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2024-05-06

大奥』1日限定全巻無料vs「大河逆ハーレム漫画がなんで日本SF大賞なんて取れるんだよ」と思っていた俺

要点だけ

・ピッコマで24時間全巻無料だったので『大奥』を読んだ。

・前に読んだ時は「単なる男女逆転逆ハーレムだろ?」としか思わなくて2巻まで読んで投げた。

・7巻(の35話)から始まる赤面疱瘡vs医学vs異学排除の三つ巴は話の構造が立体的になっていて面白かった。

ジェンダーSFってそもそもSFって名前がついてるだけでSFじゃなくない?

イケメンにも歴史にも興味がない俺にこの作品評価する資格はなかった。

個人的好き嫌いで言うと7巻~12巻は好きだけど、それ以外は正直しんどいだけだった。

作品根底にある「将軍が女だったらヤバくないっすか?」みたいなのに全然共感できなかった。俺のジェンダー感だと「有能ならどっちもでいいだろ」なので。

・とりあえず人生宿題が1つ片付いた気がする。



経緯(飛ばしていい)

いつか「大奥」をちゃんと読もうと思っていたが、中々その機会がなかった。

いろんなランキングとかでの評価の高さに釣られて1・2巻まで読んだ時の感想は「江戸時代日本逆ハーレムしつつ、ついでにフェミニズム的なノリで男はクソだといいまくって気持ちよくなりたい連中の下世話な漫画」だった。

だがそれだけの漫画日本SF大賞を取れるのかという疑問があった。

単に男女の役割を逆転させただけのものジェンダーSFと言い張る界隈に対して、一言物申すためにも一度こちらが勉強しておきたいという暗い情熱もだ。

とんでも設定をぶちあげてフェチズムを描いた作品として家畜人ヤプーのような物を想像していたのだが、どうも他の人のレビューを見ているとエログロナンセンスアイディア勝負けで評価はされていないように感じた。

しかしたらジェンダーなだけでなく本当にSFで、5巻ぐらいか未来人が出てきて、10巻で超能力者、15巻で未来人、そして最終巻で神が登場したりするから日本SF大賞を取ったのでは……そんな突拍子もない空想も膨らんでいった。

いつか読もう。

そんな気持ちを抱えていた俺に機会がやってきた。


ピッコマで1日だけ全巻無料になるらしいと知ったのはGWが始まる少し前だ。

普通に買っても買って満足して読まないだろうことは分かっていたので、こういった期間限定で読める機会はちょうどいい。

今回の24時間無料に焦点を当てなければ下手すればもう二度と読む機会は来ないという感覚がビンビン来る。

とはいえ前に読んだ感じだと1巻につき1時間弱かかるわけで、1日で残りの17巻を読むのは厳しいだろう。

そこで俺はふとマンガParkを立ち上げた。

前に1・2巻を読んだときに使ったのがマンガParkだったからだ。

アプリを立ち上げて検索してみると、まだ「大奥」は引き上げられておらずFREEコインで読めるようだ。

2巻の途中までが完全無料、そして11巻までがFREEコイン

ここで少しだけフライングしてから24時間無料に挑むと丁度いい塩梅になりそうだ。

そして俺はGWが始まる少し前から毎日30分ほど(約4話分、約2/3巻)大奥を読み進めるという姑息フライングによって7巻までを事前に読み終えた。

残りは12巻。1時間に1巻読めば12時間で終わる計算だ。希望が見えてきた。


長く苦しい戦いだった。

12時間までいかずとも10時間大奥をひたすら読んでたと思う。

10時間ひたすら同じ漫画を読み続けた。

漫画喫茶でドラゴンボールうしおととらを一気読みしたことはあったが、その時も流石に10時間はかかってないし、一度読んだことがあるからおおよそ内容は頭に入っている。

初めて読む漫画を1日に10時間読む。

しか特に好きな漫画というわけではなく、前々から興味はあったけど感覚的に合わない漫画を「今ココでトドメを刺さなければもう一生読む機会がないかも知れない」という予感に急かされるままに読む。

キツかった。

幕府財政状況や百姓暮らしぶりと同じぐらいにキツかった。

フライングしてなかったらそもそも読み終わらなかった




感想

まず俺が一番言いたいのは「これはSFじゃなくない?」ってこと。

ジェンダーSFというジャンル自体は聞いたことがあるけど、そもそもそのジャンル自体SFという名前文化盗用してるだけじゃないってこと。

これがSFに含まれるなら光源氏でさえ「もしもこんなヤベーイケメンがいたらという思考実験なんだが」でSFなっちゃわない?

男が死ぬウィルスによって社会構造が何から何までまるっきり変わるならともかく、むしろこの作品が言いたいのは「男女が普通に逆転するだけではないでごわすか?男が特別なわけではないでごわしょ」なんでしょ?

病気部分がSFかといっても、単に男が死ぬ致死率の高い天然痘ってだけで、解決方法天然痘のものをそのまま持ってきただけだし。

俺の勝手な考えだけど、これはSFではないなー。


SFかどうかは置いといて作品としての評価をしようとしたんだけど、考えていく内に俺には出来ないってことが分かった。

だって俺、歴史とかイケメンとか興味ないもん。

イケメン坊主を脅して無理やり種馬にしてやるぜぐへへへ・・・とかやられても、「権力者は身勝手だな―」ぐらいにしか思えなくて。

徳川家が途中から女ばかりになっちゃうんですよ!凄いでしょ!とかやられても、「ゆーて直虎も謙信も女だったしなー」ぐらいで終わっちゃうわけで。

日本SF大賞取ってなかったら読んでなかったタイプの客というかね。

そんな人間にこの作品を正しく評価できるわけないでしょ。

辛いものきじゃない客が10辛頼んで「舌が痛すぎて味がしなかった。豚の餌未満 ☆1」ってレビューしててもそれは単なる検索汚染じゃん。

つーわけで評価棄権します。


評価はせんけど好き嫌いの話は少ししようかな。

公式が「医療編」と書いてる7巻ラスト~12巻は普通に面白かったな。

治療方法自体天然痘の焼き直しなんだけど、それが蘭学によってもたらされることで政治劇に絡まっていってるから一筋縄はいかなくなってる所に話しの膨らみを感じた。

トップが変わることで一度全部ひっくり返ったあと状況を逆転していくのとか作劇としてしっかり王道だったなと。

他の将軍様が女としての幸せを軸に物語を展開させがちだった中で、思想を持つものと持たぬもの戦い・当主としての成長っていう熱血軸で展開していく家斉のストーリーもこの作品の中では新鮮味があって面白かったな。

作中最大級ヴィランも出てくるし、いろいろな解決方法に納得感があるし、実際ここが作品ピークだった気がするんだよな俺の個人的好き嫌いを抜きにしても。

他にも黒木が~青沼が~マジで~カッコよくて~と飲み屋で延々アニメの話してる中年オタクみたいな感じでしばらく語れそうだけど、俺の話聞いてる暇があったら実際に読んでほしいし一度読んだ人ももう一度読んだほうが俺の話聞くよりもタイパがいいだろうからここらで切り上げるか。

大奥ちょっと読んだけどマジで無理だわつまんなかったわー。優男が尻掘られそうになる話とかどうでもいいわー」と思ってる人でも途中全部飛ばして35話から読むのはアリなんじゃねーかって気はする。

この部分はマンガParkでも読めるしな(7~11巻はフリーコインだけど12巻はボーナスコイン枠なのでコインを買うか動画広告再生して貯めてくれ)。


フライングも合わせて15時間近くかけて全部読んで結局「うーん医療編意外は全然合わなかったな―」となってしまたことについて後悔がないかと言えば、トントンなんだよね正直。

最終巻での感動のラストっぽいのもそこまでに積み上がった「ここまできたなら凄いの見せてくれ―!」ってハードルが上がりすぎてだいぶ肩透かしだったし。

失礼な言い方になるかもだが、「ありのままの姿見せるのよ的な?それって要はアナ雪やろ?こんだけ引っ張って最後にやるのがこの程度なの?」って感じだったのよね俺的には。(この程度の自由さえも奪われてしまうお貴族社会の悲しみこそがこの手の作品におけるトロの部分なんやろなあというのは分からなくはないんだけど、もっとこうなんか19巻読んだかいがあったぜマジスゲーみたいなのを期待しててですよ。)

黒歴史最後を紐解いていく展開として公武合体にかこつけて凄い所に踏み込んでた感じはするんだけど、最後大人しい着地になってしまったなと。


そもそも俺の中で「将軍が女とかありえん!帝が女とかありえん!」みたいなのが全然ないんだよね。

だってそういう仕事してる人に求められるのって機能を果たせるかであって、それって個人資質依存してるんだから性別なんてどうでもいいじゃん?

男でも無能なら勘弁して欲しいし、女でも有能ならぜひやって欲しいわけで。

別に俺が将軍エッチしたりオカズにしたりするわけでもないんだから、その人達性別とか本当にどうでもいいんだよね。

まあこの辺は産まれてきた時代によるのかも。

ゆーて大奥の連載が始まった頃既に40を超えてたような人、つまりバリバリ昭和生まれからしたら「将軍が女とか絶対嘘でしょ」って感じなのかもだけどね。

俺がジェンダーSFSFだと認識できないのはそういう所も関係してるのかも。

うんまあ、総合的には無理してでも全部読んで良かったかな。

宿題を1つ片付けられた感じはするので。

しばらくはこういう「合わなそうだけど読んでおかないといけない気がする」でコンテンツを接取するのは休もう。

めっちゃ消耗したよー。

2024-01-11

「地下のナマズが暴れると地震が起きる」説はいつごろ廃れたのか、について調べていた

おおよその流れは掴めてきたので一旦ここにまとめる

結論から言うと、明治元年1868年)ごろから急速に地震信仰は失われたと思われる

天保元年ごろ(1830年ごろ)

高野長英蘭学者

『泰西地震説』を執筆

オランダ辞典をもとに、地震がなぜ起きるかを科学的に説明した内容を翻訳した

安政元年(1854年

安政の大地震

鯰絵が大流行した

しかし「鯰絵が流行した=民衆地震の原因を鯰だと信じていた」と等号で結んでいいのか?という点はちょっと怪しいと思っているのだが……

というのも江戸時代末期の時点で、江戸の町民はお化け妖怪実在をどうやらあまり信じていなかったように資料を見ていると思えてくる

お化け妖怪実在を信じない人が地下の大鯰を信じるというのは不自然に思える……という感覚21世紀に生きる人間感覚だろうか

『泰西地震説』が世に出ておおよそ20年後出来事

『泰西地震説』は学者が読むような専門書で、一般民衆にはあまりまれなかったのだろうか?

江戸時代にもいくらかは民衆が読むような蘭学書が流通していたようなのだが、地震の原因を科学的に解説するようなものはなかったのだろうか?

当時は陰陽五行思想を信じる人が多かったはずなのだが、この思想では地震をどのように説明している?

ここは特に追加調査必要

鯰絵について語られた本でKindleで買えるものが無いため、追加調査図書館本屋資料を入手してからになる

明治元年1868年

小幡篤次郎、後の慶應義塾長、『学問のすゝめ』を福澤諭吉と共著した人物

天変地異』を執筆

小学校教科書にもなった本

雷、地震彗星、虹といった自然現象に科学解説を行った本

地震原理について、『泰西地震説』で解説された内容とだいたい同じ説明がされている

こういう本をわざわざ出版する必要があったということは、これに書かれた知識は当時広く知られていなかった……とみることができるか

明治元年でいきなりこんな教科書を出すとは正直驚きを感じる

西欧に追いつこうという強い意欲が見える気がする

明治初期の就学率は今と比べると低くはあるが、この本によって一部の若者に対して啓蒙が行われた

これによって明治に生きた若者地震鯰を迷信と見なすようになったのであろう

明治に書かれたエッセイ新聞記事を探したい

「私の父は地震鯰のような俗説を信じていてやれやれだ」みたいな記述がこの時代にもし存在すれば嬉しいのだが……

また、教科書ではなく大人が読むような啓蒙本はどのようなものがあったのだろうか?

追加調査必要

民俗学方面からばかり攻めていたが、明治維新に関する読み物を探すのもありか?

明治13年(1880年

横浜地震

M5.5程度で揺れはそこまで大きくなかったようだ

この地震体験したジョン・ミルンというイギリス人地震研究に関心を持ち日本地震学会を創設した

明治24年(1891年

濃尾地震

安政の大地震以来の巨大地震という言及が当時の新聞にある

科学者が地震調査のため派遣された、のような記事新聞に載っている

大正12年1923年

関東大震災

このときいくらかは鯰絵が描かれたようだ

ただ「鯰絵が描かれた=民衆地震の原因を鯰だと信じていた」にはならないだろう

大正15年(1926年

井上江花、新聞記者

『江花叢書』第1巻

当時のエッセイ的な読み物

関東大震災に対する四方山話からの流れで「地震と大鯰」という題が名付けられた項がある

一部引用する

鯰説の根拠は物識りに聴かなければ確かとしたことは分らぬけれども、志那傅來であることだけは疑ひもない。大地の下には大鯰が生棲して、平生は辛抱強くじつとして動かぬけれども、どうかした拍子に其の尾鰭を動かすと大地が震動するのであると云ふので、我邦では正直に之れを信じ、

「正直に之れを信じ」という表現から、今は信じる人はいないというニュアンスを読み取る

1926年時点で安政の大地震はおおよそ70年前くらいか

「おじいちゃん子どもの頃は地震の原因は鯰だと思っていてね」と語る人がいてもおかしくない年数だ

科学とか西欧合理主義流行った結果、地震信仰のような俗説が廃れたんだろうなあ

ひと段落したら明治大正を生き延びた俗説で何か面白いものがないか調べてみたい

あと、柳田國男著作をまだどれも読んでいない

先に読んだ方が民俗学視点が備わって調査の全体の見通しがたつかもしれない

日記

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明治時代より前の時期の日本において、「なぜ地震は起きるのか?」のような原理の解明を目指した学者がどうにも見つからない

あるいは調べ方が悪いのか……

幕末日本人は地震ナマズを信じていなかった、ではいつ頃まで信じられていたのか?

あるいは最初からモノの喩えだと認識していたのか?

もしそうだとすると「地震の原因がナマズというのは俗説だ。本当はこのようなメカニズムだ」という探求が行われていてもいいではないか

そういった研究痕跡を見つけることができない

見つけることができない以上、ナマズ説を信じていたのかもしれないと消極的にだが認識せざるをえない

儒教においては「陰だか陽だかの気が地面から噴き出る時に地面が揺れる」のような説明がされているらしい

日本儒学者はそれを信じていた?だとすると江戸民衆のその説をどの程度認知していた?

あるいは「ナマズが原因ってことはないだろうけど、本当の原因が何かと聞かれると分からんなあ。詳しいことは学者先生に聞いてくれ」というスタンスが大多数か

日本人の宇宙観を調べた時にも思ったが、当時の天文方観測と暦の作成にばかり注力していて「なぜ?」という問いを立てない

調べることだらけだ、学生の頃に日本史や世界史選択しておけばよかった

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施政者が失政すると地震が起きる」みたいな思想もある

また、火山雷雨地震の3つセットを司る龍神がいるという信仰もある

ナマズじゃなくても結局別の信仰になってしま

ナマズが俗説ってそういうこと?

まり俗説でない主流の説は鹿島神だとか龍神に原因を求める?

この観点でも調査

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本屋に行ったが鯰絵関係の本が一冊もなく購入できなかった

しかし『陰陽五行日本民俗』という本を購入

陰陽五行について何も知らないに等しいので勉強しなければ

しか本来本業に関する勉強をして給料を増やす努力をすべきなのだろうが、仕事関係ない本ばかり買って読んでしま

悲しいね

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トラバブコメにあまり反応しないようにしているのだが(そこそこの確率不毛なので)、今回は必要を感じた

鯰絵はアマビエブームと近いものを感じるという意見には強く同感

ただ、いろんな本や資料に「昔の日本人は本気で地下にいるナマズ地震の原因だと信じていました」と書かれているんだよな……

これに強い疑いを抱く

しかし、アマチュアの私が思いつくようなことをプロ研究家が思いついていないわけがない……

なにか根拠があるはずと信じる

あと、この日記以外に書いている場所はない

清書の予定は……調査がひと段落したときにあるいはありえるかもしれない

追加調査資料入手待ちとか頓挫とか色々な理由でできていないことが多い

追加調査の結果を追記しようとすると買った本の内容丸写しみたいになりかねず、倫理的にどうなの?という気分を拭えず自分の中だけで調べた結果を味わうこともそこそこある

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先行研究

記録表現にみる中世日本の地震認識

ナマズ地震が紐づけられる以前の地震認識

断層沿いに立地する神社とその周辺環境に関する研究

近世地震認識記述がある!これをベースに調べるのが最善か

江戸時代の宗教観と芸能の盛行

幕末明治海外の人から見た日本人の宗教観記載がある

神や仏に敬虔祈りを捧げない一方で迷信深い、この点は現代日本と地続きに感じる

この庶民信仰の深部に最も接近した欧米人は、明治来日したアメリカ女性教育者アリスベーコンであろう。彼女は「村を見おろしている岩の頂上は天狗が作った」。「天狗はもうこの森から去って今はいない」。さきほど「山の神様の使いである大きな黒蛇が、いましがた、ここを通った」と説明する陽気な老女に接し、「神秘不可思議事物に対する彼女のかたい信念は、かしこい人々はとっくに脱ぎすてているものだけれど」、「すべての自然が深遠な神秘に包まれている文化のありかたへの共感私たちの心に湧きあがらせてくれた」と表した。

考えてみれば迷信深いお婆さんは昔は迷信深い若き女性だったかもしれないわけで、幕末だとその考えがスタンダードだった可能性があるわけだ

この引用箇所は別の文献から孫引きになるのでこういうことするのは本当はよくないのだが……

該当箇所は『逝きし世の面影』という本から引用……kindleあるじゃないか、買います

これを書いた渡辺京二という方の著作はすべて読んでもいいかもしれない

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現代を生きる信心深いキリスト教徒にとって「神は実在する」と「妖精/人魚/ドラゴン実在しない」の考えは矛盾なく両立するのではないか

(「実在」という言葉定義をしっかり言語化しないととまずい気配を感じる……)

同様に幕末江戸町民にとっても「神/仏/龍神/大鯰は実在する」と「妖怪/お化け実在しない」の考えは矛盾なく両立する可能性がある

ここらへんは本当に現代日本パラダイムに考えが支配された人間にとって想像しにくい領域

2023-05-28

慶應義塾大学ブランドが地に落ちてしまったと思う

最近思うが、社会人になってしばらくしてから何らかのやらかしをするのは慶応大卒が多いように思う。あまりいい噂を聞かない。

慶応大卒や在学中の普通の人には本当に申し訳ないが、そう思う。もちろん自分慶応大卒の素晴らしい人たちもたくさん知っているので、全員が全員そうだというわけではない。一部のおかしな奴らが出張ってきているのだろう。

しかし、今までうっすらと感じていたのが最近顕在化し表層意識に上がってきて、確信レベルになった。

完全に偏見であるため統計をとったわけではないが、昔感じていた「慶応」という雰囲気はもはやなく、GMARCHどころか日東駒専あたりに感じている。話の内容のレベルも低く、幼稚である

そのため「慶応卒です」と言われても「学力が高いのだろう」とは全く思えない。そうではなく「頭がいいと思い込んで驕り高ぶっているけれど、そんなにでもない」というふうに見えて、まず嫌なイメージを受ける。

まり学力日大レベルだけれど、プライド慶応」というような印象を受ける。そのため、日東駒専比較するのはかえって日東駒専に失礼かもしれない。

少し調べたが、慶応大の受験科目はかなり偏っている。まあ別に大学もそうで、慶応大も昔からそうだと思うが、「英語ができる」という点でかなり通過できることが多い。

参考情報として、記事最後入試情報を転記しておく。見たい人だけ見てほしい。

論考

入試情報を見ると、どの学部でも合格最低点が60%付近であるが、これはどこの大学でもそうであるから特にこれ以降言及しない。

慶応大学は、基本的英語科目がかなりの位置を占めている。もともとは福澤先生が漢学ののち蘭学蘭学から英語に切り替えて学び、海外で学ばれたあとに慶應義塾を創設された流れから英語が尊ばれているというのは理解できる。

そして世界リードするような存在を鍛え上げるというような精神でこれまでやってきた大学なのだと思う。

しかしながら、しっかりと英語ができるような人材はもういきなり海外に行ってしまうような時代になった。「なった」というより、とっくの昔にそうなっていた。国内経済学部MBAを目指しにいくというよりも、すぐにでも海外MBAを取りたいのだ。その海外MBAにも影が差しいるかもしれないがそれは今回の話ではない。

慶応というのは頭がよい」というブランド確立されていたため、こうした受験科目等を見ると、そのブランドを手っ取り早く手に入れるにはかなり穴場になっているように思う。そして「私立最高峰」のようなプライドがあるためなのか、非常に嫌な人間が多い大学だなと考えている。「俺/私は、頭が非常に良い」と驕る雰囲気を感じるのだ。自信があるというよりも、人を見下す態度が凄まじいのである。他の私立大学国公立大学卒にはあまり無い共通性である

これは、以前であれば問題は無かったのかもしれない。そのプライドに見合った学力努力精神があるため、多少のわんぱくは許容されていた。しかし、その驕りはそのままに、学力精神けが落ちてきているのではないか

驕り高ぶっている人を見ると「慶応っぽいな」と思う。そしてそれが当たっていることが多い。

まり、「英語はある程度できるんだけれども、海外留学できるほどではなく、他の科目はよくわからない。でも人からはすごいね承認されたい」という人には「慶応」というブランドは魅力的なものに映るらしいのだ。特にの子どもたちの親よりも少し上の世代祖父母世代にとってはそうだ。少子化もあるのかもしれない。

慶応というブランドを作り上げてきた人たちが少なくなってしまい、ブランドへのフリーライダーの数が閾値を越えてしまったのかもしれない。ブランドが食い尽くされたように思う。

随分前からジョークとして「おれ、ケーオー!」などのように少し小馬鹿にされてネタとして使われることがあったが、徐々に「おれ、ケーオー!」しか無いのではないか、と思うようになってきた。

見ていてこちらの方が恥ずかしくなる。

今はまだいいのかもしれないが、そのうち「慶応か……慶応英語ができるだけで無知なんだよな……プライドは高いし……」とされて、他の私立大学にその座をドンドン奪われるのではないかと思う。

「1万円札だけが好きな人が行く大学」のようになっているようで、福沢諭吉先生が好きな自分としては残念な気持ちだ。

もちろん、自分のことをルサンチマン学歴コンプレックス保持者だと笑ってもよい。そういうところも、慶応っぽいのだし。

慶応大学2023年入試情報

https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/2370/subject

https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/docs/tokuten2023.pdf

文学部

合格最低点: 205(58.5%)

経済学部(A方式)

合格最低点: 248(59.0%)

経済学部(B方式)

合格最低点: 266(63.3%)

法学部

合格最低点: 247(61.7%)

商学部(A方式)

合格最低点: 237(59.2%)

商学部(B方式)

合格最低点: 278(69.5%)

医学部

省略

理工学部

合格最低点: 290(58%)

総合政策学部

合格最低点: 257(64.2%)

環境情報学

合格最低点: 246(61.5%)

看護医療学部

合格最低点: 294(58.8%)

薬学部

合格最低点: 169(48.2%)

2022-05-30

江戸時代西国郡代の所領では、地元の小財閥事業家神社)の水路整備の投資失敗が続いたが

自己企画ならともかく、郡代の失敗まであった

オランダの水工学西国では普及していなかった

翻訳蘭学に偽物もあったかもしれない

ユーチューブインストラクション動画も同じ

原文から習えというのは言える

2022-02-06

日本五輪開会式ストーリーがあったら

渡来人が来て淡路島鉄器を作り始める、饒速日の稲作広まる

未亡人皇后三韓征伐で大陸進出任那伽耶を制覇

白村江の戦い新羅に敗北、百済人が移民してくる

鮮卑の襲来で大乱、壬申の乱法隆寺炎上天皇自殺

皇朝十二銭が廃れて宋銭や物々交換経済が回る

・明が元と戦い、ポルトガル人日本銀を明に運んでいく

証券取引所持ちのオランダ会社出島建設ポルトガル人虐殺

幕府蘭学禁止したら、蘭米英が戦艦でやってきて開国

軍服を着せられて侵略戦争に進む、原爆落とされる

津波福島原発爆発

2022-01-06

anond:20220106084344

適塾蘭学を学んで翻訳した後、これから英語だ!ってなっただよ。

オランダ語通用しない!

1858年23歳のときには、江戸の藩邸で蘭学塾を開くことになりました。

その翌年、外国人の多い横浜を訪れたところ、外国人英語ばかり使っていて、オランダ語通用しないことを知りショックを受けます

英語を教えてくれる人が近くにいなかったので、英語オランダ語対訳した辞書を基に独学で英語を学び始めます

咸臨丸(かんりんまる)でアメリカ

1860年、25歳のとき幕府遣米使節に志願して、咸臨丸渡航します。

2021-12-17

anond:20211217071657

できることは添え木とかその程度だよ

外科手術も蘭学勉強した学者とかしかできなかったから、複雑骨折とかちゃんと治せなくて後遺症が残ったりする

折れた骨が肉を貫通したりするとまぁほぼ治せない

平均寿命が短かった時代なので

怪我もそうだけど、怪我がなくても飢饉流行病で人がバタバタ死んだり、突風が吹いて土埃が舞ったところで目に入って雑菌が入って盲人になったりする人が度々出たり、とそんな時代だよ

2021-06-30

anond:20210630104959

日本はそれ以前が中国からの輸入でも江戸蘭学オランダ医学明治維新ドイツ医学になったから輸入先をかえてるだけなんだよなぁ

地域が似ていても日本ではよく育たない薬草もあったせいか中国医学はあまりまともなものとして残らなかったね(せいぜい鍼灸師あんましが国家資格程度)。

鍼灸師中国現代医学では外科手術の簡易版みたいな扱いでいろいろ発展してるけど日本中国から知識輸入がとまってて化粧品とかとおなじ周辺医学扱い。

2020-10-02

anond:20201002111019

逆じゃね?蘭学やら坂やらキャラ立ち過ぎナガサキ(滅ぼされかけてたキリスト殉教者末裔教会アメリカさんがホンマに滅ぼしてもうて裏取り引きで爆心地から離れた場所に新品を建て替えてもらったヤバ濃いい話も!)に比べたら喰えば無くなるような喰いモンの話題しかねえじゃん?唐揚げだったっけ?

2020-01-02

anond:20200102180021

地図を作るというのは軍事上最重要国家事業でしょ。

蘭学が出来てオランダ科学技術理解できるっていうのは江戸時代には有能中の有能で需要ありまくりでしょ。

どっちも需要ありまくりでめちゃくちゃ分かりやすいじゃないか

2019-10-29

anond:20191029093426

増田感覚現代的だ。コンマ何秒とかコンマ以下の~って言ってる人がいたらこ蘭学かぶれが!って煽ってよいぞ

江戸時代小数蘭学由来のコンマだったのでそこから惰性でコンマコンマコンマコンマンコ言ってるだけに過ぎん

2019-03-08

「過ぎたるものが二つあり」集

家康に過ぎたるものが二つあり 唐の頭に本多平八

「唐の頭」とは唐物中国製)の珍しい兜のこと。

追記:指摘があったので訂正します。「唐の頭」とは正確にはヤクの毛の兜飾りのことです。武田信玄石田三成が描かれるときに、よく兜に付いているカツラみたいなやつのことですね。珍しくて高価なものではあるのですが、三河武士あいだでやたらと流行っていて、十人いたら七・八人はヤクの毛をつけていたらしいです。というのも、ヤクの毛を大量に積んだ貿易船が難破して三河に漂着したから、棚ぼたで手に入れたんだとか。そら「過ぎたるもの」と言われますわ。

本多平八」とは徳川四天王のひとり、本多忠勝(1548生)のこと。

三方ヶ原の戦いに先立つ一言坂の戦いで、退却する徳川軍の殿を本多忠勝がつとめた。

家康に過ぎたるものが」はその活躍を称賛した落首である

治部少に過ぎたるものが二つあり 島の左近佐和山の城

治部少は石田三成(1560生)のこと。

島左近」(1540生)はもともと筒井氏に仕えていた武将で、一説には当時の三成の禄高の半分である二万石で召し抱えられた。

関ヶ原の戦いで討ち死にしたが、敵の足軽が後々まで悪夢に見たというほどの戦いぶりだったという。

佐和山城」は三成が改修した城で、五層の天守閣を備えた立派なものだったが、中に入ってみると極めて質素な造りだった。

駿河には過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隠

富士のお山」とはもちろん富士山のこと。

白隠」とは「臨済宗中興の祖」と言われる高僧・白隠慧鶴(1686生)のこと。

大量の書画を残しており、その作風は荒々しくバランスの崩れたものだが、それが逆に迫力を生んでいるとして現代でも人気が高い。

本所に過ぎたるものが二つあり 津軽屋敷に炭屋塩原

本所とは東京都墨田区地名

津軽屋敷」とは、本所にあった津軽藩の広大な江戸屋敷のこと。

火災ときに版木ではなく太鼓を叩くのが「本所不思議」として知られている。

「炭屋塩原」とは、炭団を改良して一代で豪商となった炭屋の塩原太助(1743生)のこと。

明治期には「塩原多助一代記」として立身出世物語が語られ大人気となった。

亀山に過ぎたるものが二つあり 伊勢屋蘇鉄に京口御門

亀山とは、現在三重県亀山市にあった、東海道亀山宿のこと。

伊勢屋蘇鉄」とは、亀山宿の旅籠伊勢屋の庭にあった蘇鉄の名木のこと。

現在亀山市の文化会館移植されている。

京口御門」とは、亀山宿の西端、つまり京へ向かう道に作られた門のこと。

坂の頂上に建てられ、下から見上げると壮観だという。

岩槻に過ぎたるものが二つあり 児玉南珂と時の鐘

岩槻藩は埼玉県さいたま市にあった小藩。

児玉南珂」(1746生)は高名な儒学者

祖父江島生島事件江島の弟だったため甲斐流罪となり、南柯は甲斐で生まれ岩槻藩士養子となった。

儒学を学んだ南柯は、藩の要職歴任し、隠居後は私塾・遷喬館を立ち上げて子弟教育に努めた。

「時の鐘」とは、城下に時を告げるために1671年に設置された鐘のこと。

改鋳されたもの現在まで残っていて市指定有形文化財となっている。

青山に過ぎたるものが二つあり 鳶の薬缶に原宿山車

青山東京都港区の地名

「鳶の薬缶」とは「薬缶平」と呼ばれた幕末の火消し・平五郎のこと。

本職は鳶職人で、頭がハゲていたので「薬缶」と綽名されたらしい。

原宿山車」とは、青山熊野神社の祭りで使われる山車のこと。

都座に過ぎたるものが二つあり 延寿太夫鶴屋南北

都座とは江戸にあった歌舞伎劇場の一つ。

「延寿太夫」とは、歌舞伎伴奏音楽として発展した浄瑠璃清元節」を創始した、初代・清元延寿太夫(1777生)のこと。

鶴屋南北」とは、「大南北」とも呼ばれる歌舞伎狂言作者、四代目・鶴屋南北(1755生)のこと。

一ノ関に過ぎたるものが二つあり 時の太鼓建部清庵

一関藩は、仙台藩から分知されて成立した小藩で、現在岩手県一関市にあたる。

「時の太鼓」とは、城下に時を告げるための太鼓のことだが、これは幕府から特別許可されたもので、鐘ではなく太鼓が設置されるのは非常に珍しかったらしい。

建部清庵」(1712生)は蘭学を学んだ名医で、『解体新書』で有名な杉田玄白の盟友であった。

八代に過ぎたるものが二つあり 天守屋根乞食の松

これは加藤家が改易されたあとに熊本藩に入った細川忠興の評らしい。

八代城は、熊本県八代市にあった城で、1622年に完成したもの地名から松江城」とも言う。

熊本藩本城はかの熊本城であり、一国に二城あるのは特例である

その気兼ねもあったのか、城は未完成放置されており、天守閣だけは壮麗だったというが、それも1672年落雷消失した。

乞食の松」とは、「浜のお茶屋」とも呼ばれる松浜軒庭園にあった松のことらしいが、詳細は不明

保土ヶ谷に過ぎたるものが二つあり 苅部清兵衛に花見寿司

保土ヶ谷とは、現在神奈川県横浜市にあった、東海道程ヶ谷宿のこと。

「苅部清兵衛」とは、その程ヶ谷宿本陣・名主・問屋を務めた苅部家の当主が名乗る名跡のことで、地元の名士として代々慕われたという。

花見寿司」は程ヶ谷宿名物で、現在でもその伝統を引き継ぐ店があるとか。

挙母には過ぎたる物が二つあり 大手御門に海老名三平

挙母とは、現在愛知県豊田市にあった小藩のこと。

挙母城は、三河尾張美濃信濃遠江伊勢近江が見えるということで七州城とも呼ばれ、「大手御門」とはその立派な正門を指している。

海老名三平」とは、挙母藩の剣術師範役に代々指名された海老名当主名跡で、落語家のことではない。

岸和田に過ぎたるものが二つあり だんじり祭りに千亀利のお城

岸和田とは、現在大阪府岸和田市にあたる岸和田藩のこと。

だんじり祭り」は全国でも有名なお祭りで、1703年から始まったという。

「千亀利のお城」とは岸和田城の別名で、五重の天守に総構えの立派なものだったが、天守閣1827年に焼失している。

鴨方に過ぎたるものが三つあり 拙斎 索我 宮の石橋

鴨方藩は備中の小藩で、現在岡山県浅口市にあたる。

「拙斎」とは、儒学者西山拙斎(1735生)のこと。

松平定信に「昌平坂学問所朱子学を教えるべき」と訴え、これが「寛政異学の禁」の原因となったという。

「索我」とは、絵師田中索我(1742生)のこと。

京都に出て絵を学び、仙洞御所の屏風を描いている。西山拙斎とは親友同士だった。

「宮の石橋」とは、鴨神社参道にある石橋のこと。

川ではなく道に掛かっていて、立体交差となっているのが特徴。

京極に過ぎたるものが三つあり にっかり茶壺に多賀越中

京極とは、讃岐丸亀藩主の京極家のこと。

「にっかり」とは、刀剣乱舞でも有名となった名刀「にっかり青江」のこと。

「茶壺」とは、二代目藩主京極高豊が好んで収集した、陶工野々村仁清の茶壺のこと。

多賀越中」とは、京極家の筆頭家老を代々務めた多賀当主名跡

三原には過ぎたるものが三つあり

三原とは、広島藩の支城である三原城があったところで、現在広島県三原市のこと。

その「過ぎたるもの」とは、まず石高のわりに壮麗な「三原城」。

三原城主であり広島藩筆頭家老であった浅野忠真(1618生)に、徳川家光の娘・月渓院が一目惚れし、駄々をこねて彼の側室に入ったために使用許可された「葵の御紋」。

日光東照宮工事にあたって、難所をわずか十日で仕上げて称賛を集めた家臣「鈴木方衛」の三つだそうな。

安中に過ぎたるものが三つあり

安中とは、現在群馬県安中市にあたる安中藩のこと。

「過ぎたるもの」とは、藩政を改革して名君と謳われた藩主の「板倉勝明(1809生)」。

現在も名所とされる「安中杉並木」。

第六代安中藩主板倉重形のときに作られたという、城下に時を知らせるための「安中様のお太鼓」(一ノ関だけの特別扱いだったはずでは…!?)。

桜田に過ぎたるものが二つあり 火ノ見半鐘に箕輪の重兵衛

桜田東京麻布のあたり。

「火ノ見半鐘」は江戸で最も高いと言われる火の見櫓があったから。

箕輪の重兵衛」は桜田町の名主を代々務めたという家の名跡

永坂に過ぎたるものが二つあり 岡の桜と更科蕎麦

永坂は現在東京麻布永坂町のこと。

「岡の桜」は、御番医師・岡仁庵の屋敷に植えられていた大きな枝垂れ桜のこと。

更科蕎麦」はそのまま更科そばのことで、蕎麦御三家の一つである蕎麦処・更科が永坂にあったことにちなむ。

保科には過ぎたるものが二つあり 表御門に森要蔵

保科とは上総国飯野藩主の保科家のこと。

「表御門」は、三大陣屋と呼ばれる飯野陣屋の門のこと(か?)。

「森要蔵」(1810生)は幕末の著名な剣豪で、保科家に剣術指南役として仕えていた。

この飯野藩保科家の江戸屋敷麻布網代にあった。

森要蔵は藩に召し抱えられたあと、近所の麻布永坂・岡仁庵の屋敷の一部を間借りして道場を構え、

更科そばの初代も、この屋敷に反物商として出入りしていたところ、

蕎麦を打つのが上手いということで藩主から蕎麦屋になることを勧められ、

同じく麻布永坂に店を出した、という縁がある。

高取に過ぎたるものが二つあり 山のお城に谷の昌平

奈良まれ儒学者森田節斎の言葉であり、高取とは現在奈良高取町にあたる高取藩のこと。

「山のお城」は高取城のこと。

日本国内では最大規模の山城で、その白漆喰が輝く様を「巽高取 雪かと見れば 雪ではござらぬ土佐の城」と評した言葉が残る。

「谷の昌平」とは、幕末儒学者・谷三山(1802生)のこと。

若年の頃に聴力を失うが、勉学に励んで大成し、高取藩に召し抱えられて尊王攘夷を説いた。

新城に過ぎたるものが二つあり 前の小川太田白雪

新城は、現在愛知県新城市にあたるが、「新城藩」は藩主安中藩に移封されたため1645年に消滅、代わって旗本の菅沼氏が入った。

「前の小川」とは、新城陣屋の堀へ水を引き入れるために作られた運河のことらしいが、現在存在しない。

太田白雪」(1661生)は、地元名家の生まれで、松尾芭蕉門下の俳人となった。

土浦に過ぎたるものが二つあり 刻の太鼓と関の鉄砲

土浦藩は、現在茨城県土浦市にあたる小藩。

「刻の太鼓」は、例によって城下に時を知らせるための太鼓のこと。

「関の鉄砲」とは、関之信が開いた「関流砲術」のことで、その宗家土浦藩の鉄砲指南を代々務めていた。

下総に過ぎたるものが二つあり 成田不動に久保木蟠龍

下総下総国のことで、現在千葉県北部茨城県西部のあたりを指す。

成田不動」とは、言わずと知れた成田山新勝寺のこと。

久保木蟠龍」とは、儒学者久保木清淵(1762生)のこと。

伊能忠敬と親交が深く、忠敬亡き後は大日本沿海輿地全図の完成を手伝った。

金沢に過ぎたるものが二つあり 刀正次 兜興里

金沢はもちろん現在石川県金沢市、加賀藩金沢城下のこと。

「正次」と「興里」はどちらも鍛冶師で、刀を打たせれば正次が、兜を拵えれば興里が優れていると言われていた。

そこで正次の刀で興里の兜を斬ったところ、兜は両断できなかったが欠け、刀には刃こぼれがなかったため、引き分けということになった。

しかし実のところ、興里は兜が割られないよう小細工をしており、それがなければ正次に負けていただろうと分かっていた。

悔しがった興里は刀を打つようになり、後に「長曽祢虎徹」として知られる名工となった、という伝承があり、歌舞伎演目になっている。

「正次」は志摩兵衛正次という名らしいが、こちらはよく分からない。

番町に過ぎたるものが二つあり 佐野の桜と塙検校

番町とは、東京都千代田区地名

佐野の桜」とは、旗本佐野政言の屋敷にあった見事な枝垂れ桜のこと。

「塙検校」は塙保己一(1746生)のことで、盲人として検校にまでなりながら、著名な国学者でもあった。

秋元に過ぎたるものが二つあり 無の字の槍と岩田彦助

秋元とは、現在埼玉県川越市にあたる川越藩主の秋元喬知のこと。

「無の字の槍」とは、藩祖・泰朝が家康から賜った十文字槍のことで、鞘に「無」の金文字があった。

岩田彦助」(1658生)は、川越藩家老を務めた儒学者のこと。

松山に過ぎたるものが二つあり 河原布衣徒に千秋の寺

松山は、現在愛媛県松山市にあたる伊予松山藩のこと。

河原布衣徒」は河原にいる乞食のことと思われるが、芸が上手かったことを言っているのか、よくわからない。

千秋の寺」はそのまま千秋寺のことで、昔は二十余棟からなる大伽藍があったが、戦火で失われたらしい。

勢州桑名に過ぎたるものが二つあり 銅の鳥居に二朱女郎

勢州伊勢のことで、つまり現在三重県桑名市のこと。

「銅の鳥居」は桑名宗社の青銅製の鳥居のこと。

「二朱女郎」は二朱銀で買える安い遊女のこと。

谷田部に過ぎたるものが三つあり 不動並木広瀬周度 飯塚伊賀

谷田部は現在茨城県つくば市にあった谷田部藩のこと。

「不動並木」とは、谷田部藩主細川興昌(1604生)が植えたもので、沿道に二百本ほどの松が並んでいたというが、現在はない。

広瀬周度」(1782生)は、杉田玄白門下の蘭学医でありつつ、画家としても活躍したという人物

飯塚伊賀七」(1762生)は発明家で、自宅の向かいにある酒屋まで往復するからくり人形や、人力飛行機などを作っていたという。広瀬周度から蘭学知識を得ていたとも。

徳山に過ぎたるものが三つあり 藩主墓所と桜の馬場奈古里人

徳山は、長州藩支藩で、現在山口県周南市のあたりにあった徳山藩のこと。

藩主墓所」は、徳山毛利家の菩提寺である福山大成寺にある歴代当主墓所のこと。

「桜の馬場」とは、初代藩主毛利就隆によって作られた藩士の調馬場のことだが、数百本の桜が植えられて名所となった。

奈古里人」(1671生)は、万役山事件に伴う徳山藩改易の際に活躍し、徳山藩再興運動の中心となった人物

2018-03-05

anond:20140305195743

夜間労働者白血病が多いって言うよ

白血病予防で夜になったら寝ろと言った蘭学医がいたんだよ

2018-01-24

福沢諭吉も元は理系

大阪適塾出身オランダ語で、西洋医学蘭学を学んでいた。

理系から文系に変わって政治家になる人もいれば、色々だよな。

経営者文系ってくくりで、意識の決定権を持つ人物は、文系となんている。

理系不遇になってるのかもな。

封建時代は、軍人上がりが優遇されていたはずだが。それは、体育会系か。  

2017-07-23

英語勉強する努力してなくね

25歳で結婚した(後に離婚した)負け犬の遠吠えオランダ編)

はてな久しぶりだから頑張って空気読むね。

私は1980年生まれ。37歳。

アラサーのころから、言葉の語感が アラサッサ ホイサッサ みたいで

美しくないと思ったんだけど、まあ40手前ですよね。

男性からしたら、年齢きいたらがっかり、の年齢だと思うよ。

わたし新卒ではたらきはじめたころ 負け犬の遠吠え が ブームになった

当時付き合っていた彼氏は・・・まあその彼氏についてはこの記事では省く

大学に入ってから付き合ったきちんとした最初の彼氏で

そして夫だったか

夫が初めて付き合った男性となる。

結婚中はとても幸せだったんだけど

ありがちとも特殊ともいわれる理由

離婚した。

子供がいない。

25で結婚できても。

高身長高学歴 低収入スタート

ざっくりいうと自分は病気を持っていた 難病。

少子化の世の中で 自分が死ぬのを避けるために 子供を産まないで 仕事もどんどん首になって

子供のいない専業主婦だった自分

孤独で 本当に苦しかった でも今思えば恵まれていたと思う

ああ、そうだ、ここで書こうと思っていたんだけど

30過ぎたら結婚できないのはアメリカも一緒。

ドイツフランスは知らない。

アメリカで発行されたスピリチュアルな本にも

統計学では30を過ぎたら結婚できる確率隕石に当たる確率に劣る。

と書いてあった。

さて、私の友人に、素敵な国際結婚をしている女性がいる。

きちんとした留学歴と語学力

シングルマザーだとしても2人は養える会社正社員

お世辞じゃなくて彼女初見で23歳くらいに見えた。

34あたりで結婚して、2人子供を産んだ。

イギリスの白人と結婚して日本暮らしている。

さて、37の私は今週

オランダ人から告白された。

若いころモデルをやっていた証拠写真雑誌の切り抜きも見せてもらった。

年齢も 全然気にしないよと。

彼には2人の子供がいる。

そして塗装工だ。家のペイントをしているという。

最初はそれでも オランダという国の 先進的なところや

たぶん女性差別が少ないとかそういうイメージにやられていた。

私の友人は嫌というほどアジア人差別や白人優位の現実を知ったうえで

わたしガイジンなんて大っ嫌いで、嫌い嫌いって言ってたのに、嫌だわ、国際結婚なっちゃって。」と

かわいそうなくらい謙遜していた。

でも誰が見ても。彼女は素敵で、そして勝ち組だ。

自分ネットチャットやSNSではリアルタイム英会話ができる、筆談ができる程度の

低い英語力がある。

すべての人種 すべての国の男性が私に年齢を聞いた。

どうやら日本人アジア人には年齢を聞いてもいいとなめているらしく

白人女性には聞かないのだそうだ

わたしも、女性の体や卵子の仕組みはじゅうぶんしっているし

容姿のこともあって年齢は本当に聞かれるのが正直いやだ 

男性にだって年齢効くと笑ってごまかされるのに

女性だとなぜか隠すのはおろかだと問い詰められる これには精神を病むほど参ったものだ。

勝ち組イギリスイケメン結婚している友人は

留学したうえで大企業正社員をやって、いわゆる、日本ではかわいい人気のある白人と日本人ハーフの子供を産んだ

イギリスの旦那さんは日本語ペラペラで、奥さんが働いている日本に住んでいる。

ここが私のケースと大きく違った。

私の場合はSNSで

オランダへ来い、英語を教える、結婚もしてやる

という条件だった。

しばらくたって

だんだん メイク ラブ の話題ばかり出るようになった。

こうセックスって単語の響きは生々しいし、私あんまり使いたくないんですけれど

オランダ人が 君は魅力的だ 僕は日本アニメゲームが大好きで ドラゴンボールファイナルファンタジーは網羅しているんだ

日本サムライの刀を2本も持っているんだ

「僕にとっては」君はとてもうつくしいよ・・・

(私は日本読モサロモ程度はやれたので、まあそこそこの容姿です・・・日本では・・・

ごく普通の容姿で、きちんとメイクすれば、ちゃんと男性が優しくしてくれる普通の女性です。

でも欧米の映画やドラマで美人なアジア人やってる人ってどれもちょっと日本人にはわからないですよね???

チャン・ツイィーや ルーシー・リュー や 冨永愛より もっとカワイイ キレイな子がいるって思っちゃいますよね???

ルーシー・リューよりローラとか佐々木希とか新垣結衣のほうがいいのにとか思っちゃうような美意識がありますよね。)

私は、結婚するほどまでに私を愛していて

お金の心配もないというのなら、

離婚歴があるというお話なので独身証明書確認させてもらいたいことや

離婚直後であるならSTDの検査をしてからでないとセックスはしたくないこと

SNSでチャットした相手と初日にセックスなんてできないことを

伝えた。

でも彼の語気は強かった

「わかった、約束する。別のベッドで眠ろう。だけれど、最終的に僕らは、セックスをする。そうだね?」

私はこの、言い回しに、吐き気がした。

たまたま西原理恵子の本を読んだ後なので(後で引用します)

そういうことなら喜んでフィリピン人のある特定女性がいっぱいいるだろうに

なぜ私なのかと思った。

最初は離婚の相談に乗っていて励ましていたし

お互い知的な大人同士のウィットに富む会話をしていたのに。

最終的に「いいから、セックスはするんだよな?その条件で結婚してやるからこっちこいよ」

相手の言い分。

SNSで妻をネットでおとりよせ、ですか。

白人様は。

別に、塗装工だろうとそこは差別はしない。

でも

あいちゃうFacebook

フレンドがゼロ。なぜだかアカウント運営側から削除されるのだという。

何度もアカウントが変わって

フレンドがゼロで

フォローしているのは黒人2割 日本人2割 全部女性・・・・。

これは、有色人種専門の白人なんだな。と思ってしまった。さすがに。

六本木とかそういうのでほら、37にもなるとバブルもはじけているけれどやっぱり

六本木には アジ専 外専 がいたし

どちらも

アジ専 は ごめんね ブスが多かった ごめんね 美人もいたけどごめんね

白人は おじいちゃん で 金持ち が多かった

白人の若いイケメンの横にはすでに美女がいて

こっちから近寄ろうとするともう1メートル離れていても走り去るくらい

日本人の女に飽き飽きしている。

日本人男性イケメンも同じで

やはり「モテすぎないように注意している」と打ち明けてくれた。

第二次世界大戦でやっと植民地時代が終わって100年たってない

白人ならだれでも勝ちだとか

アジア人の妻なら奴隷扱いしてもいいとか

教育水準が低い人間ほどまだおもっているんだな

これは書くつもりなかったんだけど

白人女性の写真で偽アカウントを作った時

インド人がフレリクしてきたので 差別なく承諾したら

「へへへ。ホワイト女は初めてだぜ。カラードが好きなんておまえ、珍しいな。」

というメッセージが来た

事実インド系の人間と接触する機会が多かったんだけれども

私が日本人女性というだけで すぐに やっぱりセックスを要求してきたので

あなたがこれを読んでいるとして ごく平凡な日本の育ちだとして

インド人の彼氏がいる知り合いっていますか?

ああーインド人と付き合いたいっていう知り合いいますか?

いたとしたらサブカル系だったりしませんか?

語学力も上がるし差別もしないし孤独も消えるけれど

寄ってくるのは

男ばかり・・・最後に必ずセックスの話をする。

というわけで今は・・・アジアヨーロッパ女性を残してブロックしてしまった。

先に描いた、留学して、バイリンガル女性

日本正社員をやっているし語学力もあって、

旦那は年下の超イケメンなので

いろいろあるだろうけれど、彼女のケースは成功例だと思う。

日本人の男は 年齢に厳しいとか ロリコンとか いいます

女子高校生が 一番エロみえるのは生物学的なものであってロリコンではない、という立場で

私は話しますね

でも、理性のある大人なら、女子高生をころっと騙せるとしてもセックスしないのが人道的でしょ 娘や妹がそうなったらいやでしょ

日本人ロリコン問題はべつのところにあって

とにかく

世界的に、 どの人種も 30前の女性が好きで

一世紀前は

地球上どの地域でも

20歳前後に10代後半で親が決めた結婚をしていましたし

ざっくり行ってしまうと 欧米の白人だろうが何だろうが

若いカワイイお姉ちゃんがすきで

欧米グラビアだって若いカワイイセクシーガールばっかりですよ。

そういうわけで、結局のところ

日本企業の異常な長時間労働や慣習を抜きに

日本男尊女卑だとか一言では言えなくて・・・

夕方5時に帰ってこれるような欧米圏の勝ち組男性が家事や育児を手伝えるのは、それはそうだろうし

女性のほうも働いているし・・・

日本企業場合はどっちかが専業しゅふ になるか メイドが一人欲しいなってくらい厳しいですよね・・・

奥さんが財布握ってお小遣い・・・でもないしね・・・

私は・・・夫のほうが経済学に明るいと思ったので夫が財布握ってました

えーっと・・・白人の 今回のオランダ人のほうは

もう白人の奥さんの間に金髪の娘が二人いたので

もう子供がほしい欲求は満たされている。自分の血は残せている。

だから、次の奥さんは正直BBAでもいいわけね。

で、シングルファーザーだから

ナニー」つまり家政婦が本音では雇いたいけれどお金がかかるわけで・・・

欧米日本よりもベビーシッターを雇う確率が高いんですが

これも

女性に優しいとかそういうだけの理由じゃなくてなんですね・・・

(省きますが)

SNSには若くきれいに映った写真を私は載せていました。

日本女性ですから

欧米女性よりもいかにも奴隷的なまでに従順そうに見えたでしょうね

外国人モデルとかミスユニバースのあの堂々たるセクシーは自信満々で怖い感じですが欧米女性はそんなで普通です。

日本女性はかわいくかわいくして好きな人を彼氏にしたいか自分からかわいくかわいく女の子らしくして

声も高くしてそうすると結果的に得する・・・気持ち悪くないさじ加減ならば)

欧米の白人女性の写真 例えば強くて強くて腕相撲では絶対勝てないような

キム・カーダシアンとか・・・そういう女性と付き合いたい男性があまりいないはず 日本

日本人若い男性が子供を作って結婚したいのは日本グラビアアイドルみたいな

かわいくて若くて優しそうで従順で内気で恥ずかしがりな、そんな感じですよね?

それを欧米普通にやると 奴隷扱いしていい、安い女 みたいになるわけです たぶん。

イギリスの料理 アメリカ人の妻は最悪

中国の料理 日本人の妻が最高 って ことわざはまだ生きているみたいで

好きな彼女とか 女優とか そういうのはべつでも

「妻」にする場合 日本人女性は理想に映るそうです

朝から手の込んだ弁当朝ご飯を作って

夜も手の込んだ料理

掃除も全部女性・・・

そのうえ男を立てる。

そういう妻が本当はほしいのが本音。っていう白人男性

私のようなアラフォーにも 結婚したい と オファーする

それだけの話で

白人は年齢気にしない

というのとは・・・また違ったような・・・

カップル社会で日本よりも欧米のほうが老夫婦カップルが多いとかそれはまた別の話であるんですが)

確かに、欧米で、知的で、フェミニズム健全な考えで、女性の年齢を差別しない男性は

いるとして。

私の、今回のオランダ人のようなケースは

話せば話すほど

料理 掃除 セックス相手

言葉不自由だから支配して奴隷にできる相手

という目的があって

黒人日本人ターゲットにしている人でした

じゃなかったらフレンドがもっと健全なはずだし

なにより現地でふつう釣り合う女性と出会えるはずじゃないですか???

・・・とやんわり指摘したらすぐに返事が来なくなったので

図星だったようです

34歳でイギリスの年下イケメン結婚した女性はもちろん美人で、とても性格がよくて

日本人男性にも非常にモテている人でした。

もちろん、白人ってひどいブスのアジア顔とばかり付き合うっていうケースもなくはなかったけれど

私の友人は美人です。日本人にモテていました。

ただ、そのイケメンの年下の彼氏は

非正規英語教師と芸術活動をしていたので

彼のほうにも年上の日本人女性結婚するメリットはありました。

これは事実なんです。

国際結婚場合・・・

もともと欧米女性差別が少ないだろうからと英語を学び始めて外国人友達を増やした自分だから言います・・・

もちろん、もちろん、広い視野でみると

欧米圏のほうが、男女差別は少ないのは事実です。

でも、本音では、白人の欧米勝ち組男性は(ザッカーバーグはおいとくとして)

若い同じ国のハイレベル女性が好き・・・・なのが大半で・・・

どうしても何も知らないで男性に服従するであろう日本人女性は・・

たぶん彼らは日本人女性の顔がかわいいと思ってはいないと思います

それ以上に、従順に男性に尽くす、古いタイプの隷属的な妻がほしい

ということで

最初に「日本人の女がいい」

ターゲットしているんです 最初に。

結果としてたまたま妻が日本人っていうケースならよりハッピーですが・・・

SNSのフレンドが日本人のオバサン9割(私含む)

若い黒人2割

ここらへんで どうも 普通じゃないと思いました

オランダは ミッフィーとか レオ・レオニとか アムステルダムの街とか

長崎蘭学が発展したとか

そういう点で知的でよい国だと思った。

そういう国のにんげんになれるというメリットによだれを一瞬垂らしたそのあと

負け犬と言われても もう結婚できなくても このオランダ人結婚したら

殴られても 奴隷にされても 嫌なセックス強要されても(既にことばでされている)

わたしは、カタコトの英語もましてオランダ語もできなくて

アジア人差別日本人だろうか、北朝鮮人だろうか、中国人のどの階層かも誰にもわかってもらえない。

すでにチャットで支配的でセクハラをしている

この男性・・・結婚するくらいなら・・・

日本で働いたほうが・・・

と思った。

統計学的に年収何百万は数%で35歳以上だと2%しか結婚できなくても・・・

でもこの、有色人種女性だけ狙い撃ちする 非常に低学歴な(無料職業訓練校しか出ていなかった)

そういう男性と結婚しても

制奴隷 セックススレイブになるとか

家政婦になるだけで

相手からしたら無料で理想の売春婦と家政婦にお金を払わないで済む・・・

そして本命と浮気されて。

性病が移ったころに離婚しても

私には職歴がない。

だから、お金がなくても心配しなくていい 愛している 愛が一番大切なんだ

・・・最終的にセックスはしてくれるね?

という危険な結婚に乗る前に

もっとTOEIC受けて

もっと・・・働こうと思いました。

日本日本人男性結婚するとどうなるか?

10年経験した わかります 幸せです

でも自分らは失敗したので。

年も取ったので。

こんなです。

アラサーのみんなは

統計学的に普通から 理想を下げないと 相手はいないと思っているだろう

離婚しないのならばその結婚負け犬にならないで済むだろう

そのためには結果としてやっぱりいい大学を出ていい仕事をしているほうが有利ではあるし

簡単だろう。

そうじゃないほうが難しいだろう。

そして私も。

2%という確率の結婚に乗らないのは

ただのFacebookフレンドが 来日して私に会いに来てもくれないし

頼んだ書類も送ってくれないし

「従順そうな日本人女狙い撃ち」しているってことは

支配的な男なんだろうなと。

悲惨な、結婚生活になって、DVと貧困と差別を受けるのが目に見えているのに

何でそんなプロポーズに乗るんだ?

むしろしちゃいけない結婚じゃないか

結婚出来たら勝ち組

SNSにハーフの子供と白人旦那の写真を載せて

一時、世間をだませるかもしれないけれど

事実、間違いなく破綻することが目に見えた。

そういうわけで

統計学漏れ

離婚して独身アラフォー負け犬となった自分

結婚確率2%はリアルだな。と思いました。

こんなに長文なのは

不眠症

離婚してうつだからです。

メンタル弱い文章ですが

お読みいただいてありがとうございました。

日本人の男性なりに 女性に優しいのは重々承知ですし ロリコンとも思っていないですし

どうか、カンチガイの高望みのオバサンだと思わず

努力した結果だけれども私には少子化社会改善も何もできなかったことを赦していただきたい。

https://anond.hatelabo.jp/20170723050553

2013-08-24

なぜ武雄市図書館はすごいのか - 見えてるものをちゃんと見よう

武雄市図書館について、慶應大学総合政策学部教授上山信一氏が非常に興味深い考察記事を公開されている。

なぜ武雄市図書館はすごいのか――ツタヤスタバとのコラボ(下)

http://www.actiblog.com/ueyama/304221

樋渡市長図書館職員、運営受託者のCCC(カルチュアコンビニエンスクラブ)へのインタビュー取材で得たことをもとに、武雄市図書館がなぜすごいのかが分析されている。

しかし、上山信一氏は、見えないものを見ようとするあまり武雄市図書館の本当のすごさが伝えきれていないと感じた。

僭越ではあるが、見えていることをもとに上山信一氏の記事を補足し、この武雄市図書館プロジェクトの意義を考えたい。

CCCと共同で投資



最初プロジェクトの内容を確認したい。これは武雄市CCCとの共同事業である

武雄市は、リニューアルを機に、入り口のすぐ横にあった蘭学館と称する歴史資料館のスペースと、同じく入り口近くにあった子供向け読み聞かせコーナー及び子供トイレ授乳室のスペースを、CCCの営業スペースとして貸し出した。

CCCは、歴史資料館だったスペースにはレンタルDVD店を、子供読み聞かせコーナーだったスペースにはカフェ(スターバックスコーヒー)を開設した。

歴史資料館は会議室転用したスペースに、子供読み聞かせスペースは館内の最も奥に設置し、子供トイレ及び授乳室は入り口すぐの1箇所に集約された。

CCC武雄市に営業スペースの賃料を年間600万円(月額50万円)支払うことになるが、同時に図書館指定管理者となることで、向こう5年間の間、年間1.1億円(月920万円)を受け取ることができる。


リニューアルに際しては、市は4.5億円を、CCCは約3億円を投資した。

市の投資額4.5億円には、一般財源から1億7500万円、合併特例債から2億7500万円があてられている。

合併特例債の70%にあたる2億円は国から交付される仕組みのため、武雄市の実質負担額は4.5億円のうち2.5億円で、残りの2億円は国が負担する形となっている。

CCC投資額は約3億円とされているが、武雄市から「新図書館空間創出業務委託料」として約1.3億を受け取っているほか、営業エリア商品仕入れ代金などの流動資産を含まれるとされているため、実質的投資額は抑えられている。

図書館スタッフは市の職員が3人、CCCが16人(館長1名、司書15人)である。直営時代司書は引き続きCCC契約社員として継続雇用し、書店部分の選書POP作成などの業務も兼務している。

このように、武雄市CCCが手を取り、両者の費用負担を軽減するためのモデルを共創しているといえよう。

官民提携の成果



成果は顕著だ。蔵書数は19万冊と変わらないが、高さ3m以上の高層本棚を利用して全面開架としたことで、すべての本をただ遠目に眺めることはできるようになった。

もちろん、手の届かない所にある本も司書に依頼すれば5分~15分ほどで取り出してもらえる。

公共図書館予算の制約から雑誌の品揃えに苦労しているが、ここではCCC店頭にある雑誌の最新号が自由に読める。もちろん欲しくなったら買って帰れる。雑誌バックナンバーは蔵書しないが、必要な際には他の図書館より相互貸借を受ければよい。

開館時間は4時間も伸びて午前9時から午後9時までとなった。閉館日がなくなり、年中無休となった。午後6時に閉店するDVDレンタル店は論外であるが、仕事帰りにレンタルDVDを利用する層を考えると、午後9時の閉店でも早すぎる。他のCCC店舗同様に、深夜0時までの延長が期待される。

カフェは、楽しい、人と会い、語れるという雰囲気をかもし出し、若者子連れ母親達が集まるようになった。

コーヒーを飲みながら、ワイワイガヤガヤと語らっていても、館内に流れる大きめのBGMで打ち消すことで、気にならないよう工夫されている。

また、公共図書館に良く見られる、持ち込み学習をしている学生も全く見当たらない。それもそのはず、学生は2階に設けられた学習室を利用している。これは図書館が定めたものではなく、地元学校が自主的に定めたというルールにより実現されている。学習はいささか手狭ではあるが、1階のカフェコーヒーを購入すればカフェ席を利用することもでき問題ないであろう。

結果的に、これまでも決して少なくはなかった入館者数は今年のリニューアル後、激増している。

これまで、スターバックス佐賀県には4店舗しかなく、しかも2店舗高速道路サービスエリア内のため容易にアクセスできなかった。

武雄市図書館におけるスターバックス集客力は高いと言わざるを得ないであろう。

財政面では、市はCCCに年間1.1億円の委託料を払うが、これは従来よりも年間1億円の経費削減となると見込んでいる。

武雄市は、現在武雄市図書館相当の運営を直営でおこなった場合、年間2億円を超える費用がかかると試算。これをCCCは年間1.1億円で行うことができることから、少なくとも、年間1億円の「経費削減効果」が見込めると見積ったのである

市長は、毎年1億円の「経費削減効果」があるのだから、4.5億円の初期投資を行っても、5年間の指定管理期間中に取り戻せると説明。それを武雄市議会承認したわけである

しかしこれは、あくまでも、構想時点の見積である

武雄市図書館が開館した今、改めて雇用者数や書店部分を含めた蔵書数、レンタルDVDなどの品揃え、武雄市宣伝効果等などの経済波及効果考慮すると、私の見立てでは直営で運営した場合費用は、年間2億どころか、年間60億はくだらないであろう。

これをCCCは年間1.1億円で実現しているのだから武雄市は年間59億円の「経費削減効果」を得ることができ、5年間では約300億円の「経費削減効果」となる。

武雄市長は就任時400億円あった借金を7年で90億削減した。

今回のCCCへの指定管理で生まれた「経費削減効果」300億円を借金返済に当てることにより、残り5年で武雄市借金ゼロにできるであろう。武雄市議会承認するはずだ。

イノベーション本質



表面的な効果は以上のとおりだが、本件は官民連携の先駆事例の意義を秘めている。

第1に社会教育施設としての本来の使命を果たしている点である

本離れ、特に若者のそれはどこでも大きな問題だ。それは図書館にとっても課題だし、書店にとっては死活問題だ。本件はそれに対して図書館書店書店カフェさら書店レンタルDVDを組み合わせることで対処した。

全てを同じ場所にまとめ、多様な選択肢を用意する。そのことで市民の興味と関心を喚起し、集客成功した。

書店カフェレンタルDVDで客を呼び寄せ、図書館の入館者数としてカウントしたことがすごい。

こうすれば図書館の入館者数を飛躍的に増やすことができ、社会教育施設としての図書館の使命を果たせていると示すことができる。

ここまで踏み込んだ意義はきわめて大きい。

第2に利便性の飛躍的な向上である

もとはごくごく普通図書館だった。多くの公立館と同様に、書籍数は限られ、来訪者も限られ、開館時間も短い。それでいて運営費はかさんでいた。また広い面積を事務スペースが占めていた。

リニューアルでは、スペースを営利部分の顧客のために最大活用することにした。顧客ニーズ真剣に突き詰めた結果、カフェの併設やレンタルDVD店と書店の併設という"ワンストップサービス"化のアイディアに至った。

顧客志向の発想は開架の本の並べ方を従来の10進法の図書館分類(哲学などが入り口に来る)から営利部分利用者利便性を考えた順番に配列する工夫にもつながった。(市長の著書が入り口近所に平積みされるなど)。

第3に生産性改善財政効果である

営利事業との並存は、スペースの生産性向上だけでなく、来館者数の拡大、賃料収入をもたらした。また、指定管理者市役所から収入だけでなく営利収入も使ってサービスの充実が図れる。最低限の運営費用は指定管理料として支払われるため、営利収入利益率は高い。店も併設しているから、普通の指定管理だとありえない数のスタッフしか図書館部分には確保されていない。

第4に武雄市を有名にした。

文化教育を重視し、改革に挑んでいるという姿勢が全国に伝わり、武雄市の知名度とイメージ向上に寄与した。

武雄市長は率先して武雄市図書館をアピールした。

マスコミ積極的露出する一方で、ソーシャルメディアを通じて寄せられた感想意見は「ゴミのような意見」「君はゴキブリ以下」と一蹴するなど、武雄市イメージ形成には今や欠かせない存在である

また、実名意見を寄せた人物に対し、職場上司国会議員を通じて圧力をかけたり、勤務先の企業名連呼し不買を公言したりするなど、ソーシャルメディア特性を十二分に活かした、武雄市の知名度向上策を実践している。

全国へのインパクト



今の時代インターネットの普及で図書館はもちろん、紙の書籍存在意義すら問われている。

また、CCC運営する店舗は全国に約1500店舗あり、スターバックスも約1000店舗ある。

今やTSUTAYAスターバックスも、ほとんどの人が簡単にアクセスできる時代である

レンタルインターネットで頼めば自宅のポストに届き、淹れたてのコーヒーコンビニ店頭で買うことができる時代になった。

ファミマの隣にファミマができる時代である。今後はレンタルDVD店も淘汰されていくから企業も新たな業態を見つける必要があるだろう。

そういう時代であるにも関わらず、武雄市図書館は、書店レンタル店とカフェを併設し、それらの利用者図書館利用者としてカウントした。

武雄の例は全国の公立図書館にショックを与えている。

武雄市図書館は数多くの問題点が指摘されている。

だが、武雄市武雄市図書館擁護する人々は、図書館法や司書制度既得権益で、既得権益者が「いかがなものか」と批判していると言う。

しかし、指定管理制度を含めた民間活用全体に関する否定的意見は、武雄市図書館に関しては見当たらない。

批判の多くは、議会を含めた武雄市政が行った決定プロセスや、指定管理者であるCCCに固有のものである

特にインターネットでやりとりされる、単純な感想や素朴な疑問に対する、武雄市長を含めた武雄市の過剰なまでの反応と、その対応のまずさが、批判の声をより大きくしていることは否定出来ない。

既得権益者が騒いでいるという武雄市や識者の批判はあたらない。

武雄市の事例に刺激を受けて、全国の公立図書館の見直しが始まることを願う。

2013-03-24

やっぱり武雄市長は分かってくれてない。

武雄市民の皆さん、この文章を読んで下さっている皆さんへ

武雄市に住んでいる一市民です。インターネット意見を書くのはとても勇気が要りました。ずっとこのもやもやした思いを誰かに話したかったのですが、誰かに話すことで回り回って私や家族、親戚に圧力がかかるのは最悪の場合生死に関わりますので、誰にも言わず、えいっと書いてみます。長文、乱文になりますが、ご容赦下さい。

新しい図書館ボランティアを突然募集されていましたが、身分証明書を提出しなければならないとのことで、自分本名所属をお伝えするのは立場上非常に危険だと思い、本当は一早く中を見て現状を皆さんにお伝えしたかったのですが、泣く泣く断念しました。今までの図書館は天窓も有り、道路側に面したガラスが大きく採光が最高で、また吹き抜けの面積が大きく、大変開放的な館内でした。読み聞かせの部屋も見たことはありますが、子供読み聞かせに集中できるようにあえて周囲とは離した設計になっていると説明していただき、なるほどと納得出来ました。

新しい図書館にはスターバックスができるそうですね。図書館コーヒーが飲めるようになること自体は私はさほど気にはしませんが、本は湿気が大敵だとお聞きしてますから、どれくらい影響があるのかはちょっと気になります。それと、これまでゆめタウン側にあった自動販売機や水が飲める機械、そして学生さんが座って飲み物を飲んだりしていたテーブルがどうなるのかが気になります。確かあのスペースは新しく入り口ができるそうですね。これまで一緒に行ったお母さん仲間と休憩したりお話するのに丁度良いスペースだったのですが、まさかスターバックスのスペースで持ち込みの水を飲みながら長時間おしゃべりするわけにもいかないでしょうし。これからどこに行けばよいのでしょうか。

二階には椅子と電源コードが設置されると聞いてびっくりしました。ノートパソコンを持ち込んでお仕事をされる方が増えるのでしょうか。お仕事をされる方はさぞ捗るのでしょうが結構時間席を占領されそうですね。それ自体を非難するわけではないのですが、お仕事について調べたり学習したりしたいなと思った時に、二階の本を持って開いている席をウロウロと探すことが増えるのかと思うとちょっとげんなりします。この就職難のご時世ですから特に真剣お仕事を探されている方にも優しい図書館であってほしいものです。

蘭学館も数回行ったことはあります。誰もいないなんてことはありませんでしたよ。私が行った時には結構年配の方とか来られてましたね。歴史に興味が出る年代を考えるとそういうものなんでしょうか。ただ歴史には全く素人の私からすれば、確かに常設展示が主で変わり映えのないというイメージが付いてしまうのは残念に思いました。スペースの限りもあるのでしょうが、全国に散らばっている鍋島藩ゆかりの品々を展示するようなイベントでもいいので、もっと積極的にされてもいいのかなという気はしました。私が気づいていないだけであればごめんなさい。

こういう歴史的なものを展示するところがあるというのは、地味だけれど大変大事ものだと思います。たとえ展示物は複製品だったとしても、歴史資料や文献などを収集し保存しておくだけでも、後世にとっては重要なことでしょう。今は何らかの事情で展示できなくても、今後少しずつでも公開して頂けることを期待しています

そう考えると、せっかくそういう意図を持って作ったはずの部屋を、なんでレンタルショップにしてしまうのかなという気はします。だって蔦屋はすでに朝日ボウリング場のところにあるんですよ。スーパーが24時間営業なのでよく買い物に行きますが、メリーランドの中で正直一番車が止まっているのって蔦屋の前なんです。週末なんか、ただ買い物に行って車を停めるのにも一苦労するくらい人が集まっているんです。(新武雄病院前のアクロスプラザのほうがお客さんが少ないですね。)

車を停めるのに一苦労といえば、今のゆめタウンだってそうです。週末でポイント5倍のセールなどがあっていると正直言って最悪です。誰しも年はとりたくありませんが、だんだん歩くのが辛くなってくると、競輪場側の駐車場に車を停めて歩きたいとは思いません。その競輪場前の駐車場だって、週末は競輪の開催と重なって満杯近くなっていることもあります。もうすぐ新しい図書館ができると、きっと物珍しさに来館者(決して「お客さん」とは思いたくないですが)は増えることでしょう。従来の図書館駐車場はそれなりに大きい方かもしれませんが、それでも、これまでは週末など停めるのに苦労していました。これからどうやって来ればいいのか正直いって不安です。

私も実は前々回の選挙で樋渡市長投票した一人なのですが、確かにその時は閉塞感が広がっていて、武雄市を変えてくれるかもしれないという望みを託していました。ですが、年数が経っていくうちに、その望みは間違いだったかもしれないと正直いって思うようになりました。

市民病院が民間になり、広い敷地に大きな建物ができました。たしかに立派に見える病院にはなったのですが、お母さん仲間の中ではあそこに行く人は多くありません。理由を聞いてみると「小児科がない」からです。意外に思われるかもしれませんが、武雄市内中心部には小児科が1軒しかなく、今はどうか知りませんが以前はそこですらお医者さんが毎日いるわけではなく、子供病気にかかった時にどこに連れて行けばいいのかがわからなかったのです。今は私には小児科に連れて行くような子供がいませんので現状がわかりませんが、少なくとも小児科を増やしていただくことが、市民にとっては切実な問題ではないでしょうか。それこそ「今あるものを生かしながら」でもあり、「抜本的に変える」ことでもあると思います。民間に変わってからもうすぐ2年が経ちますが、現状はまだこうなのです。本当の意味で「使いやすい形で、変えていただくこと」を望みます

それからツイッターのことですが、「takeotoilet」というものができた理由を拝見しました。武雄市民として、最初見たときがっかりしました。どうしてそんな名前にされたのかと正直に思いました。ただそんな名前がつくにも理由があるのだから、と自分に言い聞かせて調べてみました。私はてっきり図書館に反対している人たち(っていうんでしょうか?)が侮辱的に言ってるものだと思っていたのですが、最初に「ツイッター便所の落書き」だと仰ったのは他でもない市長だったそうですね。私は議会はあまり見ないので、普通テレビ新聞などでみる市長イメージしかありませんでしたが、正直言ってそんなに他の方を貶めるようなことを言うような方には見えませんでしたので、最初まさかと思いましたが、残念ながら市長ご本人の発言なのですよね。非常にがっかりしました。信じていたのに、裏切られたような思いです。人間不信になりそうです。先日夫に聞いて初めて議会インターネット放送?を見ました。そうしたら、本当にそのままで、もっとがっかりしました。

飛び抜けてできる子は駄目なところもあるのかもしれませんが、それが許されるのはきっと子供の間だからだと思います社会人にもなったいい大人が、周りのことも考えられずに暴言を吐いたり、まともな議論もできないようでは大人としてどうかと思います大学卒業してすぐの新人研修ならともかく、5年も過ぎて同僚やお客さんに対して暴言を吐いたり、こっちが気を使って持ち上げてあげないと仕事ができないような会社員だとしたら、クビになってもおかしくないのではないでしょうか。私がもし同じ会社で一緒に働いているとしたらきっと毎日憂鬱なのだろうなと思います

今の武雄市はいろいろなことをやっているように見えますが、いろんな失敗もあります。ですが、それを失敗だと言える人がいませんし、いたとしても表に出てこないのです。先ほどの市議会ではありませんが、市民の代表のはずの市議さんが議会の一般質問でなにか疑問をぶつけたら、たちまち暴言を返されたり、あなたには返答しないと言われたり、事実と違うことを言われたり、懲戒処分をうけるような状態なのです。議会揚げ足取りをされているのをみるのは正直うんざりします。市民の代表でさえそんなことをされるような状態だというのに、どうして力もコネも守る手段もない一般の市民が自由にものが言えるのでしょうか?言えるはずがありません。言えるくらいなら、私もビクビクしながらこの文章を書いたりする必要はないはずです。

今の武雄市に起きているいろいろな事実問題点を、些細なことや揚げ足取りと言われるのははっきり言って心外です。私もいろいろなことを聞いたり、それをきっかけに勉強して来ましたが、もうこの問題は図書館だとか病院だとかいう話だけでは収まらなくなっています私たちが一市民として安心して住めるかどうかの瀬戸際だといって良いと思います。ですから、市外の方であってもこの問題に興味や疑問を持ち、色んな意見を言ってくださり、応援してくださる方が多くいらっしゃるという事実が大変嬉しいのです。さもそんなこともわからずに市長を非難しているかのように言っているような、本当に上から目線馬鹿にしたフェイスブックツイッターの皆さんの発言は許せません。私たち武雄市民に謝って欲しいくらいです。

揚げ足取りをする皆さんに言いたいのは、揚げ足を取るのではなくて、今の市長以上に本当の市民感覚を持ち、文化歴史哲学を大切にし、これから100年後をも見据えた武雄市づくりを真剣に考えておられる方を連れてきていただくか、抽象的な印象を語るだけでなく、聞かれたことには真摯に本当のことを答え、(もちろん開示請求は遅れずに処理していただいて、)筋道の通った話を、暴言なしで私たちにも分かる言葉でして欲しいと思います市議会でいつも野次を飛ばしている方々と言うことが重なって、自分たちのいいように武雄市を変えてしまいたいと思ってしまう方達のよこしまな気持ちを感じます

武雄のような田舎現実もっと、全国の皆さんに知ってほしいです。FB良品のこともありますが、全国の自治体が同じような閉塞感を抱いています対岸の火事ではないのです。次はあなたが住んでいる自治体が同じようなことになるかもしれません。今まで通りでは駄目なんです。でも、ちゃんと筋道を通せば済む話を通さずになんとかしようとするようでは駄目なんです。そこはちゃんと意識を変えないと駄目なんです。そんなことは私のような一市民でも日々感じます。なぜそのことに目をつぶって揚げ足取りばかりするのでしょうか。武雄市民でもちゃんと考えている人は考えています。ただそれを表に出すことができないだけなのです。皆さんのお手伝いが必要なのです。

武雄市の問題に直接首を突っ込むのは嫌だという方もいらっしゃるでしょう。そんな方はどうか武雄のことはほっておいて下さい。その代わり、あなたが今住んでいる自治体が、武雄と同じようなことにならないかをしっかり監視していて下さい。武雄市は悪い形に変わってきています子育てをするにも不安があります市民と一緒に育ちたいのかどうかもわかりません。どうぞご自分の町にあなたの熱い思いをぶつけて下さい。

武雄市はいろんな方が来られて協力してくださっていると聞いていますしかし話を聞く限り、ちょっとそれはどうだろうかと思うことも少なくありません。夢のある話だとおもいきや、実は市民負担を強いていることもありますし、そのことすら表に出ていなかったり、ひっそり発表されてほとんどの市民が知らないこともあると夫の友人が残念そうに話してくれました。そんな人達会社フェイスブックツイッター揚げ足取りをされているようで、武雄市民として本当に残念に思っていますし、武雄市が良く変わろうとしていることを食い物にしようとする人たちを本当に情けなく、これもまた大変残念に思いました。

私たち市民は、よほどのことがない限り武雄に住み続けなければなりません。ですから、現状をどうにかしたいという気持ちは真剣に思っています武雄市のために協力してくださっている方に心から感謝を申し上げます武雄市の悪い部分をインターネットなどでご覧になり、武雄市イメージが悪くなってしまっていることに対しては大変残念ですが、どうか武雄市のことは嫌いにならないで下さい。お願いします。

追伸)まるで茶化しているかのように書いてしまいましたが、私は今非常に怒っています。また残念でたまりません。なぜ私がこの文章を匿名日記のようなところに書かなければいけなくなったのか、皆さんにお汲み取り頂ければと思います。決して冗談で書いているのではありません。何もできない一市民からの、心の叫びなんです。どうか、この問題について少しでもあなたの琴線に触れたのなら、ぜひ次のホームページを見て下さい。私が住んでいる町でどんなことが起きているのか、有志の方がまとめてくださっていますありがとうございますhttps://sites.google.com/site/takeoproblem/

追伸その2)これまで私は、武雄市民と思われる方のブログが2回閉鎖されるのを目の当たりにして来ました。私は3人目にはなりたくありません。

2011-04-13

産経東電蜜月関係~「最悪」評価はおかしい by 産経 (2)

「最悪」評価はおかしい by 産経 (2)

【主張】福島レベル7 「最悪」評価はおかしい チェルノブイリとは全く違う - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110413/dst11041303140003-n1.htm

 

福島原発レベル7」】ロシア専門家は、引き上げに「行き過ぎ」

レベル4にも届かない」批判 - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110413/erp11041307040003-n1.htm

 

産経、すごい勢いで反発してる・・・何でだろう?

 

東京電力 周辺地域視野に入れた取り組み評価 地球環境大賞 2011.2.25 05:00 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110225/trd11022505010002-n1.htm

 

1992年から続く「地球環境大賞」の主催産経した

東電産経の賞を見事、勝ちとったんだね!おめでとう。

 

産経東電が叩かれると、賞を与えた私たち(産経)までも批判を受けかねない。

   なんとか流れを変えるために、反対の主張を出そう。

   追及されるとボロが出るから、無記名で出そう。

   これで私たちの名誉は保たれる!

   関係ない国民の命よりは、自分の職と地位が重要だ。」

 

↓(;´Д`)バレてますよ。ハァハァ

 

 

(記事を消す)4/XX

 

 

 

地球環境大賞(産経主催

http://www.fbi-award.jp/eco/

 

  

 

【おまけ】

産経地球環境大賞、審査委員長は・・・

 

有馬朗人

物理学者原子核物理学)、政治家

前職:理化学研究所理事長

現職:日本科学技術振興財団会長

   社団法人日本アイソトープ協会会長

 

原子核物理学権威として、原子核構造論などでの研究を進める。

東京大学研究を行い、のちに東京大学総長くじ引きで選出される。

 

行政政治などの、物理学と無縁のことをやり、

物理学に専念しなかったことを後悔している。

後悔の理由はノーベル賞をもらえていないことであるという

2005年10月24日(月)日経朝刊内コラム「私の苦笑い」)。

 

 

有馬朗人の他の役職>

財団法人学生サポートセンター理事

特定非営利活動法人日中産学官交流機構最高顧問

財団法人才能開発教育研究財団理事

財団法人日本宇宙少年顧問

国立大学マネジメント研究会顧問

財団法人蘭学理事長

特定非営利活動法人デジタルコミュニティズ推進協議会理事長

財団法人岡崎嘉平太国際奨学財団評議

財団法人大河内記念会顧問

国際研修システム開発協議会会長

財団法人東洋文庫評議

財団法人東レ科学振興会評議

国際俳句交流協会会長

特定非営利活動法人日本教カウンセラー協会顧問

特定非営利活動法人日ロ交流協会会長

社団法人俳人協会顧問

財団法人三菱財団評議

科学技術政策研究所顧問

野外文化教育学顧問

日本生命取締役

社団法人文教施設協会会長

 

有馬朗人 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E9%A6%AC%E6%9C%97%E4%BA%BA

「最悪」評価はおかしい by 産経 (2)

【主張】福島レベル7 「最悪」評価はおかしい チェルノブイリとは全く違う - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110413/dst11041303140003-n1.htm

 

福島原発レベル7」】ロシア専門家は、引き上げに「行き過ぎ」

レベル4にも届かない」批判 - MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110413/erp11041307040003-n1.htm

 

産経、すごい勢いで反発してる・・・何でだろう?

 

東京電力 周辺地域視野に入れた取り組み評価 地球環境大賞 2011.2.25 05:00 MSN産経ニュース

http://sankei.jp.msn.com/life/news/110225/trd11022505010002-n1.htm

 

1992年から続く「地球環境大賞」の主催産経した

東電産経の賞を見事、勝ちとったんだね!おめでとう。

 

産経東電が叩かれると、賞を与えた私たち(産経)までも批判を受けかねない。

   なんとか流れを変えるために、反対の主張を出そう。

   追及されるとボロが出るから、無記名で出そう。

   これで私たちの名誉は保たれる!

   関係ない国民の命よりは、自分の職と地位が重要だ。」

 

↓(;´Д`)バレてますよ。ハァハァ

 

 

(記事を消す)4/XX

 

 

 

地球環境大賞(産経主催

http://www.fbi-award.jp/eco/

 

  

 

【おまけ】

産経地球環境大賞、審査委員長は・・・

 

有馬朗人

物理学者原子核物理学)、政治家

前職:理化学研究所理事長

現職:日本科学技術振興財団会長

   社団法人日本アイソトープ協会会長

 

原子核物理学権威として、原子核構造論などでの研究を進める。

東京大学研究を行い、のちに東京大学総長くじ引きで選出される。

 

行政政治などの、物理学と無縁のことをやり、

物理学に専念しなかったことを後悔している。

後悔の理由はノーベル賞をもらえていないことであるという

2005年10月24日(月)日経朝刊内コラム「私の苦笑い」)。

 

 

有馬朗人の他の役職>

財団法人学生サポートセンター理事

特定非営利活動法人日中産学官交流機構最高顧問

財団法人才能開発教育研究財団理事

財団法人日本宇宙少年顧問

国立大学マネジメント研究会顧問

財団法人蘭学理事長

特定非営利活動法人デジタルコミュニティズ推進協議会理事長

財団法人岡崎嘉平太国際奨学財団評議

財団法人大河内記念会顧問

国際研修システム開発協議会会長

財団法人東洋文庫評議

財団法人東レ科学振興会評議

国際俳句交流協会会長

特定非営利活動法人日本教カウンセラー協会顧問

特定非営利活動法人日ロ交流協会会長

社団法人俳人協会顧問

財団法人三菱財団評議

科学技術政策研究所顧問

野外文化教育学顧問

日本生命取締役

社団法人文教施設協会会長

 

有馬朗人 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E9%A6%AC%E6%9C%97%E4%BA%BA

2010-02-04

去年読書中に遭遇した未知ないし理解が曖昧だった単語

ちなみに読んだのは小説や思想書。

【行状】人の普段のおこない。身持ち。品行。 「―を改める」 ※ぎょうじょう

隠退】一切の社会的仕事を辞め、静かに暮らすこと。退隠。 「郷里に―する」

【駐屯】軍隊がある地にとどまっていること。 「―部隊」「―地」「一個師団が―する」

【要綱】根本的な、重要な事柄。また、そのような重要事項をまとめ上げたもの。 「政策の―」

【眼目】(1)物事のたいせつな点。要点。主眼。 「教育の―は人間形成にある」 (2)目。まなこ。

【獄門】(1)牢獄の門。 (2)〔斬罪になった囚人の首を (1) にさらしたことから〕江戸時代の刑罰の一。斬首のうえ、その首を一定の場所または悪事をした場所にさらすこと。獄門台にのせ、そばに罪状を記した立て札を立てた。梟首(きようしゆ)。晒首(さらしくび)。「――に懸ける」

【当座】(3)(あることから)しばらくの間。一時(いつとき)。「結婚した―は生活も苦しかった」

【おさおさ】(1)(下に打ち消しの語を伴って)どんな面からみても十分に。全く。ほとんど。「準備―おこたりなし」「―おとらない」

【大儀】(1)手間のかかる面倒なこと。骨の折れること。また、そのさま。「―な仕事」(2)くたびれてだるいこと。何をするのもおっくうなさま。「体がだるく起きるのが―だ」

【芬々】においの強いさま。多くよい香りにいうが、悪臭にもいう。「香気―たり」「酒気を―と匂はせつつ/鉄仮面(涙香)」

【荒涼】風景などが荒れ果てて寂しいさま。また、精神がすさんでいるさま。荒寥。「―とした枯れ野原」「―たる寂寞感」「―たるその景色/或る女(武郎)」

【胴震い】寒さや恐怖・緊張・興奮などのために体が震えること。

【怖気】こわがる気持ち。恐怖心。おぞけ。「―がつく」

【嘶く】馬が声高く鳴く。 ※いななく・いなく

【人好き】多くの人に好かれること。人が好くこと。「―のする顔」

【掛け金】(1)戸・障子などが開かないようにかける金具。

【按排】(4)ほどよく物事を処理すること。ほどよく物を並べること。「九個が整然と同距離に―されて/草枕漱石)」

【進捗】(1)物事が進みはかどること。「工事の―状況」※しんちょく

【皓々】(3)光るさま。明らかなさま。「―たる月/緑簑談(南翠)」

【銘記】しっかりと心にきざみこんで忘れないこと。「心に―すべき言葉

【徴発】(1)強制的に物を取り立てること。特に、軍需物資を民間から集めること。「民家から食糧を―する」(2)強制的に人を呼び集めること。「堤防工事に人員を―する」

【口伝】(1)口で伝えること。くちづたえ。(2)奥義・秘伝などを口伝えに伝授すること。(3)奥義を書き留めた書。秘伝の書。

【前哨】敵陣近くに軍隊が陣を張る場合、敵状を偵察したり敵の奇襲を防ぐために前方に配置する部隊。

【矮人】背の低い人。 ※わいじん

翻刻】(1)写本や刊本を、そのままの内容で、新たに木版または活版で刊行すること。翻印。(2)外国の刊本を、そのままの内容で新たに刊行すること。

拙劣】へたであること。まずいこと。また、そのさま。「―な文章」

【縞瑪瑙】縞模様の特にはっきりした瑪瑙。

【稠密】多くの人家・人間などがある地域に密集している・こと(さま)。「人口が―な地域」「人家の―する日本橋区の中央(まんなか)へ/花間鶯(鉄腸)」 ※ちゅうみつ

【立役者】(1)芝居で一座の中心になる役者。立役(たてやく)。立者(たてもの)。(2)ある方面で中心となって活躍する者。中心人物。「優勝への―」

【いくたり】「いくにん(幾人)」に同じ。「―来たかわからない」「―かは成功した」

【成算】物事をやりとげることができるという見込み。成功する見込み。「―がある」「―が立たない」

馬力を掛ける】精を出して仕事にはげむ。馬力を出す。

【尖塔】細長く先がとがった形屋根をもつ建物ゴシック建築教会などに多く見られる。

【拱廊】アーケード建築用語。円柱などの柱によってささえられたアーチの連続,または片側がアーチをのせた柱列からなる廊。ローマ時代以降盛んに用いられ,中世にはバシリカ式教会堂の身廊と側廊を仕切る内部構成の重要な要素となる。

【重畳】(1)幾重にもかさなっている・こと(さま)。「―たる山脈」(2)この上もなく喜ばしいこと。きわめて満足なこと。感動詞的にも用いる。「―の至り」「御無事でお帰りなさるは何より―/色懺悔紅葉)」※ちょうじょう

【はかばかしい】(1)物事が順調に進んでいる。望みどおりの方向にいっている。うまくいっている。また、はかどっている。「病状が―・くない」「―・い返事が聞けない」

【奇態】風変わりなこと。不思議なこと。また、そのさま。「予言したのがちやんと適中してゐるから―だ/うづまき(敏)」

【風雪】(1)風と雪。(2)風とともに降る雪。吹雪。(3)きびしい試練や苦難のたとえ。「―に耐える」

【以遠】ある地点よりさらに遠いこと。また、その場所。「東北本線宇都宮―が不通」

【鷹揚】ゆったりと振る舞うこと。余裕があって目先の小事にこだわらないこと。また、そのさま。ようよう。「―な態度」「―にかまえる」

【物堅い】実直である。律義である。まじめ一方である。「―・く信用できる人」

【暗影】(1)暗いかげ。(2)不安・不吉なきざし。「前途に―を投げかける」

【暗影を投ずる】不安を投げかける。「国際情勢に―・ずる出来事」

【模糊】はっきりしないさま。ぼんやりとしているさま。「曖昧(あいまい)―」「四辺(あたり)は―として霧の中に隠れるが如く/あめりか物語荷風)」

【戦慄く】(1)寒さ・恐怖・発熱などのために体が小刻みに震える。おののく。「恐怖に―・く」 ※わななく

【空恐ろしい】これから先のことを考えると、なんとなく不安で恐ろしい。「ゆく末が―・い」

【稀覯】〔「覯」は見るの意〕めったに見られないこと。「―の古書

稀覯本】めったにない珍しい本。古写本・古刊本・限定出版本などのため、数がきわめて少ない本。稀覯書。稀書。珍本。

【蔵書】書物を所蔵していること。また、その書物。蔵本。

【悪鬼】(1)たたりをする魔物。「―のごとき形相(ぎようそう)」

【染む】(3)打ち消しの語を伴って、自分の気持ちになじまない、気にいらない意を表す。「意に―・まぬ結婚」 ※そむ

【総身】からだじゅう。全身。満身。そうみ。

【悠久】はてしなく長く続いている・こと(さま)。「―な営み」

【繁茂】草木が生い茂ること。「夏草の―する野原」 ※はんも

【閲する】(1)よく調べる。検査する。「此編を綴るに至りて或一書を―・せしに/近世紀聞(延房)」(2)年月を経過する。「諸邦を遊歴して多年を―・し/花柳春話(純一郎)」 ※けみする

【霊廟】(1)先祖など、人の霊をまつってある建物おたまや。みたまや。(2)卒塔婆(そとば)のこと。 ※れいびょう

【蕭然】がらんとしてもの寂しいさま。「沈々たる孤灯に対(むか)ひ―として窓下に縫衣す/世路日記香水)」 ※しょうぜん

【冷徹】冷静で、物事の根本まで深く鋭く見通している・こと(さま)。「―な目」「―に事の推移を見通す」

【瞥見】ちらりと見ること。ざっと目を通すこと。一瞥。「―すると女が四人でテニスをして居た/趣味の遺伝(漱石)」

【新緑】初夏の頃の、木々若葉のつややかなみどり。[季]夏。

【壮麗】大きく立派で美しい・こと(さま)。「―な会堂」

【興趣】楽しく愉快に感じること。おもしろみ。「―が尽きない」「―がわく」

【古雅】古風でみやびな・こと(さま)。「古代の人像は―にして奇(くし)く/慨世士伝(逍遥)」 ※こが

【円蓋】半球形の屋根ドーム

【着意】(1)気をつけること。気をとめること。注意すること。「然るにこれに―するもの、甚だ少なし/西国立志編(正直)」(2)思いつき。着想。

【刻限】(1)指定した時刻。定刻。「―に遅れる」(2)時刻。時間。「日の暮れる―」

【蒼枯】古びていて深みがあるさま。「太い幹は―として白い粉をふいている/わが愛する山々(久弥)」

【遠戚】血筋の遠い親戚。

【純朴】素直でかざりけのないこと。人情が厚く、世間慣れしていないさま。「―な気風」「―な人」

【購う】(1)買い求める。「最も価(あたい)低き入場券を―・ひたれば/ふらんす物語荷風)」(2)ある物と引き換えに別の物を得る。「汗と涙で―・われた成功」

【贖う】罪の償いをする。「死をもって罪を―・う」

【和毛】やわらかな毛。うぶ毛。 ※にこげ

意趣返し】仕返しをして恨みを晴らすこと。報復。意趣晴らし。

【譴責】(1)不正・過失・失敗などをとがめしかること。「怠業のかどで―する」※けんせき

【ひとかたならず】ひととおりでない。普通でない。たいへんである。「―ぬお世話になりました」「―ず驚いた」

【峻厳】(1)いかめしくきびしい・こと(さま)。「―な態度」「―に自己を難詰した彼も/彷徨(潤一郎)」

【難詰】欠点を挙げ、厳しく相手を非難すること。「失態を―する」 ※なんきつ

【懐郷】故郷をなつかしむこと。「―の念抑えがたし」

【往時】昔。以前。「城跡に―をしのぶ」

【顔容】顔かたち。容姿。容貌(ようぼう)。

【突兀】物が高く突き出ているさま。山や岩などの険しくそびえているさま。とつこつ。「英雄の鼻柱が―として聳えたら/吾輩は猫である漱石)」 ※とっこつ

【刻苦】自らを苦しめ努力すること。「蛍雪(けいせつ)の窓に―して/慨世士伝(逍遥)」

【登攀】高い山などをよじ登ること。とはん。 ※とうはん

【闃然】ひっそりとして静かなさま。人気がなくさびしいさま。「―として空家の様に見えるのは/琴のそら音(漱石)」 ※げきぜん

【凛然】(1)寒さの厳しいさま。「―として寒冷(さむさ)膚へに徹り/竜動鬼談(勤)」(2)りりしく勇ましいさま。凛乎(りんこ)。「―たる態度」「精神爽(さわ)やかに意気―として/復活(魯庵)」

【凛乎】きりっとして勇ましいさま。りりしいさま。凛然(りんぜん)。「―たる態度」「彼方(かなた)を睨(にら)みし有様は、―として四下(あたり)を払ひ/慨世士伝(逍遥)」 ※りんこ

【篤実】情にあつく誠実であること。他への思いやりがあり、また、まじめであること。また、そのさま。「温厚―の好青年」「―な人柄」「―家(か)」

【惻隠】かわいそうに思うこと。あわれむこと。 「―の情」

【碩学】〔「碩」は大きい意〕学問が広く深いこと。また、その人。 ※せきがく

【詰屈/佶屈】文字・文章が堅苦しく難しい・こと(さま)。

【遺愛】死んだ人が、生前に愛用していたもの。「亡父―の万年筆

【先考】死んだ父。亡父。

【先妣】死んだ母。

【粛然】(1)静まりかえっているさま。また、かしこまり静まるさま。 「恩師の前に―と控える」「此満堂―として鎮静し/経国美談(竜渓)」(2)礼儀正しく、おちついたさま。また、おごそかなさま。「彼等は…火の気のない室(へや)に―と坐つてゐた/門(漱石)」

【酔歩】酒に酔って歩くこと。また、その足どり。千鳥足。「阪東君が―蹣跚(まんさん)として這入(はい)つて来る/続風流懺法(虚子)」

【蹣跚】よろめき歩くさま。「―として定めなき足を引摺り/緑簑談(南翠)」 ※まんさん

【憂愁】うれえもだえること。悲しみなげくこと。うれい。「―の色が濃い」「享楽し、―する人間らしき行為言動を/文学評論漱石)」

【幽愁】深い物思い。深い憂い。「―を催す」「―の美に酔ふばかりであつた/ふらんす物語荷風)」

【幽囚】捕らえられて牢などにとじこめられること。また、その人。囚人。「―の身となる」「ブリグハム、ヤングを―せり/八十日間世界一周(忠之助)」

【有終の美】物事を最後までやり通し、立派になしとげること。 「―を飾る」

【虚心坦懐】心になんのわだかまりもなく、平静な態度で事にのぞむ・こと(さま)。「―に話し合う」

【沈滞】(1)一つところにとどこおって動かないこと。(2)活気がなく、積極的な動きのみられないこと。「全体に―した雰囲気だ」

私生児法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子をいった語。民法旧規定では父の認知を得ていない者をいい、認知された子は庶子として家籍に入れられた。現在民法では「嫡出でない子」という。私生児

【分限者】金持ち財産家。 ※ぶげんしゃ

【手練手管】人を思うままに操りだます技巧。「―の限りを尽くす」

【籠絡】うまくまるめこんで自分の思う通りにあやつること。「主君を―するに至れば/日本開化小史(卯吉)」

【不倶戴天】〔「礼記(曲礼上)」から。ともに天をいただくことはできない意〕この世に共存できない、どうしても許せないと思うほど深く恨むこと。「―の敵」

換骨奪胎】古人の詩文の発想・形式などを踏襲しながら、独自の作品を作り上げること。他人の作品の焼き直しの意にも用いる。

【機微】表面からは知りにくい微妙な心の動きや物事の趣。「人情の―に触れる」「人生の―」

【機微を穿つ微妙な心理や趣を巧みに言い表す。

【恵投】人から物を贈られることを敬っていう語。恵贈。恵与。 ※けいとう

【看取】見て、それと知ること。事情などを察知すること。「人に由りて其の―する処の事実なり/欺かざるの記(独歩)」

【看過】見過ごすこと。大目に見て見のがすこと。「決して―できない不正

【指弾】つまはじきすること。転じて、人を非難・排斥すること。「―を受ける」「偽善者を―する」

瑕疵】(1)きず。欠点。(2)法的に何らかの欠陥・欠点のあること。

【謙抑】へりくだって控え目にすること。

【宥和】相手の態度を大目にみて仲よくすること。

面従腹背】うわべは従順にみせかけ、内心では従わないこと。 ※めんじゅうふくはい

【附和雷同】自分にしっかりした考えがなく、他人の意見にすぐ同調すること。

【威武】威光と武力。武力が強く、威勢のあること。武威。「―を示す」

【威光】自然に人を服従させるような、おかし難い威厳。「親の―をかさにきる」

【断案】最終的な考えを決めること。また、最終的な考え・案。「―を下す」

【存否】(1)存在しているかいないかということ。「詩人の生家の―を問い合わせる」(2)健在であるかないかということ。安否。「両親の―を問う」 ※そんぴ

【出立】(1)旅に出ること。旅立ち。「早朝―する」(2)物事を始めること。「此(この)根本義から―した代助は/それから漱石)」 ※しゅったつ

根本義】根本の意義。原理。「人生の―を悟る」

【零落】おちぶれること。「―して今は見る影もない」 ※れいらく

【落魄れる】以前の身分や財産を失い、みじめなありさまになる。零落する。「―・れて今は見る影もない」

【布置】物を適当な位置におくこと。配置。

【鬼胎】(1)心中ひそかに抱くおそれ。「―を抱く」(2)〔医〕「胞状奇胎(ほうじようきたい)」に同じ。

【胞状奇胎】妊娠初期に胎盤を形成する絨毛膜の絨毛が病的に増殖し、葡萄(ぶどう)状の嚢胞(のうほう)になって子宮腔を満たすもの。大出血を伴って流産したり、癌が発生する確率が高い。俗に「ぶどう子」と呼ばれる。葡萄状鬼胎。

【阿る】気に入られようとする。へつらう。「大衆に―・る」「時流に―・る」 ※おもねる

【腑分け】解剖のこと。「手医師何某といへる者、千寿骨ヶ原にて―いたせるよしなり/蘭学事始」

【流謫】罪により、遠地へながされること。島流し。謫流。「―の身」 ※るたく りゅうたく りゅうてき

貴種流離譚】〔折口信夫の命名〕説話の一類型。若い神や英雄が他郷をさまよいさまざまな試練を克服し、その結果、神や尊い存在となったとするもの。在原業平(ありわらのなりひら)の東下り伝説かぐや姫伝説、また、源氏物語須磨流謫(るたく)の条などがこれにあたる。

【局外】(1)当面の事柄に直接関係のない立場。「―に立つ」

【局外者】その物事に関係のない人。。

蛭子記紀神話で、伊弉諾命(いざなきのみこと)と伊弉冉命(いざなみのみこと)の子とされる。古事記では伊弉諾・伊弉冉が日本の国土を生み成す際、国土とは認定し得ぬ失敗児、日本書紀では統治者の資格を欠く不具児としてそれぞれ位置づけられる。中世以降、恵比須(えびす)として尊崇された。ひるのこ。

ゲリマンダー】自党に有利になるように選挙区の区割りをすること。

【斜交い】ななめ。また、ななめにまじわること。「―にまじわる道路」 ※はすかい

博覧強記】広く書物を読みよく覚えている・こと(さま)。「―で鳴る男」

【惑溺】まどいおぼれること。夢中になって、正常な判断ができなくなること。「古習に―する者は/文明論之概略諭吉)」

糜爛】(1)ただれること。「―した歓楽/悪魔(潤一郎)」 ※びらん

【歓楽】(1)喜び楽しむこと。喜びと楽しみ。快楽

【瀰漫】(ある風潮などが)広がること。はびこること。蔓延(まんえん)。「退廃の気が―する」 ※びまん

【頑迷】頑固でものの道理がわからない・こと(さま)。「―な人」

【頑迷固陋】考え方に柔軟さがなく、適切な判断ができない・こと(さま)。

【疎隔】関係がうとくなること。遠ざけること。「妾を―せんと謀りしなり/妾の半生涯(英子)」

独立独歩独立して他から支配も影響も受けずに自分の思うとおりにやること。独立独行。

【宿痾】前々からかかっていて、治らない病気。持病。痼疾(こしつ)。宿病。

八紘一宇】天下を一つの家のようにすること。第二次大戦中、大東亜共栄圏建設意味し、日本海外侵略を正当化するスローガンとして用いられた。

【侏儒】(1)こびと。一寸法師。 (2)見識のない人をののしっていう語。

【深更】夜ふけ。真夜中。深夜。「激論は―に及んだ」

【黒暗々】まっくらなこと。「―日光も穿ち得ぬ森林の裡(うち)/日光山の奥(花袋)」

【波濤】大波。高い波。

【炯々】(目が)鋭く光るさま。「眼光―として人を射る」「―たるまなこ」

【盲滅法】何の見当もつけずにむやみに事を行う・こと(さま)。やみくも。 ※めくらめっぽう

【文質】〔「文」はあや・かざりの意〕文華と質朴。また、外見と実質。

【彬彬/斌斌】(1)文章の外形と実質とが共に備わっているさま。「文質?其宜を得る/明六雑誌 21」 (2)文物が盛んに興るさま。「大宝の令は制度儀文全く備り―として観る可し/新聞雑誌 40」 ※ひんぴん

【文質彬彬】外見と実質とがほどよく調和していること。「文質彬彬としてこそ君子というものである」

【赫赫】(1)はなばなしい功名をあげるさま。「―たる戦果」(2)光り輝くさま。「―たる南国の太陽」 ※かっかく

【墨守】〔墨子がよく城を守り通し、楚軍を退けたという故事から〕昔からのしきたりや自説を固く守ること。「旧習を―する」

【旧習】昔からの習慣。古くから残っているならわし。

【旧慣】古くからの習慣。昔からのならわし。旧例。

唯唯諾諾】何事にもはいはいと従うさま。他人の言いなりになるさま。「―として命令に従う」

【係争/繋争】当事者間で争うこと。特に、訴訟を起こして法廷で争うこと。「―中の事件」

擬制】〔法〕〔fiction〕相異なる事実を法的には同一のものとみなし、同一の法律的効果を与えること。失踪宣告を受けた者を死亡とみなし、電気を有体物とみなすなどの類。

【緒言】(1)論説の言い初めの言葉。(2)前書き。序文。 ※しょげん

【徴表】その事物のあり方を特徴的に示し、他の物と区別する性質。属性メルクマール

【骨絡み】(1)梅毒が全身に広がり、骨髄にまでいたってうずき痛むこと。また、その症状。ほねうずき。(2)悪い気風に完全にそまっていること。

抹香臭い】抹香のにおいがする。転じて、いかにも仏教的な感じがする。ぼうずくさい。「―・いお説教

【可及的】できるかぎり。なるべく。「―速やかに撤去せよ」

【通暁】(1)夜を通して朝に至ること。夜通し。(2)すみずみまで知ること。「その分野に―している」

【掉尾】〔尾をふる意〕物事・文章などの終わりになって勢いを奮うこと。また、終わりごろ。最後。「―を飾る」 ※ちょうび

【掉尾の勇を奮う】最後の勇気を出して奮闘する。

【囲繞】周りをとりかこんでいること。「山々に―された地」 ※いにょう・いじょう

【畏友】尊敬している友人。

【言下】相手が言い終わったすぐあと。言い終わるか終わらないうち。「―に断られた」 ※げんか・ごんか

【淫奔】(女性が)性的享楽におぼれやすい・こと(さま)。多情。 ※いんぽん

【知解/智解】知識によって悟ること。 ※ちかい・ちげ

【哀訴】相手の同情心に訴えること。なげき訴えること。哀願。「彼は地主に―して/土(節)」

【充溢】満ちあふれること。「気力が―する」 ※じゅういつ

【釈義】文章・語句などの意味を解きあかすこと。また、解きあかした内容。解釈

【蹉跌】つまずくこと。失敗し行きづまること。挫折。「研究は―をきたした」「出立点から、程遠からぬ所で、―して仕舞つた/それから漱石)」 ※さてつ

【逢着】出あうこと。でくわすこと。「難関に―する」「屡々此の問題に―した/彷徨(潤一郎)」 ※ほうちゃく

【衡平】(1)つりあうこと。平衡。(2)〔法〕 一般的規定である法を、その適用において具体的事例に適するように修正すること。

語の意味はここからコピペ http://dictionary.goo.ne.jp/jn/

 
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