はてなキーワード: 救急車とは
近所に住む(つっても数キロ離れてるが)かーちゃんの送迎途中、道端になんか黒くてでかいのが落ちていた。
「え?なに?」「不法投棄?」「いや動いてる…犬?」「犬にしてはでかくない??」
急いで車から降りて話しかけると転んだらしい。血も出てるしうまく立てない。救急車呼びますよ!と言ってもそんなのいらない帰れるから大丈夫の一点張りで埒が開かない。この時点で無理矢理救急車呼んだほうが良かったのかも。
どこ住み?ときいたら年寄りの足だとかなりきつい距離を歩いてきたらしく、日も暮れるので送りますよ、と車に乗せる。〇〇小学校の前、と言うから行ってみたらここじゃない、こっち、とぐるぐる案内させられてようやく認知症か!!!と気付いた。
当然免許は返納してるし携帯電話も持ってない。住所のメモも持ってないと言うのでやっと交番に連れて行った。
今度は警察からなんで早く通報しないんだとか色々言われた。いやまぁそうなんだろうけど…気が動転してたし…そんな頭ごなしに怒られると凹む…。
あのままほっといてたら雨だしどうなってたかわかんないし、悪いことしたわけじゃないからいいよもう。
でさっき良いことをしたから大丈夫って話すかーちゃんを実家に送って来たんだけど、本当はどうすれば一番良かったんだよ〜〜〜!!休日がめちゃくちゃだよ〜〜〜!!じいちゃん家に帰れたのかな〜〜〜!!!
いらないと言うのにお弁当まで作ってくれる
早く自分も自立して恩返しもしよう
母親は自分の資産を増田名義の口座で運用して増やした(口座を保険営業に預けてたか)
増田はテストが98点でもバカと言われ、成績1位のクラスメイトを褒めそやす
お嫁さんになりたいと言うと顔色変えて叱責される
服を買って貰えてないと言うと父親に10万円のコート1着のみ買わせる(戦艦かよ)
母親は睨んでくる以外、増田と目を合わせたことが一度もない(会話中もあらぬ方向を見ている)
弟の話には大喜びで乗る
増田の話は常に否定する上、反論すると、口答えするな、土下座して謝れ、と言う
口腔外科によれば、舌下小帯が短かった
増田の紛争相手方代理人弁護士は「誤って」実家に書類を送る(母親との通信かな)
母親の妹の叔母と叔父は国交省系、もう1人の叔母は医師で増田や父親を大人しいと言ってからかう
迫害の如きに耐えつつ成績も上がらなかった増田や理系の父親は怒りっぽくなった(父親も何か察してたが妥協してたと思う)
「よく捕れた。今月はこれで終わりにしよう」
正午前、仕事部屋となっている2LDKのリビングに主任の声が響く。
身持ちの似た5人の男性従業員がダイヤル式の金庫にUMPCを戻していく。
セクシー女優の着エロ時代遡り取締法、着取法が諸外国の圧力により施行されて数年。
視聴の検挙は民間事業者に委託され、夜の旅人たちを奈落の底に引きずり込んでいる。
しかし抜け穴をかいくぐる再アップは後を絶たず、IT崩れやギグワーカー、多様な人材がより良い待遇を求め集散している。
前菜はフルーツトマトのジュレ入りスープ。瀟洒な店と料理に似つかわしくない野郎どものランチ。
「こないだの奴さ、モニターハックして現行犯って言ってやったらさ、半泣きで見てませんとか言うのよ。で、ログをツラツラ見せたらよ、
下向いて泣いてやんの」
「そう言えば、あれ紛らわしくない?セクシー女優じゃないアイドルの着エロ時代ってOKでさ、ハメ撮りが出回ってる地下アイドルの
好成績の為、会話も自ずと弾む。
Tボーンのビステッカの余韻を楽みながらグラッパを傾けていると、
「料理には、前菜があってメインがある。だからこそ豊かなんだ。あんたがたのやっている事は、豊かさの略奪だ」
「あー草津にでも行こうかな」
バイク乗りの同僚が言ったその時
「豚が!!」
重い音を立てて主任が倒れ込む。
「豚が!!自由をむさぼる豚が!!」
暴漢は走り去る。再アップに加え、着取法反対派の抵抗は過激になっている。
「主任!」
押さえた腹部から血が噴き出す。
「ああいうな…信じて疑わない理念の為に、とんでもない事をしでかすのは、誰にでもあるんだ…」
呻きながら主任は続ける。
「そうなれば、俺のデスクの一番下の引出しのコレクションも、立派な検挙対象って訳だ…」
お金がないんだからしょうがないって、お前の財布の話じゃなくて国の話だろ
こっちはちゃんと税金納めてんのに、いざってときに「金ないんで死んでください」って言われる国の方がおかしいわ
1兆円かかるなら諦めるだろとか言ってるけど、誰もそんな極端な話してねーんだよ
実際に高額療養費制度で助かってる人間がどれだけいるか、ちょっとは調べろよな
議員の無駄な経費とか天下りのバラマキとか削るとこ山ほどあるだろうに
それ全部スルーして「医療費高すぎるんで負担増やします」って単に弱者から搾り取るだけのクソ政策じゃん
こんなん許したらそのうち「貧乏人は救急車も有料な」「心臓止まった?クレカ出して」って時代になるぞ
深夜23時、原稿の締切に追われる私のスマートフォンが震えた。編集者の荒木さんからのLINEだった。
「今回の連載『東京グルメ迷宮案内』、読者から『描写が淡白』って苦情が来てるんだ。明日までに食べログ5つ星レベルの文学性ぶっ込んだ文章を書いてくれない?」
冷や汗が背中を伝う。パソコンの前で12時間、カップ麺の残骸が積み上がるデスク。窓の外で救急車のサイレンが遠吠えする。
ふと目に留まったのが、亡き祖母がくれた手帳。革表紙の隙間から銀杏の葉の標本がはみ出している。あの秋の日、認知症が進んだ祖母が最後に連れて行ってくれた老舗洋食屋の記憶が蘇る。
「そうだ…『銀杏亭』なら」
銀座駅から歩いて15分の路地裏。ネオンの海から漏れた月光が、ひび割れた看板を撫でる。「洋食 銀杏亭」の文字は昭和のレタリングで、金箔が剥がれた部分から下層の青が滲んでいた。
ドアを開けるとベルではなく実際の鈴の音。1920年代の蓄音機から流れる「銀座の恋の物語」が、ハムスター小屋のようなカウンター席を包む。店主・岩崎老人の背広には、長年の油煙が抽象画のように染み込んでいる。
「親子丼は終わったよ。今日はデミグラスソースが深いからオムライスがお勧めだね」
声の主は厨房の影にいた。白髪交じりの頭髪を七三分けにした老紳士が、銅製のフライパンを錬金術師のように操っている。卵を割る音が教会の鐘のように清冽だ。
現れたオムライスは生物学標本のようだった。半熟の黄身が薄絹をまとった古代都市のドームか、地殻変動で現れた黄金の泉か。ナイフを入れると、記憶の封印が解ける。
トマトの酸味とフォアグラの深みを併せ持つ謎のソースが、舌の上でフラメンコを踊る。中から現れたのは、松茸と謎の赤い実のコンフィ。突然、祖母が病床でつぶやいた言葉を思い出す。
厨房から聞こえる岩崎老人の咳払いが、チェロの重低音のように響く。窓ガラスに映る自分の目が、なぜか少年時代の祖母に似ている気がした。ふとテーブルの下を見ると、銀杏の葉が一枚、消えかけたインクで「1946.11.3」と記されていた。
帰り道、スマホの食べログを開く。銀杏亭のページは存在しない。いや、正確には検索結果が常に波打ち、星の数が4.8と3.2の間を振動しているのだ。近所のコンビニで買ったブラックコーヒーが、突然、あのデミグラスの余韻を帯びてきた。
荒木さんへの返信欄に指をかざす。「今回の原稿、たっぷり文学性を仕込みました。でも本当の謎は、私がいつからこの店の継承者候補になったのかということです」
送信ボタンを押す直前、画面が銀杏色に輝いた。ふと気付けば、手の甲にシミのように滲んだソースの跡が、月齢図のように瞬いていた。
重層かベーキングパウダーを薄めて飲むと、便秘にはてきめんな効果がある
効かないし腹痛で救急車を呼ぶことになりかねない
大腸ガンは治るよ
うち母は乳がん切ったけど治ったよ
がんばって
親が腸閉塞になった。たぶん癌のせいらしい。
年明けた頃からお腹の調子がおかしい、すっきり排便されないと言っていた。年末くらいか、ビオフェルミンを毎日飲むようになったとも言っていた。思えばその頃から兆候はあったのだが、ストレス要因が多かったり不眠がちだったりして、心身ともに疲れが溜まっているのだろうくらいにしか思っていなかった。
また、私も配偶者もお腹の調子が悪く、「すっきり出ないけどとりあえずトイレに行って治まるまで座る」みたいな生活をしているので、そのへんの感覚が麻痺しているのもある。
その時点で大腸内視鏡検査を勧めるべきだったのだと今になれば思う。心当たりの病院もあるのに。でもそういうのは事後諸葛亮ってやつだ。
同居の妹によれば、何度か内科にかかったものの、下剤→効果ない、浣腸→親が怖がってやらず。消化器の専門医に診てもらえるチャンスもあったが、今月に入ってからは医者に行くこともつらいほどだったらしい。今になれば、他の医者に診てもらうべきだったし、内科医よ紹介状書いてくれよなのだ。でもそれも事後(以下略)
今は、救急車で緊急搬送され、搬送先で入院しながら検査をしているところだ。医師からの詳しい説明待ちでやきもきしてしまい、仕方がないのでこうやって文章を書いている。
ついこの間一緒にデパートに行き、孫の誕生日プレゼントを買ったばかりだというのに、とお涙頂戴スイッチが入りそうになるのを必死で打ち消す。大腸がんの5年生存率は低くないわね…と喜び、腸閉塞起こすパターンの予後は悪いと目にして落ち込み、Google検索の結果を見ながら感情が反復横跳びする。
年明けから、私自身も体調崩し続けていたものの、もっと気にかければよかったと罪悪感もある。いや、親も妹もいい大人なんだからうまく立ち回ってほしかったりもする。
いろんな感情がぐるぐるする。
60過ぎると大腸がんの確率が上がると、さっき読んだ論文に書いてあった。また、閉塞性大腸癌の場合は血便はなく便秘が主症状になるともあった。
60代以降の人が長く続く便秘を訴えたり、町医者で診てもらっても解決しなかったりしたら、腸に強い医者を探して診てもらうのがいい。同じことに悩んでる人に届いてほしいなって思う。
家族からは、ちょっと抜けてるところもわがままなところもあるけど、賢くて気が利いてしっかり者の可愛い娘!とちやほやと育てられてきた
実家から離れた大学に進学した時には学費とは別に仕送り15万貰って、バイト禁止の条件で一人暮らしをさせてもらってたけど、成績は底辺ギリギリで、有料の海外研修に参加すると貰える単位で補填して、卒論はボロボロだったけどなんとか卒業した。
新卒のIT会社がかなりブラックで、深夜残業終電帰宅も自己研鑽名目での休日出勤もずっと続いて、仕事できないクソ邪魔なデブスの雑用係って感じの扱いだった。
あ〜私って生きてる価値ないんだな〜仕事もできないし、可愛ければ夜職もできたかもしんないけどそれも無理だし、死のうかなと思って、食事と睡眠をやめた。深夜残業中に廊下で空腹と眠気でふらふら歩いてたとこまで覚えてるけど、床で座り込んでたらしくて巡回の警備員に起こされて、救急車乗せる乗せないで意見が分かれたか何かで警備の偉い人と自社の偉い人が揃うまで警備員室のベッドで休ませてもらった。
警備員のおじさんが、あんたよく頑張ってるよこんな遅くまで!見回りのもんがみんな心配しとった!若い女の子1人夜中まで働かせるなんてとんでもない会社だよ!と怒りながら励ましてくれた
廊下で倒れてご迷惑をおかけしたので健康管理に気を付けます、みたいなこと適当書いて出した
一応その後、問題になったのか日付超えるまでの残業がビルとして禁止になったりはしたけど、別に自分の仕事量は変わらずだった
結局その後に意図せず眠れない食べれないが続いて健康診断で引っかかってカウンセラーみたいな人との面談になって病気療養という形で有給消化〜退職した。
全然全く賢くも可愛くもないし社会出てもまともにやれてないゴミカスみたいな子供でごめんな
カスみたいな人生送ってるのがバレたら親の失望半端ないんだろうなと思ってここ数年は会うこともしなくなった
現代って、一生懸命「正しい」子育てしてる親御さんいっぱいいるけど、大半が報われないんだろうなと思うとわざわざ親やってる人らかわいそうだなと思うわ
俺ガイル…😟
自分も過去に何回もコクハラしてるし、正直後悔してるけど、俺の場合、思ってることをつい口にしちゃう癖があるんだよね、正直不動産かよって感じで…
例えば、技術的なこと何も理解してない、自己啓発書ばかり読んでる、夢みたいなことばかり言ってる上司がいて、つい、そんな夢みたいなことは無理ですとか、
それは筋が悪い技術なんで別の方法も考慮してみませんか?みたいな余計なことを言って、干されたり、会社辞めさせられたりもしたし、
なんか恋愛に関しても、つい我慢できなくて、ボソッと言ってしまったり、ロバの耳の穴に言えばいいのに、我慢できずに言ってしまうんだよな、正直に言って後悔してる
そういえば、以前通ってた精神科の病院は、多分自分より重度?な精神障害者だと思うけど、重度な精神障害者同士で付き合ってる人いたんだよね
待合室でイチャイチャしてたというか、なんか微笑ましい仲良さげな感じで、通りすがりの医師や看護師とも笑顔で挨拶したりしてた
ただ、なんだかんだ、自分も理解ある彼女ちゃんというか、自分がマイナスな分、プラスにしてくれそうな人を求めてしまうというか、
ぶっちゃけ、障害者同士が助け合って生きるって、結構難しいと思うんだよね
だって、例えば、重度の身体障害者同士のカップルがいたとして、でも、結局健常者の介助なしじゃ生きていけなかったりするわけで、
おまえは介助者が欲しいのか?とか、わたしはあなたのママじゃない!なのかもしれないけど、自分ひとりで精一杯なのに、他人を助けるなんてできるわけないじゃないか、って思うんだよね
あと、なんか苦境にいるときに限って、そういう状況が理解できる自分は、同じような境遇の他人を救えるんじゃないか、って錯覚してしまう現象ってあると思うんだけど、
他人を救う前に、自分をなんとかしろよ、って話なんだよね、自分ひとりを救えないのに、他人を救えるわけがない
そう考えると、障害者同士で交際するというのも、まあ、そもそもそんな相手もいないから考えても意味ないんだけど、自分は相手を、他人を助けられないんだよね
まあ、道端で認知症の老人がいたので警察呼んだり、ホームレスが倒れていたので救急車呼んだりしたこともあったけどさ…😟
今日もなんか技術的なこと勉強しようとか、AI関連のこと手を動かして試してみようと思ってたんだけど、いざやろうとしてもなんか虚しくなってしまって、
だらだらギター弾いたり、寝ながらぐだぐだ考えたりしたんだけど、下手な考え休むに似たりなんだけど、
なんか、今までの人間関係で酷い目に遭ったとか、まあ、自分が酷いことしたのもあるんだろうけど、人間関係で呪詛吐くのが多いよなぁ、って思って、
よくよく考えてみたら、俺、人間が大嫌いなんじゃないか、と思ったんだよね
でも、今日もクリニックに行って、その先生が真摯だったりして、申し訳ないなぁ、とか、ちゃんと自分が信頼できる人もいるよなぁ、とか考えなおしたりもしてしまうんだけど、
そういえば、昔、虐待されて噛み犬になった犬をちょっとだけ世話してたことがあって、自分以外にも世話してた人がいて、ひとりは大怪我したりしたんだけど、
俺もばっくり噛まれそうになったことあるんだけど、一応服従というか、信頼関係を築くことができなくもないんだよね、コツがあって
服従の姿勢はするんだけど、お腹をさすろうとすると噛みつくとか、そういう感じなんだよね
やっぱり、虐待されて育つと、もう噛み犬は一生治らないんだな、とは思ったんだよね
人間も同じで、人間関係で酷いことばかり続くと、なんか人間嫌いが酷くなって、自分もおかしくなってるんだと思う、あの噛み犬みたいになってるんだと思う
最近になって、死ぬ前に童貞卒業したいとか、女子にモテたいとか、子供にモテたいとか、生きるよりも死ぬ方が近い年齢になっちゃって焦ってるんだろうけど、
まあ、なるようにしかならないし、そもそも、俺、人間が大嫌いじゃん、多分、モテたらモテたで、近づいてくる人間が結局は嫌いになって噛み犬になるんじゃないの?
って思ったら、なんか、もうどうでもよくなってきたんだよね
昨年、心にこびり付いてる嫌な思い出を今更ながらそぎ落としたい。
実際にそぎ落とすのは無理でも、ちょっとでも楽になりたい。
これから説明するけど、書き慣れてないからわかりにくい箇所があるかもしれない。
昨年2024の春頃だった。会社員になったばかりだったんだけど、京都の繁華街で彼女と一緒に飲んでた。ずっと深夜まで。
二つ目のお店がいい感じのbarで、飲めや歌えやって感じのところだった。うす暗い雰囲気だったが、何十年もやってる老舗ということで、信用してしこたま飲んだ。二人で楽しかった。
ここまではいいのだが、酔っぱらってしまったんだよな。尋常でないレベルで。
彼女と一緒に河原町通りの歩道をブラブラと歩いて、しまいには彼女の様子がおかしくなった。千鳥足だった。
歩道の隅でちょっと吐いてた。心配になって肩を貸したけど、自分自身も、どうやって家に帰るつもりだったか、思い出すのに時間がかかる酩酊具合だった。
今思えば歩きで帰ろうと思ってたけど、あの状態で五条通にあるアパートまで歩くのは難しかった。
それで、実際あんまり覚えてないんだが、あの時は信号待ちしてて、お互いに肩を組んでいた。
話を聞くと、君たち危なそうだからタクシー呼ぼうか、という要件だった。
酔いって怖いよな。この時の自分は、面倒くせえなって感じて「いいです!」って怒鳴ってしまったんだ。
自分らは、それから横断歩道を渡って、適当に歩いて行ったんだが、そのおじさんは後ろからずっと付いて来る。
タクシー、タクシーうるさいので、「いい加減にして!」ってまだ怒鳴ったのだ。でもまだ逃げない。
そんなことしてたら、彼女の方もおじさんに食いかかって、そしたら歩道の端に倒れて、また吐き始めた。
どうすればいいのかわからなかった。大通り近かったから、人もたくさん寄って来てさ。何人もこっちを上から見下ろしてた。
うわ、どーしよって思ってたら……そのおじさんが、やじ馬をどかしてくれた。さっきの自分よりも迫力ある感じで、野次馬を追い払って、それから救急車を呼んでくれた。
こっちは「やめてくれ、やめてくれ」って何度も叫んだけど、聞いてくれなかった。
俺は「ほっとけや、おい、聞こえてんのけ!!」みたいな、汚い言葉もおそらくしゃべったはずだ。気が付いたらお巡りさんが来ていた。あのおじさんと何か話していた。
とにかく恥ずかしかった。惨めだった。あの夜のことはもう忘れたい。
結局最後は、救急車が来て、俺と彼女が一緒に乗って、病院に着いて、治療があって……待合スペースでずっと待っていた。
その日のうちに治療が終わって、二人でしばらく休んで、一緒に家に帰ったのは明け方近くだった。
彼女の命に別状はなかったけど、それは救急車の中で適切な措置が行われたからであって、そうじゃなかったら吐しゃ物がのどに詰まっていたかも、と聞いた。
酔いがすっかり醒めて、月曜になって会社に行き始めてからは、段々とあの時のことを後悔するようになった。
酒を飲んでいたとはいえ、俺は悪いことをした。あのおじさんは善意で俺らを助けてくれようとしたのに、暴言を何度も吐いてしまった。マジで反省しないといけない。
あの時のおじさんがここを見てる可能性は皆無だけど、でも、どうしても感謝がしたい。
あの時、彼女のことを気にかけてくれて、本当にありがとうございました。
このニュースだ。
https://news.livedoor.com/article/detail/28086255/
岐阜県土岐市の市消防本部が、市内のホームレスの男性について「声かけに応じない」などと119番通報を受けたが、救急車を出動させず、男性が翌日死亡が確認されていたことが分かった。市は適切な対応だったかを調べている。
Xやまとめサイトなどで様々な憶測、想像、弱者切り捨ての差別思想などが乱れ飛んでいる。
しかしそれは感想に過ぎないものがほとんどで知識をもって語られていないものがほとんどだと感じだ。
だから俺が職業柄(救急救命士ではないが)持っている知識(たいしたものではないが)を記しておく。
一緒に考えてみてくれ。
まず、基本的な知識としてもっていたいのが、救急車代は無料であるということ。
だからタクシー代わりや一日に十回呼ぶようなやつもいるので救急隊は日々頭を悩ませている。
しかし、それでも119されたら百%出動しなくてはならないのである。命に関わる仕事だからそうなっている。
119に通報があり救急車を要請されたら指令室の端末にデータが残る。
今回のケースでは、端末にデータが残ってて呼ばれたのに出動しなかったのが即バレしたんだろうな。
今回起きたのは恐らく「指令室」が「救急隊」に伝えなかったことで起きた悲劇と予想する。
何故指令室が職務を放棄して100%出動の義務を破り捨てたのかだが、ここが本当に謎。わけがわからない。
もしみんながヤバいことになった時救急車を呼んだのに来なかったらどうする?
これは1人のホームレスの話ではなく我々全員が必要とする救急救命を受ける権利が脅かされているという恐ろしい初端だ。
・ホームレスは医療費を払えない、保険料を納めていないから医療を受ける権利はないという主張
実はホームレスは医療を無料で受けられるので医療費云々はまったく問題ではない。
社会福祉の中にホームレス自立支援法というのがあって、その中に無料低額診療という制度が定められている。
これは貧困者が医療費がなくても救済される福祉であり、今回のケースでも利用可能である。
以上2点、救急車代も医療費も無料であることを前提とすると、ホームレス側に権利がなかったわけでは絶対にないのだ。
こんなケースは初めてだ。先に述べたようにどんなケースであれ救急車を呼ばれたら100%出動しなくてはならないからだ。
救急車を呼んでも来ない可能性がある、というケースが出来てしまった。おおごとではないか?
余談
・ホームレスはなぜ生活保護を受けないか、彼らは支援を拒んでいるのだから救急車も必要ないという意見
ホームレスの方々は真面目な方が本当に多い。意外に思われるかもしれないが。
その真面目さゆえに人様のお世話になりたくないと路上で自活の道を選ぶ方が多い。
基本、寝床さえなんとか確保出来ていれば食費とあとちょっとを稼げばなんとかなるらしい。
そのため動ける人は日雇いに出たりタイミーに出たり(高齢だと難しいらしいが)して日銭を稼いでいる。
日雇いが出来るレベルなら銭湯に行ったり、ほか弁を食べたり、身ぎれいない服を調達したりしているホームレスの人もいる。
出来なければ、今成立するのかどうか分からないが空き缶拾い、雑誌拾いという仕事がある。
雑誌に関しては、東京に居れば路上で週刊漫画や週刊誌が安く売られているのを見たことがある人もいるのではないだろうか?
俺がそれを見たのはもうずいぶん前だし、何よりホームレス自体減ってるから今もあるか分からないが。
あれは始発で山手線に運賃を払うか不法に入るかしてゴミ箱から雑誌を集め、30~40冊ほど集まったら元締めに売りにいくという日銭稼ぎだ。
これもずいぶん前の話なので今も出来るのかどうかわからないが。
そう、ホームレスの方々は怠惰でああなってるわけではない。多くのホームレスが時に常識はずれと思えるぐらい生真面目だったりする。
あと精神障害、知的障害だったりもあるので支援がもっとややこしくなっていたりする側面もある。
我が国が誇るセーフティネット、生活保護。だがその捕捉率は20%とまだまだ少ない。受けられる人は受けようね。
生活保護の原資は国債が四分の3で税金が四分の一という仕組みだからだ。税金はあまり投入されてないといっていいだろう。
その税金だって国民の上位4%が60%ぐらい払ってるわけで、と大金持ちが納税してくれる金を底辺が受け取る富の再分配を積極的に受け取ってもいいと思う。
働かざるもの食うべからずなんていう人も居るが、それはソ連が昔、資本家に向けて言った言葉で底辺に言った言葉ではない。底辺は働かずに食っていっても別にいい。
生活保護を利用しないホームレスのケースとして他の場合は、ヤバいとこから金借りてて、住居を持つと取り立てがくるという人々、反社はチャラにしてくれないからな。
そして貧困ビジネスで寄ってくる業者にうんざりして援助の手を振り払ってしまうケース。
貧困ビジネスをやる彼らの大半はホームレスを生活保護にして人助けをしたいと考えているだろうが、おおでを振って派手にやっているのは悪質業者である。
こないだもニュースになっていたが、ホームレスが生活保護になろうとするとアパートなど借りられないので、とりあえず役所は無料低額宿泊所という環境のクソ悪いとこに押し込めてみて、
居宅生活が出来るかどうかまず見るというルートをとるのだが、その間、業者があれこれついてきて搾取しにくる。
そして就労支援という名の元にドブラックな土建とかに放り込み、成果報酬をさらにむしり取る。
職場がドブラックだからまた生活保護に戻ってくる人たちが多い。
そこからまた搾取、ブラックに就労させられる、業者は金を要求する、のループにハメこまれる。
そういうのにウンザリして路上に戻るホームレスも多いというわけだ。そうしてホームレスは人を信用しなくなり自活の道を選ぶ。それが実態だ。
結びに。
誰もが救急車を呼ぶ権利を持ち、適切かつ迅速な医療に繋がることが出来る権利を持っている。
誰もが突如アタマやカラダがイカれて転落する可能性を持っている。
そして最近は少なくなったとはいえ、ホームレスとして生きていかなければならない覚悟を決めなきゃいけない可能性がある。
そのすべての権利がこの貧しくなっていく日本の社会福祉制度の中で守られることを切に願うし、ホームレスの方々も救われて欲しい。
以上、俺の知っていること、願っていることのすべてだ。
男はすぐ集団パニック起こしてAEDデマとか信じちゃうのに、なんでホームレス支援とかやって弱者男性を見捨てず助けようとするの?
https://www.chunichi.co.jp/article/1021001
【独自】「ホームレス男性異変」通報受けるも出動せず、翌日に死亡 土岐市消防本部
岐阜県の土岐市消防本部が1月13日、市内で路上生活をしていたホームレスの男性について「様子がいつもと違う。声掛けに応じない」などと119番を受けながら救急車を出動させず、男性が翌日死亡していたことが分かった。同市は、当日勤務していた消防署員らから経緯を聴いている。
複数の関係者によると、1月13日、男性に食事の支援をしている市内の60代女性が、JR中央線と市道の交わる高架橋下にいた男性の元を訪れた。普段は会話を交わすが、男性は積まれた毛布の上にもたれかかって動かず、名前を何度呼んでも反応がなかった。女性は近くにある自宅に戻ってから、同日午後6時10分ごろに119番したが、救急車は出動しなかっ...