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はてなキーワード: ミクロとは

2024-12-09

悲報トランスアライさん、女性被害は切り捨てると主張

https://x.com/nikutabetai1995/status/1865995862784278830

トランス差別に反対する場合被害は必ず付きまとうノイズ

「たった一人の性被害というミクロ

ミクロの声を無視して政治的正しさで圧倒する」

「性被害は小さな犠牲として切り捨てるべき」

anond:20241209160618

うん、上から目線なのはあんたも上から見たらって言って意図で言ってるから当然そうだね

アド如きのミクロ献血量で死んだ人は殆どいないが

金融サブプライムみたいな聞いて見りゃバカにしてるとしか思えないもんで死ぬまで血を抜かれた人が大勢出たのは事実なんで

あと、人生にやる気のある貧乏人はアドに感謝こそすれイライラする程度で見限るのは筋違いだよ

上の例えの通り余った余暇という血を少しずつ掠めてメディアがタダで回ってるんだぜ

アド無しでまともなネットメディアが全部クレカ(信用)必須になった世界線の方がいいってんならどうぞ

2024-12-08

はてなー攻撃的語彙力は異常

ここ数日のブコメだけでも…

 

知らない→知識が無い

政府を支持→肉屋を支持する豚

視野が狭い→脳と目がミクロ

ルールを改めるべき→決めたヤツをクビにしろ

 

他にもある?

 

さすがにガイジや池沼は見かけないが(NGワードになってる?)、なかなか火力が強い単語オンパレード。というか、この語彙力、どこから出るの…。普通に暮らしていて、「脳と目がミクロ」なんて表現、なかなか出てこないよ。

2024-12-02

anond:20241201190632

この手のめちゃくちゃミクロなとこしか見えないオタク君が日本ゲーム業界は自滅だとか言うけど

日本ゲーム業界マクロで見れば近年も成長力があって輸出で外貨を稼げるので円安恩恵デカ業界なんだけどね

懸念スマホアプリプラットフォームを持ってないとこだけど

家庭用ハードの主要3ハードのうち2つが日本企業(SIEを日本企業と言うのは微妙だけどまぁソニーってことで)で

世界レベルイニシアティブを握ってる業界なんて珍しいよ

2024-11-14

10人の軍人10人の敵対する軍人出会ったとして、飛び交う銃弾は一体何発だろう。1人150発くらい携行しているとすると最大3000発。モノのホンに拠ればベトナム戦争では5万発撃ってやっと1人殺せたらしい。0.06人死ぬことになるか。しか戦争でこの規模で会敵してマガジン全部撃ち尽くして人が死ないなんてコントは無いだろう。

1人殺してみよう。そいつは1500発撃たれて、多めに見積もって1発1$だとしたら、じゃあそいつは1500$で死んだことになる。故人の持っていたM4A1の、ざっと倍額くらいだ。銃と銃弾だけ見ると敵の方が損しているくらいだ。

敵も浪費家だよな。自分の命惜しさで相手の顔も見えないヤブに1$、2$…最終的に150$投資するわけだから

ミクロで見ようがマクロで眺めてみようが金銭面でいうと戦争ってのはかったるいもので、もう札束メンコバトルとかで替えちゃえばいいよ。

2024-11-08

anond:20241107215040

私は結婚して子供も二人いるけどジャッポス叩き垢はいまだに稼働しとるわ

父や旦那がいい人で息子もいい子に育って欲しいとは思うが、それはミクロ幸せであり男尊女卑ジャップランドはそのままだし性犯罪者毎日ポコポコ発生するから

2024-11-04

anond:20241029220006

>> ~あくま選択的だから同姓にしたい人に迷惑かけないって本当?~ <<

そうだね。てか経団連ガーって何か思い違いしてない?別にあれが大衆意見じゃないよね?

職場とかのミクロ社会生活だとなんも思わない(もしくは思うところがあってもモラルを持ってスルーする)でしょ。

夫婦別姓選択者をつるし上げる人間って誰よ?

現行法でも離婚の際旧姓に戻すか選べるよ。今、増田の回りにそういう選択をした人がいて、社会迷惑かける人だってからつるし上げられてるってこと?

>> ~子供の姓どうすの?~ <<

そんなん夫婦問題でしょ?夫婦で話し合ってて決めましょう、はい終わり!

今の法律のまんまだと、再婚子供の姓変わるよね?それについてはかわいそうじゃないの?

実際そこ気にする政治家もいるし、子供の姓は「18歳までは世帯主の姓とする」とかになるんじゃないかなと予想してる。

>> ~選択夫婦別姓がないと、男尊女卑が温存されるの?~ <<

今の男女の改姓率だけ見たら「女には自分名前を大切にする権利が一切ないなー」と思うよ

結婚前は書き物の仕事してたけど、既婚者の先輩たちは皆旧姓でやってたしね。

名付けの際に画数を気にする人いるけど、命名の本とか読むと、女児名字変わるってのが前提に書かれてる節がある。

これって男女差別じゃないならなんなんだろうね?

>> ~なんで結婚したいの?~ <<

それって夫婦別姓関係ある?増田結婚=害悪にしたい反出生主義の人?

現状「女は名字を変えたくないなら法律婚するな」っていう暗黙の了解問題なわけで…

>> ~手続きめんどくさいとかはマイナカードに言えば?~ <<

それはそうなんだけど、それだけでは「結婚したいけど姓変更したくない」のニーズに応えられてないよね

>> ~むしろ姓にこだわってアインデンティティをそこに求めてる人たちなの?~ <<

そりゃそうでしょ!少なくとも私はそうだよ!アイデンティティーというか、「名字名前」っていう一個人存在消失から

職種によっては多大な影響がでる

ユーミンの曲カラオケで歌おうと思ったら、松任谷由実荒井由実、曲によってそれぞれの名義で検索かけるじゃんね

それがどのくらいヤバイことなのかわからないのかね?

2024-10-31

anond:20241029220006

あくま選択的だから同姓にしたい人に迷惑かけないって本当?

というより、今まで「男性だけ楽、女性だけ苦労」という、性別など選べないのに、選べない部分で何かを強制される状態が固定されている。

これを緩和するのが目的。新しい手間は増えるだろうけど「強制迷惑」が減るのは、社会的によいことでは?

迷惑をかけないことは目的ではない、苗字関係ない様々な法律時代とともに変わり、それによる役所仕事は複雑になったので、その部分については【増税のたびに小売店てんやわんやしてるよりはずっと少ない混乱だろうね。そもそも特定性別強制される迷惑を緩和するのが目的なので、問いかけがおかしい】。

子供の姓どうするの?

話し合いって言葉をしらんのか。そもそもの別姓だって選択肢を並べて【各々の家庭で話し合って決めるだけ、己が当事者でない家庭の心配><まで引き合いに出すのは詭弁】。

強制強制じゃなくす道の話をしてるのに、なぜお前は揉めだとか強制前提の話をしてるのかわからない。

選択夫婦別姓がないと、男尊女卑が温存されるの?

から「男だけ楽、女だけが苦労が強制されてる」んだよ苗字問題は。気持ちとかじゃなくて物理的に時間と手間を取られた上に、今までの自分苗字が「旧」になる。うるせえな現だわってしたいわけ。

それに古い人間がそこに「そういうものから」って余計な援護をいれてくる。

法律的にはなんでもどうでもいいですよ」ってベースの上で、保守的思想親族圧力戦いつつ、当事者が話し合いすればいいだけ。

「切り崩す」とかいってるけど、別にマクロ数字を競ってるんじゃなくて、ミクロの「私と私の伴侶」においての選択肢を増やせと言っている。【さも男尊女卑問題が絡むような詭弁はやめろ。関係ない】

・なんで結婚したいの?

パートナー制度とか作って保証できるようにした方がよくない?←【それはそう。】でも頭の硬いうちの国は同性婚認めるよりは別姓認めて時間稼ぎたいんじゃない?どっちが先かってなったら別姓が先だろうね。

手続きめんどくさいとかはマイナカードに言えば?

簡単にできるような施策」は、今まで社会生活で使ってた苗字を突然やめて社内の関わる人にいちいちいちいちいちいち訂正して回ることには【役立ってない。】

・むしろ姓にこだわってアインデンティティをそこに求めてる人たちなの?

からマクロのはなしじゃなくてミクロの話なんだって。25年使ってた苗字をお前は男だからもう使わないほうが社会的自然です、って言われるのおかしくない「男だからって何????」ってならない?なってるんですよ。って話。

アイデンティティまでいかなくても、愛着や慣れはあり、それを「当然諦めるべき、【女なんだから」というのが気に食わない。】年収少ない方が折れるもの、とかならまだ努力して戦えるからマシ。

2024-10-28

子供を産まないままもうすぐ35歳になって羊水が腐る

そもそも男と縁がなく性交自体経験がない

性交妊娠出産も大変そうだけど普通にやってる世の中の人はすごい

個人品質は悪いのだが、親も悪く、祖父母も悪かったので血統がだめなのだと思う

親、祖父母を恨んだ時期もあったが、低品質人間でも子供を作らないといけない風潮の犠牲者だったのだろう

今は低品質な者は子供をつくらず、まともな血統のまともな人だけがつくる傾向があり、

少子化マクロとしては問題はあっても、不幸な家庭が減りミクロの不幸を味わう子供が減ったのはいいことだ

35歳になれば足抜けして不幸の連鎖を完全に断ち切れる

2024-10-24

ヤングサンデー史上最も重要マンガ5選

週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ20選 - https://anond.hatelabo.jp/20241012181121
週刊ビッグコミックスピリッツ史上最も重要マンガ5選 https://anond.hatelabo.jp/20241014232424
週刊ヤングマガジン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241016182953
月刊アフタヌーン史上、最重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241017235116
月刊コロコロコミック史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241018225514
漫画アクション史上、最も重要漫画10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241020163403
週刊少年サンデー史上、最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241021181149
モーニング史上最も重要マンガ10選 - https://anond.hatelabo.jp/20241023001913
ビッグコミックスペリオール史上最も重要マンガ5選 - https://anond.hatelabo.jp/20241024031536

ヤンサンだけは、当時欠かさず購読していた俺が書かないと、という義務から書いた。

異論は受け付ける。順不同。

ザ・ワールド・イズ・マイン新井英樹

この作品を世に遺せたことだけでも、ヤングサンデーという雑誌存在した価値がある。世界規模で暴力正義等価値に描いた、怪作にして超名作。マクロ視点テーマ性や劇的なストーリー展開と、市井の人々のエゴディテールたっぷりに描いたミクロ視点の描き込みの両立が天才的。「宮本から君へ」はモーニング連載だが、この作者で一作だけ選ぶならこれだと思う。

殺し屋イチ山本英夫

のぞき屋」の頃から片鱗が見えてはいたが、変態的なキャラクター造形と淡々とした描写が素晴らしい。そして前作から画力進化にも驚く。海外でも評価が高い。この作風スピリッツ連載の次の怪作「ホムンクルス」へと繋がっていく。

Bバージン山田玲司

ヤンサンは、山田玲司を育てた雑誌でもある。個人的には『アガペイズ』の方が圧倒的に好きだが(最高傑作だと思う)、知名度重要作品としてはこっち。オタクモテ男に変身していくHowToマンガの側面もありつつ、純愛志向することでバブル期の軽薄な恋愛観へのアンチテーゼになっているメタ的な作品。ちなみに作者はヤンサン廃刊後、「山田玲司ヤングサンデー」という人気のYouTubeチャンネル運営していて(後から出版社公認に)、マンガ評論がかなり面白い

「ムジナ」相原コージ

共著の「サルまん」を除けば、これが相原コージ最高傑作だと思う。白土三平的な王道忍者マンガと、「勝手シロクマ」「コージ苑」的な不条理ギャグと、「サルまん」的な実験アプローチとを高度に融合して、両立どころか鼎立させた奇跡的な作品

ANGEL遊人

遊人は、青年誌エロマンガにおいて未到達だった性表現の境地を切り拓いたので、漫画史的にも取り上げる必要がある。散漫なストーリーはともかく、今見ても女の子の絵が抜群に上手いし、性的描写のお下劣さが限界突破している。新宿風俗店イラスト無許可で使われ続けてて可哀想

次点

最初ベスト10作品にしようかとも思ったが、逆に絞るのが難しかった。

本当は、柏木ハルコ作品を入れたかった。

原秀則作品

冬物語シーソーゲーム、SOMEDAYなど。ヤンサン看板作家だとは思うが、これといった新規性は感じられない。

柏木ハルコ作品いぬ、よい子の星、ブラブラバンバン

どれも安定した名作揃いで、ほぼ外さないのが凄いのだが、逆に言うとヤンサン時代には、まだ突出した作品がない。

海猿

他誌で『ブラックジャックによろしく」があるからなー。名作だが、ドラマ化されるまでは割と知られていなかった。

移籍した作品

アオイホノオおやすみプンプンDr.コトー診療所クロサギイキガミ土竜の唄などの名作・人気作が、廃刊と同時に他誌へと移転している。本当に、こんな良い作品が集まってた雑誌廃刊にするとか、何考えてんだよ……。

これらをヤンサン作品として見てる人はもういないだろう。

おしゃれ手帖

よくある不条理ギャグと思わせつつ、後半から哲学的ヤバい展開。しりあがり寿弥次喜多に通じるところがある。

長尾謙一郎作風は、ヤンサン以降の「ギャラクシー銀座」などで完成されたので入れなかった。

ちなみに作者は、最新作ではギャグを完全封印して、爽やかな青春空手マンガ三日月ドラゴン」を書いていて、これもめっちゃ面白い

お〜い!龍馬

前身の「少年ビッグコミックから移籍だし、代表作は他誌で『あずみ』があるからなー。

同じ月を見ている

土田世紀は他誌の「編集王」かなー。

デカスロン度胸星

ここは、かなり迷ったが、入れなかった。作者で入るとしたら、「へうげもの」「望郷太郎」かな。しかし、とんでもない傑作SFになる可能性を秘めていた度胸星を未完結で打ち切った当時の編集部の罪は重い。

北崎拓作品(なんてっ探偵アイドルクピドの悪戯など)

絵は可愛いのだが、どれも作品としては小粒。

月光の囁き

喜国雅彦は独特すぎて扱いづらい……。「月光の囁き」はシリアス路線作家史的には価値があるが、基本的ギャグ漫画。どうなんだろう。

他の作品ブレイクした作家の初期作

忘却のサチコブレイクした阿部潤帝一の國などで知られる古屋兎丸さそうあきらなども、漫画家としての初期は、この雑誌で育てられたという印象が強い。

2024-10-20

anond:20240923183221

いや大多数はせせこましい生活してっから

個人ミクロ、景気はマクロ

ミクロマクロ混同すんな、景気を考えるなら統計を鑑みろ

2024-10-14

[] 『スクールバック』におけるevilとは何か

18話の豊先生の扱いは少し気の毒だったな。決定的にギルティと断じれるほどのことはやってないし、むしろ見方によっては善良な言動しかしていないようにも思えるけれども、作中での評価は「だるい」、「うざい」、「キショい」などと散々だった。挙句に「近寄らんで~きしょ~」と生徒に面と向かって言われる始末である

人情機微を繊細に描く本作において、豊先生に対する生徒たちの態度は多少ゾンザイにみえる。過剰な言葉を投げかける生徒が諫められることもなく朗らかに去っていく構成は、爽やかな描写に反して後味の悪さを感じた。“豊先生はそんな扱われ方するのも仕方ない”という“含意”がなければ成立しないほど雑な扱われ方だ。その“含意”が何かを考察するなら、これは豊先生が“本作におけるevil”に抵触たからだと思う。

まず、本作における“good”とは何かから考える(※ここでいう“good”というのは、界隈が使うevil対義語として私が便宜上使っているだけの胡乱な表現

本作における“good”の象徴伏見さんであることは明らかだろう。けれども作中での伏見さんの活躍実質的には微妙ものが多い。各エピソードの主役たちは何らかの課題や悩みを抱えているけれども、伏見さんは何か直接的にそれらを解決してくれるわけではない。いや、間接的に貢献しているかすら微妙ときもある。

しかし、それでも伏見さんが“good”の象徴たりえるのは、本作の作品紹介を読めば輪郭が見えてくる。

伏見(ふしみ)さんは、とある高校の用務員。背は高め。仕事熱心。缶コーヒーが好き。そして、丁度いい距離感私たちと話をしてくれる。 今、“自分大人だ”と思い込んでいる人に苦しめられている。今、自分がどんな大人になったらいいのか迷っている。 ちょっとでもそう思っていたら、ぜひ伏見さんに会いに来てください。ホッとしたり、気づきがあるかもしれませんよ。

引用の「丁度いい距離感」という所がミソだろう。つまり本作における“good”とは「丁度いい距離感」のこと。逆に言えば「丁度いい距離感ではない」こと、それに類する言動をする者がevilというわけだ。

近すぎるとevilだが、遠すぎるとgoodというわけではない。

以上を踏まえると、本作の1話なんて典型的に思える。本エピソードの生徒は中盤、痴漢被害に遭う。これは犯罪という時点で勿論evilではあるのだけれども、「丁度いい距離感ではない」という点においても本作のevil抵触している。そして被害にあった子に対して、両親たちはデリカシーに欠けた言葉を投げかける。身内関係であるからこその近さ、そこからくる両親なりの慰めの言葉ではあっても、それは当人が求める「丁度いい距離感からくるものではなかった。

そして遠すぎる場合evilとまでいわないがgoodともいえないよね、ということも提示する。被害に遭った生徒は自ら犯人を捕まえたため、その勇気を褒めたたえる人もいた。しかし、それは表面上の言動と態度から逆算したもので、行為のものに対する上澄みの評価だ。痴漢被害者への丁寧な気遣いをする者もいたが、これも紋切型であり寄り添ったものとはいえない。

じゃあ、何て言えばいいの?と思うのだが、当人自身よく分かっていない。当人が本当に悩んでいる核たる部分は、是非善悪とは別のレイヤーにある。しかも極めてプライベートミクロであるため、明確で普遍的な回答がない。だからこそ苦悩の袋小路に入る。

そんな苦悩に対して本作(伏見さん)は「何とも言えない」という選択をした。「何とも言えないこと」に対しての答えが「何とも言えない」というのは逃げというか、そもそも答えになっていない。けれども、その時の生徒にとっては“個”と向き合い「丁度いい距離感」で接してくれた結果、と受け取られた。

先生がキショい(evil)な理由

先生は常にニコニコとしながら、誰にでも分け隔てなく好意的対応をする善良な教師のようにみえる。けれども、これは誰にでも“いい顔”をしつつ、“個”と向き合わない不誠実な人物……という解釈もできる。つまり「丁度いい距離感」に対して無頓着であるため、“本作におけるevil”に抵触しているわけだ。

作中でのやりとりを挙げるならば、豊先生好意を持っている生徒が「(背が高い人が豊先生の好みだったら)牛乳を大量に飲まないとなあ」などといった軽口に対して、豊先生は「今のサイズ感が可愛いから、今のままでいいと思うよ」と返す。「(牛乳を飲みすぎて)お腹こわさないようにね」という気遣いも忘れない。その生徒が自身好意を持っていることを踏まえたうえで軽口に軽口で返した形だ。こんな調子で、豊先生八方美人の節がある。婚約者がいる立場でありながら、自身好意を持っている女生徒への対応は軽薄にみえる。知り合いの異性にも当然のようにプレゼントを贈ったりする。

けれども客観的にみて、それらをギルティとするのは決定打にかける。他人好意に対して毅然とした態度をとらないというのも実際には一長一短で、豊先生個人でどうにかできない範囲も含まれている。豊先生の振る舞いは節々に粘度を感じるよう描写こそされているものの、それでもって悪徳と断じるべきかは疑問が残る。けれども、何度もいうように“本作におけるevil”とは「丁度いい距離感ではない」こと。その点において豊先生無頓着であることは否定できない。なので生徒に「近寄らんで~きしょ~」と言われ、続けて「大人なんやから ちゃんとしいや~」などといわれる。

面と向かって「きしょ~」とか言ってくる若輩に大人としての在り方を説かれる筋合いはないとは思う。ただ、一応これも先ほど引用した作品紹介文から読解できる。

伏見(ふしみ)さんは、とある高校の用務員。背は高め。仕事熱心。缶コーヒーが好き。そして、丁度いい距離感私たちと話をしてくれる。今、自分大人だ”と思い込んでいる人に苦しめられている。今、自分がどんな大人になったらいいのか迷っている。 ちょっとでもそう思っていたら、ぜひ伏見さんに会いに来てください。ホッとしたり、気づきがあるかもしれませんよ。

「“自分大人だ”と思い込んでいる人」とは、つまり理想的ではない大人」と言い換えられる。

本作における「理想的大人」の象徴伏見さんとするならば、その逆のような存在が「理想的ではない大人」といえるだろう。つまり「丁度いい距離感」で私たちと話をしてくれないのはevilから先生はキショいし、「“自分大人だ”と思い込んでいる人」 だからちゃんとしいや~」ってわけである

最終的に「彼女がいるのに生徒や伏見さんに色目使ってた男」と評された豊先生は「エエ~……」と困惑するしかなかったが、仕方ない。豊先生の扱いは、本作の通底するテーマ価値観からみれば筋は一応通っている。それにしたってどうなんだと思わなくもないけれども、それは私の咀嚼と消化の問題でもあるから片隅に置いとく。

余談:伏見さんが理想大人(のように振舞える)構造

伏見さんが“good”の象徴理想大人メンター存在でいることができる理由ってなんだろうか。メタ的な推測になるが、まず「学校の用務員」という立場がある。

学生たちにとって、自身の抱える課題や悩みを打ち明けられる大人は少ない。主に両親や教師になってくるが、両親は身内であり近しい存在からこそ、かえって言えないことや言いにくいこともある。教師あくま仕事の一環として生徒と接するというフィルターがあるし、それも一人や二人ではなく数多ある生徒に対応しなければならない。他にもやらなければいけない仕事だっていから常に全力で応えてくれるかは難しい。

いや、そもそも本作において学生の抱える葛藤は、是非善悪だけでは語りきれないものが多い。そんなことで白黒ハッキリついて解決するのなら悩んでいない。そんな悩みに対して親身になってくれないのは嫌だが、がっぷり四つでも困るのだ。そんな悩みを抱える学生たちにとって丁度いい距離感で接してくれる大人がいたとすれば、それは酷く理想的うつることだろう。そのために学校の用務員という設定にしたのが絶妙だ。学校にいながら、親や教師が取りこぼしがちな生徒の機微個別に拾うことができる。心のケアをする必要のない立場からこそ、それをわざわざやる伏見さんの善性が際立つ。

本作の描き方からくるデメリットとしては「一概にいえない事柄なのに、メンター言動ベストになってしまいがち問題」はある。まあ、これは学園もの教師もの共通デメリットではあるけれども(典型的なのだと『GTO』の主人公とかは解決方法ほとんど破天荒だったり非合法だったりするが、少なくともその作品世界においてはベストとなってしまいがち)。あと伏見さんを理想大人として描写しようとするあまり、それ以外の大人犠牲になってるというか、簡便に描写されている感はある。豊先生もその一人だなって印象。

2024-10-10

人権発明され、歩兵戦闘が高度化した近未来ではアンドロイドパワードスーツを着た人間戦争主体になった

ミクロな指揮や空爆要請権利は功績ポイントによって得られる(ゼロトラストセキュリティの信用スコア的なノリで)

という世界観でロボ萌えをしたい

優秀な人間Aがイケてる作戦でイケイケしてるところを小狡い雑魚Bが妬んで昏睡させる。結局グダグダになって、上層部ゴミだなーということでアンドロイドXが不正に功績ポイントを稼ぎAの作戦を引き継ぐ。大勢的には結局ほぼ負けて、そんで最終的に敵に亡命しつつ、敵国で捕虜となったアンドロイド戦術核自爆特攻させる。

両国家めちゃくちゃになってインフラ軍備立て直してる隙に、Xは軍人アンドロイドだけの国家樹立させる。昏睡から目覚めたAは自身が王として奉られてるのにビビる。ここにメカヤンデレがある。、

しばらく内政して、60年後にまた戦争パートに入る

2024-10-07

介護に関するクソバイス (増田編)

やあ!

みなさんこんにちは

ソバイス男こと増田です。

何を隠そうこのワイ、母親介護17年(糖尿→脳卒中骨折認知症で要介護4。この間祖母介護も4年被ってる)、父親介護11年(骨折肺がん認知症予備軍で要介護3)を自宅みている馬鹿ベテランなんですね。もちろん独身KKOです。

と言うワケで、アドバイス欲を満たすための生贄を見つけたので、クソバイスするよ。

さあLet'sクソバイス

ストレス解消方法について

ストレス解消はルーチンにして日常に入れ込むことが大切。

水分補給と同じで、ストレスがたまったら解消するのでは間に合わないことが多いので、ルーチンにれる。

例えば俺の場合、毎週木曜日仕事完全休暇という仕事なのだが、この休みに合わせて、木曜日は両親ともにデイサービスに送り出している。

そして、木曜日ストレス解消の日、自分を甘やかす日と決めて、何もしなかったり、だらっとアニメを見たり、本を読んだりしてる。

また、3ヶ月に一度ぐらいショートステイ夫婦揃って出てもらったら、泊まりエンタメにも行く事にしている。

自分場合は、だいたいは夜行バス大都市圏まで出て、大きなシネコンで一日映画三昧したりって感じですが、こう言う日を確実に大切にすること。

そしてこれは「開いたらやる」じゃなくて「何があってもやる」と決めてスケジュールに入れること。有給休暇と同じね。

そうじゃないと自分が持ちません。


なお、ショートステイは定期的に利用しておかないと、緊急時対応してもらえないので、その訓練も兼ねています

緊急時ってのは、俺に何かあった時が最大。そのほか、どうしても外せない義理ときとか、高校生の頃に心を救ってくれた声優さんがx年ぶりにコンサートするとか、そういうときね。

災害ときとか、色々なときに泊まりで預けられるようにしておかないと詰む。

増田愚痴

それでも愚痴を言いたいときあるよね。そういうとき増田愚痴りましょう。

𝕏?とかああいアカウントがあるのはオススメしない。

増田なら💩💩🎠🦌とか書いても誰も何も言わないし、きゃっきゃしてりゃいいので。

そのための増田。まぁ、実践しているのだと思いってそこは安心しました。

技術的な話

まぁこれはやってんだろうと思いますけど一応通り一辺倒だけ。

まさにクソバイス

さらに細かい話 状況がハマったら活用してね

そのほか よくある質問と回答


  • てか、なんで施設に預けずにお前見てんの?
    • 金がないから。
    • 人間そんなに簡単に割り切れる生き物ではありません。
  • なんでそんなにがんばってるの?
  • かわいそう
  • 俺は見捨てるわ
    • ワイにもそうやってイキってる時期がありました。ちゃん現実を見つめて備えとけよマジで
  • 終わったら俺も介護される側じゃん
  • 介護に巻き込まれた時点で人生終わりでは?
    • まぁ、終わったということを受け入れるとそれなりに楽になるよ。

2024-10-03

なんというか“努力”を“対価”と思ってる節がある

「千円あれば千円以内のものが買える」くらいの感覚で「努力」という概念認識しているというか

まあ「千円あれば千円以内のものが買える」っていうのも「そういう社会になるよう多くの人が長い時間をかけて頑張ったから」って意味では努力の賜物といえるかもしれんけど

努力」をテーマに語ると大抵ミクロプライベートな規模だべ?

2024-09-26

男女論は完全にポストトゥルースやん。

anond:20240925175614


あらゆる人が自分主観を頼りに世界を語るようになってつまらん。

こんな不毛な言い争いをして何の意味があるんや。


自分被害を訴えるとか、仮説を立てるのにミクロ視点重要だけどそれをもって全体の傾向を語るのはなんなんだよ。

男女論は差別主義者多すぎてなにもかもうんざり

2024-09-14

ルッキズム批判て既におかしなことになってるな

容姿コンプレックスは個々人の抱える病理なのにそれが社会に原因があるということになってしまっている

フェミニズムが使ってきたミクロマクロ論理悪魔合体して意味不明他責思考になっている

声をあげて社会を変えたところで自分病気を治さないと永遠に幸福には辿り着けないぞ

anond:20240914122803

「ここは明確に間違っていて」「なにもない」というドヤ顔間抜けな主張にミクロマクロ区別が介在する余地はないな。

「なにもない」と言い切ってしまたからには「いや、あるよ」という具体例が一つでも出たら「間違っていた、ごめんなさい」と潔く謝らなきゃいけない。

なお、頭が悪い言い訳シリーズで「いや、私が言っていたのはこういう文脈で~」と誤魔化す手口もある。

人間である以上、誰でも間違いはあるのだから、間違ったらすぐ認めるのが賢い。

一円にもならないメンツを守ろうと悪あがきするのは愚か者がやること。

2024-09-09

藤子Fの大長編ドラえもん感想

40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。

のび太の恐竜

ドルマスタイン外道恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボール魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーかにいてもおかしくない。

のび太宇宙開拓史

ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチ嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。

まあ、コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業支部長?の奴があんまり仕事をすすめる気がない「ゆるくやって給料もらえればそれでいい」タイプだったんだろう。ギラーミンに「嫌がらせはやってるんだがなかなか進まず」みたいなことを言ってるけど結局嫌がらせしかしてないあたり向上心もない。のび太が来なくても遅かれ早かれ更迭されそう。

のび太の大魔境

しずかちゃんが序盤から何度も「おふろに入りたい」と言うのが、終盤で先取り約束機をしずかちゃんが持っている伏線になっているのに今更気付いた。巧妙だ。

敵のダブランダーは軍部を掌握してクーデター政権簒奪したんだと思うが、民衆の支持が本当に全くない状態軍事に全振りの総動員かけてる有様なのでそのうち政権崩壊しそう。「姫が残されているから」以外に正統性を持ってないか時間問題だろう。

あとブルスス強すぎ。折れた木だけを武器にして何人もの兵士と戦って生還するのは普通にすごすぎる。

のび太の海底鬼岩

前半のキャンプ楽しい子供のころに読んだときは前半ばっかり読み返してた記憶があり、同じ感想だった。

敵のポセイドンは海底火山活動攻撃と捉えて報復してるあたりポンコツだし、人間の生贄を要求するあたりはコンピュータのくせに呪術に傾倒していて狂ってるとしか思えない。アトランティス技術者はなんでそんなAIプログラミングをしたのやら。

のび太魔界冒険

魔界に乗り込んで一回いけそうな所まで行くが撤退せざるを得なくなり、なんとか立て直して再侵攻でトドメを刺すという王道、「カリオストロの城」の形式魔界に入ってからファンタジー世界ありがちな罠をかいくぐるところが楽しい

ボスデマオンは登場時点でほとんど詰みの状況まで作り上げていて手強かった印象。メジューサの石化もドラミが助けてくれなければあの時点で勝利確定だったはず。魔界歴程とドラミがいなかったらやりようがなかっただろう。こういうほんの僅かな綻びから主人公に負かされる展開、ジョジョ4部の吉良吉影や6部のプッチ神父とかの歴代ラスボス戦に通じるなと思った。(強すぎる敵を負かそうとすると同じ感じになるだけなのかもしれないけど)

大魔境に引き続いての出木杉解説がある。なんか民明書房を思い出した。

のび太宇宙戦争

戦車宇宙飛ばし無人機撃墜するところがアツい。大抵の作品宇宙活躍するのは戦闘機戦艦であるところ、履帯つき戦車宇宙空間飛ばして敵機を撃墜するのは他ではあまり見ないなと思ってニヤニヤしてしまった。

ギルモア将軍は「大統領を倒して皇帝になろうとしている」らしく、共和制やめて王政にするとかどんな体制転換だ、銀河英雄伝説のルドル大帝か? という気持ちになった。でも例によって軍部・・というか諜報機関無人機部隊しか押さえてなさそうで、大衆の支持が全くないのでどうせだめだろう。ドラコルルは諜報機関の長として有能な感じ。ドラコルルが頑張ってるからギルモア体制が維持できてるんじゃないかな。

ギルモア軍の総戦力80万に対してレジスタンス100人ちょっとであり、レジスタンスは「民衆の蜂起に賭けて動く」と言っていて「いやーそれはいくらなんでも無理では」と読んでて思った。しかギルモアが劇中で動かしていたのは諜報機関無人機だけ。総戦力80万のうち多くを占めるであろう有人戦力を全員動員するなんて出来ない、無理だろうという読みがレジスタンス側にあったのかも。

のび太と鉄人兵団

ミクロスが妙に人間味があってカワイイ。言いたい放題言ってくれるので全員シリアスな中での息抜きになってる。

今見るとリルルが神話を語る場面が印象深い。リルルが神話と同じ信念で来てるんだったらもう宗教戦争のような構図で、上官っぽいやつに何を言っても説得なんて不可能だろう。リルルが実質寝返ったのは・・リルルは現地に先に潜入して拠点確保など工作をする目的で作られているだろうから、現地で自然振る舞うために現地人の感情などを理解する仕組みが組み込まれているのでは? など考察してみる。

あと森を焼くシーン、戦況が絶望的すぎてつらくなる。

のび太と竜の騎士

世界観の謎解きがメインで明確な敵が居ないという新しい形式オチ。でも風雲ドラえもん城とか隕石落下とかスペクタクルがあるし、スッキリまとまるので読んでて楽しい

のび太の日本誕生

冒頭の自分だけの国をつくるところ、時代歴史要素、時空乱流あたりのオカルト、ペガとドラコとグリという厨二かつペットとの別れという感涙シーン、中盤の大冒険、終盤の追い詰められてからの大逆転、と盛りだくさんですごい。

ギガゾンビはあまり語るところがないベタな悪役という印象。

のび太アニマル惑星

ツキの月」のところがやっぱり面白い大長編補正をそのまま正当化するすごい道具。子供ときはこんなんいいのか?って思ったけど今読み直すと結局こういうのが見たいんだよなあ、と思ってしまう。

終盤、戦ったことのない動物たちを陣地と作戦で戦力にするところ、子供ときスルーしていたが、今見るとヒストリエとかドリフターズとか思い出すアツいシーンだと思う。

のび太ドラビアンナイト

中盤の砂漠彷徨うところやしずかちゃん境遇が、これまでのどの大長編よりもヤバくて一手間違えると死にそうでハラハラする。シンドバッドが現れてからは、実質主人公シンドバッドなのでは?と思うほど活躍するし、シンドバッドのび太一行に諭されるところも名シーンと思う。おっさんが往年の生気を取り戻す話なのかも。

あと、序盤のアラビアンナイト現実とが交錯する点を探すところ、子供のころはなんとなく見てたけど巧妙な構成だなあと感じた。

のび太と雲の王国

「竜の騎士」の行き違い展開や「アニマル惑星」のエコロジー思想を盛り込みつつも違う印象になっている。

中盤、かなり長い間のび太一人だけの逃避行になっていて、前作と同じくらいワンミス即死の展開をやっていて辛い。その後ドラえもんが復帰してもずっと緊迫感がある。

終盤の雲もどしガスで脅しをかけるところ、子供の時には「そんな物騒な・・対話でなんとかできないの?」など思っていたが、今読み返すと連邦最高議会での討論がとんだお気持ち明大会になっていて、「地上人意見も聞こう」と言いつつスネ夫しずかちゃんを「証拠を出せ」と詰める感じになってて、あんな場で言い合いするくらいなら武力に訴えるわな・・とも思った。雲もどしガスを撃っちゃったからこそドラえもん特攻説得力を持ったような気もするし。

のび太ブリキ迷宮

ナポギストラーの反乱について、「発明するのもめんどくさくなっちゃって、発明ロボットナポギストラー博士を作った」という説明がある。これが通ると言うことはナポギストラーの発想や発明品は流通させちゃうということで、もう倫理観や知性もナポギストラーに丸投げしちゃっている。そこまで投げたらそりゃあ反乱されるよね、という気がした。

作中では人間身体が弱ることだけ言及されていたが、もうちょっと反乱待って数年やってたら知性も劣化しそうだし、そうなってからナポギストラーが「幸せになれる薬を発明しました」とかやったらそのまま征服完了しそう。

ドラえもんが焼かれてから復活するまでずっと読んでて辛い。前作・前々作に続いての中盤辛い系なので子供の時にあまり読み返さなかったのかも。

のび太夢幻剣士

個々のエピソード・・伝説武器の回収、ドラゴンとの戦い、敵の将軍との戦いあたりは王道でかっこいい。ダイの大冒険とかロトの紋章とか読んでたとき気持ちになる。だけど、やっぱり最後打ち切りエンドのような話のまとめ方が気になる。ジャイアンスネ夫も呼べなかったし。大長編の連載スケジュールから言ってケツが決まってたから仕方ないんだろうけど。

妖霊大帝がトリホーを連れて夜襲をかけるところ、ダイの大冒険でハドラーがザボエラを連れてバラン戦直後の一行に夜襲をかけるところを思い出した。

のび太の創世日記

明確な敵がおらず、「竜の騎士」や「雲の王国」のように対話エンドなせいか子供とき特に終盤なんだかよく分からないうちに終わった印象だった。

今見ると個々のエピソード面白いし、しずかちゃんダイジェストで語ったこともページがあれば描かれてたんだろうな、とか思う。「T・P・ぼん」とかでやりたいネタがたくさんあったんだろうなと感じた。

のび太銀河超特急

王道展開をやりつつ、「禁断の星」とか「忍法壁抜け」とかの伏線回収も忘れない、とても整った作品あとがき藤子F本人が言及している通り、まさに集大成

ハテノハテ星群の「鉱業で栄えたが衰退、土地だけはあるのでテーマパーク建設」というの、思い浮かぶ地名がいくつもある。

のび太ねじ巻き都市冒険

子供ときは、敵がしょぼい、小便小僧結構すき、くらいの印象だった。あと透明ペンキを出すコマドラえもんポーズを決めてるのが子供ながらに違和感があって、「あーもう作者交代したんだ・・」という気持ちになったのを覚えている。

今見ると、藤子Fの遺作となったのもあって、どうしても制作背景が気になってしまう。あらかじめ話の概要を伝えてあったり、絵を任せる比率を増やしていたり、 Wikipedia に載ってる「種をまく者=藤子F本人」説があったり、その種をまく者の行動が自分問題解決するのではなくのび太たちに託す形だったり、後に伝えることをとても意識してたのかなあ、と思わされた。

2024-09-07

清潔になりたい男(女性も)に本当に必要な成分を教えてやる

anond:20240905230819

この馬鹿が!顔を洗って(※保湿も忘れずに)出直してこい!

冗談は置いといて。肌の健康を保つのに本当に必要な成分は、タンパク質、脂質、炭水化物だ。何がセラミドだ!アラミドもピラミッドもない!グリセグリシンもグリセルブランドもない!何が祝福されし完成だ!顔を洗って(※保湿も忘れずに)出直してこい!

頭文字をとってPFCと呼ばれるこの3つの栄養素をバランスよく摂取しようとなったとき、どのバランスが「良い」のかがあまり知られていない。やっていくぞ。

代謝を知る

まずは自分が1日にどれだけのエネルギーを消費しているかを知る。ググればいくらでも計算式は落ちてるが、まあ参考値だ。このくらい食べたら体重増えた減ったで総量は調整していけばいい。まずは概算で始めてみよう。

今回は2000kcalとして計算していく。

1日でどのくらい取るべきか

タンパク質炭水化物は4kcal/g、脂質9kcal/gくらいは義務教育でやったよな?これ使って総カロリーに対して接種割合を決めていく。

ウェイトトレーニングとか継続的スポーツやってる人は別として、タンパク質カロリー全体の13-20%取るのが望ましい。ざっくりやるなら、体重からキロを取ったくらいのタンパク質最低限必要体重70kgとして70gみたいに。さらにざっくり、鶏むね肉1枚300gと卵1個食えば摂れる位の量だなって考えよう。70×4で280kcal、14%。

次に脂質、20-30%。これもざっくり体重分のgを限度として概算可能。肌の健康目的なので、減らしすぎない方が良いが、普通の食い物を気にしない生活してたら脂質は足りないことはないので置いておく。出来れば良質な油を摂ってくれ。70×9で540kcal、27%。

残りを炭水化物米食え。1180kcal、ざっくり300g、米だけで2合食っても実は良い。まあ他に砂糖とか含むものうから糖質過多になるんですけども。

ざっくりでこんなもん。

実践方法

さて、一日分ざっくり計算したけど、実践できないよ。ラーメン食ったら崩壊だ。だから3日と、2週間で総量を見よう。飲み会の予定があるなら前後の日を節制したり。で、2週間の総量で上の式を逸脱していないことが大事さらに言えば多少逸脱してても意識して続けることがもっと大事

あと、糖質制限狂とか白米だの砂糖だのは駄目で玄米OKみたいな「カロリーの質」論とかあるけど、PFCバランス計算できない、しない栄養論は全てクソ以下なので一旦無視してよい。GI値とかも一旦置いとけ。

まあこれで終わりなんだけど、実践ムズイから最高のレシピあげるよ。

オリーブオイル大さじ2

玉ねぎ1個

トマト缶1単位

ニンニク(オプション)1かけ

キノコ類 好きなのをいっぱい

人参 いっぱい

スパイスの類 適量

塩の類 適量

鶏むねかもも 皮なし 3枚くらい

玉ねぎニンニクトマト炒めて水分飛ばして、デカ鍋に材料全部一口大に切って入れて1時間煮込むだけ。水はキノコ人参鶏肉からもいっぱい出るからこげつかない量だけ入れる。ほかに好きな野菜入れてよし。スパイスカレーにしても良し。入れずにトマトポトフにしてもよし。油をゴマ油にして味噌味にしてもうまい。味付けがシンプルならモモ肉がいい、出汁が出るので。これを基本として好きなアレンジしよう。

これの良いところは、タンパク質十分で脂質控えめで食いでがある、食材を1単位全部使うので無駄がない、色々入れていいのでミクロ栄養素も調整できる、味付けは好みにできる、炊飯器とか電気鍋あるなら炒めだけフライパンでやってピで簡単

これと卵と米だけで完璧に調整できるし弁当も作れるから、試してみ。

2024-08-30

amazonで少し前に買ったものちょっと見過ごせないレベルで値下げしてた。未開封だったんで返品してまた書い直した。

一度来たものを送り返して、再び同じものが送られてくる事でおれがちょっと得をする。非常に無駄手続きだと思う。こんな事してるから輸送インフラがカツカツになるんだろうな。

これだったらもうネット上のボタン一押しで差額分くれたら良いのにねって思う。それだけ聞けば理不尽クレーマーめいてるけど、結局一手間かける事でそれが可能なんだから

まあAmazon側としては客がそれを面倒臭がったり、ケチ臭いみたいなプライドから発想を持たない、実行に移さない事に期待してその一手間を挟んでるのかもしれんけど。

にしたって対応に期限を設けるだとか、サブスク解約よろしく手続きのページを分かり辛い場所に置くとか、やりようはありそうなのに。

勿体ないじゃんね。「無」の輸送をするの。

Amazon商売から値下げ分取り返す手続きハードルを高くしたい。おれも金は無限に持ってないから得できるなら得したい。結局無駄輸送エネルギーが費やされる。

ミクロ合理性マクロの不合理になる典型だ。まあおれみたいな事する奴の方が少ないのかもしれんけど。

結局育児キャリアは両立しない(の?)

イクメンパパによる育児語りが雨後の筍のごとくニョキニョキしてる最近増田

でもさー、みーんな育児の話はしてるけどさー、男性としては「それであなた出世しまたか?」みたいな話も気になるじゃん。気にならない?そのへんどうなのって。

男性としてはって言っちゃったけど、別に男性に限らずだけどね。大黒柱育児コミットしたときの、キャリア継続性はどうなりましたか?って話。

いや別に出世にはこだわらないし、というのは個々人のミクロな話であれば、全然構わないんだけどさ。

社会全体として、育児は妻と祖父母に任せる、自分バリバリ働く、妻もそれで納得している、という男と、イクメンとで、キャリアに差がついてしまったらとても残念だよね(偉い人たち、裁量権のある人たちが非イクメンで固まる、そのようにならなければ出世できないとなる)。

超絶ホワイト企業フリーランスリモートワーカーの話もいいけど、普通サラリーマンイクメンやったときキャリアの話も聞いてみたいよ。

2024-08-25

anond:20240825135042

論争のまとめ、ありがたいです。おかげで自分なりに理解ができました。

文系学問特に文学社会学)においてありがちな、世の中の傾向や潮流を仮構して、ミクロ作品人間を論じるスタンスは、使い方を間違えると、色々なことを損なう。その作品人間もつ、複雑さや豊かさが捨象されるし、俗流に応用されれば簡単差別につながる。「この時代に生まれ人間は●●である」と決めつける世代論などを見ればわかりやすい。もちろん社会を論じるなら、そういう傾向を仮定して話を進めざるを得ないが、学者でもない人間が個々の作品人間評価するのであれば、マクロ的な枠組みでは拾えない面白さや豊かさにも目を向けるべきだろう。

これは本当にそう。

中世の秋」を思い出しました。「暗黒時代」というレッテルはられた中世をその時代に生きた人々の視線から問い直したホイジンガの論考。

北村紗衣と須藤にわか論点はずれているが、共通問題あぶり出している

太田出版Webマガジンにおける北村紗衣氏の連載に対して、須藤にわか氏という映画ブロガーが異議を唱え、それに対して北村紗衣が反論してホッテントリ入りしている。

私は須藤にわか氏のように映画を多く見ているわけではないし、北村紗衣氏のように多数の先行研究に実際にあたったわけではないが、発端となった連載と二人のやり取りをみて、話の主眼がずれていると感じた。同時に、二人とも結局、「ニュー・ハリウッド」という批評の枠組みに問題があることを浮き彫りにしているとも思った。

発端となった元連載の内容

まず連載の企画趣旨は以下の通り

映画を見た後に「なんかよかった」「つまらなかった」という感想しか思い浮かばない人のために、フェミニスト批評家・北村紗衣さんが、初めて見る映画感想を話しながら注目してほしいポイントを紹介する連載

北村紗衣氏の主な論点は以下の通り

①初めて見た『ダーティハリー』はサスペンスとして全然面白くなかった

自分アメリカン・ニュー・シネマが好きではない

60年代後半から70年代に、アメリカン・ニュー・シネマ英語ではニュー・ハリウッド)という潮流があった

④ニュー・ハリウッド反体制的な要素と、あからさまな暴力セックス表現が主な特徴として挙げられる

アメリカン・ニュー・シネマはかなり男性中心的な潮流

⑥『ダーティハリー』はニュー・シネマの影響下にある警察映画

北村紗衣氏の素朴な感想は、末尾にある「名作と言われてみんなに愛されている作品でも今見て面白くなかったらけなしていい!」と結びつくが、③~⑥の知識を持っていると『「なんかよかった」「つまらなかった」という感想しか思い浮かばない人』でも理解が深まる、というのがこの連載の趣旨みえる。

須藤にわか氏の異議

これに対して、須藤にわか氏の主張は以下の通り。

①「あからさまな暴力セックス表現が主な特徴」という認識は実際のアメリカン・ニューシネマからズレている

アメリカン・ニューシネマフィルム・ノワールと同様に映画批評家らによって作られた映画分類のカテゴリー

アメリカン・ニューシネマは「ヌーベルヴァーグ」や「ドグマ’95」のような映画運動ではない

④「アメリカン・ニューシネマ」と「ニュー・ハリウッド」は分けて考える

⑤ニューシネマは「暴力セックス」の映画ではない

⑥「ニュー・ハリウッド」もしくは「アメリカン・ニューシネマ」というカテゴリーは(白人の)批評のために作られた作為的カテゴリー

⑦「アメリカン・ニューシネマ」もしくは「ニュー・ハリウッド」が差別的に見えるとすれば、それはそもそも批評カテゴリー自体差別的

北村氏の反論

須藤にわか氏の異議に対する北村氏の反論は、目次にわかやすくまとまっている

①New Hollywoodの特徴のひとつセックス暴力があげられるのは当たり前

②New Hollywoodが男性中心的であるということは1970年代からずーっと言われている

③広く使われているジャンル用語勝手に変更しない

論点のズレ

須藤にわか氏の明確な誤り

須藤にわか氏は

例の著者は自分で決めた「これがニューシネマ」というカテゴリー自分で見て「このカテゴリーには黒人映画女性主人公映画が入ってないか差別的」だと言っている

と述べているが、これは明らかに違っていて、

北村氏がいうように、

決めたのは私じゃなくて今までの批評

まり北村氏は一般的な「New Hollywood」解釈を述べているだけなのだ

ただし、須藤にわか氏が本当に主張したいところは上記にあるのではなく、「New Hollywood」というカテゴライズのものに反発している。

北村氏は出典をたくさん挙げているが、須藤にわか氏の主張であるそもそも『ニュー・ハリウッド』が作為的カテゴリー」への反証ではない。須藤氏のいう北村氏本人への批判、「知ったかぶりして、しか知ったかぶりした上でこれは差別的だとかなんとか非難」への反証である

(「たくさんの出典があってすごい!」的なブコメの反応は、ただマウント取りたいだけのリアクションに見える)

さらなる食い違い

須藤氏は北村氏の姿勢について、

「ニュー・ハリウッド」もしくは「アメリカン・ニューシネマ」というカテゴリーが(白人の)批評のために作られた作為的カテゴリーであることを度外視した上でそれを非難している。

と言っており、

北村氏は

「(白人の)批評のために作られた作為的カテゴリー」なんだから批判されて当然ですよね?

という。ここは互いに噛みついていながら二人とも同じことを言っているように見えて混乱したが、批判対象範囲が違うようだ。

須藤にわか氏はそもそも、「ニュー・ハリウッド」というカテゴリーのものが、当時の映画作品群を評価するのに適切ではないと主張している。一方の北村氏がいう「批判されて当然」の対象は、須藤氏と同様にカテゴリーのものであると同時に、カテゴリーに含まれ作品群も含まれると私は解釈した。

須藤にわか氏の論の本質と、北村紗衣氏の指摘

須藤にわか氏の論で一番重要なのは、元の北村紗衣氏の連載にあった以下の部分への反論ではないだろうか。

60年代後半から70年代の潮流であるニュー・シネマは、それ以前にあったいろいろな制約が外れ、暴力セックス描写ができるようになり、そしてアメリカの秩序を問うような映画がたくさん作られた時代です。

そのくせに、結局は男性というか、主に白人男性が中心であることは問い直してないんですよ。

これに対して須藤氏は、

だいたいニューシネマは映画運動ではないのだから「問い直していない」って誰に対して言っているんだろうか?運動実態がないもの運動責任を問うたところで、まるで意味がないと思うのだが。

アメリカン・ニューシネマ」もしくは「ニュー・ハリウッド」が差別的に見えるとすれば、それはそもそもそうした批評カテゴリー自体差別的

この点、北村氏も、

>>New Hollywoodを決定づける作家主義的な監督の大半が白人男性であり、白人男性主人公にした物語代表作として受容され、研究白人男性監督だけを対象としてきたこはいたるところで指摘されています<<

と述べているように、「ニューシネマ」というカテゴリーのもの問題があることは認識しているように見える。

まり、二人とも、「ニュー・ハリウッド」というカテゴライズ問題があるという点では、共通認識がある。そのうえで、北村氏は、「須藤氏のニューシネ解釈一般的ではないから、私を嘘つき呼ばわりするのではなく、自分で論を立ててね」としている。

しかし、「ニューシネマ」というカテゴリーのもの問題があるなら、北村氏の連載における「『ダーティハリー』はニュー・シネマの影響下にある警察映画」という紹介の仕方も、「ニュー・シネマが男性中心的だ」というのも、安易に見える。元の連載において、ミステリサスペンス的にいまいちという北村氏の感想にはうなずけるが、「ニュー・シネマ」という潮流の紹介は片手落ちで、「研究白人男性監督だけを対象としてきた」ことも含めて紹介すべきだったのではないだろうか。

なお、北村氏のいう「問い直してない」というのは文系学問によくあるレトリックで、須藤にわか氏の「運動実態がないもの運動責任を問う」ているように見えるというのは、本質を突いていると感じた。

「問い直してない」論法は、レッテル貼りに使いやすい。

ダーティハリー』含む「ニュー・シネマ」と呼ばれる作品群は、「男性白人中心主義」的であることを「問い直せていない」からダメ作品だという、作品ファンが反発を覚えるのも無理はないだろう素人批評を容易に生み出す。(なお、これは北村氏の主張ではない。北村氏はあくまでニュー・シネマが好きではないだけだ)

須藤にわか氏が作品擁護する姿勢理解できる。

増田感想

文系学問特に文学社会学)においてありがちな、世の中の傾向や潮流を仮構して、ミクロ作品人間を論じるスタンスは、使い方を間違えると、色々なことを損なう。その作品人間もつ、複雑さや豊かさが捨象されるし、俗流に応用されれば簡単差別につながる。「この時代に生まれ人間は●●である」と決めつける世代論などを見ればわかりやすい。もちろん社会を論じるなら、そういう傾向を仮定して話を進めざるを得ないが、学者でもない人間が個々の作品人間評価するのであれば、マクロ的な枠組みでは拾えない面白さや豊かさにも目を向けるべきだろう。

少なくとも発端となった連載は素人映画をより深く鑑賞する視点提供するものだったはずだ。北村紗衣氏の視点須藤にわか氏の視点を踏まえて、もっと映画を楽しみ人生を豊かにしたり、世の中を考え直すきっかけを得たりするのが、私のような素人にとってはいいのではないだろうか。

たとえば北村紗衣氏がいうように、

「やっぱり、この映画ハリーのことをどう捉えているのかの解釈が難しい」

というところが、「ダーティハリー」を考える上でおもしろそうな部分で、北村紗衣氏は第一印象がつまらなかったため深堀りすることはないだろうが、「ダーティハリー」をこれから見て逆に「面白い!」と感じた場合には、ハリーを起点に「ニューシネマの影響下に本当にあるのか」などを考えるとまたおもしろそうだ。

あるいは、須藤にわか氏のいうように

そういう自分の知らないものとたくさん出会えるのがニューシネマの面白さで、あえて一時代アメリカ映画をニューシネマとして括る意味があるとすれば、それはその作品群がこうした「新しさ」を観客に与えてくれるから

ということを踏まえて、様々な作品に触れれば見えてくるものもあるだろう。

須藤にわか氏のエントリについたクソブコメ

serio フェミニストはありとあらゆる事象フェミニスト視点から語ってしまうので、たまにホームランを打つことがあっても、バットキャッチャーを殴って三塁に走り出すみたいな大外しをすることがよくある。

→元連載は「フェミニスト批評家・北村紗衣さんが、初めて見る映画感想を話しながら注目してほしいポイントを紹介する連載」なので、北村紗衣氏が好きに「ありとあらゆる事象フェミニスト視点から語ってしまう」わけではなく、そういう企画趣旨に基づいて仕事としてやっている

hazlitt アメリカン・ニューシネマってカテゴリーとして昔からよくわからんなとは思っている。わりとどうでもいいが野次馬的には町山某が反応すべき話題だな

→「わりとどうでもいい」と保険かけながら野次馬根性さらけ出しているのがキモい

jassmaz 文学理論批評理論を知らないオタクの見当はずれな批判。この時代アメリカ価値観完膚なきまでに破壊したことは十二分に暴力である。87年出版アラン・ブルームアメリカン・マインド終焉』を読もう。

→「この時代アメリカ価値観完膚なきまでに破壊したことは十二分に暴力的」北村紗衣氏も須藤にわか氏も言っていない新たな論点。見当はずれはこのブコメでは

北村紗衣氏のエントリについたクソブコメ

tokuniimihanai あちらの記事批判相手職業を間違えている時点で無知あるいは礼儀知らずなので読む価値がないと判断したが、やはり読まなくてよかったな。引用部分だけでも論外とわかる

→読まずに断じているゴミ

takeda25 こういうの、詳しくなければとりあえず態度を保留するのが賢明なはずだけど(現にこちらのブコメはそういうのが多い)、女性叩き側のブコメでは調子に乗って叩く人間大量発生するのが歪み

→態度を保留するって、どういう立場後出しジャンケンに勝ちたいだけの姿勢が見えてキモい

ponkotsupon 須藤氏の批判記事は出典やら参考文献やら先行批評への言及が何もなかったのに対し、北村氏は複数の出典と研究史を出してるので、学術的には(須藤氏が再反論で論拠となる文献を示せなければ)これで勝負ありよなぁ

そもそも商業媒体ブログ応酬で、学術的な議論ではない。かつ、出典と研究史さえ出せば「勝ち」というのは学術的でもないだろう。

どちらのブコメにも共通していえること

二人に対するクソブコメの数々は

権威主義的で映画のものにも映画史にも興味がなく、自分では頭を使わず他人が貶されるのを娯楽として消費するだけを生きがいとする、野次馬根性と異常マウント欲、ハエ以下の精神性で駆動する人工低能

ではないか、ということを己に“問い直して”みてはいかがだろうか。

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