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はてなキーワード: 家賃とは

2024-12-12

結婚指輪給料の3か月分、みたいな例え教えて

車は年収の半分

家賃は月収の3割

Back to Officeの辛さというか自分の見込みの甘さというか

通勤が辛い。Back to Officeの風潮が徐々に強まる一方で、一回知った蜜の味(リモートワーク)が忘れられず苦しんでる。

うちはいわゆるDINKS配偶者コロナからフルリモート配偶者家賃が安く環境のいい田舎に住みたい。私は職場の近くに住みたいが、だめならせめて座って通勤したい。希望家賃のせめぎ合いの中、最寄駅から始発が出ているため私が座って通勤できる駅、かつ駅近物件に住んでいた。

そんな中に私がコロナ禍によるフルリモート。そして住んでいた物件からの立ち退きを求められた。

今回は「環境のいい田舎に住んで犬を飼いたい」という配偶者意見と、希望賃貸物件が見当たらないため「購入できる物件」を優先し、隣駅の駅から15分の物件引っ越した。

そして数年経ちBack to Office通勤が辛い。駅が一つ異なるだけで座れない。駅まで遠くて通勤時間も伸びた。

さらに犬。かわいいのだけど、朝の散歩に2時間、夜の散歩に1時間。9〜10時間仕事していてこの散歩時間を確保して通勤時間が加わると自由時間がない。犬種リサーチが甘かったとしか言いようが無いけど、つらい。

フルリモート残業がない配偶者がほぼ散歩をしてくれているのでなんとかなるが、配偶者と犬と犬仲間世界ができあがっており、そもそもわたしはこの家庭に存在価値があるのか疑問になってきた。知らない犬仲間の近況に興味もないし。配偶者共通趣味がないことがここで痛手になってきた。話すことがない。

辛かったら会社を辞めていい、と配偶者に言われている。仕事ストレスフルだけど割と気に入っているし辞めたくない。それに収入配偶者の倍だ。自分の老後資金を考えても、今の年齢(50)を考えても、いま辞めたくない。

転居については犬のこと(犬仲間と離れるのが辛い、犬にとっては都心環境より今の方がいい)、通勤の辛さを忘れた配偶者に阻まれている。家も購入してしまったし売るのも面倒。

いまは別居したいという気持ちと、20年近く人と住んできて今更1人暮らしなんて寂しくて出来なさそう、下手に1人暮らしが楽しかったら帰らなそう(配偶者を悲しませそう)、無駄お金がかかる、のせめぎ合いで苦しんでる。いつこの気持ちに決着がつくのだろうか。

Back to Officeの辛さというか、自分の見込みの甘さを悔やんでる。悔やんでも仕方ないのでどうしたものか悩んでる。

2024-12-11

マンション欲しいけど高くて買えないし死にたい

福岡市内に住んでるけどマンションの高騰がやばい

 

世帯年収800万、子無し(今後も予定無し)、現在家賃が諸々含めて10万弱。

こんなに家賃払うくらいならマンション買ったほうがいいじゃんと思い、探し始めてはや数ヶ月。

中古ならそこまでせんやろ~~~なんて甘く考えていた。

  

ところが築30年超のマンションでも3,000万は余裕で超えてくる。

もちろん駅からめちゃくちゃ遠いところを選べば値段は下がるけど、

通勤関係上、せめて自転車で駅にアクセス出来るところでないとまずい。

駐車場も最低一台分は必要。広さも今と同等…と考えるとほんとに選択肢がない。

  

築年数古くなると管理費修繕費バカみたいに高くなるし、

これに駐車場代まで入れたら3.5万~4.5万円は毎月かかってくる。

今の家賃と同レベルコストを毎月払う範囲でローンを組むと想定すると、

ローンに回せるのは月に5.5万円~6.5万円。

となると精々2,500万円程度のマンションしか買えない。

  

今後収入がぐっと伸びてくる気はしないし、生活コストは上がり続けている。

そのへん考えると余計に背伸びしたローンなんて組めない。

マンション買うなんて自分には過ぎた夢だったのだろうか。

先が見えない業界で働き始めたのがそもそも間違いだったのだろうか。

学生時代同級生なんかは何だかんだ安定した職についたり田舎で頑張ったりして、

家なりマンションなりを手に入れている。

  

もう何もかもめんどくさい!死にたい!アー!

床に落ちたゴミを拾えないまま2ヶ月が過ぎた

床の隅にゴミが落ちている。

大したものではない。シャツを買ったときに付いてきた予備のボタンか何かだ。

かれこれ2ヶ月、そこに横たわっている。

ちゃん社会生活は送っている。

決まった時間に出勤して仕事をこなすし、家賃光熱費の振り込みも遅れていない。

風呂には毎日入るし、洗濯ちゃんとしている。

だが、そのゴミが拾えない。

土日は趣味友達と出かけたりもした。

多分普通に振る舞えていると思う。

でもゴミは拾えない。

きっと今晩も拾わないだろうという薄っすらとした確信すらある。

ゴミをつまんでゴミ箱に放り込む、それだけなのに。

今年の年収1300万だったけど未だに家賃5万のアパート住んでる

なかなかいないでしょこれ

2024-12-09

anond:20241209134256

フルリモなら地方に住めば家賃や食費が大きく削れるからそれくらいでも余裕ある生活できるんよな

anond:20241207205156

増田だとクルド人はクソ強い扱いを受けてるけど、マジで家が見つかりにくい。

日本人と同じ条件だとマジでなくて、同じ値段だと日本人が借りない物件か割高なやつになる。

もちろん、そうなるには理由があって、外国人に貸すとリスクが高いのに、保証会社はまともにお金を出さない。

保証会社修繕費を出したとしても家賃の二か月分というのがある。

なのでここら辺に関しては行政が面倒を見るべきだし、面倒を見る代わりに「現地の慣習は守れ」といったり、本国まで回収しやすくする条約を締結してもいいと思う

(向こうの国でも日本人が同じようなことをしているなんて話を見聞きするしね)

anond:20241209072014

35までに年収500突破できれば家賃10万の賃貸に住み続けながら、35からiDeCoニーサにぶち込んでローリスク運用で65になった時に1億の受け取りが可能なので、結婚してフルタイムで働いてるのに家事育児も全部自分、みたいな人生よりも全然いいと思うんだけど。みんな目指さないね

35までは貯金ゼロでも問題ない(緊急のお金として100万ぐらいは欲しいが)

 

家族に憧れてるとか、そういう人は結婚した方がいいと思うけど「世間体のためになんとなく」だとキッツイだろうねー。

2024-12-08

月に自由にできる金が16万ぐらいある

家賃奨学金PCのローン、習い事

全部抜いた額が16.8万円ぐらい

ボーナスも入れると年間200万超える

 

見ての通りたいして稼いでないけど

全部iDeCoニーサぶち込みかな

30年経てば普通に預金してても6000万じゃん?

いるのかなあ

 

あいるんだろうな

いつ働けなくなるかわからないもんね

34歳で資産X000万たまったので遍歴を語る

タイトルの通りの通りなんだけど、今年諸々合算すると資産X000万に到達する見込みで嬉しくて、でもリアルでは親兄弟含めて誰にも言えないからここで自己顕示欲を発散させてくれ。

(Xの金額何となく隠しているだけ)

スペック


資産推移

バイトして貯めた金があった。

年収500万

実家住み、支出月3万

・全額投資にぶっこみ始める

転職して年収1000万

一人暮らしはじめる(家賃6万)

投資継続

精神病んで退職実家戻る。実家でダラダラ本読んで過ごして、本当になにもしていない。

・細々とバイトしたり非正規で働いたり。資産を崩さないようにしてた。

資産価格上昇の波に乗ったと思いきや、コロナ禍で下落して結果的にほどほど。

正社員復帰(年収600万、のちに700万)

株価上昇期に乗ったが、それ以上にXXXX価格があがりまくる。レバレッジの力はすごい。

 ・逆に言うと、逆噴射可能性もあるからいね

ビットコイン系の資産もすごいあがっていて、かなりブーストしてくれた。(予定)納税額えげつない

・もうこのへんから資産の増大に毎月入金は関係なくなってきた。NISAにぶっこむぐらいしかやってない。

結論

  • 早いうちに種銭を確保したのがよかった

 ・その観点では実家が最強の武器だった

 ・生活レベル必要に応じて適切に落とそう。精神病んだ時に即決で実家に戻ったのがよかった。

 ・直近の資産価格の上昇はすごいんだけど、チャートみているとこういう瞬間がたまーにくる。

 ・そういうときに一気にブーストできるように、現金金額をできるだけ少なくしておくことは重要だと思う。

 ・年収千万仕事は二度と経験したくない類のあれだけど、結果的にはその時稼いだ種銭でいまなんとかなっている。

 ・ストレス発散のために風俗とか顕示的消費に使わなくてよかった

  • そろそろ結婚がしたい

投資の話は全部自己責任よろしく

中山美穂の家、「高級マンション」というのがそもそも

ワクチンが本当の死因だという)陰謀論者が「こんな綺麗な高級マンションだぞ」とか調べ上げてるから建物情報をググったら、「築32年の雑居ビル事務所建物)」を間借りしてるだけっぽい。

立地が立地だから家賃は高いだろうけど、持ち家でもないし改装なんかしてそうもない。

「高級」でも「マンション」でもないものを見た目で判断できず、あまつさえ芸能人が住んでるんだから高気密高断熱に決まってる!」

なるほど陰謀脳というのは認知(と常識力)の問題なんだなと改めて思った。

2024-12-07

ソープ嬢税金問題が熱そうだったから、いっちょ噛みできないか

税理士から見るソープ嬢納税問題 https://anond.hatelabo.jp/20241205154323

ニセ税理士日本社会の今後について https://anond.hatelabo.jp/20241205195415

これらの記事を、大変興味深く読んだ。興味深くというのは、記事の内容そのものというよりも、それに対するコメント熱量というのが、

なんというか、大変に盛り上がっており、なぜこれほど盛り上がっているのかということが、あまり自分の中でしっくり来なかったから、である

自分は税務や労務プロでもなんでもないので、細かい専門的内容にはコメントのしようがないのであるが、

とはいえ、ここのメインテーマというのは、要は収入が発生しているのであるから、それについて課税すべきかどうかという問題である(と理解した)。

そうすると、これはシンプル税金を払うべし、ということで決着が付きそうな、ただそれだけの話題のように思える。

にも関わらず、数百を超えるブコメがついているという、その事実に興味をもったのである

それで自分なりに色々と考えてみたので、そのことをここに書いてみる。

さて、唐突フィンランドの話をする。といっても、北欧における風俗産業についての話ではない。鉄道料金の徴収の話である

から10年以上も前の話(なので、今もそうか知らないが)、フィンランド首都ヘルシンキ駅での体験だ。

ヘルシンキ駅は非常に大きなターミナル駅である。ちょうど常磐線が発着する上野駅に近いイメージだ。しかし、上野駅、というか日本鉄道全てと大きく異なる点がある。

なんと、改札がないのである

ヘルシンキ駅の駅舎に入ってしばらく歩くと、いきなり鉄道ホームが出てくる。入口も何もなく、いきなり列車に乗り込むことができるのだ。

そして各車両にはICカードリーダのようなものが備わっており、どうやら乗客ICカードをそれらにタッチすることで運賃を支払う仕組みになっているようなのだ

ようなのだ、と書いたのは、当時私は出張ヘルシンキに来ており、予め列車フリーパスカードのようなものを配布されていたので、このあたりの事情について、実はいまだに

正確に把握していない。なので、正確なシステムは、もしかしたらちょっと違うのかもしれない。

ただ一つ言えることは、ヘルシンキ駅には改札がなく、そして下車駅にも改札がなく、つまり目的地に着くまで、一度も料金徴収のチェックを受けることがなかった、ということだ。

支給されたカードフリーパスのようだったので、カードリーダで料金徴収されることもないため、出張の後半になってくると、(これ、かざす意味あるのか。。。?)と思うようになった。

というか、この仕組みなら、乗車運賃を払わなくても、ただ乗りできてしまうではないかフィンランド鉄道は、フィンランド人の善意で成り立っているのだろうか。

とういことを考えた我が同僚は、出張の後半になってくると私と同様に、このカードリーシステムに疑問を持つようになり、というか、シンプルカードを持参することが面倒くさくなって、

手ぶら列車に乗るようになった。

ところがである。ある日、いつものように彼が手ぶら列車にのっていると、突然車掌から声をかけられたというのである。そしてカードを見せろと言われたので、

カードは持っているがホテルに置いてきてしまった、実際は料金は会社が払ってくれているはずだ、と弁明したそうなのだが、有無をいわさず高額な罰金を支払わされたという。

この話をきいて、ははん、と納得した。

まず、車掌は誰がカードを持っているかどうかを判別などはしていないだろう。ある一定タイミングで、適当にその辺の乗客を狙って検札しているのだと思われる。哀れな我が同僚は、

運悪く検札に引っかかってしまったのだろう。

もしも、100%確実な方法で料金徴収を実現したいのであれば、車掌は全員に検札をすればよい。しかし、それは時間的に無理がある。というか、100%を目指すのであれば、そもそも入場ゲートを設置すればよい。しかし、それにはコストがかかる。

そこで、ある一定割合検札実施し、そこで料金未払が発覚した場合に、高額な罰金徴収する、というシステムにしたのだろう。これが私の推測である

車掌無賃乗車がばれる確率と、その場合に支払わなければならないコスト期待値として、それが正規運賃を支払うコストに比べて見合わないほど高額であれば、乗客正規運賃を支払うインセンティブが働く。鉄道会社は、自動改札システムのような高額な設備投資をせずに、車掌おっちゃんに適当に(より正確には、適切な期待値となるような頻度で)検札実施させれば目的を達成できるので、大変賢い仕組みだと関心したのである

とここまで書いておいてあれだが、これは完全に私のデタラメ想像であるそもそも、いまもヘルシンキ駅に改札がないのかも知らない(調べれば分かると思うけど)。

ではなぜこのことを書いた、というか、思い出したかというと、税務調査というのは、このフィンランド鉄道の仕組みに良く似ていると思ったからだ。

税金は必ず払わなければならない。このことは間違いない。納税国民義務であるフィンランド鉄道にただで乗ってはいけないのと同じだ。というか、フィンランド鉄道のようなザルの仕組みであってはならない。しっかりとした改札を設けて、100%確実に徴収すべき性質のものだ。

ところが、国民全員が完全に正しく納税しているかどうかを100%の精度で確認することは、そう簡単ではない(と信じられている)。そこで、結果的フィンランド鉄道のごとく、ランダムピックアップして、脱税しているかどうかを調べるという方法を取ることになる。そして、徴税システムインセンティブが、「効率的徴収」」にあるとするならば、確実に大金を稼いでいて、かつ脱税実態簡単証明できるところから順に調べていくことが合理的ということになる(全乗客からランダム検札するフィンランド鉄道と、ここが大きく異なる点だろう)。

とはいえわたしは税務の素人であるし、ましては税務署人間でもないので、いま書いたことも本当かどうか、何もわからない。

さて、ここでようやく本題に入る。すなわち、冒頭2記事ブコメ諸氏の熱量について、私なりの方法で腹落ちさせる、という試みである

私を含めて善良なる市民たる我々は、キチンと納税(=乗車料金の支払い)をして列車に乗っているのである。その列車に、あろうことか、運賃を払わずに我が物顔で列車に乗り込んでいる輩がいるのである。ところが肝心の車掌は、他のもっと身なりの良い乗客身体検査ばかりしていて、こちらの乗客など構おうともしない。それでは専門家税理士)はなんと言っているのかと聞くと、なんとも怪しい返事しかしない(なんとならば、税金を払わなくてもよいかもと取れるような発言さえしている)。これでは、真面目に運賃を払っているこちらとしては、腹の一つも立てたくなるものだ。

ということで、なんというかフィンランドの思い出まで書いておいて出すような結論でもなかったなと思いつつも、一応、当初の目的を果たしたことで満足するとする。

さて、ここからは余談である

列車料金と納税アナロジーでお気づきの方もいるかとも思うが、この話は給与所得者の場合において、多少の修正を要すると思われる。すなわち、給与所得ほとんどの人は、源泉徴収というかたちで所得税を納めているのであるから、いわば運賃を前払いしているようなものなのである。そこで、給与所得者は、それ専用の列車に乗っている、としたほうが良さそうだ。この列車に乗っている人たちは、あらかじめ会社が複雑な計算をして運賃を支払ってくれているので、あまり難しいことを考えずに列車に乗れる。

一方、風俗嬢をはじめとした個人事業主などは、いわば運賃は後払いだ。今年、2024年所得が確定してから来年2025年春に確定申告をして、税金徴収される。車掌たる税務署職員から検札を受ける可能性があるのは、こちらの列車に乗っている方の人たちだ。

私が一連の記事を見て、いまいち自分ごとのように熱い市民感情を発揮できなかったのは、おそらく自分とは別の列車に乗っている人=自分とは関係のない人、という意識があったからだと思われる。

さて、仮に風俗嬢としての年間収入が500万円あったとして、納税額(=乗車料金)はいくらほどになるのだろうか。経費としてどのくらい控除できるだろう。衣装代やメイク費用など計上できるのだろうか。個人事業主として、家賃分をいくらか按分することはどれほど現実的か。そもそも青色申告できるのか。できたとして、どのような事業として定義されるか。こうしたこと現実的に真面目に考えると、節税として合法的にできそうなことはほとんどなさそうに思われる。シンプルに雑所得として申告したとして、所得税・住民税額は数百万円になるかもしれない。

そして、いざ自分があちら側の列車乗客になったとして、検札にひっかかる可能性が限りなく低い中で、数百万円という乗車料金をキチンと支払う胆力があるものだろうかと、自問自答してみるのであった。

2024-12-06

けっきょく名古屋ぐらいがちょうどいい

名古屋を出て都内ベンチャー転々としながら5年ぐらいふらふらしてたけど結婚を機に地元に戻ることにした。

結果として通勤時間が1時間から30分になって家賃が2万下がって年収が200万増えた。

都内に比べて土地の値段も半額ぐらいなので、そう遠くないうちに家を買って子供を持とうと思う。

東京に出てみたこ自体は間違いじゃなかったと思うものの、都内に居続けることにこだわる必要もなかったな~とつくづく実感したため、そう感じるに至った経緯を具体的に書いてみる。

 

東京人間の値段が安い

まず感じてることとして、東京仕事は多いがそれ以上に人間が増えすぎて人間の値段がかなり安くなっていると思う。

自分は大まかにITエンジニアに分類されるキャリアを進んできたものの、世間で言われるほどエンジニア待遇がいいと感じていない。

(もちろん小規模なベンチャーで働いていたことも理由の大半ではあるんだけど)

 

独学である程度VagrantだのDockerだのGithubだのAWSだのを覚えながら頑張って仕事をしてはきたものの、東京基準では「そのぐらい今どき新卒でもできる」「誰でもできて当たり前」ぐらいの温度感で、手取りは上がらないのに要求スキルけが加速度的にガンガン上がっていく。

ところが名古屋転職してみたところ、それなりの大きなジャパニーズトラディショナルカンパニー簡単採用が決まり、「なんでもできるスーパーハイスキル人材」みたいな扱いになってしまった。

おそらく名古屋はそこそこ全国規模のメーカー商社が多い割に、いわゆるIT人材が根こそぎ東京流出してしまたことで、ポストはいくらでもあるのに人材が居ないといった空洞化が発生しているのではないかと思う。

もっと自分東京に出ていった理由が、ITと呼ばれる仕事が根こそぎ人材派遣だらけになってしまたことや、メーカー採用が市外の僻地の車通勤しか選択肢がないド田舎ばかりだったため、そりゃ流出するだろうという感想だが。

だがようやく地元企業自分たちが置かれた状況を理解してきたのか、本社機能をド田舎工場併設のボロい自社ビルから駅前高層ビルフロアに移したり、プロパー人材の確保に必死になってる感が窺える。

もちろん自分東京経験を積んだことで転職できる応募のレンジが広がったことも少なから理由にはあるが。

 

狭くてダサいのが良い

まれも育ちも名古屋市の自分にとって名古屋はとにかく「狭くてダサい」という印象しかなかった。

最初は広大なマップと思えたオープンワールドゲームクリアする頃には狭く感じてしまうように、大学生を過ごすあたりで「もう名古屋は知っている場所しかない」という絶望感を抱き始める。

また、昭和から平成初期に建てられた施設建物が異様に長く生き延びており、子どもの頃から一度も張り替えられない地下鉄タイルを見ながら、この街風景は生まれから死ぬまで変わらないのではないかという恐怖に駆られたこともあった。

 

だが東京から戻ってきた結果、この狭さとダサさが結局は暮らしやすさと表裏一体だと気づくことになる。

例えば都内でどこかに出かけようとすると、数日前から予定を立ててあれこれ予約をし、一瞬で埋まるチケットを何とか確保し、満員電車や人混みを掻き分けながら目的地にたどり着くような毎日だった。

ところが名古屋では地下鉄一本で大体市内のどこにでも30分あればたどり着けるし、予約さえしておけばだいたい予定通りに過ごせるどころか、大抵の行列現実的な待ち時間しか発生しないので最悪予約とかしなくてもどうにかなる。

 

また、東京大阪福岡といった日本都市群は、近年海外から観光客による観光公害にも悩まされているそうだが、名古屋は幸いなことにしてそういった被害に全くの無縁である

以前ためし海外日本旅行者向けのコミュニティサイトで「nagoya」で検索してみたところ、「Is Nagoya worth visiting?(名古屋には訪れる価値がありますか?)」というタイトルスレッドがヒットして苦笑いしてしまった。

いや、都市とはあくまでそこで生活する人々が満足して暮らせることが存在価値であり、決して外貨獲得のために現地民族を展示するテーマパークではない。そういう意味名古屋はむしろ都市としてはこれ以上なく優れている。

 

また、名古屋に戻ってきてから嫁と一緒に三重伊勢志摩岐阜中津川旅行に行ってみたが、子供の頃漠然と「ダサい」と感じていた観光地の数々が、程々の行きやすさと気軽さでかなり満足感があった。

ダサさの局地とすら思っていた志摩スペイン村の「♪デデデデデン!エスパーニャー」のCMも、実際に自分の足で行ってみると結構いい場所だったように思う。

東京にはディズニーランドピューロランドもあるが、人が多すぎる。でも名古屋にはスペイン村がある。いや、伊勢志摩名古屋ではないのだが、三重岐阜があることが名古屋のいいところなのだ

 

名古屋には手に入るものしかない

東京から名古屋に戻って感じていることの一つに、「道行く全ての人々が自分と同じぐらいの生活レベルに見える」「街中にあるあらゆる店が自分が入ろうと思えば入れる店しかない」という感覚がある。

逆にいうと東京は「一体どんな人生を生きたらこんな生活ができるかわからない」「一生縁がなさそうな高級な店ばかりで疎外感ばかりがある」という感覚漠然とあった。

しかに手の届かないぐらい高い店や高い品があることが向上心や刺激を与えることもあるのだろうが、過度な競争を煽られて疲弊している部分も大きいと思う。

東京に住んでる間はそれらが都市の当たり前だと思っていたが、今はむしろ東京けが日本の中で過剰に資本主義内面化した特殊都市しかなかった」と思う部分がある。

 

名古屋は良くも悪くも平成初期の一億総中流社会の余韻を色濃く残していて、保守的中流層がちょうどよく生きやす地方都市を維持しているのではないかと思う。

土地家賃物価もそこそこのレベルでありながら、都内と変わらないぐらいの条件の仕事があちこちにあるため、中流がちょうど生きやす都市設計になっているのではないだろうか。

(国の統計データ可処分所得名古屋の方が東京に比べて高いみたいなデータも見たことある気がする)

前回の選挙でも、愛知県内では河村たかし国民民主候補が多く勝っていた印象があるが、あれらの「現役の中流層を大事にする」という政党方針名古屋中流層の厚さが合致した結果だと思うと納得が行く結果だった。

 

もちろん都内だって中流生活をしている人たちはたくさんいるだろうが、彼らは結局のところ立川武蔵浦和船橋といった東京衛星都市しか住めておらず、一時間以上の長い通勤時間をかけて都内の一員になったと思い込んでいるだけではなかろうか。

越谷レイクタウンで週末を過ごして1時間半かけて通勤している人たちは、千種イオンモールで買い物をして名駅オフィス仕事をしたほうが幸せになれるのではないだろうか。

さいごに

もちろん名古屋が全てにおいていいと思っているわけではない。

例えば飲食店レパートリーや、ちょっと尖った趣味の店や、チェーン店に押し流されず地元顧客を掴んだ老舗の個人経営店とかは、やっぱり東京しかない独特の良さだったと思う。

ただ、そういった場所知識と思い出は残っているので、たまに東京出張に行ったときかに立ち寄ってみるぐらいでちょうどいい。

 

そういうわけで、自分には名古屋ぐらいがちょうどよかったと感じている。

2024-12-05

彼女!!!大好き!!!

ずっと一緒にいたい!!!

でも友達とか家族とか仕事とか色々で、週末でもずっと一緒にいれない!!!

予定なくても土曜日の午後とかから!!!!!

そして相手は週末だけ会えばOK、むしろ何週間に一度でもOKみたいなタイプ!!!!!!!!!

会うと向こうもでれでれだけどな!!!!平日のLINEとか電話は塩!!!

耐えてる!!!

耐えてるぞ!!!!!

平日も会いに行きたいけど「遠いし、あんまり一緒にいられないかダメ」って言われるぞ!!!

近くに引っ越すけどな!!!もうすぐな!!!!会いに行くぞ!!!

一緒に住みたいけど、向こうは実家で快適だしお金もないし、あと諸々あって厳しいんだよな!!!

光熱費家賃も俺が払うけどな!!!!???食費はちょっと流石にキツイかもだけどな???

家事一人暮らしの延長でできるし!!!しろ彼女はできなさそうだし!!!

料理彼女のお母さんほどではないができるよ!!!仕事から帰ったら作ったりする時間なさそうだけど・・・

「俺のほうが稼いでるのに家事もやるの?」とか「男友達といるほうが楽しい」とか言ってる男ども!!!

それで一緒にいてくれるならいいだろうが!!!

それでなんで一緒にいるのかわからないぞ!!!!!

 

浮気する気持ちちょっとわかった。

寂しいもん。

2024-12-04

anond:20241204224637

労働してなくても所得があったら所得税払うんでない?家賃収入印税収入所得税払うでしょう

実家を出たことが無いやつはダメってのを実感してしまった

ちょっと前まで付き合ってた元カノの話。お互い30代半ばだが、私は大学進学からずっと都内一人暮らし彼女は一度も実家を出たことが無く両親も健在。

彼女仕事労働時間が長く、給料は少ない仕事だった。それでも彼女は「仕事が好きだから」といって過剰に働いていた。一種ワーカホリックだったと思う。

対して私は専門的な技術職で残業時間は月10時間程度、とはいえ給料彼女の倍稼いでいた。

そんな彼女は「楽な仕事をしていくらでも時間金もあるのに何で○○もしないんだ」というようなことをよく言ってきた。彼女からしたら私はただただぐうたらと生活しているだけに見えたらしい。

でもそんな彼女は立派な実家があるから住むところに困らないし、いくら遅く帰ろうが両親がご飯を作って待っててくれる、なんなら帰りが遅くなったり雨が降ったりしたら駅まで車で迎えに来てくれる、当然大半の家事自分でやる必要が無い、という環境で生きていたわけだ。給料が少なくても家に入れている金は月に3万5千円だけ。それじゃ都内だと家賃すら払えないよ。

ワーカホリック自分健康も一切顧みずに働いた上に睡眠時間を削って趣味までやっていたのだって、いざ自分が倒れても住むところはあるし両親が助けてくれる、そんな甘えた環境からそういう好き勝手なことが出来たわけだ。

私は一人暮らし家賃を払っていてもちゃんとした生活が出来るよう稼がなきゃいけないし、万が一仕事が出来なくなったら頼る人もいない、だから頑張って働いてスキルも身に付けてアピールして昇進を掴むと同時に仕事たまるストレスをどうにか解消して潰れないようにしなければならない。そういう環境でやるべきこととやりたいことを何とかバランスとって生きてきていることを彼女は全く想像できないようだった。

もちろん彼女のことは好きだったか必死になって彼女が求めることを満たそうとやってきた。でも頑張っても頑張っても「お前は努力も苦労もしていない」と言われ続けて、完全に心が折れた。いくらこちらの事情説明しても、こういう理由でこういうやり方をしているんだと言っても、全く聞く耳を持たずにいる彼女がもう正直気持ち悪くなってしまった。

自分が凄く恵まれ環境で甘えて生きてきているというのを自覚せず、相手には相手事情があってそれぞれ生きている環境も違うんだというのも理解せず、ああこれが実家を出たことが無いやつなんだなぁと思ってしまった。

別に実家を出るかどうかなんて自由だし、そんなもの大した問題じゃないと思っていた。実際、想像力と思いやりを持てる人間なら実家を出たことが無くてもちゃん理解できるんだと思う。というかその位の想像力は誰にでもあると思っていた。でも彼女のケースを見てしまった以上、やっぱ実家を出たことが無いやつはダメなのかもな、と思わずにいられなくなってしまった。たった1例で思い込むのはどうかと思うけど、私にとっては大きな一つだったのだ。

2024-12-02

女なら誰でもいいというなら坂口杏里を救え

お前にしか救えない

助けてくれ

このままじゃ杏里死んじゃうよ

正直に全部話すといま、鬱状態で寝込んでいて、働けてる状態ではありません。(デリヘルHP載せていただけれどお客さんが一日はいりません。)

TikTokも配できてなくて、光熱費も全て止まっていて、家も追い出されてしま状態です。

家賃も3ヶ月滞納している状態で、生活ができていません。

いま、薬もなく、鬱でてんかんもでたりで、月一できてくれる友達がはなしきいてくれたり看病している状態です。

風呂はガスが出ないから濡れタオルで体ふいて、水シャワーで髪をあらってます

こんなことを言って大変申し訳ないのですが、わたしが身寄りもなく、どうすることもできません。

家賃今日までに払わないと家をだされてしまうみたいで、今日振り込みしてほしく、

こんなお願いをして申し訳けないのですが、お金を貸していただけないでしょうか?

2024-12-01

ルームデスクツアー動画わっかんないよ!!

YouTubeCookieが消えたのかログアウト状態で開いたら幾つかルームデスクツアー動画が出てきたからなんとなく幾つか見てみたんだが、最初に出てきたのが意識他界マウンティング成功者みたいなのだたからそれ系ばっかりに。

それも家賃高そうなオサレ部屋だなーとみてたが、幾つか見てると段々わかんないわかんないわっかんないよ!言いたくなってきた。

年齢マウントやめてよ!

20代〇○デスクツアー」は若いのに高級物件・高級ガジェット使ってますマウンティングばかりだし、「30代〇○デスクツアー」は部屋に珈琲とかのちょっとオサレ趣味アピール付け加えただけだし年齢層アピールする意味特にないよね?40代も50代も特に知りたい情報じゃないよ!!

昇降デスクって何がそんなにいいの?

みんな揃いも揃ってほぼ同じところの昇降デスク使ってるのおかしいよ!「ずっと座ってると身体によくないので、ボタン一つでスタンディングにするんです(笑)」とか言うけど疲れたら一息入れるべきだよ!デスクの後ろにケーブルラックモニターアームはエルゴトロンLXまでみんなお揃いなの怖いよ!

間接照明推しやめてよ!

なんで部屋が薄暗いと雰囲気あってカッコイイの?目に悪いし足元も暗くて危ないし、代わりにエジソン電球(風)の間接照明を沢山おいてたら電気代も掛かるじゃん!モニターライトも同じのばかりで見飽きたよ!

本棚はどうしてダメなの?

殆ど出てこないし、あっても表紙を見せるオサレ本棚ディスプレイされた洋書意識高いビジネス新書数冊しかないじゃん!

円盤も置いてないじゃん!

映画好きなのでこのテレビでよく映画見てますスピーカーも大きいの買っちゃいました(笑)」とか言ってるくせに映画円盤を入れたラックの一つもないとかおかしいよ!サブスク配信されてない名作映画だって沢山有るんだよ!

小物系アイテム山崎実業じゃん!

山崎実業Towerシリーズはちょっぴりオサレでいいよね、私も使ってる!

2024-11-30

フツメン身体障害者になって詰んだ

https://anond.hatelabo.jp/20210412195129

普通に稼いでるとなんの支援も受けられない。配偶者子供が2人いる。

脊柱管狭窄症

簡単にいえば「椎間板ヘルニアもっと凶悪にした感じ」の病気だ。もうかれこれ20年以上治療・経過観察している。若い頃に脊椎形成術を2度受けているが、これ以上やっても背骨がつながっていくだけで再発必至。

難治性喘息

15年前に発病。通常ならステロイド憎悪コントロールできる病気と言われているが、それでもコントロールできないものを「難治性」と呼んでいる。喘息発作も多く、3ヶ月に1回くらい入院する。コロナインフルかになっても即肺炎になって入院する。何度もバイオ製剤を試しているが、どれも費用が高額な割に効果が薄い。先日、最近までつかっていたバイオ製剤の使用を止めた。年末は色々と入用だからお金がなくなる。

お薬代や治療費がかなり高額になりがちな喘息だけど、指定難病でもないし医療費助成制度は一切ない。一昔前は喘息だと公害助成金というものがあって、治療費が100%助成されていたらしいけど、今はもうなくなっている。川崎病で有名な川崎市けがまだ残っていると聞いたことがあって、川崎に引っ越すことを検討したことすらあったが…多分今更引っ越しても助成されないでしょう…

身体障害者2級

脊柱管狭窄症の腰椎形成術を受けるともしかしたらまた歩けるようになるかもしれないのだけど、重度の喘息のため全身麻酔が使えない。使うと発作のリスクがかなり高いらしい。それにより障害が固定されて認定された。しかし、このまま症状が進んで(たとえば排泄障害が出たり)しまうと死を覚悟して手術しなければならなくなる。おそらく、その日も近い。

生活

最近は発作頻度がかなり上がってしまったり、COVID-19のこともあり、かかりつけ医から離れてくらしていると処置が間に合わなくなるリスクがあるため、かなり家賃は高いけど都心に住んでいる。というか、以前はタクシーで45分くらい離れたところに住んでいた。喘息発作になると近所の大きめの病院ハシゴするのだが、お薬手帳をみると

こんなに薬を盛られて(喘息治療として可能な薬がすべて処方されている)いるからウチではなにも処置ができない(からかかりつけ医に行け

となる。COVID-19が流行する前まではまだなんとかなっていた?が、一度、なったときたらい回しにされた後に結局、かかりつけ医搬送されてなんとか生き残れたが、深刻な呼吸器へのダメージが今でも残るくらいに大変な目にあった。お陰で肺の一部が壊死してしまった。肺活量がかなり落ちた。

そういった経緯もありかかりつけ医の近くに住んでいる。今では発作になったら病院に直接電話して救急(発作が起こるのはいつも夜中)から診てもらう。応急処理で帰宅できると判断されると無慈悲なぐらいに返される。当たり前だけど…そんなときに深夜料金のタクシー代もむかしはかなりかさんでいた。かかっていた金額を割ってみると今の家賃と良い勝負だったりもする…でも、やっぱり家賃が高い…

車椅子生活

屋外での移動には電動車椅子を使っている。しかし、屋内では使えない。屋内用の車椅子介護保険レンタルはできるが、介護保険適応前にメルカリで買った中古の自走式のものを利用している。普通住宅なのでバリアだらけでとにかく不便だ。先にあるリンクの方は単身者なので障害者用賃貸住宅を利用しているのだろうが、家族がいるとそういった施設がない。ワンチャンファミリー向けの公団かに当選すれば、更に運良くバリアフリー住宅にあたれば良いが、普通に家族を養うくらいに稼ぎがあると所得制限で応募資格すらない。だから配偶者とは離婚して、子どもたちが独立するまで我慢して、然るべき施設に入るとかしないといけない。でも、働いて稼いで子どもたちをなんとかしなければならないのでそうもいかない。

都内の移動といってもこうなるとほとんど家から出ることは通院くらいしかなくなるのだけど、外出は電動車椅子を使うけど、都内ほとんど予約なしで電車に乗れる。駅員さんにスロープを出してもらって、降りる駅でまたスロープを出してもらう。大江戸線だけは特別ホーム車両との距離や段差が少いので自力で乗車できる。ところが遠方に行くとなると難易度があがる。地方の駅というか自分実家のある駅はちょっと前まで有人切符チョキチョキ切ってたくせに最近無人になってしまっているらしく、前もっていわないとスロープをかけてくれる駅員がいない。そういえば以前、連絡なしで旅行した車椅子の人が炎上してましたよね。そういうことです。

遠方への移動となると電動車椅子ではバッテリー切れのリスクがあるため、できれば自走式の車椅子で移動したい。でも、車椅子ってめちゃくちゃ高い。特に外出で使えるいわゆる「アクティブ車椅子」といわれるもの自分身体に合わせて作ってもらうというのもあいまってとにかく高い。だから各自治体で装具購入助成制度とうもの存在するのだけど、介護保険電動車椅子レンタルできていると「レンタルしてください」の一点張りでまったく支援してくれない。もちろん、自走式の車椅子レンタルできるのだけど、ほとんどが室内用のもので外出に適したものではない。自治体からしたら「車椅子車椅子」くらいの感覚なのだろう。

身体障害者手帳を取得するとタクシー券をもらえる。でも、電動車椅子は折り畳めないため乗ることができない。厳密には折り畳めるタイプのものもあるけど、それらは介護保険レンタル対象ではない。運良く電動車椅子で目当ての駅まで行けたとしても、そこから電動車椅子目的地まで持っていく手段がない。そういう車を持っている人が知り合いにいたりすれば良いのだが…おそらく、方法としては介護タクシーを事前に予約しておくとかになるのだろうが、だいたい介護タクシーって街に1台しかないとかだから奪い合いになる。身体障害者になって2年になるけど、いまだにタクシー券を使えた試しがない。都内で使おうにも、車椅子なしで自宅マンション前まで帰ってこれたとしても、マンションの自室まで歩いていけないから、匍匐前進で自室まで戻るしかない。喘息ステロイドを長期利用していて、骨粗鬆症もあるので骨折リスクもあるのでできるだけこの方法は取りたくない…

仕事

運良くフルリモートお仕事をさせてもらっているが、喘息の発作頻度がCOVID-19後に確実にあがっていて、あまり勤怠も良くない。解雇されても文句は言えない。今の会社解雇されたら、おそらくもう普通に働くことはできないだろう。というか既に普通に働けていない。会社好意でおいてもらっているだけだ。

今後

国の支援というものは本当に困っている人たちに対してあるべきもので、私なんて者はまだ働けているのでそのレベルに達していないということなんだろう。しかし、既に生活は苦しい。同じくらい稼いで豊かに暮らすことはできるとは思うが、医療費居住費がとにかく病気のせいで高い。なんとか副業等で所得を増やすかなりしなければならないとはおもいつつ、身体が動かないのでそう簡単副業というわけにもいかない。障害年金も検討したが、初診日の関係で(未納期間があり)受給条件を満たしていない。未納期間はあったけど、かれこれ20年以上厚生年金も収めているのに、なんだかなぁという気もするが…そもそも、未納だった期間も病気療養中だったので、まぁ、身体の弱い自分を悔やんで呪うくらいしか今はできない。

とにかくリビングコストが高いので所得を上げるか、無理やりリビングコストを下げる(その代わり死ぬリスクが上がる)か、方法は2つに1つしかないのだろう…単純に所得をあげればいいのか?という問題もある。もちろん、税金はあがるし、社会保険医療費区分もあがるので限度額もあがる可能性がある。しょっちゅう入院している自分的には致命的だ…

なので「どうしたらいいのかわからない」という状況だ。まだしばらく悩むんだろう…

今の会社解雇されたら?

生活保護を申請するしかないけど、先進医療は受けられなそう。でも、そうなると所得制限にはひっかからなくなるから公団かに住めるかもしれない。だけど、一度生活保護に落ちるとなかなか戻れないと聞く。今はとにかく日々そうならないようにかろうじて繋ぎ止めているという感じだ…

教訓というか共有?

いざとなったら生活保護を申請すればいいさと書いてはいものの、前述の装具購入助成とかでもそうだけど、支援してもらえるものだと思いこんでいると絶対に痛い目を見る。

公助より自助

と言われているけど、過去生活保護申請したことがあって、結局、申請する条件を満たしていなくて(配偶者が働いているのに家に金を入れなかったから)断念したことがあった。だから国には頼れないし、国は国民を守ろうとも思っていないくらいの感覚でいなければならない。某ひろゆき氏が

身体障害者手帳を持っている人は勝ち組

発言していたけど、それは単身者に限るという条件つきだと思ったほうがいい。中途半端に働けて稼ぎがあると本当にただの地獄だ。

家賃が払えなくて日本にいられなくなる未来

まあ少子化が進んでる時点でそんな未来は来ないだろうけど

観光バブルの時の沖縄だと実家を出る人とホテル建てに来た作業員賃貸の取り合いになってて地元民が追い出されたりしてたんだよね

外国人オーナー家賃釣りあげて住人追い出そうとしてる画像見て地方郊外空き家が増えてなかったら日本人日本から追い出されてたかもな~って思った

2024-11-29

アンデッド山下さん

うちの団地の一室には昔からアンデッド山下さんが住んでいる。

  

明治まれらしいが、アンデッドになったせいなのか死亡する前に記憶力が落ちたせいなのか何年生まれなのかは定かではない。

  

アンデッドになってから断捨離にハマり、役所にはアンデッドとして届けでてからというもの自分身分に関する書類不要なので全部捨ててしまったそうだ。

  

あるいはそうしたものを捨てたのはアンデッドになってから年金支給が打ち切られたことに腹を立てたせいのかもしれない。

  

勿論、アンデッドであるから食費や医療費心配はないのだ。

  

だがアンデッドとはいえ野宿は嫌らしく家賃は払わないければならないし、娯楽を楽しまないわけでもない。

  

そうした費用を賄うためにアンデッドでも雇用してもらえる倉庫ピッキング仕事をしているらしい。

  

週に三日程、繁忙期は五日程はピッキング・  アンデッドとなるのだ。

  

彼がアンデッドになった原因は生前に黒魔術に造詣が深く、色々試していたせいらしい。

  

時折、アンデッド山下さんの家にお邪魔してお話を聞いていると

  

笑いながら、君もアンデッドになってみないか?という冗談だが本気だかわからない誘いを受ける。  

  

アンデッドになる方法は極少数の方にしか保持されていない。政府基本的アンデッド禁止法を作っている。なってしまった場合は仕方がないのだが。

  

自分アンデッドになれば永遠の命を受けられるものの、見た目が骸骨化することや食事の愉しみがなくなること、親類に反対されるだろうことを考えるとなかなか踏ん切りがつかない。

  

一度、同じ団地のいたずら好きの加藤のおじいさんがアンデッド山下さんに隠していた十字架をいきなり見せつけて、山下さんが一ヶ月も起き上がれなくなり、団地が大騒ぎになったこともある。そんな加藤さんも最近亡 くなってしまった。

  

加藤さんは生前に死期が近づくと何度か山下さんにアンデッドになる方法を聞いていたようだが、山下さんはついぞ教えなかったそうだ。

  

アンデッドになっても生存本能、いや存在本能があるのか、あわや灰にさせられそうになった相手には教えたくなかったのだろう。

  

山下さんはこれからも何世紀も、いや宇宙が消えさるまでアンデッドとして存在し続けるのかもしれない。

  

(再投稿

anond:20241129080817

家賃生活費を今まで通り出せるんだったら別にいいじゃん。

ニートになったら追い出すからなって言っとけばいいんじゃないの。

地方公立に行って後悔している - 子供はできるだけ学費の高い学校に行かせたい

炎上しそうすぎて大幅改変になった現代ビジネス記事原案を供養。

(前編)

私は小中高と地方公立を出て、浪人して都内医学部卒業している。

東大生の親の6割が年収950万円以上」というデータ話題になったが、地方出身からすると、やはり医学部も華々しい世界だった。

まず医学部では「親が医者なのは当たり前で、教授講師と話す時も、世間話最初に「親御さんは医者?」が挨拶代わりになる。私の体感では、おそらく学生の半数近くが医者の子息だった。

ハリー・ポッターになぞらえて、両親が共に医者という人を「純血」、片方が医者だと「半純血」、両方とも医者ではない人のことは「マグル」と呼ぶ文化である。「マグル」は家系医者がいない学生が、自虐的苦笑いしながら使う単語だ。

しかし、「マグル」の学生も、平均的なサラリーマン家庭出身という人はほとんどいない。みな経営者や士業の家庭で、都心のタワマンが「実家」だった。

出身高校ほとんどがいわゆる「御三家」など、都内の名門私立高校が並ぶ。入学式の日、周りが何故か全員、初対面ではありえない打ち解け方で話していて困惑したものだ。

蓋を開けてみれば元々彼らは中高の同級生だったかSAPIX鉄緑会などの有名塾で一度は顔を見知ったメンバーだったのだ。

私のように地方公立から、塾にも行かずに来たという子は全く見当たらなかった。

大学生お金がかかる。私も美容や服飾、外食旅行を楽しみたかったので、多い時は週9でバイトを3つ掛け持ちして、必死時間お金に変えた。

学費家賃生活費などは親持ちだったが、その他は自分バイト代で賄うように言われていた。

けれどここではバイトを親に推奨されるというのは珍しく、むしろ禁止」される方が普通だ。特に家庭教師OKでも、高卒フリーターと一緒に働くような飲食店などは禁止されている子が多い。

そのため、そういったバイトをしたいお嬢様は、親に隠れてこっそりやることになる。私も、友達給料明細の送付先を、私の一人暮らしの住所にするなど「協力」したことがある。

この「バイトをしたい」とはもちろん、お小遣いが欲しいという意味ではない。「人生で一度はやってみたい」「大学生っぽいことがしたい」という、興味と好奇心でやる子が多かった。

こういう子達は、1回で何十万とする美容代や旅行費も全て親の負担だ。ブランド物も親のカードで買い放題。

限度額は聞いたことがないので分からない。この顔ぶれの中で「限度額」などという貧乏くさい言葉を口にすることすら憚られた。

当然、金額理由に遊ぶ場所を決めることもまずない。味や質、美しさ……綺麗な概念ばかりで話し合いが進む中、頭の中で電卓を弾き、時給計算などしているのは私だけだった。

ここまでの話だけ聞くと、「地方出身庶民階級社会に直面してショックを受け、格差に悩む」というあらすじになりそうだが、私はそのような気持ちになったことは、実は全くない。

実際のところ、これまで属した集団の中で、大学は一番居心地がよかった。なんせ周りの人間ほとんどが私より頭が良く、私より裕福で、性格も曲がっていないのである普通暮らしていて、不快にさせられることはほとんどない。

尊敬できる人ばかりの中に混じり、今までしたことがなかったような華やかな経験を教わることは、とても刺激的で楽しく、毎日面白かった。

地方公立の狭い世界のみみっちい基準で「神童」だの「お嬢様」だのとくだらないことを言われて暮らすよりもよほどいい。周りのやっていることがバカバカしく思えて退屈することも、足を引っ張られて苛立つこともない。

まれて初めて自分が全てにおいて下位、いやほぼ底辺位置する環境に身を置いたが、劣等感を持つどころか、なんて気が楽なのだろうと感動した。

要するに「上には上がある」といっただけのよくある話なのだが、私はその「上」の存在を知って心の底から安堵したのである

(中編)

私が育ったのは地方都市のド真ん中。東京で「都会」と言うと笑われるが、下手に「田舎」と言うと顰蹙を買う、そんな街だ。近くの有名大に行かず、わざわざ地元では知名度の低い都内大学に行ったのは、その街にとことん嫌気がさしたからだった。

先祖代々続く大病院家系などではないので、決して高い身分ではないのだが、私も一応、医者の娘ではある。ちなみに、母親医者ではないので「半純血」だ。

金銭的な理由から受けられない大学もあったし、贅沢三昧という訳ではなかった。だが、本当の意味生活に困ったことはないと思う。

「全身脱毛費用自分で稼いでいる」というだけで、大学の中では十分「苦労人」のポジションだったが、それだけだ。学費家賃も、いくらかかっているのか知らないまま生きてきた。

そもそも、私の家庭ではそういうことを詮索するのはタブーだった。三階建てのまあまあ広い一軒家に住んでいたが、幼い好奇心で「この家、いくらしたの?」などと聞こうものなら、なんて下品で失礼なことを言うのかと眉を顰められた。

よって親の学歴自分大学受験をするまで知らなかったし、収入は今でも知らない。なんとなく肌感覚で予想はできるが、聞いたことはない。

わざわざ地方公立の小中高に進んだのは、習い事練習時間を確保するためだ。物心つく前からピアノヴァイオリン新体操などを習っており、そちらを人生の軸に据えたかった。そのため、進級が厳しく勉強時間を取られる中高一貫私立を避けた。

しかし、その選択のせいで、私は信じられない世界を目にしてしまう。

校内のヒエラルキートップにいたのは、我が家クローゼットより狭い団地に住むヤンキー達だ。暴力窃盗などの犯罪行為、くだらない揉め事が起こるのは日常風景だった。後ろの黒板にはデカデカ卑猥言葉が書かれ、授業中も大声で教師に反抗する。共用部の壁には穴が開き、「アスベスト発生注意!」と貼り紙がされるも、その意味理解できない生徒がまた上から穴を開けていた。

一番呆れ返ったのは中学校で、「廊下に繰り返し大便をしてそのまま片付けない人がいる」という全校集会が開かれた時だ。まるで動物園だ。

外で障害を持った通行人を取り囲んでからかい面白がって恫喝している場面にも遭遇したこともあり、これが同じ人間なのかと目を疑った。

まれからこの環境しか知らなかったにもかかわらず、私はこちらの方がよっぽど馴染めなかった。いや、大学の時と違って、馴染む努力をする気にもなれなかった、というのが正しいだろうか。

ことわっておくが最初から「知能」だの「貧富」だの、そういうことで差別意識を抱いていた訳ではない。ただ、そんな概念が生まれる前の、何も知らない子供の目からしても、違和感を覚えることがたくさんあった。

何か作業をする時、見るから効率の悪いやり方で苦労しているのが理解できなかった。建設的な話し合いができず、どれだけ分かりやす説明しても話が通じないことが不思議だった。卑猥な話で大喜びするのも、暴力で強さを誇示するのも、正直バカバカしいと思っていた。

何よりも嫌だったのが、その層に漂うあの独特な僻み根性、卑屈な被害者意識のようなものだ。

クラスナルミヤの服が流行り、皆がメゾピアノポンポネットの服を自慢する中、私はいつもラルフローレンバーバリーの服を着ていた。ナルミヤに興味もあったのだが、親の趣味で買ってもらえなかった。

その時、私は価格の差など何も知らず、愚痴のつもりでこう発言してしまう。

「みんないいなあ、うちの親、ラルフローレンばっかり買ってくるからもう飽きちゃう

たったこの程度であからさまに数人の目つきが変わり、その後も悪意を持ってこの発言拡散された。

子供が「他人の服をそうやって価格で値踏みしており、それを恥ずかしげもなく表に出す」という感性は初めて見るものだったし、それが物凄く卑しく思え、正直ドン引きしてしまった。

自分性格が良いというつもりは全くないが、もし私が逆の立場になったら、そんな態度は絶対に取らなかっただろう。そのような言動は「悪い」というよりも「恥ずかしい」からだ。

たとえ内心で反感や嫉妬は覚えたとしても、そういう行動は自ら「私は負けています可哀想な貧民です!」と宣伝して歩いているとしか思えないではないか

別に私にとって服は値段ではなく、ナルミヤは負けではなかったのに。

万事がそういった雰囲気だった。

まり勉強をしすぎるとバカにされるので、「カースト上位」のグループに属している子は実は勉強ができても、学校テストではわざと悪い点を取るなど工夫していた。実際に勉強している時間を「テレビを見ている」と嘘をつき、親から聞いた内容を覚えてから学校に行くという話も耳にしたことがある。

何もかもが面倒くさかった。先入観などなくても反射的に、彼らに対して「卑しい」という軽蔑が沸々と湧いてきて、止められなかった。

お金学力のあるなしなんてどうでもいい。ただ、それによって勝手に「見下された」「自慢された」と思い込んで攻撃性を発揮してくる、その人間性を見せられるとやはり「見下す」以外の感情が湧かない。

そういう人を表すぴったりの言葉は「育ちが悪い」しか思いつかないのだ。

そして、その思いが強くなればなるほどに、そんな低俗差別的感情を持つ自分に対してもまた同じように「卑しい」と自己嫌悪に陥った。

よく「人を見下している」「お高く止まっている」と悪口を言われたが、次第にそれが事実になってしまっていることも自分では分かっていた。

やがて進路を変更して医学の道に進んだ私は、この自らの醜さにも似たもう一つの「卑しい世界」を嫌というほど味わうことになる。

体力面の自信のなさからほとんどの医学部生が就職するような「ブランド病院」とは程遠い、「ハイポ(仕事量、労働時間が少ない)だけど治安が最悪な風俗街の病院」に就職したのだ。

(後編)

立地や将来性、指導体制などを考慮せず、「あまり働かなくていい」「給料が高い」というだけで風俗街の病院に流れ着くような医者は、まあロクな層ではない。街の治安と相応に、職員民度も低かった。

病院があるのは中途半端田舎だ。ここでは娯楽が、酒と性とギャンブルゴシップしかない。

都会で大学生活を過ごした同僚たちも、その鬱屈した思いからか、段々と空気が荒んでいった。

数ヵ月経つ頃には、口を開けば下ネタと自慢や武勇伝他人悪口や噂話、そして「女性職員容姿を採点し、デブやブスと言って大笑いする」といった、聞いているだけで気が滅入るような下卑た話題ばかりが出るようになった。

百歩譲って内輪だけの飲み会でやってくれればいいのだが、職場の男女共用のスペースで大声を出して話しているのは、流石に品性を疑ってしまう。

「このバッグは何十万円した」「今月はいくら使った」などという、赤裸々すぎる金額事情ストレートに自慢してくるのにもびっくりした。今まで出会った医者の中で、そんな恥ずかしいことを嬉々として吹聴する人間は一人もいなかった。

彼らの鬱憤の矛先は、「見下している相手」により強く向けられる。

立地が立地なので患者層もあまり良くなく、社会的地位が低かったり、生活に困っていたりする患者が多い。それをストレス解消とばかりに、裏で笑いながら蔑むのが、病院の常になっていた。

気持ちは分かる。確かに、あそこまでかけ離れた階層の人たちと関わるのは、正直つらい。頭がおかしいのかと思ってしまうようなクレーマーもいる。貧困のために清潔が行き届いておらず、吐き気を催すような悪臭涙目で耐えて処置をすることもある。病院に来ているのに、こちらが一生懸命になっても、まるで治す気がないのか?という横柄な態度を取る患者もいる。

救急車がタダだから生活保護は医療費がタダだからと、まるでタクシー無料相談のように使う人のせいで、本当に必要な人に医療が行き渡らなくなることもある。

特に槍玉に挙がるのは「せいほ(生活保護)」と「プシコ(精神疾患)」、「痴呆(認知症)」である。他にも、「ホームレス」「反社」「デブ」「ババアジジイ」「底辺」「貧乏」「キチガイ」など、診察室を一歩出れば、とても患者には聞かせられないような、ありとあらゆる差別用語が飛び交った。

バカにされるのは患者だけではない。看護師も同様だ。ある同期が看護師に怒られた時、「大学を出てないから分からないんだろ」「低学歴が」とあまりにも直接的に吐き捨てるのを聞いたことがある。

一方で看護師たちの当たりも強かった。いや、当たりが強いというか、私達とは、元々装備している語彙がそもそも違うのだ。

特に怒っている訳ではなくでも、「ちょっと邪魔!」「うるさいよ」といった風な、私達が「初対面の人に対して一度も発したことがないような言葉」を、まるで当たり前のように使ってくるのだ。

これにはかなりギョッとする。私達が急いでいても「すみませんちょっとよけてもらえますか?」と言うのは、別に敬っている訳でも遜っている訳でもなく、これしか適切な語彙が浮かばいからだ。

根本的な問題は、学歴収入の高低ではなく、培われた文化の違いなのだ。「そんな風に人間を扱う文化」に染まりたくない気持ちが勝り、同じ土俵で言い返す気にもなれない。

きっとこれは、一生分かり合えない感覚なのだろう。

病院の同僚医師たちも、私立医学部卒業している人間が多く、元々それほど育ちは悪くなかったはずだ。しかし、あまりカルチャーショックに耐えられず、段々と人格が歪んでいった……いや、歪めていくしかなかったのかもしれない。

地方にいた頃の私のように——。

医者政治家など「救う仕事」をする人間に、できるだけ庶民感覚を取り入れるための方策として、「学費を下げる」「お金が足りなくても成績優秀者が医学部や名門大学に入れる枠を作る」といったことが推奨されているのをよく見る。

しかし、ことの本質はそう単純なものではないように思える。

実際に、現状の医師たちの間でも、「国立は苦労していて性格が悪い」「私立は裏口で頭が悪い」といった論争があり、お互いに見下しているような風潮が一部ある。

それを、もっと幅広い層の人間を混ぜたからと言って、お互いに馴染めるとは思えないのだ。

同業者の間で「もし自分の子供を行かせるなら私立がいいか公立でもいいか」という話が出ることがある。この話題は、温室から一度も出たことがない人ほど「公立でもいい」と言いがちだ。

公立の良い所として、「早いうちから色々な階層の人と関わって免疫をつける」というものが挙げられるが、私はそれこそが最大のデメリットだと思っている。皮肉なことに「その経験の多さ」こそが、差別偏見選民思想を強め、分断を生むことになるのだ。

免疫どころか、触れれば触れるほどウンザリして、アレルギー反応を起こすようになってしまう。様々な階層人間存在を見せたいのなら、同級生として一緒くたに扱われるのではなく、ボランティアでもすれば十分ではないか

からこそ自分が多様な層と関わった経験があったりする人ほど「子供絶対私立」と言う。もし他が全て同じ条件なら、学費の「高い」方に行かせたいという発想すらある。

「知らなくていい世界を知らない育ちの良さ」というのは、その後いくらお金を積んでも手に入らない。一生もの財産だ。

社会の下層と徹底的に隔離され守られてきた人は、「みんな同じ人間差別は良くない」という綺麗事を良い意味で本気で信じ、汚れのない心で生きていける。

しかしたら私の親は、私を「世間知らず」にしたくなかったのかもしれない。だが私は「知ってしまった」ことを、後悔している。

もし子を持つことがあったら、我が子には私のような性根の歪んだ人間になってほしくない。

一生温室で、綺麗な世界だけ見ていられるように、可能な限り守ってあげたいと思う。

正社員様の悲鳴が心地よい

社宅の家賃が9万円から20万円に上がって辛い!苦しい!

ってポストが上がってきて楽しかった

非正規10年も20年も前からそれくらいの給料カットはされてきたし、誰も助けてくれないし、自己責任死ねと言われてきたわけだし

ついに正社員様の番になったなあ、なんなら家賃相場の半分以下かそれ以下でずっと借りてこれたんだから感謝しろよ、みたいな気分

平等に貧しくなってきて嬉しい

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