はてなキーワード: 千鳥足とは
俺は射精のことを「虹の瞬間」と呼んでいた。
今でもよく覚えている。自分が小学校の低学年だったとき、俺は橙色に染まった空を飽きることなくずっと見つめていた。
夕立が止み、雲が退いていくと橙色の夕日が辺りを照らし、その空には大きく立派な虹が掛かっていた。
虹は太く、巨大で、俺は見惚れるように虹を見つめた。
「美しい」といった言葉だけでは言い表せない、神々しさのようなものを感じたのだと思う。
まるで自分が、自分だけがこの光景と共にこの瞬間を生きているような。そんな倒錯感を覚えた。
俺はあの時、歴史から切り離された瞬間に立ち会ったのだと思う。
それから数年後、俺は精通し、そして自然とオナニーをするようになった。
すると射精の瞬間、決まってその瞬間にはあの虹の光景が脳裏に浮かぶのだ。
大学生になると俺は熱心なオナニー信者になっていた。朝昼晩。一日三回は基本として、プラスアルファが週に何日かあった。
しかしそれは単に性欲を満たすためではなかった。
俺は必死だったのだ。射精の瞬間に訪れるあの瞬間を、あの虹を捉えようとしていたのだ。
射精の快楽。虹の瞬間。大学時代、俺はそんな事ばかりを考えていた。
なぜ射精で快楽を感じるのか。なぜ射精のときのあのときの虹を思い出すのか。
その理由を知りたかった。俺はずっと、あの虹を追いかけていたのかもしれない。
転機が訪れたのは二回生になった頃。友人たちとの飲みの席で、俺が童貞であることがバレた。
当時はそのような話題が上がれば「とりあえず風俗で済ませて来いよ」というのが普通だった。
だが金はない。すると友人たちがカンパを募り、俺のソープ代を集めてくれた。
正直それでも戸惑いはあった。だが彼らの友情を反故にはできない。
俺は意を決するとその金を握りしめ、ソープへ向かった。
結論をいえば駄目だった。
初めてになるはずの女性はバストが大きく、小型の南瓜ほどの大きさがあった。
乳房はとても柔らかく、彼女は人柄も良かった。俺が初めてであることを伝えると彼女ははにかむように笑い、「緊張しないで、大丈夫。私に任せて」と言ってリードをしてくれた。
店を出ると友人から連絡が来た。どうだったかなと聞かれ、俺は正直に駄目だったと伝えた。
友人は「最初はまぁ、そういうもんだ」と言って俺を責めることはなかった。
俺は女性の身体に慣れていないことや、緊張のせいだと言い訳したが、違うんだ。実際には違っていた。
勃起はしたのだ。挿入も出来た。
だが彼女の中で射精しそうになると、不意に虹の光景が俺の脳裏に浮かんだ。
その瞬間、俺の物は干からびた薔薇のように萎れ、それから一切合切駄目だった。
虹の瞬間は俺にとって至高の瞬間であったが、同時にそれは呪いでもあった。
その後、俺は何度か店に足を運んだもののやはり駄目だった。
橙色の空に浮かぶ、巨大で、太く、美しいアーチを浮かべるあの虹が。
俺は虹に恋をしていたのかもしれない。虹は、俺にとってのファム・ファタールであったのだと思う
次の転機が訪れたのは4回生になったばかりの頃。
合コンで意気投合した女の子は、俺の性格とは真逆で、明るく、ハキハキしていた。
クラスで人気者のタイプの女子だ。実際、彼女は明るく、美人で聡明。周りに人が絶えないような人だった。
そんな女子がどうして俺とそういうことになったのか未だに不明だ。
俺は酒に酔いに任せて彼女を誘い、酔っていた彼女はそれに応えた。
俺たちは抜け出し、コンビニでチューハイを買い、飲みながら千鳥足で当てもなく歩き、面白いことがないことに笑ってホテルへ入った。
ベッドの上に俺は倒れ込んだ。多少の眠気があった。でもそれは途中で買ったミネラルウォーターで多少緩和されていた。
仰向けになって寝ていると、口を塞がれた。目を開けると彼女がそっと俺に口づけをしていた。
彼女は既に下着姿だった。舌を入れられ、グレープの味がした。チューハイの味。少し分けってもらったやつ。9%。
そんなことが頭の中を過ぎり、彼女は俺のジーパンを降ろし、パンツを腿までずらすと俺の物を弄ぶように触り、触り、それからゆっくり口に咥えた。
彼女は音を立てるようにフェラをした。俺は一気に酔いが覚めた。血流が良くなる感覚。俺の物はウルトラマンのように肥大化していった。
それを見て満足そうに、彼女は上目遣いで俺のことを見て微笑む。
舌が絡みつき亀頭を刺激され、俺はイきそうになると同時に虹が脳裏に浮かび萎えそうになったが彼女のフェラピストンが始まり俺はその数秒後に射精した。
そう、俺は射精したのだ。
彼女の口の中で俺は果てた。そのとき、俺の脳裏から虹の瞬間が消えた。
遥か彼方に遠ざかっていき、それが単なる過去の一つの記憶に収斂していくような感覚。
彼女は「気持ちよかった?」と喉元を揺らしてから、俺に聞いた。
俺は頷いた。そしてこれ以降、俺はもう虹の瞬間を見ることがなくなった。
上書きされてしまったのかもしれない。かといって別に、俺はこの瞬間のフェラのことを射精の度に思い出すことはない。
そう言った意味では、やはり「虹の瞬間」は特別だったとだと思う。
これはただそれだけの話で、こういったことは稀にあるのではないかと思うが、ネットではあまり見かけないので書いてみた。
あまりリアルでは言えない話でもあるので、もし同じような人が居たら教えてほしい。
あなたにとっての、”虹の瞬間”を。
他には盗撮スレ、妻や妹を盗撮して晒すスレ、私物ぶっかけスレ、覗きスレなどがある
「性犯罪を踏みとどまるためのスレ」は性犯罪をやめられない者、やめた者、やってしまった者、やめさせたい者達が書き込んでる
2023/12/06(水) 03:02:45 ID:5.VoJHUA0
なかなか辞められないから困っている
AIでも何でもいい!
辞めさせてくれ!
ただ、以前に鬱病になった時には辞められた
それ以来、逆さとトイレは辞めているが
2023/12/06(水) 12:31:54 ID:1QsR.1I6i
めちゃくちゃ気持ちよかったけど捕まるの怖いからそれ以降やってない…
18名無しさん
2023/12/06(水) 12:42:58 ID:eG9akJeU0
最近ジェンダーなんて正当化されてるし、権利だとか人権だとか?言われてる。
ホモセクシャルの男に言い寄られてハッキリ拒否ったら逆に差別だと言われたなんて話もある。
なのに俺達は、何かあれば変態扱い。
覗きとか勝手に人のプライベートを見てるのだからいけない行為だとは解るが、近年の極度の厳罰化はつらい。
昔みたいに軽く穏便にではなくなった。
25名無しさん
2023/12/06(水) 15:26:46 ID:SbiZfBSs0
最初はエロ画像まとめサイトみたいなのでパンチラ画像見て満足してたんだけどな
少し過激なのみるようになってダウンロードするようになって女の姿撮りするようになって民家の盗撮するようになって
なんか切っ掛けが有るわけじゃないけどちょっとずつ一線を越えていく
今は抑えれてるけど結局見るのは辞めれんしシャワーの音が聞こえるだけで衝動が湧いてくる
引き返せるうちに引き返したほうがいい
27名無しさん
2023/12/06(水) 17:03:31 ID:ogWJ0G5Ii
実名報道、一家離散、多額の弁護士費用と罰金なんかと見知らぬ女の裸を天秤にかけるとどちらがいい?
2023/12/06(水) 22:33:40 ID:mJXIrtPk0
それがね
イイ女とセックスした記憶、昇格して給料が増えた記憶、家族と過ごした楽しい記憶ももちろんあるんだがこれにはまるで及ばない
失ったものが元に戻るのと、後10年盗撮を楽しめるのどちらがいいか問われた時
32名無しさん
2023/12/06(水) 23:59:15 ID:m61fnoYQ0
最初はたまたま外出したついでに、目に付いたJSのスカートの中にサクッとスマホを入れる遊び程度の感覚だったのが、それを目的に外出するようになってJCJKとターゲットが広がっていった。
特に制服JKを見かけると急激に体が熱くなってきて、どうしてもこの子のスカートの中を知りたい衝動を抑えきれない体質になってきた。撮ったところで体操服の短パンが大半なんだけど、たまにブルマや生パンの子もいるし、本人も撮られたことに気付いてない。スカートの下が体操服だろうが何だろうが、目の前にいる地元校のJKを自分が撮ったという達成感や、興奮を一度知ると止められなくなる。
撮るときって自分の人生や将来、家族のこととかそんなことは完全に飛んでしまってて、当然やっちゃダメなのは分かってるのに体と頭が言うこと聞かない。脳内麻薬とかドラッグと言っていいと思う
39名無しさん
2023/12/07(木) 08:39:44 ID:y39AkYaMi
2年ほど前から同じ部署で面倒を見てきたこともあり、その子からは仕事やプライベートの悩みも相談されたりと明らかに他の男性社員より信頼され好かれているのは分かる。
にもかかわらず、裏ではその子の飲み物に唾液や精液を入れたりしていて、それがやめられない!
しかもその子が、先日、結婚し執着は更に増して好きという感情は完全に捻じ曲がったものとなり、飲み物への混入は更にエスカレート、更に尾行やストーキングのような行為で自宅を調べようとしたり、、
普通に接していれば、他の人よりも親しいのに、それだけで気持ちが抑えられず、その子を全てを征服したい!という異常な衝動にかられて行動してしまう。
バレたら仕事も何もかも失うことは頭では分かっているが、体は言うこときかない。
性癖やシュチュエーションは違えど、やめられない皆さんは頭では分かっているが、、と言う似たような脳内状態なのだと思う。
53名無しさん
2023/12/08(金) 15:47:47 ID:Nzjop8jMi
俺もめちゃくちゃ盗撮に興味があってお気に入りの電車でのガチの動画をネットで拾って携帯に保存してた。
いつか自分でやってみたいと思って小型のカメラを買ったまでは良かったけど勇気とタイミングが悪くてなかなか実行出来ずにいた。
そんな時に友人が警察に捕まって何故か共謀者の疑いをかけられて警察に取り調べを受ける事があって携帯の中まで見られた時に
「これ君が撮ったやつだよね?」
ってめっちゃ疑われてそっちのせいで取り調べがものすごく長くなった事がある。
そうゆうのを見るのは全然構わないけど自分でやらないようにって言って解放された。
もし自分で撮ってたらそのまま豚箱にぶち込まれてたかと思うと怖くてカメラも捨てた。
何が言いたいかって言うと人生マジで何が起こるかわからないから自分で手を出すのはやめといた方がいい。
61名無しさん
2023/12/09(土) 01:14:57 ID:uUFA4g3o0
先月後半から今週末くらいまでが中高の期末試験のピークで、昼間出かけると制服JKがチョロチョロいて危なかった
運良く店内にJKいなかったりタイミングが合わなかったり、他人の目があったりで何とか盗撮しなくて済んだ
しかしもう今月後半には終業式だから、年明けの始業式ごろまでまた気を配らないと何かしてしまいそうで怖い
平日の昼だし学校行事も何もないからと安心して出かけると、なぜかポツンと一人だけ制服JKがいたりして、そういうときが結構危ないんだよな
67名無しさん
2023/12/09(土) 07:09:41 ID:FeFDbY3Mi
自分で言うのもなんですが、表では上司、部下、みんなに信頼され、第一線でバリバリ仕事してます。
でも裏では誰よりも信頼してくれている部下を好きになってしまい、充分仲良いのにそれでは満足出来ず、その子に執着、バレないように飲み物に精子を入れたり、尾行、隠し撮り、ストーキングによる自宅特定など、、やめられない。
その子が最近結婚して更に執着は強くなり好きと言う感情は捻じ曲がり、バレたら全てを失うと頭ではわかっていても、その子を見るだけで、何ならその子の名前を見ただけで、スイッチが入ったようにもう自分でも抑えられないほどの衝動が襲ってくる。
まさに心の中に別の感情、残虐なもう1人の自分のようなものが居てそいつと入れ替わる、そんな感覚に陥ってしまう。。
74名無しさん
2023/12/09(土) 11:13:56 ID:wMcZIrzM0
レイプはした事ないけど逆さはある。痴漢はした事もされた事もある。
女性でも求めている人もいるが、9割以上は嫌がっている。
同じ車両で痴漢で捕まった人がいて、他人の冷めた眼差しといったら・・・
そのシーンと自分がされた時を考えていたら、俺は何やっていたんだろうと。
とりあえず逆さと痴漢は完全に辞められた。
まだ民家とか自信がない。
88名無しさん
2023/12/11(月) 12:54:53 ID:2G5ouKJo0
怖いですね。
比較的大きな会社勤務で防災訓練の時に初めて見かけて一目惚れしたのですが、社内報でその人がインタビューされていて名前と顔が一致してしまいました。そしたらなんとメールや電話では何度も噺をしたことがある人でスイッチが入ってしまいました。
とにかく綺麗なお姉さんです。
ある日のこと、ちょつとした事からその女性の個人情報を知ってしまいました。
ある時に少し離れた所かから見ていた時に浴室の灯りがつき近づいてみると肌色のシルエットが窓に写ってました。
さらに通っていると彼女は鍵をかけずに入っている事がわかりました。
それでも勇気が無くただ通ってるだけでした。
ある日意を決して敷地に入り(道から仕切りもなく簡単に前に行ける)窓を少し開けてしまいました。
なんとなく体の一部手脚が見えましたが、突然隣のオヤジが出てきて慌てて逃げました。
その後も数回行きましたが未遂のままです。
他スレで止めとけとか書かれましたので今は行ってません。
でも夏が心配です。
どうにか踏み止まりたいです。
2023/12/13(水) 09:59:57 ID:4FwBfH3s0
友達が盗撮で後日逮捕されて盗撮の何が興奮すんねんって思って逆さ撮り動画とか見てみたらいつの間にか俺も毎日のように検索してた。
そしてエスカレーターとかで女性が前にいると自分も撮れるかもとかそんな考えが頭をよぎる。
でも絶対やらん。薬物みたいなもんや。
2023/12/13(水) 12:52:28 ID:SR4Vwc2U0
俺も似てる。
彼女が風呂盗撮されて投稿されたのでは?と思い盗撮サイト検索しててら、いつの間にかこんな世界があったのか!と興味津々になっていた。
137名無しさん
2023/12/26(火) 01:13:05 ID:.rHC4vHsi
人生終わる寸前だったと思う。
絶対にやめておいた方がいいですよ。
本当にバカなことしてきたなと後悔している
140名無しさん
2023/12/26(火) 10:09:31 ID:pvPr2vMwi
バレてその場は逃げ切りました
でも状況的に後日捕まると思って警察行きました。
自分も詳しいわけじゃないですが、誰にもバレずにっていうのは難しいんじゃないかと思います。
事後対応がしっかりできなかったのもあるんですが、罰金払って終了しました。
164名無しさん
2023/12/29(金) 14:43:59 ID:AC1lJL8w0
でも私は鬱持ちなんで、たまに自分が嫌で仕方なくなるんです
その時は性欲も消えまして断捨離できるんですよ
それでも鬱期が過ぎさると再び性欲が出てきまして後悔するんです
「九州の某町の女子高生は田舎の子なのに天然記念物級に可愛い美少女で、堀が深くクッキリした眉と大きな瞳は女優さんみたいだけど陰毛も濃かった、何で消してしまったんだ」
「山◯のスポーツカーに乗ったOLは凄くいい女で格好良かったから尾行して風呂覗きした、ある時彼氏が遊びに来ていてSEX始めた貴重な動画、もう一度見たい」
「山◯地方の某都市のお稽古の先生は雑誌やテレビにも出ていて本当に綺麗な人だったけど凄く親切にしてくれて、毎週お稽古はせずにお茶だけ飲みに通った大好きな人、転勤直前に美しい全裸を撮れたのは奇跡だったな、僕に撮られたのを知らずに転勤前に送別会まで開いてくれて涙が出た、もう一度会いたい」
「某首都近郊都市の女子大生はモデル級の容姿で特にスタイルは最高だった、TOKYOガールズ◯◯出場のファッション紙読者モデルと後から知った、何で棄てたんだろ」
とか常に思ってます。
でもそれが良かったかもしれませんね
ある時は病気とストレスから警察にい追われているという強烈な妄想と言うか強迫観念に襲われて、機材全て壊して廃棄した事もあります
その時は首都近郊都市の中3の美少女を追い求めて高2の時にやっと撮れて姿撮りと合わせて投稿したところ、美少女の知り合いらしき人物に脅されました
私自身、異常な人間で極度な面食いと自覚してますが記憶にあるだけでも200人以上の厳選された女性と修学旅行など不特定多数の裸体を撮って1度も御用になっていないのは、ヤバくなった頃には転勤になってしまった事と毎年の様に鬱期に入って全てを棄てる事をして来たからだと思います
私が投稿した女性達の画像はいまだに誰かが貼り付けていますが、オリジナルは全て廃棄しており逆に拾ったりしています(笑)
もう年齢的にも過激なチャレンジはしてませんので、過去の画像も無くて身軽でクリーンな感じです
196元性犯罪者
2024/01/09(火) 19:52:36 ID:ETPUd8VI0
強制わ○せ○で4回再逮捕された起訴されたのは1件で執行猶予ついてありがたかった。
余罪は全部で60件ぐらいやったけど被害届け出てるやつとか証拠が足りなくて助かったと思う。
一応調書には全部書いた。
自分がした内容は夕方から夜中にかけて自転車に乗ってる美人.可愛い子.制服ミニスカJKをバイクで追い抜きざまに少し速度落として左手で3回ぐらい胸を鷲掴みして揉んでからダッシュして逃げてるのを繰り返してた。
それで自分は童貞だったので段々エスカレートして次はマ○コを触りたくなって ターゲットをミニスカJKにだけ絞って 友達と遊び帰りの子やバイト終わりの子を家まで尾行したり帰り道のルートや時間まで把握してたから順番に実行にうつした。
バイクで先回りして待ち伏せしたり背後から近づいてからJKの口を左手でふさいでからパンツや黒パンの上からマ○コ触りまくったあとに指入れたりした。
そんなに昔の話じゃないです。
正直自分じゃ相手にされない好みの子ばかり狙った性犯罪なのであんなに柔らかいJKのマ○コの感触が忘れられません。
性犯罪の裁判は本気で恥ずかしいし情けないと思った二度と経験したくないと思った。マジで。
198名無しさん
2024/01/10(水) 00:59:13 ID:2YUx6vGY0
やった事は似てる。
俺は学校帰りのJK、仕事帰りのOL、遊んで酔っている若い娘達のパンツめくり。
半径5km以内で50人位。
主にミニスカートの女をねらったね。
思い出深いのはミニスカート+ハイソックス時代のJKでいつも夕方に目撃する超可愛い子。
ある夜に獲物を探していたら、偶然夜10時位に歩いていたのでロックオン。
後ろから迫ってスカートめくってパンツずらしてマンコ触りまくって陰毛を抜いて逃げた。
もう一人は酔ったOL、これまた美人なのに千鳥足で夜の道を歩いていたからロックオン。
同じくスカートめくってパンツを足元までずらしてマンコまさぐった。
そしたら怒ってバック振り回して追いかけて来たのは良いが、足首にパンツが絡みついてノーパンで転んでいたよ。
そんな事を繰り返していたら何と連合自治会で張り紙やビラが回って『痴漢に注意』とか騒がれ出した。
更にしたらば掲示板の地元板でも騒がれて、今夜辺り決行するか?とか書き込まれてる内に『ケッコーマン』なんてあだ名がつけらててしまった。
程なくして、住民達の夜警が始まり、警察の警らも多くなって、いよいよやばくなって来た。
ビラには中肉中背の30代位でどうのこうのとか、覆面を被っている時があるとか書いてあって、俺そのものだった。
警察の足音が聞こえて来たり、近所の住民に監視られてる気がしたり、職場の誰かが警察に通報している気がして不眠症となり、病院に行ったところ統合失調症による妄想と診断された。
仕事も休職する事になり、自宅に居ると常に誰かに監視され、警察がピンポンと来る気がして発狂したりした。
そうなると痴漢どころではなくなっていて、いつの間にかやめていた。
結局引っ越しをしたら安心出来て病気も直って、犯罪も治まった。
199名無しさん
2024/01/10(水) 03:09:47 ID:8MoUVbss0
痴漢は軽い尻タッチ含めて数え切れないほどあるけど、そこまで激しく強烈な行為をした経験はないな
中学生の頃だったら、家の近くの公園で一人で遊んでたJSのスカートめくってパンツ脱がそうと試みたことはあったけど、めくった瞬間に必死にスカート押さえて抵抗され、声出されると思ってちょこっとお尻に触れたくらいで逃げた
高校の頃には商業施設ですれ違いざまにJCのおっぱい触って、施設内にいたところを警備員に連行されて署に連れて行かれたものの、証拠不十分だったからか厳重注意だけで当日中に釈放されたこともある
きょうは繰り下げなし
ケーブルテレビSTBでは見られない場合が多いようなのでBSパススルーとか
地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報要確認
01.07
白:福手達晴@岐阜47
・かかしとどさんこ
・02 エルヴィス・プレスリー
・03 岩手(県
・05 仲邑菫 なかむらすみれ
・07 モンチッチ
・09 [近似値]171万6,761(人
・11 ワシ
・13 [3択]1(番
・14 山部赤人 やまべのあかひと
・16 3 60万円
・18 スキャット
・19 千鳥足
・20 3(人
・21 前島密 まえじまひそか
・25 浜松(市
・29e 膵臓 すいぞう
今日の事はどこかに書き記して、そして忘れたかったから、この日記帳に記して捨てるつもりだ。
昨日、初めて限界を超えて酒を飲んでいた。
自分は酒を好む性格ではなく、ましてや日常的に飲むことはない。
3%の酒くらいが関の山で、それでも2,3本飲めば終わりしておく。
その原因はもっと単純で、計画中の旅行の代金をもっと安くできたはずなのに、それを選ばなかった事を後悔したこと。
そして、その後悔を覆すためのキャンセルができないと知ったことだった。
しようと思えばもっとできるのかもしれないが、そうしたならば折角の休学中の身分を活かしきれないと思っている。
それに何より、休学後、つまりは来年度の内定先の月収を超えてしまうのは、何となく、来年度からの仕事に身が入らなさそうで嫌だったのだ。
そんな我が儘による月10万程度の稼ぎ。
それを優に超える出費というのは、慎重に選ばなければいけなかった。
それなのに、キャンセル不可。ついでに変更不可。
もっと安くする手段があったはずなのに、慣れていないという理由から友人に全てを任せてしまって、いろいろと決められた時には手遅れだった。
数万単位の金は戻ってこない。やり場のない感情だったから、愚痴を言うほかは無かった。
私は母に対し、愚痴を言った。
母がよくそうするように。
私はもう解決しないことを愚痴って、気持ちの整理を付けようとしたのかもしれない。
もっと働いて金稼げとか、過ぎた事なんだからしょうがない、とか、そんなありきたりの回答は欲しくなかった。
しかし、愚痴を聞いた母の回答は私の予想以上のものではなかった。
もっと働いて金稼げとか、過ぎた事なんだからしょうがない、とか、そんなありきたりの回答をくれた。
私はその回答を予想していた。母はその通りに答えた。だから最初から、濃いめの酒を私は準備していたのだろう。
それでは足りなかった。
いつもは母が愚痴を言う方で、それが逆転した希少な状況。
そして、私の愚痴の原因は、数万円程度の失敗。取り返そうと思えば、いつでも取り返せる額だ。
だから、私を面白おかしくいじろうとする意図が見て取れた。例えそうでなくとも、私はそう感じた。
私はすぐに酒を飲み干し、買い物に行くと言って外に飛び出した。
そして、コンビニで濃いめの酒を数本買った。
外は幸いにも涼しく、天気が良かった。
日はすっかり沈んでいて辺りは暗く、住宅街を抜けた先の河川敷に移動してしまえば、辺りの暗さは一層に増している。
つまらなかった。
すぐに酔いは回らない。酔いが回っても楽しくもない。自分を責める声だけが、自分の口から漏れ出していく。
だけれど、その大小を決めるのは私である。
途中で何人もの人々とすれ違ったはずだ。
自転車のヘッドライト、ペットの光る首輪、ランニングする人々。
誰も私を気に留めない。
発狂した。
だから、いろいろ上手くいったこともあるし、だからこそ、上手くいかなったこともある。
休学の理由もそうだ。
研究室という閉鎖空間において、パワハラ気質の教授という最悪な人間にあたってしまったが、それでも魅力的な研究をしていると思っていたから、ついていこうと頑張ってきた。
だが、そんなもので人を見るべきではなかった。
研究という科学的なプロセスにおいても、科学的事実よりも人格という感情論を優先して上に立つ者を選ぶべきだったのである。
幸いにも私は、その環境を脱し、色々な苦労を経て、就職先とバイト先を見つけることができた。
ただ、私の性格というものは、どうにも変わり切れていなかった。
今は実家に戻っていて、いわば、居候のような状況で、居心地が良いとは言い難い。
だから度々、客観的には帰りの遅くなる母を思いやって、主観的には居心地の悪さを緩和するために、そして、小言を言われないように、家事を手伝った。
そして、度々、私は母の愚痴を聞いてやるのだった。
さて、発狂した私の話に戻そう。
私は発狂のあと、酷くなる頭痛を治めるために水を買いにコンビニに行った。
水のペットボトル、酒の缶。
それを買って、再び、河川敷に戻る。
空を仰ぎ、水を飲む。頭痛はずっと続き、私を苦しめる。
自分が何もかもの原因で、自分のせいであり、自分が悪いんだと、私は自覚した。
その時、自転車が通り過ぎた。
座り込んでいる私に一瞥もくれずに。
私は買って来た酒の缶を地面に叩きつけた。
噴水みたいに酒があふれ出す。
私の心の中のように。
気が付けば時刻は夜11時を回っていた。
私のスマートフォンは、何の通知も受け取っていなかった。
膨大な数のラインを母に送った覚えはある。それを受けてから、掛かってきた母の電話に出る気は無かった。
これからの私も、これまでの私も、今の私も、他人の事を思いやるくらいはできると思っていた。
傲慢だったらしい。
帰ってみれば、母は寝る準備を済ませていた。
私は一言だけ、たぶん「ただいま」とかいう当たり障りのない言葉を取りあえず投げつけて、ベットの上で、床で、風呂で、眠れない時間を過ごした。
一度だけ、母が目を覚ましていたような気がするが、あれは気のせいだったということにしておく。
そして、朝日が昇った。
私はまだ痛む頭を抱えながら、外に出た。
清々しい朝だった。
私の気分も晴れ晴れとしていた。
心の枷が外れたような気がした。
そのことに気づいただけでも、十分だった。
思いやりは、最小限で十分だと気が付けた。
パンデミック前に体験したほんのり(と当時は思っていた)怖い話を残しておきたいと思います。
当方外資系の商社の営業部で働いている身なのですが、時折他国の支社に出張する機会があり、初めて上司を伴わずに一人で出張となったのが2018の事でした。行先はタイのバンコク。
数日間の忙しい仕事や打ち合わせを終え少し気も楽になった私は、一人であったこともあって独身男性の好奇心のままに夜の街に繰り出すことにしました。
ここでなぜか日本人特有のシャイさを発揮した私は、日本人の溢れる某エリアを避け、バンコク中心部から北東に離れた歓楽街に向かいました(念のためエリアの具体名は避けたいと思います)。有名歓楽街では女性を品定めして「買う」スタイルが主流であるのですが、当時彼女がいた私は海外とはいえそれも気が引け、そのバンコク北東エリアではセクシーな女性と一緒に飲んで楽しむというスタイルがメインとネットで見かけたのも私を後押ししました。
22時頃現地に到着すると、そこら中ネオンやサインで目がくらむというような感じでもなく、一目見て外国人と見受けられる男性陣もまばらです。予想以上のローカル感に少々面喰らいましたが、それらしきバーにとりあえず飛び込んでみました。
店内は50名程度はくつろげるであろうスペースのバーで、奥のステージでは5,6人のお姉さんがやる気のない感じで体を音楽に合わせて揺らせています。
稼ぎ時であろうと思われるのですが、店内には数名の地元客と思われる人たちしかおらず、外国人は私一人でした。今考えると繁盛店でなく、外国人もいない時点で危ない香りがするのですが、興奮と好奇心がMAXに達していた私にはそのことは全く気になりませんでした。
空いている席に着くと、小さめのドドリアのような小太りのおばさんがドリンクとフードのメニューを運んできます。地元密着型であるためか価格はとてもリーズナブルで、万が一の事を考えてかなりの額を両替してきた私の心配は杞憂に終わりました。一通り注文を終えると、ミニドドリアは「ガール?」と言います。どうやら席に女の子を付けたいか、という事のようです。満面の爽やかな(つもりでとても気持ちの悪い)笑みで「プリーズ!」と言うと、ミニドドリアが去って行った後に小柄の可愛い女の子が私のもとにやって来ました。
女の子はとても可愛い!某ダレ〇ガレさんを小柄にしたような彼女は、私のもとに来るなり隣の席ではなく私の太ももの上に座りました。片言の英語でコミュニケーションを取りつつ、私の手を彼女の体のあちらこちらに導く彼女に、この時点で私の興奮はマックスです。気持ちが大きくなるうえに彼女におねだりもされ、オーダーも進みます。ドリンクや追加注文をするたびに席で現金で払うシステムなのですが、現地の通貨になれていない私は正しい紙幣を探すのに苦心し、彼女に助けてもらう始末でした。今考えるとこれがいかに無警戒だったか…
さて、そんな形で楽しく30分ほど飲んでいた所なのですが、まだビールにカクテルを2杯ほど飲んだだけなのに、急に頭が朦朧としてきました。右手でダレノ〇レさんのお尻を撫でながら、楽しさでIQ2になった頭で必死に考えます。「これはもしや…何か盛られた!?」そうこうしている間にも、ますます頭が働かなくなってきます。横にいる女の子に私を心配する素振りが一切ないのも、ますます私の不安を煽りました。
(寝込みに財布の金を根こそぎ取られる…?痴態を撮影されて脅される…?まさか体を切り裂かれて臓器が…)と最悪のシナリオが頭によぎった私は、「今日は帰る」と女の子に告げ、もつれる足で何とか店の出口に向かいました。そばにいる店員は口々に「レスト!レスト!」と言ってきます。いよいよ危ない感じがしてきました。
ひどい千鳥足で出口までの道のりは永遠にも思えましたが、店のドアを開け、外で目に付いた最初のタクシーに飛び乗りました。
その後の一時間ほどの事は全く覚えていません。幸運だったのはタクシー運転手が超が付くほどの聖人だったことです。行先も告げずに気を失った私をとりあえず安全なバンコク中心部まで送り届け、そこで車を停めて起こしてくれました。彼の言うところによると、私の後を追って店員がタクシーのもとへやって来て、「この外国人は気分が悪いみたいだからうちで介抱する」と車から降ろすようにしきりに促していたようです。そこで車から降ろされ店に帰されていたら、果たして無事に帰国できたか分かりません。
ちなみにその後、混ぜ込まれた薬物の質が悪かったせいか、宿舎のベッドからほぼ動けない状態で上下の口からのマーライオンに2日間悩まされたのですが、理由が理由だけに同僚にも何も話せず、ただの体調不良を決め込んだのでした…
日本でもニュースなどで、女性をターゲットにした「デートレイプドラッグ」が報道されることがあります。しかし男性でも私のような形でターゲットになることがあるとは想像だにしておりませんでした。
ハルシオンやデパスのような即効性のある薬を、しかも店までグルになって仕込まれると、ほぼ対抗策がありません。私のような無鉄砲なエロ河童は少ないと思いますが、海外にお出かけの際にはくれぐれもお気を付けください。
結婚して初めてホストクラブに行ったので、記憶の整理のために書いた。同じ空間にいた人なら一発で誰か分かる内容だが、果たしてあの空間にはてな匿名ダイアリーを読む人はいるのだろうか?
Too Long; Didn't Read.
【忙しい人のために】支払総額10万。閉店後のデートで同衾を誘われて逆に萎えた。キスはされたがセックスはしていない。既婚者が行ってはならない場所だと痛感した。
【スペック】結婚約10年目、子なし、レスだが仲は良い、アラフォー、田舎在住、普通体型、不美人。性欲はあまりないがときめき欲(?)はある。田舎すぎて職がないのでオンラインで小銭を稼いでいる。
【本文】
ある日東京に行き、用事を済ませた後一人でホストクラブに行った。結婚前は都内在住で、メンズキャバクラ(今は廃れつつある時間制ホストクラブ)に1年ほど惰性で通った苦い経験がある。最近はホストクラブやホスト個人がYouTubeチャンネルやSNSアカウントを開設しているので、店に行く前からホストクラブの雰囲気やホスト個人のことを知ることができる。あるチャンネルを通じ某大手グループ所属のホストXを知り、声と顔が好みすぎて会ってみたくなった。配信で「既婚者がお店に行ってもいいですか?」という質問に、「全然OK! 人のものっていいよね」とあしらっていたのも決め手になった。
行く日の夜、インスタのDMで「Xさん初回指名で今日お店に入れますか?」と連絡すると、しばらくして「ありがとうございます!顔写真付の身分証明書が必要なので持ってきてくださいね」という旨の返事。初回指名とは指名するホストを予め決めて初入店すること。普通、初入店時は指名ホストを決めるために1人5~10分くらいでホストが入れ替わり立ち替わりやってきて、これを初回と呼び、1時間3千円〜と安い。初回指名は2回目以降の来店と同じ扱いで、予め指名したホストが接客し、だいたい2万〜。
上品そうに見える服にハイブランドのスカーフ、金持ちを装った小さい鞄をひっさげ、軍資金として独身時代の貯金から15万おろす。店の付近で迷ってしまい、恐怖と緊張が高まる中、なんとか店を見つけてエレベーターで昇り、震える手で店の扉を開ける。YouTubeやTikTokで見たままの店内、見たままの美丈夫たちが目に入り、テンションと緊張と恐怖が最大値になる。受付で身分証明書を見せる。コピーはとられなかった(たぶん)。書き物もなし。ホストに呼んでもらう下の名前(偽名可)を聞かれて本名で答えると、若手ホストに席へと案内された。
21時少しすぎに行ったが店内はまだガラガラ。ホストクラブは通常19時開店だが幹部(売り上げの多いホストたちの呼称。毎月売り上げ上位をキープするなど、条件がある)は21時に出勤するところが多く、同伴(出勤前に姫(=客)とデートすること)してから来るためと思われる。
若手ホストにメニューを見せてもらう。発泡酒や缶酎ハイは2本セットで2000円。水商売では明記された値段に消費税と、TAXという名目の法外なサービス料約25~45%が加算される。グラスワイン1杯3000円、有名日本酒4合瓶3万円〜、スパークリングワインボトル5万円〜など。すでに高い。この店の場合、消費税とTAX入れて支払額は書かれてある値段に×1.5しなければならない。
飲み物を迷っていたら担当(指名したホストのこと)となるXが登場。わー! ばり好みの顔! YouTubeでの印象より背が高い! 身体つきが思ったより男らしい! 超好みの顔! いい声! 上品な色味の上等なスーツ! ほのかないい匂い! 感極まって思わず立ち上がりペコペコするキモいムーブをかますと「その反応めっちゃ嬉しい!」とリップサービス。並んで座ると膝の先を触れ合わせてくる。既に刺激が強すぎる。
「来てくれて本当にありがとう! SNSとかで『行きます!』って連絡来ても9割来ないからさ〜」といった会話を至近距離でする。顔が近い! すごく目を合わせて会話してくる! カラコンで目がちょっと充血してる! リップが淡いピンクでぷるぷる! マットなお肌! 化粧品または香水のいい匂い! 脳内麻薬が瀑布のように分泌され、体がじんわりと変な風に麻痺してくる感覚に陥る。
担当から店の料金システムを説明される。席料は固定であとは飲み物代が加算されるだけ、とのこと。予算は5万円と伝え、とりあえず自分と担当に白ワイングラス、ヘルプ(指名ホスト以外で席につきお喋りしてくれるホスト)に缶酎ハイを注文。時々膝に手を置かれつつ、「どうして俺指名なの?」「YouTubeを見て……」「いつから?」「初めてYouTubeチャンネルができたときから……」「えーすごい! 古参じゃんw」みたいな会話から入るが、一杯目を飲み切らないうちに内勤(ホストをどの席につかせるか等を指示する裏方)に呼ばれていなくなった。
ホストクラブは売れっ子になればなるほど自分以外の指名客(被りと呼ぶ)も来るため、高いお金を払っているのに自分の席についてくれる時間が少なくなるので、席についてもらうためにはより高額の酒を入れなければならない、という鬼畜な商売である。高額な酒を入れると、「[ホスト名]の姫様より[酒名]が入りました〜!」と被りを煽るようなクソデカ店内放送が入り、シャンパンコールとなる。
担当がいない間は卓を挟んだ向かいに他のホストがヘルプについてくれる。主に若手や新人がついてくれるが、数分だけ幹部もついてくれた。「隣座ってもいい?」と聞かれるも「あなたの姫に悪いから大丈夫です」といい人ぶって断ると「優しいんだね」とにこり。幹部は纏う空気が柔らかく、ドキドキするというより癒される感じがして話しやすく、なるほどこれが売れっ子なのかと思った。
3人くらい新人ホストが入れ代わりヘルプについた。そのうちに他の席も埋まり出し満席になる。他の席に担当がいるのが普通に見えるし声が通ってよく聞こえる。被りの姫がエレベーターに乗るときに肩を組んでいるのがちょっと見えて気になってしまう。姫たちは水商売風の人もそうでなさそうな人もいて年齢は20〜40代くらいだろうか。可愛い人や綺麗な人ばかりで背筋が伸びる。
新人ヘルプでも会話に困って気まずい、ということはないが、店には他の席の会話を聞かれないために大音量の音楽が常に流れており、大声で喋り続けるので喉が枯れてくる。龍角散ダイレクトを持参すればよかったな、とこぼしたら、ヘルプの一人が龍角散のど飴をくれた。いい子~!
やたら長く感じて正確には分からないがたぶん40分くらいすると担当が戻ってきた。酒が進み、白ワイン2杯目を自分と担当に追加。スカーフを巻いてもらうなど戯れあう。この辺りからボディタッチがあからさまに増えてゆく。膝に手を置くほかには腕を回したり肩や頭を寄せ合ったりふくらはぎをスカート越しに揉むなど。小中高と容姿で虐められていた私のような不美人にもけっこう触れてくるんだなと思ったが、手慣れているというか、勢いがありすぎるというか、誰にでも同じようにやっていそうな雑な感じがした。確かこの辺りでLINEの交換をしたと思う。最新型のiPhoneの画面は少し割れていて、LINEはウケ狙いのような画面で萎えた。非現実的な空間で現実に引き戻させないでおくれ。
グラスが空いたものの、「そろそろ予算に達しそうだけどどうする?」と言われ、「1、2万なら超えても大丈夫」と答える。赤ワインを担当と自分に追加。チェイサーがわりにジャスミン茶も追加。
赤ワインが来たあたりで担当に仕掛けられている感覚があった。抱きつかれたりキスされそうになったり、今後通わせるためか艶めいた色を滲ませるような会話内容になってくる。今日初めて会ったのに早すぎないか? 田舎在住で頻繁には通えないから最初からフルスロットルなのだろうか。「いつ東京出るの?」「明日」「えっ、じゃあ今夜がラストナイトじゃん! そうしたらさ、……店が終わったら、一緒にどこかへ行こうよ」閉店後にホストとデートすることをアフターと呼び、これがあの聞きしに勝るアフター……! とちょっと感動。しかし既に23時を回っており、眠気と疲れでそろそろ宿に戻りたかった。けっこう渋ったのだが全く諦めてくれる気配がなかったので「じゃあ[歌舞伎町にある一部に有名なスポット]に行きたい」と言ってアフターを約束した。いま思うとここで無理にでも帰っておけば、よい思い出だけが残っただろう。しかし、店に着くまでの緊張や恐怖、美丈夫たちに囲まれてちやほやされる高揚感、薄暗い店内、馬鹿みたいにうるさい音楽と店内放送、美しい姫たち、昏く煌びやかな装飾、服越しに伝わる担当の体温と質感に飲まれて断れなかった。そのままずるずると奈落の底へ導かれてゆくような心地だった。
赤ワインが空いてラストオーダーの時間が迫ってきて、どうしようか……となり、つい雰囲気に負けて「10万円までなら出せて、それ以上は物理的に無理」と言ってしまう。「じゃあ俺の好きな日本酒頼んでいい!?」と担当の目と纏う空気が突然ぱっと明るくなる。10万円という額は一般人からすると大金だが、ホストクラブにしてみれば雀の涙。そんな額に対してこのぱっと嬉しそうな表情になったのが演技なら、けっこうすごいなと思った。
日本酒の4合瓶が来る。ジャスミン茶を飲み干す。幹部が数分席についてくれたり、日本酒の話などをしたりして2合くらい飲んだあたりでシャンパンコールをする時間になり、天井からスモークが出たり赤や青のライトが点滅したり始める。まぶしい。担当とヘルプがコールのために席を外す。私の席の左側には壁があって、その壁を挟んだ反対側でコールしていた。様子は見えなかったが、オールコール、ホスト全員でコールするレベルのとても高額の酒が入ったようだった。席で一人になり、ここぞとばかりにアイスペールに入った氷をひたすら食べながらコールを聞いていた。酔っているのに頭の中はだいぶ醒めていて、帰りたいなあ、アフター行きたくないなあ、明日何時に起きなきゃ、こんなにボディタッチされるとかえって萎えるな、などと考えていた。内勤が伝票を持ってくる。会計99000円也。ちゃんと10万に収まってよかった。バインダーに現金10万円を挟んでおく。
シャンパンコールが終わって担当が戻ってきた時には、動いたせいなのかすっかりベロベロで、やたらと抱き着いたり抱き寄せたり私の頬に鼻や唇をつけてきたりする。もはやホストというよりもいい匂いのするばか犬に懐かれているような気分だった。ばか犬に失礼か。ただあまり酒の匂いはせず、抱き着かれるたびにいい香りがした。その秘訣は知りたい。お会計でおつりの千円が返ってくる。
閉店時間が近づいてきて、初めのうちは「余ったお酒持って帰っていい?」と言っていたのが何かスイッチが入ったのか飲み干そうとしていて、ヘルプも呼んで飲ませようとしていたがなかなか減らず、残り一合くらいになったあたりで母校の下校時刻に流れていたのと同じ曲がかかり始めた。ホストクラブでもこういう曲ってかかるんだねと笑いながら、仕方ないのでテキーラを飲むような飲み方で日本酒を片付けた。ごめんよ。担当は私のグラスが空くたびに自分のグラスに入った日本酒をそっくり私のグラスに入れることで自分も飲んでいるようなふりをしていた。汚いわんこそばスタイルはやめろ。
閉店時間間際になってやっと飲み干せたので店を出る。「エレベーターの前で待ってて!」と担当に言われて待つ。担当は千鳥足で、本当にアフターに行ける状態なんだろうかと不安になる。早く帰りたい。担当が戻ってきて(吐いたのかな?)エレベーターで一緒に降りて外に出る。風が冷たくて寒く、少し酔いが醒める。
歩きながらそれとなくホテルに誘われる。これがあの「初回枕」……! (初めて来店した客とセックスすること)本当にあるんだ! と思いつつ「いや結婚してるから無理」と答える。「えっ、結婚してるんだ! いいなー」「いいだろー、結婚はよいぞ」などと大変ふざけた会話をしつつ担当に自販機の水をねだる。アフターは基本的に全額担当持ちである。担当も水を飲めばいいのに矜持があるようで、この日見る限り一滴のノンアルコールもとっていなかった(裏では飲んでいたかもしれないが)。歩きながら500mlを飲み干す。ゴミ箱がない。道路が汚い。担当は寒い寒いと言って首元に手を突っ込んでくる。冷たい。やめろ。
[歌舞伎町にある一部に有名なスポット]に着いて少し戯れたあと、一軒目の居酒屋に入るが色々あってすぐに出る。この時の担当のセリフ(店員への不満)にドン引きして逃げたくなる。走って振り切れるか? と思ったがヒールだし転ぶかもと思って諦める。歌舞伎町から出てしまうと、25時過ぎという時間のためか新宿の街には本当に誰もいない。担当はとても酔っていて突然大声を出したり歌いだしたりする。人がいなくて本当によかった。「今日が最後の日なんでしょ」「旦那さん家なんでしょ」と色々な言い回しで何度もホテルに誘われるので行く気がないことをセリフと態度で示すと「は? うざ」と何度も言われつつ、誰もいないのに妙に明るいビルの中へ入ってゆき妙に大きなエレベーターに乗る。
エレベーターが開いた先はアクアリウムダイニングで、これ見よがしに淫靡な雰囲気が漂っていた。かなり広い店内だったが時間が時間なためか客は数組しかおらず、わかりやすくいかがわしいカップル席に通される。店内はホストクラブよりもやや暗く、蛍光がかった瑠璃色の水槽の中で熱帯魚がけだるく泳いでいた。グラスビールを二杯注文する。眠さのピークは越えたが倦怠感がひどく、早く帰らせてくれと心から思った。
担当も意地になっているのかなおも枕に誘ってくるので、そんなに飲んでたら起つものも勃たないだろと思いつつ、なんとか諦めてもらえる話題を……と性病の話などをする。「いや実は昔クラミジアをうつされて……(嘘)」「えー、小陰唇見なきゃ信じない。小陰唇見せろ(嘘つくな)」今日初めて会った人間同士でする会話ってこんなだっけ? 結婚前知り合いにレイプされてそのせいかは不明だが後日HPV高リスク型と診断された話、その知り合いが肺がんになって死んだ話などをする。意外と否定せず聞いてくれる。梅毒が流行っているから絶対に夫以外の人とセックスしたくない、会ってちょっとときめきたかっただけでセックスがしたいわけではない、刺激が強すぎる、もう充分楽しんだからもう帰りたい、ということをひたすら言い続けたら、さすがに担当も嫌になってきたのか目を見ながら「はいはい梅毒梅毒」とか「ガキが」とか言ってくるようになる。一回りくらい年下の男子にガキがと罵られてもかえって滑稽である。それでも抱き寄せられて頭を大きな手で優しく撫でられる。どの客にも同じことをしているんだろうなと思って全く嬉しくなく、もはや触られすぎて全くドキドキもしない。終電前に帰ればよかったな、でもそれだとかえっていい思い出しか残らなくてまた行きたくなってたかもしれないから逆に最悪な場面が見られてよかったかもな、それにしても色々ドン引きだな、こんな接客される被りの姫たちがかわいそうだな、ホストクラブなんぞ二度と行かないな、私みたいな人間が行く場所じゃなかったな、早く終わらないかな、宿に帰って風呂に入りたいな、と色々なことを考えながら撫でるに任せていたらマスクを外されてキスされた。気持ち悪かった。顔と声は本当に好みなのだが、本当に好みでも気持ち悪いと感じたことにほっとした。独身時代だったら、あるいは夫と仲が悪かったら、あるいは自分の性欲がもっとあったら、ここまで行きつく前にすっかりやられて身も心も崩れ爛れ落ちて二度と引き返せないところまで一瞬で行ってしまっていたかもしれない。担当の顔は暗い店内で定かではないが能面のような顔をして笑っていた……ような気がする。
もう行こうか、と担当が言って、ビールを飲み干し(担当はやはり汚いわんこそばスタイルで自分のビールを私のグラスに注いでいた)店を出た。そのまま新宿駅のタクシー乗り場まで一緒に歩く。「次いつ東京来るの?」「LINE返信してね」みたいな会話をしたような気もするし、「はーうざ」と言われたような気もするがあまり覚えていない。タクシーに乗る前に最後にハグされたのでハグし返す。酔って匂いが全然分からない。これでやっと帰れる! と開放感でいっぱいだった。
タクシーの中ですぐLINEをブロックし、インスタの捨てアカウントを削除する。部屋に帰った時には27時だった。水を700mlくらい飲み風呂に入ってさっさと寝た。(幸いなことに二日酔いにはならなかった)
---
振り返ると、なんだか夢か幻かのような朧気な記憶しかなく、つらつら書いてみたが本当にあったことなのか少し不安になる。写真も撮っていないし、連絡手段も断っている。不美人だし、何十、何百万も使うような客には見えないだろうから色恋営業かけられることもなかろう、楽しく飲んで帰れるだろうと思っていたらこんな目に遭うとは思わなかった(昔通っていたメンズキャバクラの担当とは、艶めいたこともなければアフターや同伴をしたこともなかった、というのもある)。至極当たり前なのだが既婚者が行く場所ではなかった。なお夫への罪悪感は悲しくなるほどない。もしもセックスしていたらあったかもしれない。
次に東京へ行く機会があるとすれば半年以上後なので、物理的に距離を取れる環境でよかった。もしも都内在住だったら、通ってしまっていたかもしれない(逆に、田舎在住で通えないからこそ一度店に行ってみようと思ったのはある)。中村うさぎの著書やネットに転がるホスト体験談、ねほりんぱほりんのホスト回などは履修済だったが認識が甘すぎたようだ。
担当が酔うまでは、べたべた触りだす前までは、本当に楽しくてドキドキして理想的なホスト遊びだった。あんなにひどい目に遭ったのに、店内でのよい思い出が脳みそのどこかに楔を打ち付けたみたいだった。薬物中毒者の気持ちがわかる気がした。もしも万が一、もう一度担当に会いたくなったら、遅めの時間帯に何か大事な予定を入れて早い時間に入店するか、財布の中に免許証と現金3万円だけ入れて入店して酎ハイだけ頼むか、とにかく自分の意志を信じないで行動するしかないと思った。こんなことを考えている時点でもうだめかもしれない。もしもまた店に行くことがあればまたレポートしようと思う。その時は嘲笑ってほしい。そんな日が二度と来ないことを祈っている。
車検では40km/hのときに30km/h~42km/hくらいの範囲に収まっていればOKなので、速度計と実際の速度が2割ほど遅いということがあります。
したがって速度計をみて速度超過していたからと言って実際に速度違反しているとは限りません(逆に上の方にも誤差が認められているのでメーター通り走っていても速度超過していることはありえます)。
車検において、車軸の回転数をもとに速度を測るので、タイヤサイズ(外形)を変更すると速度計に表示される値が変化します。
冬にスタッドレスタイヤに履き替える場合、価格等の関係で純正よりも1インチ小さいサイズを履くことがありますが、その場合速度計は早めに表示されます。
車検時に速度計の誤差を調べるときはローラーの上に車体を載せ、メーターが40km/hを示したときにローラー側が何km/hを示しているかを調べてその誤差が許容範囲内に収まっているかを調べます。
したがって誤差が少ないからといってGPS速度計などは使用できません。
速度違反では15km/h未満の速度違反の取締は速度違反取締全体の0.00002%程度しかなく、警察としても取り締まる気がないとしか言いようがありません。
むしろどういうときに15km/h未満で青切符を渡されるのかを取材したい。
これは反則金の額が9000円と小さいことや(警察庁や各県警の収入にならない)、制限速度の指定が道路交通の実態にあっていないことに起因しているかと思います。
欧州のスピード違反カメラは5km/hくらいから反応することを考慮すると、日本では多少の速度違反が実質認められていると見なせます。
取り締まられなくても法令を確実に守れという意見もあるとは思います。しかし、同じ道路交通法において歩行者に対しても道路で立ち止まったりすること、酒に寄って千鳥足で歩くこと、歩道がない道路で左側を歩くことといった行為も禁止されていますが、これらの行為をしたからと行って即座に何らか問題が発生するわけではないし、現実としてこれらが警察官に見つかってもせいぜい叱られる程度かと思います。
自動車や自転車の法令違反行為についても同様に法令で規制されている行為をすることが必ずしも何らか問題があるわけではないというように思います。
道路交通法の目的は交通の安全だけではなく交通の円滑さも含んでいます。もし安全のためだけに存在するのであれば自動車は一切走行禁止とするのが良いです。
しかしそうならないのは自動車交通がもたらす恩恵が社会全体にひろく行き渡っており、徒歩で物や人を運ぶより自動車で運んだほうが多くの幸福や利益をうむという社会的なコンセンサスがあるからではないかとおもいます。
交通違反をすることが問題ではなく、その交通違反によって起こりうる危険や交通の停滞を総合的に判断し良い・悪いを判断していくべきかと思います。
もうすぐ神楽坂ゆか生誕祭である。昭和のアイドルっぽさを感じさせる彼女は、もともとは「田村ゆかり」という名前でデビューしたと記憶している。
ところで、たまたま先日購入した1978年10月「ゴーサントオ」の時刻表復刻版がある。
https://jtbpublishing.co.jp/topics/CL000461好評の「時刻表復刻版」第6弾 特急時代の幕開け!「ごお・さん・とお」(1978年10月号)ダイヤ改正号 『時刻表復刻版 1978年10月号』 2022年5月23日(月)発売 | 株式会社JTBパブリッシング
https://www.amazon.co.jp/dp/4533149782/
この年は音楽番組「ザ・ベストテン」の放送開始の年でもあり、「レッツゴーヤング」「トップテン」「ヒットスタジオ」といった番組がゴールデンタイムを彩った時期でもある。キャンディーズが解散し、レコード大賞をピンクレディーが獲得し、山口百恵が活躍していた。
いま挙げたようなレジェンドともいうべき女性アイドルたちが全国ツアーを開催していたかどうかは定かではないが、もしもそんな昭和時代に我らが田村ゆかりの全国ツアーがあったなら、皆どういう感じで移動していたのだろうか…などと、時刻表を見ていてふと考えてしまったのが懐古鉄オタの性というもの。
そんなわけで「もしも昭和のトップアイドル・田村ゆかりが全国ツアーをやっていたら王国民はどうやって民族大移動したのだろうか?」というテーマこそ壮大ながら実際は老眼に抗って縮刷版の時刻表とにらめっこして連敗した駄文をそっと放流したいと思った所存。
今年もツアーはあったが、過去最大25公演を誇る2021年の*Airy-Fairy Twintail*の開催地からいくつか選んで当時の時刻表に沿った旅程を考えてみたい。
なお毎日運転ではない季節列車・臨時列車は極力排した。仕方ないね。
1
当時はソニックシティはまだなく、大宮商工会館なる施設が同じ場所にあったらしい。1979年にはサザンオールスターズが公演しているらしいので、昭和のトップアイドルもひょっとしたらステージに立っていたかもしれない。
https://www.livefans.jp/venues/1204
この頃は上野東京ラインも湘南新宿ラインも、埼京線さえも存在しなかった。国電京浜東北線の103系か東北本線・高崎線の115系で到着した大宮駅の片隅には首都圏色の川越線気動車が、反対側には東武野田線の吊り掛け駆動車が見られたはずだ。
2
北陸新幹線のないこの時代、東京から金沢に向かうメインルートは信越本線だった。
上野発916の特急「白山1号」に乗れば、長野経由でおよそ7時間後の1611には金沢駅に着き、前の年に落成したばかりの本多の森ホールにどうにか開演時刻ギリギリに間に合う計算だ。少し余裕を持ちたいなら上野819発の特急「はくたか1号」で1504金沢着。こちらは長岡経由である。
翌朝、今度は金沢から松本に向かう。筆者はAFTでは北陸新幹線に長野まで乗り、そこから特急「しなの」に乗り換えて松本に向かったが、この時代は乗り換えなしの列車がある。それが金沢949発、おそらくキハ58の、時刻表ピンクのページによれば堂々10両編成の急行列車。後ろ3両が松本行き急行「白馬」、中ほど4両は秋田止まりで前寄り5両は青森までロングランする急行「しらゆき」だ。間違わずに後寄り3両に乗れば、途中の糸魚川で青森・秋田行き「しらゆき」から切り離され、進行方向を変えて大糸線に入って1435松本着だから公演には余裕を持って臨むことができる。編成分割をする糸魚川では正午を挟んで8分停車するから、えび釜めしなど駅弁を買う余裕もあっただろう。
ただ、逆にいうとそれしか手段はない。ましてキハ58はいわゆる「直角椅子」のクロスシートでリクライニングも方向転換もできない。7時間近くも乗っていたらそれだけで相当疲れてしまう。
さらに松本公演が終わった日曜の夜。筆者はAFTのときは最終「しなの」で長野に出て一泊し、翌朝の北陸新幹線で出勤した。しかしこの時代なら松本発2056の普通列車新宿行きがある。423に新宿駅に着くから一度帰宅してシャワーを浴びて着替えて出勤する余裕は十分にある。ただしこれもまた「直角椅子」どころかおそらくセミクロスの115系だったろうから、少しでも居住性を求めたければ2359発の急行「アルプス18号」のグリーン車に乗れば良い。新宿着は500だから余裕を持って出勤できるのは言うまでもない(出勤した後のことは例によって保証できない)。
3
新幹線はすでに博多まで開通していたし、熊本空港には全日空の3発ジェット・トライスターか東亜国内航空のDC-9が就航していたが、鉄道好きとしては1645東京発1058熊本着の西鹿児島行き「はやぶさ」か、1700東京発1123熊本着の「みずほ」を推したい。食堂車で夕食・朝食の2食をいただくのんびりとした旅である。
ただ、昨今の「サンライズ」などとは違って当時の寝台特急にはシャワー室はなかった。「はやぶさ」「みずほ」には個室もなければ女性専用車もなかったから、今や全国民の1/4に迫らんとする女性王国民の遠征には不向きだったかもしれない。まして当時の長距離列車は喫煙可能が当たり前で各ボックスシートの窓際に灰皿が標準装備されていた。
しかしもう少し前の1970年頃に青春時代を過ごした我が母親によれば、当時のスキー列車はいつも満席で男女問わず通路やデッキに新聞紙を敷いて座り込んだというから、たくましい遠征女子も実は相当数いたかもしれない。
4
東北・上越どちらも新幹線はこの時代は絶賛工事中。開通は4年後の1982年だ。しかし上越線には「とき」、東北本線には「ひばり」というエル特急が毎時1本ペースで運転されていたから往路はどうにでもなる。
新潟の帰路、私は最終新幹線に飛び乗れたが、この当時なら2300新潟発の急行「佐渡8号」で506上野着か、横になりたければ2312の秋田から来る急行「天の川」で555上野着。新津まで普通列車で出ておいて040発の急行「鳥海」で642上野着でもいい。
仙台からは公演後だと2320発の急行「新星」がおすすめだ。仙台駅には早々と入線しており2130から発車前の寝台を利用できるのが嬉しい。上野到着は536だから一度帰って身支度を整える余裕もありそうだ。このほか、仙台2257→上野519の青森発常磐線経由の急行「十和田2号」や、座席車なら仙台2336→上野542の急行「いわて4号」も便利であろう。なお急行「十和田」はこのあとも4号・6号が仙台に停車するし、特急「ゆうづる」2号・4号も利用できる。
そうして考えてみると、まだまだ高速道路網が未熟だったこの頃、寝ている間に移動できる安価な手段は鉄道しかなかったのだということを改めて感じさせられる。1970年代でも長距離バスは運行されていたが、都内と新潟が高速道路でつながったのは1985年、仙台は87年。歴史でいえば線路の方がはるかに長い。
なおこの当時、上野→仙台が特急「ひばり」で4時間以上かかっていたので、羽田空港から仙台空港への航空便も全日空により1日4往復運航されていた。
5
ならばその先はどうか? 札幌公演に行くにはこの当時でも飛行機が当たり前の選択になってきていた。筆者は81年の夏に北海道の親戚を訪ねる旅に出たが、祖父母に連れられて上野駅から青函連絡船を経て親戚の住む苫小牧まで20時間ぐらいかかったように記憶している。まだ青函トンネルは開通していなかった。
それでは札幌公演に陸路・海路で挑むとすればどうなったであろうか?余裕を持って開演に間に合わせるならこのルートである。
2140上野[特急ゆうづる5号]705青森or2221上野[特急はくつる]711青森
1140函館[特急おおぞら5号釧路行き]1550札幌or1145函館[特急おおとり網走行き]1558札幌
急行自由席に乗れる周遊券を利用するなら上野1908→青森617の「八甲田」や函館1150→札幌1630の稚内行き「宗谷」も良い選択肢であろう。
やはり北海道は遠い。時間に余裕のない向きは素直に飛行機を利用すべきであろうが、千歳空港と国鉄の駅が接続されるのは2年後の1980年のこと。この時刻表の時点では札幌駅前からバスに乗るのが普通の手段であった。
6
そして福島公演はエクストリーム出勤の宝庫であった。終演後の福島駅発上野行きを見てみると、
2350 急行「あづま4号」437
043 急行「新星」536(寝台あり)
056 急行「いわて4号」542
このほかにも夏休みシーズンだけに季節列車・臨時列車も運転されていたと思われるので、かなりの席数が利用可能であったと推察される。
座席車の特急はいわゆる「直角椅子」であるが、寝台車連結の急行列車では短時間でも横になって移動できる利点がある。これは現代の夜行高速バスでも(実際に運行されてはいるが)まだまだ一般的ではない。バスは鉄道車両よりも小さくて何両も連ねて運転されるわけもないから、寝台は不可能ではなくても困難が多いのであろう。
7
国鉄監修時刻表を見る限りでは、東名阪のバスは国鉄ハイウェイバスしか掲載されていない。関西公演からの帰り道は2240大阪駅→815東京駅の「ドリーム2号」か2200京都駅→643東京駅の「ドリーム4号」しか見当たらない。
鉄道ならば京都2237の特急「出雲2号」、同015発の「出雲4号」なら700には、大阪2358の特急「瀬戸」や同005の特急「あさかぜ2号」でも730には東京駅に着けるから、エクストリーム出勤勢の強い味方になり得たと思われる。なんなら関西勢と感想を語り合いつつ酌み交わす余裕は十分にある。しかもこれらは当然寝台車であるから、予約さえ取れれば会場内外で充実至福のひと時を過ごしたのちに千鳥足でベッドに潜り込んで目覚めれば東京駅も間近に迫り、どうかすればまだ夢見心地のまま出勤せざるを得ないベストコンディションを通り越した邪悪な何かを感じずにはいられない有様である。
なぜ新幹線ではなく在来線を推すのかと問われれば、その当時の東京行き最終「ひかり116号」は新大阪2034発であるから、フェスティバルホール(当時は改築前)から終演後直ちに最寄りの四つ橋線肥後橋駅に走ったとしてもけっこうタイトな時刻設定であることが第一に挙げられる。梅田の地下に慣れない関東勢が四つ橋線西梅田を出て乗り換えに手間取ると、最終の新幹線は慈悲もなく出発してしまう…それは正直恐ろしい。
筆者は鉄道好きで鈍行やら夜行やら多少は乗ってきた経験とノスタルジーがあるので満更でもない旅行だなとほくそ笑みつつこの文章を書きつけてはいるが、冷静に考えてみれば当時は今よりずっと不便で居住環境は悪かったように思う。なりふり構わぬ男性、特に体力に自信のある若者にはなんということはない行程だったと思うが、女性にはあまり優しくない環境だったし、筆者も若い頃は大きな鞄を抱えて夜行連泊するような旅をしてきたけれど今この歳になってふたたび体験するのは懐古趣味を差し引いてもためらいが多めに残る。
とはいえ不便で時間のかかる旅を楽しみたい向きが今もなお大勢いるのは承知している。そんな黒鉄の人々に机上タイムトラベルを提供できたら幸いかなと。ただそれだけ。
本文に田村ゆかりは出てこずに時刻表を読み解くだけだったが、10月に横浜で公演があるのでよければバスや飛行機よりも鉄道を乗り継いで参加して紀行文と公演感想文を読ませてくだされば筆者はDouble Fascinationになれる。
それはともかくできる限り多くの客席を埋めて盛況の公演としたいので、関心のある方は下記から申し込みいただければ幸甚に存じます。
外国の血が入っているのか真っ白い肌で堀が深くて映画の中から抜け出してきたような美形の男の子
けれど典型的な純日本人という名前ですこし不思議な感じがした。
僕らの住んでる貧乏人しかいない、馬鹿みたいに広い団地でずっと鬼ごっこをしてた。
片親の家庭ばっかりだったから、外で遊ぶのに飽きたら誰かの家に行って勝手に冷房かけてゲームやらなんやらして遊んだ。
すごく若くて20歳ぐらいにい見えた。
たぶん俺らと同じで片親だったんじゃないかな。
いま思えば外国人の父親に日本人の母親が孕まされて逃げられてみたいな家庭だったのかもしれない。
すごく気のいいやつで、こいつと新学期から同じ学校だなんて最高だなって思ってた。
けれど夏休みが終わって、始業式の日になっても学校にあいつはいなかった。
「なんでだよ」
けれどあいつの住んでたはずの号室にいくとそこは空き部屋になってた。
誰もいなくて不思議がってる俺らを怪訝そうに見てたおばちゃんに、
でも確かに俺たちはあいつの部屋でゲームしたり、漫画読んだりしてたんだ。
あれから20年ぐらいたった。あんな団地に住んでた奴なんて、みんなろくな事になってない
俺もそんな一人だ。
その日も日雇いの仕事から帰ってきて、現場送迎のバスが発着する錦糸町で一人で酒をひっかけて飲んでた。
貧乏だと誰かと飲むより一人で飲んだほうが楽しいんだ。近況報告なんてしんどい話ばっかりしか無いからな。
千鳥足で改札へ向かっていると、あの時の夏休みだけ団地に居た男の子の母親が、
キーホルダーを付けた大きな登山用バッグを背負っって6歳ぐらいの女の子と手をつないで立っていたんだ。
そいつは女の子を後から来たおっさんに預けて、改札をくぐっていった。
だけどな、どう見ても歳をとってなかったんだ。
あれから20年たってるのに何一つ年を取ってない。
怖くなっちゃって家に帰るのも不気味で、近くのカプセルホテルでブルブル震えながら一晩過ごした。
そういえば俺たちが住んでた団地、取り壊されて大きなマンションができるらしい。
なんとなくホッとする。
最寄り駅から家に帰ってる時にナンパされてから、突然男性に声をかけられる行為自体が怖くなった。
自転車に乗ってるし、道が分からず困ってるのかと思って話を聞いたらただのナンパだった。
その時点で無視したんだけど、気付かれないように後ろから着いてきていたみたいで、信号で止まった時にまた話しかけられた。
怖かったから近くのコンビニに走って入ったらどこかに消えたけど、まだ着いてくるかもしれない、家まで来るかもしれないと思って怖かった。
2回目は酔っ払ったサラリーマン。
歩き方から酔ってるのが分かったけど、千鳥足だからか歩道の端に徐々に追い詰められそうになってすごく怖かった。
めちゃくちゃ嫌だけど、仕方ないって思える。
でも、わたしの家は住宅街にあるし、この2件は駅前から離れたところであったし、駅前のスーパーに寄った帰りで食品でパンパンになってた袋ももっていたし、明らかに今から家に帰るんだなって見て分かるんだよね。
わたしはナンパ嫌いだけど、ナンパをすることもナンパでの出会いも悪いことだとは思わない。
でも、わたしみたいに怖がる人がいるのもわかってほしい。
誰でも良いのはこっちもわかってるし、数を打ってるのもわかってるから、お願いだからせめて人気のないところ、住宅街ではやめてくれたらありがたい。
思ったよりコメントが寄せられていて驚きました。
言いたかったことが上手に伝わっていない気がしたので追記させていただきます。
自身に置き換えて一度考えてみてほしいです。
声をかけられた場所は賑わっている場所ではなく、あまり人のいない住宅街です。
もし手を掴まれたら、ついてこられたら、家を知られたらと考えると少し怖くないでしょうか?
助けてと叫んでも、誰もいないかもしれません。
被害妄想とか過敏とか言われるかもしれませんが、ナンパなのでその人がどんな人なのか、そこで会っただけじゃわかりません。
知らない人なんです。
だから怖いんです。
あなたが良い人なのか、怖い人なのか見ただけでは分からないんです。
わたしは嫌いですが、その出会いもひとつの出会い方だと思っています。
駅前や繁華街、人通りの多いところだったら色々な人に声をかけてるから仕方ないと思えるし、無視すれば良いやと思います。
ナンパをする人みんなが悪い人とは思っていません。
ナンパをするなと言いたいわけでもありません。
RANKINGって、RANK+KINGだと思っててんだが、RANK+INGらしいな。
知ってた?
世の中にはチャリこそウゼーという者の多なれど、チャリと同じかソレ以上にウザき者ランニングマンならんや
走るのに必死で余裕がねーから周り見てないんだけどそれを走るのを頑張ってるんだから仕方ないでしょで許されようとしてる
人の行き交う大路を勝手にテメーのトレーニングコースにしておいて全力で走ってるから周りが見えないんですだと甘えるな
ジムに行け
ママチャリっぽいのに電動アシストで意外と早いのだったりカッコイイ外観のクセにジジイチャリンコ並みのスピードだったり
ふぅー!マジ最悪!
3人で歩いてるときに2・1で別れるとボッチっぽいよね~~をいくつになっても気になっちゃうのね乙女かしらん?知らんわしねえ!
まあ大学生ぐらいなら多感なお年頃、ボッチへの恐怖で多汗が落とし所。落とすべきはてめえのタマじゃけえ死ねえ!
国を守ってますよって顔して制服で歩いてやることがチンタラ並んで歩いて進路妨害とは、テメーらが守ってるのはテメーの給料とメンツだけだってよく分かるよ本当死んで
まず何が最悪ってトロイチャリとか並んで歩くとかもコイツらがやってくること
コンボか?
親が一緒だと横にズラーって並びつつ子供がそこから飛び出してくるから歩道全部その一家の当たり判定で埋まる
そういや教習所の危険予測で子供が急に飛び出すのに注意しましょうとかあるけど、あれ当たり屋じゃん
それでも子供は悪くないってことになるとか権力がヤバすぎだろ路上の天竜人かよ
マジ最悪。
これをやられると途端に道が狭くなる
狭い道でやられるともはやその道が封印されることもある
人が乗ってるから停車なのでセーフですじゃねーんだよ
お前さぁ、ウンチをちゃんとトイレでするのと同じのが、車をちゃんと駐車場に止めることなんやぞ?
お前がやってるのは結局は野グソと一緒なんじゃい
ちゃんとトイレに行ってるつもりで路上にパトカーというでっかい野グソを垂れとるんじゃ
あーあー信じられんのーこの国ではポリスが野糞しながら人を裁いとるんかいな
むしろ「障害者を批判しちゃ駄目だよだって障害者なんだもん」こそが差別やぞ
とくに鬱陶しいのが車椅子やな
横に広いし押してる人もいるから縦にも長いわスピードもトロいし最悪の場合おつきの奴らが横に広がってたりして超巨大な当たり判定を形成しとる
あと周りに変なバリア貼ってんだよなやっぱ障害者って関わりたくないからさ
単なる怪我人でも同じようなもんだわ
松葉杖ピョンピョンマンとかジャンプが若干千鳥足気味だから次の移動先が見えねーんだわ
結局コレなんだよ全ての悪意の源泉は
もしも道路がもっと広かったらいろんな奴らがもっと幸せに共存できるわけ
日本の道が狭すぎるのが悪い
そしてその未知の狭さの根幹にあるのが「路肩があるではないか。使えよ」の精神で作られていること
ランニングマンも路肩走れってなっても、それはそれでバイクとかが引っ掛けそうになるっつーかマジでランニングマン後ろ見てねーからよ
道路族の連中が適当な公共工事で少しでも沢山道を増やそうと狭い日本に必死に張り巡らせた結果がコレだよ
山ばっかの狭い国になんでこんないるの?
人間減らそうぜ
グレタだって言ってるじゃん人間が増えすぎて地球が持たない時が来てるって
あいつらそのうちアクシズ落としてくるけどバカだから説得とか無理だし
ここはこっちが折れて人口に抑制をかけていくしかねーんじゃねえかな
あー話がそれたわ
千鳥足になるまで飲んでも覚えてるよ
エアコンを切って窓を開けて、夜風にあたった。梅雨がちょっとだけ湿らせた、夏の始まりあたりの風が好きだったことを思い出した。
それはライブでスベった日だったり、ベースの子に彼氏がいることが分かった夜だったり、とにかく酒を飲んだあとに吹いていたと思う。
八王子のクソ田舎山道を千鳥足で下り、先輩の下宿になだれこむ。エアコンないんすか、とか聞いてもケチだから外で涼んでこいとしか言われなかった。俺は部屋でくすねたわかばを取り出して、ライターをくすね忘れたことに気がついて、先輩にライターを寄越すように言って、怒られて、結局吸ったんだっけか。
クソまずかったなぁわかば。外の箱燃やして吸ったほうがマシ。
20歳になった。
セブンイレブンで買ったasahiのグレープフルーツサワー(9%)を片手に先頭車両に乗り込む。3度目の安酒はとっても気持ちがいい。こち亀で中川が話していた有楽町の高架下での揺れが自分の酔いと錯覚して気持ちが良いとのセリフは真実であったと記憶が蘇る。湖西線の緑の車両、狂い出す時間感覚、琵琶湖の景色、
自意識と無意識の中間地点に立つ自分の脳がとっても心地いい。普段は周りに意識を8割向けている自分が今は周囲への意識を2割程度しか向けていないという感覚が脳の深層へのアクセスの深め、思考が加速する感覚がする。湖西線の国鉄車両の鉄棒が男性の肉棒のように感じられて揺れるたびに自分は男性の肉棒を擦ってるんじゃないかと思うと、より気持ちが良い。
本当に自分の肉体と脳が遊離したみたいだ。ポワーっと揺れて、琵琶湖を眺めて、自分は男性であるのに先頭車両にやってくる男子児童を眺めながらBLを想像し、より興奮する。堅田駅では特急列車の通過があった。千鳥足になり特急列車にダイブする男性の気持ちも今は分からんでもない。ほろ酔いはオナニーしてイク時以上に気持ちが良いものだ。催眠音声を聴きながらチクニーをしたり、コスプレ美女をみてマンコが濡れてるのをみて自分の肉棒を揺らしてるのと同じくらい感情が揺れてとっても気持ちがいい。
自分が何処へ向かっているかも分からない。只々今を、酒の快楽を享受したい。意味のあるかも分からない高架線を爆走する湖西線の先頭車両から酔いに対してのレポートを私は届けたい。
地面に脈絡なく落ちている札びらというのは、これは非常に不思議なもので、とにかく物凄く目立つ。悲しいかな、人間の目というのは「紙幣」というものをものすごく精細に認識するように日々チューニングされているらしい。
それで、ここからが滑稽なのだが、札びらを見た瞬間、「え? 札落ちてねえ?」「いや、そんなはずないか…」 「…って、マジで札じゃねえか?」「いや、でもこんな人通しの激しいところで、誰も落とした素振りもないし、(どう見ても紙幣なんだけど)誰にも拾われず、ただ落ちてるって異常だよなあ」「ただ、どう見ても金…」という往復ビンタのような思考が数秒のうちに脳内でスパークする。
札びらという存在感とそれが雑踏の路上に無意味に落ちているという光景には、それだけ、理解を拒絶させるものがあった。俺の前を歩いていたカップルも同じように気づいていたようだが、まるで動物の死体とかエロ本とか、なんか明らかに見てはいけないものを視界に入れてしまった、という感じだった。
金を落とした当事者を除いて誰がこの金を拾うのが最善かと言えばそれは交番にちゃんと届ける気でいる人間であって、俺は俺が交番に届けるつもりなのを知っているので、思い切って俺が誰よりも先に拾う。合理的判断。のはず。
そのとき、俺の目と鼻の先で、ホームレスがうずたかく積まれた荷物の横に段ボールを敷いて横になっているのが見えた。その隣では別の男性が、あぐらをかいて雑踏を見ていた。
金はこの人たちの、ほんの数m近くに落ちていながら、誰にも気づかれず、あるいはもっと奇妙なことに、「無視されていた」のだ。この人たちもそれに気づかなかった。
俺はなんだか、札びらを指の間に挟みながら、頭がぐらぐらしてしまった。ホームレスの目の前に、元は何が入っていたのかやたらデカい空き缶が置かれていて、10円だの100円だのが、まばらに浅く積もっていた。
俺はふと、この金はあの缶の中に投下されるべきなのか? と思ったが、完全な誤謬だ。なぜなら、これはそもそも落とし主の金だからだ。
それに、ホームレスが金に気づかなかった、というのもおかしな角度のついた狂った偏見だ。ホームレスが落ちてる金を見たらそれを拾得するだろうか? するかもしれないが、それはホームレス以外でも同じだし、実際にその瞬間までどうするかは誰にもわからない。
妙な状況でテンパると酔っぱらったような発想が出てきてよくない。俺は疲労で千鳥足になりながら交番へ。
交番は遠かった。スマートフォンで地図を調べながら、人々がなんで路上の金を無視していたのか(俺にはtodokeru or hutokoro の二択だったのだが…)よくわかった。
とにかくめんどくさいんだ。俺だって札びらなんて拾わなかったらヨドバシの地下で酒買ってすぐに帰りたかった。手を出した時点で、犯罪か善行の極端などちらかになってしまう。路上の紙幣を無視、という行動にはちゃんと理屈があったわけだ。
交番には無事届け出た。
「落とし主出てきたら一部要る?」
「要らないっすね」
「じゃあ出てこなかったら?」
「もらいます」
年末ぐらいまでに誰も現れなかったら法的にも俺の物になるっぽい。慈善に使うか酒に変えるかはそのときのノリで決めようと思う。