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2024-12-13

フランツ・リストピアノ名曲重要曲7選(後期)

 anond:20241212222723の続きである

 ヴァイマール宮廷楽長を辞任したリストは、ラーティボール公ホーエンローエに招聘され、公の弟グスタフを通じてローマ教皇庁と接点を持つことになり、宗教音楽に取り組む意欲を持つことになる。「巡礼の年」や「詩的で宗教的な調べ」のように、前期・中期から既にリストには宗教的な要素が強い作品があったが、これ以降そのような作品さらに増えていく。一方、子どもたちが相次いで亡くなったことで大きな精神的打撃を受け、1860年には遺書まで書いている(マリーとの関係はまだ悪かったようで、マリーのことは遺書にない)。カロリーヌは夫との婚姻強制されたものであり無効であるとする判決を一旦勝ち取ることに成功するが、その後、婚姻有効であると述べる証人が新たに現れ、婚姻妨害する動きが出てきた。というのも、ラーティボール公の実子とカロリーヌの娘が結婚することになっていたのだが、カロリーヌ結婚無効だったとするとカロリーヌの娘は私生児ということになり、大変都合が悪いわけで、グスタフが手を回して妨害させたようであるリストも後に状況を悟ったらしい)。愛する人と結ばれることに再び失敗し、重ねて精神的なショックを受けた。それでも、グスタフを初めとするローマパトロン見出しローマに腰を落ち着け宗教音楽に熱心に取り組むことになる。ところが、1869年に度重なるヴァイマールから要請宮廷楽団指導役として復帰し、さら70年代からピアノ教師としての活動も非常に活発になり(ローマでも週1ではやっていたらしい)、以降リスト曰く「三分割された生活vie trifurquée」、春はブダペストなどで音楽教師コンサート、夏はヴァイマール宮廷楽団の指揮、冬はローマ作曲ピアノのレッスンというスター時代に負けず劣らずの忙しい生活死ぬ日まで送ることになった。晩年リストのレッスンの記録をとっていた弟子アウグスト・ゲレリヒの日記翻訳あり)を見るとリスト生活ぶりが良く分かる。

1. 巡礼の年 第三年 S.163(1883年出版

 晩年リスト代表である出版も最晩年。頻繁な不協和音の利用、レチタティーヴォ風の単純な旋律、独りごちるようなモノローグが目立ち、華麗な作風からの一変を感じることができるだろう。全7曲あり、第1・4・7は明るめで、宗教的な救いを示している。前期・中期作品でいうと、「孤独の中の神の祝福」」に近い作風である。それに挟まれた2・3・5・6は、「葬送――1849年10月」などと同じで、死を嘆くエレジーで、とても暗い。

 この曲集の中で最も有名なのは第4番の「エステ荘の噴水」だろう。文字通りリストが住んでいたティヴォリのエステ荘の噴水を活写したものだ(その様子はググってくれ)。晩年作品の中では例外的に明るく、輝かしい作風で、しか印象主義の先取りになっている画期的作品だ(ラヴェルの「水の戯れ」やドビュッシーの「水の反映」と比べると良い)。第2・3曲「エステ荘の糸杉にI・II」は大変暗い曲なのだが、続けて聴くと本当に救われる思いになる。絶望からの救済は、リスト本人が強く望んでいたことだ。

 第三年だけの録音というのはあまり聴かないような気がする(エステ荘の噴水の録音はたくさんあるが)。第一年なども含めた全曲録音は前期の項目で書いたが、ベルマンとロルティが良いだろう。特に美しいロルティが好き。

2. 二つの伝説」(1865/66年出版

 1863年リストは僧籍を取得し、聖職者となっている(ずいぶんな生臭坊主生活死ぬまで続くが、リストことなので仕方がない)。丁度その頃に作曲されたらしい。ローマ引っ越しリスト教皇ピウス9世が訪ねてきた時に(下級聖職者のくせにローマ教皇に足を運ばせる男なのである)、第1曲「小鳥説教するアッシジの聖フランチェスコ」を演奏したらしい。フランチェスコ小鳥説教する様子を描く絵だったか詩だったかモチーフにした曲で、小鳥たちのさえずりを模倣したトリルがかわいらしい。明るく、聴きやす作風である

 第2曲の「波をわたるパオラの聖フランチェスコ」は、嵐の中の船出を拒絶されたフランチェスコアッシジの人とは別人)が自らのマントを船にしてメッシーナ海峡を渡ったとかい伝説モチーフにしている。波を模倣したうねるような力強いアルペッジョが印象的。出だしこそ暗いが、明るく、輝かしく、充実した展開を迎える。

 両曲とも1865年リスト自身ブダペストにおける久しぶりの公開のコンサートで初演された。サン=サーンスがいたく気に入って、オルガン編曲を作っている。

 ニコライ・デミジェンコHyperion/Helios)のCDソナタスケルツォマーチと一緒になって入っていて、よく聴く

3. BACH主題による幻想曲フーガ1870年出版

 元々はヴァイマール時代オルガン曲として作った曲だが、この時期にピアノ編曲された。BACH主題といっても、バッハの曲が引用されているのではなく、ドイツ音階BACH(シ♭・ラ・ド・シ)をモチーフにした勢いのある曲。暗い曲だが、豪壮無比な超絶技巧披露する曲であり、重苦しい感じはない。

 面白い曲なのに良い録音が中々ない。昔韓国のクン・ウー・パイクの録音を聞いた気がするが記憶に残っていない。アムラン(Hyperionソナタなどとカップリング)が良いと思う。若手だとリーズ・ド・ラ・サール(naive)の演奏は非常に録音も良く、技術的にも良い感じである(naiveは廃盤になるのが早く、入手が難しいのが困りものだが、配信あり)。

4. クリスマスツリー S.186(1882年出版

 長女ブランディーの子ダニエラ(死んだ息子と同じ名前)のために作った曲(父は「自由帝政時代首相エミールオリヴィエ。なお産褥熱でブランディーヌは死んだ)。当時のクリスマス・キャロル編曲だが、リストオリジナルの曲も入っている。第1曲(編曲)がとても良い曲なのだが、リストお得意の左手高速オクターヴ連続があり、子どもに辛いのでは(しかもご丁寧に軽くleggieroという指示がついていてピアニストは悶絶する)。第11曲の「ハンガリー風」はおそらくリスト、第12曲の「ポーランド風」はカロリーヌを暗示しているのだと思われるが、明らかにショパンマズルカ的な作風。やっぱりショパンのこと大好きなんすね~

 実はハワード全集しかいたことがない(しみじみとした良い演奏だと思います)。

5. 暗い雲 S.199(死後旧全集に収録/1881年作曲);不吉な星 S.208(死後旧全集に収録/1881年作曲);調性のないバガテルS.216a(1956年出版1885年作曲

 反則だが、リストの無調音楽代表格を一挙紹介。リストの無調音楽は、機能和声崩壊しているという意味では無調だが(その意味ではワーグナーの「トリスタン和音」も同様)、シェーンベルクの十二音技法のような意味で無調というわけではない(ドイツというよりフランスの無調音楽の先取りっぽい)。行くあてが未定まらないまま、タイトル通り曖昧な響きに終始する暗い雲、西洋音楽で不吉とされる音の組み合わせをこれでもかと盛り込んだ不吉な星は、これでも生前に既に演奏されてはいたのだが、調性のないバガテルは「無調」と銘打った音楽史上初めて(ではなかったとしても極初期)の作品で、発見されたのも20世紀後半になってからである1956年出版というのは誤記ではない)。ただ、元々メフィストワルツ第4番として作られていたので、舞曲の要素があってそこまで聞きにくい曲ではない。リスト精神状態もあって暗い感じだが、とにかくリスト前衛音楽家っぷりがよくわかる曲である

 いずれも録音はそこそこあるが、代表的な盤はあまり思いつかない。不吉な星はポリーニの録音したソナタCDカップリングされているので聴いたことがある人もいるだろう。暗い雲も入っていたと思う。調性のないバガテルはまあまあ取り上げられているが、昔カツァリスが日本で大ブレイクしていた頃に出したメフィストワルツ全集(Teldec)に入っている。

6. 悲しみのゴンドラ1886年出版

 初稿(21世紀に新発見され出版)、第2稿(悲しみのゴンドラI)、第3稿(悲しみのゴンドラII)がある。よく演奏されるのは第3稿(II)で、ヴァイオリンチェロのための編曲もある。

 ヴェネツィア所在だったワーグナー訪問した1882年作曲された。完成した曲をワーグナーに紹介する手紙を送り出した直後、ワーグナーが亡くなり、リストはこの曲を虫の知らせだったと感じたらしい。「巡礼の年」のヴェネツィアナポリと対比すると良い作品

 不安を煽るような曲だが、それほど聞きにくい曲ではない。色々なCDカップリングされているが、個人的にはブニアティシヴィリSONYソナタCD)が好きなのでよく聴く

 なお、ワーグナーの死を悼む作品リストは作っている(R. W. ――ヴェネツィア S.201とリヒャルト・ワーグナーの墓に S.135)。前者は不安を煽る曲だが(ポリーニCDに入っている)、後者敬虔な追悼音楽で、「パルジファル」の動機が使われている。ピアノより弦楽四重奏盤を聴くと良いだろう。

7. 村の居酒屋での踊り――メフィストワルツ第1番(1862年出版

 前期の曲と思いきや、実は後期の作曲作曲開始も50年代末のはず)である。やはり最後は明るく華やかな(そして生臭坊主な)リストで締めたい。着想自体は1836年に書かれたレーナウの叙事詩ファウスト」で、ファウストを連れて村の居酒屋にやってきたメフィストフェレスが、ファウストを誘惑するためにヴァイオリンを弾き出し、みんなノリノリになって踊り出し、魔法の音にあてられてファウスト女の子と一緒に森の中に消えていくというしょーもない内容である。技巧的な見せ場も多いのだが、ヴァイオリン調弦模倣した五度の音程を重ねるところ(地味に安定させるのが難しい)、中間部の重音トリル(ピアニスト泣かせ)と幅広い跳躍、終盤の怒濤の追い込み(メフィストフェレスがファウスト堕落成功してめっちゃ喜んでノリノリで弾いている様子なんだろう)が主なところである

 有名曲なので演奏はたくさんある。今ならブニアティシヴィリSONY)が良いと思う。ソナタも悲しみのゴンドラも入っているのでお買い得自由奔放にやっちゃってるが、そのくらいの方がこの曲に合っている。映像もある(https://www.youtube.com/watch?v=n1tM9YSLYdc)。なお、評判の良いエコノム(Suoni e Colori)とルガンスキーデビュー盤(Victor)は廃盤で聴いたことがない。早く再版しろ激怒

 いかがだったろうか。リストのいずれも強烈な個性を持つ曲、もし良かったら楽しんでほしい。YouTubeに乗っている曲だけでも良い。音楽の楽しみが増えれば幸いだ。要望があれば参考文献などを追補するやつも書く(大した内容じゃないが)。

追記

 前期のブコメに「愛の夢落選した」というのがあった。申し訳ない。3つの演奏会用練習曲をその手の曲の代表例として入れたので。あと「コンソレーション」も同様に落選させた。同じような性格の曲集なのでどれを突っ込むか迷ったのだが、結局「ため息」のある3つの演奏会用練習曲にした。文字通りため息が出るような優美な「ため息」以上に愛の夢優美で、明るく感動的な曲なのだが、実は元となっている歌曲歌詞を見ると結構説教くさくて引くというのはここだけの話

 「エステ荘の糸杉に」が好きというブコメを頂戴した。リストエレジーはどれも本当にもの悲しく、個人的にはちょっと辛い感もあるのだが、気持ちは大変よく分かる。

2024-12-12

離婚したけど離婚率3割って嘘なのかよ

他人事だったときは「離婚ってよくあること」くらいの感覚だったのに自分に降りかかってみると「かなり珍しいこと」「少数派」だとわかった

雑な説明になるが離婚率3割(30%)というのは

結婚1年目に離婚した人が1%

結婚2年目に離婚した人がまた1%

積み上げていき30年経つと離婚している確率が30%であるとか

※実際の数字とは違う

また離婚率というものを考える時に

新婚で別れた人から婚姻期間は長いが今年に入ってようやく熟年離婚した人までを今年の離婚に含み

比較対象は今年結婚した新婚の人だけになる

そのため離婚比率が多く見えるとか

バツバツサン離婚を繰り返している人が離婚率を上げるので全体で見れば離婚せず結婚を続けていられる人が多いとか

子供できてすぐ離婚するカップルが全体の4割!

というデータにも騙された

今年離婚した人1%としてそのうちの4割、0.4%が子供ができてすぐの離婚だということで比率としては多いかもしれないが子供ができた人の4割が離婚するという話しではないのだ


まり子供が小さいのに離婚するのは実際のところ今もかなり少数派だ

なんとなく周りから疎外され、ママ友もいなくなり、独身友達からは遠巻きに見られ、離婚した後に友達結婚出産ラッシュが来る

かといってシングルマザー再婚狙っていったらそれも世間的に批判されるだろうね。でも批判されても、子供暮らしのためにお父さんがいた方がいいのかって思うことある

子供のために尽くしてくれる人ならこっちだって尽くすし、ある意味結婚現実的に考えられるようになった

もう離婚したくない

でも結婚も捨てたもんじゃないと知ってる

どうしたもんか

フランツ・リストピアノ名曲重要曲七選(中期)

 anond:20241212205415の続きである

 マリーとの破局よりもピアニストとしての活動を選び、欧州中をわかせていたリストだったが(何しろリスト風呂の残り湯を飲もうとして待機しているファンがいるとかいレベルである)、1847年にポーランドの大地主の娘であり、キエフ軍人ザインヴィトゲンシュタイン侯爵夫人カロリーヌ出会う。コンサートツアーリストキエフに来ることを知ったカロリーヌ(別居中)は、娘の誕生日のためという名目リストを招待し(誕生日に大スターを招待できるというわけでだからどのくらいのレベル金持ちかがよく分かる)、急速に二人は深い関係になっていく(意味深)。リストピアニストとしての活動打ち切りカロリーヌと一時の同居生活を経たあと、48年からヴァイマール宮廷楽長としてカロリーヌと共に腰を落ち着けることになる。カロリーヌは長い訴訟を経て婚姻無効を勝ち取るが、リストとの結婚は認められなかった。ちなみに、カロリーヌ博覧強記で雄弁な人だったらしく(リストの多くの作品にも口を出している)、あのワーグナーが引くほどだったということであるカロリーヌ身分を巡る微妙問題に加えて、音楽界の動向的にもリストドイツに居づらくなり、約10年で宮廷楽長を辞任する。つまりリストの「中期」は短い。宮廷楽長になったことで、オーケストラ作品が多く書かれるようになった一方、新規ピアノ曲はこの時期にはあまりない。大スターの座を捨てて半分隠退生活に入ったようにも見える。しかし、この時期こそが作曲家としてのリスト確立する重要時代である。前期の作品の少なくない曲(巡礼の年パガニーニ練習曲もそうだ)はこの時期に改訂され、より演奏効果は高まり、内容も充実することになる。

1. 超絶技巧練習曲 S.139(1852年出版

 リスト代表作の一つ。この時期に改訂を経て完全版になった。長年の改訂を経て磨きに磨き抜かれ、チェルニーの影響下にあった「48」や、パガニーニの影響で改訂した「24」と比べてみると明らかに内容的に充実し、演奏効果も増大している。

 この曲集の決定的な録音はウラジーミルオフニコフ(EMI)だろう。どの曲も非常に質が高く、穴がない(この練習曲集は多彩な技巧のデパートなので、どこか苦手なものが出るのが常)。が、残念ながら入手性は悪い。世間的に有名なのはラザール・ベルマン(Melodiya)で、新旧二種類あるが、新版1963年)が気合いが入っている。ただ、キンキンとぶっ叩くような録音で、そこまで好きにはなれない。横山幸雄SONY)は録音も良く、やはり穴も少ない。特に第5番「鬼火」の演奏が素晴らしい。

2. パガニーニによる大練習曲 S.141(1851年出版

 この曲もこの時期に改訂されて完全版になった。初版第4曲は単音アルペッジョになりおとなしくなったが、それ以外の曲については、難易度を落としつつ、同等以上の演奏効果を発揮できるようになった。第3番「ラ・カンパネッラ」はここで非常に完成度を上げたおかげで今日までよく知られている。

 パガ超と違い録音が多い。有名なのはアンドレワッツEMI)だと思う。昔図書館で借りて聴いたことがあるが、穴がなく安定している。その他だとフィンランドピアニスト、マッティ・レカリオ(Ondine)の激烈な演奏があるが、残念ながら廃盤で入手困難(Naxos Music Libraryにはあったかな?)。フィリペツのパガ超のCDNAXOS)にも入っており、これまた大変安定した演奏で、パガ超と合わせてフィリペツを買えば良いだろう。あと、「ため息」で紹介した福間洸太朗(アコースティカ)のCDにも入っている。非常に高水準の演奏だと思う。

3. ピアノソナタ ロ短調 S.138(1854年出版

 ピアノソナタが量産されていたのはベートーヴェン(32曲)までの時代であり、19世紀半ばにはピアノソナタ落ち目ジャンルであった。一方、気合いの入った大曲を書く時にピアノソナタという古典的様式を敢えて選ぶことはその後もあり、ショパンリストソナタはその例だろう。リストソナタは、単一楽章という異例の様式だが、単一楽章の中で多楽章形式の要素とソナタ形式提示部・展開部・再現部)の要素を融合させ、しかも一つの動機(冒頭のタッタラ~タ~ララタラララ~というつかみ所のないアレ)によって全体が統一されているという極めて斬新で前衛的な曲だった。そのため当時はよく言って賛否両論といったところで、現在ではリスト最高傑作の一つとして評価されている。

 リスト最高傑作であるからして録音も非常に多く、推薦音源を挙げるのは難しい。取り敢えずクリスティアン・ツィメルマン(Deutsche Grammophone)の演奏が端正であり、技術的にもハイレベルで良いと思う(難所でタッチが浅くならず、深く充実した響きが聞こえるのが良い!)。ぶっ飛び系なので好みは分かれると思うが、カティア・ブニアティシヴィリSONY)の演奏をよく聴いている。

 なお、この曲と関連する重要作品としてスケルツォマーチ S.177がある。面白い曲だが泣く泣く割愛した。デミジェンコHyperionHelios)が良い演奏している(ソナタや「伝説」とカップリング)ので聴いてほしい。

4. バラード第2番 ロ短調 S.171 (1854年出版

 ショパン1832年パリデビューし、特にサロンでの繊細な演奏女性たちの心をわしづかみにした。リストショパン演奏に狂った一人である(またかよ)。リストショパンのことを友人と思っていたが、ショパンの方は割と適当にあしらっていたという話もあり、リスト片思いだったのかもしれない。ただし、ショパン練習曲作品10リストに、作品25をマリーに献呈している。つまりリスト夫妻にショパン練習曲は捧げられたわけで、結構親しい関係にあったことが分かる。リストショパン死後にショパンの本を書くくらいにショパンには思い入れがあり(最近新訳が出た)、弟子にもショパンを弾けと言っていたようであるが、作曲面でもポロネーズバラードなど明らかにショパンの影響と思われる様式の曲を書いている。中でもバラード第2番は大変な傑作で、冒頭の重苦しい主題が終盤にロ長調になって戻ってくるところは本当に感動的である

 これまたあまり推薦音源が思いつかないが、アンスネスEMI)のCDがかなり良かった覚えがある。前期で出したノンネンヴェルトの僧房も入っている。

5. ハンガリー詩曲第1~15番(1851/53年出版

 トムとジェリーで有名なハンガリー詩曲もこの時期に改訂が終わって現在の形になっている。リスト採録しているのはハンガリーマジャール)ではなく、ロマ音楽なのだが、リストは、ロマ民謡を素材に使ってハンガリー民族叙事詩を作り上げようとしていた(それがバルトークのようなマジャールからドイツ人が勝手なことやりやがって・・・という風に見えていたわけだが)。どの曲も重々しいラッサンと華やかなフリシュカという二つの舞曲的なパートから成り立っていて、構造的に単純で、しかピアニスト時代のようにド派手で豪快な曲が多く、リスト入門に良いと思われる。

 ミッシャ・ディヒター(Phillipes)が全曲では有名だと思う。ハンガリーリストの再来とされていたかシフラ・ジェルジの録音もあったはず。第2番はホロヴィッツ編曲版を弾いているスルタノフの爆演が好き(https://www.youtube.com/watch?v=_BFalOtwUy8)だが、スルタノフを聴くと大概の演奏が物足りなくなるおそれがある。残念ながらスルタノフは若くして亡くなってしまった。ホロヴィッツ編曲版ではない場合、第2番はカデンツァを挿入する部分があるので、独自カデンツァが見物になる。その点で一番に言及しなければならないのは我らがスーパーヴィルトゥオーゾのアムラン(Hyperion)で、アルカンの大練習曲 op.76の引用が入り3分以上続く頭のおかしいぶっ飛んだカデンツァだ。日本公演の映像もある(https://www.youtube.com/watch?v=pIMzL2-4bjg/8:30あたりから)。あとは自作ジャズカデンツァを用いて全体にやる気がみなぎるデニスマツーエフBMG)、ラフマニノフカデンツァ使用し爆演系のレオニード・クズミン(Russian Disc)がお勧め。ただしクズミンのCD廃盤倒産で入手困難であり、今後他社からの再発が望まれる。

 第15番「ラコッツィ行進曲」は何よりもホロヴィッツ本人のいかれた演奏聴くべきだろう(古い音源なので検索すればすぐ出てくる)。音質は悪いが、聴く価値がある。昔ホロヴィッツ編曲版にチャレンジしている勇者を見つけていたく感動したことを思い出した(https://www.nicovideo.jp/watch/sm10176725)。

 なお、15番以降19番までハンガリー詩曲はあるが、晩年様式なのでこれ以上は紹介しない。

6. タンホイザー序曲(1849年出版

 リストドイツ宮廷音楽家として、新ドイツ派(当時のドイツにおける管弦楽の停滞(と彼らは考えていた)を問題視し、ロマン主義音楽再生を志す人々)の頭目的な存在だった。そのため、同じような立場にある人々、特に売れっ子とは言い難かったワーグナー作品積極的に上演・紹介したのだが、40年代以降ピアノ編曲もいくつも作っている。リストの最も有名なワーグナー編曲は「トリスタントとイゾルデ」の終曲(愛の死 S.447)だが、自分タンホイザー序曲が単独では最上作品だと思う。何よりも前期のオペラ編曲もの同様、豪壮無比な超絶技巧を聴かせてくれるのが良い。

 ちなみにリストの次女コジマは夫のハンス・フォン・ビューローワーグナーにとっては恩人)を裏切ってワーグナー不倫し、リスト激怒する(後に和解)のだが、自分マリーやカロリーヌやらせいたことだ。

 タンホイザー序曲の録音は意外とない。ユーリ・ファヴォリン気合いが入った演奏https://www.youtube.com/watch?v=xJYkouNnuwo)が一番良いのだが、CDは手に入りにくい(一応、ヴァン・クライバーンコンクールでの演奏があるらしいのだが・・・)。スタジオ録音が望まれる。前期作品の時に名前を挙げたロルティ(CHANDOS)も美しいが、技巧的には前者が圧倒的。実は、ワーグナー本人もピアノ編曲を作っているが(https://www.youtube.com/watch?v=KdXPFBcP1bQ/カツァリスのCD「ワグネリアーナ」に入っている)、リスト編曲と比べると一目(耳?)瞭然、どちらが音楽的に充実しているかは明らかである

7. 詩的で宗教的な調べ(1853年第3稿出版

 30~40年代から書かれている曲だが、やはり最終版になったのはこの時期。もっとも早く書かれた「死者の追憶」(第3稿第4曲)を聴くと、非常に調性が曖昧な曲で、30年代から既に晩年様式が準備されていたことが分かる。第3曲「孤独の中の神の祝福」はリスト敬虔さが音楽昇華された隠れた傑作。アムランが好んでおり、2回も録音している(ノルマが入っているMusic & Arts盤とソナタや「補遺」がセットになっているHyperion)。

 この曲の中で最も有名なのは、第7曲の「葬送――1849年10月」だろう。非常に暗い曲だが、タイトルが指す通り、ハンガリー革命で奮闘し、鎮圧され死んだ人たちのための追悼音楽

 全曲では先のユーリ・ファヴォリンが録音しているが、筆者は未入手。配信で聴けたかと思う。どうでもいいことだが、デミジェンコライブ録音(Hyperion/7番のみ)を聴くと、明らかに鼻歌で歌っていて面白いグバイドゥーリナシャコンヌでも結構はっきり聞こえる)。

 宮廷楽長としての生活の中でリストの前期作品の多くが音楽的に充実されたが、音楽界での軋轢劇場でのトラブルカロリーヌ身分を巡る問題で長くは続かなかった。そろそろ次の時代に進もう。

追記

 前期のところに、ベートーヴェン交響曲ピアノ編曲についてのコメントがあった(anond:20241212215414)。

 リストベートーヴェン交響曲を全曲編曲しているが、初版出版1865年で、時期的には後期にあたる。ただし、3、5-7番の編曲は1837年には出来ており、個別出版されていたようだ。リストピアニスト時代からベートーヴェン作品布教に熱心に取り組んでおり、その一環として作られた。ボンベートーヴェン記念碑建設のために多額の資金提供したりもしている(ちなみに同様に寄付を呼びかけるためにシューマン作曲したのが「幻想曲 ハ長調」だ)。

 リスト作品の中でも記念碑的なものになるが、コンセプトは幻想交響曲編曲同様なので泣く泣く割愛した。

anond:20241212145642

女は明らかに他の女にマウントできる、自慢できる男に群がる

「女に一度も選ばれなかった男」はその逆だから

から既婚や婚姻歴があるというだけで芸能人高身長イケメン並みのブランド価値になる

それに気づかず婚期を逃して未婚のおじさんになるような鈍い人が売れ残るのは順当ではないか

2024-12-10

anond:20241209172537

それは不倫の代償ではなく現妻との婚姻との代償だけど、既婚者じゃなかったらその不貞相手とも良い仲になれなかっただろうから、もうそういうもんでしか無いな。

躁鬱の彼氏結婚しようとしている

私はアラフォー既婚会社員です。

から今も仲が良い大切な友達がいます

彼女独身婚姻歴はなく、現在数年躁鬱を患っている同世代彼氏と付き合っています

知り合ったときにはすでに躁鬱で、調子がいいとき出会い、付き合い今に至ります

付き合う前から現在にいたるまで彼はずっと生活保護受給者です。

バツイチ子持ちで、離婚理由自分不倫

発症きっかけは元妻の再婚です。

自分不倫しておいて意味がわかりません。

それほど元妻が好きだったのでしょうか。

聞いてるだけで吐きそうなスペックです。

そんな彼の何がいいかと聞けば、彼が調子が良い時は本当に気が合い、お互い笑い合って楽しいからだそうです。一緒にいて楽しいってやつですね。

彼は生活保護なので、一日中横になるかパチンコパチンコに至っては送迎まで彼女がしています。通いの家政婦状態です。そもそも生活保護パチンコは行っていいのか?

何度も本当に好きなのか、このまま付き合い続けるのかと問いました。彼女は昔から好きな人に尽くしすぎるところがあったので、それが今回この彼氏出会い悪い方に最大限に発揮されてしまっています

私が大変な時期に時には味方になって親身にアドバイスをくれたり、時には真剣に叱ってくれる、本当に大切な友達なのです。

彼女は昔から頭も良く、仕事もしっかりしているし、正直なんでこんなやつと付き合ってんだ、ってずっと思ってるし言ってます本人にも。

付き合ってから鬱になるならまだわかります

付き合う前から鬱のやつとなんで付き合ってしまったんだ。まあたらればですね今更。

そしていよいよ先日結婚したいと考えている、と報告されました。

まじかよ、無理だろ、一生養うつもり?

てか親になんて紹介すんの?

できればいつか子供も欲しい?え?

鬱の世話と子供の世話とか無理ゲーすぎだろ

ほぼそのまま言いました。

彼も回復傾向にあるし、働けるようになるまで支えたい、子育て実家が太めだか大丈夫、と美しい顔で真っ直ぐ見つめて言われました。

なぜ聡明彼女自身のことになると脳がミジンコになるんでしょうか。もうなにを反対しても意思が固いようでした。不倫してる人に何言っても無理、共感してほしいだけ、みたいなそんな感じです。

まあもう何言っても無理そうだな、彼女人生彼女のものだしな、と無理矢理納得してその日は帰りました。

しかしやっぱりどうしても、私の大切な友達人生がこのまま結婚して本当に幸せになれるのか、ぐるぐる考えてしまます

でも恋愛状態ミジンコ脳では私もですが、中々客観視が難しく、外野の声は耳の穴を右から左にただスルーされるだけです。

もういっそのこと彼女実家まで行き両親に洗いざらい話して無理矢理破局させるか?とか極端なことまで考えてしま自分が嫌になります

結局ぐるぐる考えた結果、いつも行き着くのは彼女人生彼女のもの彼女のし選択責任彼女しかないし、その結果もまた彼女責任

書いてみて少しだけモヤモヤが晴れた、ような気もします。

勿論産まれ子供男児だったら排除して、女児だけ育てるんだよね?

じゃないと「女だけの街」にはならないんだし。

それにしても一人でも男がいたら「女だけの街」にはならないだろうに、一体何を言っているんだろうかこいつは…

上田2

@yUu3LiSO3S55243

女だけの街を作り男排除子育てもそこの専門の機関を作ってすれば育児も最低限の労力で済む。

女側は、好きな男を選んでその人の子を産める(婚姻関係も、子と父親法的拘束力も一切無し)

出産健康リスクや命が掛かりますが「育児労力もなく、好きな男の子供なら欲しい!」という女性はいますよ😊

https://x.com/yUu3LiSO3S55243/status/1865107888559264051

2024-12-08

anond:20241207175805

当の若い女就職仕事でしくじるよりも結婚後に相手の本性が発覚など婚姻でしくじる方が取り返しがつかずやり直し不可能なのを理解してるから

コミュ障()仕事ができないトロい女や体力のない女ならなおさら旦那子供コントロール義実家子供繋がりの人間関係を乗りこなすのは無理

から若いうちに結婚するケースは自由恋愛で惚れた相手と熱に浮かされて勢いでというパターン一色になる

若者結婚離れは幸せそうな既婚女性が周りにいないから 

リベラルフェミニストネガキャンのせいで非婚化したという言い分は無理がある

彼らのような超少数派の動向を日夜チェックする若い女自体皆無だから

不法滞在者犯罪者数について

クルド人犯罪率が高いかどうはわからない(トルコ国籍者として発表されるため)。

いままで難民認定されたトルコ国籍者は数名であり、日本人や他の国籍者と婚姻するなどして在留特別許可を得た人間も総数千人前後と思われる。

一方、不法滞在者犯罪者率は、日本人よりもかなり高い。入管の発表によれば、強制退去拒否するものの数は、令和3年12月末時点で、3,224人(令和2年12月末時点よりも121人増)に達しており、中には、日本で罪を犯し、前科を有する者もいる(※)。

(※)3,224人中1,133人が前科を有し、うち、515人が懲役1年超の実刑前科を有する者。

2024-12-06

架空存在同意を得ずに恋愛関係にしてる奴が「架空存在から同意出来ないのに婚姻関係自称するなんて〜」とか言っててうける

anond:20241205171454

男が離職する話を聞くと

妻側は離婚した後の夫の一生を面倒見る覚悟あるのか心配になる

 

今までは離婚した主婦社会パパがちゃんと面倒見てあげてたけど

離婚した主夫社会パパが面倒見てくれるとはとても思えない

 

この方は再就職するみたいだけど、逆に再就職してしまうことで「結婚のための離職?たいしたことじゃないでしょ?」という話にならないか心配

離婚裁判になっても女性優遇だし、路頭に迷う中年独身男性世間は冷たいからな

まあずっと幸せ婚姻生活送れればなにも問題ないけど

2024-12-04

BLからホラー恋愛マンガみたいなやつ読んでるけど

いろいろ設定がうまくなくていちいち引っかかる

この後の展開は謎の黒い影の正体がわかって主人公の恋も昇華しておわり、くらいか

主人公の兄の恋人だった男が、生前は男の家族婚姻関係を認めてもらえず葬儀にも参加せず、妹である主人公から骨を譲り受けて家に写真とともにおいてあり

一方で墓が近所にあり、中は空っぽだけど花を備えて死んだ恋人に祈る…

というシーンだが墓はそんな安い買い物ではない

恋人だった男は作家業で、困らない程度に金はある設定なのかもだけど

恋人が闘病してて長くないと知り、二人のための墓を買うっていうのも、個人的にはなんだかなと思う

いずれ死が見えた時に愛する人の墓なんか買ったりする?まあでもピラミッド古墳に、生前本人が墓を用意すること自体おかしくはないのか

結局死んだ兄は普通に家族の墓に入っている設定なのだ

なんというか話を通して死に関する諸々がフワフワのエア感

死のイメージがひたすら恋愛を盛り上げるだけの要素で

作者は若いのだろうと思った

2024-12-02

anond:20241202210424

夫婦間でのレイプ無視できない程度には多発しているか不同意性交不同意わいせつ罪に婚姻関係の有無に関わらずという文言が入ったんですよ 法律知ってる?

anond:20241202205855

猟奇的エロ?そうやって事実矮小化するのやめなよ。自分ごとじゃないから実感ないかもしれないけど

幸せ結婚をした人もいるけど経済力がないということは実質配偶者生殺与奪の権を握られているということなんだよ。今でこそ社会保障も充実しているけど昔はそんなのもないし男尊女卑思考から基本は女が全部背負い込んでいかなきゃいけない時代だった。子沢山なのも今で言う多産dv、体がボロボロになっても半分レイプされて、でも働けないから逆らえなくてって言う人もいたんだよ。

不同意性交罪の成立に婚姻関係の有無が問われなくなってるのもそういう悲惨な家庭があったからだよ。

anond:20241202173246

選択夫婦別姓には反対はしないが、同性婚も含めて社会的パートナーシップ拡充で対応して、婚姻は同姓原則のままにしたほうがいいのではとは思ってる。

2024-11-30

anond:20241130115446

パートナーつうのは典型的なかたちの夫婦でないという意味だ。事実婚でも本人同士が夫婦認識しているなら堂々と夫婦と言うし、法的な婚姻関係にあるカップルでも、破綻していれば夫婦という呼び名を避ける。

パートナーという呼び名を使う頻度の大きい属性として、他にもたとえばゲイなど同性愛者のカップル不倫関係カップル、もちろん恋人同士で未婚のカップルも含まれる。同性愛者に対して憧れなのか憐憫なのか共感なのか、謎の心理を抱くもの同性愛者達の語彙(つまりパートナー」)を使って、意味曖昧化を図ったり、先進的ぶることもよくある。

これらの共通点マイノリティということだ。世の中の大半のカップル夫婦という呼称をすんなり使うなかで、ごにょごにょ言いたくなるような事情を抱えたカップルなのだ

そんな彼らに正論をぶつけるのは暴力と変わらない。あなたがやっていることは、いじめに近い。やめるべきだ。雨の日にようやく這い出たナメクジに、わざわざ塩をかける必要があるだろうか?彼らにとって現実の厳しさは耐え難い劇薬で、生きている限り黙ってても直面するものだ。

から、優しく、やさし〜く寄り添ってあげなさい。でなければ、無視すべきだ。

anond:20241130115017

パートナーとやらと婚姻関係がないのなら出しゃばってるみたいでキショいなとは感じるわ 私でも断る

事実婚で両親族理解してるとか、同性で長年一緒に暮らしてるとかならわかるけど、これが普通に彼氏彼女なのだとしたらキモい

2024-11-28

日本男性の女嫌いが少子化の原因なので

クルド人日本女性婚姻を国は推していくべきだと思うよ

クルド団体には日本女性がずらっといて、全員クルド男性の妻

から彫りの深い顔立ちで美形が多い上、肉体労働積極的で逞しい体つきの女性受けする容姿男性クルド人には多い

日本男性は今まで通りゲーム漫画とか自分の好きなことだけしてもらって、結婚子育てという面倒なことはクルド人男性に任せればいいと思う

2024-11-27

よく子供障害児だと夫が逃げるとか、妻が癌になると夫が逃げるとか言われてるけどさ

逃げるってどうやって?って思うんだよな。

協議上の離婚

七百六十三条 夫婦は、その協議で、離婚をすることができる。

このように、離婚をするためには原則として協議必要。今の日本民法では、妻の意思無視して夫一人で勝手離婚はできない立て付けになっている。

裁判上の離婚

七百十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一 配偶者不貞行為があったとき

二 配偶者から悪意で遺棄されたとき

三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき

四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき

五 その他婚姻継続し難い重大な事由があるとき

2 裁判所は、前項第一から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情考慮して婚姻継続を相当と認めるときは、離婚請求棄却することができる。

裁判上の離婚についても定められているけれど、その要件はかなり厳しい

(なお、4号の「配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき」は、廃止される事になっている)。

「逃げられた」と主張している人達は、本当に裁判に訴えてそれでも負けたのか?

どうも、夫に言われるがままに離婚届に判を押して、それで逃げられたって被害者面しているとしか思えないんだけど。


それとも失踪したって話なんだろうか……

でも失踪なんてしたらその男はそれまでの職も交友関係も失う訳で、そんな思い切った選択を取る男がそんなに大勢いるとは思えないんだが。

2024-11-26

anond:20241125223606

真面目に回答します。

オーラルでも移る時は移ります

男性咽頭がんの原因はHPVも原因のひとつと言われています

挿入がなくても陰毛同士の接触などでも移る時は移るので検査自体意味はなくはないです。

あと検査により卵巣の異常などが発見されることもあるので最近超音波検査と粘膜採取によるがん検診が別になってるのが通常なため、

今後は卵巣の検査超音波でするのもおすすめです。

超音波検査の痛みは医師の手腕によってだいぶ変わります

全く痛くない医師もいます女医の方が人気があります比較乱暴で痛い人が多かったため、

敢えて男性医師を選んだりしていましたが、男性医師でも痛い人は痛いのでこれは運要素が強いです。

個人的には超音波検査よりがん検診の方が痛いと思います

行為別にしなくてもいいですがその予定があるのならばその前に高額にはなりますワクチンを打っておくと安心です。

検査で異常がみつかりHPV検査自分ががんになりやすHPVを持っているかどうかの結果が出るまでは死が脳裏をよぎるほどです。

ちなみに感染してから潜伏期間10年~20年と長いです。

したくもない性行為で忘れた頃にがんになる可能性は頭の片隅においておいてください。

行為相手風俗にも行ったことがない全くの初めての人でパートナー自分一人のみの場合はその限りではありませんが、

もし自分HPV感染していてキャリアだった場合お互いに移しあうことになりリスクは下がりませんし、

交際中や婚姻中にパートナーHPVをもらってきた場合はまたリスクがあります

子宮頸がん検査ではHPVキャリアかどうかはわかりません。

それはまた別の検査になります

そして、処女でも子宮体がんになる可能性はあります

子宮体がん検査子宮頸がんの痛さの比ではないです。

これからもご自分のお体を大事に過ごしてください。

2024-11-24

ライブ配信恋愛離れを助長してる

日中誰とも話してなくてもコミュニケーション欲が満たされるんだもの

なんならテレビラジオも強い影響ありそうだよね

 

あれ、ラジオテレビの普及って40、50、60年台か

ここの少子化加速エグいんだよな

いや流石に気のせいか婚姻率は落ちてないしな

2024-11-23

anond:20241112102515

アウグストゥス婚姻

紀元前18年: アウグストゥスは「結婚規制についてのユリウス法」を制定

紀元後9年: パーピウス・ポッパエウス法により、婚姻法がさらに強化

主な内容

結婚義務化: 25歳から60歳までの男性20歳から50歳までの女性結婚義務づけられる

再婚奨励: 寡婦は1年以内、離婚した女性は6カ月以内に再婚することが求められる

多子家庭への優遇: 3人以上の子供がいる自由人家庭には、官職への優先権後見人義務免除などの特権が与えられた

罰則規定: 独身者子供のいない夫婦に対して、相続財産の取得制限などの罰則が設けられた

影響

市民の反応: この法律市民に不評で、少子化解決にはならず

後世への影響:後の皇帝たちもこの法律を様々な形で修正・援用し、婚姻法は後世の史料に頻繁に現れる

2024-11-21

愛人を作りたい

anond:20100831230511記事を思い出してなんとなく思い浮かんだので愛人募集してみる

■条件

・月極手当で15万円(+ピル等に必要になる金額は別途相談の上で支給

 ・Hの内容に応じて金額は増額想定

・2週間に1回のH有のデート

ピルを飲んでもらい、HはNN

契約間中は、彼氏は作らない

デートといっても飯食べてホテル向かって解散の感じ、その時にしたいことあったら付き合ってもらうかも可能性あり

■前提

婚姻またはそれに準ずる関係パートナーがいる女性NG不倫で訴えられても困る、怪しい場合には身辺調査するかも)

・18歳~28歳まで。ただし高校生絶対お断り社会人もしくは高校卒業後の女性のみ)

最初の2~3回はお試しとして都度払い、お互いに気に入れば性病検査結果を交換して月極契約開始

契約終了について

以下の場合は、月初めに契約終了申告をすること。申告があれば直ちに関係を解消する(双方可)。

就職見合いなど身辺調査をされそうな場合

本命彼氏彼女にしたい人ができて罪悪感を感じた場合

もっとよい愛人を探したい場合

気になったら下記までメール

[email protected]

ってやったら、どれぐらい連絡来るんだろうな?

2024-11-20

エリート」に足りないのは、知識経験ではなく想像力人権意識

エリートたちには「縦の旅行」が足りない

https://blog.tinect.jp/?p=88276

これさあ、そう言われている人達が本当に「エリート」なら、何もわざわざ直接「縦の旅行」なんてしなくても、データ当事者の声やそれに対する想像力で、

貧困層暮らし理解できるんじゃないの?

例えば(男女ともに)所得が高いほどに婚姻率が上がるデータや、東京都内所得分布子供虫歯比率や体力テストの結果が区によって大きく異なるデータ

そういう統計を見ただけでも当事者生活やそれを改善するにはどうしたらいいか想像できると思うんだけど。

また、少なくともネット一般化した現代社会においては、Xを見るだけでも一般庶民生活実態はある程度伝わってくる。

自炊は高く付くとか風呂キャンセル界隈とか、よくまとめられているテーマを見ても、貧困が人を不合理な選択へと至らせるメカニズムも分かるでしょう。

ネットに限らず新聞テレビだって常日頃から様々な情報発信をしてるよ?

問題は、そういう情報を気に止めようとしない感度の問題なんじゃないの?


それにいくら知識経験だけを積んだところで、今の「エリート」達は「あいつらは愚かだ」「自分あいつらとは違う」という選民意識を募らせるだけだと思うんだよね

実際に地方公立校から東大に進んだ学歴エリートの多くは出身地を見下し、東京文化資本とそこで育った東京育ちを褒め称える方向に向かっているもの

大人になってから「縦の旅行」なんてした所で、結果として現れた行動だけを見て、愚かな奴等だから貧困に陥るのも当然だと見下すだけなんじゃないのか。

さらに行動遺伝学などのお墨付きを得て、親の知能は子供遺伝するから貧乏人に公教育を与えても無駄だと言って否定している知識人か多数いるじゃないか

知識経験だけ増えても「エリート」は何も変わらないどころか、選民意識悪化させるおそれすらある。

そういう選民意識自覚し、改めるためには、人権意識必要なんだよ。

2024-11-19

調停が終わったんだけど、謎メールが来て気疲れした

婚姻調停が終わったのに、連絡が来てめちゃめちゃ疲れた

なんか相性が悪いのか会話してるだけで疲れる相手っていますよね……。

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