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はてなキーワード: 真相とは

2026-01-25

BUTTER』(柚木麻子 著)の不満な点。

英国でヒットした小説ルッキズムなどがテーマとして扱われている、

という漠然とした情報だけしかない状態で、

柚木麻子BUTTER』をアマゾンAudibleで聴きはじめた。

その内容の評価のもの別にして、

読後(聴了後)に

不満な点があった

その不満点を書くためにはネタバレを含む必要があります

今後同著を読む予定がある方は以下の文章ネタバレを含むことを留意して下さい。

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この小説は、獄中の連続殺人容疑者女性を、取材する週刊誌女性記者主人公です。

主人公は、容疑者女性への独占インタビューを獲得するために、容疑者要求することを指示に従い実行することになります

それは、ある食べ物を食べてみなさい、あるレストランへ行ってみなさい、といった「食」に絡む行動です。

主人公はそういった容疑者に指示される行動を通じて、容疑者人物考察しつつ、事件真相を追うことにもなります

読者からすると、この形式所謂羊たちの沈黙形式)の小説提示されると、これはミステリー小説なのだミスリードされます

容疑者からの「お使い」をこなすことで、徐々に事件真相を追求するという形式事件の「謎」を餌にして小説を読み進むモチベーションを得ます

さて、ここからが本当のネタバレです。

------------------------------------------------



この小説本格ミステリ小説ではなく、ゆえに、最後事件真相とか、犯人動機とか、真犯人が登場したり、しません。

え?これで終わり?マジで?……。

と聴了後、肩透かしを喰らったので、それがちょっとやっぱり不満でした。

ひょっとしたら事前にもう少し情報を集めてていたらそういうガッカリ感を味わうことのなかったのかもしれませんが。

ただ小説形式として、

謎を追い求めつつ、

事件真相や、

真犯人いるかも知れない暗示などを提示しているのに、

それらがラストに解明しないのは少し読者に対してアンフェアではないのか?

とは思います

もちろん、そういう「答え」を読者に委ねる形式ミステリーはあるかと思います

ただ同著の物語形式は、それに該当しないような気がします。

意識的ミスリード真相は解明される、という「餌」はあきらかに用意されています

おそらく、この読後の不満感を抱く構造は、意図して設計されたものなのだとは思います

ただ、不満なものは不満です。

ただ、ただ、これは調べると2017年刊行小説ということです。

ひょっとしたら、そのときに私が、これを読んでいれば、もっと読後の感触は変わったかもしれません。

この小説テーマ、生きづらい世の中に生きることについて、という問題提起に対して「新しさ」を感じる時代性があればもっと違っていたかもしれません。

あえて、読後に読者にものを考えさせるがための「不満感」なのだろうな、とか。

ただ、現在、同様のテーマに新しさはなく、既知なものとして若干の食傷すら芽生え始めている時代のズレが、この小説意図的未消化感に対するスッキリしない感じを増幅しているのかもしれません。

2026-01-22

映画ブラックジャックを見た

基本的に#真相お話しますと同じ結論原作を読めばいいです。30点。

 

医学生の友人が海外自殺医学生の下にその遺骨が届く。骨壺には謎のクリスタルオブジェが入っており医学生は友人の死の不信からオブジェ調査を始め、その過程で謎の天才外科医ブラックジャック出会う。で、まぁいろいろあってブラックジャック獅子面病という顔が変形してしま病気にかかった妻の夫から手術の依頼を受けるが、妻は人生を儚んでルスカロマ所属暗殺キリコ安楽死を依頼していた。ブラックジャック彼女を救えるのか。そして医学生の友人の死の真相とは。

みたいな話だった気がする。知らんけど。

 

Netflix映画ジャンルに来てたので映画として見たんだけど、なんか途中のシーン転換で左下に「ブラックジャック」って出ててこれドラマやないかーいってなったので、出てくる奴らがもうみんなコスプレすぎるし演技がやりに行きすぎててうんざりするというようなところには目を瞑る。

ただそれはそれとして一本の作品としての志が低すぎる。

原作ブラックジャックは、もろちん人間ドラマとしての強い側面を持っていることは俺も否定しないが、医療漫画としての強度に決して手を抜いていない部分が大きな魅力であるはずだがこのドラマ映画版ではまともに手術シーンをほとんど映さない。

最も長尺でやった鉄骨に挟まれたガッキを救うために両腕を切断しくっつけるシークエンスも何をやっているかを一切画で見せない。ドラマから……じゃ説明がつかない。医龍だってドクターXだってブラックペアだってちゃんとやってた。これはドラマでもできることのはずだ。でもやってない。

もっとどうでもいいグダグダしたドラマパートを切って医療シーンを入れるべきだったと思う。

 

じゃあ人間ドラマオミットした医療作品としての部分を補えているかというとそうは思えない。

本作は「金持ちのドラ息子のために善良な市民内臓全部入れ替える(と見せかけて、善良な市民の顔をドラ息子とすり替える)話」「鉄骨に挟まったガキの両腕を切断してくっつける話」「獅子面病の患者を助ける話」「内臓ピンクダイヤを埋め込む話」「キリコが毒殺しようとするも救う話」の5つを採用してるけど

鉄骨の話とピンクダイヤの話は1本の作品として見た時にぶっちゃけまったくいらない。ハンバーグに入ってるパン粉くらいの必要度。ほないるかぁ。いらない。

かろうじて呼応しているはずなのは「ドラ息子の顔をすり替える話」「獅子面病の話」でこれはどちらも「顔が変わってもそれは同じ人なのだろうか」という面白いテーマとして語る価値があると思うのだが、そこに関してはほとんど触れられない。めっちゃ不満。医学生の友人は顔が変わったけど生きてて、獅子面病も治ってよかった~!おわり。

敢えて褒めるべきところを探すとしたら原作では悪徳警官獅子面病になった息子を無理やり助けさせる話だったのが、今作では「妻の顔が好きすぎて拝み倒して結婚した冴えない男が妻の顔が変形するという境遇になって愛とは何なのかに向き合う」という形に改編したこと。そしていつも通りBJ大金吹っ掛けられるんだけど妻の顔が変わったことで愛がすでに薄れ始めていてハイとは言えない。そうこうしているうちにキリコ暗殺計画は進行して……というサスペンスとしての面白みはあるかな

 

そして今作でいろいろ改変がされてるんだけどほぼ全部うまく行ってない。

骨壺に入っていたオブジェBJが手術に失敗した人の身体の一部を埋め込んで戒めとしていたという謎設定が生えてくるんだけど、まぁそれ自体BJそんな奴か?という部分はありつつ是非が分かれていい部分かもしれんけど、なんで「死んだドラ息子の身体の一部で作ったオブジェ」を顔を挿げ替えた善人の関係者の骨壺に入れたん?意味わからんやろ。

渡すとしたらドラ息子の父親のほうやろ。「フフ、そういえばこんなものをもらったのですが私には必要のないものでしてね。手術成功の記念にもらってやってください(まぁその中身、お前の息子の遺体の一部なんやけどな)」だったらまだ理解できるけど、医学生はなんの知り合いでもないドラ息子の身体の一部なんかもろてどうすりゃええねん。

そして無理やりくっつけられたキリコパート増田で一時期話題になった「キリコ性転換問題」ってこれのことだったんかと懐かしみつつ、キリコが女になったことで何か妙にウェットになってるの解釈違いやわぁと思いつつそんなことは些細なことで。

原作ではキリコ安楽死実行寸前にBJが駆けつけて患者を奪い治療を行うという展開だったと思うのだが、今作ではキリコが渡した安楽死キット(ナニソレ)を獅子面病の妻が使用してほぼ死んでしまう。そして妻の死に面した夫は「顔じゃなくて妻を愛していた」ことに気づいてBJに金はないけど俺の身体を使って(ホモ奴隷になるってこと?)くれ!と言い、BJはいものドヤ顔で「それが聞きたかった!」と服を脱ぎだすんだけど(存在しない記憶)。

いや、薬剤注射で死にかかってる人間を助けるのって天才"外科医"のBJ仕事じゃなくね?内科医仕事じゃね?いや、知らんけど。原作では元々BJが手術で救えるはずだった人を手術で救う話だったからいいんだけど、安楽死注射打って死にかけてる人をBJが救うのちょっと難しくね?これって気にしすぎ?

まぁ結局死ぬんだからなんでもいいじゃんって言われたらそれはそう。

でもあの最後死ぬ展開も原作では、手術しないと死ぬ(しても死ぬかも)→安楽死させてあげよう→いや俺が救う→救えた!→でも別の事故(事件)で死ぬ→死なせとけばよかったのにVSそれでも俺は救う!の対立諸行無常があったけど、今作では顔が奇形でもう死にたい→殺してあげる→自分死ぬわ→グエー死んだンゴ→命も救って顔も戻す!→ありがとう→帰り道に事故で死にましたになっててシンプル脚本書いたやつ性格悪いなってなっちゃってる気がする。

 

別に実写化フォーマットの変更にあわせて内容を変えたりオリジナル要素を入れるなとは言わないんだけどなんでそこの検証おざなりにしてしまうんだろう。一本の作品としていいものを作ろうって気持ちがすごい薄く感じる。これが映画として撮られてたらさら10点引いてもいい。

ブラックジャック連作品はどんな出来であれ全部見たい!って人にはオススメ

2026-01-19

anond:20260119134001

それを言い出したら恋の障害が毎度違う。

最終的に真相がわかる、主人公が勝つ、恋が成就する、全部一緒だよ

2026-01-18

家に食べ物があると全部食べてしまモードに入りました。

こういうときは買い置きが出来ません。

食パンとか、何日間で食べるもの我慢できずに全部食べてしまます

お米はさすがに生では食べませんがどんどん炊飯ちゃうんでお米もたくさんは備蓄してません。

もちろんお菓子なんて秒で無くなります

食べ物が家にあるとすぐに食べてしまうので家にストックを置けません。

いま、食べるだけのものを、買って食べる。

これをしないと破産してしまます

胃下垂なのかどれだけ食べても太りません。

将来はフードファイター(たくさんごはんをたべることで戦う人たち)になろうかと思ったこともあるくらいです。

でも私が悪食モードになるのって1年のあいだで考えると全部合わせても30日くらいにしかならないと思います

その間だけはフードファイターみたいになんでもたくさん食べれるんですけどそれ以外のとき真逆になります

全然食べれなくなります

6枚切りの食パンが消費しきれません。

悪食とき3分くらいで無くなるんですが……。

なんでこんなにギャップが出来るのか自分でもわかりません。

日頃食べないから、身体飢餓モードになるんだよ、とか恋人に言われたりしますが真相はわかりません。

2026-01-11

anond:20240826110905

そもそも「何」かがあったかどうか定かでないところから「何」があったかを推論する、という形式では

ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』

Wikipediaよりあらすじ

ニッキー・ウェルト教授は友人の「私」に、10語ないし12からなる文章を作ってくれれば、思いもかけなかった論理的な推論を引き出してみせると言う。「私」は偶然心に浮かんだ、「9マイルもの道を歩くのは容易じゃない。まして雨の中となるとなおさらだ(A nine mile walk is no joke, especially in the rain)」という11語を述べる[3]。ウェルトはこの文章に対して丁寧に推論を重ねて、出発地や時間帯、発話者心理状態などを特定していき、ついにはある真相に到達する。

2026-01-09

映画】フロッグを見た

物理ロジックは整っているが心理的ロジックが今一つ受け入れづらいオカルト×ミステリ映画の佳作。67点。

 

刑事グレッグの家は不倫バレしたカウンセラーの嫁とそれを知った息子と本人でギスギス。そんな中、町では誘拐事件が発生、現場には十数年前と同じ緑の十得ナイフが残されていた。そしてそれとほぼ同時期にグレッグ家では誰もいないのにテレビ勝手誘拐事件ニュースを映したり、ドアが開かなくなる、音楽がかかるなど不審出来事が起こり始め、ついには死者が。いったいこの家で何が起きているというのか。

 

で、唐突ネタバレするんだけど。

実はグレッグ家には「フロッギング」という「他人の家にこっそり侵入して住み着く行為」を行う若者2人が潜入しており不審出来事は全部この2人のうちの1人の犯行だったことがわかる。グレッグ家と若者たちが交差する時、大きな謎が解き明かされたりされなかったりする――

 

作品としてはざっくり2つのパートに分かれている。あらすじで分けたのがそれで、前半部は「謎の失踪事件とグレッグ家でおきるオカルティックな出来事の数々」そして、後半部で急に視点が変わり「フロッギングでグレッグ家に新んにゅうした若者たちの物語」。そして後半部は前半部での謎が解明される構成になっていて、なるほどそういうことね全部人災だったのねとわかる。

しかしここで実は若者のいたずらだったというだけにとどまらず、「なぜ彼がこのようなことをするのか」が2人組のもう一人の視点から描かれるのがこの映画面白いところ。前半での不審事件の謎は明かされるが今度は、次々いたずらを仕掛けるカエル顔の本意がわからないという別のサスペンスが立ち上がる。

そうこうしているうちに若者のいたずらから新たな事件が発生し、その事件回避するためにとった行動が街で発生している誘拐事件に繋がり……と映画内で起きているすべてのことが明らかにされる。という、サスペンスミステリとして非常に強固なロジック作成された作品である

脚本としては超よくできてると思う。

 

で、まぁアンゴルモアネタバレすると「実は誘拐犯は刑事グレッグで若者の一人のカエル顔は実は十数年前に彼に誘拐されそのまま行方不明になっていた子供だった」ことがわかり、(おそらく)今回のいたずら~その後のことは彼の復讐だったことがわかる。

ここに関しては「だったら全部わかる」とは思えるのだが、その提示が他の謎に比べると弱く感じる。若者の一人ミンディはフロッギングのプロでこの行為を繰り返していることがうかがえ、カエル顔は今回「頼み込んでついてきた」ことが提示される。しかしここでミンディがどれだけ計画的に家を選んでいるか提示されないので、カエル顔はグレッグの家だと知っていたからついてきたのかどうかの判別が難しい。

またカエル顔が行ういたずらが些細且つなんか回りくどいものが多いので真相がわかってから見ると「幼少期に誘拐されてボロボロにされた復讐わりにえらい悠長だな」と感じてしまう。なんかずっと屋上煙草吸ってるし。やっとる場合か?

あとはグレッグが誘拐犯だったことにはちゃん伏線も貼られているのだが、なぜだったのか――どういう動機でどういう目的で――は一切明かされない。もろちん、そういう「純然たる悪」という設定もいいとは思うのだが、ナンデ?が解消されないのは俺的にはマイナス。「誘拐犯」という書割に見えてしまった。

また途中で不倫相手殺害するエピが入るんだけどこれに関しては何故そうしたのか等が一切不明。ここはぶっちゃけ手を抜いてると思う。

書割で行くとフロッギングのプロのミンディも「事件に巻き込まれるフロッギングのプロ」としての役割しか与えられておらず、カエル顔とグロッグというサイコパスの間で振り回された挙句殺害され、そしてその後、一切顧みられない。因果応報ではあれシンプルかわいそう。

あと、グレッグの妻がシンプル嫌いなタイプの女でこいつ早く死ねと思いながら見てたけど死ななかったのはマイナスむちゃくちゃな採点)。

 

まぁそんなこんなである種のパズラー的な本格ミステリとしての強度はあるが、かつて新本格が「トリックに重きを置きすぎていて人間描写が書割にすぎる」と批判されたのと同じような構造を持った作品だなと感じた。あと、前半部をややオカルト表現に振りすぎているのでそっちを期待しすぎていると「え、そんな話だったの?」ってなるかも。

でもまぁ見てて「へぇ~~~!ほぉ~!」となれるようにはなってるし、空気作りもしっかりしているのでミステリ好きには結構オススメ

2026-01-08

復讐物にすればどんなジャンルにでも無理やり参加させられるのでは??

はてな匿名ダイアリーフェミ煽りをしていた父が何者かに殺された

主人公タカシは父の死の真相を探るため、はてな匿名ダイアリーを始めた

anond:20260107205545

専業主婦時代ってのは、一人の働き手に夫婦分の給料を出してたのが真相なのよ

から、男親が亡くなりやす危険職場は、いざというときのために女親の働き先も同じ会社が確保するみたいな文化があった

まり共働きってのは給料を半分しかさないから二人とも出てこいってだけのシステム

裕福になるわけがない

2026-01-07

anond:20260107204957

自分言語能力が未熟なのを理解してるから、せめて機嫌を損ねないようにって配慮だろ?

…と、思ってたんだが

敬語を使うシーンとため口でいいシーンと、切り替えタイミングの全部がわからいか

距離感バグった言葉遣いしかできないんだって

実に言葉足らずらしい真相だったよ

anond:20260106235000

P2P地震情報ログを見ると真相が見えてきます...

日時

01月06日10時18分14秒~10時25分36秒

地域相対的信頼度
A

京都北部(2)、京都南部(6)、大阪北部(15)、兵庫南部(13)、島根東部(3)、広島南部(12)、山口西部(2)、徳島北部(3)、香川(7)、愛媛中予(2)、高知中部(2)、山口中・東部(2)、高知東部(1)

B

愛知西部(12)

C

滋賀北部(1)

D

大阪南部(5)、滋賀南部(2)、愛媛南予(1)、広島北部(1)、愛媛東予(1)、奈良(1)

E

福井嶺北(2)、和歌山南部(1)、兵庫北部(1)、和歌山北部(2)、静岡西部(2)、愛知東部(2)、福岡筑後(1)、岡山南部(2)、静岡中部(2)、岐阜美濃(2)、宮崎北部平野部(1)、富山東部(1)、新潟中越(1)、三重北中部(1)、石川加賀(1)

...個人的には島根よりも京都北部の2報告で信頼度Aになることのほうにびっくりしたのだが...。

お餅七草で食べたい増田酢撒いたベタで咲くナナを地藻御(回文

おはようございます

うー、

しっかり寒くなって年明け寒気厳しいわね。

寒いわ。

もうさちょっと部屋も暖かくして加湿もして

しっかりしていかないと体調低下させてしまもっともの要因になっちゃうのよね!

マジこれ気を付けないと。

そんなわけで、

私はもらった年賀状のお返事をまあ来週までには出さなくちゃいけないということを心に決めながら、

年賀状を5枚だけ買ってきて、

5枚もらった年賀状

お返事の年賀状ちょうどぴったりの5枚を買ってきて、

これは書き損じを許されない事態でそう思うと一気に緊張感がマックスになるライドオンなんだけど、

これもなんだか手間っていったら怒られるわよね。

1年にこの機会でしか挨拶近況報告しない人だっていることだし、

お元気ですか?

お元気です!

って昨年なにしゃべっていたっけ?って

毎回毎回初ターンな状況に陥って、

今年も健康に頑張りましょう一択でのお返事になるじゃないかしら?

坂下一択ラーメン大盛り頼んでる場合じゃないってぐらい、

無難なお返事になるところなのよ。

あのさ、

新聞四コマ漫画で見て私ハッとしてグッときたことを思ったんだけど、

お餅の数え方って「個」それとも「枚」なの?

枚ってありえるの?

だってさ、

正月年賀状楽しい挨拶文言

みんなお餅食べ過ぎないでね!とか

正月お餅個食べた?とかって言うじゃない?

普通に「個」って使ってて、

これ「枚」って地域もあるの?

全く知らなかったわよ!そんなこと。

獅子舞に頭右から囓られてもらうか左から囓られてもらうかで違うように、

そのぐらい世の中にお餅は「枚」って数える習慣浸透して無くない?

私だけ?

でもさ

お餅で今年は飲み込んで危機一髪なっちゃったご高齢ニュースみてないけれど、

もしかして私が見ていないだけかも知れないこの餅だけを唯一信じる餅信仰

無理矢理飲み込んで食べるロマンって、

そのお餅日本だけかと思ったら、

アメリカステーキ

焼けた大きなステーキナイフ比較的大きな塊で切って大きなまま飲み込む、

アメリカにはアメリカなりのステーキ信仰ってのがあるらしくって、

これがたちが悪いことに、

日本だとお正月かせいぜいそのあたりの新年に、

まさか年の暮れでお餅つき機の試運転お餅ついたもの試食して喉に詰まらせて危機一髪!ってことはあまりにも張り切りすぎているし食いしん坊すぎるし、

そんな年末に喉に餅詰まらせてる場合じゃないのよな時期的になところ、

アメリカアメリカステーキ信仰

年中それが起こっているステーキ危機一髪懸念があるそうで、

季節関係ないんだって

そんな餅とか無理矢理飲み込むロマンとかあるのって日本だけかと思っていたわ。

アメリカはとにかく

大きな肉の塊のまま飲み込むロマンがあるらしく、

果敢にそのロマンに挑戦したステーキ野郎達が救急車で運ばれているっての良くあるニュースらしいわ。

アメリカステーキの焼き加減のこだわりには日本からしたら到底考えられないような焼き方がの

もう鉄板ちんちんに1000℃を超えるところまで熱して、

一瞬ジュッと灼熱の鉄板に着地させて表面だけを焦がして中はフレッシュブルーって、

私たち想像もつかない焼き方があるらしくて、

なんか1000℃近く熱せられた鉄板ステーキ肉とか乗せたら1秒で蒸発して焼け消えてしまいそうな勢いに思っちゃうんだけど、

そういうステーキロマンもあるらしいわ。

からそのステーキ信仰デカいかまり肉のまま一気に飲み込むロマンもあれば

そうやって限界まで突破した温度で一気に表面だけ焼くってロマンもあって、

アメリカのちびっ子の書くお正月年賀状

ステーキ何枚食べた?ってなるわよね?

まあ確かにステーキなら数え方「個」じゃなくて「枚」よね。

そのアメリカステーキスピリッツインスパイヤネクストして、

日本お餅の数え方もそれに倣って「枚」って数えるロマンなのかしら?

真相は明らかじゃないけれど、

私がただ一つ知ったことは

アメリカにもステーキロマンがあるって事、

しかデカい肉塊を飲み込むロマン

凄い温度鉄板で焼くかのロマンがあるってのが驚きだわ。

あんまり日本ではお餅信仰

如何に臼と杵でお餅突き上げるか

クールポコに通ずるお餅つきやっちまったな的なロマンは無いと思わない?

どちらかというと

食べる方ばかりのロマン

あと、

お餅を詰まらせちゃったら

後ろから抱えてグッとお腹をグッとやるワザ!

相手の上のお腹の部分を手前上方に強く突き上げて、

喉に詰まった餅を取り除くワザの

ハイムリック法ってのがあるらしいんだけど、

そのワザが生まれたのは

アメリカステーキ信仰デカい肉塊をそのまま飲み込んじゃって詰まらせて周りを困らせるのに対応するべく、

アメリカで開発されたワザなんだって

ハイムリック法って。

ハイムリックさんが開発したワザか名前は分からないけれど、

仮にハイムリックさんとすると、

まさかハイムリック法が日本でも有効に効く技になってしまったとは思いもよらなかったはずよ。

日本に伝わるのは

ステーキの数え方の「枚」がお餅にも「枚」って数え方が伝来しただけでいいと思うわ。

とか言いながら私お正月お餅には無縁の

お餅信仰なので、

せっかくだから今日七草ぐらい

粥ではなくてお餅雑煮的な七草のにして食べちゃおうかなーって感じね。

お餅何個入れようかしら?

いや何枚入れようかしら?

つーか、

枚って数え方なんかやっぱり違和感があることを覚えているのは私だけかしら?

うーん、

とりあえず、

お餅2個にするわ!

やっぱり私的には「個」の方がしっくりくるわね。

せいぜい張り切ってお餅喉に詰まらせちゃわないように美味しくいただくわ!

うふふ。


今日朝ご飯

レタスタマサンドイッチよ!

そう言えばさサンドイッチお餅が挟まったサンドイッチってなくない?

そんなことを思いながら頂く

レタスタマサンドイッチはシャキシャキレタスジューシーフレッシュタマゴが相まって

美味しさいっぱい大満足!って感じね!

デトックスウォーター

昨日買ってきた七草粥用の七草を利用して

七草ウォーラーにしてみました。

冷たいのだと冷えるので、

ホッツ白湯ストレートウォーラー

ちょっと刻んだ七草を添えて、

なんかお吸い物みたいになっちゃったので、

とろろ昆布をのせて

ちょっとまたお醤油も追加したら、

なんかおすましになっちゃったわ!

ホッツ七草おすましウォーラーってところね。

案外昆布が効いてて美味しくできたわ!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2026-01-06

絆創膏を貼る増田年賀ン根の出す丸葉を浮こ雨村場(回文

おはようございます

年賀状終いした人も多くって、

年々年賀野田洋次郎さん文法で言うところの年年年賀なんだけど、

少なくなってきているとは言え、

届く分は届くじゃない。

昨年年賀状終いした人かと思っていたら、

不意にまた届き出したり、

年賀状絵柄を描くのとかアイデア困っている人いるのをたまーに見かけるのよね。

そんで、

謎なんだけど年賀状の柄というかデザインの一部に取り入れようとして貼ってある可愛いキャラクターもの絆創膏貼ってあるのあれなに?

なにか意味深で、

適当に貼ったら、

年賀状の紙面の白いところが埋められて良いアイデアだけど、

絆創膏貼ってこの余白のスペースをデザインに取り入れるって斬新というか。

年賀状絆創膏を貼ってよこす横須賀消印年賀状が唯一気になるわー。

1つ考えられるのは、

年賀状を書いているときに書いた人の血がついちゃってそれを傷を治す血を隠すために絆創膏貼ったとか?

なにそれ怖くない?

つーか、

年賀状書くのにそんなに危険を冒してまで芋判掘らなくちゃいけないの?といいながら、

その年賀状はイモ判ではなかったのが確かにそうなんだけど。

それはどうやら違うみたいね

あと年賀状が書いていて破れちゃったから、

そのハガキ怪我を治すために絆創膏貼ったとか?

でも両面その傷が貫通した形跡が無いので、

ハガキが傷だらけのローラよろしく破れちゃった説もかなり内角低めいや薄めだわ。

絆創膏デザインに取り入れる生活って他に私は見たことがないから、

でも、

単純に可愛さとやんちゃさとおてんばさを表現するために、

怪我もしていないのに鼻に絆創膏を貼ってるお洒落絆創膏なのかしら?

絆創膏年賀状に貼るってのが

なんだか私の中で今年一番の謎いミステリーなのよ。

あ!あと普通に書き損じを誤魔化すために

絆創膏貼ったとか?

それ剥がしペンで書いた文字が間違っていたら正解ね!

でも年賀ハガキに貼ってある絆創膏剥がして血糊が付いていたら、

それはそれでほらホラーじゃない?

なにか

やっぱり意味深だわ。

そんでこれが確か初めてじゃないと思うのね。

虎舞竜さん構文で言うところの「ちょうど一年前に」って節で

違う人からも以前そうやってこしらえて送ってくれた絆創膏を貼ってデザインに取り入れた年賀状をもらった記憶を思い起こしたところよ。

確か他の人から年賀状絆創膏が貼ってあるの見たことあるわ。

なにこれ気味が悪いような気がするし、

これって呪い儀式か何か?とも思えない日頃見ない絆創膏の使い方にピップを覚えるの。

さすがに年賀状葉書ピップエレキバン磁石の付いたシールが良く効くからって何に効くのか分からないまま葉書に貼ってよこすのって、

それはいまだに見たことがないので、

そうなったらピップエレキバンが貼り付けられた葉書が送られてきた日には、

明らかな意図があると思うのよね。

残念ながら私は今回の葉書絆創膏を貼るに対しての名探偵推理が出ないまま、

これはきっとやっぱり可愛いデザインを活かした

ナウでヤングな表現なのかな?ってところに気持ちを納めるところなのよね。

ああ、

そんなことをまた言っていないで、

お返事分の年賀状午年だけに「うま」く書かなくっちゃって、

もうみんな今年の干支ことなんてお正月三が日までしか覚えてないでしょ?

私の住んでいるみかん花咲く丘公園前駅の駅前商店街レコード屋さんは

正月明けて行くことがなかっただけに、

私はてっきりクリスマスかーらーの、

正月フェアの角松敏生さんコーナーが充実していると見せかけて、

三が日過ぎて、

五十嵐浩晃さんのコーナーになっていたのよ。

私はなぜかな?って試聴ヘッドホンを付けてみて分かったわ、

掛かっていた曲が「ペガサスの朝」って馬つながりかーい!って謎が一瞬で解けたわ。

さすがにこれは分かりやすすぎて、

だって

試聴コーナーに思いっ切り掛かってる曲が「ペガサスの朝」って書いてあるんだもん。

なるほどねーって

12年で1回必ずラッキーがまわってくるらしいよってことね。

そんなtrfに思いを寄せながら

ペガサスの朝の曲をしんみり聴いたところで

やっぱり私は年賀状絆創膏を貼る心理がよく分からないままペガサスの朝を迎えたところよ。

レコード屋さん謎というよりそれは単に駄洒落なのでは?ってそんなレヴェルなのかも知れないと思ったとて、

でもそれはそれで逆に、

絆創膏を貼った形が馬になぞらえたデザインになって貼ってあったらどうする?

ミステリーじゃない?

絆創膏で馬の形をかたどるように貼る?

うーん、

このミステリーやっぱり私には解けないわ。

今年一番のミステリーハントだと思うわ、

この調子だと私もひょっとしたらミステリーハンターになれるかもしれないけど

あと3問ぐらいはミステリーハントしないと尺が稼げないようなので、

1問だけじゃどうにもこうにもならないわね。

やっぱりこの年賀ハガキに貼られた絆創膏ミステリー解けなさすぎるわ。

もしかして

絆創膏からの「傷」からのー「絆」!?

うちら絆で結ばれたそれのきずな

それな!?

そんな解答だとスーパートシボッシュートわ!

うーん真相は分からないわ。

むむむ


今日朝ご飯

コッペパンタマサラダが挟まったパンしました。

軽く食べてしっかりお仕事頑張れるようにするわ!

タマゴパワーをしっかり得て元気付けて

いまいちシャキッとしないお正月休み明けを乗り越えるわよ!

デトックスウォーター

寒いけどなんかめちゃ喉渇いていたので、

ひっさしぶりのレモン炭酸水ウォーラー

冷たさとシュワシュワが身体に沁みて冷えるわ!

あんまり調子ののると身体冷やしちゃいそうよ。

気を付けるわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2026-01-05

映画遺書公開を見た

ハイテンションサイコパス学芸会映画だった。漫画映画化としては正しいのかもしれないが映画としてはどうかな(ドヤ顔)67点。

 

高校2年のある日、とあるクラス担任も含めた25人の序列一覧が一斉送信される。そしてしばらくしたのち、1位の堀未央奈自殺葬式の日に彼女遺書24人全員の机に置かれており、彼女の死の真相を明らかにするために各自がそれぞれ自分にあてられた遺書の発表を行うことに……

 

というお話だったんだよねえええええええええええええ!!!!!!!すっっっごくない!?

↑みたいなテンションのやつがワラワラ出てきて、こういうの好きな子は好きだと思う。ドラマ版のライアーゲームゲームダンガンロンパの悪役みたいな奴ばっかりいる学級の話なのでまずそれがノレないと、なんだこの話ってなっちゃうと思う。

まずその点に関して、そもそも俺はオーバーリアクション=いい演技て評価自体ウンコだと思ってるのでよく捉えて「演技頑張ったんだねぇ^^」程度にしか思わんのだけど、まぁそれはそれとして、今作では明らかにそれをギャグ的な見せ場として配置してあるので見ていて愉快ではあった。

遺書公開→そいつ悪事がめくれる→そいつが愉快な感じで発狂自白するがワンパッケージになっているのでギャグとして処理しやすい。ミステリ漫画とかでも証拠を突き付けられた犯人発狂して自白とこが面白いみたいな部分あるし。

ただァ↑↑

ミステリにせよライアーゲームにせよ、彼らが発狂して許されるのは負けor勝ちを確信したうえで負けた側に後がないからなのよ。つまりキノコ発狂自白は負けた側が終わって二度と会わない(と思われる)からだし、犯人発狂自白逮捕されて終わるかこいつら全員殺して逃げるから、だから発狂した後のことを考える必要はないワケ。

でもこれ普通の学園生活の中の一環でしかもこれ2年の話だからさぁ。遺書公開で悪事がめくれてこいつクズなんじゃ……?ってなったとき発狂自白したら「うわこいつゲロヤバじゃん」ってなるわけだけど、その後も1年以上学校生活続くんだけどそれはどうするつもりなんよ。2位のイケメンとか男女ともにドン引きするクズ演技披露してたけどその後も普通に通学しててメンタルどうなってんねんTVってなったわ。

あと感情が繋がらねぇなって思ったのは、これ結局序列が原因で自殺したことが明らかになって序列を作ったのが主人公の友人女性だったことが発覚するんだけど、その友人女性が「でも私がやったのは序列を作ったことだけ」って言言い出して「その序列を元に彼女に1位だからと何もかもを押し付けて殺したのはお前らじゃないのか!」って説教始めて、みんな「せやな、ワイらが悪かったんかもしれん」ってなって終わるんだけど、いやお前が序列作ったんが全部悪いやろ。なにすまし顔で説教しとんねん、サイコパスかよ貴様と思ってたら大オチで「実は自殺させるために序列作ってました」ってことがわかって、お、そうだなってなるんだけどさ。でもあそこは割とどんな感情?ってなった。

 

あと、これ良かったところなんだけどあらすじにも書いたけど自殺する1位が堀未央奈だったこと。

序列送信の時に堀未央奈が1位なのを堀未央奈の機転もあってクラス全体がすっと受け入れたんだけど、彼女の死後なぜ堀未央奈が1位だったのかが問われ直す展開になる。クラス勉強もそこそこ、体育もそこそこ、顔も当然美人ではあるけど圧倒的1位ってほどじゃないとかいゲロ失礼な評価がされるんだけど、そこにいるのが堀未央奈だっていうことがめちゃくちゃ説得力があってよかった。

かに堀未央奈ってなんでもトップクラスに揃って"そう"だけど実際そうか?ってアイコンとして完璧だもんな。高校クラスの中で1位っぽそう知らんけど、とりあえず1位においておけばあん文句出なさそう知らんけど、みたいなキャラキャスティングとして完璧だった。

 

定期的に特徴的なショットとして教室を上から俯瞰したショットクラスの後ろがガラスのようになっていてそこから見渡すショットが出てきて、実はそれは家で水槽の中を観察するように友人女性クラスを観察して操っていたことを示していたことがわかるんだけど、学校クラスなんて水槽の中みたいな閉ざされた狭い世界の話でしかないよねっていうメタではあると思うんだけど、そこまで効果的には感じなかったデス。

これはむしろ演出側のドヤ顔が浮かんできてむしろノイズだった。

 

そこそこのミステリ、ハイテンション発狂自白芸、どんでん返しエンタメ強度は割と高いので、暇つぶしに見るにはちょうどいい。本格ミステリを期待して見たらナニコレってなりそうだけど、漫画原作エンタメの中では頑張ってる方だと思うのでオススメ

 

どうでもいいんだけど、主人公の柊夜が「お前が騙って遺書書いたんだろ!」って詰められるシーンで「俺でもないし堀未央奈でもない、なぜなら彼女の言う"しゅうちゃん"は柊夜の"柊ちゃん"じゃなくて周都線の"周ちゃん"なんだ。だから"柊ちゃん"って彼女が書くはずない!」って主張するシーンがあるんだけど、それってあなた感想ですよね、それなんかエビデンスあるんですか?って俺の中のひろゆきが主張してました。

あと堀未央奈一般公開されてるブログクラスメイトと担任全員分の短評書いてたんシンプルちょっとあたまおかしいだろ。

2026-01-03

この作品かな?

https://anond.hatelabo.jp/20260102110150

導入

岸谷昌也という男子中学生イジメを苦に自殺をした。

菅原拓悪魔です。誰も彼の言葉を信じてはいけない』という遺書を残して。

しか自殺した岸谷君は人気者の天才少年で、彼をイジメていたとされる菅原君はスクールカースト最下層の地味な生徒だった。

他にもイジメ目撃者が誰もいなかったことなど、多くの謎が残る事件だった。

なぜ天才少年の岸谷君は自殺しなければならなかったのか。

というのが、あらすじです。

低い評価をつけてはいますが、魅力的なストーリーであることは間違いありません。

まだ読まれていない方はここで引き返して、買って読んでいただけたら幸いです。

物語

事件真相を探るべく奮闘する自殺した岸谷君のお姉さんと、イジメ加害者とされている菅原君の視点を交差しながら進められていきます

本作で最も多く使われている単語はおそらく『クズ』でしょう。

とにかく自己評価の低い主人公菅原君はことあるごとに自らをクズ呼ばわりして、挙句のはてに自分のことを『キモオタコミュ障ボッチ童貞ゴミクズ野郎』と表現します。

なんてきたない言葉でしょう。

でも、これが人から避けられるタイプだというのなら、この正反対人格ならみんなの人気者になれるのではと思い、せっかくなので考えてみました。

『小綺麗な非処女』なんてのはどうでしょう

評価理由

さて、私が本作を低評価にしている決定的な理由

この物語の根幹に関わるルールに全く共感できないから、その一点のみです。

まり、そこ以外は悪くないと考えています

ここが最終防衛線です。ここから先はネ○バレのパレードです。未読の方は今すぐ商品カートに入れて読んでから戻ってきてください。

あらすじ

では、はじめます

まずはこちらをご覧下さい。本文から引用です。

人間力テストは二種類の質問事項によって構成される。

『この時代、○○に重要能力はなんだと思いますか? 以下の群から三つ選びなさい』

『同じ学年の中で、××を持つ人物を挙げてください』

その二種類だ。

○○にはリーダー上司、人気者、などといった言葉が入る。リーダー必要ものは何か? 友達になりたいのは何を持つものか? 文化祭ではどんな能力を持つ者がいれば役に立つか? 将来、仕事活躍するのに必要能力は何か? などとなる。

そして、××には、優しさ、真面目さ、外見の良さ、などが書き込まれる。

生徒は各々の理想像やその理想に合った人間を答案に書き込むのだ。「リーダーシップには勤勉さ、優しさ、カリスマ」「学年の中で、一番勤勉なのは加奈子、二番目は妙子」などと。

最後に、すべてを点数化する。現在、生徒が重要視する能力を持った人間ほど高得点というわけだ。生徒全員の順位公表することはないが、生徒たちは自分順位や点数を目の当たりにすることになる。

自分という存在価値を知る。

自分という性格評価を知る。

以上が、本作の柱というべき『人間力テスト』を説明しているくだりです。

自殺した岸谷君のお姉さんは、この人間力テスト存在と岸谷君の自殺関係があるのではと推理します。

後述しますが岸谷君の自殺人間力テストにそこまでの関係性はありませんでした。

さて、生徒同士で格付けしあうこのシステム誕生した経緯は

これの生みの親である主人公たちが通う中学校長先生がまだ若い教師だったこ

学業は優秀だったのにコミュニケーション能力がないせいで自殺した生徒がいて

そういう生徒をもう出さないために発案したのだそうです。

マッドサイエンティスト的といえるかもしれませんが、全く問題解決になっていません。

コミュニケーション必要なのは相手理解する気持ちと伝達能力ですが

他者を格付けするこの人間力テストが生徒に要求しているのは比較区別による差別です。

校長が何を言っているのか私にはさっぱりわからないのですが

校長先生曰く、『このテスト批判するやつは何も分かってないマヌケだ。』そうで。

いいですか、みなさん。つまりこのレビューマヌケが書いてます。いえーい。

人間力テストはあっても、人間力の授業がないというチラムネ千歳くんが許容できる人でもツッコミたくなるほどのガバ設定

100歩譲って人間力テストコミュニケーション能力を養うために開発されたものしましょう。しかし、根本的な問題が他にもあります

この学校には人間力テストはあっても、人間力の授業がないのです。

グループワークが多い学校だと後で説明が入るのでそれが授業なのかなと思うと

それも人間力テストの採点素材だと書かれていますし、そもそもコミュニケーション能力の低い人にとってグループワークは地獄ですから

もう一度確認しましょう。

人間力テストコミュニケーション能力が低いせいで自殺した生徒のために作られました。

言葉を変えると、

英語ができないせいで自殺した生徒のために毎週英語テストをすることにしたけど、英語の授業自体はしない。

それがこの中学スタンスなんです。

校長先生のやり方だと生徒の自殺するタイミングが早くなるだけだと思うのですが。

まだまだこんなものじゃないガバ設定

人間力テストに関して覚えておくべき情報があと二つあります

まずはその内の一つ。

生徒がお互いを格付けして採点して順位を出すこのテストですが、安心できる要素もあります

それは、順位自体は公にされることな

トップからといって学校内で何か良いことがあるわけでも、最下位からといって悪いことがあるわけでもないということです。

そして、それこそがこの物語全体を異常なほど理解しがたいものにしているのです。

全く実効性がない人間力テスト

ここでヒロイン石川さんに登場していただきましょう。

セミロングの黒髪を持つ美少女で、人間力テスト順位も高いみたいです。

出会って数分しか経ってないのに、石川さん菅原君にこんなことを言います

わたしおっぱい触らせてあげる代わりに、次の人間力テストわたし投票してくれませんか?」

ご覧ください、みなさん。まさに小綺麗な非処女です。

なぜ石川さんがそんなことを言い出したかというと

彼女はおそろしく人間力テスト順位を気にしていて精神を病んでいるみたいなのです。

石川さんに限らず、この学校の生徒たちはカルト的に人間力テストを信奉しています

学生さんたちにとって学校こそが社会であり世界。そこでの評価こそ全て」

みたいなことがいいたいのかもしれませんし、そういう描写もあるのですが、そんなことってありえますか?

この作品1950年くらいを舞台にしているならそういうのもわからなくないですけど、おもいっき現代舞台の話ですし。

まり世界は開かれているのです。

なぜ人はコンビニアイスケースに入ったりファミレスソースを鼻の穴に突っ込む姿を撮影してネットにアップするのかといえば「頭がおかしいから」・・・というのは大前提として、そこに過剰な承認欲求があるからです。

すなわち、もっとリツイートしろいいねボタンを押せ、動画再生数よ伸びろ、ということです。

みんなに自分評価してほしい。そしてどれほどの数字を稼いだか見てほしい。

見せびらかせない評価価値などないのです。異論は認めません。

誰かがよくわからない基準投票した公表もされなければ学校生活に支障もない点数にどれほどの意味があるというのでしょうか。

実際、人間力テストがほぼ最下位菅原君もトップクラスの岸谷君もそれが理由学校生活は良くも悪くもなっていません。

余談ですが私も小中学生のころ、人間力テストみたいなことは何度かやらされました。

特定の項目に該当する生徒の名前を書いて採点をさせられました。

ご丁寧なことに後で順位と点数をプリントアウトして配ってきたので、この作品学校よりも鬼畜です。

自分順位菅原君と同じく最下位あたりだったと記憶しています

性病検査並みに自分には関係のないイベントでしたし、それを理由に嫌な思いをしたこともないので

作品内で人間力テストにおびえる生徒たちの姿にリアリティーを感じないのです。

物語内で最重要ともいえる人間力テストですが、作中でテストを受けているシーンが一度もないのです。

どれくらいの頻度で行われているのか、今回はどういう出題で、その回のトップ最下位は誰で、その人たちはその後の学校生活にどういう影響があったのか。

最低でもそれくらいは描いてもらわないと、人間力テストのおそろしさについてイメージできません。

特殊ルールのある学園ものといえば、幾原邦彦監督の『ユリ熊嵐』や衣笠彰梧先生の『ようこそ実力至上主義の教室へ』などがあります

クラスメイト全員で気に入らない生徒に投票して見事1位に選ばれたら教室から排除されるとか

テストの成績が悪いと人間扱いしてもらえなくなるとか

現実味ゼロですが、敗者をしっかり描くことでその物語の中ではリアリティーがあるし、ストーリーから目を離せない魅力となっています

「このシステムの中で敗北すると、人間としての尊厳を奪われてしまう。だから立ち向かわなくてはいけないんだ」

そういうもの人間力テストには欠落しているのです。

作品リアルも緊張感もない人間力テストに異様なまでに血眼になっている登場人物がわんさか出てくるこの作品には説得力がありません。

ラムネ千歳くんを許容できる人でも耐え難い主人公ガバ行動

人間力テストに苦しむ石川さんを救うべく菅原君はそれを破壊するための革命を起こそうと決意します。

ここから物語の飲み込みづらさは爆発的に上昇していきます

菅原君の目的人間力テストをやめさせることです。

しかし、そのための手段無意味かつ遠回りすぎます

詳細を書いていたら文字数制限に引っかかったので割愛しますが、

風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな

一見よくわからない理屈でも順を追って説明されたら納得いくようなもの・・・ではありません。

一歩目から破綻しているし、仮にうまくいったとしてもテストがなくなるとは思えませんし、実際、作中では失敗します。

くどいようですが

人間力テストの結果が良かろうが悪かろうが生徒たちの人生には何の影響もないのです。

それなのになぜそこまでテストに執着しているのかわかりません。

まりにも価値観が違うので実は物語舞台地球ではなく猿の惑星だったみたいなどんでん返しがあるのかなと勘ぐったくらいです

異世界転移もの流行ってますし。

とりあえず『人間力テストをやめないなら自殺します』といった内容の手紙学校マスコミに送ればそれでよかったような気もします。

ただ、それだけでよかったんです

とはいえ、この流れ自体は嫌いではありません。

小説の中盤で菅原君は読者に、この物語は僕の愚かさを笑いながら読むのが正しい読み方であると推奨してきます

わざわざ言われるまでもなく、今のところ順調に愚かとしか思えません

それに、頭の中で完成した完璧で素晴らしい計画が後から考えたら清々しいほど無意味だった、なんてことは誰でも一度は経験あると思います

これまであれこれ書いてきましたが、ここまでの印象は決して悪くありません。

Amazon的に評価するなら星四つはつけます。

ラムネ千歳くん(ry)な校長先生ガバ行動

さて、物語も残りわずかとなりました。ページ数でいうと248ページ。問題はここからです。

万策つきた菅原君は最終手段として人間力テストの生みの親である校長先生殺害しようとします。

それを紗世さんという女子大生に阻止されます

紗世さんは岸谷くんのお姉さんの幼馴染みです。

小学校から高校まではずっと一緒で、岸谷君のお姉さんに依頼されて今回の事件の解明に協力をしていました。

この情報はとても重要なので覚えていて下さい。

人間力テストのせいでどれだけの人が傷ついているのかわかっているのか、と叫ぶ菅原君。

校長先生は言います

「もちろんわかっている。テストは不完全だ」「だからこそ順位の低い生徒には個別に連絡を取っていた」

そこで菅原君は気づきます。「お前が『ソーさん』だったのか?」と。

ソーさんというのは、主人公ネット上でメッセージのやりとりをしていた友達です。

校長先生は言います。「キミがソーさんに学校のことを相談していれば今回の悲劇は起こらなかったのに」と。

意味がわかりません。

どこの世界

ハンドルネームしか知らない赤の他人リアル情報提供して問題解決を頼む人がいるのでしょう。

「いやー実は僕、学校むちゃくちゃなことされて困ってるんだけど、もしあなたがその学校校長だったりしたら、なんとかしてもらえませんか?」とでも言えと?

このソーさん(校長)はすごいんです。

自分学校イジメが発覚して真っ先にしたこと

イジメの起きたクラス担任YouTubeのページに匿名突撃して荒らしをはじめることですからね。

それだけじゃおさまらなくて、あろうことか、その担任個人情報マスコミ拡散します。

・落ち度のある人間には何をしても許される。

・なぜならそいつは悪であり、それに怒りを覚えた自分たち正義の側は無限制裁を与える権利がある。

・その結果そいつが死のうが破滅しようが知ったことじゃない。

・なぜなら悪いのはそいつから

・・・なんていう歪んだ価値観は教育者絶対に認めてはいけないものだ思うのですが。

そして校長は決定的な一言を放ちます

「ただ、キミは情けない。困ったら周りに相談しなさい。それだけのことを言わねばならないなんて」

あのですね

そもそも校長人間力テストなるものをはじめた理由

コミュニケーション能力が低くて自殺した生徒のため』だったはずです。

コミュニケーション能力が低い人がどういう人なのかというと

そこまで追いつめられても、それでも声をあげることができない人なんです。

そういう人をさらに追いつめたらどうなるか。説明必要はないと思います

物語ラストで突然異世界転移した校長がそこにいたオークとゴブリンに惨殺されてしまえば、私は迷わず本作の評価を五つ星にしたのち、もう一冊買って近所の図書館に寄贈したことでしょう。

感想

多少の矛盾ご都合主義後出し設定についてはそこまで気にしません。

しかし、物語の根幹への不誠実さは無視できません。

どうしてここまでふざけた話になってしまったのか、そのこたえは簡単で、作り手が信じていないからです。

作者の松村涼哉先生は信じてないんです。こんな話あるわけないって。

から自分が作ったルールの間違いにすら気づけてないんです。

後出し設定は気にしないと書きましたが、この作品に関してはちょっとひどすぎます

校長がひどすぎてもはやどうでもよくなった冒頭の話の回収

最後に話の発端となった人気者の岸谷君が菅原君にいじめられていた問題について書いておきます

文字数制限にひっかかったのでトラバに続きます

「なぜ三宅香帆が嫌いなオッサン・オバサンが出来上がるのか?」

どのような分野にもアンチ存在する。

そのアンチ原動力は「嫉妬」だ。

アンチが執着する対象を考えれば分かる。

「売れている」、「活躍している」、「若い」、「美しい」、「才能がある」。

アンチはそのような対象にまるで磁石に引き寄せられるように、、、である

ぶっちゃけ売れてなければ「アンチ」なんて存在しない。

当たり前だろ?って。

売れてなければ、その存在を知られることがないんだからアンチ形成されない、と?

果たしてそうだろうか?

私はそうは考えない。

アンチというのは、その対象に対して「引きずり下ろしたい」という醜い感情を抱いていて、それが行動のモチベーションしか考えられないからだ。

例えば、最近炎上したイラストレーター江口寿史氏。

彼の、何がいけないのか?

トレースをすることか?

トレース元に対して仁義を通さないことか?

トレパクしたことを素直に謝罪しないことか?

否。

否、否、否、否、そうではない。

アンチが納得しないのは、江口寿史イラストレーターとして地位確立していることに対する「嫉妬」だ。

もしも、江口寿史氏が名もしれぬ、どっかの高校生で、たまたま何かの拍子に炎上しただけだったのなら「再炎上」なんてしない。

偶然で、たまたま炎上したんだけど、その炎上に対して、今回江口寿史氏がしたような釈明をしたとしたのなら、一部批判を受けても「再炎上」なんてしなくて、「無視」されただろう。

炎上直後の釈明なら再炎上しただろうが、しばらく期間をおいて冷ましてからの釈明だったなら、名も知れない誰かのことなんてもう「無視である

なぜなら、その高校生は「嫉妬」の対象ではなく「リンチ」の対象であっただけだからだ。

たまたま、そこにいたストレス発散のための殴れる対象であったに過ぎないからだ。

しかし、江口寿史氏は違う。

彼は、この危機を乗り越えれば、クリエイターとして再び軌道に乗ることだろう。

そんなことはさせない。

絶対にそんな事はあってはならない。

と、「嫉妬」に駆られたアンチたちが群がるようにして集まり炎上させるのだ。

アンチ動機は常に「嫉妬なのだ

それはなぜか?

それは何者にもなれなかった彼らの中に燻り続ける怨念のようなものだ。

何者にもなれなかった誰か、たち。

その醜く薄暗い「嫉妬」の感情

これがアンチ原動力なのだ

そのことを理解すれば、すべてを読み解くことが出来る。

ただこのような真実を書くと、アンチたちはその「図星」に対して必死否定をしてくる。

それが、もっと真相をついていて、もっともそのアンチの痛いところだけに、否定してくる。

でも、もうやめなよ。

他人嫉妬して、他人貶める、なんてみっともないこと。

醜いだけだよ。

それよりも、何者にもなれなかった、才能も努力も、運を掴み取る必死さもなかった自分のことを責めるのをもうやめなさい。

「年老いて」「醜く」「輝きを失った」自分に落胆するのはやめなさい。

それを続けている限り、あなた他人嫉妬するだけの醜い何かでしか無い。

そしてこの文章に反感を覚える人。反論したい人。

そういう人こそ、よく自分のなかの心の内を覗きなさい。

あなたの「嫉妬」が爛々と輝いているさまを見れるから

2025-12-31

今年面白かった10冊の本+α(2025年版)①

 他の人がつくったまとめを読むのが好きなので、俺もならって書く。

2025年に読んだ上位10冊だと、必ずしも2025年(もしくは前年末)に出版されたものに限らない。極端な例として、英文学の傑作とされる『闇の奥』とか出てくる。1902年版。

 そこで、1年以内に刊行されたものだけでも10冊以上になるようにした。+αはその意。

1. SEX20億年史 生殖快楽の追求、そして未来へ(生物学

 有性生殖の壮大な歴史概観する、いわゆるビッグヒストリーもの

 ぱっと見ではちょっと下世話なタイトルしかし、20億年というバカかい数字も含まれているとおり、読み始めるとビッグバンの話から始まって、地球天体レベルで迎えてきた過去の大絶滅イベント進化に与えた影響について紹介するなど、大変にスケールが大きい&しっかり科学的な本。

 作中では、まず物質から命が生まれ単細胞から細胞になり、性別を持ち…という流れが、生物史のイチから描かれる。やがて、多細胞生物進化とともに性的役割分担を生じ、その中の一種であるホモサピエンス狩猟採集から農耕に移行する中で複雑な社会形成するようになり、階層が生まれ、新しい社会性別役割職業だけでなく差別とも切り離せなくなり、そして現代では? というところまで総観される。

 後半の主役はどうしても人類になるけど、一方で、人間とて有性生物一種に過ぎず、我々の社会も「生物がつくりうる群れのパターンの一つ」でしかない、という視点体感できるのが、この本の良さ。いわゆる文系でも読める。そこそこ厚めの科学ノンフィクションがいける人はぜひ。ちなみにオチの一文がシャレている。

 まったく余談だけど、本作は集英社刊行。この手のジャンル早川や河出、みすずあたりが強いイメージがあるので意外だった。

2. 昆虫 驚異の科学生物学

 全昆虫好き必携。本というより図鑑

 俺は小さめの青虫なら手で触れるぐらい虫が好きで、知識もそれなりにあるつもりだけど、それでもどのページを開いても「ほお~」と嘆息してしまうぐらい情報が豊か。この本も、地球というのが生命の壮大な実験場で、長い歴史の中で膨大な選別と滅亡を繰り返している世界であり、いま生きているやつはみんな、構造の複雑さや大きさに関係なく、各自戦略でもって何かしらの頂点、キングであることがわかる一冊。

 見入ってしま理由はもう一つあって、写真が本当に美しい。昆虫嫌いはどのページを開いても卒倒すると思うけど、うっかり手にとって目覚めてほしい気持ちもある…。

3. 世界最凶のスパイウェアペガサスノンフィクション

 軍事ITものドキュメンタリー

 イスラエルIT企業制作販売し、やがて各国要人スマートフォンに忍び込むことになったスパイウェアをめぐるノンフィクション(←重要)。

 作品としていくつかの側面があり、「テクノロジー悪用を追求する社会ノンフィクション」「追うものと追われるもの駆け引きを描いたサスペンス」「一つの大きなプロジェクトを、組織横断で運営する困難を描いた仕事もの」として読める。

 俺は、どんな技術でも基本的にそれ自体には善い悪いはないと思っている。実際、優秀な若者だったイスラエル起業家たちがペガサスを立ち上げたエピソードは、そこだけ読めば、ほかのビッグテック成功譚の導入と変わらない。

 ただ、巨大な力の行使自主的規制せず、金を払えるところならどこでも売る、という条件だけで市場に開放すれば、やがて歯止めが利かなくなる…というか、大きなクライアントから契約を得ること以外の指標がはじめから存在しないため、ブレーキのかかりようがなく、最後はろくなことにならない、ということがよくわかる。

4. 並行宇宙実在するか(宇宙物理学)

 いわゆるマルチバースについて、いくつかの可能性を科学的に整理した本。

 俺のような文系にはややハードだったが、逆に言えば、宇宙物理学(ビッグバンとか、観測できる宇宙の果て)や量子力学について、ぼんやりとでもイメージができれば、なんとなく理解しつつ読める。

 この本、何が素晴らしいかというと、一般的にひとくくりにされがちなマルチバースという概念について、いくつか種類があるということを整理してくれるところ。

 俺は宇宙物理とか量子力学の本をたまに読み、その中でいわゆる多世界解釈についても目にするので、「いろいろと読んだけど、こんな本が意外とマジでなかったな~」と感動している。

 例えば、ある宇宙における一つの文明から物理的に到達しうる距離限界仮定して、その範囲を超えたところに別の文明や星が存在するなら、それはある意味マルチバース。もちろん、まったく別の宇宙が別次元複数存在してもマルチバース

 一方、超ミクロにも視点を移して、量子のゆらぎが世界の一つの可能性に収束するのではなく、複数世界分岐していくのだ、と主張するなら、それもマルチバース

 要するに、「マルチバース」という言葉意味自体マルチなのだが、そのことをかみ砕いてくれる本というのが実は貴重。これ系好きな人おすすめ。次の本を読む上での下地にもなるかも。

5. アテンション・エコノミージレンマ 〈関心〉を奪い合う世界未来はあるか(社会学)

 アテンションエコノミーによって駆動している現代デジタルプラットフォームSNSとの付き合い方について、作者が専門家と交わした議論をまとめた対談集。

 アテンションエコノミーとは、ざっくり言って、ユーザーの注意関心を定量化し、それを指標としてコンテンツ運営方針を決めていくスタンスのこと。これを重視しすぎるあまり、商環境におけるモラル二の次になってしまう、という問題がとっかかりなのだが、本作のすごさは、そこから人間認知構造まで踏み込み、「そもそも、人が自由に自立して何かを消費するとは?」まで進むラディカルさにある。

 例えば、人間認知というのは迅速にorゆっくり判断する、という二つの軸を持ち、同時に、無意識にor意識して評価する、という二つの層を持っている、という点が説明される。そして、アテンションエコノミーというのは「迅速&無意識」の部分を攻撃しているため、やっかいであるとされる。

 攻撃表現したとおり、本作においてアテンションエコノミーとは、(全面的に悪とは言えないまでも)人類最高峰の知能を持つ人たちが、一秒でも長く少しでも多い反応をユーザーから引き起こすために仕掛けてくるハッキング行為でもある、というスタンスをとっている。

 ここでジレンマ、というタイトルにつながってくる。俺たちが社会全体でアテンションエコノミーとの付き合い方を学ぶとしたら、有効方法の一つは、教育を通じて学習することである。ただ、学んで育つとは、基本的人間本来の強さ・賢さを信じ、それを伸ばそうとするものであるため、「俺達は根本的に抗いようのない領域を抱えており、そこをハッキングされるとひとたまりもない」という弱さの認識とは食い合わせがあまりよくなく、手段確立に苦労している(書いていて思ったが、性教育や薬物の危険さを学ぶことの難しさも同じかもしれない)。

 今後、どうしたらいいかは探っていくしかないよね、という感じだが、一つ面白かったのは、デジタル技術基本的に、自主的な決定と自己責任を重んじる、いわゆるリバタリアン的な価値観によって推進されることが多いが、その行く末が「ユーザーそもそも判断させる余地を与えない無意識下の攻撃」に成り下がってるのでは? という指摘は、皮肉でかなり響いた。

 ジレンマをもう一つ。利益面で言えば、プラットフォーマーにとっては無思考時間お金を費やしてくれるユーザーが一番ありがたいわけだが、消費者もそこまでお人よしではない。「全然自由度が低いっていうか、なんかナメられてね?」と思うこともある。

 そこで、「じゃあ自分好みにいろいろ選べるように協力しましょう」という良心的な運営もあるだろうが、「ユーザー自分自由に選べた、という感覚さえ演出できれば、実態は別でもかまわない」という方向に進んでしま運営も現れうる。いまやテックジャイアントの在り方とは、消費者自主性を尊重している姿勢を見せつつ、いか自分たちの利益誘導できるか、その妥協点の模索に陥っているのでは(そもそも理念はそんなじゃなかったはずなのに…)という見方も紹介されており、面白かった。

 本年ベスト級。下で紹介している『アルツハイマー病の一族』がなければ1位だった。

6. 対馬の海に沈む(ノンフィクション

 九州農協に勤めていたあるエース営業マン不審死を追ったドキュメンタリー

 一人の優秀なサラリーマンが、組織内にも地域にも一つの帝国」を築き、邪魔者排除し、しかし、最後は(おそらく)破滅した様が描かれる。

 大げさな言い方をすれば、社会における悪とは何かを考えさせられる作品主犯とされる男が周囲の人に行ったことや、横領行為は悪いに決まっている。しかし、こんなやつは罰さなくては(もう本人は亡くなっているが)、という義憤ときどき迷子になってしまうのは、「本当に彼だけが悪いのか?」、そして「そもそも、この社会はこうした『悪』を罰せられる構造になっているのか?」と思ってしまうから

 読み進めると、彼が所属していた組織お金の流れもあまりにいい加減で、根本的に腐敗しており、システムの中心としてそれを差配していた彼の周囲に群がっていた同僚や市民も、何か妙なことが起きていることを薄々察知しながら甘い汁を吸い続けていたことがわかる。

 つまりこれは、悪事責任が彼以外にも分散しているということなのだけど、もう一つ思うのは、そもそも社会というのが、本質的に悪の所在あいまいにし、「悪」でさえなくす、ロンダリングする仕組みなのではないか? ということである

 どういうことかというと、物事手続というのは本来筋道道理があり、それらにのっとらないといけないはずなのだが、これを四角四面に処理しようとしても遠回りになるだけで何の意味もないことが往々にしてあり、そして、よく言えばそれを円滑化する、悪く言えば本筋をねじ曲げることのできる人物がどこにでもいるもので、結果としてその人のおかげで、(あくまで、そのコミュニティの中では)物事がうまくいく、ということがよくある。

 肥大化形骸化したナンセンスな仕組みなら見直せばいいのだが、組織にそんな向上心リソースもなく、それでも体裁を取り繕わないといけないとき、それを(自分利益ブレンドしつつ)調整する役目を負う者が求められ、必然的に出現するとしたら、その誰かを悪と断じることの意味はなんなんだろう? と思ってしまうのである

 もちろん、シンプル悪事悪事であるという答えはぼやかせない。

 盗んだり誤魔化したり、他者いじめたら悪いに決まっている。当然のことだ。ただ、システム悪用して悪事の限りを尽くすやつと、有能ゆえに組織悪徳を背負わされて破滅するやつが、同じ人物ということもあり得るよな、とは思う。

7. 闇の奥(文芸

 19世紀コンゴ舞台に、西洋文明による資源労働力搾取を描いたジョゼフ・コンラッド小説1902年刊行

 ホラー作家である平山夢明短編『すまじき熱帯』がまず面白かったのがあり、その元ネタがたぶん、フランシス・コッポラの『地獄の黙示録』であって、その原作が『闇の奥』…という紆余曲折あって手に取った。

 例えば気まぐれに古典を読むと「名作ってやっぱすげえ」と思うことが多く、実はこれは意外ではなくていまの俺たちの価値観言葉下地になっているものである以上、それなりに当たり前のことなのだが、はじめて読んだ『闇の奥』も例に漏れず強烈だった。

 基本的にこの作品は、西洋によるアフリカ搾取強制された苦役恥辱物語として読まれている。有名なセリフである地獄だ!地獄だ!(the horror!)」も、まずこの視点から解釈するべきで、それは先進国必須認識だと思う。ちなみに、 セリフを発したのは現地で開発を差配していて発狂してしまったクルツという西洋人。

 一方で、個人的な印象としては、クルツにある種の英雄性を感じてしまったのだった。

 暗黒大陸とも形容される当時のアフリカの奥地に、「文明担い手」として一人で立ち向かった人間。「闇」と「文明」が接する最前線で彼が発した「地獄だ!」といううわ言は、その言葉自体が、未知の世界から切り出されて西洋側に持ち込まれた(負の)成果物であると思う。『対馬の海に沈む』でも思ったが、俺は腐敗した組織の一員である誰かが役目に邁進し、自身欲望と背負った責務の中で破滅するナルシシズムが好きなんだろう。

 もちろん、コンゴの側から見れば、勝手にやってきた侵略者の一人が勝手おかしくなって破滅しただけであり、そこにヒロイズムを感じるのは先進国の大変な欺瞞だと思う。加害と被害歴史は前提として理解しないといけないし、意見を発するうえでバランスは気にかける必要があるのだが、↑のような感想を抱いてしまった。

 余談だけど、今年刊行された本に『ブラッドコバルト』というすさまじいノンフィクションがあり、同じコンゴが今度はハイテク機器使用されるレアメタル産出国として、ふたたび西洋社会による深刻な搾取を被っている様子が描かれている。

8. 禁忌の子文芸

 医師として病院に勤務する主人公。ある日、救急で運び込まれてきた心肺停止状態患者は彼とうり二つの顔をしていて…という導入から始まるミステリー

 2025年ミステリーホラーを中心に15冊ぐらい小説を読んだんだけど、その中でもぶっちぎりで面白かった。

 ※ 以下、少しネタバレ。注意

 今作の優れたところは、冒頭の謎をオチまで温存することなく、あくまで読者を引き付けるためのフックとして割り切ったところだと思う。

 導入部分の真相については、正直「科学的にあり得るならこうだろうな」という域を出ない。それを冷静に見越したうえで、いわばロケット作品)を高く飛ばすための燃料として中盤で切り離し、さらに高い地点への加速と突破は他の要素や伏線回収で狙う、という戦略だと感じた。別作品批判になるが、同じようなネタ武器として最終盤まで引っ張ってしまったミステリーも同じ年にあり、個人的には格が違った印象がある。

 ベタ表現になるが、後半もどんでん返しが続き、飽きさせない。逆に言えば、スキャンダラスな波乱の展開をいくつ詰め込めるかを始点に逆算してつくられた感じはある。これを品がないと思う人もいるかもしれないが、こだわりがない人は面白く読めると思う。

後半に続く。

https://anond.hatelabo.jp/20251231153147

2025-12-28

業者キッチンを汚された話

※汚くて気持ち悪い話





2025年厄年で最悪なことがたくさんあったが、今日それらすべてを上回る真相解明編に辿り着いたので書いて吐き出すことにした。



今年の秋ごろに換気扇エラーが出てしまい、自分でなんとかするも結局解決できなかったので本体記載されていたP社のヘルプデスク電話した。

そして指定された日時にその修理担当業者は来た。

インターホンを押したのは小柄で温和そうなおっさん一人。

朗らかに挨拶され、その時はこれでもう大丈夫だと安堵したのだが実はこれこそが悪夢の始まりだった。



まずは家に上がってもらい作業の様子をしばらく見守ることに。

我が家換気扇には洗浄機能がついており、本体が汚れると警告音がなるのでお湯を入れて洗浄ボタンを押すという簡易的な洗浄は日常的にやっていた。

だが、もともとの性格ズボラなため、今の家に住んで12年経つが換気扇は一度も開けて洗ったことがない。

100億%汚いことはわかりきっているため「すみません、汚くて…」と苦笑いを浮かべながら詫びたのだがなぜかおっさんはこれを無視

しばらくそのまま無言で作業をしているので、なんとなく気まずくなり私はそこを離れ子供たちの世話をすることにした。

その途中ガチャガチャと流し場の皿を勝手に動かす音がして(ん?)となったが端に除けて作業をしているのだろうと思い、気にしないでいた。

予定した時間よりも早めにおっさんが来たのと、子ども朝ごはんを食べるのが非常に遅いため皿を洗う間もなかったのだ。ズボラでごめんなのだ

終始無言で作業していたおっさんは一時間ほどして作業を終え、無言から反動か急に子供たちとベラベラと話しをしだした。

おっさん作業のお礼を言いつつ「さーて、皿でも洗いますか」と流し場を見て思わず硬直。

グレーの細かい謎の汚れがスプレーで吹き付けたかのようにびっしりと皿やコップにこびりついていたのだ。

春のパン祭りの白い皿の白いところがほぼなくなるほどの謎の汚れ。

なにこれ!?すぐに洗わなきゃ!とパニックになり皿洗いを始めた私を横目におっさんは帰っていった。

自分のやったことなのでわかっているはずなのにおっさんはそのことに一言も触れずに帰っていったのだ。

手洗いをして洗浄機に放り込んでお湯で洗ったはずなのにその謎の汚れはまだ残っていた。

修理で上がり込んだ他人の家の食器をこんなに汚してなんの謝罪もなく帰るって何!!!!??????

当時はパニックになり、何も言えぬままおっさんを帰してしまったが、ぐらぐらと煮えたぎるような怒りが後からわいてきた。

子供と話している暇があったらその謎の汚れの説明をしてくれてもいいのでは?

家に子供たちと女一人だからと舐めくさっていたのだろう。

旦那のいる土日にすれば良かった、皿を早めに片付けていれば良かったなどと後悔は尽きない。

そのあとはクレーム入れて返金や汚れた食器の弁償をしてもらいなんとか怒りは収まったのだが、本題はここからである



冬ごろからまた換気扇調子が悪くなった。

火を消すたびに毎回エラー音がなり、エラーによって数字が点灯するのだが今回はヘルプデスク電話しないと直らないようだった。

絶対に嫌すぎる。もうあの会社人間を家に踏み入れさせたくない。

ガスは問題なく使えるのでうるさいエラー音を我慢しながら一か月ほど使用し、年末大掃除にこのタイミングで初めて自分でネジを外して換気扇を洗うことにした。

換気扇カバーを外すとそこには大量のGの糞と一匹の死骸が転がっていた。

そのあたりの処理を旦那にやってもらい、私は換気扇を洗うことに徹した。

長らく洗っていない換気扇は油と汚れが茶色粘土のようにこびりついている。

それを一心不乱に歯ブラシでこすり落としながら私はふと疑問に思った。

クレームを入れた時にこのグレーの汚れはなんですか?と聞いたがP社の担当は油汚れだと言っていた。

だが今こうして私が必死に戦っているこの油汚れは主に茶色黄色で黒やグレーのものは見当たらない。

あの場にあったグレーの汚れと言えば一つしかない。

ゾッとした。

担当者の言う通り油汚れであってほしいとさえ願った。

そんな邪悪人間など存在するわけがないと思いたかった。

一人でこの恐怖を抱えていられず、思わず旦那相談したが

100%そうであるとは限らない。真相はわからない。あまりもう考えないほうがいい」と言われて何も言えなくなった。



あのおっさんに不幸になれとは思わない。

人を呪うと自分に返ってくるからであるおっさんのためではなく自分のためである

から、あの時や今日不快な思いが何十倍にもなっておっさんの元へと返り、自分にはそのぶんの幸せめぐりますように。

死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

最近買った謎解きゲーム面白かった

「the case of the golden idol」

黄金の像を巡って起こる様々な事件真相を解き明かしていく推理ゲーム

初めは遺産争いみたいな小規模な話なのに、どんどん色んな人物因縁が絡み合っていき、最終的には国家を揺るがすような大事件に発展していく。

これがおもろい。

登場人物の持ち物や現場証拠から事件犯人推理していく超シンプルシステム

殺人犯名前凶器動機など、テキストを正しく穴埋めできたらクリア

文章セリフはすごい少ないのに、キャラが妙に立っており、魅力的で良い。

2025-12-26

映画】今年見た映画ランキグン

本日仕事納めのため9月中頃から本格的に増田映画感想を垂れ流すようになってから見た映画ランキグン。

短編映画対象から外しております

今見たらこれ高くつけすぎだなって言うのけっこうありますね。

ブチギレ度で言えばショウタイムセブンとかもっと下でいいと思うし、プレイダーティーも他の70点付近映画ほどは面白くなかった。まぁでも映画鑑賞って体験からその時の点数を尊重したい次第。

 

順位点数タイトル
192映画ヒックとドラゴン(実写版)を見た。
289映画WHO KILLED IDOL ? -SiS消滅の詩-を見た
385映画ドールハウスを見た
484映画スーパーマンを見た
584映画】22ジャンプストリートを見た
682映画ブラックニングを見た
782映画】21ジャンプストリートを見た
881映画マイ・ボディガードを見た
980映画】サスペクト 哀しき容疑者を見た
1079映画】ささらぎ駅、ささらぎ駅:Reを見た
1177映画】search/サーチを見た
1275映画】潔白を見た
1374映画ファイナルデッドブラッドを見た
1474映画ランボーを見た
1572映画】キル・ボクスンを見た
1672映画】決戦は日曜日を見た
1772映画RUN/ランを見た
1871映画ほんとうにあった怖い話〜変な間取り〜を見た
1971映画ルームロンダリングを見た
2070映画】Play Dirtyを見た
2170映画老人Zを見た
2268映画バレリーナ(韓国映画)を見た
2367映画グランド・マスターを見た
2465映画ペナルティループを見た
2564映画貴公子を見た
2663映画】ミーガン2.0を見た
2763映画】アオラレを見た
2862映画ランボー 最後の戦場を見た
2962映画ホワイトハウス・ダウンを見た
3061映画】この動画再生できません the movie を見た
3160映画】見える子ちゃんを見た
3260映画ドント・ハング・アップを見た
3359映画】みなに幸あれを見た
3459映画ランボー ラスト・ブラッドを見た
3557映画カマキリを見た
3657映画オールド・マンを見た
3757映画】この子邪悪を見た
3856映画赤羽骨子のボディガードを見た
3956映画エイジ・オブパンデミックを見た
4056映画ロードキラーを見た
4155映画シャーク・ド・フランスを見た
4255映画】バトル・オブ・パンガスを見た
4354映画フランケンシュタインを見た
4451映画】霊薬を見た
4551映画ミッキー17を見た
4650映画インビジブルスパイを見た
4747映画】デス・オブ・ミーを見た
4847映画ハウス・オブ・ダイナマイトを見た
4947映画】マルナシドス 死者の谷を見た
5042映画】クロガラス3を見た
5142映画】終末の探偵を見た
5242映画】アフター・ザ・ハントを見た
5342映画108時間を見た
5440映画リアリティを見た
5540映画事故物件ゾク 恐い間取りを見た
5637映画傀儡を見た
5737映画サイレントナイトを見た
5833映画】DOOR2を見た
5932映画】ショウタイムセブンを見た
6032映画スマホを落としただけなのに 最終章ファイナルハッキングゲームを見た
6131映画】M.I.ファイナルレコニングを見た
6230映画野球どアホウ未亡人を見た
6327映画孤独のグルメを見た
6427映画ランボー2 怒りの脱出を見た
6524映画】汚れた紋章(バッジ)を見た
6619映画ランボー3 怒りのアフガンを見た
6713映画復讐したいを見た
6812映画】#真相お話しますを見た
697映画】3びきのくま 血塗られたごちそうを見た
706映画】呪界を見た
714映画】もしも徳川家康総理大臣になったらを見た

 

年末年始は一応、社用ノートPCを持って帰るのでそれで書けたら書こうかなと思います

書けなかったら1/5が仕事始めなのでそのタイミングで全部書く予定。

増田オススメされた「ダイハード2」「四畳半タイムマシンブルース」は確実に見ます

もしお前これ見とけよってのがあれば書いておいてもらえれば見れる範囲で見ます

それでは皆様よいお年を~。

クリスベイルソーシャルメディアプリズムみすず書房

ネットが人を分断するのは、エコーチェンバーフィルターバブルによって「自分と似た意見に触れまくるからだ」とよく言われる。だが、それは逆だという説が説得力を増している。むしろ自分正反対意見に触れまくる中で、多くの人が自分の考えに『より頑なになり』分断が生じているのだ」と。→


まり、人は他者と同じ意見を持つ安心感よりも、異論を唱える人を「敵」だと見做して、その敵対感情によってより強く団結するのである。そのため、特に問題なのはネットによって似た意見ばかりに浸るようになることではなく(それもある程度問題だけど)、異論に出合った時に過剰な否定反応をしてしまうことだと言える。


ぼくらは異論に触れると反発心を抱く。それは、めちゃくちゃ威力を持つ感情だ。そして反発の際に、ぼくらは相手と「わかり合おう」とするよりは、自分のもともとの立場に執着する。まず自分の考えが揺らがないように盾や鎧を装備して、閉じこもろうとする。で、そのあとにエコーチェンバー等で自説を固めて、分断がより根深くなるのである


すなわち、極論的な言い方をすれば、エコーチェンバーが起きるから分断が始まるのではなく、エコーチェンバーが思ったよりも働かないネット空間で、むしろ反対意見にたくさん触れるから分断が始まる、という方が真相に近いということだ。


ちなみに、なぜそう言えるかというと、①ユーザーは意外と多様な意見に接している、②ユーザーは意外と「似た意見の人だけとつながろう」とはしていない、③SNSアルゴリズムは思った以上に意見志向性を汲み取れていない(これは『ネット社会を分断しない』等に書かれていること)、からである


そう、ぼくらは「やっぱり私の意見が正しかった」と確認した時の安堵よりも、「おい、私の意見が間違っているとでも言うのか」と自説の再確認に迫られた時の反発心の方がはるかに強く、その感情条件反射的に反応して頑なになり、結果、社会バラバラになっていっているのである


では、分断はどうすれば収まるのか?


一つ、本書が示唆を与えてくれるのは、その結論を「同じ目的のために一緒に共通作業をすることである」としている点である。何かのために、共に汗を流すこと。共に動くこと。それが、分断に陥らないための特効薬の一つとなる。


クリスベイルソーシャルメディアプリズムみすず書房

https://x.com/nobushiromasaki/status/2004055913737666785

2025-12-25

名探偵津田の不満点

とりあえず最高に面白かったことだけは事実なんだけどいくつか不満点があった

劇団ひとり変顔ボケ

初っぱなに劇団ひとり死体なのに変顔ボケしてたのはかなり不満だった

1の世界として守らなければならない最低ラインがあるはずなのにそれを守らないのはちょっと酷い

津田も「こういうことやるなら降りる」って言ってるのはかなり共感できた

劇団ひとりの芸風を考えるとやりそうなので、単にカットすれば良かったと思うし

そもそもFace IDを設定しなければ良かっただけだと思う

タイムマシーンの切り替え

タイムマシーンに乗り込んで時代が変わるとき視聴者説明なくアイマスクしてるのはかなり違和感、というか不満だった

ドッキリとしてやっているはずなので1の世界から抜け出せないっていう設定は守ってほしい

デロリアンに乗ったらどこからともなく2のスタッフがやってきて「はい、目隠ししてくだーい」とかやってたら興ざめでしょう

恐らくタイムマシーンの使い方として「アイマスクをしてしばらく待つ」みたいな指示があったんだろうけれど

そこをちゃんと流さないと視聴者としては不信感を持ってしま

特に後半の場所まで変わってる場合はどうにかして移動させたはずなので

その部分が省略されているのはかなりの違和感があった

時代逆行で本人に会うパターンがない

この手の時代逆行もの定番の「本人に出会う」というシーンがなかった

例えば卓球の再戦をするなら津田本人に出会うはずで

津田卓球で勝ったのを見届けてからもう一度勝負する、みたいなことがほしかった

津田だとそっくりさんを用意するしかないんだが、ザたっちを使えばこの手の演出もできたのではと思ってしま

ただ、これは「ザたっち、一人の仕事もあるにはある説」のアンサーだから難しいかもしれない

解決だった部分が弱い

ミスリードさせて推理させて解決させて実は後日になって真相判明、というのはよくあるけれど

一人だけ殺し方が違うからおかしい、というところから解決に持っていくのはちょっと雑すぎる

例えば犯人が使ったと言っていた毒物に実は毒性がなかったことを1週間後のニュースで知る、とか

そういう演出があっても良かった気はする

ただデロリアンが向こうから走ってきて息子が乗ってるのはなかなか衝撃的だからネタ的にはこっちの方が面白いか

次回以降の期待

津田事件に巻き込まれパターンがそろそろ限界な気がするし

水ダウに津田が出てきただけで伏線になりそうな気がしてしまうので

流石に次は別の芸人を探す方がいいんじゃないかと思ってる

とはいえ鈴木家の謎とかも中途半端から流石にあと一回は名探偵津田でやるだろうか?

次で終わらせるとなると、津田死ぬとかそういう感じになりそうではあるけど

2025-12-24

某A省K重事案の真相をお前らに教える

退職して5年経ってるから時効ってことで。

ぶっちゃけこのネタは元々アドベントカレンダーに書こうと思ったのだが「流石に方向性が違いすぎる」ということで封印したものだ。

でもせっかくだからここに放流することにする。


偉い人が「お前!100円でアンパン牛乳サラダカレーを買ってこい。100円あれば2人分買ってこれるだろ?昭和時代は出来たぞ?」みたいなことし続けたのが全ての原因

まずは結論から書こう。

結局の所はトップ現場のことを省みることな適当な金の使い方をしてきたのが全ての発端であり終点だ。

防A省のトップ金銭感覚というものを持ち合わせていない。

勘定なんて薄汚いことは下っ端が考えることであり、大蔵省に頭を下げるなんてみっともないことは薄汚い背広を来たメガネザル共がやればいいことで、自分たち戦車戦闘機模型ブンドドするのが仕事だと本気で思っている。

そしてそのツケは最終的に末端にやってくる。

たとえば陸自トイレットペーパーがその最たるものだろう。

自分で使うんだから自分でもってこい」とトイレットペーパーの持参を命じられる会社があったら倒産するが、防A省は親方日の丸から死ぬことも出来ずにゾンビ化するのだ。

偉い人「工夫しなさい(何も考えてないけど)」の果てに起きる「現場努力

たとえば君がトラックの運ちゃんだったとして、雇っている会社から「今年はもうガソリン代を経費で落とすのは無理だよ。本社が前もって決めていた年間のガソリン支給額を使い切ったからね」と言ってきたらどうする?

マジでどうしようもないと思う。

残された道は「自腹を切る」か「どこからか持ってくる」のどちらかだ。

そして上司はいつも「工夫をしなさい。たとえば同じ速度で走り続ければ急加速急減速より減りが遅いんだからしか言わない。

さて、君が行きつけの給油所でウンウン困っているとそこの社員が「どうしたんだい?」と声をかけてくる。

君は仕事愚痴をツラツラと口にするが、そうすると相手は「だったらツケにしてもいいよ。来年になったら毎回2割増しぐらいで領収書を出していけばそのうちとんとんになるからさ」とガソリン提供してくれるという。

さあ、どうする?

トップは下々の悩みなんて改善する気はない

さて、君は色々あって様々な誤魔化しを繰り返す汚れた手の現場職になってしまった。

それでも心のなかに残された倫理観が「なんとかしてこの苦境を上に伝えよう」と努力する。

「足りてないんです。致命的です」と報告を上げるが、上は「嘘つけ。それならもう動けなくなってるだろ?動いてるなら足りてるんだよ」と言ってくる。

だって流石に「実は給油所のおっちゃんと結託していて・・・」なんて言えるはずがない。

言ったら君に正義感が残っていたかどうかなんて関係なく皆が処罰されるだろう。

そして、トップは「現場勝手にやっただけですよ。僕はむしろ被害者なんです」と平気で言うのだ。

これは現実に起きていることだ

たとえばとある部隊人間が「桟橋が壊れているんですよ」と口にしたのが地方新聞に「コイツら完全にオワコン!桟橋もないwwww」とニュースになった途端に工事をしたニュースを知っているだろうか。

https://www.zakzak.co.jp/article/20210331-WFNICEQ5HFPJVHS27CJNQP6NTM/

ググったらすぐ出てきたコレだコレだ。

この事件が何を意味しているか

1 トップ現場意見を聞く気はない。

2 現場意見を聞く気はないくせに新聞に乗ったら動く

3 問題が起きていることは理解したうえでわざと「あーあー聞こえなーい」をずっと繰り返している

4 そのくせして意味分からんパーティーは開くしお友達予算で変なものは買いまくるしで無駄遣いしほうだい(いわゆる離れですき焼き

マジで終わっている。

そしてこの「ニュースにされない限り放置される下々の声」の中に無数の備品が含まれていた結果が、川重事案に行き着く。

だが川重は本当に悪い人たちだったのだろうか?

先程のたとえ話に出てきた「来年予算が出たら領収書を2割増で請求してくれればツケにしてくれる給油所のおっちゃん」のようなものではないのか?

まあ、悪ではあるな。

だがこの状況を招いたトップの方がよっぽど悪じゃないのか?


まあ、俺はやめて5年経過してるし、当時も「そういう部隊があるらしいぜ。最近嗅ぎ回ってるから気をつけようぜ」と言われつつ壊れたスパナを自腹で買ったり、蛍光灯が足りなすぎて事故った時にカンパして皆で買ったりして凌いでいただけだからセーフだ。

つうかトイレットペーパー持ち込みが何十年も当たり前になってた組織でそういうことが起きてないはずがないのに、なんでトップは「えー!始めて知りましたよ—!」って顔してたんだろうな。

嘘が下手なのか、都合が悪いことは上に一切流れない組織なのか。

辞めて本当に良かった。

じゃあ皆も楽しいクリスマスを。

俺はケーキ食って寝るぜ。

2025-12-22

映画】この動画再生できません the movie を見た

真相お話しますが失敗したことをできていたがパワーはダウン。

いろいろ考慮して61点くらいはあった気がする。暇つぶしに見る分には問題なし。

 

まず最初に、俺の中での勝手な落胆があってやや点数が辛めについていることは明言しておきます

「この動画再生できません」漫才コンビかが屋主演の短編ドラマ投稿ホラーOVA編集部に勤務する編集マンかが屋Aとディレクターかが屋Bが持ち込まれる様々な曰く付き映像編集室で見て、映像内の出来事違和感などからその映像の裏側を検証する安楽椅子探偵系のミステリ作品。今作はその映画化

いきなりドラマ版のネタバレをするとシーズン1でかが屋Bが実は死んでおり幽霊だったことが明かされ、シーズン2でそれが殺人でその犯人が判明する。そしてこの映画版、だったので俺はてっきり今作ではかが屋Bの殺害の謎が解決する話だと思って挑んだんだけど、別にそんな話では全然なかったのでな~んだってなっちゃった

 

内容としてはドラマシリーズと同じく、映像の謎を検証していく話。今作ではカルト作品「冬の空」のDVDの謎、ホラーYoutuber炎上配信、町ブラロケ映像の3つを取り上げ実はその3つの映像はすべて昔のとある事件にまつわるものだったということが判明する。

 

まずよかったのは「一見関係なさそうな3つの短編が1つの物語収束されていく」快感があったこと。これは俺が#真相お話しますで批判したポイントだったけど、今作ではそれがちゃんとなされておりある程度納得性もあるような作りになっていた。この点に関しては(2時間SPでよかったのではという点はさておき)1本の長編映画にする意味ちゃんと感じられたのでよかった。

あとそれぞれの映像の謎が一回作中で解けた上で、さらに後程二回目のそれぞれ別の側面があったことが判明する展開もミステリとして頑張っていてよかった。ただ各映像の謎自体は大きな事件のためのつなぎ的な意味合いが強くて、ドラマ版より弱くなってたのは気になった。ミステリとしての強度は当たり前だけど#真相お話しますのほうが上だったかな。まぁあっちはゴリゴリパスラー小説元ネタからしゃーないけど。

もう一つは映画内での展開が登場人物の成長という作中のロジック合致していたこと。前述したとおり、ドラマシリーズ安楽椅子探偵的に2人が編集室内で映像の謎を検証する話になっていて、その謎が解けても2人は別に何もしない。そういう映像だったのね、おしまい。という話だが、今作では2人は初めて編集室を飛び出して問題解決に動く。

同時に編集マンであるかが屋Aが「昔はディレクターになりたがってたけど才能がなかったか編集になった」という話が明かされ、実は今でもディレクターに興味はあるが編集仕事楽しい理屈をつけてそちらを見ないようにしていたことが匂わされる。そんな彼が「編集室を飛び出し」問題解決し、作品最後には「ディレクターとして映像作品を発表」するという展開は映画的なダイナミズムと同時にロジックとして非常にエモく美しかった。

 

ただァ↑↑、作品全体のロジックが非常に弱くて困る。

3つの無関係っぽい映像が実はつながっていたという展開自体の結合は強いのだが、その映像が出てくる展開がめちゃくちゃ雑。「冬の空」はオカルト出版社からなんか変だから見てと持ち込まれる。これはいい。次のYoutuberの話はその検証疲れたかが屋Aが寝る前にかが屋Bと雑談してる途中に「そういえばまたYoutuber炎上してましたよ」と急に言い出してその配信を見るという流れになる。そして町ブラに関してはオカルト出版社の人から唐突に何の連絡もなく編集間に合わないからやっといてくれと投げられる。

一見無関係映像が繋がっていくという展開が必要なのはわかるけどすべてがあまり唐突すぎてドラマ3本くっつけました感が強すぎて流石にちょっと萎える。なんかもうちょっとうまい接着はなかったのか。

あと犯人動機というか心情の動きがよくわかんなくて困る。

ダイナミックネタバレすると「冬の空」の撮影中にヒロイン女優自殺してそれを隠ぺいするために監督DVD編集したりYoutuberを脅かしたりしてたって話になる。でも、さすがにヒロインの登場シーン全部カットするの無理じゃないか?もはやそんなもん作品として成り立たないし「だからカルト的な作品になってたのね」ってフォローはあるけど、犯人動機が「俺の作品を残したかった」ことだと考えるとこんな作品残したいと思うか?ってシンプルに疑問。あんなに作品完璧さにこだわった人間が作中のテロップフォントが2種類あるなんてミスを犯すとも思えない。

映像些細な違和感から謎を解き明かす系の作品でこの辺の細かいところおざなりにしてるの気になっちゃう。

 

まぁ、この動画再生できませんの映画版としてはしっかり仕事してると思うし1本の長編作品としても成立しているので孤独のグルメ劇場版とかと比べても全然見る価値ある。アマプラ無料で見られるからドラマファン、後は謎解きミステリ系が好きな人には普通にオススメ

2025-12-18

この人いい評価全然つけないってたまに言われるけど。

だって見る前は配信サイトでけっこういい評価ついてるから面白いだろうなと思って見るんだよ。

おもんない映画こき下ろしたろと思って見ることほとんどない。

もしも徳川家康が云々も誰かがその年のベスト10に入れてたから楽しみにしてたし。

真相お話しまだってアマプラ評価4近くあって楽しみにしてた。

ホラー好きだからホラーは3前後でも見るけど、他は最低3.5くらいある映画しか見てない。

19時に家に帰って22時に寝るって生活を送っている以上、見られても毎日1本。他のエンタメ削って見てる。

しょうもない映画時間とられたくない。

でも見てみたらう~んって作品のほうが多いんだからしょうがないじゃん。

映画】#真相お話しますを見た

短編集をどうやって一本の映画にするのかの教科書のような失敗作だと思った12点。

 

とくめいだいありーでにっきをかいているじぶんにぶっささってしまいました(棒読み

あらすじをお話します。

「#真相お話します」は選りすぐりの暴露ネタを持った視聴者スピーカーとして参加しネタ披露投げ銭を獲得するという視聴者参加型の超人配信番組MCは突然消息を絶った元超人子役Youtuber。3人のスピーカーがそれぞれ話を披露する中、最後超人YoutuberだったMCに何があったのかの真相が明かされる。

 

実は元の作品さらっとだけ呼んだことがあって推理小説の中でもいわゆる「パズラー」に分類される、しかもより現代的なジャンルとしてはむしろ意味が分かると怖い話」に近い。つまり、こういう殺人事件がありました。この殺人事件なにかがヘン。実はこの殺人事件はこういう捻った内容でした。しかし、さらに実はその裏にこんなことがあったんです。という二重オチが特徴的な作りになっている。

最初事件ネタバレ全開で言うなら「家庭教師が初めての家に派遣される→なんか親子の様子がおかしい→子供が助けを求めてくる→母親は実は母親ではなく隣人で母親は隣人に殺されていたのだった→実はその家の子供もとっくに死んでいて助けを求めてきたのは空き巣常習犯の知らんガキだった」という、最後の「実は子供全然関係ないガキだったんですよ!」という大オチを楽しむ作品。もろちん作中でも「最近空き巣が頻発しててヤーネー」みたいなヒントがちりばめられている。

そしてこの「さらに実はその裏にこんなことがあったんです」の部分を「真相」としてスピーカー披露させるというアイデア自体は割とよく考えられてるなと思った。まぁ、パズラーとしては初級者向けだと思うけど、ジャニーズとミセスを身に来る人たちにはちょうどいい難易度だと思う。

で、最終的に大人子役Youtubeチャンネルトゥルーマン・ショーだったことが分かり、その過程で巻き込まれて死亡している人もいて、人生晒しものにされていたことに反発した元子役たちが「悪いのは匿名視聴者だ!」と匿名ネット社会復讐するためにこの企画を仕込んでいたことがわかる。

そして仕掛け人の一人だった同じく元子役拉致して視聴者に「こいつを殺すかお前らの個人情報晒すかどちらかを選らべ!」と脅迫投票しなかったら強制的晒す!とかめちゃくちゃ言い出して、最終的に画面に向けて「さあどうする!」と迫ってきてエンドロール

 

ハァ?

 

お前らが復讐すべき対象はお前らを晒しものにする決断をして運営してた親と島民とチャンネル運営やろ。お前らの暴露チャンネルを見てるだけの連中とたまたま映画見てるだけの人間にめちゃくちゃ言うなカス

ちなみに原作ではこの話はトゥルーマン・ショーチャンネル内で子供たちが仕掛け人女の子を殺すかどうかをその場でチャンネル視聴者に問いかける。これなら「お前らの視線が俺たちを追い詰めたんだ」という相互利害関係が成り立っている無責任視線批判としてわかる。でも、そもそも暴露チャンネル収益稼いでた奴らが「お前ら匿名が悪い!」って言い出したら、もうお前らの立場はお前らを晒しものにしてた大人たちと同じなんよとしか言いようがない。こんな簡単ロジックにも気づかんかったんか?せめてやるなら当時の仕掛け人を殺すかじゃなくて、大人Youtuberで復帰を待望されていた自分たち自殺させるかにすべきやったな。

アクメツが優れていたのは「腐敗した悪を成敗する」という殺害に対して常にアクメツ側も自殺することで「ちゃんと悪=自分を成敗している」というロジックを構築したことだろう。

この作品にはその覚悟がない。「俺たちは晒された側だから復讐する権利がある」というのは100歩譲って理解するとしてもその復讐方法が「他人スキャンダル暴露させて収益を得て暴露した奴と楽しんでた奴を罰する」なのは意味分からんだろ。「他人スキャンダル暴露させて」の部分はお前らがやられていた「人生勝手晒しものにする」行為と何が違うん?カス

あとこれも気に入らんのはMC別にセスボーカル子役Youtuber2を演じてるんだけど、彼は名前を変えて細々と生きてきたんだけど、ガンが発覚して余命1年でガーン(ガンだけに)ってなったことでこの復讐に踏み出したのね。無敵の人犯行やんけ。この設定なかったらまだ「俺にも今の人生があるけどそれを投げ打ってまた復讐のために人生晒します」っていう覚悟が見えたけど、余命設定のせいでもう死ぬからなんでもありで~すになっちゃうじゃん。アホタレ。

あと子役時代の殺人事件エピソード弱すぎな。さすがにあれで俺たちは復讐を誓ったって言われても「それってあなた思い込みですよね」としか言いようがない。急に雑になるな。

 

そして前半で「アイデア自体は割とよく考えられてるなと思った」と言った、パズラーミステリスピーカーに話させるという部分だけどアイデアしかよくない。

例えば例に挙げた家庭教師の話(惨者面談)もその前オチの「実は隣人でした」は報道もされているから広く知られているんだけど、実はその子供も別人でしたは誰も知らない事実なのでそれを暴露することで300万円以上の投げ銭を得られるんだけど。

いや、普通に報道として「いないはずのガキがいた」話は出てくるだろ。しかも「家庭教師に入った家で応対した母親が実は殺人犯の隣人だったんです」じゃなくて「実はガキも他人だったんですよ~」って暴露話として300万円投げられるほど引き強いか

いい、バカ脚本家ちゃんと聞いてね。確かに"映画を見てる人"はその事件初見から小説の読者と同じように「あぁ、そういう二重オチだったのか面白いね」って思うよ。でも"作中の人間"は「家庭教師に入った家で応対した母親が実は殺人犯の隣人だったんです」という情報を知ったうえでこの話を聞くのね。つまり暴露ポイントは「実はガキも他人だったんですよ~」しかないのね。クソザコだろこんなネタ。このネタが輝くのは初見の一発目のオチの直後に二発目のオチが来るからゾッとできるという一点なんだよ。

他の事件小説としての見せ方で「えぇ~そうだったんだ~!!!」ってなることができるように作られているけど、後から誰かがこの話をしていて誰かがこの話を聞いているようには作られていない。小説はその場で会ったことを三人称視点から描けるが、スピーカー暴露するというフォーマットに落とし込んだ時にはそのスピーカー一人称になる。そうなった瞬間に崩壊するミステリはたくさんあるし、この映画ではそのへんの配慮がまったくない。

せや!パズラー短編集を暴露形式で話させれば一本の映画複数ミステリ話を入れられる!と思ったんかもしれんけどそこで思考停止すな。フォーマットの違いに真摯に向き合えカス

短編を接着しているのは「スピーカーとして匿名他人人生晒した」という一点でしかないのもマイナス。せめて各事件が実は大オチYoutuberトゥルーマン・ショー事件人物や背景が繋がっているんです!ならこっちの脳汁も出たと思うんだけど、そういうの一切なし。ただ短編を喋らせただけ。しかもなんかさも自主的に悪いことしたみたいに言ってるけど、お前が煽ってお前が喋らせたんじゃいボケ。闇バイトで言うならスピーカー実行犯でお前は指示役じゃカス

 

もう全然どうでもいい俺個人的些細なオモシロポイント。殺すか晒すかを5分以内に投票する展開になって上で書いたように回答しないと強制晒しなんだけど2分経過時点で40000票くらい殺すに入ってるのね。わぁこわい。ちなみにこの配信150万人見てるから2分で40000票だと残り3分で超クソ猛ラッシュかけないと間に合いそうにないねって思っちゃった☆

 

はっきり言って各ミステリ自体は悪くはない。よくもないけど……

じゃあ何が悪いかっていうと原作にない部分が全部悪い。才能ある(?)書き手精魂込めて生み出した作品を何の才能もないカスが生み出したウンコで繋いだだけの作品。はっきり言って作品としてこの映画を見る必要まったくない。原作小説を読めばいい。

あ、演技するミセスボーカル元ジャニーズキモいオッサンになった伊藤英明はこの映画内でしか見られないからそれを見たい人にだけオススメ

 

あ、顔も名前も出さずに好き勝手してる匿名が全部悪い!って結論SNSでミセスボーカル元ジャニーズ応援してるファン。あとadoちゃんも泣いてるよ。たぶん知らんけど。

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