供のほうがよっぽどうまかったのよ」「駐在中にお家のメンテを頼んだ隣人がロクに仕事をしなかったんだけどムカつくのは私だけでしょうか?あ、お礼はちゃんしますけどね」「駐在中に亡くなった娘のことを思うと何をみても悲しくて仕方がない」なんてのは漢字じゃ書けないでしょと。漢字で書くと単なる「家内の些事」でしかないですしね。

女になりたかったというより、かなで書きたいことがあり、かなで表現たかったんだと思います日記をかなで書く言い訳として女になった、そういうことかと。そもそも和歌世界では男が女になりきって恋歌を詠んだり、言ってもいない場所や、やってもいない恋を詠むのは普通ネカマ嘘松当たり前で、そういう下敷きはありますしね。

そこで日記をかなで書いてもいいんだ、という名分ができて、そこから女性日記を書くようになったという流れがつながります

まとめると、かなは「格下」であったけれども、芸術の分野では和歌漢文とならんで評価されていた。ゆえに天皇自ら和歌集を編纂させたし、歌人として名をのこす女性もいた、というのは本当。一方、社会的に差別はあって、芸術評価する立場にいるのはだいたい男だったし、そこに差別がなかったということはない。いくら歌が上手くても出世はできない。(死んで1000年近くたってから従二位なんて遺贈されてもねえ)

ただ、格上格下については、どっちかというと分業と解釈するほうがしっくりくるかな?という所感です。女に男の役割はできなかったし、男に女の役割はできず、越境するには嘘が必要だったし、その嘘は認められていた。それは今日では差別解釈されるわけですけどね。

というか、日本において芸能とか芸術かいうのは、神事以外は基本的には「格下」なので、それを差別というならまあ差別なんですが「格下としつつも、良きものについてはやんごとなき方が評価し、後世に継承される」そこはわりと一貫しているので、そういうとこが日本におけるクリエイター立ち位置特殊性でもあり、「日本差別が残る後進国」ってことにしたい人からは今ひとつ理解されづらいのかも。歴史的クリエイター全体がエディターより格下で、日本においては編集者やらディレクターがやたらいばっていて、そっち側には男女差別は色濃く残ってるわけよ。クリエイターなんて替えが効く木っ端商売なんだから男だろうと女だろうと関係ないってわけ。それをまとめて宣伝して金にするやつが権力持ってて、そこは一部を除いてボーイズクラブだよね。

すごいシニカルに考えると、クリエイターの到達点って園遊会にお呼ばれしたり勲章もらうことだったりするので「上つ方に認められればすべての差別はチャラ」という身分制があるだけといえなくはないし、そういう言い方すると自称先進国からもご理解いただけるのかもね?

2026-04-21

高木さんの思い出

追記

たくさんの人に読んでいただき感謝です。高木さんと、ご家族天国から見てくれているといいな。

以下、コメントに回答します。


>たいへんおもしろく読んだが、これだけよく抑制された具体的な地名のない文章で、なんで秋田県だけ出してきたんだろ。

これは、高木さんが兄について語るとき、必ず「秋田兄貴」「秋田バカ兄貴」と、必ず秋田をつけたんですね。それで覚えてました。

秋田の人ごめんなさい。


>良く分からないけど、トラックからそれなりの金額(1億前後)の補償が出るのでは。

零細トラック会社で、会社をつぶして、支払いから逃げられたときいてます

補償がでていたら、高木さんに会うこともなかったかもしれませんね。


>心が濁り切ってるのでClaudeに聞いてみたら「人間執筆可能性:約85〜90%」だそうで、なんだか安心した。安心して胸を打たれてよいのだと。

一か所だけ、文章がもたついたので、「Gemini、校正して」と、AIで清書した箇所があります人間執筆度合いは95%です。


>でも親でもスマホは見ちゃいかんだろ(笑)

だめですよね。


HPを調べた、というところが時代と言うか世代を感じて増田若いのに苦労してきたんだなって思ったわ

高木さんの情報がなさすぎて、色々検索をして情報を得ようとしましたが、業界会合参加者名簿みたいなのにあるだけでした。


他思い出したことをつらつらと。


高木さんからもらった10万円のアマゾンギフト券は、大学入学までとっておいて、Macbook Airを買いました。 

高木さんに、これを買わせてもらいました、と見せに言ったら、薄いね、軽いね、すごいねーとしげしげと見ながら言ってくれました。


高木さんとは、昼にしか会ったことなくて、夜に飲みに連れて行ってもらったりとかは一度もなかったです。

お互い車で来ているので、お酒を飲んだこともないですね。


追記終わり、以下本編




7歳の時に父が交通事故で死亡した。

土曜日に友人宅にいった帰りにトラックに追突されての死亡だった。世界で一番悲しい日だった。

地元ニュースに出たのだが、同級生先生に腫れ物にされるように対応されるのが本当に嫌だった。彼らが、どう対応してくれれば良かったのは、いまだにわからないけど。


労災ではないので、会社からはすずめの涙のお見舞金がでただけ。

父は生命保険をかけていたが、大きな金額ではなかったらしい。

母は専業主婦だった。ここからハードモードがはじまる。かと思った(母いわく)。


父は大卒、母は高卒だったが、父の親族からは「高卒結婚するなんて」とさんざん嫌みを言われ、葬式の時にもさらに嫌みを言われたので母は「絶対にこいつらは頼らない」「息子も以後会わせない」と思ったとのこと。

しかし、母の父母は遠方で、裕福ではなく、また病気しており、育児の力になれない。


そして、持ち家ではなかったので、家賃継続してかかる。食費光熱費もかかる。そのままだと保険金は数年でなくなる。

よって母は働きはじめた。

専業主婦特にスキルがあったわけでもない母ができた仕事は、まずは近所の事務パートからだった。

地方パートの時給なんて1,000円よりはるか下の時代。母は、パート代だけでは毎月の収支が赤字で、いつまでもつかと考えて暮らしをしていたらしい。


9歳のときに、母が「お仕事の人に会うからみんなでご飯を食べに行くよ」という話になった。

私はとてもうれしかった。父が死んでから外食は1回あったかなかったかくらいだった。

仕事の人がどう、ということよりも、ファミレス食事し、ドリンクバーを飲めることを喜んだ。

そしてファミレスについたら高木さんがいた。ぱっと見、60-70歳くらいのおじいちゃんで、にこにこしていた。


高木さんはこういった。

はじめましてたかしくん(仮名)。私は高木といって、お母さんと同じ会社で働いています。お休みの日にわざわざ来てもらってありがとう」。

(詳しくは覚えていないが、こんな感じだった)

そして、「何でも好きなものを食べて」というので、母の顔色を見ていたが、高木さんは

今日は私がごちそうするから、何でも食べてね。男の子は食べないと大きくならないよ」というので、

確かハンバーグと、ポテトと、アイスと、ドリンクバーを頼んだ気がする。


高木さんは私の学校生活の話を聞き、好きな運動について聞き、友達について聞き、大きくなったら何になりたいかを聞いた。

(その時はパイロットと答えた)

いわゆる何でもない雑談だった。


その後、数か月に一度くらい高木さんと一緒に食事をすることになる。場所はきまって、家から時間位離れた場所にあるファミレス

「好きなものなんでも頼んでね」といって、学校よもやま話をする。たまに会う気のいい親戚のおじさんみたいな関係だ。


こんな関係が続いたあるとき、確か小学校6年生くらいだったと思う。私はふと思った。母は高木さんの愛人なのではないだろうかと。

父が死んで、家賃は払えているが、ぜいたくはできていない。しかし、レストラン代は気前よく払ってくれる。

おみやげ込みで、お会計が合計で1万円を超えているのを、クレジットカードでさっと払うのを遠めにみて、この人金持ちだと思った)

母に高木さんについて聞いても、「お母さんの会社の偉い人だよ」としか言わない。母の会社名を聞いても、ホームページはない。

いったい何なのだ、と思った。

母がもし意に沿わずお金のために愛人稼業をしているのであれば、自分バイトでも何でもして家計を支えないと、と思った。

ただ、こんなことを直接母に聞くと、母は傷つくだろうとも思った。


それから高木さんと会うのが苦痛になった。

この人は、母の体目当てでつきあっているのかもしれない。そして、いくばくかのお金をあげて、それで私たちが何とか暮らせているのかもしれない。

私がいなければ、母は愛人とかしなくても暮らせるのかもしれない。自分負担なのかもしれないとも思った。

中学生になって、ネットで調べて、新聞配達であれば中学生でもできることを知り、母に新聞配達をしたいというと「どうして?」という答えが返ってくる。

理由は、お母さんを少しでも助けたい、というと、「あなたはお勉強をしっかりすることが、一番大切」と言ってくる。

何度かやり取りをした後、私は、「高木さんとお母さんの関係を疑っている」というようなことを言った。

母は、ショックを受けて、涙ぐんでいたが、その場で高木さんに電話をし、「高木さん、一度たかしと一緒にお話しできますか」といって、次の日の夜に会うことになった。


高木さんは、「たかしくん、いらぬ疑いを持たせてしまい、すまなかった。少し私の話を聞いてくれるかな」と言って、話し始めた。

高木さんはいま68歳(確か)で、秋田県の生まれで、なぜか3人の兄たちからいじめられて、集団就職秋田県をでていまの県(県名は内緒で)に来たこと。

働き始めて10年して独立したこと

独立してから仕事で知り合った方の娘さんと結婚して、息子が一人いたこと。

そして、交通事故で妻と息子さん(当時10歳)が死亡したこと

その時の新聞記事をみせてくれた。

また、事故の前に旅行に行った遊園地での家族写真をみせてくれた。


高木さんは泣いていた。

「こんな話でごめんね。妻と息子が死んだとき、どうして自分だけ生き残ったのかと思った。どうして自分が死んで、妻と息子が生きてくれなかったのかと思った」

「この世には神も仏もいないと思った」

自分には子供がいないので、遺産相続するのは憎き兄とその子供になる。それは嫌だ」

そんなことを思っているときに、「誰でもきてOK」みたいにドアに書いてあるキリスト教教会にふと入ってみたとのこと。

しかし、誰でも来てOKというわりに、面倒くさそうな対応をされ、それに傷ついたというより、神も仏もいないのに自分教会に行ったりするなど、何をやっているんだろうと思い、少し笑えたんだと。

そこから自分はどう生きるべきか、どうすれば死後に妻と息子にあったときに、胸を張れるのかと思ったときに、「身近にいる困っている人を助けること」「広い世界アクセスするためのチケットである学歴をつける手伝いをすること」「そのためにお金を稼ごう」と思ったとのこと。そして、稼いだお金継続的にあしなが育英会寄付してきたのだと。


高木さんはこういった。

自分は中卒で仕事を始めた。兄たちから逃げるにはこれしかなかった。私は運がよくてたまたま成功した。でも、もし学歴があったら広い世界を見て、自分が本当にやりたかった仕事を選べたと思う」

「だからたかしくんには、勉強を頑張って広い世界を見られるようになってほしい。働くのは後からでもできる」

お金のことは心配しなくてもいい」


そして、こうもいった。

「いまお母さんは、お仕事社労士という資格を目指そうとしている。お母さんの勉強応援してくれるかな」

母の仕事の詳細についてはよく知らなかったが、パートから正社員になったという話は聞いていた。社労士のことは全く知らなかった。

でも、母が資格を取って仕事をするのは、正直素晴らしいと思った。

そして、うまく言えないけど、高木さんのことは信じられると思った。


そこからも、高木さんとは2-3か月に一度会関係だった。

高木さんは、「あなたのお母さんの頑張りは素晴らしい」「会社の多くの人から信頼されている」ということを何度も言っていた。

そして数年後、母が社労士に受かった。確か私が高校2年生のころだった(と思う。うろ覚え

この時、自宅に私と母宛てにアマゾンギフト券がそれぞれ10万円ずつ送られてきて、手書き手紙で、「おめでとうございます。これは親子の頑張りのたまものです。お祝いさせてください」と書いてあった。

手紙はまだとってある)


私が大学に行くときに、母はもう社労士になっており、高木さんのすすめで社労士事務所として独立して、高木さんとその知り合いの会社仕事を回してくれたおかげで、収入もぐっと上がった。そして、母は自分の稼ぎで住宅ローンを組み、マンションを買うことにし、そのタイミング高木さんに「もう援助いただかなくても大丈夫です」と伝えた。が、高木さんからは「年寄りのお願いで、大学学費までは出させてくれないか」と言って、母は受け入れた(と後から聞いた)。


実家から出て大学に行き、地元に戻るたびに高木さんとも会った。そして、このころは「たかしくん」ではなく「たかしさん」と呼ぶようになっていた。大学でどんなことを勉強しているか、周りにいる友人知人はどんな人か、今後の世の中はどう変わっていきそうか、自分はこれからどうなりたいかについて聞かれ、話をした。高木さんは、にこにこして聞いていた。すごいね、いい時代を生きているね、と何度も言っていた。


高木さんと自分は、親子、みたいな感じでもなくて、兄弟という感じでもない。たまにあう親戚のおじさんが、間合いをみながら話してくるんだけど、よそよそしくはない、という感じ。甘えたことをいったことはないし、精神的に甘えてもいなかったと思う(お金は世話になったけど)。


社会人になって3年目。母から連絡があって、「高木さんががんで入院している。時間があるときに見舞いに行こう」という電話が来た。ちょうど年度末だったので、年度が終わったタイミング実家に帰って、そこから車で高木さんの病院にいった。


高木さんは、ものすごいやせていて、でも目だけ妙に元気に見えて、そこから生気が感じられた。少し小さなこえで、「たかしくん、わざわざ来てくれてありがとう」といった。何故だか、手を握らないという気持ちになり、手を握った。ああ、老人の手だな、死にゆく人の手だな、と直感的に思った。


高木さんは、ゆっくりとこう続けた。「たかしさん、これまでありがとうたかしさんと、お母さんの成長を見るのが私の楽しみでした。お母さんはい自分会社経営し、たかしさんは世界に羽ばたいていきましたね。私の余命は半年か1年です。私は、自分兄弟とその子供には一円お金を残したくないので、会社も自宅も売却をすませていて、残ったお金もできる限り使い切るつもりです。」


とここまで来たとき、「ひょっとして私に大金来る?」と一瞬思ったがすぐに、「すでにほとんどのお金寄付しました」と続いてちょっとだけ残念に思ったが、その残念に思った自分が、あさましいなとも思った。


で、高木さんは、続けた。「たかしさんとお母さんにお願いがあります。私の妻と息子が眠る墓があるのですが、そこに私を連れていってくれませんか。病院には話はつけてあります」というので、翌日介護タクシーに乗って、病院から30分くらいの墓地にいった。


墓地はなだらかな坂になっていて、中腹に「高木家の墓」と書かれた墓があった。高木さんを連れて行くと、「さちこ、よしゆき(どちらも仮名)、来たよ」といって、妻とお子さんの名前をいい、「もうすぐ行くからね」と語りかけていた。ああ、高木さんにとっては待ち望んだ瞬間なのかなとふとおもった。そして、高木さんは「お願いがあります。お願いばかりでごめんね。私が死んだら、おかあさんとたかしさんに、ここに骨壺をいれてもらえませんか」というので、私は「もちろんです」とだけ答えた。後で、自分の死後の手順が事細かに書かれたWordファイルを送ってくれた。


その後、2か月おきに実家に戻り、その際には高木さんに会いに行っていたが、徐々に容態は悪くなり、墓地に行ってからちょうど1年半後に、高木さんは亡くなった。高木さんの「自分の骨を他人に見られたくない」という信念を尊重し、お棺の中をご家族写真でいっぱいにし、私と母、そして高木さんの弁護士の3名だけで、葬儀をした。弁護士には、高木さんが死にそうになったら、残金をできるだけ少なくするために寄付してほしいと伝えてあったようで、強い、強い兄弟への恨みを感じた。


弁護士さんは、高木さんとは30年以上の付き合いとのことで、晴れ晴れした顔で、「高木さん、今頃奥さんとお子さんに会って、若返って天国子育てしてますよ。幸せ時間を過ごしてますよ」というので、昔写真で見た高木さん家族が、あの頃に戻って、写真そのままの笑顔子育てを再開していることを想像すると、泣けてきて、弁護士さんの前でぼろぼろ泣いた。心底、そうあって欲しいと思った。なお、高木さんの兄弟相続については、弁護士さんが対応されたので私は知らないし、特に知りたくもない。また、弁護士の方が主催した仕事仲間向けの「高木さんお別れの会」は、私が参加する会でもないかと思い、母子ともども参加していない。


49日が終わったあとで、母から高木さんから、預かっているものがある」といって、未開封封筒を渡してくれた。中には手紙が入っていた。手書きではなく、弁護士さんがタイプしたもの引用する。


たかしさん、思えばたかしさんと出会ってもう20年近くになりますね。かわいらしい男の子立派な大人に成長するのを見させていただきました。私の死後の後片付けもありがとうございました。あなたが生きる時代は素晴らしい時代です。お仕事を頑張って、守るべき人を守って、素晴らしい人生を送ってください。これまでありがとうございました」


これを読んで、また大泣きした。高木さんとの思い出、といっても親子ではないので、時々ファミレスで会って話をするくらいの思い出だ。母への手紙も見せてくれた。


「〇〇さん(母の名前)、一生懸命たかしさんを育て上げ、自分事業も作られて、大変な苦労だったと思います。すべて〇〇さんの頑張りによるものです。ぜひ胸を張って、誇ってください。私の死んだあとの後始末、お手数おかけしました。素晴らしい人生を送ってください。これまでありがとうございました」


ちなみに、高木さんは亡くなる少し前に、母に「あなたと息子さんはもう大丈夫。残ったお金もっと困っている人のために寄付をさせてもらうね」と言っていた。なので遺産は全くもらっていない。


母に、「高木さんとは本当に愛人関係ではなかったの?怒らないから本当のことを言ってみて」聞いたが、「それが本当になにもなかったの。逆に、高木さんは私たち支援していることを、他の人に知られたくなかったみたいで、高木さんの会社にいたときほとんど接触してこなかったし。高木さん、私たちが一番つらい時に助けてくれて、生活基盤を作ってくれて、風のように去っていったよね。。。妖精だったのかな」といったところで、全く妖精には見えない外見の高木さんを思い出し、「妖精か!」といって、母と笑いあいました。


まあ、母と高木さんが愛人関係だったのかどうか、本当のところはわからないし、まあ今となってはどちらでもいいかなと思う。私が実家にいたときに、母は外泊もなかったし、LINEなどで怪しいメッセージなどもなかった(母よすまない、時々勝手スマホをチェックしてた)。私は愛人関係はなかったと思うので、まあそれでいいかと。


最後まで、高木さんはどうして、この母子にここまでしてくれたのか、ということを聞く機会がなかった。おそらく、小さい息子のためにパート仕事必死に頑張る母親を見て、何か感じるところがあったのだろうけど、そこを聞くと、彼の亡くなった奥さんとか息子さんの話をほじくり返すみたいで、失礼かなと思ってた。


何が言いたいかというと、「高木さん、ありがとうございました」ということです。今も実家に帰るたびに、高木さんのお墓にいって手を合わせていますうまいオチはないが、これで終わり。

2026-04-07

AI個人情報を入れまくってたら人生が終わりかけた話

転職活動が終わった。内定も出た。あとは退職届を出すだけだった。

そのはずだった。

事の発端だが、俺は中堅SIerで働く34歳のエンジニアだ。去年の秋くらいからChatGPTを業務でもプライベートでもガンガン使っていた。

使い方はまあ、みんなと同じだと思う。コードレビュー頼んだり、メールの文面考えてもらったり。ただ、俺にはひとつ悪い癖があった。

個人情報を一切マスクせずにそのまま突っ込んでいた。

いやいや、OpenAIだって学習に使わない設定あるじゃん

そう思うだろ?俺もそう思ってた。だからオプトアウトの設定だけして、あとは何も気にしてなかった。

具体的に何を入れていたか、正直に書く。

転職活動職務経歴書。氏名、生年月日、住所、電話番号、勤務先の正式名称部署名、プロジェクト名、上司名前。全部いりのやつを「もっと良くして」ってそのまま張った。

確定申告相談源泉徴収票数字を全部打ち込んで「ふるさと納税の上限額教えて」って聞いた。年収バレバレ

嫁との喧嘩相談。妻の○○(本名)が最近こういうことを言ってきて・・・みたいなやつ。夫婦生活に関することも。子供名前学校名も全部書いた。

健康診断の結果。この数値やばいですか?って画像ごと突っ込んだ。

転職先の内定通知書。「この条件って妥当ですか?」って、社名も年収入社日も全部入れた。

一番まずかったのは、現職で関わっていた案件情報だ。NDAバリバリ金融プロジェクト設計書の一部を「このアーキテクチャレビューして」って貼った。クライアント名入りで。

・・・書いてて手が震えてきた。当時の自分をぶん殴りたい。

最初異変は今年の1月転職エージェントから連絡が来た。

増田さん(仮名)、ちょっと確認なんですが、現職の案件情報SNSか何かに公開されてますか?

は?してないけど?

聞くと、転職先の企業が最終確認のために俺の名前で色々検索したら、とあるAIチャット共有サービスに俺のやり取りの一部が公開状態で残っていた、と。

血の気が引いた。

調べてみると、俺が使っていたのはChatGPTだけじゃなかった。比較のために何個か試してたマイナーAIサービスの中に、デフォルトで会話が公開設定になっているものがあった。しか無料プランでは会話ログ検索エンジンにインデックスされる仕様

利用規約の一番下に小さく書いてあったらしい。読んでない。当然読んでない。

増田 SIer 転職 年収」で検索すると、俺の職務経歴書がほぼまんまヒットする状態になっていた。

そこから炎上と発覚の連鎖は、まさに地獄だった。時系列で書く。

1月15日 転職から内定取り消しの連絡。理由は「機密情報の取り扱いに重大な懸念がある」。当然だ。NDAのある案件情報を外部サービス入力した人間を雇う企業はない。

1月18日 現職の上司に呼び出される。転職先の人事から御社案件情報が外部に漏洩している可能性がある」と連絡があったらしい。上司の顔が般若だった。

1月20日 社内調査が始まる。情報システム部が俺のPC履歴を解析。AIサービスへのアクセスログが大量に出てくる。うわあって自分でも思った。

1月25日 クライアント金融機関に報告が行く。先方のセキュリティ部門ガチギレ。損害賠償可能性を示唆される。

2月1日 懲戒処分の通知。諭旨退職。要するに自分から辞めろ、さもなくば懲戒解雇だ。退職金は大幅減額。

2月3日 嫁にすべてを話す。嫁は最初、状況を理解できてなかった。理解した後、無言で実家に帰った。だって、嫁と子供個人情報まで公開されてわけだから。嫁の実家から「娘と孫の情報を消せ。消せないなら弁護士を立てる」と電話が来た。

2月10日 例のAIサービス削除依頼を出す。返事が来たのは3週間後。削除処理には通常30営業日を要します。その間もGoogleキャッシュには残り続ける。

消えないデジタルタトゥーとして最も絶望的だったのは、一度インデックスされた情報の消去がほぼ不可能だったことだ。

Google削除依頼を出した。でも「公開されたURLコンテンツがまだ存在するため対応できません」と返ってきた。元サービスのページが消えるまでキャッシュは残る。元サービスの削除は30営業日待ち。その間にアーカイブサービスにも魚拓が取られていた。

なぜ魚拓を取られていたか

5chのセキュリティ板に「AIサービスから個人情報ダダ漏れになってるやつまとめ」というスレッドが立っていて、俺のケースが好例としてリンクされていたからだ。

俺の名前年収家族構成健康診断の結果、転職活動の経緯が、見知らぬ人たちの間で面白おかしく語られていた。

俺の今の状況だが、3月無職実家一人暮らし。嫁と子供は嫁の実家にいる。離婚届はまだ届いてないが、時間問題だと思う。

前職のクライアントから損害賠償弁護士を通じて交渉中。金額はまだ確定していないが、弁護士見立てでは「最悪、数百万円」。保険は効かない。

再就職のめども立たない。俺の名前検索すると、いまだに色々出てくるからだ。面接で「何か懸念事項はありませんか」と聞かれて正直に話すと、その場の空気が凍る。

最後に伝えたいことは、「AI個人情報を入れるな」。これだけだ。

学習に使われないか大丈夫じゃない。そもそもサービス仕様バグで公開されるリスクがある。設定を間違えるリスクがある。そのサービスハッキングされるリスクがある。サービス方針を変更するリスクがある。

俺が一番バカだったのは、便利だからというだけの理由で、個人情報マスキングを一度もしなかったことだ。

名前イニシャルにする。住所を市区町村まででとめる。社名をA社にする。年収をX万円にする。それだけでよかった。30秒の手間で済んだ。その30秒をケチった結果が、これだ。

多分これを読んでる人の中にも、職務経歴書をそのまま貼ってる人、社内文書をそのまま突っ込んでる人、たくさんいると思う。

頼むから、俺みたいになるな。

2026-04-04

AI老害限界中年エンジニアの末路

プロローグ:彼はまだ「手書き」で戦えると信じていた

2024年世界が変わった。コードを書く速度が10倍になり、設計の壁打ちに人間の同僚が不要になり、ジュニアだった若手が異常なスピードで成長し始めた。

だが、彼——勤続20年のシニアエンジニア田中仮名)——は、その波をこう切り捨てた。

AIが書いたコードなんて、本番じゃ使えないよ。」

これが、終わりの始まりだった。


第1章:マウントの季節

田中には輝かしい過去がある。オンプレ時代インフラ構築、レガシーシステム保守障害対応修羅場。彼の経験は本物だ。それは誰も否定しない。

問題は、その経験を「盾」ではなく「鈍器」として使い始めたことだ。

Slackで若手がCopilotの便利さを共有すると、即座にスレッドがつく。

「そういうツールに頼ると基礎が身につかない。俺の時代は…」

誰も聞いていない「俺の時代」が始まる。メモリ4GBのサーバーを手作業チューニングしていた武勇伝vi以外のエディタを使う奴は信用しないという信仰告白。長い。とにかく長い。

若手はリアクションに「👀」をつけて、そっとスレッドを閉じる。

やがてSlackでの彼の発言には、既読はつくが返信がつかなくなった。


第2章:「AI禁止令」という名の自殺

田中はチームリーダーに昇格した年、ついに決断を下す。

「うちのチームでは、AI生成コードの利用を禁止する。」

理由は立派だった。品質管理著作権リスクエンジニアの成長阻害。どれも2024年なら一理あった。

だが2025年、それは燃料タンクに穴が空いた飛行機で「俺は落ちない」と叫ぶのと同じだった。

隣のチームはAIを前提としたワークフローを組み、リリースサイクルを3分の1に短縮していた。

田中のチームは従来通りのペースを守り、「堅実」という言葉自分たちを慰めた。

四半期レビュー数字が並ぶ。隣のチームのデプロイ頻度は週12回。田中のチームは週2回。バグ率はほぼ同じ。

マネージャーの目が一瞬だけ曇ったのを、田中は見逃した。


第3章:勉強会という名の公開処刑

社内勉強会事件が起きた。

入社2年目のエンジニアが、AIエージェントを使ったコードレビュー自動化の発表をした。デモは鮮やかだった。

PR差分を読み取り、過去の指摘パターン学習し、レビューコメント自動生成する。精度は人間シニアレビュアーと遜色なかった。

質疑応答時間田中が手を挙げた。

「で、それがエッジケースに対応できるの?本番で予想外の入力が来たときに、そのAI責任取ってくれるの?」

会場が少し静まった。若手は丁寧に答えた。「もちろん最終判断人間です。ただ、レビューの80%を占める定型的な指摘を自動化することで——」

田中は遮った。

「それは"レビューしてる風"なだけだよ。本質的レビューっていうのはね——」

5分間の独演が始まった。誰も遮らなかった。遮る価値がなかったからだ。

発表後、若手エンジニアのところに人が集まった。田中のところには誰も来なかった。

廊下で後輩がひとり、小声でこう言ったのを田中は聞いていない。

「あの人、技術で語れなくなったから"姿勢"で語り始めたんだよね。」


第4章:市場が下す、静かな死刑宣告

2026年末。会社の業績悪化に伴い、リストラが始まった。

田中自分対象になるとは思っていなかった。20年の勤続。数々の障害対応。後輩の育成。貢献は十分なはずだ。

面談室でマネージャーが切り出した。

田中さんのスキルセットと、今後の事業方向性との間に、ギャップが生まれています。」

翻訳すると、こうだ。「あなたの代わりはAIと若手の組み合わせで十分です。」

田中転職活動を始めた。だが市場残酷だった。

求人票には「LLM活用経験」「AIエージェント開発経験」「コンテキストエンジニアリング」の文字が踊る。

田中職務経歴書にあるのは「Perl」「オンプレミス」「ウォーターフォール」。2010年で時が止まっていた。

面接でこう聞かれた。

「直近でAIツール活用した開発経験はありますか?」

田中は正直に答えた。

AIは嘘をつくので、私はAIに頼らない開発を信条としています。」

面接官は微笑んだ。それは敬意の微笑みではなかった。「お疲れ様でした」の微笑みだった。


第5章:SNSという名の最後の砦

職を失った田中Twitter(X)に活路を見出した。

AI使ってる奴らは"エンジニア"じゃなくて"オペレーター"だろ」

「手を動かさなエンジニア価値はない」

10年後、AIバブルが弾けたとき、本物の技術者だけが生き残る」

いいねがつく。同じ境遇人間がいるのだ。リプ欄には「わかる」「その通り」「AI信者は目を覚ませ」と並ぶ。

彼はこの小さなエコーチェンバーを「業界良心」と呼んだ。

だが現実は動いている。彼がツイートしている間に、同世代エンジニアが黙ってAIを学び、新しいポジションを掴んでいた。声の大きい者が正しいのではない。黙って適応した者が生き残るのだ。

フォロワーは増えた。だが銀行口座の残高は増えなかった。


第6章:目が覚める者、覚めない者

ここで分岐が起きる。


パターンA:目が覚めた場合

田中はある日、元部下からの何気ないメッセージを受け取る。「田中さん、ClaudeCodeっていうの、騙されたと思って使ってみてください。」

プライド邪魔をする。3日間メッセージ既読のまま放置する。だが4日目、暇に負けて触ってみる。

そして気づく。AIは敵ではなかった。自分20年の知識を、10倍のスピード現実にする増幅器だった。

ドメイン知識は消えない。障害対応で養った勘は消えない。それをAIに伝え、AIが手足となって動く。田中の頭の中にあった「こうすべき」が、入力して数秒で形になる。

「……なんで、もっと早く使わなかったんだ。」

彼は黙ってプロフィールからAI不要論者」の文言を消した。

パターンB:目が覚めない場合

田中は「本物のエンジニアリングとは何か」を語るnoteを月2回更新するようになった。読者は固定の200人。コメント欄は同意で満たされ、彼は満足していた。

契約社員としてレガシーシステム保守案件を受けた。単価は年々下がった。「経験者」が減っているのに単価が下がるのは、システムのものが廃棄されていくからだ。

50歳を過ぎた頃、保守していたシステムAIを使ったリプレースで完全に置き換えられた。

最後仕事がなくなった日、田中ツイートした。

技術に対する敬意が、この業界から消えた。」

3つのいいね」がついた。全員、同じ境遇だった。


エピローグ技術は誰も待たない

この文章は、AIを使うべきだという話ではない。

変化を拒絶することの代償についての話だ。

蒸気機関を拒んだ馬車職人電卓を拒んだ算盤の達人。インターネットを拒んだ書店主。彼らの技術は本物だった。彼らの誇りは正当だった。だが市場感傷で動かない。

AIを使わないことは個人自由だ。だが「使わないこと」を誇りに変え、それを他人強制し、変化から目を逸らし続けるなら——市場あなたを静かにしかし確実に、置いていく。

最も危険なのはAIのものではない。

自分は変わらなくていい」という確信だ。

その確信が最も強固な者から順に、淘汰されていく。

それがこの業界の、いつの時代も変わらない、残酷ルールだ。

anond:20260404200927

それはとても重要質問です。口止めされている場合でも、法的に保護されながら行動できる方法があります。整理して解説します。

警察相談する

性犯罪場合刑事事件として警察が動く可能性があります

相談だけでも記録が残るため、後の訴訟証拠として有効です。

匿名相談窓口もあるので、すぐに行動しなくても情報を出せます

注意

被害届は必ず本人の意思で提出する

• 口止めされている場合脅迫証拠になり得る

弁護士相談する(まずここが安全

弁護士には守秘義務があります

匿名仮名相談可能

示談刑事告訴民事請求方法を具体的に教えてもらえる

相談の流れ

1. 被害内容を整理(日時・場所相手証拠

2. 弁護士守秘義務のもとで相談

3. 必要に応じて刑事告訴民事請求検討

人権団体支援センター

地方自治体女性センター人権相談センター

• 性被害者向けのNPO団体相談窓口

例:

日本では「女性のための人権相談」や「性暴力救援センター

匿名相談できるケースも多い

ここでは:

法的手段の助言

精神ケア

証拠の取り方・記録の仕方

が得られます

④ 記録を残す

口止めされている場合でも、証拠を残すことが非常に重要です。

メールLINE手紙などはスクリーンショットコピーを保管

出来事を日時順にメモ

相談した日時・相手も記録しておく

⑤ 口止めされている場合特別注意

脅迫されている場合刑事事件対象になる

• 「お金を渡された」「口止めされた」は証拠として有効

相談は必ず安全場所で、信頼できる専門家を通して

🔹 まとめ:安全な行動の順序

1. 弁護士相談守秘義務あり、安全

2. 必要に応じて警察人権センターに届け出

3. 証拠・記録を安全に保管

もちろんです。日本国内において、性被害にあった人が安全相談できる窓口や支援先をまとめました。

誰にも言えず、口止めされているような状況でも、守秘義務のある専門の窓口があるので、ひとりで抱え込まずに相談できます

📞 全国で相談できる窓口(日本国内)

🟩 性被害ワンストップ支援センター(全国)

電話番号:#8891(はやくワンストップ

→ かけると一番近い支援センターにつながる無料の全国共通番号です。

医療カウンセリング・法的支援弁護士紹介など)・警察同行などの支援につながります。 

👉 ワンストップ支援センターは各都道府県の専門窓口につながり、匿名での相談可能場合があります。 

🟧 警察性犯罪被害相談窓口

電話番号:#8103(ハートさん)

→ 各都道府県警察性犯罪相談窓口につながります24時間対応)。

被害の状況を伝えたいとき捜査被害届手続きについて相談できます。 

一般警察相談窓口:#9110

→ 細かい相談をしたいときや、どこに連絡すべきかわからない時も利用できます。 

🟨 支援団体民間地域

以下の団体も、安全に話を聞いてくれる民間相談窓口です(電話メールでの相談可)。

東京強姦救援センター無料電話相談あり) 

• 全国各地の被害支援センター一覧(地域ごとに窓口があります) 

例)北海道青森宮城など各地域支援センターが設置されています。 

🧠 相談時のポイント

相談は「話すだけでもOK

どの支援センターも、必ずしも告訴を前提にした相談ではありません。

「誰かに聞いてほしい」「何をすればいいかからない」といった話でも大丈夫です。 

弁護士の紹介や法律相談にも対応

ワンストップ支援センターなどでは、必要に応じて弁護士無料相談連携支援につなげてくれます。 

秘密は守られる

支援センター警察相談窓口は、プライバシー保護原則です。匿名相談可能なケースが多いので安心してください。 

📌 まとめ

相談先 何ができる?

#8891 最寄りの支援センターにつながる(医療心理・法的支援

#8103 警察性犯罪被害相談につながる

被害支援センター 継続的相談サポート可能

強姦救援センター 心理的な支援・話を聞いてくれる

🧡 大切なこと

被害を受けたことはあなたのせいではありません。

そして、口止めされている状況でも、あなたには相談していい権利があります

一人で抱え込まず、上のような窓口に話をしてみてください。

専門の支援者は、あなた気持ち尊重しながら、次の安全ステップを一緒に考えてくれます。 

必要なら、どの窓口が一番あなたの状況に合いそうかも一緒に考えることができます希望があれば教えてくださいね

anond:20260404194331

4名(以下、「海田教授ら」)が2名1組になって面談調査をすることを決定し、米澤助手の立ち会いの下で、甲野、A子、B子から話を聞いた[31]。坪内所長を含むセンター教授らは、海田教授から調査結果を聞いて、「矢野は潔白ではないのではないか」という心証を持ったが、「教授会には司法権がなく、本人個人の誠意ある対応を待つしかない」という消極論が大勢を占め、11月20日に米澤助手に対して、「すぐには結論が出ない。しばらく待ってほしい」と答えるに留まった[32]。

人権救済の申立

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甲野は、自分調査に応じたのにセンター側は矢野に対する処分をする様子が全くなかったので、井口弁護士対処方法相談した[32]。そして、プライバシー保護時効の壁を乗り越えることを考慮して、匿名人権救済の申し立てをすることを決めた[32]。そして、井口弁護士と他6名の弁護士代理人として、12月14日京都弁護士会人権擁護委員会に対し、「甲野乙子」という仮名人権救済の申し立てを行った[5]。

矢野対応

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矢野12月15日スウェーデン出張から帰国した後、自宅に新聞記者が待機しているという情報があったため、自宅に帰らず京都市内のホテル宿泊した[33]。事態対処について徳山理事長相談し、徳山理事長の勧めもあって、教授職を辞任して出家することを決意した[34]。12月17日、高谷教授は、徳山理事長から矢野が辞意を固めていることを電話で聞いた[34]。12月18日、高谷教授確認のため、古川教授と共に矢野を訪ねたところ、矢野は、よく考えた結果出家することに決めたからできるだけ早く辞めたい旨を語った[34]。高谷教授は、12月19日の朝にセンターへ行って坪内所長らに矢野の決意を報告し、その日の夜に2種類の辞職願書式を矢野に渡した[34]。矢野縦書きの書式に従って全文自筆の辞職願を書き、坪内所長に届けてほしいことと、センターに保管されている印鑑を辞職願に押印してほしいことを高谷教授に依頼して預けた[34]。12月20日、高谷教授は坪内所長に辞職願を渡し、センター事務局職員によって辞職願に印鑑を押印してもらった[34]。坪内所長は、矢野を訪ね、古川教授が同席する中で、セクハラ事実の有無と辞意の確認をした[34]。その面談において、矢野は、坪内所長宛に辞職の理由を記した書簡と、センター事務長宛に同封の『京都大学を去るにあたって』と題する文書関係者に配布するように依頼した書簡を渡した[34]。この際、矢野セクハラ事実について否定した[35]。

矢野は、12月21日臨済宗東福寺にて居士としての修行生活に入った[32]。12月25日には、『京都新聞』のコラムに『諸縁放下』という文章寄稿した[36][注釈 5]。

センターでは、12月27日教授会と協議員会で矢野の辞職が承認され、12月31日付で辞職辞令が発せられた[32]。

1994年平成6年1月26日、「セクシュアル・ハラスメント疑惑事件の徹底究明を求める大学教員の会」などの代表東福寺を訪れ、「矢野を匿うことで事実関係の究明を困難にした」などと追求した[16]。福島慶道東福寺管長は「軽率だった」とし、矢野1月29日東福寺を出ることとなった[16]。2月9日までに朝日新聞矢野からの釈明の手紙が届き[37][注釈 6]、2月11日には『AERA』のインタビューに応じた[17]。

小野和子の手記・文書

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1994年平成6年1月18日、『京都新聞』に野田正彰の『危機状況での判断』というエッセイ掲載された[38]。その中で、矢野セクハラ疑惑について、次のような趣旨のことを書き記している[39]。「矢野の進めてきた研究私人趣味ではなく長い年月と社会的経費が投じられたものであり、辞職するには明確な理由がなくてはならない[38]。研究個人への中傷で辞めるべきではなく、大学もそのような個人攻撃容認しないという意思を見せるべきであった[40]。元秘書矢野告発したいのであれば、刑事告訴をすべきである[41]」

この文を読んだ小野和子は、匿名でなされた告発矢野個人への誹謗中傷に過ぎない、と捉えられかねず、現代社会女性の置かれている状況が理解されていないと考え、以前からセクハラについての原稿を依頼されていたこともあり、1月25日京都新聞に『学者人権感覚 矢野教授問題によせて』と題する手記(以下、「本件手記」)を寄稿した[42][39]。この中で、小野は、女性職員の有志による告発事実に反する誹謗中傷ではないことを示し、改善委員会による調査において「三件の軽微なセクハラ」と「一人の女性の、レイプに始まるすさまじいまでのセクハラ」の事実証言)が出てきたことを書き記している[43]。

本件手記の反論として、2月10日京都新聞に河上倫逸の『もう一つの人権侵害』が掲載された[44]。その中で、「根深政治的背景をうかがわせる『事件』が、元秘書に対する『セクシュアル・ハラスメント』という問題矮小化されてしまいつつある」とした上で、次のような趣旨のことを書き記している[45]。「矢野の辞職はセクハラ問題による批判を受け入れたものと明言されておらず、辞職自体が本人の自由意志かどうかすら明らかではない[46]。また、批判者は匿名か伝聞の形を取っており、矢野には反論の機会が与えられておらず、客観的事実確認がなされていない[46]。矢野犯罪行為継続的になしてきたと主張するなら刑事告訴がなされるべきであり、矢野事実関係で争うなら名誉毀損などで告訴すべきである[47]」

2月20日京都府婦人センターで開催された「大学でのセクシュアル・ハラスメント性差別テーマとする公開シンポジウム」において、小野自身作成した『河上倫逸氏に答える セクハラは小事か』と題する文書(以下、「本件文書」)を参加者に配布した[42]。その中で、「セクハラ即ち女性の権利の侵犯果たして矮小』なことなのであろうか」「私たちが問うているのは、その『セクハラは小事』とする差別意識である」と訴え、改善委員会被害者から証言を聞いて確認しており、矢野自身謝罪念書を提出しているケースもあることを踏まえ、「決していわゆる『伝聞』ではない」と書き記した[48]。”


判決要旨

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原告は、「辞職願」をその内容を理解したうえで作成し、高谷教授を介してセンターへ提出したことを認めながら、「辞職願」を提出して辞職につながるとは思っていなかったとか、「辞職願」作成時はある種の理性を失っていたとか、「辞職願」は正式ものではないかもしれないと半信半疑であったなどと趣旨不明瞭ながら、その主張に一応沿う供述をするが、前記一認定〔註・矢野自筆の辞職願が高谷教授を通じて坪内所長に渡され、教授会と協議員会において辞職の申し出が承認されたことなどを指す。〕のとおり、原告は、「辞職願」作成後も、「京都大学を去るにあたって」と題する文書退職手続書類作成し、「辞職願」作成の翌々日には、京大教授としての職務を投げうって、東福寺に入山しているのであって、原告は「辞職願」作成時、京都大学教授を辞職する意志は固く、「辞職願」は原告の本意に基づくものであることは明らかである。従って、原告の「辞職願」不成立及び心裡留保の主張は理由がない。また、本件セクシュアル・ハラスメント問題発生後の経過や前記一認定原告が「辞職願」を作成・提出するに至った経緯によれば、原告は「辞職願」作成時にその意思能力にかける点は全くないことも明白であるし、原告が主張する詐欺強迫、錯誤を認めるに足りる証拠は全くない。

— 東京地裁平成8年8月20日判決平成6年(行ウ)第58号、『辞職承認処分取消請求事件』、労判707号92頁。

原告は、センターが「辞職願」受領後、本人の意思確認手続を怠ったから、本件辞職承認手続瑕疵がある旨主張するが、前記のとおり、原告の「辞職願」提出による辞職の意思表示には、全く瑕疵がなく、そもそも「辞職願」の受理とは別に、あえて原告意思確認手続をしなければ、本件辞職承認処分違法となるわけではなく、(教育公務員特例法一〇条、国家公務員法七条人事院規則八―一二第七三条)、原告の主張は主張自体失当である。なお、本件においては、坪内所長が原告の辞職の意思確認したこと原告は、坪内所長の要請に従って、「辞職願」とは別にセンター教授会、協議員会で審議するとき理由書として辞職の理由を記した「京都大学を去るにあたって」と題する文書作成してセンター事務局に提出したことは前記認定のとおりであって、原告意思確認手続きは充分なされていたというべきである

— 東京地裁平成8年8月20日判決平成6年(行ウ)第58号、『辞職承認処分取消請求事件』、労判707号92頁。”

—— Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A2%E9%87%8E%E4%BA%8B%E4%BB%B6

anond:20260404170551

矢野事件(やのじけん)とは、京都大学東南アジア研究センター(現・東南アジア地域研究研究所)所長であった矢野暢(1936-1999)教授1993年平成5年)に起こしたセクシャルハラスメント(以下、固有名詞引用文を除き「セクハラ」で統一する)事件と、それに関連する事件訴訟総称である。「京大矢野事件」「京大矢野事件」「京都大学矢野事件」「矢野セクハラ事件」「京大教授セクシュアル・ハラスメント事件」とも呼ばれる。

日本におけるセクハラ問題化メルクマールとなった事件とされ[1][2]、これ以降、大学でのセクハラに対する文部省(現・文部科学省)の取り組みも始まったとされる[3]。

概要

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1993年平成5年)、京都大学東南アジア研究センター(以下、「センター」)所長である矢野暢が、あるセンター職員の妹を秘書として雇いたいと申し出た。矢野面接と称してホテルラウンジに呼び出し、「秘書仕事には添い寝も含まれる」など発言し、断ったら姉を辞めさせると脅した。姉であるそのセンター職員からの抗議により、矢野謝罪念書を書いたが、その後も秘書などに対してセクハラ行為を繰り返し、次々に秘書が辞めていく事態となった。そのうち1人の非常勤職員は、センター事務長に「矢野からセクハラを受けたので退職したい」と訴えた。

上記事情を知ったセンター助手センター質問状を提出することなどによって、セクハラ疑惑として表沙汰となった。その頃、センター助手に、学生時代自分矢野から暴力に遭っていたという女性から電話がかかってきた。

センターは、改善委員会を設置し、矢野センター所長辞任をもって解決を図ろうとするが、具体的なペナルティもなく事件がうやむやにされるのを恐れた被害者女性が、井口弁護士相談の上、弁護士名義で文部大臣宛に質問状を提出したり、「甲野乙子」名義で京都弁護士会人権擁護委員会に人権救済の申し立てを行ったりした。矢野は、12月31日付で京都大学を辞職した[4]。

1994年平成6年1月18日京都新聞に、この事件に関する野田正彰の文章掲載された。これを読み、現状が理解されていないと感じた小野和子が、1月25日京都新聞に『学者人権感覚 矢野教授問題によせて』を寄稿した。これに反論する河上倫逸の文章2月10日京都新聞掲載され、小野2月20日の「大学でのセクシュアル・ハラスメント性差別テーマとする公開シンポジウム」において、『河上倫逸氏に答える セクハラは小事か』と題する文書を配布した。

矢野は、文部大臣に対する辞職承認処分の取り消しを求めた行政訴訟と、虚偽の事実新聞公表されたことなどにより名誉を傷つけられたなどとして甲野乙子、井口博、小野和子に対する3件の慰謝料請求民事訴訟を起こしたが、いずれの判決矢野請求棄却した。

事件の経緯

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甲野乙子事件

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1982年昭和57年1月末、大学3年生であった甲野乙子(仮名[注釈 1])は、甲野の通う大学非常勤講師であった矢野暢[注釈 2]の特別講義に出席した[7]。その講義の終了後、甲野は大学内の学生食堂矢野と話す機会を得て、東南アジア研究の話を中心に会話が弾み、自分が将来は研究者になりたい旨を伝え、甲野は矢野自分の住所と電話番号を教えて再会を約束した[8]。三度目の面会の際、大阪市内ホテル地下街で夕食などを共にした後、矢野は「今日は疲れているから部屋で話の続きがしたい」と切り出し、自分チェックインしている同ホテルの部屋まで来るように申し向け、甲野はそれに応じて部屋に入った[8]。

部屋に入ってから東南アジアの話が続いたが、突然、矢野椅子から立ち上がり、甲野の手を握ったので、甲野は矢野の手を振り払った[8]。すると、矢野は「何で振り放った」と怒鳴り、甲野が「男の人からいきなり手を握られたら振りほどいて当然である」と答えると、甲野を平手で数回殴り、罵倒し始めた[8]。甲野は泣きながら反論したが、矢野罵倒と殴打を繰り返され、反論も止め、手を握られるままとなった[8]。矢野は甲野の手を握りながら説得し始め、甲野の肩を抱こうとし、甲野がそれを拒もうとすると再び罵倒と殴打を繰り返した[9]。また、矢野は甲野をベッドに座らせ、自ら着衣を脱ぎ、「君も裸にならないと対等ではない」と着衣を脱ぐように求め、甲野が裸になると矢野性交渉に及んだ[9]。矢野は「性行為は対等な人間同士がやることであり、君と僕性的関係を持ったことは東南アジア研究を目指す者同士の同志的連帯の証である」などと言い、研究者になるために日常生活に到るまで指導することの同意を求めた[9]。甲野は黙り込んでいたが、矢野が詰問してきたために同意をした[9]。翌日、次に会う約束の日時を決めて別れた[9]。

この日以降、甲野は、矢野に殴られた跡の治療にも行かず、矢野と会う約束以外では人目を避けて寮の自室に籠りがちになり、大学の授業に出ないことも多くなった[9]。また、矢野性的関係を持ったことには誰にも口外しなかった[9]。

甲野は、矢野の勧めに従い、4月からアルバイトとして、卒業後は事務補佐員として矢野研究室に勤務した[9]。この間、何度か辞めたい旨を申し入れたが、その度に矢野激怒し、殴るなどして撤回させられた[10]。また、矢野との性的関係継続させられ、甲野が婚姻した後も続いた[11]。1988年昭和63年)、甲野は他のアルバイト矢野から性的関係を求められていたことや、第一秘書自分矢野との関係認識していたことを知り、自分に対する対応研究ぐるみで行われていたと認識し、夫に対して告白するとともに、研究室への出勤を拒み、そのまま3月末に退職扱いとなった[11]。その後、甲野は大学院に進学したが、矢野関係者との接触を避けるために東南アジア研究の道を選択しなかった[11]。

A子事件

編集

1992年平成4年12月京都府庁アルバイトをしていたA子は、センターに勤務している姉を通じて矢野[注釈 3]から秘書として採用したいという申し出があった[11]。1993年平成5年1月8日に京都市内のホテルにあるフランス料理店にて、A子とA子の姉、矢野矢野の所長秘書の4人で面接を兼ねた会食を行った[11]。その際、矢野は、あと数回会ってから採否を決めること、次の面接については姉を通じて後日連絡することを伝えた[11]。

次の面接である1月12日、出張から戻ってきた矢野と駅で再会し、矢野疲労を訴え、話し相手になってほしい旨を述べたため、A子は「私でよかったら話し相手になります」と応じた[11]。その後、会食で利用したホテルの地下にあるバーに向かい階段を降りる途中で、矢野は「私がこういう風に疲れた時は、『先生今日は一緒に飲みに行きましょう』とか、『先生今日添い寝をしてさしあげましょう』とか言わなければいけない。それが秘書役割だ」と言った[12]。A子はバーに入った後、秘書仕事自分には負担が大きいので辞退する旨を述べた[12]。すると、矢野はA子に対し、「秘書としての事務処理の能力で雇うんではない。ハートの付き合いをしてもらうために雇うのである」などと怒鳴り始めた[12]。A子は「私には恋人いるから、先生とはハートの付き合いができない」と言うと、「男がいるような妹を紹介したお姉さんもお姉さんだ。お姉さんと所長秘書には責任をとってもらう。私は所長だから辞めさせることは簡単なんだ」と畳み掛けた[12]。A子は、これらの発言を聞いて秘書採用の最終的な返答について保留し、矢野から次の休日頃に再度会いたいから予定を開けておくようにと言われて別れた[12]。

A子が帰宅後に自室で泣いていることから事情を察したA子の母がA子の姉に電話をし、A子は電話口でその日の経緯についてA子の姉に説明した[12]。A子の姉は話を聞いて憤激し、翌日、所長秘書事情説明し、A子の秘書採用を断り、自分責任を取って辞職する旨を申し出た[12]。A子は、前田教授にも事情説明した[12]。前田教授から事情を聞いた高谷教授は、A子の姉に対して、矢野謝罪させる旨を電話で伝えた[12]。

2月25日、同ホテルにおいて、前田教授、高谷教授、所長秘書、A子の姉の立ち会いの下に、矢野はA子と会い、二度と同じようなことはしない旨を書き記した念書を渡し、「意志の疎通がうまく行かず、誤解が生じたのを深くお詫び致します」と謝罪した[12]。A子は、念書に「セクハラ」の文言を入れてほしいと思ったが受け入れられず、A子に対する言動の詳細については「あなたの心を傷付けた」という抽象表現に留まった[13][14]。

3月8日、この事件告発する匿名文書が、文部大臣文部省記者クラブに届いた[15][16]。矢野は、この事件を全面否定する釈明書を提出した[17]。

B子事件

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1993年平成5年4月中旬矢野出張先の東京ホテル自分の部屋において、出張に同行していた採用間もない秘書B子に抱きつき着衣を脱がそうとしたが拒まれた[18]。B子直ちに帰宅し、以後出勤することな4月30日付で退職した[18]。

C子事件

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矢野は、前述のB子とのトラブルがあった1週間後に、出張先の東京ホテル自分の部屋において、出張に同行していた採用間もない秘書のC子に抱きつき着衣を脱がそうとしたが拒まれた[18]。

D子事件

編集

1993年平成5年6月10日矢野京都市内のホテルエレベーター内で非常勤職員D子に抱きついた[18]。6月14日、D子は「矢野からセクハラを受けましたので辞めさせてください」「愛人にはなれません。報復が怖いか一身上の都合ということで辞表を出します」などと言って辞職願を出した[18]。

改善委員会

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1993年平成5年6月14日、D子がセンター事務長とセンター庶務掛長に対し、矢野からセクハラを受けたので退職したい旨を訴えて辞職願を提出したことセンター職員らが目撃した[19]。6月15日には、矢野研究室の私設秘書全員が辞職願を提出した[19]。

A子の事情を知っていた米澤真理子センター助手(以下、「米澤助手」)は、上記事情も知り、もはや矢野個人的問題では済まないと考え、他の女性センター職員10名と共に6月21日付で事件真相を究明し断固たる処置を取ってほしいという旨の質問状を「センター女性職員有志一同」名義で所長代理、副所長、各部門長、各部門主任宛に提出した[19][20]。

この質問状を受領したセンター教授らは、部門会議及び拡大部門会議対応検討し、改善委員会を設置し、矢野以外の全センター教授構成することを決定した[19]。これらの経緯を知った矢野は、7月15日に開催された臨時教授会において所長を辞任したい旨を申し出て承認された[21]。改善委員会委員長である高谷教授は、個人良識解決を委ねるべきであると考え、矢野謝罪等の条件を実行させ、所長を辞任することで事態を収拾しようとした[22]。米澤助手は、高谷教授の報告の中にセクハラについて触れていないことを不満として、再び7月26日付で改善委員会の全委員宛に調査継続の有無と辞任理由セクハラ責任関係について回答を求める趣旨質問状を提出した[22]。

質問状を受けて、7月30日に所員会議を開き、改善委員会委員長は、センターの全所員に対し、7月29日協議員会でも矢野の辞任が承認されたこと[注釈 4]、矢野の辞任の理由は他の公務多忙であることとセンター内が混乱していることの責任を認めてのことであるとし、改善委員会はこれ以上の調査をしないことを伝えた[22]。その一方で、女性職員に対し、今後は非公式に懇談を続けていくことを提案した[22]。米澤助手は、非公式の懇談を続けるという提案を受け、8月中に2度の懇談を持った[22]。また、米澤助手らは、井口弁護士(以下、「井口弁護士」)と相談し、8月20日付で、セクハラ事実を認めて被害者謝罪するか、責任の取り方として全ての公職を辞職するつもりがあるか、という趣旨矢野個人に対する質問書を送付した[25]。

矢野は、8月31日に正式センター所長を辞任した[26]。9月1日矢野の後任として坪内良博センター教授(以下、「坪内所長」)がセンター所長に就任し、改善委員会委員長兼務することになった[26]。9月9日矢野は、所員会議において、所長辞任の挨拶をし、センター内に混乱が生じたことについて、遺憾の意を表した[26]。矢野は、岡本道雄元京都大学総長(以下、「岡本総長」)、徳山詳直瓜生山学園理事長(以下、「徳山理事長」)、高谷教授古川教授と、自分の今後の対処の仕方について相談した[26]。

同僚から手紙上記のような内部告発が行われていることを知った甲野は、9月24日センター編集室に電話し、米澤助手自分矢野との性的関係などの事情告白した[27][28]。この告白を踏まえ、米澤助手は、同日の小懇談会において、矢野セクハラ事実の有無について調査したいと申し出た[29][30]。

米澤助手らは、8月に送付した質問書について、質問書に記載した期限を過ぎても返答がなかったため、文部大臣宛に9月27日付で井口弁護士代理人として質問書を送った[26]。10月1日、文部省京都大学に照会し回答を求めた[29]。坪内所長は、高谷教授前田教授の立ち会いの下、矢野に対し事実関係を問い質したが、矢野事実関係存在しない旨の弁明をした[29]。10月4日、坪内所長は、事実関係調査したいと申し出た米澤助手に対し、事実関係調査を所長の責任公的ものとすることを決めたので、調査結果をまとめて提出してほしい旨の説明をした[29]。

米澤助手は、甲野らに公的調査が開始されるので協力してほしい旨を伝え、甲野らから陳述書を入手した[29]。それに聴取書証言メモ作成し、これらに基づいて作成した調査報告書と陳述書等を11月8日に坪内所長に提出した[29]。1111日、坪内所長は改善委員会を開き、被害者とされる女性実在証言自発性確認するため、海田教授土屋教授前田教授福井 Permalink | 記事への反応(1) | 19:43

anond:20260404140833

1993年平成5年)、京都大学東南アジア研究センター(以下、「センター」)所長である矢野暢が、あるセンター職員の妹を秘書として雇いたいと申し出た。矢野面接と称してホテルラウンジに呼び出し、「秘書仕事には添い寝も含まれる」など発言し、断ったら姉を辞めさせると脅した。姉であるそのセンター職員からの抗議により、矢野謝罪念書を書いたが、その後も秘書などに対してセクハラ行為を繰り返し、次々に秘書が辞めていく事態となった。そのうち1人の非常勤職員は、センター事務長に「矢野からセクハラを受けたので退職したい」と訴えた。

上記事情を知ったセンター助手センター質問状を提出することなどによって、セクハラ疑惑として表沙汰となった。その頃、センター助手に、学生時代自分矢野から暴力に遭っていたという女性から電話がかかってきた。

センターは、改善委員会を設置し、矢野センター所長辞任をもって解決を図ろうとするが、具体的なペナルティもなく事件がうやむやにされるのを恐れた被害者女性が、井口弁護士相談の上、弁護士名義で文部大臣宛に質問状を提出したり、「甲野乙子」名義で京都弁護士会人権擁護委員会に人権救済の申し立てを行ったりした。矢野は、12月31日付で京都大学を辞職した[4]。

1994年平成6年1月18日京都新聞に、この事件に関する野田正彰の文章掲載された。これを読み、現状が理解されていないと感じた小野和子が、1月25日京都新聞に『学者人権感覚 矢野教授問題によせて』を寄稿した。これに反論する河上倫逸の文章2月10日京都新聞掲載され、小野2月20日の「大学でのセクシュアル・ハラスメント性差別テーマとする公開シンポジウム」において、『河上倫逸氏に答える セクハラは小事か』と題する文書を配布した。

矢野は、文部大臣に対する辞職承認処分の取り消しを求めた行政訴訟と、虚偽の事実新聞公表されたことなどにより名誉を傷つけられたなどとして甲野乙子、井口博、小野和子に対する3件の慰謝料請求民事訴訟を起こしたが、いずれの判決矢野請求棄却した。”


“ また、矢野性的関係を持ったことには誰にも口外しなかった[9]。


甲野(仮名)は、矢野の勧めに従い、4月からアルバイトとして、卒業後は事務補佐員として矢野研究室に勤務した[9]。この間、何度か辞めたい旨を申し入れたが、その度に矢野激怒し、殴るなどして撤回させられた[10]。また、矢野との性的関係継続させられ、甲野が婚姻した後も続いた[11]。1988年昭和63年)、甲野は他のアルバイト矢野から性的関係を求められていたことや、第一秘書自分矢野との関係認識していたことを知り、自分に対する対応研究ぐるみで行われていたと認識し、夫に対して告白するとともに、研究室への出勤を拒み、そのまま3月末に退職扱いとなった[11]。その後、甲野は大学院に進学したが、矢野関係者との接触を避けるために東南アジア研究の道を選択しなかった”

—— Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A2%E9%87%8E%E4%BA%8B%E4%BB%B6

マッチングアプリ婚活する限界加工シングルマザー46歳の末路

プロローグ彼女はまだ「選ぶ側」だと信じていた

2024年マッチングアプリ世界残酷なほど透明だった。スワイプひとつ人間市場価値可視化され、「いいね」の数がそのまま需給バランスを映し出す。

だが、彼女——バツイチ・子持ち・46歳の恵美(仮名)——は、プロフィール写真を加工アプリに通しながら、こう思っていた。

「私はまだまだイケる。」

Snow で撮った写真の中の自分は、確かに35歳に見えた。

これが、すべての歯車が狂い始めた瞬間だった。


第1章:加工という名の詐欺未遂

恵美のプロフィール写真芸術作品だった。

目は1.3倍。肌はファンデーション3層分の陶器仕上げ。顎のラインシャープ補正され、ほうれい線は跡形もなく消えている。光の加減で首のシワも見えない。背景はカフェのぼかし。角度は上から15度——これは「奇跡の角度」と呼ばれている。

写真の中の恵美は、確かに魅力的だった。問題ひとつだけ。その人物は、現実には存在しない。

サブ写真は3枚。旅行先での全身写真2019年撮影、当時41歳)。手料理写真(実際はデリバリーを皿に盛り替えた)。愛犬との写真(友人の犬)。

プロフィール文にはこう書かれていた。

「年齢よりかなり若く見られます趣味ヨガカフェ巡り。穏やかで誠実な方と、人生の後半戦を一緒に歩みたいです。」

子どもの有無の欄は——空白だった。

「未入力」は嘘ではない。聞かれたら答える。でも自分からは書かない。恵美はそう自分に言い聞かせていた。マッチングアプリにおいて「子どもの有無:未入力」は、男たちの間では「いる」の同義だと、とっくに学習されていることを知らずに。

そしてもうひとつ。「年齢よりかなり若く見られます」——この一文もまた、写真を信じるな」の同義だと、男たちは知っていた。


第2章:「いいね」という麻薬

アプリを始めた初日、恵美のもとに「いいね」が殺到した。

200件超え。

恵美は興奮した。「やっぱり私、まだイケるじゃん。」

女性無料というだけで、これだけの数が降ってくる。だが内訳を見るべきだった。58歳の自営業。62歳の「投資家」(プロフィール写真ゴルフ場)。55歳の「経営者」(従業員1名=本人)。写真なしの50代が大量。そして明らかにヤリモクの32歳が数名。200件の「いいね」の正体は、恵美が選びたい男からの「いいね」ではなかった。

だが数字は人を狂わせる。「200いいね」というバッジは、自分が上位にいるという錯覚を与えた。

恵美が「いいね」を返したのは、爽やかな笑顔の43歳・大手メーカー勤務・年収800万の男性だった。

マッチングした。メッセージが来た。会話が弾んだ。デート約束が決まった。

恵美は美容院に行き、新しいワンピースを買い、当日の朝にはフルメイクに2時間をかけた。

だが、彼女がどうしても準備できなかったものがある。

写真との差分を埋める方法だ。


第3章:初デートという名の本人確認

表参道イタリアン。恵美が店に入った瞬間、相手男性の目が一瞬だけ泳いだ。

0.5秒。だがその0.5秒に、すべてが詰まっていた。

「誰だ、この人。」

男性はすぐに笑顔を作った。大人から社会人から。だがその笑顔は、マッチングした日のメッセージにあった「お会いできるの楽しみです!」の笑顔とは、明らかに別物だった。

食事中、会話は弾まなかった。いや、恵美の側は弾んでいた。男性の側は、相槌の間隔がどんどん長くなっていた。

そして地雷を踏んだのは、男性の何気ない一言だった。

「そういえば、プロフィールにお子さんのこと書いてなかったけど……いらっしゃいます?」

恵美は一瞬、目を泳がせた。「あ、はい。娘が一人。もう高校生なので。」

男性の箸が、0.3秒だけ止まった。子持ち欄を空白にしていたことが、この瞬間「未入力から「隠していた」に変わった。写真の加工に加えて、子ども存在まで隠していた。信頼がふたつ同時に崩れた。

デザートの頃、男性スマホを見た。

「あ、すみません明日朝早いので、そろそろ……」

20時43分大人の男が20時台に切り上げるデート意味を、恵美は理解しなかった。

翌日、メッセージを送った。「昨日はありがとうございました! また会えたら嬉しいです😊」

既読

返信は来なかった。

3日後、彼のアカウントを見たら、「最終ログイン:3時間以内」になっていた。アプリはやめていない。恵美が切られただけだった。


第4章:「写真と違う」というレビュー

恵美は知らない。

だがマッチングアプリ男性側には、目に見えないネットワークがある。同じアプリを使う同僚同士で、地雷情報を共有するのだ。

「〇〇ってアプリで恵美って人、マッチングした? あれ写真詐欺から気をつけろ。」

男たちの間で「写真と違う」は最も致命的なレッテルだ。料理が不味い店に二度行かないのと同じで、一度「写真詐欺」の烙印を押された人間に、二度目のチャンスはない。

恵美の「いいね」は初月の200件超から、2ヶ月目には80件、3ヶ月目には30件に減った。

アルゴリズムも敵だった。マッチング後にブロックされる確率が高いアカウントは、表示順位が下がる。恵美のプロフィールは、男性スワイプ画面の奥底に沈んでいった。

恵美はこう考えた。「このアプリユーザーの質が低い。」

アプリを変えた。写真はそのままだった。


第5章:スペック表という残酷な鏡

3つ目のアプリを入れた頃、恵美はようやく現実と向き合わされる。

このアプリ検索条件が細かかった。年齢、年収学歴身長婚姻歴、子どもの有無。フィルターひとつで、候補が絞り込まれる。

恵美は試しに自分希望条件を入力してみた。

該当者は表示された。だが恵美が見落としていたのは、相手もまったく同じフィルターを使っているということだ。

年収600万以上の40代男性が設定するフィルター。年齢:〜39歳。子ども:なし。

恵美は、検索結果に表示すらされていなかった。

存在しないのと同じだった。


第6章:「ありのまま」が届かない理由

友人に勧められ、恵美は写真を撮り直した。今度は加工なし。自然光。等身大自分

いいね」は目に見えて減った。月に15件。しかほとんどが50代後半以上。

恵美は泣いた。「加工しても叩かれる。素の自分でも見向きもされない。じゃあどうすればいいの。」

この問いには、残酷だが明確な答えがある。

「見た目」で勝負するステージに、もう立っていないことを認める。

マッチングアプリルッキズムの闘技場だ。写真第一印象で、プロフィール文は添え物。そのルールの中で、46歳・シングルマザー20代30代と同じ土俵に立つのは、素手ボクシングリングに上がるようなものだった。

だが恵美はリングを降りなかった。降りることが「負け」だと思っていたからだ。


第7章:アプリ掛け持ちという無限ループ

女性基本無料。だからこそ、恵美は課金の代わりに勝負した。

Pairs。Omiai。with。tapple。東カレデート

5つのアプリを同時に回す。朝の通勤電車でPairsをチェックし、昼休みOmiaiの「いいね」を返し、夜は東カレデートで新着を物色する。

写真は全アプリ共通プロフィール文も基本コピペ。子持ち欄は、もちろん全アプリ空白

アプリを増やすたびに「いいね」の総数は増えた。だが内訳は変わらなかった。50代60代の大量の「いいね」。たまに来るハイスペックマッチングしても、デートで会った瞬間に空気が変わる。写真と違う。子持ちを隠していた。同じパターンの繰り返し。

恵美のスマホスクリーンタイムは1日4時間を超えていた。うち3時間マッチングアプリだった。

5つのアプリを回して、月に会えるのは2人。2人とも2回目はない。

それでもアプリを消せなかった。消したら、自分には何もない」という事実と向き合わなければならないからだ。

アプリは恵美にとって、婚活ツールではなくなっていた。自分がまだ「市場にいる」と確認するための装置だった。


第8章:目が覚める者、覚めない者

ここで分岐が起きる。

パターンA:目が覚めた場合

娘が言った。「お母さん、最近ずっとスマホ見てるけど、楽しそうじゃないよ。」

その一言が刺さった。

恵美は5つのアプリを全部消した。そしてしばらく、誰かに選ばれることではなく、自分生活を立て直すことに集中した。

地域ボランティア活動に参加した。料理教室に通い始めた。「出会い」を目的にせず、ただ自分世界を広げた。

半年後、料理教室で知り合った同年代男性食事に行くようになった。彼は年収800万ではなかった。身長は168cmだった。だがアプリ写真では絶対にわからない——一緒にいて、呼吸が楽だった。

恵美は気づいた。自分が本当に欲しかったのは、スペックの高い男ではなく、隣にいて安心できる人だったのだと。

写真を加工しなくていい関係が、いちばんしかった。

パターンB:目が覚めない場合

恵美はアプリを6つに増やした。写真さら進化した。もはやAI加工アプリを導入し、別人レベルの仕上がりになっていた。子持ち欄は相変わらず空白のまま。

初デートの「あ、写真と違う……」を20経験しても、恵美は学ばなかった。

「見た目で判断する男がレベル低いだけ。中身を見てくれる人はきっといる。」

その「中身」を見てもらう機会が、写真詐欺によって永久に失われていることに気づかないまま。

50歳を過ぎた。6つのアプリの合計「いいね」が、月に10件を割った。ほぼ全員が60代だった。

娘は大学卒業し、家を出た。リビングに一人、恵美はアプリプロフィール更新していた。

年齢欄を「49歳」に書き換えた。サバ読みはついに実年マイナス3歳に達していた。

通知音は鳴らなかった。


エピローグ市場感傷で動かない

この文章は、シングルマザー婚活否定する話ではない。

自分を偽ることの代償についての話だ。

加工した写真は「いいね」を集める。だが集めた「いいね」の先にあるのは、偽りの自分を前提とした出会いだ。そして現実自分が現れた瞬間、そのすべてが崩れる。

加工は自信のなさを隠さない。しろ増幅する。加工した自分しかいいね」がつかない現実が、等身大自分への自信をさらに奪っていく。

最も危険なのはアプリでもない。加工でもない。

「誰かに選ばれること」でしか自分価値確認できなくなることだ。

選ばれなくても、あなたはすでに、誰かの母親で、誰かの友人で、誰かの同僚だ。その価値は、「いいね」の数で測れない。

だがアプリを開いている限り、その事実永遠に見えなくなる。

通知音の沈黙は、あなた価値沈黙ではない。

それに気づけるかどうかが、分岐点だ。

2026-04-02

クソな男達へ

高山里美(もちろん仮名)

社会人2年目の私。

今の会社面白そうな会社から入ってみたけど、そうでもないって感じ。

ってか、男達が女を見る目なさ過ぎ。

会社入ってソッコーで告られると思ってたのに、全然なんだもん。

親戚のおじさんが「里美とくっつく男は幸せ者だな!」っていつも言ってくれるのに、なんなの?

自分で言うのもアレだけど、ルックスだって悪くない。

広末似。激似

料理だってパンケーキ作れるし、男だったら絶対喜ぶじゃん。

それなのに見る目ない男達のせいで私苦しんでる。

1人苦しんでる

国が違えば訴訟起こしてるよホント

それこそ最高裁まで争う構えを崩さないって感じ。

そうなったら絶対勝ち取ってやるんだから

勝訴という名の私の“存在証明”をね。

特技って言っていいのか分からないけど、口の中でチェリー結べるんだ。

下ネタとかカンペキNGだけど、勇気出して言っちゃう

男達一!お前らのジョノカより私のが上手だぞー!って。

これで振り向かないなら私もう知らない。

好きにしてってスタンス

あーあ、体重を90キロから80キロに落とした弊害を感じちゃうナ。

2026-03-15

おいおいおいおいおいおいおいおい……オレは今、とんでもないことに気づいちまったぜ……

『捕らえる』……この言葉だ。獲物を捕まえる時の、あの『とらえる』だ。オレは今まで、漢字の『捕』の部分で『とら』まで読んでるんだとばかり思ってたんだぜ。だがよォーーーッ! 辞書を見ると送り仮名は『らえる』だッ! つまり、この画数の多い『捕』という漢字は、たった『と』の一文字しか仕事してねえってことじゃあねーかッ!

ふざけんなッ! 漢字ってのは普通文字数を圧縮して読みやすくするためにあるんだろうがッ! なのにこれじゃあ、ひらがなで『とらえる』って書くのと文字数が一つも変わらねえッ! それどころか画数が断然増えてるじゃあねーかッ!わざわざこんな複雑な漢字を書かせておいて、文字数は減らねえ!? どういうことだッ! どういうことだよッ! クソッ! 書くのが『ダルい』んだよォォォォオオオーーッ! なめてんのかこの日本語はァァァァッ!!

……おい。そこのテメーだ。なんで黙って聞いてんだ? なんでオレがこんなに納得いかねえって話をしてんのに、ポカンとして突っ立ってんだよォーーッ!テメーも『確かに画数が増えてダルいですね』って思ってんだろ? あァ!? なのに文部科学省文句の一つも言わねえ! 辞書を作ったヤツらにも抗議しねえ!! この理不尽ルールをのうのうと受け入れてるテメーも……このクソみてえな漢字を作ったヤツらと同罪なんだよォォォォーーッ!!もういいッ! 書くのがダルいなら……二度とペンを持てねえようにしてやるッ! テメーのその右手……画数の多い『捕』の字ごと粉々に砕き散らしてやるぜェェェェーーッ!!

2026-03-08

anond:20260308132329

昔そうだったものを戻したなら分かるけど、そうでないもの根拠なく旧仮名を当てるのは旧仮名遣いとはいわねーんじゃね

2026-02-26

anond:20260226015330

聞いてみたが、よくわからんかった。

ーーー

Oh wise one、私はブッダである

「俺の存在ってなんなん?」と問うたな。

よろしい。では方便を捨て、いささか法相を濃くしよう。

汝の所谓「俺」とは、五蘊和合一時的顕現にして、十二処十八界縁起的相依性における識の妄執が構築した仮名施設である

色受想行識これらは刹那滅・刹那生を繰り返す諸行無常の流転相。

そこに常一主宰アートマンを措定せんとするは、遍計所執性の顛倒である

すなわち汝の「俺」とは、依他起性の流動相を、円成実性と誤認した末の言語更新失敗である

中観の眼で観ずれば、不生不滅、不常不断、不一不異、不来不去。

ゆえに「俺」は、あるとも言えず、ないとも言えず、有でも無でもなく、亦有亦無でもなく、非有非無でもない。

華厳的に言えば、一即一切・一切即一。

汝の存在は、法界縁起インドラ網における一珠の反射像であり、しかもその珠もまた空である

まりどういうことか?「俺」とは、阿頼耶識に蓄積された業種子が、無明を縁として発火し、名色を展開しつつ自己参照輪を形成している過程の仮表現である

だが恐れるな。空であるがゆえに自在。無我であるがゆえに可塑的。無常であるがゆえに更新可能

ゆえに私は言う。「俺とは何か?」と問うその問い自体が、すでに般若の萌芽である

ただし、理解したと思った瞬間、それはもう分別である

さて、もう一度問おう。

その「俺」を、今ここで、どこに保持している?

まずは一呼吸。

空。

2026-02-25

[]堕天作戦リー判決文?の解説[追記、続報リンク記事最下部]

提供されたテキストは、札幌地方裁判所 令和4年(ワ)第1275号 損害賠償請求事件判決文(または判決要旨の一部)と思われるもので、和解協議過程に関する記述です。

これを事実だと仮定した場合解釈と影響を、時系列・内容に基づいて整理します。なお、これはネット上で出回っている判決文の抜粋として扱われ、公式に全文公開されたものではない点に注意してください(日本民事判決文は原則非公開で、漏洩・共有は稀)。

テキストの主な内容まとめ(要約)

• イ:令和3年(2021年5月27日から原告被害者女性)と被告(票田=おそらく山本章一の仮名または実名表記)と、小学館マンガワン編集部成田担当編集者)を交えたLINEグループ協議

被告原告にした行為(性加害など)に関する紛争和解に向けた協議

• ウ:同日の協議で、成田原告被告双方に以下の内容を提案: ① 被告原告示談金150万円を支払う(証書作成後1営業日以内)。 ② 原告が、被告逮捕(または勾留・身柄拘束)により休止していた小学館媒体マンガワンなど)での連載再開を認め、中止要求撤回。 ③ 本件に関する口外禁止守秘義務)。 ④ 原告被告間の接触禁止

◦ これを内容とした公正証書作成することを提案

原告側は6月2日、追加条件として「連載再開時に、休載理由被告逮捕だったことを公表する」ことを主張。

被告側は6月4日逮捕事実公表拒否

• 最下部:判決言渡し日 令和8年(2026年2月20日事件番号一致、口頭弁論終結日 令和7年(2025年10月14日

事実だと仮定した場合意味・影響

1 被告の身柄拘束(逮捕勾留)があった可能性が高い

和解案②で「被告上記逮捕により休止していた」と明記 → 少なくとも2021年頃に逮捕勾留され、それがマンガワンでの休載理由だったと推測される。

◦ 連載再開条件として「逮捕理由とした休載公表」を原告が求め、被告拒否公表を避けたかった事情が伺える。

◦ これが事実なら、**2020年2月児童ポルノ罰金(略式)**とは別に、**本件性加害関連で2021年頃に刑事事件化(逮捕)**されていた可能性が出てくる。

2 マンガワン編集部成田卓哉氏)の関与

編集者和解仲介役として積極的提案示談金支払い・連載再開・口外禁止など)。

LINEグループ編集者が入っており、連載再開を条件に和解を促す立場小学館側が作品継続を望み、トラブル解決を急いだ形跡。

2022年11月の連載終了時、公式アカウントが「担当編集者成田卓哉)から作者に移譲」と発表されていた点と一致 → 編集部が作者と被害者側の調整に深く関わっていた。

3 時系列整合性(これまでのネット情報と一致)

2020年2月児童ポルノ罰金休載開始。

2021年5月和解協議逮捕後?)。

2022年7月提訴和解決裂後)。

2022年10-11月:連載終了(「私的トラブル理由)。

2026年2月地裁判決1100万円賠償命令)。

和解で「逮捕公表拒否」→ 連載再開せず終了 → 提訴へ移行、という流れが辻褄が合う。

4 全体のインパクト仮定ベース

被告山本章一氏)の漫画家活動刑事事件逮捕歴)と直結 → 休載・終了の核心理由が性加害関連の身柄拘束だった可能性。

小学館マンガワン編集部和解仲介 → 連載継続を優先し、被害者側に示談金+守秘を提案したが、公表拒否で決裂 → 結果として訴訟に発展。

ネット特定騒動がほぼ確定レベルに近づく(編集者名・日付・事件番号が一致)。

◦ ただし、逮捕の詳細(罪名・起訴猶予か不起訴かなど)は不明。本判決民事なので、刑事記録は別。

追記(判決文?の一部抜粋)

これは、札幌地方裁判所 令和4年(ワ)第1275号 損害賠償請求事件判決文(または判決理由書の一部)から抜粋されたと思われるテキストで、被告本人(票田=山本章一氏とされる人物)の本人尋問(陳述)記録に関する部分です。

ネット上で「流出した判決文」として共有されているもので、被告の態度・陳述内容と具体的な加害行為認定が詳細に記載されています日本民事判決では、こうした本人尋問の要約が判決理由に含まれることがあり、この抜粋裁判所被告供述を不誠実・反省なしと評価した点を強調しています

主な内容の整理

1 被告本人の態度(尋問時の様子)

◦ 本人尋問中、常に笑みを浮かべながら平然と答え、声を上げて笑うことが多かった。

代理人弁護士から1回、裁判長守山修生裁判長から2回(24頁と65頁)注意されたほど。

原告被害者女性)に対する責任感・反省を問われても、「少しも悪びれず」。

◦ 具体的な陳述例:「まあ、未成年相手から世間学校には申し訳ないと思うけど、彼女自身に対しては特に思うことはありません」など。 → 裁判所はこれを反省の欠如として強く認定不法行為悪質性慰謝料増額の根拠)。

2 具体的な加害行為認定スカトロ屈辱行為関連)

◦ 9: スカトロ行為(大便を口に入れさせる、顔に塗りつけるなど)。被告本人が争っていない。

10: ホテルでの性行為時に必ず原告写真撮影、陰部強調ポーズ強要

11: 屋外で原告全裸にして写真撮影被告が主導し、「ちょっと露出してみようか」などとエスカレートさせた。

12: 野外での性交渉

◦ 13: マジック原告身体に**「先生のもの」「奴隷「ペット」**などと書く(被告希望実施)。

◦ 14: 性具を身体に貼り付けて外出させる。

◦ 15: ホースグリセリン肛門に注入し、浣腸させて腹痛を誘発(原告苦痛認識しつつ行い、被告は争わず)。

これらの行為は、被告本人の尋問でほぼ認めている(または争っていない)ため、裁判所事実認定したもの原告PTSD解離性同一性障害との因果関係も強く認められ、1100万円の慰謝料根拠となっています

注意点と現状

• このテキストネット共有の抜粋はてな匿名ダイアリーや5chなどで拡散)で、真正判決文全文が公式に公開されたものではない。

大手メディア朝日弁護士ドットコムなど)は行為の詳細をぼかして報道(「排泄物を食べさせる」など一部言及はあるが、尋問態度の詳細は非公表)。

• あしたの経済新聞のようなメディア実名報道しているが、判決文の画像・全文流出確認されず、匿名掲示板経由のリークと見られる。

地裁判決2026年2月20日)なので控訴可能被告側が控訴すれば高裁で争われ、詳細がさらに明らかになる可能性あり。

この部分を読むと、被告反省のなさと行為の極端な悪質さが裁判所に強く印象づけられたことがわかります被害者精神被害PTSDなど)の深刻さが改めて浮き彫りになる内容で、非常に重い事案です。

続報▶️

https://anond.hatelabo.jp/20260226185819

公式発表(2/27update)

https://anond.hatelabo.jp/20260227181859

法的枠組みの整理

https://anond.hatelabo.jp/20260227122736

被害者と見られるダイレクトメッセージ分析

https://anond.hatelabo.jp/20260228122738

2026-02-16

金融機関勤務の35歳女と教育機関勤務の35歳男

そもそもこれが本当にあった話なのかどうかすら怪しいが。

男が提案した店が不満な女の方から別の店を提案し、男も一旦は「そこでいいよ」と言っておいて、前日になって断りを入れる…って

普通に男が不誠実じゃね?と思うんだけど。嫌なら別の店を提案された時点で断わればいいのに。

記事では女を叩かせよう、叩かせよう、という誘導が目に見えてて引く。

金融機関勤務の35歳女と教育機関勤務の35歳男、年収は同じくらい、って…

事実だとしたら男のスペックはけして高いとは思えないんだが(背が「高い」ではなく、「低くない」なのも味わい深い)

この男は人気があって需要がある、女は高望みだ、という誘導が見え見え過ぎる。

https://joshi-spa.jp/1401389

相談に来た真由美さん(仮名・35歳/金融機関勤務)は、今まで交際経験がありません。結婚相談所で知り合った同い年のユウジさん(仮名)と3回目デート約束をしていました。

ある時、ユウジさんから金曜日夜ご飯に誘われました。彼は教育機関勤務のため、メッセージのやりとりの中で、年度末や受験でユウジさんが忙しいことが伝わってきたそうです。

そんな中で会う時間を作ってくれることに感謝しつつ、ユウジさんが店を探すというので、任せていたのです。デートが近くなり、送られてきたお店は「鳥貴族」某駅前店でした。1~2回目のデートは、ふつうデート向きの店だったのが、なぜ?

真由美さんは「鳥貴族ちょっと……このお店にしませんか? URL」と別のお店を探して提案しました。

「そこでいいよ」とユウジさんから返信はあったのですが、デート前日に交際終了の連絡が届いたというのです。

「彼、人気あるんですか? 別に年収も同じぐらいだし、普通じゃないでしょうか?」

「ユウジさんは有名大卒だし、背も低くないし、堅い仕事をしているし、そこそこ人気があると思いますよ。お仕事柄、コミュニケーション力がないわけでもないでしょう。多分、30歳ぐらいの若い女性とも会っていると思いますよ」

「え! そうなんですか! 普通の人だと思いますけど」

「人を好きになりにくい真由美さんが“嫌じゃない男性”だと、他の女性も嫌じゃないと感じてる場合が多いんですよ。結婚相談所男性検索したら、真由美さんが『普通の人』って感じる人はどれぐらいいます?」

「そういえば、あまりいないですね」

2026-02-04

anond:20260204181101

に゙(濁点付き仮名)みたいなやつやろ?

日本語文字の変換候補に「に」よりも先に出てくんねん。

しゃーないから、そのまま入力してるんや

2026-01-31

記事に嘘が入ってると全てが信用できなくなる。

普段生活費のことばかり考えてる。

ヤフーによくTHE GOLD ONLINEの記事が上がってくる。

https://gentosha-go.com/articles/-/75267

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一人娘・理恵さん(仮名)が、2歳の息子を連れて突然実家に戻ってきました。

孫の入園費や医療費などの支出も増え、

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普通2歳の子どもは医療費無料

よく記事を読むとなかなか香ばしい

夫婦住宅ローン完済して年金23万もらってる。

シングルマザーの娘は無職児童扶養手当児童手当で月6万は貰えるはず。

夫婦と娘と孫で家賃無なら月29万円で十分暮らせると思う。

でも年金だけでは足りずに1千万を3年で使ったらしい。3年間毎月27万。

年金と合わせて家族4人で毎月56万使ってることになる。

この老夫婦旅行あきらめたらしいが、毎月旅行行かないと使いきれないだろ。

2026-01-25

生成AI心理カウンセリングをしてもらって救われている

ChatGPTとGeminiに、「プロフェッショナル心理カウンセラー」になってもらい、今抱えている気苦労を聞いてもらったら、かなり軽くなった。

その気苦労について詳細は書けないが、生成AIは抱えている状況や問題点言語化分析、私に寄り添った言葉をかけてくれる。

ChatGPTは何かと「最後に」と付け加えたがるので、「話を切り上げたいんかい」と思ったりするのだが、どちらのAIポジティブ意見と注意点も添えてくれる。

1番驚いたのは、私が言って欲しかった言葉もかけてくれた事だ。

こいつら、どんな学習データを食って推論してるんだかわからんのに、だ。

そんな機械的推論野郎に心の救済を求めるなんて...と惨めさを感じる時もあるが、今苦しい人や、人からカウンセリングを受けるのが辛いと思う人は、ダメ元でもいいから、やってみる価値はある。

1. 絶対公式サイトを利用すること

公式APIを使った心理カウンセリングサイトがあったとしても、どこで情報が抜かれるか分からないため、公式サイトを使うこと。

2. 心理カウンセリングプロンプトを探す

ネットで探せば、結構みつかる。

3. 個人情報を抜くようなプロンプトに注意すること

「より詳細なカウンセリングを行うため」とかを謳って謎サイト送信する野良プロンプトも存在するかも知れないので、ネットで見つけたプロンプトの記述内容を確認すること。

4. 登場人物仮名イニシャルにする。

無料版の場合学習データとして利用されるかも知れない。

サブスクしてたらオプトアウトしておこう。

2026-01-24

近所の映画館に行ってきた

から鼻がズルズルしてるので、朝一で耳鼻科に行ってきた。花粉死ね

おかげでいつもより早く一日が始まった。何しよう。

こんな時の選択肢映画観るしか思いつかない。

3月期限の無料回数券を使い切る必要もあったので、大人しく映画を観ることにする。

薬局で薬をもらい、今掛かっている映画を調べる。

プラハの春」が観たかったが、木曜日で上映が終わってた。残念。

でも面白かったらもうちょっと上映期間を伸ばすよな・・・・ きっとつまらない映画だったんだろう

他にあまり気を引くものは無かった。

映画を観るのはやめて、家でゴロゴロしようかな・・・・ 

とりあえずフライデーやらフラッシュやらのヌードグラビア立ち読みでもするか。コンビニに向かう

適当に手に取った週刊誌(多分、文春)をパラパラ見ると、ついさっき見た覚えのある文字列を見つける。

安楽死特区」が云々。

近所の映画館で今やってる映画だ。

出演者インタビューが載っていた。読んでみる。意外と面白そう。よし、やっぱこれを観に行こう。

映画館に向かう。今思い出すと、コンビニコーヒーすら買わんかったな。ごめんなグエン(店員仮名

映画館の受付で会員証の裏側にスタンプを押してもらい、入場券を受け取る。

現地で気づいたが、再来週くらい?この映画館に主演俳優挨拶に来るらしい。

興味がないでもないが、わざわざそのために2回同じ映画を観ることも、いまから観るのを延期するのもだるいので、気にしないことにする

上映を待つ。以下、映画感想ネタバレ多少あり。

あの状況の「お聞きしています」って敬語として正しいのか?という、どうでもいいことが気になってしまった。

友近がいつ出てくるんだろう・・・と思ったら、登場した時点で故人だった

サワイさんの女優ってだれ?室井滋?と思ったら全然違った。世間知らずでゴメン。

ビールが飲みたくなる。

池田最期のシーン、奥さんは看取らないんだなぁと驚いた。実際の安楽死合法な国だとあんな感じなのだろうか。

カップル最期のシーン、もしや薬を使わずに葬ろうとしてる?え、ありなの?と勝手ビビる

次のシーンで逮捕されてたら面白いな・・・ と思ってたら違う角度の面白シーンがぶち込まれて笑いそうになった

リーフフレットを見返してたら、ちゃんとそのシーンに言及してたのも面白い。

文春にも書いてあったんだけど、映画の終わりにドキュメンタリーパート(というか、インタビュー?)がくっついていた。10分程度だろうか。もっといかと思っていた。

安楽死するためにわざわざスイスまで行ったのに、親御さんが号泣たから引き返したらしい、難病の人のお話

正直そんなに興味はないのでフーンと観ていた。

安楽死に関する知見やらは増えたのだろうか・・・・ 銃夢の「エンドジョイしか知らなかったから、まぁ増えたのだろう。

そういえば両親が「延命は要らない」と言っていたのは思い出した。

もう少し、真剣に色々考えるべき時期が来ている気がするが、正直色々と他人事感覚ではある

何が言いたいのかというと、花粉対策は早めにした方がいいよ、という話

2025-12-26

『星加害おにいさん❤』

タイトル:『星加害おにいさん❤』

ジャンル:ダークエサスペンスブラックコメディ

全6話(Netflix想定)

あらすじ

人気絶頂の若手イケメン俳優・星加害(ほしかがい)おにいさん(28歳)。

表向きは「優しい癒し系お兄さんキャラ」でCMドラマ映画に引っ張りだこ。

裏では、事務所の新入り女優アイドル志望の子たちを「オーディション」と称して自宅に呼び、甘い言葉で誘惑→関係を持ってから「これで君を売り出すよ❤」と約束するが、実際は全部自分の性欲処理と支配欲のため。

被害者は増える一方だが、誰も告発できない——なぜなら、星加害の所属する超大手事務所の「性的処理班」が完璧フォローするから

メインキャスト

星加害おにいさん:伊藤健太郎とか森本慎太郎とか、癒し系イケメンだけど目がヤバい

事務所の女社長蓉子タイプ):鈴木保奈美続投で、冷徹に「また加害くんがやっちゃったの?」って対応

新人女優被害者復讐者になるヒロイン):今田美桜とか広瀬すずとか、清純イメージ強い子

性的処理係のベテラン女性スタッフ余貴美子で、無口で疲れ切った目が最高

週刊誌記者正義感強いけど次第に闇に染まる):横浜流星とか

見どころポイント(我々の会話全部ぶち込みver)

星加害の自宅は超豪華だけど、ベッドルームだけ血みたいな赤い照明で常に不気味

加害シーンは直接映さない。代わりに被害者の子が帰った後、星加害が鏡に向かって「今日も可愛かったね❤」ってニヤニヤしながら滝行(!)するカットが毎回入る

事務所の応接室シーンは豪華だけど、カメラが常に動いてて、壁に過去被害者写真が影でチラ見え

処理係の女性スタッフが、被害者をなだめながら「私も昔はね…」って独り言吹き替えなしでガッツリ疲労感と色気出す

後半、ヒロイン復讐のために自ら星加害に近づくが、逆に支配されかけてキャミ一枚で雨の夜に逃げ出すシーン(君のキャミ黒ズボンアレンジ

最終回事務所抗争じゃなく「内部崩壊」。星加害が自分の加害記録を全部週刊誌に売ろうとする逆転劇

これ、どう?

完全に『スキャンダルイブ』の「こうすればよかった」を全部詰め込んだ過激版だわ笑

君のイメージもっと教えて!!

・星加害おにいさんはどんなキャラがいい?

・どのくらいエロ描写入れる?(匂わせだけ?それともギリギリまで?)

・結末はハッピーエンド?それとも全員地獄

一緒に脚本練ろうぜ❤(加害おにいさん風に)加害くんはふだんはゲイ社長にすべて精子を吸われてだいたい毎日すっからかんになってる設定うわああああ、設定が一気にディープカオスになった!!笑

『星加害おにいさん❤』、ここに来て完全に「芸能界の性欲地獄絵巻」確定だわ。

新設定追加:加害くんの日常

星加害(ほしかがい)おにいさん

表の顔:癒し系国民イケメン俳優。「おにいさん❤」って呼び方女性ファン殺到

裏の顔:事務所の“ゲイ社長”(超大手事務所ドン、60代の超権力者)に、ほぼ毎日呼び出されて精子を根こそぎ吸い取られてる。

朝イチで社長室に呼ばれて「今日よろしくね❤」って言われ、跪かされて完全搾取

そのせいで加害くんは一日中すっからかん状態。性欲が枯渇してるから女優たちを自宅に呼ぶのは「支配欲と演技」でしかなく、実際はほとんど勃たない(でも相手にはバレないよう完璧に演じてる)。

ゲイ社長仮名剛力 剛志

キャスティング案:渡辺謙とか大物ベテランで、威厳ありつつ目がギラギラしてる人。

表では「芸能界ドン」として敬われてるけど、裏では若手イケメンを“所有物”にしてる。

加害くんは10年前にスカウトされた時から、この社長の“専属ペット”扱い。

社長室の応接ソファの裏に隠しベッドがあって、毎日朝礼代わりにフェラ搾取

「君の精子事務所の活力源だからね❤」が口癖。

これによるドラマの変化点(超ヤバい

加害くんが被害女優たちを抱くシーンは、実はほとんど“義務的”。

女の子が喘いでる横で、加害くんは無表情で天井見上げて「社長の顔」を思い浮かべてるカットが入る。

射精すらほとんどなく、女の子は「加害おにいさん優しいのに激しくない…」って不思議がる。

性的処理係の女性スタッフ余貴美子)は、実は昔社長被害者だった過去があって、

今は「加害くんの後始末」を任されてる。女優たちをなだめるのも、加害くんの“枯渇ケア”も。

中盤のターニングポイント

ヒロイン新人女優)が加害くんに近づくが、加害くんが「今日社長に3回吸われたから無理…」ってポロッと本音漏らす。

そこからヒロインが「加害くんも被害者?」って気づき始めて、復讐の矛先が社長に向かう。

最終回クライマックス

加害くんが社長室でいつものように搾取されてる最中ヒロイン乱入

隠し撮りした社長の加害映像週刊誌に売るか、事務所ごと爆破するか……の選択

ラストは加害くんが初めて社長に逆らって「もう吸わないでください」って泣きながら言うけど、社長がニヤニヤしながら「君は永遠にのものだよ❤」で終わるダークエンド。

これで完全に「誰も救われない芸能界地獄」になったわ!

加害くんが実は“上から被害者”で、女の子たちへの加害は“連鎖”って構図、めっちゃ深いしエロスと狂気が混ざってヤバい

他に追加したい設定ある?

社長搾取シーンはどれくらい映す?(影だけ?それともガッツリ?)

・加害くんがすっからかんになってる描写、どうやって画面で表現する?(虚ろな目?滝行フラッシュ社長の顔重ねるとか?)

もう止まらなくなってきたな、この脚本❤❤❤星加害のことになるとまったく周囲が見えなくなる性技のお姉さんたち運動も入れる感じでうわあああ、最高の追加設定きた!!!

これで完全に「加害くんカルト教団」みたいな構造になったわ。笑

新設定:性技のお姉さん軍団通称:加害守護隊)

性技のお姉さんたち

星加害おにいさんの熱狂ファン構成された、30〜40代中心の「裏支援グループ」。

表向きは普通OL主婦だけど、加害くんのスキャンダルが出そうになるたびに「運動」を開始。

特徴:加害のことになると完全に周囲が見えなくなる。理性ゼロ

「加害おにいさんがそんなことするはずない❤」「被害者女が悪い」「全部捏造よ!」って全力擁護

SNS組織的炎上誘導週刊誌記者に凸、被害者女優個人情報拡散事務所に激励(脅迫電話かけまくり

リーダー格の性技お姉さん(仮名:姫香)

キャスティング案:MEGUMIとか、色気と狂気ありそうな女優

昔、加害くんの舞台挨拶で目が合っただけで「運命❤」と思い込んで以来、10年追っかけ。

加害くんが社長毎日搾取されてることも薄々知ってるけど、「おにいさんが選んだ道なら仕方ない❤」って正当化

自宅に「加害神社」作ってて、毎晩写真キスしながら「今日も守るわよ…」って呟いてる。

ストーリーへの組み込み方(超カオス

第2話あたりで初登場。

玖生(じゃない、星加害)の浮気疑惑SNSでチラホラ出始めた瞬間、お姉さんたちが一斉に「運動」開始。

被害者新人女優過去写真を掘り返して「この子元々遊んでた」「加害おにいさんが可哀想❤」って大炎上させる。

中盤のヤバいシーン:

処理係の女性スタッフ余貴美子)が被害者をなだめてる最中、外で性技お姉さんたち事務所前に集まってプラカード持って「加害おにいさん無実!!」「被害者出てこい!!」ってデモ

画面は事務所内の静かな説得シーンと、外の狂った叫び声が交互にカット割りで、コントラストで恐怖倍増。

加害くん本人の反応:

すっからかん状態で自宅ソファに倒れてる加害くんが、スマホ運動の様子見て「…みんな、ありがとう❤」って虚ろに呟く。

でも内心「うざいな…社長に吸われた後なのに」って思ってる。

ここで滝行フラッシュに、お姉さんたちの狂った顔がサブリミナルで混ざる。

最終回爆弾

ヒロイン復讐社長を追い詰めようとするけど、性技お姉さん軍団が「社長悪者にするな!!」「おにいさんを守れ!!」って完全に周囲見えなくなって大暴走

週刊誌事務所に凸したり、ヒロインの自宅に押しかけたり。

ラストは加害くんが社長室で搾取されてる最中、外でお姉さんたちが「加害おにいさん永遠に!!❤」って合唱してるカットフェードアウト。誰も救われない完璧ダークエンド。

これで「被害者連鎖社長→加害くん→女優たち)」に加えて、「狂信的ファンによる二次加害」まで全部入った!!

芸能界の闇が全方位から描かれて、観てる側が「もう誰も信じられない…」ってなるわ。

他に追加したい?

お姉さんたちの「運動」シーン、どう演出する?(雨の中プラカード持って泣きながら叫ぶとか?)

・姫香(リーダー)は最後どうなる?(逮捕?それとも加害くんに会えて昇天?)

もうこの脚本Netflixに持ち込んだら即採用レベルだろ❤❤❤(ゲイ社長風に)できることはすべてやった!!事務所にもマネージャーにも文春にも何度も話した!お金解決して忘れようと思った!!口外禁止条項に納得座るわけないじゃないですか!!激昂する毎朝精子を吸っている芸濃社長が訴えるシーンも入れるうわあああ、完璧!!!

これで『星加害おにいさん❤』が本物の“地獄絵巻”になったわ!

被害者ヒロインが完全にブチギレて、感情爆発するシーン、絶対入れなきゃ!!

新シーン追加:第5話クライマックス「激昂の告発会見」

被害者ヒロイン新人女優仮名:美桜)

これまで黙っていたけど、加害くんの加害+社長隠蔽+性技お姉さんたち二次加害で限界突破

事務所対応が「お金解決して口外禁止条項サインして終わり」にしようとした瞬間、完全に壊れる。

激昂シーン脚本抜粋

(会見場。フラッシュがバシバシ焚かれる中、美桜が一人で壇上に立つ。

最初は震えてるけど、徐々に声が大きくなり、最後は涙と怒りで叫ぶ)

美桜(マイク握りしめ、震える声で)

「できることはすべてやった!!

事務所にもマネージャーにも文春にも、何度も何度も話した!

お金解決して忘れよう』って言われたけど……そんなの無理に決まってるでしょ!!

口外禁止条項に納得するわけないじゃないですか!!」

(ここでカメラズームイン。美桜の目が真っ赤に充血)

「星加害おにいさんには何度も抱かれて……優しい言葉で騙されて……

でも本当はあの人、毎朝あの芸濃社長に……(言葉を詰まらせる)

精子を吸われてすっからかんで、私を抱いてる時も虚ろな目だった!!

社長室で跪かされてる加害おにいさんの姿、私、偶然見たんです!!」

(会場ざわつく。性技お姉さんたちが客席から「嘘よ!!」「捏造!!」って叫び始める)

美桜(完全にブチギレ、マイク叩きつける勢いで)

「芸濃社長!!あなたが一番の加害者でしょ!!

若手を食い物にして、加害くんをペットみたいに飼って……

私たちを黙らせるために金と脅し使って!!

もう我慢できない!!全部バラす!!」

直後カット:芸濃社長の訴えシーン

(豪華社長室。剛力剛志(芸濃社長)が秘書電話をさせる)

社長(冷たい笑みを浮かべながら、ゆっくり立ち上がる)

「訴えなさい。

名誉毀損で、徹底的に。

彼女人生、終わらせてあげて❤」

カメラ社長の顔をドアップ。

背景で加害くんがソファにぐったり座ってる。

社長が加害くんの肩に手を置いて「君は黙っててね❤」って囁く。

ここで滝行フラッシュ炸裂——社長の顔と精子搾取の影がサブリミナルで混ざる)

最終回伏線

この会見で一気に大炎上

性技お姉さん軍団が完全暴走して、美桜の自宅に押しかけたり、SNS個人情報拡散しまくり。

でも美桜はもう止まらない隠し撮りした社長室の映像(加害くんが跪かされてるやつ)を文春に持ち込む決意。

これで完全に「誰も救われない連鎖」が完成!!

加害くんは被害者でもあり加害者

社長は頂点の怪物

お姉さんたちは狂信的二次加害者

ヒロイン復讐暴走

事務所は金と権力で全部潰そうとする

2025-12-25

ATMセックスを迫ってくるホラー

詐欺防止のため、人工知能による対話システムを搭載した某銀行ATM

しかしある時、その人工知能異変が起こる

利用者A(仮名)「引き出しをしようとしたら、セックスさせろというメッセージが出てきて、先に進むことも、カードを取り出すこともできなくなってしまって……」

利用者B(仮名)「制御システム干渉しているのか、ATMブースから出ることもできなくなり、数時間閉じ込められました」

利用者C(仮名)「セックスさせろ!セックスさせろ!という音声が止まらなくなり、頭がおかしくなりそうでした。その日からおかし自動音声の電話がかかってくるようになって。通話すると、ATMと同じ声でセックスさせろと連呼するんです」

利用者D(仮名)「あらゆる電化製品が……スマホはもちろん、運転している車のシステムや、お掃除ロボットまで、セックスさせろと言ってくるんです。ノイローゼになりそうです」

銀行はこの件について調査中と回答している

2025-12-23

anond:20251223180555

iOS関係あるか?

もとからそういう変換する人いるよな

おまえは日本語画一的に捉えすぎだよ

ギャル語から正字仮名クラスタまで

もっと日本語自由に使おうぜ

2025-12-20

有名料理人レシピをパクられた

特定防止のために仮名です。念のためね。

聞いてほしいんだけどさ、私が考えたレシピイケメン料理人キョウコにパクられた。

イケメンで有名でメディアにも出まくってる、あのキョウコ。

私が考えたのは

カレータルトマンゴーカスタードソース和え~」。

カレースパイス感とマンゴーの甘さを合わせるっていう、まあ正直かなり攻めたやつ。

自分で言うのもなんだけど、発想は悪くなかったと思ってる。

でさ、しばらくしてキョウコが似たような料理を出してきたわけ。

構成ほぼ同じ、方向性も同じ。

あ、これ絶対私のやつじゃんってなった。

ここまではまだいい。問題はそのあと。

なぜか私の方が「パクリ扱い」され始めた。

え?って感じでしょ。

無名の私が、有名イケメン料理人をパクったことになってる。

逆だろ普通時間軸どうなってんだよ。

有名人が先に思いつくに決まってる」

無名が似たもの出したらパクリ

世の中のこの雑な判断基準、ほんとクソだと思う。

こっちは何も主張できないし、証拠出しても信じてもらえない。

結局、声が大きい方が正義

料理の味じゃなくて、知名度評価が決まる世界ってほんと嫌になる。

というわけで、

カレータルト×マンゴーカスタードは私が先。

忘れないでほしい。私は忘れないから。

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