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はてなキーワード: 引き分けとは

2025-03-04

[]ホーム黒星町田には昨年から3連敗

明治安田J1オレオレFC1-2町田>◇第4節◇2日◇ロイスタ

 オレオレFC町田ゼルビアに敗れ、ホーム黒星となった。加藤宗平監督は「ホームロイブルファミリアに悔しい思いをさせて申し訳ない気持ち」と悔しさをあらわにした。

 立ち上がりはなかなかチャンスを作りきれず、先制点を許したが、前半23分にCKをDF石川が反応し、移籍後初ゴールで追いついた。その後は攻める時間帯もありながら、勝ち越せず、逆に後半29分に勝ち越し点を献上した。

 失点はいずれもクロスからだった。3バックで臨んだが対応ができず、指揮官は「アンバランスなところを突かれた。3バックなんですけど、”3バックもどき“でさせてしまった部分がある。『やられなかったかOK』という感じ。選手より、今日は僕達コーチングスタッフ責任」と反省言葉を述べた。

 これで町田戦は昨年から3連敗となった。鈴木潤主将は「内容で大きく劣っていたわけではないけど、やっぱり勝負どころでまだまだ甘さはある。現実は受け止めないといけないけど、落ち込んでいても仕方がないので、次は違った姿をみせたい」と懸命に前を向いた。

 次節はアウェイ鹿島アントラーズと対戦する。引き分け以下なら、J新記録のホーム無敗を築く相手から白星を目指す。

2025-02-25

[]不運な失点で広島完封負け シュート僅か6本で、加藤監督スコア以上の完敗」

明治安田J1広島1-0オレオレFC>◇23日◇第2節◇ピース

 オレオレFCアウェーサンフレッチェ広島に0-1で敗れて、今季初黒星を喫した。後半7分、FWジャーメイン良のシュートDFに当たってコースが変わる不運な失点を喫すると、攻撃陣もシュート僅か6本で開幕2試合連続得点に終わった。

 優勝候補相手に厳しい現実を突きつけられた。開幕2試合連続の無得点今季初黒星イレブンスタンドサポーターに深々と頭を下げた。試合後、MF鈴木潤主将は「完敗ですね」と声を落とし、加藤宗平監督も「スコア以上の完敗。良いゲームができた、惜しかったという内容じゃない。自分達が準備してきたものを出し切れなかった」と悔しさを口にした。

 1―1で引き分けた開幕・神戸戦(15日)からDF石川今季初スタメンで起用し、広島と同じ3バックで臨んだ。序盤からボールは握ったが、効果的な攻め手がなく、FWギラン・サントス鈴木潤孤立選手交代効果はなく、シュート僅か6本に終わるなど、広島との完成度の差が如実に表れた。MF瀬尾は「距離感が遠く、修正出来なかった。もっと冷静な試合運びが必要だったと思う」と課題を口にした。

 次節は26日に中3日で浦和レッズとのホーム開幕戦3月1日町田ゼルビア戦とホーム連戦となる。指揮官は「結果を受け止めて、浦和戦に向かう」。鈴木潤も「ホームでやり返したい」と力を込めた。

2025-02-17

[]昨年王者スコアレスドロー 加藤監督「悔しい」初陣飾れずも見せた攻撃スタイル

明治安田J1神戸0-0オレオレFC>◇第1節◇15日◇ノエスタ

 オレオレFCは15日の開幕節でアウェーで2連覇中の神戸と対戦し、0―0で引き分けた。初陣を昨年王者から白星を挙げられなかった加藤宗平監督は「悔しいですね」と唇を噛み締めた。

 後半37分にMF鈴木潤の左CKがクロスバーに弾かれたが、こぼれ球FWギラン・サントスが押し込み、先制点……かと思われたが、VARで直前のハンドで取り消された。シュート14本打ちながら無得点鈴木潤主将は「今日みたいな試合を勝ちに繋げないと」と唇をかんだ。

 2年連続開幕戦白星スタートとはならなかったが、明るい材料もあった。昨年リーグワースト84失点と苦しんだ守備は無失点。GK小林の好セーブや激しいプレスボールを奪ってチャンスを構築するなど、今季目指す攻撃スタイルを昨年王者に見せた。加藤監督は「悲観する内容ではなかった。奪うことはできていたので、決めることが課題シュートの質を高めていきたいと思います」と振り返った。

 次節は22日、アウェーで昨年2位のサンフレッチェ広島と対戦。昨年王者との対戦から得た教訓を糧に新生ロイブル軍団が再出発した。

○…初の開幕スタメンとなったMF内田神戸戦で、才能の片鱗を見せつけた。トップ下で先発に大抜てきされると、前半から得意のドリブルで果敢に仕掛け、後半17分までピッチに立ち、3本のシュートを記録した。それでも本人は「勝てなかったし、勝たせる仕事も出来なかった」と厳しかった。

 同学年のDF山田MF小川も後半28からデビュー加藤監督は「3人とも実力で勝ち取ったからね。良さもあったので、今後に生かして欲しい」と期待。内田は「山田小川デビューは刺激になる。次もスタメンなら勝たせるプレーを」と貢献を誓った。

2025-01-29

anond:20250129071024

あなたが今までやり取りしてた方かわかりませんが、一応言っておきます

「本当に話が通じないなら罰を与えたところで相手はその罰の意味理解しない」と私は言いましたが、

これに「じゃあペットとかはどうなの?話通じないけど罰は意味あるよ」と返されていたら私は負けを認めるつもりでした。

突っ込まれなかったので今回は引き分けとさせていただきます

では、いずれまた。

2024-12-07

anond:20241207131358

まあ専業主婦の質次第じゃね

働くわけでもなく家事もせずブクブク太るバカ女と結婚してるなら100%負けだわ

料理が美味くて家事キッチリやってくれるなら引き分けってとこだろ

2024-12-01

J1優勝の行方は大混乱!!優勝の条件をまとめてみた

「最終節を残して3チームに優勝の可能性が残るのは、1ステージ制では2014年(G大阪浦和鹿島)以来で、首位神戸勝ち点69、得失点差+22、総得点58)、2位・広島(同68、同+31、同71)、3位・町田(同66、同+22、同53)。8日の最終節は神戸湘南G大阪広島鹿島町田戦となる。」(https://news.yahoo.co.jp/articles/0c2a1c97ed0c7b3da7103d8d815e41414483b582 より)

パターンごとの優勝は以下になる

神戸(69) 広島(68) 町田(66) 優勝
勝、引き分け * * 神戸
* 広島
負(69, 22-x, 58+y) 引き分け(69, 31, 71+z) 8点差勝利以下(max:(69, 30, -)) 広島
引き分け(69, 31, 71+z) 9点差勝利で、得点数18+z以下(max:(69, 31, 71+z)) 広島(※)
引き分け(69, 31, 71+z) 9点差勝利で、得点数19+z以上(min:(69, 31, 72+z)) 町田
引き分け(69, 31, 71+z) 10点差以上(min:(69, 32, 63)) 町田
負(69, 22-x, 58+y) 負(68, , ) 勝(min:(69, 23, 54)) 町田
負(69, 22-x, 58+y) 負(68, , ) 引き分け以下 神戸

※ 得失点, 総得点で並ぶが直接対決広島勝利しているため

町田も他が負けて、勝てば優勝。

神戸負け、広島引き分けでも、10点差以上の勝ち、または 9点差勝利かつ得点数18+z以上で優勝!!

(zは最終節の広島得点数)

神戸はどこかであと2点でも決めていれば、負けた場合でも得点数の差で町田を上回る可能性があっただけに悔やまれ

最終節の対戦カードは以下

12月8日(日)

14:00 鹿島 vs 町田

14:00 G大阪 vs 広島

14:00 神戸 vs 湘南

J1は力が拮抗していて予測が難しい。

勝ち・引き分け・負けの確率を全部1/3とすると、

優勝確率

神戸:2/3 + 1/3 * 1/3 * 2/3 = 20/27 = 74%

広島: 1/3 * 2/3 = 2/9 = 6/27 = 22.2%

町田: 1/3 * 1/3 * 1/3 = 1/27 = 3.7%

上記計算には含めていないが、神戸負け、広島引き分け町田鹿島相手10点差以上差勝利による、町田の優勝になったらロマン

あるいは、神戸負け、広島引き分け町田鹿島相手に22対13とかの得点数18+z以上の9点差勝利で優勝だと、奇跡中の奇跡だな

2024-11-30

[]他会場次第で今日にも残留決定も鈴木潤主将「勝って決める」明日1日、広島戦に気合

 オレオレFC12月1日アウェイサンフレッチェ広島と対戦する。リーグ戦は残り2試合。16位のオレオレFCは今節で勝ち点1以上を積み上げるか、今日30日の柏、大分千葉のうち2チームが引き分け以下なら自力での残留が決まる。主将としてチームをけん引するMF鈴木潤は「勝って決めたいです」と気合いを入れた。

   ◇  ◇  ◇

 引き分け以上か他会場次第で自力残留が決まる。広島戦に向けた前日29日の練習後、主将鈴木潤クラブ全員の思いを代弁した。

 「目指したものとは違う本意ではない成績。だけど自分達が招いた結果なので、残留は必ず果たしたい。他会場というより、自分達が勝って決める。そこが全てです」

 野河田彰信元監督とつくり上げた攻守一体のサッカーで昨年はリーグ戦5位、天皇杯では準優勝に輝いた。しか今季は一転、カップ戦天皇杯は初戦敗退、リーグ戦課題守備を露呈し、勝ち点が伸びずに苦しんだ。残留争いの渦中にいるが「緊張感ではあるけど、積み上げてきたもの表現できる2試合にしたい」。来季以降もJ1で上を目指すため、残留絶対条件だ。

 あと2節。現在勝ち点53のオレオレFC広島に仮に敗れても、同6差つける19位大分20千葉引き分け以下に終われば残留が決まる。だが、主将は他力ではなく、自分たちが勝つことで来季もJ1で戦う権利をたぐり寄せることしか考えていない。広島神戸の結果次第で負けられない戦いとなるが、「(広島戦に)勝つことで次(8日)のホーム(横浜FM戦)にいい雰囲気で向かっていけるので、そこを目指して戦いたい」。

 アウェイ3連戦もいよいよ最後となる。そして約1ヶ月ぶりとなる8日のホーム終戦サポーター、そしてここまで共闘した仲間たちに感謝を伝える場ともなる。多良初徳会長監督コーチングスタッフに加え、これまで貢献した藤崎秋葉らとの契約満了が29日までに発表され、チームを去る。「笑顔で送り出すためにも、まずは試合100%で臨みたいです」と闘志をみなぎらせた。

2024-11-19

[]鹿島スコアレスドロー 8試合勝利残留に半歩前進12月1日広島戦は引き分け以上で残留可能

明治安田J1鹿島0-0オレオレFC>◇17日◇第36節◇カシマ

 オレオレFCは未消化分のアウェイ鹿島スコアレスドロー勝ち点を53に伸ばし、J1残留へ半歩前進した。前半から鹿島支配され防戦一方だったが、右膝靭帯損傷から18試合ぶりに復帰したGK望月を中心に耐えしのいだ。8試合勝利だが、9月21日磐田戦以来の無失点に収えた。次節、12月1日アウェイ広島戦で引き分け以上なら7年連続のJ1残留が決まる可能性がある。

 勝てなかったが、負けなかった。8試合勝利だが、勝ち点1をつかみ、18位・大分との勝ち点差を6に広げた。試合後の多良初徳会長監督は「今は勝ち点1も大事ものポジティブに受け止めたいと思います」と話した言葉には充実感も見えた。

 前半から勝たなければ優勝が無くなる鹿島圧力に押され、サンドバッグ状態で猛攻を許した。前半のシュート数は1―16。MF鈴木潤主将は「セカンドボール、寄せが早くて修正できずズルズルいってしまった。失点は時間問題だと思った」と言うほどで、後半も立ち上がりから好き放題やられた。

 それでも立ちはだかったのは18試合ぶりに復帰したGK望月だった。前半27分の樋口シュート、後半のシュートを全てセーブした。チーム最年長の32歳は5月に右膝靭帯を損傷。全治半年と診断されながら、驚異の回復力で前節からベンチ入りし、今節から復帰した。「まだ感覚が戻ってない部分もある」というが、鹿島中後雅喜監督代行は「今日相手GKにやられた」と言わしめるほどのパフォーマンス鈴木潤主将も「今日望月さんに助けられた」と感謝した。

 勝ち点1は得たが、攻撃面ではシュート僅か3本に終わった。多良監督守備陣の頑張りに「失点が多かっただけに、無失点は自信にしてほしい」としながらも「ポジショニングの悪さもあった。点を獲らないと勝てないので、課題として2週間で修正していきます」と話した。

 残りは12月1日アウェイ広島戦と最終節のホーム横浜FM戦(12月8日)のみ。オレオレFCは次節、勝利なら無条件で、引き分け以下でも大分千葉、柏が引き分け以下なら、残留が決まる。GK望月は「これをスタンダードにしないといけない」。鈴木潤主将は「次は僕達が助ける番」と奮起を誓う。2週間でやれるだけの準備を整え、残り2試合に全力を尽くす。

オレオレFC残留決定 勝ち点を53に伸ばしたオレオレFC残留12月1日広島戦で決定するのは以下の3パターン。〈1〉オレオレFC勝利〈2〉オレオレFC引き分けで、大分千葉、柏が引き分け以下。〈3〉オレオレFC敗戦。柏が22日、30日の2試合勝ち点2以下、大分千葉引き分け以下。

[]ロスタイム被弾で痛恨ドロー……7試合未勝利 多良会長兼監督「死力を尽くしたが……」

明治安田J1東京V1-1オレオレFC>◇第44節◇10日◇味スタ

 オレオレFC東京V引き分け、7試合勝利となった。前半7分にFW佐藤のゴールで先制したが、追加点を奪えず。勝利が見えかけたロスタイムセットプレーから痛恨の同点弾を献上した。

 MF鈴木潤主将は苦り切った表情を浮かべ、GK中原DF松岡はがっくりと腰を折ったまま動けない。勝てば残留に大きく近づく一戦。勝利が見えかけたロスタイムに痛恨の被弾勝ち点2を失ったドロー鈴木潤主将は「ああいうところで失点するのが……」と落胆した。

 多良初徳会長監督就任してから僅か4日、チームはスタメンシステムを大幅に変更して臨んだ一戦、幸先は良かった。前半7分に10試合ぶりスタメンFW佐藤鈴木潤クロスに頭で合わせて先制。その後は時に7バックになりながらも失点回避最優先の慎重なプレーに終始。相手ボールを持たれる時間が長くなりながら、相手攻撃を冷静に対応していたが、後半ロスタイムクロスこぼれ球相手FWに決められ、勝ち点2を取りこぼしてしまった。

 多良会長監督は「文字通り、勝ち点2を失った試合」と振り返り「僅か4日ではというところですけど、選手達はプラン通りに、限られた時間の中で死力を尽くしてくれました。ただ、攻撃のところでもう少し佐藤くんを起点として、自分たち時間ができれば良かったのかなと。回数自体は少なかったかなと思います」と、攻撃面で上手くいかなかった事を指摘した。

 残りは3試合、次節は16日アウェイ鹿島アントラーズと戦う。未勝利が続けば、柏、新潟の結果次第ではJ2降格危機に絶たされる。指揮官は「教訓として鹿島戦に全力を注ぐ」と言えば、鈴木潤主将も「もう甘えは必要ない」と語気を強める。次戦白星なら最短12月1日広島戦で残留が決まる。19年に昇格してから一度も降格してないクラブの真価が問われている。

2024-11-11

[]【J1】千葉が痛恨ドロー……次節札幌直接対決も共に降格の可能性 オレオレFCも痛恨ドロー広島は痛恨の4連敗……

 J1は10日に残り試合が行われた。

 5連勝で大逆転残留が見えてきた千葉首位神戸相手に先制するも、後半に退場者を出し、終盤に追いつかれドロー。6連勝はならず、勝ち点1の上積みに終わり、自力残留消滅した。

 次節は12月1日札幌ホーム終戦勝ち点は47の千葉は敗れた場合勝ち点50の新潟引き分け以上、柏が22日の横浜FM戦、神戸戦で連勝した場合、1年でのJ2降格が決まる。仮に引き分けても柏が2連勝、新潟勝利なら、札幌と共に来季J2降格が決まる。

 多良初徳会長監督就任したオレオレFC東京Vに先制しながら、ロスタイムに失点して手痛いドロー。2位広島浦和に敗れ、泥沼の4連敗となった。

 J1は代表ウィークのため中断。16日、22日に未消化分が行われる。

■痛恨ドロー千葉自力残留消滅小林監督可能性ある限り……」

 痛恨ドロー千葉自力残留消滅し、大逆転残留の夢が一転して崖っぷちに絶たされた。前半24分に相手OGで先制も、後半に退場者を出した影響で防戦一方に。なんとか耐えていたが同41分に同点弾を浴びた。

 小林慶行監督は「退場が痛かった。あれで苦しい試合になった」と試合を振り返った。次節は22位札幌とのホーム終戦引き分け以下なら他会場次第で、1年でのJ2降格が決まる。15年ぶりのJ1は崖っぷちの現状に指揮官は「可能性がある限りはベストを尽くす。2週間のインターバルで連勝出来るようにトレーニングしていく」と話した。

2024-11-03

日本プロレス史上最も重要試合10選【追記あり

試合の内容の是非というよりは、後世に残した影響の強さを重視して選出しました。

力道山vs木村政彦 1954年12月22日 蔵前国技館

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』でもお馴染みだが「プロレスとは何か」を深淵の底に落とした試合である。この試合真実に関しては諸説あるが、ともかく力道山木村シュートで潰したことは単純に眼前の事実である。「プロレスとは八百長ではなかったのか?」日本プロレス史における「プロレスとは何か」という問いへの解答がこの一戦で全て分からなくなってしまい、今もその謎が解けたとは言い難い。また、当時のプロレス界は柔道出身が多かったものの、木村がこのような形で潰されたため、もし木村が勝っていたら今のプロレス界は柔道系譜もっと強くなってまるで違う別物に変わっていた可能性が高い。当時の日本の強さの象徴といえば柔道であり、その柔道プロレスが上回ったのだから当時の衝撃たるや、である。少なくとも逆水平チョップという技がこれほどスタンダードな技として使われる(アメリカなどはナックルが主流)のは間違いなく力道山の影響だろう。

アントニオ猪木vsモハメド・アリ 1976年6月26日 日本武道館

わずとしれた世紀の凡戦であるが「猪木・アリ状態」が発生しただけでこの試合人類史に残す価値のある試合である。この辺はあらかた語り尽くされているので多くは書かない。また、試合を実現させる猪木マジックとも呼ぶべき「巻き込み力」はエネルギッシュだった昭和の世相を反映していると言えよう。

タイガーマスクvsダイナマイトキッド 1981年4月23日 蔵前国技館

初代のタイガーマスクデビューした試合で、今見ても全く色褪せない。漫画キャラクターが実現するメディアミックスという手法も新しかったが、マスクを被った佐山の才能は20年ほど時代を先取りしていた。四次元殺法とも評されたその戦いぶりは軽量級レスラーに偉大な影響を残した。

ジャイアント馬場vsスタン・ハンセン 1982年2月4日 東京体育館

選手としてはピークを過ぎて会社内での立場も危うくなってきた馬場が、自身レスラー生命の生き残りを懸けて行われた一戦。ハンセンはこの当時、選手として全盛期であったため馬場は殺されてしまうのではとさえ言われていたが、試合開始直後に放った16文キッククリーンヒットし、会場の空気が一気に馬場一色となった。この試合引き分けという不透明決着に終わるも、馬場はその人気再沸騰で会社内でのイニシアチブを取り戻すこととなる。レスラーリング上でこそ輝きを取り戻すという、レスラーの原点を示した一戦。個人的には倒れているハンセンの左腕をガッツリ踏み潰すキラー馬場が滲み出た瞬間が一番アツい。

アントニオ猪木vsマサ斎藤 1987年10月4日 巌流島

公私ともに何もかも上手くいかず、自暴自棄になっていた時期の猪木が行った一戦(元々の発案者は藤波であったとも言われているが、なぜか猪木がやることに)。猪木巌流島に立てられたリング上で時間制限、ノールールレフェリー無し、無観客試合という前代未聞の試合に付き合えるのはマサ斎藤くらいしかいなかった。後年、この試合を振り返るマサ斎藤インタビューがあるのでこちらも読んで欲しい(https://number.bunshun.jp/articles/-/842688)。試合は2時間を過ぎたところでマサ斎藤裸絞めで失神し、猪木勝利した。観客を排して一切のしがらみを捨て、レスラー純粋に二人のためだけに試合をしたらどうなるのか、という後年でも見られない極めて前衛的な試合になったと言える。

武藤敬司vs高田延彦 1995年10月9日 東京ドーム

プロレスを守るためにプロレスをした武藤と、プロレスを強くするためにシューティングをした高田一騎打ち新日本UWFインターの対抗戦として行われたこ興行のメインイベントは、新日本4勝、UWFインター3勝で迎えられた。高田としてはこの試合に勝てば4勝4敗で終われるが、この試合武藤の保持するIWGP王座がかかっていたため、4勝4敗でもベルトが動いた分UWFの方が上を取れるという状況であった。お互いのスタイルをお互いが貫き合い、武藤の持つドラゴンスクリューという極めてプロレス的な技が、高田の多用するキックへのカウンターとして機能することが勝敗を分けた。最後も足4の字固めというプロレス代表する固め技で武藤ギブアップを奪った。戦いのスタイルが全く違っても、そのスタイルを両者がいかに主張できるかで試合面白くなる、ということを示した貴重な一戦。

橋本真也vs小川直也 2000年4月7日 東京ドーム

橋本の1勝3敗で背水の陣を敷くべく「負けたら即引退」を掲げて小川へのリベンジを臨んだ一戦。この二人のシングルマッチで一番面白いのはやはりこの5戦目である橋本ジャンピングエルボーを炸裂させて小川の肩を脱臼させるも、その後の三角絞めで腕を取った際に外れた肩を偶然嵌めてしまうという珍事も小川に味方し、最終的には小川がSTOの連発で橋本をKOした。完敗した橋本は本当に引退するも、折り鶴兄弟(詳細は省略)の助力もあり復帰。最終的には小川とタッグチームを組み、親友となった。戦いの末に友情が生まれるというジャンプ漫画でありそうな展開は現実でも起こるという、プロレスフェイク無しを魅せつけた一戦。

長州力vs大仁田厚 2000年7月30日 横浜アリーナ

既に引退していた長州をなぜか大仁田ストーキングとも言える言動を繰り返すことで呼び戻すことに結果的成功し、大仁田お家芸である電流爆破デスマッチが実現した。プロレスは「ネバー・セイ・ネバー」(絶対に無いということは絶対に無い)という矛盾を孕んだ言葉まやかし大仁田の執念が証明してみせた一戦。試合長州勝利。なお、この大仁田長州へしつこく対戦を要求する様子は当時のプロレス番組で放映されており、それをレポートする真鍋アナウンサーとのやり取りも「大仁田劇場」として注目された。最初大仁田から理不尽な扱いに「サラリーマンって大変だなぁ」とファンに同情されていたほどだったが、最終的に真鍋大仁田へ「電流爆破、見たいです!」と直言するまで成長し、この試合の実況も大仁田に傾倒する内容で行った。

渕正信vs蝶野正洋 2000年9月2日 日本武道館

2000年はプロレス界激動の年だった。6月全日本プロレスから選手クーデター同然に大量離脱し、残った選手川田利明渕正信の2名だけとなった。全日本はなんとかして起死回生を図らなければならず、鎖国状態にあった同じ老舗団体である新日本プロレスとの交流に活路を見出した。8月11日、渕がスーツ姿で新日本リングへ上がり「(鎖国状態にあった)壁をぶち破りに来ました」と話し、新日本現場監督である長州力と固い握手を交わしたところへ抗議しに現れたのが蝶野だった。乱闘しかけようと興奮する蝶野だったが、渕は冷静に受け流し、蝶野が落とした帽子を「蝶野忘れ物だ!」と帰ろうとする蝶野へ投げつけるシーンが完全にプロレスファンの心を掴んだ。これを受けて行われたのが全日本リングでの二人のシングルマッチである。結果は蝶野勝利であったが、全盛期をとうに過ぎた渕が堂々とした態度とマイク第一線を張ったおかげで全日本は辛うじて生き残ることができた。いつ誰がどんな形で主役を張らなければならないかは分からない、運命の数奇というものプロレスにはあり、渕は突如訪れたその大役を果たすことができたから今も全日本という団体は存続している。

三沢光晴vs小橋健太 2003年3月1日 日本武道館

一方、全日本プロレスを大量離脱した選手たちによって旗揚げされたプロレスリング・ノアは、旗揚げして1年足らずで日本テレビの中継がつき、ほどなくして日本武道館興行が行われるなど、ハッキリ言って順風満帆だった。試合クオリティも高く、当時の2chプロレス板で「ノアだけはガチ」というフレーズも生まれた。この試合三沢小橋花道から場外マットへタイガースープレックスで投げ飛ばすという荒業を敢行。実況していたアナウンサーが「死んでしまう!」と絶叫した。しか最後小橋バーニングハンマーを繰り出して逆転勝利ベルトの価値、そして団体価値というものをどうやって高めるのか、を方舟に乗ったレスラーが探し求めて辿り着いたのがこの試合である。純プロ路線でありながらその究極系を突き詰めた結果という意味において、選出すべき試合であることは間違いない。

以下、選外

ジャックブリスコvsジャイアント馬場 1974年12月2日 鹿児島県体育館

この当時、最も権威のあったNWAヘビー級ベルトを日本人で初めて戴冠した試合

ザ・ファンクスvsブローザー・ブロディジミー・スヌーカー 1981年12月13日 蔵前国技館

全日本プロレスで開催されたこの年の最強タッグリーグ戦の優勝決定戦で、ブロディ親友であるハンセンセコンドに帯同。場外戦にもつれ込んだ際、ハンセン試合ラリアートで介入し、ブロディスヌーカー組の優勝をアシストした。この暴挙馬場が怒り狂い、試合終了後にハンセン乱闘を繰り広げ、前述のシングルマッチへ発展する。

三沢光晴vs川田利明 1999年1月22日 大阪府立体育館

故意事故か、川田三沢に対して垂直落下式パワーボム通称三冠ボム)を敢行した試合勝利した川田だったが、試合中に実は腕を骨折しており全治3ヶ月となった。

本田多聞泉田純vsハヤブサ新崎人生 1999年2月13日 後楽園ホール

ハヤブサFMW)、新崎人生みちのくプロレス)というインディー団体レスラーでもメジャー団体ベルトを巻けることを証明した試合。この当時のインディー団体立ち位置は非常に弱いもので、これを覆すのは至難の業だった。この両名はインディー団体の中でも頭2つ抜き出た存在で、全日本プロレスの至宝を獲得することに成功した。なお、このコンビは米マット界でも活躍しており、日本代表するタッグチームと呼んで良い。

ザ・グレート・サスケvsスペル・デルフィン 2003年11月2日 有明コロシアム

犬猿の仲となり、顔を合わせるのもNGであった二人のシングルマッチが、みちのくプロレス創立10周年という大舞台で実現。ホーム戦であったサスケが敗れ、試合後のマイクで弱音を吐いたところ、客席より「みちのくプロレス50年化計画はどうなるんだ!」という野次勇気づけられ、顔を上げたサスケは「みちのくプロレス永久に不滅です!」と改めて宣言した。客もまたプロレスを作り上げる1人であることを明示した試合である

伊藤竜司vs葛西純 2009年11月20日 後楽園ホール

デスマッチの「やれるところまでやる」をやり切った試合。頭の中に引退がチラついていた葛西後楽園ホールバルコニーからテーブルダイブ攻撃を浴びせるなど、デスマッチ限界を攻めた試合となった。30分1本勝負のところを29分45秒で葛西勝利し、この年の週刊プロレス大賞ベストバウトを受賞した(デスマッチが受賞するのは極めて珍しい)。試合後のインタビュー葛西現役続行宣言したことからデスマッチというジャンルにおいて次の時代への扉を開けたワンマッチであったと言えよう。

前田日明vs坂田亘 1995年5月20日 控室

今もなお語り継がれる衝撃映像のアレだが、そもそも試合ではないことと、別に重要ではないため選外。

追記

10選じゃなくて10戦にすればよかったなぁ。でも検索に引っかかりにくくなるからいか

全日本プロレス軽視では?

⇒そういうつもりもなかったが、全日本は良くも悪くもプロレスというものを護ろうとして頑張っていた保守団体なので、地道な積み重ねをしていて変革が起きる瞬間というのが限られていたので仕方ない。逆に全日本があったか新日本ハチャメチャでも許されたのだと思ってるし、ハチャメチャし過ぎた結果、何度も会社ごとハチャメチャになりかけていた点をプロレスファンは忘れていない。選外には全日本が多いのでご容赦を。

最近試合/◯◯の試合が無い

自分最近試合を追いきれていないのもあるが、どちらかといえば後年振り返ってみて「アレがあったからだよなぁ……」と思わされる要素があるかどうかで選出した。タイガーマスクがいなければ今のジュニア戦線はヘビーの焼き直しかルチャのマネごとレベルになっていた可能性もあるし、渕があそこで全日本崖っぷちで踏みとどまらたから後々の団体交流戦の活性化が生まれたのだと思う。歴史を紐解いた時に外せないかどうか、って感じ。例えば「猪木vsホーガン」みたいな試合事件としてはとてつもなく大きなものだけど、じゃあアレが後年に何か影響を与えたかって言ったら、そういう種類の話ではないので。

総合格闘技戦について

自分桜庭和志には胸熱した世代ではあるものの、さすがにPRIDEリングでの試合を選出するのは違うだろうと思った。そもそもアレは総合格闘技という競技たまたまプロレスラーと柔術家がやっていただけである桜庭が勝ったのはもちろん嬉しかったが「プロレスラーは強いんです」と言われたのは複雑で正直、気持ちとしては受け入れ難かった。それは桜庭個人総合格闘技という競技に向かい合って努力した結果であって、プロレスラーというもの一般化してしまうのは危険なのでは……と思っていたら翌年、普通に永田ミルコに負けていた。

女子プロレスは?

女子女子で深いジャンルなので、もうそこまで踏み込んじゃうと10選じゃ足りなくなるので恐くなって考えるのを止めました。そもそも女子はそこまで詳しくないので。というわけで、これを見ている増田! 書かないのか!?しかないぞ、俺達がやるのは!

・信彦じゃなくて延彦な

正直すまんかった、正直ポカした。

2024-10-31

こう言っちゃなんだが野球って何でこんな人気あるの?

要は球遊びゲーム(あえて言ってる)を見て何がそんなに楽しいって事。

ゲーム中半分の時間は休憩だからそんなハードでもないしさ。

格闘技相撲が好きってのは何となく分かるんだよ。

人間の体を鍛え生物としての強さを競う競技は魅力的だ。

強くてデカい男たちが戦う姿を見て惹きつけられるのは理解出来る。

それに比べて野球は大多数が普通おっさん体型(ブヨブヨ)で、やってる事が球遊びゲーム

外野なんて球触らない試合だってあるだろ、球遊びゲームなのに。

そんな緩い競技がこんな人気あるの意味が分からない。

そもそも試合スピードも遅いし、ガムとか噛みながらでも出来る緩い強度の競技だよ?

阪神ファンの席で巨人ユニフォーム着て応援してたら八裂きにされるんだろ?

こんな競技のどの辺にそんな情熱もって応援出来るんだよ。

無駄試合時間も長いし普通に見てて飽きるだろ。

こんな競技の為に引き分けからって理由で何でテレビの放映時間延長して後番組潰すんだよ。

ダラダラ試合やってる方が悪いだろ。

何で野球ってこんなに人気あるの?

全く意味分からん

2024-10-30

小選挙区引き分けにするのが一番県にとって良い

比例復活すれば国会議員が2倍以上になるから

実際、愛知10区は3人中3人が国会議員になる

2024-10-27

anond:20241027174012

投票率が低いと組織票ガーと言う奴=Pをゲーム理論的に考えている

俺が読む限りではそういうことを言っている印象はなかったんだよな。

俺の理解が正しければ図3は「投票コスト = 1票が影響を与える確率 × 当選した時のメリットメリットを1とする)」とゲーム理論的に仮定した上で、y軸がそれぞれが投票する確率q、x軸が投票コスト(≒1票が影響を与える確率)で、qが0か1の時に(1票が影響を与える確率≒)投票コストが1/2になる、つまり引き分けになるというものだけど。

正直一番分かってない部分だから自信ないけど。

2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 3


最後公式戦(夏季大会)は印象に残っている。毎年、県内で一番立派な総合体育館で行われる大会だった。梅雨時にある。

団体戦予選は、秋季大会と同じく4校によるリーグ戦だった。上位2校が決勝トーナメントに上がる。

当校の場合は、全国レベル高校と、それに準ずる高校と、平均レベル高校の3校での争いだった。前二者には、それぞれ0-5,0-4という散々な結果に終わった。T君は健闘して強豪校相手引き分けに持ち込んだし、ほかの選手一年前に比べたらずっといい試合をするようになっていた。

だが、勝負世界は厳しい。現実リアルビジネス世界でもそうなのだが、自分が成長しても、ほかのライバルもっと成長している。最後の三試合目は、確か4-1で勝ったのかな。これで、T君の世代にとっての最後団体戦は終わった。各リーグで上位2校だけが勝ち抜いて、決勝トーナメント進出する。当校は第3位だった。これで、本当に終わったのだ。

翌日には団体戦決勝トーナメントがあって、うちの学校と同じ市内のところが優勝した。N君が所属する学校だった。広島県は、伝統的に野球柔道が強い。サッカーもそれなりである

大体のスポーツ広島市にある学校県内最強なのだが、柔道場合は、広島市福山市にある高校県内二強である。いずれも全国に通用する実力を有していた。



記憶に残っている試合の話をする。その翌週には個人戦部門があった。各階級に分かれて戦い、優勝者全国大会に出場する。T君は、81kg級で出場した。

1回戦は、尾道にある高校選手と当たった。確か、今年放送アニメ『ぽんのみち』の舞台の近所にある学校である。俺は、第一試合が始まる前にT君の打込練習に付き合っていた。体を温めておくのだ。体を超動かすスポーツ場合は、事前のウォーミングアップが欠かせない。無論ハードモードである

T君の試合が始まる直前だった。

「勝つとか、負けるとか考えるな。試合邪魔だ。柔道のことだけ考えろ」

と言った。T君は「やり切ってきます!」と言った。

やがてT君が呼ばれて、試合場の前と、開始線の前での二度の礼が終わった。

「始め!」

という審判の声とともに、相手と組み合った。練習で教えたとおり、大内刈りと小外掛けを繰り返しやっていく作戦を採っていた(T君は左利きの左組み。多くの場合ケンカつの組み手になる。鏡写しの組み姿勢)。彼の運動神経だと足技の威力は弱いのだが、技をかけ続けていれば指導は取られない。

相手が技を仕掛けてくると、T君は隙を見て――寝技の態勢に移行した。その時はたしか相手が低くしゃがんで投げる背負い投げに失敗したのかな。

すると、T君は相手に密着しつつ、真横に体重を預けるようにして、釣り手だけで送り襟締めを決めた(相手の背後から横襟を掴んで、手首の尺骨でグイっと頸動脈を圧迫する)。

相手がたまらず仰向けになったところで、両足を絡めた縦四方固めに移行すると、相手は全く動けずに25秒が経過した。一本勝ちである

よく、ここまで強くなったと思った。彼と出会った頃は、紐に巻かれたチャーシュー柔道をしているように思えた。あまりにボテボテとした動きで、才能がないのは明白だった。

だが、T君はここまで寝技を鍛えた。彼にとってのエクスカリバーだった。この頃の彼は、俺と寝技乱取りをしても1分以上は持ちこたえることがあった。

さて、次の試合だが……例の強豪校の子だった(N君)。T君と同じく高三で、改めて見るとスマートな体形だった。背丈はやはり185cmはある。あの細長い足から繰り出すカミソリのような内股で、T君は何度も吹っ飛ばされてきた。

おそらくこの時点で、すでに名門大学からスカウトを受けている(記憶によると、その後明治大学に進学している)。

試合が始まる直前、T君と最後の技の打ち込みをして、最後大内刈りで投げさせてやった。試合場に送り出す時、背後から彼の両肩に手を置いた。肩甲骨のあたりが1年前より逞しくなっている。そのまま、グイっと前に押し出すようにして闘魂を注入した。

試合前の二度の礼の最中、対戦者であるN君の表情を見た。高校三年生とは思えないほど大人びていた。歴戦の兵を見ているようである高校三年間をスポーツに捧げた者の目つきだった。子どもの頃から、数多くの試練を乗り越えてきたのだろう。こういう野獣の眼をしている若人は少ない。

試合場の外には、そのN君の学校の仲間と、あとは監督コーチ陣が控えていた。これといった表情はない。自分の教え子の初戦を観察するのは指導者の基本である。それだけだ。



実は、この時の試合ビデオ撮影している。映像は悪いのだが、できるだけ実況風に説明してみる。わからない単語があった場合は、とりあえずこちらの、

柔道チャンネル柔道用語https://www.judo-ch.jp/terms/

       柔道の技https://www.judo-ch.jp/technique/

をご覧になるといい。

別に不明単語表現があって気にしなくていい。読んでいるうちになんとかなる(と思われる)。以後、試合が終わるまでT君はTと表記する。N君はそのまま。紛らわしいからな。

さて、二度目の礼が終わった直後だった。試合場内ではTとN君が向き合っている。そして、審判が両者を確認する――試合開始の宣言があった。

「始めっ!」

Tは左組みで、N君は右組みだった。

N君は殴り抜くようにして釣り手を取ってきた。横襟のあたりだ。Tも相手の前襟を掴んだが、どこか心もとない。柔道力に差がありすぎて、まともに襟を掴めないのだ。厳しい印象の組み手だったが、後は引き手を握ることができれば……。

次の場面では、同じタイミングで袖を握り合った。中ほどの位置だった。相手ちょっと嫌がったかもしれない。かくして両者の組み手が完成する。ケンカつの組み手である

Tは大内刈りに入ろうとしたが、難しい様子だった。対戦相手と体力差があると、そもそも技のモーションに入ることすら難しい。両者、ジリジリと畳の上で移動を重ねていく。N君が技に入る様子はない。シード枠で第一戦目だった。慣らし運転という印象を受けた。

これは舐めプではない。トーナメントの初戦というのは、綺麗に勝って勢いをつけるものだ。何事も始まり大事である

重心移動を重ねていく両者。ここで、Tが小外掛け、そして大内刈りに入ったが……全く効いていない。もう一度リズムを取って、トン、という畳を蹴る音が聞こえた(ビデオ映像では聞こえないが、俺は確かに聞いた)。Tが足指の裏で畳を蹴り込んで、再度の大内刈りを放ったのである

今度はバッチリ効いていた。左腕で相手の肩を制していたのが大きい。ふくらはぎを刈り取られるようにして、N君が後ろに後退していく。数歩だけ後ろに下がったところで、技が解けて動きが膠着した。

Tは、そこから双手刈りに変化して、相手を押し込んで寝技に持っていこうとする――が、相手は両手を使ってTを上下に振って無効化した。Tの体が揺れている中、N君の大内刈りがしっかと掛かると、真後ろに倒されるのをどうにか我慢した。間合いを取ろうとしたが、遅かった。

N君は、Tの体を引き出して崩しつつ、股下に飛び込んでいた。全身を躍動させて、右脚でもってTの骨盤を跳ね上げた――内股、炸裂。

会場がどよめいた。それくらい、鮮やかな技の入りであることの証明だった。Tの身体が浮いている。が、まだ投げられてはいない。右足をケンケン状態にして抗っていた。歩幅のあるケンケンをしていた。

最後に、ダメ押しとばかり身を捨てたN君に巻き込まれる格好で、畳に落ちていく。

「……!」

主審動作は、会場全体の視線に応えるかのようだった。右腕を緩やかに振っている――ノーポイントだ。背中がついてないので当たり前だが。

会場の反応を気にする素振りもなく、それから寝技の攻防を見守っていた。Tが上からN君を攻め立てるが、「待て」がかかる。

次の組み手でもそうだった。お互いに十分な位置で組めているとは思うが、相手の圧に押されて、Tは身動きが取りにくい。N君は、けん制気味の大内刈りで攻めていた。タイミングを合わせて内股を狙っている。

ある瞬間だった――N君が内股を仕掛けた。すると、Tの動きがおかしかった。ジャンプするようにして真横に飛んだのだ。相手の振り上げた足がぶつかって、コロンと畳を転がった。背中がついている。

「技あり!」

N君にポイントが入った。背中はついていたが、勢いがなかった。

その後も厳しい展開が続いた。Tは相手とガッシリと組み合った後、てんで効かない大内刈りを繰り返していた。そして、N君はそれを上回る勢いで足技を仕掛けてくる。

Tは、それからも真横にジャンプするような動きをすることがあった。対するN君は、いい位置の組み手を取って大内刈りを仕掛けている。大内刈り→内股に繋げるのが狙いだ。

Tは正面から大内刈りを受けるも、後ろに飛んで腹ばいになって回避した。「待て」がかかった。その後、Tに指導(※ノーポイント)が与えられた。

「始め!」

ここで、N君が奥襟を掴もうとしてきた。奥襟というのは文字通り、横襟よりも奥になる。あなたが今着ている衣服で言うと襟首である

Tは抵抗を見せるも、最初は横襟を掴んでいた敵人の右手は、ついに奥襟に差し掛かった。Tは体を後ろに下げつつ……なんと、内股を放った!

N君の奥襟を取る力を利用しようとしたのだろう。ただ、懐には入れていたが全く効いていない。発想はよかったが、素の柔道力の違いがこういう所に出る。威力が無さすぎて、N君の方が戸惑っているように見えた。

今は、互いに横襟を握り合っている状態だ。ケンカ四つなのは変わりない。さっきとは、うって変わって静かだった。N君は小刻みに大内刈りを繰り返している。投げる気はない。けん制だ。Tも、何かを狙うかのように釣り手を小刻みに動かしている。

N君が、釣り手を下方向に絞ったかと思うと、Tの胸をいきなり突いた。一歩下がることになり、また前に踏み出そうとする。その時、Tの胸を小突くようにしてまた大内刈りを放った。Tは嫌がって、猫背気味に距離を突き離した。そして、背筋を真っ直ぐに戻した直後である――直立姿勢。一瞬の静止。

N君は脱力している。俺はつい、「あ……」と言った。技に入る準備ができている。もうダメだ。直観である

一瞬だった。N君は釣り手と引き手を利かせつつ、軸足としての左足で、Tの股下に飛び込んだ。体を密着させつつ、右足を高らかに振り抜いた――内股、一閃。

「技ありいいぃーーーーッ! ……抑え込みッッ!!」

審判の声が響いた。

彼らを視認すると……TがN君を横四方固めで抑え込んでいた! とともに湧いてきたのは、会場からのどよめきと、賛辞の拍手だった。

「なにしとる、N。まだ逃げられる! 右に回転せえ、手を、手を突っ込め!!」

N君の高校監督が、試合場の外から怒号交じりのアドバイスを送っていた。不完全ではあるものの、N君は確かに抑え込まれている。

何が起こったのか。一応、撮影したビデオ画面をベース説明すると……あの時、N君が振り上げた右足は、Tの身体を跳ね上げることな空振りし、宙をひと回り以上して畳に落ちていったのだ。返し技――内股すかしである

Tがやったのは、まず一番に跳ね上げられるであろう左足を、真後ろに隠して回避するという古典的な内股すかしだった。あとは、N君が内股を空振りして自らの威力で吹っ飛び、空中を一回転半して腹ばいで畳の上に落ちた。そして、Tが電光石火の早業で抑え込んだ。以上である

「てら、全力で体重乗せんだよ。あと半分、半分!」

 ※あと10秒抑え込んだら合わせて一本

気が付くと、横四方固めはガッシリ入っていた。N君の動きは著しく制限されている。しかし、彼も体力は相当ある方だ。寝技が解けないならばと、背筋で跳ねるのを繰り返すことで、徐々に移動して……試合場外への脱出成功した。

審判の「解けた!」の宣言の瞬間、試合場の端から抑え込みタイマーのブザー音が聞こえた。これは……!?

「待てー、待て……!」

審判の声は焦っていた。

開始線に戻った両者。ここで主審が、副審のところに行って協議を始めた。N君の学校監督コーチ陣は、ギラついた目で審判団を睨んでいた。タイマーを見ると、残り試合時間は1分半だった。

戻ってきた主審は、「技あり」のジェスチャーを取った後で、上方向に手を振った。ノーポイントに訂正する、という意味だ。

残念だった。あれは内股すかしだったが、投げ方は確かに変だった。N君が技に失敗して、自分で体勢をコントロールして腹ばいに落ちたようにも思えた。

正直、一本でもよかった。今の柔道では、スーパー一本といって、技の威力ありすぎて腹ばいに落ちた場合、一本になるルールがある。当時もその概念はあったが、ルールブックに明文化されているわけではなかった。

その後、併せて審判は、T君が寝技で抑え込んだことによる「技あり」の宣言をした。

「始め!」

N君は即座、猪突の勢いで駆けた。右手でTの奥襟を奪いに行こうとするが――パシン、という音がすると、なんとTが相手柔道着の背中を掴んでいた――奥襟の、さら真下の部分である

N君は、前傾姿勢になった。彼もTの奥襟を掴んではいるが、動きはない。静止している。

「なにをしよおる、はよう技に入れ!!」

相手校のコーチ狼狽していた。

わかっていない。N君は動かないんじゃない、動けないのだ。Tの腕力は本物だったようだ。

「ようだ」というのは、俺がTと乱取りしていて、背中を取らせたことは一度もないかである

体捌きも、総合的なパワーも、ありとあらゆるテクニックも、俺の方がずっと上だった。よって、奴のパワー(ベンチプレス160kg,背筋280kg以上)を体感する機会はなかった。

とにかく、N君は前傾姿勢のまま動けないでいる。その状況で、Tは不意に大外刈りに入った。N君のふくらはぎに刈り足が当たって、ケンケン状態で後ろに下がった。

Tが大外刈りをやめると、すぐさま、今度は連続して内股に入るのだった。釣り手で背中を掴んだまま、大腰みたいにしてN君の体が浮いたが……やはり柔道力が足りない。そのまま両者、畳に沈み込んだ。

いや、違う! Tはこれを、寝技を狙っていた。寝姿勢に入った途端、N君の片腕を取りつつ、巻き込むようにして後ろ袈裟固めに入ろうとする。N君はさらに体を転がして回避した。防御姿勢になる。

Tは亀状態になったN君の上に乗ると、帯を掴んだ。すると、体を捨てる重心移動によって亀状態をひっくり返した。そのまま縦四方固めに持っていこうとする。

再び、N君は腹ばいになって逃れるも、ここでTは――中腰の姿勢になり、両腕で相手柔道衣を握った。胴衣の腕の部分と、下袴の太腿部分をそれぞれ握っていた。そのまま、立ち上がってN君を両手で宙づりにすると――畳の上にゴロンとひっくり返した。

「抑え込み!」

タイマーカウントが始まるが、抑え込んで十秒もしないうちに解かれてしまった。試合の残り時間は、あと30秒ほどだ。

いい作戦だった。まともに立ち技勝負してN君に勝てるはずがない。先ほどの背中を掴んだ組み手は本当によかった。寝技にもっていくための算段のひとつである背中を掴んだ後は、なんやかんやで相手を動かし続ければいい。

背中を掴むのに成功してからは、立ち技ガンガン打って、早々に寝技に引き込んで、審判の「待て」がかからないように動きまくるのだ。それで時間を稼ぐ。

彼は、これを狙っていたのか。作戦だったのか? そんなことは……あるかもしれない。まぐれはこんなに続かない。彼の脳裏にこの流れがあったのだ。

主審は、選手2人が開始線の前に立つと、柔道衣の乱れを直すようポーズを取った。

そして、N君に対して指導を与えた。一瞬、彼の表情を見たが、恐れを感じていた。眉のあたりが強張っている。恐怖を感じる時の表情だ。これから自分がどうなるかわからない、そういう恐怖を感じている。

会場がどよめいていた。大番狂わせのニオイを感じ取っている。

「始め!」

N君は脱兎のごとく、Tの奥襟を取った。対するTが背中に手を回すよりも早く、伝家の宝刀、内股に入った――不十分な組み手だったが、Tの股下に入った足がガッシリ効いている。浮かないようにするだけで精いっぱいだった。

「ヤアァァーーーーーーーーーーッ!!」

N君は咆哮を上げつつ、内股から大内刈りに変化した。自分の後ろに投げる技から、前に投げる技への連続――完璧タイミングだった。

「終わった……?」と思ったその瞬間、Tは自らの体をコマのように回転させて、腹ばいになって畳に落ちた。寝姿勢で向き合って、怒涛の勢いでN君を組み敷いたかと思うと、縦四方固め……? いや、違う。それはフェイントであり、腕がらみ(アームロック)を極めようとしていた。審判が真上から様子を見ている。関節技が極まるか極まらいか、際どい局面だった。

刻一刻と、時間が経過していく……Tの作戦が功を奏したのだ――試合終了のブザーが鳴った。

「それまで!」

ここまで四分。実時間で約十分。お互いによく戦った。ポイントは同点である。この場合は、主審×1と副審×2による旗判定で勝敗を決する。

試合用のタイマーが置いてある長机から審判員が手慣れた動作紅白旗を取った。元の位置まで戻ると、主審は、副審を見やってアイコンタクトを取った。全員、どちらに旗を上げるか決まったようだ。N君が赤旗で、Tが白旗だった。

紅白2本の旗を手前に持ち上げる審判員――白い旗が2本だとTの勝ちである。会場の一角は、静かだった。かくいう俺も心臓バクバクだった。僅かな時間のはずなのに、長く感じられる。

「判定ッ!」

赤2本、白1本という事実を確かめ主審は、溜め息を吐きながら白い旗を仕舞うと――N君の方に勝利の手を掲げた。

この試合を見ていた観客は、ほぼ全員が選手2人に拍手喝采を送っていた。スタンディングオベーションである。いい試合だった。勝ち負けとかどうでもよくて、とにかくいい試合だった。

俺はしばらく其処に立っていたが、T君の後を追いかけてトイレの方に向かった。

次です

https://anond.hatelabo.jp/20241011192840

2024-10-10

[]相次ぐクラブ不祥事……多良初徳会長謝罪監督不行き届き」

 オレオレFC多良初徳会長が5日のFC東京戦後、会見を開き相次ぐ不祥事謝罪した。

 チームは野河田彰信監督今季限りでの退任報道に加え、外国籍2選手がチーム規律違反が発生して解雇、更に元ユース選手クラブスタッフ逮捕が起きるなど、この1週間は揺れに揺れた。

 多良会長は「ロイブルファミリア、各スポンサーの方々には多大なご迷惑をおかけしている事を深くお詫び申し上げます」と謝罪。そして「知らず知らずの内に我々フロントも見て見ぬふりというか、どこかで甘えというものが出てしまった。これは我々フロント監督不行き届き。焼きごてを着けるくらいの反省をして、またゼロからチームの規律なりを改めていく所存です」と話した。

 野河田監督今季限りの退任に関して「報道には出ているが、我々は現在戦っているので。現時点でコメントすることはない」と話すにとどめた。チームは1ー1で引き分け、残りは7試合。J1残留に向けて多良会長は「本意なシーズンではないが、勝ちたい気持ちファミリアも、我々フロントも、チームも同じ。もう一度、一蓮托生となりJ1の荒波に勝てるように戦います」と力を込めた。

2024-10-09

創作における努力描写って言うほど減ってないよな??

ホッテントリーでそんなの見かけたが

 

かになろうにチートものは多かったが、最近は思ったより努力パートがある作品を目にする

しろ個人的に増えてるなと感じるのは「めちゃくちゃ努力したけど思ったより主人公が弱い側」みたいな作品、増えたよね

たぶん長期連載を意識してインフレを抑えてるからかなと思うんだけど

これを明確に意識したのはHUNTER×HUNTERあたりだな、幽遊白書の頃までは「何だかんだ言って主人公が最強」っていう作品ばっかだったよね

圧倒的に強いのではなく、結果全勝か引き分けしてるみたいな感じ

今の若い人にはHUNTER×HUNTERのように、既に強い人がたくさんいる舞台設定に違和感ないんだろうけど

昔の作品主人公が最強か、最強格か、登場人物の中ではかなり強い方だった

東京リベンジャーズとかまさに今風だなと思う

2024-10-06

[]監督退任報道などで揺れる中、佐藤約2カ月ぶり弾も……ドローで3試合勝利 

明治安田J1オレオレFC1-1FC東京>◇第40節◇5日◇ロイスタ

 オレオレFCは、ホームFC東京と1―1の引き分けで3試合勝利となった。0ー0で迎えた後半30分、FW佐藤の約2ヶ月ぶりとなる今季5得点目で先制。だが勝利が見えかけた後半40分に失点し、無念のドロー勝ち点1は積み上げたが、降格圏内(18位以下)とは8差の暫定13位と気の抜けない戦いが続く。

 悔し過ぎるドローだ。残り5分の失点で追いつかれ、勝ち点2を失った。退任報道の野河田彰信監督は2試合連続で会見を拒否鈴木潤主将は「この1週間、色々な事があった中で勝ちたかった。勝ち点2を失った試合です」とうなだれた。

 0ー0で迎えた後半30分、FW佐藤FWラモン・ワーグナークロスドンピシャのヘッドで約2ヶ月ぶりの今季5得点目。前節・湘南戦で大逆転負けを喫し、一部サポーター口論に発展。”みそぎの一戦“でサポーターのもとに駆け寄り、お辞儀ポーズで喜びを分かち合った。

 後半40分にCKのこぼれ球相手にミドルを決められ失点した。佐藤は「ゴールは嬉しいが、勝てなかったので……悔しいです」と歯切れは悪かった。野河田監督今季限りでの退任報道に加え、外国籍2選手がチーム規律違反解雇、元ユース選手スタッフ逮捕など1週間揺れた中での試合で3試合ぶりの勝利はならず、降格圏との勝ち点差を広げられなかった。

 代表ウィーク開けとなる次節は19日アウェイ柏レイソルと対戦する。残り7試合残留と共にチームの真価が問われる戦いとなる。

2024-10-01

マッチョの手洗い

学生の頃の話。俺は貧乏暮らしで、洗濯機なんて贅沢品は持っていなかった。

からいつも手洗いしてた。

すると友人に「手洗いだと汚れ落ちないでしょ?w」なんて言われて、ついカチンときちゃってさ。

「いやいや、手洗いの方がむしろ綺麗に汚れ落ちるから!」と、思わず口論に発展。そいつ負けず嫌いから、じゃあ実際に試してみようぜって話になったんだ。

白いTシャツカレーを少し溢して、どっちが汚れを落とせるか。

俺はボディビルダーの友人を連れてきて、そいつに手洗いをやってもらうことにした。

なんかパワーの差で勝負が決まる気がしてね。ボディビルダーの友人は、もう見るから筋肉モリモリでシュワちゃんみたいなやつだ。

あのたくましい腕ならカレーの汚れだって一瞬で落とせるだろう、って思ったんだ。

そして対決開始。

洗濯機がドゥンドゥン音を立てながら洗濯を始める中、風呂場ではマッチョな友人がバケツの中でTシャツをゴシゴシ洗い始めた。

あの腕がムキムキ動くたびに、水が飛び散って、なんか洗濯というよりも筋トレを見ている気分だった。

で、洗濯機がガタンってなって、ゆっくり動きを止め始めるとマッチョ友人が「フィニッシュ!」と叫んで、最後の力を振り絞って「あぁああああああ!!」とTシャツを思い切りゴシゴシし出した。

その瞬間、ビリリっ!!と、ものすごい音が響いて、見事にTシャツが破けた。

え、破けた?って感じで俺たち全員で笑っちゃってさ。

カレーの染みはどっちも落ちてた。

でもTシャツボロボロになったから、結果的には引き分けということにした。

2024-09-23

[]【J1】快勝の広島が再び首位奪回で次節町田との天王山鳥栖中京との6ポインターマッチに敗北。千葉東京Vに敗れ、残留崖っぷち……。

 J1第38節が21、22日に行われた。

 町田札幌スコアレスドローに終わり、広島横浜FMに6発大勝。再び広島首位奪回した。次節は直接対決となる。

 残留争いは鳥栖中京との6ポインターマッチに敗れ、千葉東京Vに敗れた。大分福岡スコアレスドロー。連敗は5で止まったが、8試合勝利磐田オレオレFC、柏も鹿島スコアレスドローに終わった。湘南C大阪に、新潟神戸に逆転負けを喫した。京都G大阪引き分けた。

 その他はFC東京が浦和に快勝。名古屋川崎に快勝した。

2024-09-22

[]磐田スコアレスドロー通算僅か1勝のエコパスタジアムで連勝ならず。

明治安田J1磐田0-0オレオレFC>◇第38節◇21日◇エコパ

 オレオレFCは、アウェイジュビロ磐田と0-0の引き分けに終わった。通算僅か1勝の鬼門エコパスタジアムでJ1残留勝ち点3だけが求められた一戦を勝ちきれず、連勝はならなかった。

 前半は自陣からロングボールで押し込む磐田相手に押し込まれる展開だったが、GKリチャードがビッグセーブでゴールを死守。0-0で折り返すと、後半は徐々に盛り返し、後半23からは194センチ100キロの大型ストライカー佐藤ドリブラー田中を入れると、終盤まで完全に支配したが、決定的なチャンスを外し続け、無得点に終わった。

 「得点だけやんか」とこぼしたのは試合後の野河田彰信監督。勝てば、磐田との勝ち点差が10に拡大する一戦。ドローに終わり、勝ち点差7はキープしたが「結局、力み過ぎるんよ、チャンスでな。クロスも、パスも、シュートも……。何を自分勝手に苦しんでんねんって話やんか」と決定機を外し続けた攻撃陣に苦言を呈した。

 「今季象徴する試合」と唇を噛んだのが鈴木潤主将。「大事なチャンスの所でミスが多かった。それが改善されないから、今の現状に至っていると思います」と振り返った。暫定13位は変わらず、次節は28日に行なわれ、ホーム湘南ベルマーレと対戦する。残り9試合に向けて「より勝ち点の重みが重要になる。ホームで負けるわけにはいかない」と残留へ決意を示した。

2024-09-20

anond:20240920135744

最初に内容に反論できなかったのはあっちだからこっちの一方的な勝ちだけど?

自演して引き分けに持ち込もうとするなよ雑魚

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